MHP2が初出となる、フルフルの素材を使って作られる雷属性の大剣。
目次
概要
- フルフルの皮をふんだんに使用して作られており、
見た目はフルフルの皮と肉を縫い合わせたかのような感じでちょっとグロテスク。
一方、持ち手の近くには電気タンクのようなものがあり、抜刀するとその部分が一瞬光る。
- ギミック武器であり、上記の抜刀時の電気タンクの明滅の他、
抜刀・納刀時にブォンッ!!というライトセーバーのような電気音が鳴ったり、
溜め斬り時に刃先がほのかに発光したりとなかなかにつくりが細かい。
見た目はアレだが、こうしたギミックの多さから使っていて楽しいという声も聞かれる武器である。
性能
MHP2(G)
- 攻撃力624、雷属性220、そこそこ長めの緑ゲージと、序盤の武器としては悪くはない性能。
クエストを進めていくと、村★5で召雷剣【麒麟】に総合性能で抜かれてしまうものの、
下位最序盤では貴重な雷属性の大剣なので、作っておいて損はない
(更にあちらはとんでもない高額武器なのでこのまま上位に行くのも手)。
雷属性の有効な敵は甲殻種、ガノトトス、ティガレックス、モノブロス、クシャルダオラと多く、
攻撃力624もこの段階ではかなりの数値なので、無属性武器としても見ても極めて優秀である。
特にティガレックスに有効という意義は大きく、「絶対強者」制覇のための切り札として
お世話になった大剣使いも多いのではなかろうか。 - また、キリンシリーズなどの雷強化スキルを付けることでリオレウス亜種などの強敵とも渡り合える武器となる。
- 上位でフルミナントブレイド、MHP2GではG級でフル・フルミナント→フルフルフルミナントへと強化される。
下位中盤以降、雷属性の大剣はキリンの大剣やラージャンの大剣などバリエーションが増え、
一気に激戦区へと変貌する。これら3つの最終強化系を比較すると…武器名 攻撃力 属性値 会心率 スロット 斬れ味 作成可能時期 作成難易度 フルフルフルミナント 1200 350 0% OO- 匠で紫20 G★2 やや難 召雷剣【麒麟帝】 1152 640 0% --- 匠で紫30 G★3 やや難 大鬼金棒【温羅】 1248 400 25% --- 匠で紫30 G★3 難
作成可能時期はこちらの方が早く、スロットも2つあるため拡張性に富んでいるのが魅力。
また、G★3のキークエストの一つにティガレックスを狩猟する「絶対強者」があり、
そのクエストを乗り越えるにはやはりこの武器が適当と言える。
繋ぎ武器として考えるのであれば十分優秀な性能だといえるだろう。
MHF
- アッパーブレイズからの強化で作成可能。
最終強化のフルミナントブレイドで攻撃力960、雷属性250と上位武器にしてはなかなかの性能。
特に入手が困難な素材も要求されないために作りやすい。
雷に弱いモンスターにはそれなりの活躍が期待できる。
- SP武器版に「フルミネスソードSP」も存在する。属性は同じく雷属性。
フルフルの皮の部分は薄い紫色、刀身は赤色というカラーリングに変化しており、
カラーリングの組合せから、オオナズチ武器にも見間違える。
特異な形をした雷属性大剣。取扱いには十分な注意が必要。
MH4
- フルミナントソードを作成し強化先のフルミナントブレイドを見てみると、
なんと既にフルフル色のゲージが存在することに気付くだろう。
もしやと思って斬れ味レベル+1を発動させてみるとかのアルレボや死神を彷彿させる長さが現れる。
この先にはティガレックス、ジンオウガ亜種、リオ夫婦、ゲネル・セルタスと
雷属性の有効なモンスターが多く、攻略用にちょうど良い。
ラージャンの素材により最終強化のフル・フルミナントに強化可能。
強化できる時期はちょうどイビルジョー・アカムトルム・リオ希少種夫婦・クシャルダオラ
そしてラスボス、ダラ・アマデュラと雷が有効なモンスターのオンパレードなので活躍の場は多い。
攻撃力は816とやや心もとないが、それを補って余りある雷属性450が魅力。
リオレウス希少種やリオレイア希少種、ジンオウガ亜種といった
「雷弱点で肉質が硬いモンスター」には猛威を振るう。
- キリンやジンオウガやラージャンといったライバル達の大剣との熾烈な争いが予想されていた今作だが、
ジンオウガ大剣は前作同様通常種の最終強化が存在せず、
ラージャン大剣はまさかの匠無しでは緑ゲージ止まり。匠があっても白10と心許ない。
イベント大剣テンマノツルギは匠で白ゲージを持つものの素では青ゲージ止まりで
キリン大剣も作成に手間がかかる割には長大青ゲージで止まってしまう。
