バンダイナムコエンターテインメント(BNEI)が開発・販売したレースゲームのシリーズ作品。元々は旧・ナムコが開発・発売。
架空の車がコーナーを200kmや300kmオーバーのドリフトで駆け抜ける…といった爽快かつあり得ない挙動をシリーズのウリにしており、レースゲームをまったくプレイしないプレイヤーでも簡単にドリフト走法を楽しめる。
リリースされた1993年当時としては美麗な3Dグラフィック、なおかつ60fpsで滑らかに動く事からアーケードゲーム業界に衝撃を与えた作品である。
またPSP版以降に出たシリーズではニトロ*1を搭載・起動することができるようになった。
BGMは「めがてん」「Sampling Masters MEGA」こと細江慎治、「Sampling Masters AYA」こと佐宗綾子、「sanodg」「佐野電磁」こと佐野信義らが担当。
主にテクノミュージックを中心に採用しており、あまり日本では知られていなかった「ガバ」「ロッテルダムテクノ」といったジャンルの曲をいち早くBGMに取り入れた事でも知られている*2。
ゲームタイトルをそのまま曲名に冠したフュージョン調の「Ridge Racer」、声ネタが印象的な「ROTTERDAM NATION*3」などはリッジレーサーを代表する楽曲であり、後に太鼓の達人にも収録された。
実は湾岸マキシシリーズとは縁があり、湾岸マキシの前身である湾岸ミッドナイトRの筐体にはAC版リッジレーサーVのものが使われたり、HIACE WAGON ハイリフト仕様 (KZH100G)のタイヤには作品中で登場する架空の自動車メーカー「テラジ」の刻印が入っている。
初代AC版ではユーノス・ロードスターの実車を使用したフルスケール筐体が稼働していた事があった。
120インチのプロジェクター2台を横に繋ぎ合わせクラシックレッドのオープンカー仕様の車体をまるまる1台贅沢に使用、車内のスピードメーターやタコメーター、テールランプもゲーム中に連動し、元々6速トランスミッションだったのが実車に合わせて5速に変更。自車もそのままロードスターになっている特別仕様版。またオーディオユニットもそのまま使え、持ち込んだカセットテープをBGMにすることも可能であった。
当時のプレイ料金は300円~500円ほどだった模様*4。
PSP版「リッジレーサーズ」に登場するソルダ*5・ラッジオの実車が作られた事もあった。
ゲームの方は『YAMASA RAGGIO』の名前でリッジレーサーズ2に登場。元々は「パチスロリッジレーサーシリーズ」を制作する山佐とのコラボ企画で作られた。実車の方はNSXをベースに改造されており、東京オートサロン2006などで展示されていた模様。
今も「ヤマサ ラッジオ」で画像検索すれば当時の写真がヒットするため、興味のある方は検索されたし。
またゲームキューブ及びPS2では外伝的な位置付けで「R:RACING EVOLUTION」という実車が登場する作品がある。
こちらは挙動はリアル志向で後ろに張り付くとミスを誘えるプレッシャーシステムが導入されていたり、R34GT-RやRX-7など湾岸マキシにも登場するマシンも収録されている。
家庭用では長らく初代プレステからPS Vita、Xbox360やニンテンドー3DSなど様々なハードのベンチマークローンチタイトルとしてリリースされていた。
しかし2012年に海外でのみ発売された「リッジレーサー アンバウンデッド」を最後にリッジレーサーの新作は発売されておらず、10年以上経った現在でもPS4版およびSwitch版、PS5版リッジレーサーは発売されていない。
登場車種
一部のマシンはドリフトスピリッツにも登場している*6。パックマンのマシンもコラボ車として登場してるがそちらはドリフトスピリッツの項目参照。
※図鑑画面の画像はできれば撮影スタジオガレージに差し替えをお願いします。
- アッソルート
国籍はイタリア。メーカー初出はレイジレーサー。- BISARGENTO(ビザージェント)
リッジ6、7に登場したビゾンテの後継機と言われている。
- Chihaya SP
- Chihaya SP
- FATALITA(ファタリタ)(リッジレーサーVita)
形こそ異なるがレイジレーサーから登場してるアッソルートの代表車。
- Takane SP
- PAC-MAN 43nd Anniv.
