最強。この剣を表すのに余計な
言葉など無粋。そう思わせる
程に只ならぬ力を放つ大剣。
概要
- 掲載した説明文の通り、雷狼竜ジンオウガの素材で作られた当に最強の剣である。
これ以上語るのは無粋なので、この記事はここで終わらせていただく。
関連項目
- …と、こう終わってしまえばシャレが効いているのだが、
そういうわけにもいかないので真面目に解説しよう。
目次
概要(本物)
- 雷狼竜ジンオウガの素材から作成される大剣。
納刀状態では片手剣並みのサイズしかなく、ギターのような形状だが、
抜刀と同時に畳まれた刃が展開、ジンオウガの尻尾のような本来の見た目になるという
かなり複雑で珍しいギミック持ちである。
さらに、溜め斬りを行うと溜め段階に応じて剣先が発光する。
- 【黒雷】という銘だが、この武器が黒い雷を放つわけではないので誤解なきように。
詳しくは余談の項目に参照。
- ここでは二つ名持ちモンスターである金雷公ジンオウガの武器も扱う。
亜種武器は別項を参照のこと。
性能
MHP3
- ペッコ亜種やネブラ亜種の大剣が存在しないため、イベント武器のテンマノツルギを除けば唯一の雷大剣。
攻撃力が210(ブーストで225)とかなり高く、それでいながら属性値も35ある。
ジンオウ武器共通のスロ1も完備。
斬れ味レベル+1発動時の白ゲージが、テンマノツルギは元より他の属性大剣と比べても長く、
安定した継戦力を見込める。
王大剣フウライからの強化に雷狼竜の碧玉が要るが、苦労に見合った性能を期待できる。- ライバルのテンマノツルギは、雷属性こそ60と極めて高いが、
攻撃力が195と会心率15%を考慮しても低めで、
よほどの事がない限り物理攻撃力が優先される大剣においては【黒雷】に劣ると言える。
ただ、イベクエさえこなせばテンマノツルギの方が生産は楽なので、
【黒雷】を作れるまではテンマノツルギを使うのも手だろう。
- ライバルのテンマノツルギは、雷属性こそ60と極めて高いが、
- MHP3時点では間違いなく雷属性大剣にて最強の座に君臨しており、
説明文が単なる誇大広告では収まらない程度の性能は持っていた。
悲劇はジンオウガがメインモンスターから退いたMH3Gから始まるのである。
MH3G
- 他のジンオウ武器と同じく、MHP3から一転して大幅に弱体化された。
- 攻撃力864(MHP3換算で180)、属性値300(MHP3換算で30)。
MHP3の王大剣フウライ並の数字しかない。
更に斬れ味レベル+1を付けても青ゲージが伸びるだけで、紫はおろか白すら出ない惨状である。
本作では更にG級武器の真・王牙大剣【一天】やガオウ・ガルバルクに強化できるとは言え、
この性能は流石に…。
- 【一天】からは亜種武器の獄大剣リュウカクに派生でき、
ガルバルクまで強化するとラギアクルス希少種の冥雷の大剣に変化する。
因みに今作ではこれを含め大半のジンオウ武器がラギアクルス希少種の踏み台にされている。
元メインモンスターの武器としては不遇と言えるだろう。- 尚、王大剣フウライはラギアクルス通常種のハイラギアブレイドから派生する事ができる。
つまり今作の王牙大剣はラギアクルス通常種と希少種武器の中間素材と言えなくもない。
ただし、エンファクルスをラギアブレイドから作ろうとすると海竜の角が5本要るので
王大剣を生産して強化した方がコスパが良いだろう。 - ちなみにハイラギアブレイドからの派生で考えると
雷迅剣ラギアクルスが物理寄り、王牙大剣【黒雷】が属性寄りとなっている。
そしてそれぞれの最終強化同士でも、この関係は変わらない。
- 尚、王大剣フウライはラギアクルス通常種のハイラギアブレイドから派生する事ができる。
- 今作、ガオウ・○○~の銘を得るジンオウ武器はこれとライトボウガンのみ。
他のジンオウ武器とは一線を画す変わった銘であろう。
そして後述する4Gでは殆どのジンオウ武器が最終強化でこの銘を得る事になる。
- ガノトトスの闘技大会では初期段階のフウライが登場しており、
他の武器種と比べると破格の厚遇となっている。