P2Gとは打って変わって立場が逆転してしまった。- ただしフルミナントも最終強化に「金獅子の鋭牙」を要求されるため、
作成可能になる時期はHR7に昇格してからとかなり遅め。
一応イベクエを利用すれば上位上がりたてでの作成も可能。
とは言え登場モンスターの面子がかなりエグいことになっているのでその時点では困難を極める。
誰かに手伝ってもらうか、素直に装備や腕を鍛えるかして挑もう。
フルフルの頭部破壊で低確率か、クエスト報酬でなければ入手できない
「アルビノの霜降り」2つの方に苦戦するかもしれない。 - ただしフルミナントも最終強化に「金獅子の鋭牙」を要求されるため、
MH4G
- 今作ではフルフルフルミナントではなく、新しく亜種素材を用いたブラッドフルソード、
そして最終強化のブラッドフルミナントに強化出来るようになった。- 上位の時点で素晴らしい斬れ味だったので、今作もさぞいい斬れ味なのだろう…
と思われたがブラッドフルミナントに匠をつけても現れたのは紫がたったの10。
いくら大剣とはいっても少々厳しいものがある。
匠無しだと白がこれまたたったの10。これでは紫の長さに関わらず匠は必須である。
しかも最悪なことにラージャン武器の鬼神金棒【猿魔王】が(匠有りで)紫20を引っ提げてきたのだ。
攻撃力もこちらが1200、あちらが1344。スロットもあちらが1つ多く、会心率30%も備える。
属性値では勝っているが、ご存じの通り大剣は物理重視なので……
MH4の時とは完全に立場が入れ替わってしまったと言えるだろう。 - 但し、ブラッドフルソードはG★1、ブラッドフルミナントはG★2と早い段階で作れるので、
攻略用としては価値があると言える。
が、フルフルのG級レア素材である特撰アルビノと地味に集めづらい黒鎧竜の重頭殻を2つずつ要求される。
作製の際は注意が必要。
- 上位の時点で素晴らしい斬れ味だったので、今作もさぞいい斬れ味なのだろう…
MHX
- フルフルは4シリーズから続投しているため、この武器も当然のごとく登場。
ベルダーブレイドLV3から派生することで作成可能。
フルミナントソードからの派生はないので、1本あればそれ以上作成する必要は無いだろう。
LV5まで強化すればフルミナントブレイドに銘を変える。- 今作の雷属性大剣では中間的な攻撃力190
- やや高めの雷属性38
- 斬れ味は素でそれなりの青、匠+1からわずかに白ゲージが出現
- 会心率0%
- スキル発動が厳しい今作では嬉しいスロット2
最終強化で獰猛な帯電殻を要求されるので作成時期で差別化することも難しく、
スロットを上手く使って何とか差別化を図りたいところ。 - 最終強化では後れを取りがちだが、序盤の攻略用雷大剣としては扱いやすい。
下位で初めてリオレイアやナルガクルガなどに挑む際に用意できる唯一の雷大剣であり、
このような場面では重宝するはずである。
MHXX
- 究極強化をすることで「フル・フルミナント」となる。
さっそく性能を見てみると…- 属性武器としては一般的から少し高い程度の攻撃力310
- 雷属性42とそこそこ
- 斬れ味は素で白。匠+2でようやく紫20が出る。
- 相変わらずの会心率0%
- スロット2は据え置き
真・王牙大剣【一天】にも属性こそ負けているものの、攻撃力は追いついている。
ただ、上位までは匠+1でも上位では最高の斬れ味である白が出たのだが、
G級では紫を出すためには匠+2が必要となってしまっている。
真・王牙大剣【一天】や大鬼金棒【温羅】等は匠+1で紫15が出ることもあり、
匠+2を出そうとするとスロット2つの優位性がやや薄れてしまう感じは否めない。
- フルミナントソード時代と同じく完成時期がライバルよりも少しだけ早く、攻略用として重宝する一振り。
MHRise
- フルフルの復活とともにこの武器も復活。
カムラノ鉄大剣IIからの派生でフルミナントソードIを入手できる。
- 最終強化のフルミナントブレイドの性能は以下の通り。
- 下位終盤武器に毛が生えた程度の攻撃力140
- 会心率0%
- そこそこの雷40
- 斬れ味は素で青ゲージ持ちだがとんでもなく短い
- 無いよりはマシのスロットLv2×1
- 百竜強化は「攻撃力強化IV」・「属性強化【雷】II」・「雷やられ特効」
- 正直、最終強化を施したにしては心許ない性能と言わざるを得ないが、
それもそのはず、上位最序盤で最終強化を迎えてしまい、将来性が早々に断ち切られてしまうのだ。
