食材や器具などを用いて食事を拵える事。またはそれによって作られた食品そのもの。
行為自体は「調理」などとも呼ばれる。
目次
概要
- 人類がより充実した形で食欲を満たすために発達させた技術。
民族や地域などによって様々な形で発展と進化を遂げており、
最早その種類などは現在確認されているだけでも到底数え切れないほど。
- たとえば日本人が主食としているお米についてだが、
もし加熱調理しない生の米を人間が食べるとどうなるか?
米の主な栄養分であるデンプンは加熱していないベータデンプンの状態では
全くの程ではないが十分な栄養素を吸収することができないとのこと。
言ってしまえば石やプラスチックを飲み込んだようなものなので、
そのままだと満足に吸収できずに便として排出されてしまう。
栄養を吸収できない物を摂取することで胃腸に負担がかかることを考えると
食べない方がましなレベルとなってしまう。
米に水と熱を加えてやるとベータデンプンがアルファデンプンに変質し、
そうなると初めて栄養源として期待できるものになる。
このように栄養として摂取できないものを可能にしたり、
同じ栄養素でもなるべく吸収しやすい形に食材を加工することが調理の目的である。
また、何も調理していない食材には寄生虫や病原菌、タンパク質由来の毒素が含まれていることがあり、
これらは全て、適切な加熱調理によって消毒、無毒化することができる。
食べた際に感じる食味が良好ならば食物の摂取もしやすくなるし、
調理の過程で、不衛生な要素が排除されて衛生的になり、安心して食事を行えることから、
それらを高度に実現して、より高い形で食欲を満たすため、調理は料理という文化として発展し、
今も尚、更なる食味の追求や新しい料理文化の開拓を目指して発展している技術であると言える。
食味のために栄養バランスを多少無視するような本末転倒な料理も今では珍しくはないが、それも文化と言えよう。- 料理は食材の加工の他、
調理の過程を経て食材に化学変化を起こさせるという工程も含まれている。
上述したベータデンプンがアルファデンプンに変質する…というのはまさにこれである。
このため、一部の界隈では料理は科学と呼ばれることがあり、
より美味しい食事を楽しむために、調理器具や調理方法に限らず、
調理家電の品質や調理方法を高めるために、科学的視点から料理に踏み込むことは少なくない。*1
- 料理は食材の加工の他、
- 「料理」とは極めればそれを職とする事もできる「技術」であり、
たとえ比較的簡単なものでもある程度の技量と知識を必要とする。
特定の食材を料理する場合は専門的な勉強と技術の習得、さらに公的な資格などが必要となる事もある。
また、料理の工程として食材を「切る」「加熱する」「冷やす」などの手法を用いる場合も多いが、
それ故に扱いを間違えると怪我をするような器具(刃物など)の使用や
「火」「水」「氷」などを利用した急激な温度管理などが必要となる場合もある。
そのため、手元を疎かにしたり集中しきれていない状態で料理しようとすると、
失敗して食事そのものを駄目にしてしまったり、時には大きな怪我をしてしまう危険性もある。
特に油や火を用いての料理は最悪の場合、重度の火傷や火災の原因にもなり得る。
腕に自信があっても、料理している手元や周囲に対して常に最大限の注意を払う事を怠ってはいけない。
- 文化圏によって様々な食事作法があり、日本においては食の欧米化が進んでもなお主に箸を用い、
他の地域では手掴み・ナイフなどその土地や文化に合った食材・環境・習慣に応じて作法が異なる。
なお食に限らず文化や価値観には優劣がなく、単に人類の可能性のひとつを体現しただけに過ぎない。
かつては欧州では旧植民地で行われていた手づかみ食などを「野蛮」なものとみなしていた。
日本もその影響を受けているが、下述するように欧州は不衛生な食習慣を是としていた期間が長い。
ただしそれもまた「現代日本から見れば不潔に感じる」だけで、作法や礼儀が皆無だった訳では無い。
この手のマナーは生活に余裕がないと洗練されないので、かつての欧州も西ローマ帝国が崩壊した後
食器も食材も乏しくなり、そんな貧しくも厳しい食事に応じた作法が発達しただけだと言えようか。
- なお、自分から見て格下の相手を倒す際に、慣用句として「料理してやる」等の形で用いられることもある。
創作物においては言った側に敗北フラグが立つことで有名なセリフである。
MH世界の料理
- MH世界の料理の文化は詳しくは不明な部分も多いが、現実世界のそれと比べると非常に複雑で、
総括として様々な食文化が混同した状態となっており、いわゆる「原型」も「主食」もよくわからない状態である。
一応、よく見られる世界観描写は何となく中近世のヨリカ「風」を彷彿とさせる文化に近い。
MH世界全体の食文化や食事作法がどれくらい史実を参考にしているかは判然としないが、
間違いないのは概ねの場合、製作国である日本の食文化とはかけ離れたものである。
また、入手した食材をその場で生で食べる事は基本的にはしないらしいことであろうか。
「基本的に」というのはそれを実行に移すハンターも少なからずいるためである。
食文化は土地や文化の事情がモロに反映されるのだが、モンハン世界のそれはかなりちゃんぽん状態。
この有様に何らかの事情があるのかそれとも単に時代考証が面倒臭いのかは今のところ不明である。
一応、近年になって交通や運輸の事情が急速に発達し大規模化し始めた節があるため、
それまで自然とモンスターに阻まれて半ば孤立していた各地域の文化・風習・食材が、
