【とんがりぼうし】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:55:52

概要

DQ5以降の全作品、及びリメイク版DQ3に登場する帽子。
一般的に「とんがりぼうし」というと道化師か魔女の被る帽子を思い浮かべるが、DQの「とんがりぼうし」はどちらとも全然違う形状で、伝統的な橋の柱の上部によくある擬宝珠(ぎぼし)みたいな形をしている。
ドラクエ的には【スライム】の頭部みたいな形と言ったほうがわかりやすいかも。
なんというか、材質がイマイチ判然としない外見をしている。革や布、金属ではなさそうなのは明白で、イラストの質感だけ見ると粘土が近いように見えるが、流石に陶器の帽子は考えづらいし……。
DQ5で仲間スライム用の装備として初登場し、「モンスター専用装備もいろいろ存在する」という世界観を説明するのに丁度良いアイテム。
一応人間にも装備可能者はいるが、サンチョ、チャモロ、ヤンガスなどちょっとアレなキャラ向けだったり、DQ7やDQ9・DQ11では一般的だったりと扱いは様々である。
基本的には【かわのぼうし】よりはやや強い。
設定上は「わんぱくな子供に親が被せる帽子」らしく、現実世界で言えば安全ヘルメットのようなものか。守備力の妙な高さも一応納得はいく。

DQ3(リメイク版)

本作特有の「他作品ではパッとしない装備品が妙に強い」という法則が如実に表れた装備の一つ。
どういうわけか21もの【しゅび力】を誇る歴代最強のとんがり帽子である。
その分登場時期も遅く、定価も2300Gとなかなかの値段。【テドン】の村で売られている。また、【第3のすごろく場】【よろず屋】でも購入可能。
 
【僧侶】【遊び人】【賢者】が装備可能で、遊び人にとってはこれが最強兜。
ただ、女性キャラには760Gで守備力20と格段にコストパフォーマンスの良い【ぎんのかみかざり】があり、そちらを装備させたほうが賢明。
ここにも【女尊男卑】の傾向が窺える。
男僧侶と男賢者がパーティにいる場合のみ購入されることのある、今ひとつ目立たない装備といったポジションだろうか。
(男)魔法使いが装備できたら使い出も広がったのだが…というか、名前的にある意味一番似合う職業であろう魔法使いが対象外なのがちょっと謎。
ちなみに女魔法使いは一般的にイメージされるであろう方のとんがりぼうしをグラフィック上で標準装備している。装備品の方はこれとは違うということか。
 
一応【第2のすごろく場】で何もないマスを調べると拾えることがあり、その時点では破格の性能ではあるが、極めて低い確率でしか拾えないので無理に粘る必要はない。
手に入ったらラッキー、くらいの心持ちでいよう。
ちなみに、これを拾ったときのアイコンはてっぺんのとんがったハットだったりするので、本作ではいわゆる魔道士系の帽子なのか…と思わせておいて公式ガイドブックでのイラストはやはり例のあれであった。
なお、この件については本作では帽子系のアイテムはすべて同じアイコンで統一されているというだけの話である。

DQ5

【スライムのふく】【とがったホネ】に近い、モンスター向けの装備。
どういうわけか【サンチョ】も装備できる。
【オラクルベリー】で70Gで市販されており、主にスライム系が装備できるが、いかんせん守備力が3しかなくとても弱い。
【ラインハット】まで行けば【かいがらぼうし】を買える(宝箱からもひとつ出る)のでさっさとラインハットに行きたいところだが、リメイク版ではサンタローズの洞窟をクリアするまではラインハットに行けなくなったため、サンタローズの洞窟にスライムを連れて行くなら被せてあげよう。
一応、【おなべのふた】(40Gで守備力+2)とセットで装備させれば確実に1ダメージは減らせる。

DS版

この名前を称した「とんがりぼうし?!」という、【すれちがい通信】によるイベント配信限定の【名産品】が配布された。
外見は茶色のとぐろを巻いた形状の帽子。メッセージは

ぼくのなまえは とんがりぼうし
ちゃいろい スライムじゃないよ
えっ? アレに にてるって?!

というものだった。

DQ6

守備力は3で据え置き。かっこよさ-2。
今作でもモンスター専用装備と思いきや、どういうわけか【チャモロ】も装備できる。
そして、チャモロに装備させろとばかりに【ゲントの村】の長老宅で手に入る。もしかしてチャモロの私物なのだろうか。
しかし、もっと早く手に入って守備力6の【きのぼうし】があるので、そっちの方が強い。
一応はチャモロの初期装備の皮の帽子よりはマシなので、木の帽子を持っていない、売ってしまったという人はムドー戦までは無料のこれで我慢するというのも手。
【スライム】などには【モンストル】で貝殻帽子を購入してやろう。
【カメのこうら】との組み合わせでかっこよさにコーディネートボーナスが得られるが、元がマイナス同士では【ベストドレッサーコンテスト】にお呼びがかかる事はまずない。

