樹海特有の素材で製造された
ブレイズブレイド。従来品と
性能・外見が大きく異なる。
(ヒドゥンブレイズ)
夜陰に紛れる暗黒の大剣。
隠された第二の刃を見た者は
生きて帰れぬとの逸話は有名。
(暗夜剣【宵闇】)
MHP2Gのメインモンスター、迅竜ナルガクルガの素材で作られた大剣。
目次
概要
- ナルガクルガ素材をベースに作成された大剣。
上位までの作品では、強化していくと暗夜剣【宵闇】へと至る。
大量の刃翼が並んだ刀身は、まるで黒い翼のようにも見える。
- ここではナルガクルガ希少種、二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガの武器も扱う。
性能
暗夜剣【宵闇】
MHP2G
- だが、攻撃力が何よりも重要視される大剣において攻撃力が低めなのは致命的なデメリットであり、
せっかくの高い会心率も、大剣は抜刀術でマイナス会心を大幅にフォローできるのであまり意味を成さず、
匠無しで紫ゲージを持つという特徴もショウグンギザミ亜種素材を使った「キリオトシ」や、
派生元であるティガノアギトの最終強化形「轟大剣【大王虎】」も同様であった事から、
メリットとして殆ど機能していなかった。
加えて、火力をスキルで無理に補おうとするぐらいなら素直に斬れ味+1と抜刀術を発動させ、
P2Gの大剣で最高の威力を持つ「角王剣アーティラート」を使った方が手っ取り早いという事もあり、
お世辞にも需要が高いとは言えなかった。
- ならばいっそのこと抜刀術を外して業物をつけてデンプシー主体に...と意気込むと、
今度は攻撃力1248に、こちらに匹敵する会心率40%、匠で紫ゲージ40の
「セイリュウトウ【凶】」が立ち塞がる。
スロット数で差別化しようにも、あちらは脅威のスロ3。この武器が輝ける状況はほとんど無かった。
一応、抜刀術だけでなく匠も外せると考えれば使えなくもないが…。
- なお、G級ではこの評価だが、上位では一転して上位最強の大剣といえる性能を持つ。
理由としては、上位では抜刀術が付けられないため高い会心率が純粋なメリットになること、
そして匠で補正の強い紫が出現する数少ない上位武器であることが挙げられる。
白換算で実に1180もの期待値を持ち、ターリアラートだろうが王虎だろうが歯牙に掛けない超性能である。
……上位までは。
MHP3
- 今作ではブレイズブレイド系からの派生となった。
匠無しで最高の斬れ味を持つのはP2Gと同様だが、
性能がベリオ亜種大剣の「暴砂剣シムンシアル」とかなり被っている。
宵闇はスロット数と会心率で勝り、シムンシアルは白ゲージが長いという差はあるが、
総合的な性能では五十歩百歩である。
- 本作では煌黒大剣アルレボが匠無しで白60、龍属性持ちに加えてスロット2と強力。
プレイヤーによってはこれの下位互換とみなされ、こちらは担がれないことも多かった。
しかし、それは実のところ大きな誤解であり、
こちらは高い会心率のおかげで抜刀会心ではなく今作の新顔こと弱点特効で対応する運用を考えれば
決して下位互換ではないことがわかる。
更に、この運用にお誂え向きの攻撃スキルが揃ったシルバーソル一式があるのも追い風。
強溜めやデンプシーを込みにすると若干不安になる斬れ味も業物でカバーできるので相性抜群の装備である。
他の大剣でシルソルを使おうとすると神おまが必須だったりするが、
この武器に関して言えば、匠も抜刀術も要らない以上集中と攻撃【大】だけ付けれられば十分で、
神おまがなくても十分実現できるのも強みである。
もっとも、神おまがあれば納刀術や見切り+1追加までなら可能なスキル自由度も実現。- 期待値は攻撃【大】と弱点特効が乗ったシルソル王虎に(抜刀術抜きでも)敵わないが、
あちらは神おまが必須になる上、スキル自由度はほぼ皆無。
白ゲージも倍の20あるため、青ゲージでは弾かれてしまうモンスターに対して優位に立ち回ることもできよう。 - 同様の使い方は後年のMHX(X)でも超会心込みで評価されており、
特にMHXでは物理型で最強格の期待値を出せるとあり人気である。
- 期待値は攻撃【大】と弱点特効が乗ったシルソル王虎に(抜刀術抜きでも)敵わないが、