まずアイテムを見てみると、何と麻痺投げナイフが入っている。
溜め斬りを当ててこその大剣にとってこのアイテムは非常に便利なのでチャンスメイクに上手く役立てたい所。
更に装備も充実しており、大剣には必須と言える「集中」が発動している。
そして何より王大剣フウライというチョイスが非常に強烈。
他の近接武器が緑ゲージ止まりなのにフウライだけ短めながら青ゲージが存在しており、
ガノトトスが苦手とする雷属性までも有している。
あとはガノトトスの苛烈な攻撃を捌き、隙を見て溜め斬りを当てていけば
Sランク獲得は決して夢じゃないだろう。
MH4
- 今作でもジンオウガが続投し、この武器も目出度く(?)続投。
が、MH3Gより更に扱いが悪くなっている。
- 「王牙大剣【黒雷】」の性能を見ると、大剣としては一般的な攻撃力768。雷属性は220。
斬れ味は青止まりだが匠で少しの白が出る。スロットは1つで会心率は0%。
はっきり言って微妙な性能だが、それには理由がある。
何を隠そうこの大剣、最終形態では無く発展途上の武器なのである。
- 一応下位ではそれなりの活躍が見込まれる。
黒雷の前身である「王大剣フウライ」は、生産段階では高めの攻撃力と心強い長大な緑ゲージを有しており、
後に戦うことになるダレン・モーランなどに担ぐには最適だろう。
この時点でのライバルはフルフル素材で作られるフルミナントソード。
彼方はフウライよりも属性寄りの性能となっている。が、大剣という武器自体
属性よりも攻撃力が重視されるため、雷によほど弱い相手でも無い限りは
こちらの方が重宝される。
とはいえフウライは直接生産できないので影は薄いのだが。
- 上で触れた通り、強化前の「王大剣フウライ」は直接生産不可なのだが、
何故かそれを差し置いて【黒雷】は直接生産することが可能になっている。
ラージャン武器の踏み台…もとい強化途中武器であるため、その救済措置と思われるが、
【黒雷】自身も最終強化だった己が工房で直接生産されるとは夢にも思わなかったであろう。
なお、直接生産には貴重な「雷狼竜の碧玉」が必要なのでオススメはできない。
- かくして最強の大剣たる【黒雷】は亜種及びラージャン武器への派生元ポジションに甘んじ、
最強どころか最終形態ですらないこの大剣を背負うハンターは激減した。
この大剣も最強だった武器になったというわけである。
嘗て一世を風靡した強武器だけに、この落ちぶれっぷりにはなんともコメントし難いものがある。
MH4G
- P3で文字通り最強の雷属性大剣として君臨し、
その後の作品で不遇が続き、最強(笑)とまで言われたこの武器であったが、
4Gにて漸く黒雷の最終強化が復活したのであった…。
- 最終形態は「ガオウ・ガルバルク」。
MH3Gと同じく「【黒雷】」から「真・王牙大剣【一天】」を経て強化される。- 攻撃力1248、会心率0%と凡庸
- 高水準な雷属性値500
- 素で白、匠で紫ゲージ20と実用範囲内
- 最高の拡張性を誇るスロット3
物理攻撃が肝となる大剣において攻撃力が凡庸なのがネックか。
最強とまではいかないが、最終強化を用意してもらえただけでも
前作より幾らか待遇は良くなっているだろう。
- 今作でも引き続き雷属性使いのモンスターが多く、
と強豪ぞろいである。
- ラージャン大剣の鬼神金棒【猿魔王】は攻撃力1344、会心率30%と
こちらを遥かに上回っており、匠で現れる紫ゲージも同等と、物理性能では申し分ない。
雷属性とスロットでは勝っているものの、大剣の特性上属性ではあまり差が付けられず
鬼神金棒もスロット2なのでそんなに大差ない。
さらに、ガオウ・ガルバルクも強化にラージャンの素材を必要とするため、
鬼神金棒と作成時期が被ってしまうという問題を抱えている。- とは言え剥ぎ取りでも報酬でも出やすい素材を数個使う程度のこちらは
ラージャンを1度倒すだけで作成できる可能性もあるが、鬼神金棒は激昂個体の素材も複数要求される。
作製時期は同じでも作製難度的には差があると言えるだろう。