何気に百竜強化で「攻撃力強化IV」を付与できるが、元々の攻撃力が低すぎるせいで焼け石に水。
X(X)時代と打って変わって、攻略用にも使いづらい性能となってしまった。
- とはいえ、最終強化可能段階では他の雷属性大剣が下位武器の王大剣フウライIしか無いため、
より強い雷属性大剣の繋ぎとしてなら出番はあるかもしれない。これはハンマーも同様。
こんな武器担ぐよりもゴーレムブレイドだのバルバダブレイドだのを担いだ方が強いかもしれないけど
MHR:S
- フルフルのマスター素材や傀異化した血などを投入することで「フル・フルミナント改」となる。
以前は大幅な弱体化を受けてしまったが、気になる性能は…- 劇的に改善され、MR帯の最終強化大剣の中でも高い部類の攻撃力330
- 会心率0%
- これまた大きく伸びた雷85
- 斬れ味はそこそこの白に加え、匠3から紫が出る。
- スロットはLv4×1に強化
- 百竜装飾品も最高の3
- サンブレイクの雷大剣はかなりの激戦区だが、
フル・フルミナント改はその中でも割とバランスの取れた性能を持っており、
スロットに関しては雷大剣の中でも唯一Lv4を持つ。
雷属性値も2番手であり、決して他に劣らない魅力を持った良大剣である。
他の大剣は何かと癖があったり、属性値で後れをとっていたりする場合が多く
スロットや属性値、バランス面で優れるフル・フルミナントは安定した選択肢として振るっていけるだろう。- ライバル達に後れをとりがちなのが斬れ味面な事には注意したい。
他の雷大剣のライバルたちはフル・フルミナントよりも容易に紫を維持できるが
雷属性を生かしてこそ強いフル・フルミナントは流斬り連携が軸と言うことも相まって
匠4以下で工夫なしでは早めに紫を失ってしまうので注意しよう。
今作の斬れ味は属性値への作用も大きいのでなるべく紫をキープして戦いたい所だが、
「決して軽くはない匠3+斬れ味維持に腐心するよりは白運用で他の火力スキルに枠を使う」
のも十分現実的な選択肢。
いずれにしてもスキルは高い属性値を活かしていく方向で調整すれば、差別化の面でも間違いないだろう。
- ライバル達に後れをとりがちなのが斬れ味面な事には注意したい。
MHST
- 生産システムが解禁される直前で、ストーリー上必ずフルフルと戦って素材を手に入れるため、
必ず生産できるようになる一本。
それまでの武器からの乗り換えに丁度良いため、多くのライダーがお世話になる。- 属性の関係上、片手剣しか使用していなかったライダーにとっても需要が発生する。
- 火力が非常に高く、大剣が本領を発揮し始める。
一方で雷属性が得意な相手には大幅に威力が減衰させられてしまうため、
属性値の重要度を教えてくれるチュートリアル的な立ち位置にある。- 生産システム解禁と同時にザボア片手剣「シャードカッター」も作れるようになっているので、
フルミナントソードとシャードカッターの二本運用となるライダーも多いだろう。
- 生産システム解禁と同時にザボア片手剣「シャードカッター」も作れるようになっているので、
- DLクエストを有していれば、これが作れるようになる時点でティガレックスの狩猟が解禁されている。
生産のラインナップで見かけるなりティガ狩りを頭に浮かべた人も多いはず。- 手前のフルフル戦がギリギリだったという人にはまだ時期尚早だが、
装備はこれで十分勝てるので、Lvが低くても作るだけ作っておいて損はない。
- 手前のフルフル戦がギリギリだったという人にはまだ時期尚早だが、
- Lv3までは生産時点で手に入る素材で強化可能。その時点で手に入る武器ではトップクラスの火力を発揮でき、
雷弱点の敵に非常に有効であることから、攻略でもお世話になる大事な一本となる。 - アクティブスキル「雷撃斬」を持つ。
雷属性の大ダメージを与えることが出来るが、3すくみ特性がテクニック。
弱点属性と3すくみの癖を考えると、真っ向勝負で使える相手は限られる。
真っ向勝負にならないタイミングで使用したい。
余談
- あまり聞き馴染みのない「フルミナント:fulminant」という言葉であるが、電撃性という意味があるようだ。
電撃を得意とするフルフルの素材の武器名とするのにうってつけな単語といえる。
- 対緊急ティガ用として用いられることの多い本武器であるが、
ノベル版でも主人公がティガレックスに対してこの武器で挑むという話がある。
関連項目
モンスター/フルフル
モンスター/フルフル亜種
モンスター/フルフル/派生作品
武器/フルフル武器
武器/ソヴァロフルミナント - HC版