MH3G
伝説の暗殺者が遺した四暗器の
第一。月下にて振りかざされし
とき、苦悲の血路が開かれる。
(無明大剣【苦諦】)
- 今作ではブラスウォル系からの派生となっている。
更なる強化先として「無明大剣【苦諦】」が登場、
さらに、希少種の登場によりその素材を使った「七星大剣【巨門】」が新たに加わった。
だが、なぜか大剣だけは通常種武器から希少種武器に派生できないという謎の仕様になっている。
大剣には亜種武器がなく、通常種武器の最終強化系「無明大剣【苦諦】」も攻撃力・斬れ味共に中途半端で、
これまでの作品の中で一番不遇な扱いとなっている。
- だが、覚醒を発動させると本作の大剣で唯一麻痺属性を持つようになる。
大剣の手数を考えるとあまり相性が良い属性とは言えないが、
デンプシーで手数を稼ぎ、麻痺したら即溜め斬りに繋げる事で大ダメージを狙う事ができ、
会心率が高いので運が良ければクリティカルで更にダメージが上昇する。
しかしながら、元々の性能が色々とアレなので、本気で使うならば覚醒の他に斬れ味+1、
状態異常攻撃+2、業物等の優秀なスキルの数々、
そしてこの武器への多大な愛が必要不可欠である。
会心率が高いので他の大剣のように抜刀会心は付けなくてもいいのだが、
逆に言うと抜刀会心による火力向上の余地が無いということであり、
結局は性能以外の面で強く好める部分が無い限り使われない趣味武器になっている。- 一応フォローすると、麻痺属性武器はシリーズ通して攻撃力や斬れ味が控えめに設定される傾向にあり、
過去に登場したソウルオブキャット系や、MH3の剛剣ターロス(要覚醒)と比べれば、
攻撃力も平均水準よりやや低い程度で、斬れ味も紫に達する苦諦は
麻痺大剣の中ではかなり優遇された性能だといえる。
- 一応フォローすると、麻痺属性武器はシリーズ通して攻撃力や斬れ味が控えめに設定される傾向にあり、
MH4
- 本作ではザンシュトウからの派生となる。
ナルガクルガがリストラされてしまったが、素材を竜人問屋で交換することで作成可能。
- 会心率はこれまで同様高く、暗夜剣【宵闇】まで強化すれば斬れ味は素で白となる。
しかし、従来同様攻撃力が入手時期からするとかなり低く、
白ゲージも10しかない上に斬れ味が上限に達しているので斬れ味+1を発動させても伸びない。
覚醒を発動させれば麻痺属性が付くのは3Gと同様であるが、
麻痺大剣には天地・轟断剣と鎧袖一触に絶つダイトが参戦。
どちらも宵闇と同様に覚醒が必要で、斬れ味+1が無いと青ゲージが短い。
さらに、轟断剣は攻撃力で宵闇に勝るものの、属性値が100と非常に低いため麻痺武器としては使い物にならない。
一方、ダイトは轟断剣を上回る攻撃力とそれなりの属性値を併せ持つため、
斬れ味+1と覚醒を同時発動させた際の総合性能で宵闇を大きく上回る。
ただし、暗夜剣【宵闇】は匠不要の上、攻撃力UP【大】を付けると会心率の高さから
ダイトを超える火力を得ることができるため、差別化は十分可能である。
だが、発掘武器でも麻痺属性を備えたものが手に入る事もあるため、3Gのような独自性は失われてしまった。
MH4G
- 素材交換で手に入るG級ナルガクルガ通常種および希少種の素材を使って、
新たに【宵闇】改→苦諦へと強化が可能となった。
- G級の麻痺属性生産大剣はこれを含めても二振りしか存在せず、両方とも要覚醒。
もう片方は2015年3月にG級ダラ通常種が配信され製作可能になったため、
この武器はもはやお役御免となってしまった。
相変わらず3G同様の欠点を持っているので、やはりまともに使うにはスキルによる強化と多大な愛が必要といったところ。
- ……実のところ、「もう片方」である蛇帝剣レヴリマデュラの前段階、帝剣ダラトラオムと比べても
抜刀会心前提の抜刀攻撃では、属性値を除いてほぼ負けていたりする。
今作から追加された極限強化で攻撃力を強化しても、である。
少なくとも、抜刀会心を発動させた抜刀攻撃メインでは分が悪いといえよう。
というかなぜ希少種武器にしなかったのだろうか。そのくせ朧月の欠片はしっかり要求するし...