- とは言え剥ぎ取りでも報酬でも出やすい素材を数個使う程度のこちらは
- キリン大剣召雷剣【麒麟帝】は攻撃力がかなり低い代わりに、
非常に長い白ゲージに圧倒的な雷属性860、防御力+35と完全な属性偏重武器。
完全な属性偏重なので相手を選びすぎるうえ、
抜刀溜め斬りではなくデンプシー主体にするなど大剣の基本から大きく逸脱した運用になるであろうことから、
汎用性は非常に低いといえる。
- フルフル(亜種)大剣のブラッドフルミナントは
高い雷属性を持つものの、こちらもキリン大剣ほどではないものの攻撃力が低く、
匠で現れる紫も10しかないため、どっちつかずの感が否めず上記の大剣に埋もれがちといえる。
作成可能時期は最も早く、作成難度も低めなので序盤~中盤の攻略用といえるかもしれない。
この武器は鬼神金棒ができるまでの主にG級中盤を支える繋ぎ雷大剣、
そしてできたあとは鬼神金棒では組めないスロ3が必要となったときのカバー要員という立ち位置に落ち着くだろう。
レア9止まりなので鬼神棍棒と比べて極限強化しやすいのは、ガルバルクならではの利点と言える。
とどのつまりこの武器は、単純な数値上の性能差ではなく他の方面で勝負するということになる。- やはりG級でも最強とは言い難い性能に留まってしまう結果となったが、
上記の通りMH3GやMH4の頃に比べれば使いやすくなっている。
さしずめ、「雷大剣の中において、使い勝手に関しては最強」と言ったところか。
- ラージャン大剣の鬼神金棒【猿魔王】は攻撃力1344、会心率30%と
MHX
最強と呼ばれた王大剣フウライ
の最終進化型がここに顕現。
究極の力を放つ雷王の剣。
- ジンオウガ続投につき本武器も登場。
王牙大剣【黒雷】の説明文も最終強化すると新調される。
さらっと「最強と呼ばれた」と過去形にされている。
- 王牙大剣【黒雷】の性能は
- 雷属性大剣としては高い攻撃力200。
- 大剣だからか高めの雷属性48
- 会心率は0%
- 斬れ味はまずまずの青30。斬れ味+1から白15も出る(+2で40)。
- おまけのスロット1
- 今回は雷属性のモンスターが多く、それぞれの素材を使用した大剣が全てある為枠争いは避けられない。
- まず、攻撃力・属性値で劣る代わりに会心率20%と短いながら素で白ゲージを持つ電剣ライゼクス。
但し大剣では主スキルとなる「抜刀会心」を付けると会心率20%の旨味がほぼ無い為、
構成次第では十分蹴落とせる。
属性大剣である召雷剣【麒麟王】も似たような感じである。 - 次に、雷属性大剣最大攻撃力の代わりに属性値がかなり低めの雷迅剣ラギアクルス。
ただ性能傾向が完全に別物である為、十分に差別化可能。
ハイラギアブレイドは忘れろ - そして【黒雷】と同等の攻撃力に加えて会心率15%を持つ大鬼金棒。
但しイベントクエスト専用の強敵である獰猛化ラージャンの素材が必要な上、
素の斬れ味が極短い青なので事実上素緑とかなり酷くスキルフォローが必須。
逆鱗や碧玉こそ要求されるものの、最後までジンオウガ素材のみで完成させられる。
当然ながら獰猛化素材も必要だが集会所に普通にクエストがあるためいつでも戦える。
ライバルこそ多いが、最も癖がなくバランスの取れた性能が黒雷の強みとなる。
やはり「使い勝手に関しては最強」という地位は依然として保たれたといえよう。 - まず、攻撃力・属性値で劣る代わりに会心率20%と短いながら素で白ゲージを持つ電剣ライゼクス。
MHXX
- 王牙大剣【黒雷】の究極強化を得て、銘は真・王牙大剣【一天】。
解説文は他の武器と同様のコピペになる。
- その性能は
- 高属性武器としては高い攻撃力310
- 全大剣3位の雷属性54
- 斬れ味は白30。匠で出るのは紫40と優秀
- 会心率は0%のまま
- こちらも変わらなかったスロット1
特に斬れ味面が非常に優秀になり、+1でも大剣なら実用範囲の紫15が出るのが嬉しい所。
- 今回も引き続き雷属性大剣のライバルが多数存在する。
- まずはこちらと同等の攻撃力・斬れ味に加えて会心率15%を持つラージャン大剣、大鬼金棒【温羅】。
