MH3Gで初登場した、ブラキディオスの素材を使った爆破属性の大剣。
一薙ぎで獲物を両断し、木端に爆砕する剛毅な大剣。
目次
概要 
- ディオスブレイドの最終強化形態。
ディオスブレイド→改→爆砕の大剣→破岩大剣ディオホコリと強化されていく。
刀身の見た目はブラキディオスの外殻の縁を砥いで刃にしただけ、と言わんばかりに無骨。
性能 
MH3G 
- 攻撃力1248にスロット1と、この2点に関してはMH3Gの各属性大剣最終形態の平均値そのもの。
斬れ味はG級にしては控えめだが、匠を付ければ実用最低値(紫20)には到達する。
これだけなら一線級の属性大剣の1つで終わるのだが…
- 前述した通り、MH3Gにおけるバランスブレイカーと名高い爆破属性を持つ。
その属性値は何と480。
これはどういう事かと言うと、匠と抜刀術【技】を付けて溜め3をする事で、
運よく属性値が乗った瞬間、平凡な耐久力の部位なら一撃で破壊してしまう事を意味する。
特に有名なのがディアブロスの片角の一撃折りである。
- ちなみに属性値だけで言えばヴォルガンヒッツェの方が620と140も高い。
だがこちらは覚醒が必要な上、何より致命的な点として、匠でも紫が出ないのである。
一撃重視の大剣にとって、紫が無いと他の要素が他の大剣をぶっちぎっていない限り残念武器確定である。
ディオホコリの属性値が低ければまだしも、実際は前述の通り充分な数値である。
故にMH3G最強の爆破大剣はこのディオホコリとなるのである。
- では他のブラキ武器と同じく、他の大剣を引き離しているかというと実はそうでもなかったりする。
大剣は手数の関係上、無属性が最強争いをする程属性が活躍し難い武器種である。
しかも爆破は状態異常なので、属性が乗るか乗らないかのブレがかなり大きい。
よって上手く爆破属性が乗らなかった場合、属性大剣中での攻撃力は下から数えた方が早いレベルになる
(勿論そこまで乗らない事はまずありえない為、強武器として君臨しているのだが)。
他のブラキ武器にも増して、高耐久モンスター相手に担ぐのは控えるべきだろう。
とはいえ、うまく使えばバカ高い体力を持つジエン・モーラン亜種
を討伐することも可能な実力は持っている。 - 当然これ程の性能を持つだけに作成難度も高く、特に砕竜の天殻が大きな壁となる。
またディオスブレイドの一発生産から始めようとすると、
何故か滅多に出ない砕竜の宝玉を合計で2個も要求されてしまう。
MH4 
- 上位までなので爆砕の大剣で最終となる。
前作の爆破属性の強さから弱体化が予想されていたが…
- 攻撃力は864とやや控えめとなり、爆破属性も280と大きく弱体化。
状態異常の蓄積が苦手な大剣においてこの属性値は実用的とは言い難い。
そして最大の問題は何と言っても匠を発動しても青止まりということ。
攻撃力が非常に高いとかならともかく、上述のスペックで白ゲージが出ないのは言うまでもなく致命的である。
一応スロットは1つあるが全くフォローになっておらず、
キングテスカブレイドが完成した途端ほぼお役御免になってしまう上、
その後には覚醒さえあれば完全上位互換の衝大剣【赤威】が控えているため、
オンラインでこの武器を見かけることは殆ど無くなってしまった。
- しかもこんな性能で宝玉を要求される。ならばもう少し高性能であってほしかったのだが。
今作では素材主が超絶的なパワーアップを遂げているので製作難易度はかなり高め。
無論この武器に多額のゼニーと貴重なブラキ素材をつぎ込む必要性は薄いため、
素材が余ったら趣味で作るという感覚でいいだろう。
- その一方で生産段階では下位終盤の他のライバル大剣たちと比べても一段上の高い攻撃力を有しており、
下手な下位発掘装備よりも上であることもザラ。
使い勝手のいい爆破属性の存在も手伝い、下位終盤~装備がまだ整っていない頃、