DQ7

仲間モンスター削除に伴い、人間キャラクターも装備できるように変更されたため、元オオカミの【ガボ】はもちろん【主人公】【キーファ】も装備可能。
デザイン性自体は変わっていないようで、DQ6に引き続きかっこよさが-2される。
過去【ウッドパルナ】以降で市販されており、【かわのぼうし】が65Gで守備力3なのに対し、こちらは70Gで守備力5とコストパフォーマンスがよい。
自室のタンスから皮の帽子が1つ拾え、この帽子も後々過去の【エンゴウ】で拾えるため、過去のウッドパルナで1つだけ購入しておくと無駄がない。
 
序盤こそ性能はまずまずだが、行く先々の町にてタンスを荒らしていると、これが延々と出てきて袋に溜まっていく。
序盤~中盤はもちろん、終盤の町でもなお入手させられるのにうんざりさせられたプレイヤーは多いだろう。
もしかしてDQ7世界では流行のデザインなのだろうか。かっこよさマイナスなのに。
中盤以降では使い道もなく、売却額も非常に安いため逐一処分するのも面倒という困った代物。……まぁ明らかに他者の所有品であろうものを失敬しておいてそれに文句を言うのもどうかという話ではあるが。

DQ8

守備力7。価格は70G。やはりダサさが災いしたのか、【ヤンガス】専用となってしまった。3DS版では【モリー】も装備できる。
【船着き場】で購入できるほか、【だいおうキッズ】が通常枠(1/32)で落とす。
 
皮のぼうし(守備力3・65G)やヘアバンド(守備力5・150G)と比べると抜群のコストパフォーマンスを誇る。
これ単品でも船着き場到着時点ではそこそこ強力な兜だが、【いしのオノ】と錬金することで、さらなる上位兜である【石のぼうし】が作成可能。
様変わりするかと思いきや、ダサさではこちらも負けず劣らずである。
…まぁ強いことは強いので、用意が整い次第作りたい。
石の斧は手持ちの物を使ってしまってもいいが、港のすぐ外のフィールドにある宝箱からおあつらえ向きに1つ入手できるので、そちらを使う方が無難だろう。
 
なお、皮の帽子と【鉄のクギ】の錬金によって作成できるものの、【鉄のクギ】は貴重であるため、【ハイブーメラン】【とうぞくのかぎ】を優先するのが一般的である。
相対的に【地雷錬金】とも言えてしまうか。

DQ9

守備力9、840G。
DQ8と同じく船着場で売られている。偶然か?
マルチプレイを除けば、【しにがみ】のレアドロップで手に入るのが最速。
皮の帽子+【まじゅうのツノ】で錬金して入手する方法もある。
全職業装備可能なので、【てつかぶと】が装備できない仲間に。
攻撃魔力が6、回復魔力が4上がる付加効果もある。
 
【スライムゼリー】3つと錬金することで【スライムヘッド】
【まじゅうの皮】【やわらかウール】と錬金すれば【ハンターぼうし】になる。

DQ11

男性専用の帽子。うち直しに必要な宝珠は3個。

-+1+2+3
守備力5678
攻撃魔力45
回復魔力34

【ナプガーナ密林】【ホムスビ山地】【旅の商人】や、【ホムラの里】で販売。価格は70G。
PS4版等の場合【導きの教会】【井戸】の中で1つ手に入る。ちょうどこの時には【カミュ】が加わって主人公と合わせて2人分の装備を用意する必要ができたのでこのタダ入手は嬉しい。
ちゃんと探索していればこの時点で皮のぼうしも一つは手に入っているので、店売りのこれを1つ買って二人ともこれをかぶるか、1人は皮のぼうしで妥協するかは悩ましいところである。
一方の3DS版や2Dモードだと導きの教会の井戸には入れないため、タダ入手が不可能。そのためどちらか1人はその辺で拾った守備力1の【バンダナ】を着る羽目になってしまう。
そしてカミュ加入直後に訪れる【デルカダール城下町】の下層で皮のぼうしを新調してしまうと、そのまた直後ナプガーナ密林で売ってるコレにすぐ買い替えるのは躊躇するかもしれない。
何しろそこには420Gの【ブーメラン】が売っているため、こちらを優先するととんがりぼうしまで買い揃える余裕がなくなってしまうからだ。
 
要はPS4版等では普通に使う装備だが、3DS版等では使うかどうかはプレイヤー次第と、ゲームハードごとに利用価値が違ってくるアイテムである。
これに関しては最序盤の些細な守備力の増減程度の差でしかないため正直たいした内容でもないが、早くもPS4版と3DS版における仕様の違いの差、および各装備品に対するプレイヤーの認識に違いが生じる事例と言えるだろう。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.214
レアリティジャンク
カテゴリーヒストリー
コレクション防具
標準価格22,000G