属性値は42、スロットはないが、欠点だった素の斬れ味を改善されている。
しかし、主力スキルとなる抜刀会心との相性は良くないのは上位と同じなので特に大きな変化はないだろう。 - 次に攻撃力・属性値で劣る代わりに会心率20%と短いながら素で紫ゲージを持つ霆剣ライゼクス。
あちらも抜刀会心を付けると会心率20%の旨味がほぼ無い為、上位同様引き続き差別化が十分可能。
ただ、今作では超会心構成がしやすいので油断は禁物である。 - そして、攻撃力が低いが属性値最大値を誇るキリン大剣、召雷剣【麒麟王】。
しかし、スロットがない上に、素で膨大な白を持つものの匠+2でも紫10しかなく扱いが難しい性能になっている。
豪雷迅剣ラギアクルスにはどうにも分が悪い。- まず、雷大剣最高の340という攻撃力を持ち、
このお陰で白ゲージでも黒雷の紫ゲージを上回る期待値を叩き出す。
更にこちらよりは10短いものの匠+1から紫ゲージが出現する。
属性値は低いが、その分攻撃力が高いので問題にならない。
おまけのスロット1もあり、非常に高い性能になっている。
こちらが優位に立てるのは属性値と紫が長い斬れ味だが、
最も属性値を活かせるエリアル運用+相手が白ゲージの前提だとしても、
ザザミやギザミのヤドのように物理肉質が硬く、
かつ雷に滅法弱いという部位をピンポイントで攻撃し続けないと上回れないが、
そんな硬い部位だけを狙い続けるのはダメージ効率が非常に悪く、
かといって大剣で狙うような弱点部位を攻撃するのならば明らかに相手の方が優位である。
現実的な運用が前提ならばどう足掻いても勝ち目がなく、
使い勝手が最強とも呼べなくなってしまった。
- まずはこちらと同等の攻撃力・斬れ味に加えて会心率15%を持つラージャン大剣、大鬼金棒【温羅】。
MHW:I
迅雷の断裂斧
- アイスボーンへのジンオウガの参戦に伴い王牙大剣【黒雷】も復活…することはなく、まさかのリストラ。
ジンオウガ素材の大剣が存在していないわけではなく、迅雷の断裂斧という新たな大剣が登場している。
なんだかキリンのスラッシュアックスあたりを彷彿とさせるネーミングである。
外観はライトニングパニッシュにジンオウガ素材を貼り付けた物になっている。
- では【黒雷】を押しのけて新登場した迅雷の断裂斧IIの性能はというと、
- 大剣にしては若干物足りない攻撃力1200
- 十分な雷属性510
- 斬れ味は白40、匠4から紫ゲージが出現
- 会心率はなし
- スロットはLv2とLv1が一つずつ
- カスタム強化は4枠、パーツ強化対応
- 雷属性大剣としてのライバルはアンジャナフ亜種の素材を使った蛮雷大剣カーリヘレヴ。
こちらを上回る攻撃力1248に会心率25%までついているが、素の斬れ味が青でスロットもない。
ただし匠追加分が全て白ゲージになっている。
期待値で見ると、カーリヘレヴの青ゲージ>断裂斧の白ゲージであり、
またカーリヘレヴの白ゲージ>断裂斧の紫ゲージである。
こちらが最も期待値を高められるのはパーツ強化で攻撃力を5段階上げることだが、
それを施しても前者の関係こそ逆転するものの後者はひっくり返せない。
更に、あちらは素で高い会心率を持つので超会心や非抜刀型の戦法とも相性がいい。
スロットを含めた取り回しではこちらに分があるが、力勝負では少々劣り気味な点は否めない。
MHRise
- MHW:Iではリストラの憂き目にあったが、今作ではしっかり再登場。
- 今回はジャギィ大剣からの派生か直接生産で王大剣フウライIが作成可能。
この時点では攻撃力120、属性値30、斬れ味は長めの緑と各項目で及第点と言えるバランスの取れた性能をしている。
ただ、これ以上の強化は上位までお預けとなるため、里はともかく集会所で活躍する期間は短め。
次の強化は集会所★6で上位ジンオウガを狩猟するまで不可能で、それまでは詳細な性能も不明のまま。
- そして上位ジンオウガを征して2段階目の強化を確認すると、
目に飛び込んでくるのは王牙大剣【黒雷】…ではなく王大剣フウライII。レア度も6ではなく5である。