すなわち上位上がりたての厳しい期間を駆け抜ける際のつなぎとしては役に立つだろう。
MHX 
- ブラキディオス続投により今作でも当然登場。一発生産のほか、ティガノアギトから派生させることもできる。
- ディオスブレイド→爆砕の大剣→破岩大剣ディオホコリという従来の強化ルートに加えて、
ディオスブレイドのまま強化した最終形『爆大剣ブリーブレイド』が新登場。- まずブリーブレイドの方は攻撃力210・爆破属性23と、大剣のニーズに合った物理寄りの性能。
なのだが、斬れ味レベル+2でも白ゲージが10のみと厳しく、
スロット無しも相俟ってそのままではかなり扱いづらい。
とはいえ、MHXには絶対回避【臨戦】という狩技があるため、斬れ味ゲージの維持は比較的容易。 - ディオホコリの方は攻撃力190・爆破属性35と属性寄り。
此方も素では青ゲージまでだが、匠で追加した分が全て白ゲージと化す。
スロットも一つ空いており、攻撃力が低い点以外は至れり尽くせり。
ただ、大剣でここまで長い白ゲージはややオーバースペック気味でもあるため、
闘技場のクエストなど、研ぐタイミングが難しい長期戦での運用を想定しているのでなければ、
基本的には斬れ味レベル+1だけでも十分と言える。
運用方法は異なる部分があるため、自分のプレイスタイルにあった方を作るといいだろう。 - まずブリーブレイドの方は攻撃力210・爆破属性23と、大剣のニーズに合った物理寄りの性能。
- 問題は燼滅剣アーレーという大業物の存在。
攻撃力200、爆破30、会心率5%までは互角だが、素で白ゲージ20が非常に大きい。
今作は大剣3大スキルを揃えるだけで精一杯と言えるくらいスキル自由度が低く、
この点で致命的な差が付いていると言っても過言ではない。
彼方が匠を切った分で超会心(会心ダメージ強化)を発動してしまえば最早勝ち目はないだろう。
ただしアーレーは製作難度が途轍もなく高いため
それまでの繋ぎとして機能する点が唯一の救いか。
MHXX 
- 本作では3種類の完成形が存在する。
爆大剣ブリーブレイドの究極強化型である爆大剣エクスブリード、
破岩大剣ディオホコリの究極強化型である砕巌大剣ディオホコリ、
そしてディオホコリから派生させた砕光の撃剣の究極強化型である砕光撃重剣ジェブラクである。 - これら3本の性能は以下の通りである。
武器名 攻撃力 会心率 属性値 斬れ味(デフォルト) 斬れ味(レベル+2) スロット 爆大剣エクスブリード 340 0% 爆破27 青60 白30+紫10 --- 砕巌大剣ディオホコリ 320 0% 爆破38 白50 紫40 ○-- 砕光撃重剣ジェブラク 290 0% 爆破44 白30 紫30 ○○- - まずジェブラクは、属性重視が大剣のニーズと一致しない上に、
攻撃力と属性値の両方でテスカ・デル・ソルに負けてしまっているため、
スロットの存在を加味しても存在価値が無いに等しい。 - ディオホコリとエクスブリードを比較すると、
エクスブリードは攻撃力が20高い代わりに素の斬れ味・属性値・スロット数の3点でディオホコリに負けている。
しかしここに匠が加わると事情が変わってくる。
斬れ味レベル+1の時点でディオホコリは紫15、エクスブリードは白15が現れる。
今作では紫ゲージ弱体化が影響し、
なんと物理面での期待値は紫ディオホコリ(465)<白エクスブリード(468)となる。
更にエクスブリードは斬れ味レベル+2で紫10が現れるため、
ディオホコリの物理火力では完全に突き放されてしまう。
ディオホコリを使う際はスロット1と属性値での差別化が求められる。
前作では匠が発動させづらい環境で、匠要らずで白ゲージを有していたアーレーに煮え湯を飲まされていた。
しかし本作では、紫ゲージの補正が弱体化した事と匠の発動難度が下がった事から
素で紫ゲージを有するというアドバンテージが相対的に小さくなった。