MHX
- 今作ではブレイズブレイドからの派生となる。
最終強化の性能は- 少し低めの攻撃力190
- 素で白20、匠は無効
- 会心率35%
- スキルを付けづらい今作では嬉しいスロット2
- 抜刀会心と噛み合っていない為、今作でも相変わらず残念武器である…
……と思うかもしれないが、今作で追加されたエリアルスタイルならこの性能を生かすことが出来る。
エリアル大剣は連続してジャンプ溜め斬りを狙うのが真髄であり、
これまでと比べ納刀・抜刀の頻度が大幅に落ちる為、素の会心率が活きてくることになる。
- 更に今作では弱点特効がP3時代の仕様へ戻るなど、会心率を上げやすい環境が整っている上、
会心時のダメージ補正を上げる新スキル「超会心」が追加されたことにより、
スキルなどをしっかり吟味すればかなりの活躍が見込める。
また、拘束時は轟大剣【王虎】に肉薄…と言うか同じと言っても問題無い位の期待値が出せる為、
会心関係を重点的に強化すれば、エリアルスタイル及び拘束時におけるトップクラスの大剣に変貌することだろう。- ただ、王虎は隼刃の羽飾りで簡単にマイナス会心を消して攻撃特化のスキルを組めるため、
いくら超会心を含んだスキル構成でも素の攻撃力30の差を簡単に覆せて上回るわけではない。
実際には肉薄しているという表現の方が正しいため、
使うならしっかりと会心率をさらに活かす構成を組みたいところ。
- ただ、王虎は隼刃の羽飾りで簡単にマイナス会心を消して攻撃特化のスキルを組めるため、
- この武器に近い特性を持つ武器というと、やはり今作でも変わらず便利な叛逆刀ローグレギオンがある。
今作では狩技の絶対回避【臨戦】により、レギオンの斬れ味修復機能はそれほど重要ではなくなっている。
数値を見ればわかるが物理攻撃性能ではこちらに軍配が上がるため、
こちらの方が有用…と言いたいところだが、
あちらは斬れ味修復機能を持つが故にエア回避を繰り返すエリアルスタイルとの相性が抜群によく、
一々絶対回避【臨戦】で離脱しなければ斬れ味を保てない他の武器と違い、
ずっと攻撃し続けることが出来る。
特に、PT戦などの拘束の機会が多く連続で攻撃を行う必要がある場合などにはあちらの方が使い勝手が良く、
一つしか狩技を選択できないエリアルスタイルで絶対回避【臨戦】以外を選択しやすいメリットも見逃せない。
とはいえ、物理性能も離れすぎているという訳ではないため、趣味や見た目で判断してもかまわないだろう。
MHXX
- 究極強化を行う事で「無明大剣【苦諦】」へ銘を変える。その性能は
- 低めの攻撃力290
- ナルガ武器らしく高い会心率40%
- 斬れ味ゲージはMAXの紫20と白50
- 安心と信頼のスロット2
- エリアルスタイルとの相性は悪くないものの、普通の大剣としては微妙…と思われていたのだが、
今作では連続攻撃特化の大剣としての地位を確立した。
例えば納刀10スロ3のお守りがあれば、
納刀術・抜刀術【力】・見切り+3・超会心・集中という構成を組むことが出来る。
これは同じスキル構成の真名ネブタジェセルの期待値を超える。
どの部位を叩いても、抜刀攻撃・非抜刀攻撃問わず安定した火力を出すことが出来る為、
ブレイヴやブシドーとの相性が非常に良い。
- 従来の抜刀溜め3主体の立ち回りであれば他の大剣の方が良いが、
新感覚の狩りを試したいならオススメの一振りである。
MHW:I
- ナルガクルガ復活に伴い登場。
ただし、これまでとは違いブレイズブレイドをナルガクルガ素材で補強したという意匠をもつ。
外見が変更になったにもかかわらず元の系統の銘をキープしているという珍しい武器である。
- そんな事情もあってかヒドゥンブレイズIIで最終強化となる。
性能は- かなり低い攻撃力1152
- 素で紫30、更に延長可能の優秀な斬れ味
- 過去作よりは控えめだが、大剣全体では高めの会心率25%
- 属性解放で毒属性660が発現