あろうことかここで強化が打ち止めとなっており、★7まで進めても黒雷の銘を貰えないという事態になってしまった。
他のジンオウ武器はナルハタタヒメの素材で【○雷】の銘になるというのになぜ…
そんな王大剣フウライIIの性能はというと、- 属性武器であることを加味しても低めの攻撃力170
- 斬れ味は素で青10、匠でも白は出ず
- 下位から据え置きの会心率0%
- Lv1スロット1つ
- 微増した雷属性35
攻撃力170に青ゲージというのは大剣の中では中の下ぐらいの立ち位置であり、属性値を考慮しても火力が伸び悩む。
尚、ジンオウガ武器の中で最終強化まで銘がそのままなのは大剣のみであり、他の武器種は例外なくいつもの銘まで強化可能。
理由は不明だが、この武器の性能が低いのも当然かもしれない。- お情け程度にしかならないが、フウライの銘のままだからなのか作製に碧玉は要求されない。逆鱗は必要。
- 因みに、他のメインモンス大剣と物理面を比較してみると、
と、明らかに本大剣だけ頭一つ性能が低い。
- 敢えて上では触れなかったタマミツネの狐大剣ハナヤコヨヒノIIも銘が変わらないという特徴があり、
レア度5で攻撃力160会心率10%青30と、此方と大差ない性能に落ち着いてしまっているという共通点がある。
銘だけで言うとレッドウィングも該当するが、何故かあちらはレア度5ではなく6である。ずるい。
- 敢えて上では触れなかったタマミツネの狐大剣ハナヤコヨヒノIIも銘が変わらないという特徴があり、
- 百竜強化は攻撃力強化IIと属性強化I、そして水棲系特効。
前者2つはともかく、水棲モンスターは雷を弱点としている場合が多いため、有効な強化だと言えよう。
- 雷大剣は他に3振りあるが、攻撃力が低過ぎるフルミナントブレイドは置いておくとしても、
鬼金棒II及びかんなりの神大剣Iには分が悪い。- 鬼金棒は攻撃力190に会心率10%、長い緑ゲージに属性値24、そして有用なLv3スロット1つを持つ。
素では緑ゲージしかないが期待値では僅かにこちらを上回り、鈍器特性や会心率を盛った際の上積みもある。
弾かれにくさと属性値のメリットだけでは敵わないだろう。
こちらも青10しかないので弾かれにくさは変わらない気もする。 - かんなりの神大剣は攻撃力180、青30、属性値46。会心率やスロットは無い。
ほぼ全ての面で上位互換の性能であり、鬼金棒以上に相手が悪い。
こいつは大出世したのに
ただ、★6の時点で作製できる為、この2振りよりも一足早く担いでいけるというメリットはある。
★7に備えて作成しておくというのも悪くはないだろう。 - 鬼金棒は攻撃力190に会心率10%、長い緑ゲージに属性値24、そして有用なLv3スロット1つを持つ。
- こんな感じでお世辞にも最強とは言えない性能だったこの武器だが、Ver.3.0アップデートで王牙大剣【黒雷】が解禁。
淵源の嵐角が要求されるため、作成はラスボス戦後となる。
気になるその性能は- ようやく実用レベルとなった攻撃力200
- 斬れ味は素で青30、匠Lv2から白出現
- 最後まで変わらなかった会心率0%
- Lv1スロット2つ
- 微増した雷属性38
- 食われる立場から一転し、雷属性大剣としてはそれなりな性能に仕上がっている。
特に大剣であれば十分な青ゲージ長を得たことが大きく、継戦能力で遅れを取らなくなった。
作成時期が遅いのがネックだが、これなら最強とまでは言えなくとも十分実用性があると言えよう。
- 比較対象は同じく最終強化を迎えた神源ノ雷断チ。
バランス型の【黒雷】に対してあちらは攻撃力190・雷属性50と属性寄りだが、
武器スロットに雷光珠を詰めたり、互いに百竜強化でステータスを上げたりすると、
どちらも攻撃がおよそ200、属性値がおよそ50という近しい性能まで引き上げられたりする。
とはいえ、水棲系特効・空棲系特効それぞれに雷属性弱点がいる都合上、両方作って持ち替えるのがよいだろう。
- あらゆる場面での運用というなら大鬼金棒となる。