しかも今回はディオホコリが攻撃力と属性値の両方でアールノヴァを上回っているため、
前作とは違って巻き返しの余地が出てきたと言えるだろう。- 実は紫ゲージが弱体化した影響で、
ディオホコリの白ゲージでもアールノヴァの紫ゲージに物理火力で並ぶようになった。
- まずジェブラクは、属性重視が大剣のニーズと一致しない上に、
- これらの点から、ディオホコリは属性大剣としてはかなり実用的で
斬れ味まで優秀な一振りとしてようやく花開いたと言える。
正しく不足のないバランス型であるが、大剣の手数で爆破属性を活かすには
戦い方を考える必要があるのも忘れないようにしたい。
MHW:I 
- MHW:Iでブラキディオスが復活したことによりディオスブレイドも復活。
今までは爆砕の大剣に派生していたのだが、今作は爆大剣ブリーブレイドが最終進化となる。
爆大剣ブリーブレイドの性能は- 高くはない攻撃力1200
- 非常に高い爆破570
- 斬れ味は長い白50、匠でも紫は出現しない
- Lv1のスロットが1つ
やはり注目すべきは高い爆破属性値だろう。
爆破属性の元祖らしく、爆破属性大剣の中で最上位の値を持つ、
- しかし、同じ爆破大剣でゾラ・マグダラオスの熔山剣マグダポテスという強敵が存在する。
あちらは素の斬れ味は青なのだが、匠Lv5で紫が出現。
更に誤差の範囲だが、爆破属性が580と10高く、
スロットはLv2が1つと上位互換。おまけの防御力+45。
そして決定的な要素として攻撃力がトップクラスの1344という事。
会心率が-20%とはいえ、匠発動時の期待値はあちらの方が上である。
しかし、あちらは匠が必須であり作成難易度が遥かに高くクリア後でしか作れないのに対し、
爆大剣ブリーブレイドは匠は不要でありスキル自由度が圧倒的に高いため完全に喰われているわけではない。
MHF 
- 2015年10月14日からMHFでブラキディオスの狩猟が解禁された事に伴い、
この武器も遷悠武器として生産できるようになった。
ただし特殊個体は存在しておらず、最終強化は破岩大剣ディオホコリである。 - 気になる性能だが、
攻撃力は武器倍率に直すと490であり、それで十分な空色ゲージを得られる。
が爆破属性が微妙なこともあってどうしても他の大剣に劣ってしまう。
砕光の撃剣 
MH4G 
- 4で大きく弱体化し、テスカブレイドや赤威に煮え湯を飲まされ、繋ぎとして甘んじていた爆砕の大剣であったが、
「4Gで息を吹き返すのでは?」という声も上がっていた。
- そんな期待を抱かれながら登場した破岩大剣ディオホコリに
猛り爆ぜるブラキディオスの素材を用いた更なる進化形『砕光の撃剣』の性能は、- 属性武器としては平均点の攻撃力1296
- 匠で紫20の合格ライン
- 痒いところに手が届くスロット1
- 大剣に於いて十分な爆破属性400
さすがに3Gほど猛威を振るうことはないが、物理寄りで使いやすい性能であることに間違いない。
- しかしながらテスカブレイドの最終形態、
『テスカ・デル・ソル』が強力なライバルとなっている。
両者を比較すると、攻撃力とスロット数で撃剣が勝り、属性値と斬れ味でソルが勝っている。
これだけ書けば「攻撃力に優れた撃剣の方が大剣としては有利」と思われるが、そうはいかない。- 具体的には、撃剣の方が武器倍率が10高く、ソルの方が紫ゲージが10長い。
この斬れ味の差が侮れるものではなく、ゲージを30~40消費した際の両者の物理性能はほぼ互角である。*1
一方、属性値では290の差でソルが圧勝しており、
2倍から3倍の属性補正がかかる溜め斬りでは大剣であろうと無視できない差が生まれる。
詰まるところ、物理性能で優位に立てず、属性でリードされるだけという構図である。
武器スロットありきの装備構成でなければ活路を見いだせないのが実状である。
大剣にしては珍しく、属性値の差が優劣を決めた例だと言えるだろう。