- スロットLv1が1つ
- やはり無属性武器であり、無属性強化で火力を補強することが可能となっているが、
アップデートで無属性強化の倍率が1.05倍に減少したので思ったよりも火力が伸びない。
同様に斬れ味紫の補正がMHXX仕様の白斬れ味比1.05倍であることも向かい風。
ナルガ武器の強みであった会心率も、会心スキル弱体化の中でありがたいが抑えられており、
属性武器の台頭が進んだ今作では中々扱い辛いスペックになっている。
- ただし、素の斬れ味紫と会心率のおかげで、スキル抜きで考えた場合、
無属性大剣の中での期待値はラスボス武器、無相法心―不動―に次ぐ2位である。
レア度が最低の10である為、カスタム強化の枠が多いという点は大きな強み。
Ver.11.0アップデートでカスタム枠の上限が増え、更に拡張性に拍車がかかった。
攻撃に全振りすれば攻撃力は1301となり、滅鬼の凶器【断】や輝剣リオレウスをも超える期待値を叩き出す。
他にも、回復カスタムを混ぜて回復要らずの構成にしたり、
会心カスタムを中心にして弱点特効に頼らない会心構成にしたりと、構成の幅はとても広い。 - 斬れ味関連のスキルがほぼ不要なことや、素でそこそこの会心率を持つことから
元々スキル自由度が非常に高い武器であり、カスタム強化と併せた際の拡張性は随一。
火力スキルを詰め込んで低い火力を補うもよし、生存スキルを詰め込んでクリア重視の構成にするもよしと、
最適解では無いものの高い万能性を発揮する武器となっている。- また、パーツ強化に対応している点も見逃せない。
パーツ強化自体は最終まで施しても劇的な強化とはならないものの、
そもそもパーツ強化に対応している武器が限られている為、強化可能というだけでアドバンテージになる。
パーツ強化を施すと、折角汎用デザインでありながら刺々しい毛皮のおかげで元の武器っぽかったのが、
ネルギガンテあたりのデザインになってしまうのが勿体ないが、そこは皮ペタ武器の宿命…
- また、パーツ強化に対応している点も見逃せない。
- 作製は楽な方であり、ナルガクルガを狩れるようになった段階で最終強化まで可能。
ただ、この武器の優位点であるカスタム強化が解放されるのがクリア後なので、
それまでは作ってもちょっとした繋ぎ程度の立ち位置になるだろう。
なお余談だが、前作MHWorldにもストーリーでは繋ぎだが、カスタム強化で化ける武器が存在した。
あちらも今回カスタム強化や無属性強化でそれなりに化けるが、斬れ味が素白20ということで扱いが難しい
MHRise
- ナルガと共に続投。ヒドゥンブレイズI及びIIを経て暗夜剣【宵闇】に強化できる。
性能は- 低めの攻撃力180
- 素で白20、匠無効の斬れ味
- 会心率35%
- Lv2スロット1つ
- 無属性・防御ボーナス無し
- 性能としてはこれまで通りなのだが、白ゲージのお陰で期待値はかなり高く、素の状態でも全大剣中3位。
これ以上の期待値を持つ轟大剣【王虎】とゴシャズバァはとどちらも会心率がマイナスなので、
超会心運用や攻撃力をひたすら盛っていく場合はこの大剣の方が向いている。- 今作では抜刀術の仕様変更によって、大剣でも素の会心率が無駄になりにくくなっているのも追い風。
- 匠で白ゲージを出せばこの大剣以上の期待値になる大剣も当然存在するが、
今作ではVer.1.0時点で匠の発動手段がかなり限られているため、この武器にとっては都合がいい。
付け加えると、作製に必要な素材もほぼナルガ素材で完結し、
レア素材も要求されない(強いて言うなら骨髄と延髄ぐらい)ので、作製難度も低い。
作製時期は集会所★7なので早くはないが、総じて優秀な一振りと言える。
- 百竜スキルは攻撃力強化III、会心率強化II、操竜の達人。
会心率強化は+6%と見切りLv1に毛が生えた程度なので、攻撃力強化か操竜の達人の方が効果的だろう。- また、派生元である蛇剣【毒蛾】Iから鈍刃の一撃を、