攻撃力210に会心率10%*1、雷26と物理型に突出した大剣。
おまけにLv3スロを有しており匠を入れれば実質青20の武器となる。
この大剣、空棲系特効をつけた神源ノ雷断チを物理で上回る業物である。
神源ノ雷断チが対抗して白を出そうとするとむしろスキル面で後れを取るため、
「水辺以外は大鬼金棒が圧倒的にパワー」という脳筋的結論にたどり着いてしまう。
水辺の相手だけならこちらに分があるため王牙大剣は水辺勤務を徹底すべきだろう。
MHR:S
比類なき力を秘めた大剣。
雷王の稲妻は雲を突き抜け、
天一面に轟く霹靂を放つ。
- サンブレイクではXXと同じく真・王牙大剣【一天】の銘に。
気になるその性能は- 雷大剣ではトップタイの攻撃力330
- 最後まで変わらなかった会心率0%
- まあまあの雷属性59
- 斬れ味は素で紫10
- スロットはLv2とLv1が1つずつに変化
- 百竜スロットはレベル2
- だが、本作の雷大剣はかなりの激戦区であり、サンブレイク発売時点ではMR版がない百竜大剣は抜きにしても
- 前作の微妙性能は何処へやら、素の斬れ味白だが攻撃力330と雷85とLv4スロットを手に入れたフル・フルミナント改
- 攻撃力、スロットの質、雷属性値では劣るが会心率と斬れ味で勝る霆剣ライゼクス
- 斬れ味と雷属性値では劣るものの攻撃性能は相変わらず高い大鬼金棒【温羅】
- 雷属性値の低さや特効系の百竜スキルが付けられない代わりに素晴らしい斬れ味が自慢の鬼神金棒【猿魔王】
- 攻撃力が低い点とスロットが無い点で劣るが圧巻の雷属性値105で勝負する神断・雷禍外天
- 最強…とは行かないまでも、誇大広告まっしぐらだった過去作に比べるとかなり優秀。
斬れ味はさすがにフォローが必要だが、激戦区の中ではバランスの良い性能に納まったと言えるだろう。
やはりこの武器は「使い勝手に関しては最強」と言うポジションに落ち着いたと言うべきか。- 傀異スロット拡張ボーナスの実装により、不安だった斬れ味も十分な領域に到達。
長所である使い勝手にさらに磨きがかかった。
- 傀異スロット拡張ボーナスの実装により、不安だった斬れ味も十分な領域に到達。
MHF
- なんと派生作品にも最強大剣降臨。
MHF-G8にてモンスター素材から作られる初めての遷悠武器として登場した。
王大剣フウライから王牙大剣【黒雷】を経て真・王牙大剣【一天】へと強化される。
- 解説文は≪遷悠武器≫という記載が入る為に更に短くなっており、
「最強。この剣を表すのに余計な言葉など無粋。」のみ。
そう思わせるというレベルを超えて最強と断言してしまった。
して、問題の性能であるが、- 凄腕帯の大剣としては非常に高い攻撃力1392
- 大剣としても相当高い雷属性880
- 僅かながら素で紫ゲージが付く
- スロット2と拡張性も十分
- 遷悠武器の特性として早食いスキルが自動発動
多くの剛種大剣が1200台の攻撃力で固まっているのに対して、1400に届こうかという超火力である。
抜刀・納刀モーションが遅い大剣ということもあり、自動発動する早食いスキルもなかなかにありがたい。
- HR5で作れる近い攻撃力の武器は輝界白竜大剣【光斬】とネグルドペカドだが、
前者は雷属性大剣としては攻撃力も属性値も劣っており、
後者は単純な攻撃性能ではこちらが上回っている。
なお剛種武器の攻撃力TOP2がこの2つなので、HR5の時点では完全に剛種武器を凌駕すると言っていい。
- なおこの武器と同じ攻撃力(と紫以上のゲージ)を持つのは、
バル・ファクル、コーレアゲイナ、炎角大剣【謫仙】などがあるが、これらは全て覇種武器である。
流石にこれらを作成する段階になると剛種系統武器を大きく強化する覇種防具をメインに使うことになるため、
王大剣フウライが一概に最強とは言えなくなるが、かつてMHF最強と謳われた、
覇種武器にステータスが匹敵しているというだけでも十分最強を名乗るに相応しいだろう。
- ちなみにこの武器だけが飛びぬけて強力という訳ではなく、遷悠武器は総じてこんな感じである。