せめて攻撃力が1344、スロットが2以上だったら話は変わっていたかもしれないのだが……- 本作のブラキ武器はどれも最終強化で3Gと同等以上の属性値を得られるのに対し、
大剣だけは3Gのディオホコリに負けてしまっている。
- そして更にマズイのは、撃剣を作れるのはゴグマジオス討伐後に対し、
ソルはゴグマジオスと戦う前に作れる(参加だけならG★1から可能)ため、作製時期では敵わない。
作製難度に目を瞑ればの話。ちなみに撃剣には使わない砕竜の天殻が必要だというのは内緒。
- 具体的には、撃剣の方が武器倍率が10高く、ソルの方が紫ゲージが10長い。
- 総合性能では微妙な争いだが、作製時期で大幅に劣っているため残念ながら採用率は低い。
そもそも古文書解読後に作れる大剣として攻撃力1296というのは物足りないラインであり、
当然ながらこれよりも早く作れて攻撃力も高い武器は沢山存在している。
そして汎用武器として見ると、G★2で作れるアーティラートなどで十分だったりする。
決して使い物にならない武器ではないが、貴重な特殊個体の素材を使ってまで作る価値があるとは言い難いだろう。
過去作で猛威を振るい過ぎた訳でもないのにあんまりである
MHXX 
- MHXXでは砕光の撃剣が復活。加えて更なる究極強化型である砕光撃重剣ジェブラクが登場。
- その性能は
- 通常種武器より大きく劣る攻撃力290
- 爆破属性44
- 素で白30、匠Lv1で紫5が出現。匠Lv2で紫30まで延長
- 優秀なスロット2
- ジェブラクは、属性重視が大剣のニーズと一致しない上に、
攻撃力と属性値の両方でテスカ・デル・ソルに負けてしまっているため、
残念ながらスロットの存在を加味しても存在価値が無いに等しい。
MHW:I 
- アップデートにより猛り爆ぜるブラキディオス、素材を用いた武器が登場した。
砕光の撃剣として原種武器とは異なる単独での製作ツリーとなる。
性能は- 攻撃力はかなり高めの1440(300)
- 会心率0%
- 斬れ味は匠無効の素で紫20
- 属性はまあまあの爆破360
- うれしいスロットLv4、3が一個ずつ
- 生産武器中攻撃力は二番目だが期待値ではトップに躍り出た。
斬れ味は素で紫だが匠が無効、20しかないため大剣でもなんらかのフォロー、主に達人芸で運用することになるだろう。 - 同時に出た激昂ラージャン武器である鬼神金棒【猿魔王】はやや低攻撃力にやや高めの会心率で期待値としては下で、
斬れ味紫が長くスロットがないため運用方法が異なる。 - 赤龍武器と比較すると、攻撃力全振りの場合は負け、
攻撃力655斬れ味55とした場合とでは、斬れ味が等しくなるが期待値で若干上回られる。
Lv3スロット一つと、達人芸と装備構築上相性のいい爆破属性は勝っている点は優位。
余談 
- 武器名の最後に“ホコリ”とモロに日本語的なフレーズが出て来る事に違和感を覚える人も多いだろう。
これは、現実世界における粘菌(変形菌)の標準和名の多くが
「~ホコリ」である事に由来している為と思われる。
もしかすると、「ディオホコリ」というのはブラキディオスが身に纏っている粘菌の通称なのかもしれない。「埃」とは違うと思われる。多分だが…- ちなみに、「モンスター生態図鑑」においては、この粘菌のことを“共生粘菌”と呼称している。
- MHXで追加されたブリーブレイド系列の名前の由来は、
液体の急激な沸騰気化による爆発現象…いわゆる水蒸気爆発*2を英語で表した
"Boiling Liquid Expanding Vapour Explosion"、
略してBLEVEからだろうか。
でもモンハンでこういう系統の爆発を使うのはブラキディオスよりもこいつとかこいつではないのだろうか…?
関連項目 
モンスター/ブラキディオス
モンスター/猛り爆ぜるブラキディオス
モンスター/ブラキディオス/派生作品
武器/ブラキ武器