イーズルブレイドIIから小型特効とオトモへの采配術を、
カムラノ鉄大剣Iからは防御力強化Iを引き継ぐことができる。
- また、派生元である蛇剣【毒蛾】Iから鈍刃の一撃を、
- 難点を挙げるとするならば、白ゲージが20しかなく、最大火力を発揮できる時間が短いこと。
近年の大剣は溜め斬り一辺倒ではなくなっている為、白20は少々心許ない。
業物も匠ほどではないが発動手段が限られており、この点は頭を悩ませるものになっている。
- Ver.2.0のアップデートにより斬鉄珠が追加、さらに達人芸も登場したため斬れ味の維持難易度は緩和された。
カイザークラウンの見切りLv3で会心50%にしながら超会心も発動できるため、
痛撃珠を用いて会心100%を無駄なく発動しやすくなったのも追い風。
既存のライバルもアップデートの恩恵で会心率を補いより火力を伸ばせるため
一強とはいえないが最強格の物理大剣として君臨し続けている。
- Ver.3.0のアップデートでは複数のハイパーアーマーを持つ大剣との相性が抜群の赫耀一式が登場。
同防具のLv2、Lv3スロット5つ+本武器のLv2スロットでちょうど集中Lv3、超会心Lv3が発動できるのは嬉しい。
武器倍率と会心率の絶妙なバランスにより、赫耀一式下で最も期待値を高めやすい一振りとなっており、
TAの場での人気も高い組み合わせとなっている。
以上により、総合的に見ても本武器は相変わらず大剣の中でもトップクラスの性能である。- 一方、単純な期待値であれば順当に強化された百竜大剣【大賢虎変】が勝る。
さらに、あちらは斬れ味が青40と十分な長さを持てるという強みも存在するため、
快適な狩猟を行うという面でもこちらは分が悪い。
とはいえ、赫耀一式との相性や優秀なLv2スロットの存在により、棲み分けは可能。
装備や護石、狩猟の方針と相談して使い分ける、程度の感覚でも良いだろう。
- 一方、単純な期待値であれば順当に強化された百竜大剣【大賢虎変】が勝る。
MHR:S
数多の魂を啜り、昇華した
暗夜剣。深淵の闇を刀身に纏い
獲物の眼をあざむく。
(暗夜剣【晦冥】)
古の凶手が生みだした暗器。
その刃に散った魂の数だけ
鋭さを増す常闇の大剣。
(無明大剣【苦諦】)
- MRでは「暗夜剣【晦冥】」を経て、最終強化「無明大剣【苦諦】」となる。
- その性能は、
- かなり抑えられた攻撃力300
- 斬れ味は素で紫30、匠での延長は不可
- 無属性
- 会心率は据え置きで35%
- スロットはLv2が1つ
- 百竜装飾品スロットはLv1
- 上位までのRise環境で人気を博したナルガ大剣だが、MRだと少し事情が異なる。
まず、匠を必要としない強力な大剣の追加や、匠の発動難度の緩和により、
「匠不要」というメリットが相対的に薄まることに。
さらに、見切りも付けやすくなったことで100%会心のハードルが下がり、
様々な武器で100%会心を作れるようになっている。
その中で低攻撃力・高会心率だと100%会心でも低い攻撃力が足を引っ張り、中々火力を出せないという
状況に陥るため、相性が悪いということになる。
従って、持ち前の強みが目立たない状況になっており、単純に物理最強格とはなっていない。
- 赫耀一式・真との相性は上位と変わらず抜群であり、スロットが限られる中で
素の会心率を活かして100%会心を作りつつさらにスキルを追加できる。
武器の長所を見極めた装備構成で強さを引き出したい。
MHF
- G10でナルガクルガが遷悠種として故郷の樹海に帰還したことで実装された。
HR帯の素材でヒドゥンブレイズを生産し、G級の素材で暗夜剣【宵闇】→無明大剣【苦諦】と強化していく。
無明大剣【苦諦】の性能は- やや低めの攻撃力2275
- それを補う会心率40%と毒属性1000
- 斬れ味レベル+1で短めの空ゲージが出現
- と他のナルガクルガ武器同様の低攻撃力、高会心、毒属性になっている。