ただ、斬れ味にやや難を抱える武器もあるため、現在でもHR帯最強格の性能を有している事に変わりはない。
- 次の強化タイミングはGR100*2。
GR100で再度相見えるジンオウガを狩猟し、王牙大剣【黒雷】、そして真・王牙大剣【一天】まで強化すると、- 非常に高い攻撃力2376
- 属性値も非常に高い雷属性1500
- 匠で増加するゲージが丸々全て空色ゲージ
- スロットは3つに増加し、装飾品の他にシジルも焼き付けられる
- 攻撃力2376という数値はG級系列大剣の中では抜きん出ている訳ではないのだが、
空色ゲージを有する大剣としては華鳳大剣【黒蝶】をも僅かだが上回っている。
シジルを焼付けられる武器としては最高の物理火力を有しているといえるだろう。- なお代償など会心率が機能する装備であれば、
シジル焼付け可能な武器としては聖剣の方が勝る。
ただしあちらは強化自体がネタの領域と言えるほどの超高難度であり、
会心率が機能しない装備であればこちらが若干だが単純物理でも上回る。
リーチ違いに目を向けると、ヒッツェ・ヴァッフェが攻撃力2390+空色ゲージとこの武器を上回る。
もっともリーチ極長なので扱いにはクセがあるが。
- 属性値の高さは大剣という武器種故に地味に思えるかもしれないが、
始種武器をはじめとした強力な大剣が登場した中、追加ダメージとして差別化に値する期待ができる。
更にG9で斬れ味ゲージによる属性値の補正が強化されるため、
これ以上の攻撃力の武器は大差が無い中大きなアドバンテージへと変貌する可能性は十分秘めている。
- なお代償など会心率が機能する装備であれば、
- 攻撃力2500台+空色ゲージが実現できる天廊武器や、
始種武器バル・アマルと始種防具の組み合わせにはさすがに劣るが、
こちらはスロットにシジルの焼き付けが可能というメリットがある。
単に攻撃力UPのシジルだけでなく、大剣はガード斬りやなぎ払いを強化するシジルも存在するため、
強力なシジルの併用により両者に負けない火力増強が見込めるだろう。
ただしシジルを焼き付けるとその分装飾品スロットが使えなくなるので、どう配分するかは悩ましいところだろう。
- なお性能面で最強と言える能力を持つこの武器であるが、大剣はG級技巧武器やリーチ長との相性がいい為、
その効果を持たないこの武器一択とは言えないのが現状である(後者はシジルで付与できるが攻撃力が下がる)。
そのため、最強ではあるがこれ以外の武器が一切不要であるという訳でもない*3。
また、実装当初のPT募集では遷悠武器が指定要件から除外されていた(後には解消されている)ため、
狩場で見かける機会に恵まれづらかった、その面で少々不遇だった武器ともいえる。
MHXR
- 従来の【黒雷】に加え、鋼膜個体製と特殊種製の2振りが別に存在する。属性は全て雷。
王牙大剣【黒雷】
- 王大剣フウライからの進化で王牙大剣【黒雷】になる。
- 30秒間与えるダメージが2.5倍(獣竜種には3.5倍)になる武技「獣竜斬破【王】」を持つ。
水属性の獣竜種であるイビルジョー相手に担ぐと高いダメージを出すことができる。
王大剣フウライ・鋼
- 鋼膜個体製の大剣。見た目は通常個体のものと同じ。
- 20秒間与えるダメージが3倍になり、水属性モンスターからのダメージを
60%軽減する武技「雷纏の舞【煌】」を持つ。
MHXRは体力の回復手段に乏しいため、高い攻撃力を持つモンスターを相手にする際には非常に役に立つ。
オウロウガ・ザンバー
- 形状は【黒雷】と同じだが、青い蓄電殻を用いた軸に青紫の刃と青を基調としたカラーリングが特徴的で、
【黒雷】はもとより、白い甲殻や蓄電毛を多く使用している他の不死種武器と比べてもやや印象が異なるものとなっている。
- 武技は20秒間全員の与える雷属性ダメージが1.5倍になり、
更に発動時に体力を50、武技Pを5回復させる「命狼【絶】」。
不死種太刀などの「○○の威力が○倍」系の武技とパーティを組むと強力である。
金狼大剣ゲキライ
- 金雷公ジンオウガの素材から作られる二つ名武器。