- Takane SP
- FATALITA(リッジレーサー7)
- PROMESSA(プロメッサ)
初登場はリッジレーサータイプ4(R4)。かなり形が変わっている。
- 20th anniv.
- Yayoi SP
[添付]
- 20th anniv.
- BISARGENTO(ビザージェント)
- カマタ
国籍は日本。メーカーの初出はリッジⅤ。- FIERA(フィエラ)
- Haruka SP
- Haruka SP
- RC410(アールシーヨンイチマル)
- Ritsuko SP
- PAC-MAN 42nd Anniv.
- Ritsuko SP
- SYNCi(シンキ)
- PAC-MAN SP
- PAC-MAN SP
- FIERA(フィエラ)
- グナーデ
国籍はドイツ。メーカーの初出はレイジレーサー。- DIGNISTAR(ディグニスター)
- Yuhiko SP
- Yuhiko SP
- G00(ジーマルマル)
- MAGNIFICO(マグニフィコ)
- DIGNISTAR(ディグニスター)
- ジーファ
国籍は香港。メーカーの初出はVita版。元々は投資会社。- ARCHANGEL(アークエンジェル)
Vita版に登場するデビルカーの一つ。別名エンジェルカー。
カマタ・アンジェラスの後継機と言われておりリッジ6の時のと形状が似てる。
- ARCHANGEL(アークエンジェル)
- ソルダ
国籍はフランス。メーカーの初出はリッジⅤ- CRINALE(クリナーレ)(リッジレーサー7)
かつては「リベルタ」というメーカー(国籍はイタリア。リッジⅤまであったがソルダ社に吸収合併されたという)から登場したデビルカーの一つ。
デビルカーは主にクリナーレを指す事が多い。またゴキブリ呼ばれされてるようで...
- CRINALE(リッジレーサー6)
- CRINALE (リッジレーサー (プレイステーション・ヴィータ))
- MELTFIRE (メルトファイア)(リッジレーサー6)※PAC-MAN 40th Anniv.・RIDGE RACER 30th anniv.・Miki SPのみ。
- RIDGE RACER 30th anniv.
[添付] - Miki SP(リッジレーサー (プレイステーション・ヴィータ))
- RIDGE RACER 30th anniv.
- RAUNA(ラウナ)
- Makoto SP
- PAC-MAN 41st Anniv.
- Makoto SP
- CRINALE(クリナーレ)(リッジレーサー7)
- ダンヴァー
国籍はアメリカ。メーカーの初出はリッジⅤ。- BAYONET(ベイオネット)
ラッキー&ワイルドのウィスダムと同様かつてはリザードというメーカーから出ていた車の一つ。
- BAYONET(ベイオネット)
- テラジ
国籍は日本。メーカーの初出はR4。HIACE WAGONハイリフト (KZH100G)のタイヤの横に書かれてる文字の元ネタ。- WILD GANG(ワイルドギャング)
- STARNOSE(スターノーズ)
- WILD GANG(ワイルドギャング)
- ヒンメル
国籍はドイツ。メーカーの初出はリッジⅤ。- EO(イーオー)
- Azusa SP
- Azusa SP
- EO(イーオー)
- ラッキー&ワイルド
国籍はアメリカ。メーカーの初出は3D。
- メーカー不明
- MONSTROUS(モンストラス)
どこにどう格納されてたのか分からないニトロ機構から吐き出されるトリプルニトロは一見の価値あり。
- F/A RACING(エフ/エーレーシング)
- MONSTROUS(モンストラス)