- 現在のMHFでは高会心率武器は閃転の利用、毒属性武器は劇物取扱皆伝と状態異常追撃の併用によって
運用するのが基本であり他のほとんどのナルガ武器もそのように使用されているが、
後者に関しては手数武器でないために有効とはならない。 - 無属性の遷悠武器大剣というカテゴリでは他にネロ=アングイッシュと破岩大剣ディオホコリが存在するが、
それらと比べると攻撃力と空ゲージの長さから単純な火力では閃転スキルを含めても負けていると思われるので、
毒が良く効く相手を選ぶと良いだろうか。
- 現在のMHFでは高会心率武器は閃転の利用、毒属性武器は劇物取扱皆伝と状態異常追撃の併用によって
MHXR
- 通常種のヒドゥンブレイズ、希少種のエクリプスブレイズが登場。
ヒドゥンブレイズが水属性、エクリプスブレイズが氷属性。
加えて、特殊種であるナルガクルガ烈水種のものも実装されている。属性は水属性。
- 烈水種の烈大刃【断海】(☆5)は、
刀身は美しい鮮やかな蒼色に変化しており、ベースとなったヒドゥンブレイズの形状故、
まるで「断海」の銘の通り、蒼海の荒波を思わせる。
一方軸は銀色に変化している。
七星大剣【巨門】
無数の刃を隠し持つ大剣。
裂いた傷口をまた別の刃で刻む
構造は、狂気を感じさせる。
(エクリプスブレイズ)
七星の第一の具現。
隠牙は深闇を刻みつけ、万有を
狂気の最果てへと誘う。
(七星大剣【巨門】)
MH3G
- 希少種の素材から作られる大剣。
エクリプスブレイズを一発生産し、それを強化することで入手できる。
- 全体的にP2G時代の宵闇に若干の毒属性を足したような性能。
他のナルガ希少種武器と違って覚醒が不要であり、本作の毒はかなり効果的な状態異常なので、
弱点属性がバラバラな大連続狩猟などではそれなりに使えたりするなど、
決して悪い性能では無いが、ネロやタルタロスと比べると一歩劣る感が否めない。
というか、プレイヤー間でもほとんど話題にならない程影が薄い。アル・レボア が同じ紫ゲージ50持ちで会心率とスロット以外巨門の上位互換とも言うべき性能をしている事も相まって匠不要大剣としての需要もアル・レボアに食われがち。
まるでナルガ希少種のステルス能力をそのまま体現しているかのようである。
むしろ他の大剣にはないロマンがあるという点では、苦諦の方が勝っているかもしれない。
- ただ、スキル無し(裸縛りなど)の場合に限り、大剣最強もしくは最強争いとなる性能だったりする。
花山大剣を作る時には使ってみても良いのではないだろうか。
また、あの狂気じみた超難易度クエストに出てくる怪物共を叩きのめすこともできなくはない。
より有効な大剣が無いとは一言も言っていないが。
他のナルガ希少種武器が際立って優秀なせいで目立たないだけであり、この武器も十分強いのである。
斬れ味もデフォで紫40に達しているため、匠を捨て、他のスキルを付けられる柔軟性や、
前述の毒属性が覚醒無しで発動しているのもこの武器の長所である。- ブラキディオスに対して有効な毒属性を持ち、匠要らずでスキル自由度が高く、
さらに抜刀術との相性の悪さを逆手に取って挑戦者を活かしやすくなるこの武器は、
特にジョジョブラキに対してはオススメの一振りとなる。
- ブラキディオスに対して有効な毒属性を持ち、匠要らずでスキル自由度が高く、
MHR:S
- MHR:Sでナルガクルガ希少種が復活。
それに伴い、七星大剣【巨門】もまた復活を果たしている。
- 一発生産か暗夜剣【晦冥】改からの派生で手に入る。
気になるその性能は- 毒大剣としては今作最上位グループの攻撃力340
- 会心率0% どうしたナルガクルガ希少種
- ほぼオマケ程度の毒属性20
- スロットはLv4とLv2が1つずつ
- 斬れ味は素で紫10。匠で延長可
- 百竜装飾品スロットはLv1
毒はほぼ発動しないが、こちらはオマケ。1回入れば御の字と考えて差し支えない。- 会心率に関しても0%となったことで、サンブレイクのスキル環境上むしろ伸びしろとなるため、