ギルドを介して集まり出して間もなく、未だ整理されていない状況だと解釈はできよう。- 手掴みで食事するシーンもままあるが、
実のところ地域にもよるが、中世ヨーロッパは手づかみとナイフ一本で食事していた期間も長く、
手や体もロクに洗わないのはもちろん、
ナイフも動物や人間相手に使ったものを流用していた等、衛生状態として最悪としか表現できないような環境だった。
伊達に近代まで排泄物を外に捨てていない。
現代の日本人がイメージする洋風の食事やマナーは近世末期から近代にようやく確立したもの。*2
- 手掴みで食事するシーンもままあるが、
- 人外じみた活躍で知られる我らがハンターだが、MHR:Sまではどうやってもまともに会得できない技術の一つであった。
一応肉を焼くくらいならどうにかなるが、逆に言えばせいぜいその程度である。
また、即席のキムチっぽいものやフローズンフルーツっぽいものならどうにか作れるというハンターも居るが、
これは薬品などに対して用いる「調合」技術を応用したものであり、料理と呼べるのかは甚だ怪しい。
畑違いと言われれば確かにそうなのかもしれないが、
様々な武器を使いこなし、危険な薬品の調合も可能とするほどの器用さと体力が
悉く料理に関しては全く役に立たないのは何故なのだろうか?- メタな言い方にはなるが、これはあくまでシステム的に仕方ない部分であり、
世界観上は勿論自分で料理ができる、むしろ料理が得意なハンターもいないわけではない。
ただ、狩場でのんびりと料理に勤しんでいるような余裕は基本的に無いので、
プレイヤーの分身たる主人公が得意か不得意かに関わらず「料理をしない」だけである。- 実際、狩猟したモンスターの部位をナイフ一本で剥ぎ取るに際して
「キモ(肝臓)」や「タン(舌)」と言った可食部位を迅速かつ的確に切り分けられると言うのは
むしろ本当は料理人としても超人的なのではないかと評される程の手腕と手際の良さである。
いつ、他のモンスターに襲われるとも知れない狩り場で料理をすると言う状況も考えると、殊更だろう。
ギルドやNPCの依頼を介して難易度を問わず食材調達に関する依頼が大量に寄せられるのも、
食に関しても信頼されている証であると言えるのかも知れない。
- 実際、狩猟したモンスターの部位をナイフ一本で剥ぎ取るに際して
- なお、ゲーム中ではライバルハンターが料理を振舞う事がある。
また、ノベル版ではナゼルやティカルなどが自分で料理を拵えている描写がある。
特にティカルは(トゥークの薦めで)料理本を出版しており、
その新刊は発売から程無く売り切れになるほどの人気を博している。
- メタな言い方にはなるが、これはあくまでシステム的に仕方ない部分であり、
- 上記の通り、多くのシリーズではハンターの手ではまともな料理が作れないため、
酒場やマイハウスの中、あるいはその近辺に食事処(キッチン)が設けられており、
狩猟の前にそこで料金などを払って食事を取るハンターが多い。
基本的にはハンターのランクが高い、あるいは何らかの形で食事処の運営に貢献していくと、
料理に使える食材などが増え、それに応じて料理もグレードアップし、食事による付加効果がより良いものになる。
ただし、メインにする料理の組み合わせを間違えると……。- メゼポルタでは食事処ではなく弁当という形で注文し、クエストへの移動中にそれを食べるというハンターも多い。
- 最近、料理を武器化するという
謎の発想が一部の武具工房で広まっている。
ハンターもハンターでどう考えても食材としか思えない代物を工房に持ち込み、
武具の製作を依頼する者が現れたりしているらしい。
- 料理には工程や食材にちなんだ名前が付けられることが多い。
MHシリーズでは作られた料理が画面上に出てくる事はほとんど無い*3が、
その名前や使用した食材からある程度想像する事は出来るだろう。- MH2やMHF-Gでは、利用した食材の組み合わせによって作られた料理の名称が変わるが、
ジャンゴーネギとブレスワインをメインとしたパッパラパスタ(麺メインじゃないのにパスタ?)、など、
首を傾げたくなるような料理も少なくない。
渡す食材とは別に、常備してある小麦粉や米を使ったものだと考えられなくも無いが…
さらにドッカンスープやらドクドクドリアのように、
料理としてどうかと思わなくもない名前も見られる。
- MH2やMHF-Gでは、利用した食材の組み合わせによって作られた料理の名称が変わるが、
- MH3以降の作品ではかなり具体的な名称が登場するようになり、想像しやすくなった。
特にMHX等にはその名前を聞くだけで間違いなく美味しいと思えるようなものばかり。
しかしハンターが料理を貪り食うシーンでは、何を注文しても同じ見た目の料理が並ぶ。
- 各作品の中に登場した料理の名称や詳しい概要などは以下のリンク先を参照していただきたい。
世界観/料理/MH世界の料理/メインシリーズ
世界観/料理/MH世界の料理/派生作品
関連項目
アイテム/エサ
アイテム/ポルタシリーズ
アイテム/食材
アイテム/ドーナツ
アイテム/スキルアップの実
システム/アイルーキッチン
システム/食事
システム/温泉ドリンク
システム/キッチン食材
システム/料理の味
システム/よろず焼き
システム/10連よろず焼き
システム/かまど焼き
システム/うさ団子
システム/調合
世界観/酒
世界観/チーズ
世界観/酒場
世界観/シー・タンジニャ
イベント・メディア展開/モンハン飯レシピブック