見た目は、続投できなかったジンオウガ亜種大剣の金雷公カラー版となっている。
また武器銘が他の金雷公武器が通常種の武器銘に倣ったものになっているのに対し、
大剣のみ独自の命名になっている。
MHX
- 金狼大剣ゲキライから強化していくことで金狼牙大剣バルバックと銘を変える。
その性能はというと- 通常種武器にやや劣る攻撃力180とその差を埋める会心率10%
- 通常種武器を
一応上回る雷属性50 - 斬れ味は相変わらずの青50だが匠の増加分は全て白(50)
- 二つ名武器共通のスロット0
- 二つ名武器固有の狩技ゲージが溜まりやすいという特徴
狩技ゲージが溜まりやすいという特徴も大剣用の狩技の評価が低いという逆風が吹いている。
使用するなら担ぐ相手・スキル・スタイル・狩技といった各要素の熟考が必要だろう。
MHXX
- 金狼牙大剣バルバックの究極強化で極・金狼牙大剣【閃】となる。
その性能は- 通常種武器にやや劣る攻撃力290とその差を埋める会心率10%
- 通常種武器を
一応上回る全大剣2位の雷属性56 - 斬れ味は白50。匠+2で出るのは紫30
- 二つ名武器共通のスロット0
- 二つ名武器固有の狩技ゲージが溜まりやすいという特徴
数値上としては最強の雷大剣の座を決める争いから脱落してしまった。
- この武器の差別化は狩技を最大限に活かすことだろう。
今作の大剣の狩技は使い勝手が良くなっているので、
狩技を活用する機会を増やすことで最強の雷属性大剣になる…かもしれない。
余談
- 「黒雷」(くろいかづち)とは日本神話に登場する八柱の雷神の一柱である。イザナミの腹にいたと云われている。
「雷が落ちる際に天地が暗くなる様」を表している為、武器の色彩とは無関係である。
溜めると刀身が発光することも合わせると、溜め斬りの強烈な振り下ろしを眩い落雷に見立てているのだろうか。- MHXでは狩技の「獣宿し【獅子】」を使えば黒いオーラを纏うため、
文字通りの【黒雷】になった…かもしれない。
双剣でもできるじゃんと言ってはいけない
- MHXでは狩技の「獣宿し【獅子】」を使えば黒いオーラを纏うため、
- 冒頭の解説文だが、最終強化ならまだ納得いくが、
実際の所、生産段階の王大剣フウライの段階からこの解説なので、誇大広告もいいとこである。
モンハン世界にはJARO(日本広告審査機構)に相当する組織は無いのだろうか?
無いんだろうなぁ…こんなアイテムの説明文もあるし…- 解説文を要約するとただ「それくらい凄い雰囲気を持っている」と言ってるだけなので、
そこまで問題は無いのかもしれない。
言い切っちゃってるMHFのは擁護できないが
- 解説文を要約するとただ「それくらい凄い雰囲気を持っている」と言ってるだけなので、
- 迅雷の断裂斧だが、スラッシュアックス登場以降の新規デザインの他の武器種として
明確に「斧」を冠するのはかなり珍しい。
スラッシュアックス登場後に斧を模した武器そのものは
ガンランスのガンバードや操虫棍のハルバードなどがあったものの、
武器銘にまで斧の要素を喰い込ませてくるのは見られなかった。
- オウロウガ・ザンバーの「ザンバー」という特異な銘だが、
これは日本の創作もので1978年の『無敵鋼人ダイターン3』以降しばしば刀剣や槍で用いられる名称である。
制作者サイドからの確定的な証言は無いものの「斬馬刀(大太刀)」のもじりが有力とされており、
この武器の場合は大剣=巨大刀剣であることから、やはり斬馬刀という意味でのザンバーであろう。
関連項目(本物)
モンスター/ジンオウガ
武器/ジンオウ武器
モンスター/金雷公ジンオウガ
モンスター/ジンオウガ/派生作品 - 原種遷悠個体、特殊種についてはこちらを参照。
武器/狼牙大剣【辺獄】 - 亜種武器、シリーズによっては王牙大剣【黒雷】から強化する。龍属性なので黒い雷っぽいエフェクトを出す。
武器/雷剣ラギアクルス - MH3Gにて、王牙大剣の踏み台。希少種武器は王牙大剣が踏み台。
武器/鬼金棒 - 4シリーズにおける王牙大剣の強化先の一つ。