頭打ちを気にしなくていいという意味では喜ばしい点ですらある。
匠を1~2程度つけてやれば斬れ味も大丈夫なので、毒武器に限って評価するなら十分やっていける性能だといえる。 - とはいえ、物理大剣の層は厚い。
スロット構成が近いカムラノ傑大剣や鎧怨鬼大剣ムダンオウは
同じく傀異錬成4枠で【巨門】と同じ攻撃力340/百竜スロットLv2を実現でき、前者は斬れ味の長さに優れ、
後者は爆破ダメージによる火力上乗せが可能と、
Lv4スロットが欲しければカムラ、更なる火力を求めるならマガド、と、既にポジションが埋まっている。
このため、Lv4スロットを持ちつつ毒でダメージ稼ぎを両立できる点に注目したいところか。 - 采配竜珠【1】を使うという手もあるが、大剣と遠隔ガルクの相性が良くない点は気に留めておきたい。
素直に錬成で拡張するのが物理面でも一番効果があるところだが・・・
- 上記二振りに押されて高評価とは言えなかった【巨門】だが、Ver.15で転機が訪れる。
本Ver.で傀異錬成スロットが10枠に拡張され、毒武器として最適解の1本に仕上がった。- 【巨門】は攻撃力強化Lv3+百竜装飾品スロット拡張Lv1で10枠を埋められるのが強み。
スロット枠解放ボーナスを含めると395まで攻撃力を伸ばせるようになったことで、
毒武器どころか、攻撃力390が限界な無属性大剣(カムラノ傑大剣ら)を上回る性能を獲得。- 無属性武器は、攻撃力強化Lv4の8枠止まりなる事が多い為、
物理攻撃力に特化する場合、他の多くの大剣は武器はスロットを持てあます状況になっている。 - 同じく蓄積時攻撃強化が乗るムダンオウには装飾品スロットで有利なうえ、
解放ボーナスで紫ゲージの短さも補えるようになるなど、システムが追い風となっている。
- 無属性武器は、攻撃力強化Lv4の8枠止まりなる事が多い為、
- 最終的に斬れ味は紫30、白20となる。
ナルガ希少種武器最大の長所であり欠点と言われていた斬れ味の悪さだが、
このバージョンにきて、ようやく紫ゲージのまま運用出来る環境が整ったと言える。- これを以て、青にまで落ちた斬れ味を回復すると研磨術【鋭】LV2以上の発動条件を満たす事になる。
つまり、紫と白の総量、斬れ味回復量、火力増強が上手く噛み合っているのである(これは他の七星武器にも共通)。
3Gの特徴であった紫ゲージの長さが失われた事が欠点のまま終わるのではなく、
新たな利点として活路を見出せるようになったのは非常に大きいだろう。 - 加えて、天衣無崩なる斬れ味の低下を抑えるスキルが登場した事で、
紫ゲージのまま運用できる高火力大剣の地位を獲得した。
流斬り連携型では、斬れ味の消耗の早さを天衣無崩で補う装備構成が人気となっている為、
流斬り連携をメインで使うプレイヤー達からは、そのままこの武器がゴール武器とされている。 - 実際、回避性能、状態異常確定蓄積、蓄積時攻撃強化、霞皮の恩恵、攻勢、巧撃
を主流とする回避型の毒武器構成では、属性特化武器に負けないポテンシャルを持っている為、
汎用性の高い流斬り連携スタイルとして人気となっている。
- これを以て、青にまで落ちた斬れ味を回復すると研磨術【鋭】LV2以上の発動条件を満たす事になる。
- 【巨門】は攻撃力強化Lv3+百竜装飾品スロット拡張Lv1で10枠を埋められるのが強み。
- とはいえ、毒値の低さは意外とネックになって来る。
マルチプレイでは敵の耐性値が上がる為に、これ1本で毒漬けするには数値が足りない。
扱ってみて毒属性値の低さが気になり出したら、そこから他の毒武器を探すと良い。- スロットが不要で基礎性能を高めた、ハイジークリンデ改という互換品が存在し、
武器の傀異錬成後は、本武器のスロットLv4+Lv2に攻撃Lv1+毒属性強化Lv3をつけるよりも
こちらの方が少しだけ高めの基礎性能になっている。 - 汎用性を重視するのであれば、ガブラス武器の咬剣【大蛇頭】が無難に強く、
傀異錬成後は、本武器より攻撃力が5下がるが、代わりに66という高い毒値を持ち、スロットも悪くない。
毒状態にするのが目的ならば、本武器より先にこちらを製作する事をお勧めする。 - 同じくスロットと毒属性値の高さで魅力的なオオナズチ武器のイズトリヴァムシールがあるが、
攻撃力が本武器よりも15も低く、毒属性値88も高すぎてやや過剰と言えるが、
マルチプレイでも毒漬けを目指せる数値なので、使いようによっては活かしていける。 - 白斬れ味ゆえにあまりお勧めできないが、大毒断マッシュロード、クロームヘヴンという手もある。
大剣はほとんどの攻撃が弾かれる為に硬いモンスター相手には厳しいが、
柔らかいモンスターを相手にするには悪くないだろう。
- スロットが不要で基礎性能を高めた、ハイジークリンデ改という互換品が存在し、
暁闇大剣【白亜】
MHX
- 二つ名素材で作るラファガブレイズが登場。
最終強化を施すことで暁闇大剣【白亜】へと銘を変える。
その性能は暗夜剣【宵闇】から会心率20%とスロット2を没収した代わりに白ゲージを延ばした(50)もの。
狩技ゲージブースト機能? 忘れなさい
簡単に言うと暗夜剣【宵闇】と叛逆刀ローグレギオンを足し、一部削ってから2で割った様なものであり、
ぶっちゃけて言うと悪い意味でマイルドになっている武器である。
単体としては悪くないが、相対的に見れば作る意味は無いだろう。
MHXX
- 暁闇大剣【白亜】は曙光大剣【凄風】となるが…
- 無属性武器としては微妙すぎる攻撃力300
- 上位同様通常種の武器に劣る会心率20%
- 優秀ではあるが、どう考えても大剣には過剰すぎる紫50白50の斬れ味
- 二つ名武器共通のスロット無し、狩技ゲージブースト
銘と違って全然凄くない微妙な仕上がり。
斬れ味を除けば攻撃力も会心率も微妙で、属性すらないのでエリアル適正も低い。
回転率の高いムーンブレイクの追加などで、大剣でも狩技ゲージブーストの価値は上がったものの、
それでも鬼包丁唐草【竜裂】等もっと大剣向けの性能の二つ名武器があるので…
- 本作では龍識究斬ヴァルカルを始めとして、【凄風】の上位互換に当たる武器がいくらでもあるので、
貴重な二つ名モンスターの素材を費やしてまでわざわざ作る価値はないだろう。
余談
- 上記のように、与えられた性能と大剣の必須スキルとがいまいち噛み合わないため、
MHXまではどの作品でも残念武器扱いされてしまったという不遇な武器である。
素の攻撃力も高いのなら、追撃の火力にも期待出来る大剣となっていたのだろうが…- 一見すると凄そうな性能だが、大剣の要求スキルと噛み合わなかったために
高評価を得ることのできなかった大剣には、同じくMH3Gに登場する死神モ滅スル熱キ剣や
MHFに登場する刻竜大剣などがある。 - なおMHP3に関しては先述の通り本当はトップレベルの能力を持っていたが、それでも軽視されていた。
この時代はMH3で削除された武器種が全て復活していたこと、MHP3自体が比較的難度の低い作品であること、
抜刀アーティが優勢だったMHP2Gからさほど年月が経過しておらず大剣=抜刀型とする印象が強かったこと、
大剣有利な環境となる「ターンファイト性の少ない敵挙動」ではなかったために大剣自体がずば抜けて人気とはならず
それに伴って研究もそこまで深く進んでいなかった、等といった時流としての事情も挙げられるだろう。
- 一見すると凄そうな性能だが、大剣の要求スキルと噛み合わなかったために
- 暗夜剣【宵闇】の説明文に見られる「逸話」とは、「世間の目から逸脱した興味深い話」を意味する。
有名な逸話とは一体…
関連項目
モンスター/ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ/派生作品
武器/ナルガ武器