概要
リメイク版DQ3とDQ5以降に登場する鎧。その名の通り亀の硬い甲羅をそのまま防具として利用したもの。
非常にカッコ悪いのだが、DQ3を除けば【はがねのよろい】に匹敵、または凌ぐ【しゅび力】を持っている。
耐性等は一切ないものの、耐性付き装備が少ない時期、あるいは装備者が限られているなどの理由で利用されることも時々ある。
普通の鎧が装備できない後衛や仲間モンスターなどの特殊な職業のキャラクターにとっては、そこそこしっかりした守備力を確保できる貴重な防具である。
よく似た装備に【こうらのよろい】があるが両者の関係については謎。これを補強すると【トータスアーマー】になる。
ちなみに名前の割に【ガメゴン】系列は落とさない、DQ10では過去にガメゴンの甲羅を背負って修行するのが大流行したらしく、現代ではガメゴンが絶滅している。
このネタからしても、元ネタは【ドラゴンボール】初期の修行である可能性が高いが、あちらには防具的用途は無い(体の前面のガード自体存在しない)。
ただし、これを装備して素早さが下がるなどの効果はない。
DQ3(リメイク版)
【レーベ】でのみ販売。守備力15、定価330G。
FC版から対たる甲羅の鎧が存在する本作では、鎧より若干下の位置づけとなっている。
【商人】、【魔法使い】、【遊び人】が装備可能。
甲羅の鎧のほうは【勇者】や【戦士】、【僧侶】などの主に前衛~中衛職向けの装備であるのに対して、こちらは主に後衛職・非戦闘職向けの装備であるという違いがある。
甲羅の鎧の存在価値がほぼ皆無なのに比べ、こちらは貧弱な魔法使いの守備面強化において重要な役割を果たす。
ちなみに、なぜか商人のみ例外的に、この防具と甲羅の鎧の両方を装備できる。
【いざないの洞窟】に挑戦する前に魔法使いに買ってやりたいところだが、この時期の防具としてはずば抜けて高額なのが欠点。
具体的に言うと、この時期で次いで高額なのが守備力12、定価180Gの【かわのよろい】。
金額では150Gも上回りながら守備力の差はたった+3と、魔法使いが装備できるという付加価値を考慮しても、コストパフォーマンスは劣悪である。
FC版に比べてアリアハン大陸の敵の報酬が引き上げられてはいるが、これを買うだけの資金なら【ナジミの塔】攻略時点で何とか貯まるものの、他の防具や武器も買おうとするとどうしても稼ぎが必要になってしまう。
ちなみに女性専用だが同守備力の【かわのドレス】が【ノアニール西の洞窟】で拾えるので、稼ぎが面倒なら亀の甲羅はスルーしてもいいかもしれない。…そこまで【たびびとのふく】で切り抜けられる自信があれば、の話だが。
また、遊び人もカメのこうらを与えなければ初期のまともな鎧は【けいこぎ】止まりになってしまうが、序盤の戦力的価値を考慮するとそこまで優先して装備を与える必要はない。遊び人の場合は、【ノアニール】のタンスから手に入る【かわのこしまき】を装備できる。
第2の【すごろく場】で何もないマスを調べると低確率で入手できるが、さすがにその時点では役に立たない。
DQ5
初登場作品。守備力33で値段は2500G。
【ポートセルミ】や【ルラフェン】、【サラボナ】、【グランバニア】で販売。
人間キャラでは【サンチョ】が、仲間モンスターではスライム系と【おどるほうせき】の【装備グループ】、および【ドラゴンキッズ】が装備可。
特におどる宝石のグループにとってはなんとこれが最強装備。安上がりといえばそうだがこの程度の防具では終盤が心許ないだろう。
SFC版では【フローラ】と結婚したとき限定の【みずのはごろも】や、リメイク版以降の【オラクルやののれん】を除いた場合、スライム系もこれより強い防具は青年時代後半に手に入るものに限定されるため、中盤戦はこれを装備することになるだろう。
DQ6
守備力と値段は前作据え置き。かっこよさは-15と大分落ちる。【カルカド】と【ホルコッタ】にて販売。
【チャモロ】と【アモス】の他に、スライム系と【ファーラット】の【装備グループ】のモンスターが装備可能。
アモスは初期装備の【はがねのよろい】で十分。場合によってはチャモロも鋼鉄の鎧か【みかわしのふく】を装備しているだろう。
スライム系のキャラは前作同様これからしばらく他の防具が無いので、中盤戦はこの防具頼りに…は、ならない。
というのもDQ5と違って今作ではスライム系もみかわしのふくが装備できるため不要なのである。
【ベストドレッサーコンテスト】では【とんがりぼうし】との組み合わせでコーディネートボーナスが貰えるが、元がマイナスなので狙うだけ無駄だろう。
モンスターのドロップとしては【アイアンタートル】、【ディープバイター】といかにもなモンスターに加え、
【ボーンプリズナー】も落とす。グラフィックからはよくわからないが装備しているのだろうか。
ドロップ品として入手する頃には性能が微妙なので換金したほうが良いだろう。
リメイク版
【レイドックの井戸】のエンカウントの仕様の変更に伴い、
理論上は最速で入手できる時期が【こおりのやいば】と同じく下の世界の【レイドック】に到着した時点と前倒しになった。
もっとも装備可能な仲間が下の世界のレイドック到達時には加入しておらず、
チャモロが加入する【ゲントの村】で上記でも触れられているみかわしの服が購入できるので仮に運よく最速のタイミングで入手できた所で実のところ攻略上はほとんど関係無いだろう。
DQ7
性能はDQ6据え置きなのに値段は3800Gと大幅値上げ。【ガボ】のみが装備可能。
【メザレ】(現代)や【砂漠の城】(現代)、【クレージュ】、【リートルード】(過去)で販売。
売られ始めて以降、単純な守備力においてはガボにとってはしばらく最強装備となる。
とはいえ、先にダーマ編で購入できる【みかわしのふく】には守備力で上回るものの総合性能で劣り、同時期に現代【ダーマ神殿】でほぼ同価格で買える【まほうのほうい】は、守備力がわずかに低いだけで高性能な呪文耐性持ち。
はっきり言ってわざわざこれを買う価値はない。
前作同様に【世界ランキング協会】のかっこよさ部門でボーナスを狙えるが、基本値の低さからやはりやるだけ無駄。
後に【ブルジオの屋敷】の地下で拾える。
タダで貰える分には悪い性能ではないもののさすがに入手時期が遅すぎる。
対物理攻撃用にわざわざ魔法の法衣から切り替えるほどの性能差でも無いので、さっさと売却して他の装備を購入するための資金にするとよい。
ちなみにDQ7の説明書には【主人公】が装備しているイラストがあるが、ゲーム中の彼は装備することができない。
リメイク版DQ3に続いて甲羅の鎧と共演しているが、ガボは甲羅の鎧を装備できず相変わらず装備可能者に差が見られる。
この作品では未加工であるはずのカメの甲羅の方が守備力が高いという逆転現象が起きている。
一部作品のガイドブックでは「甲羅の鎧は薄い鉄板を甲羅のように並べている」とあるが、統一設定かどうかは不明であり、甲羅の鎧は亀とは違う、別の何かの甲羅なのだろうか?
リメイク版ではこの「鉄板を甲羅のように並べた鎧」のイラストが甲羅の鎧のグラフィックとして正式に採用されており、そちらは明確に金属製と見ていいだろう。
何気にPS版では【ラッキーパネル】で専用の絵柄がある数少ないアイテム(他には【こんぼう】等がある)。
DQ8
守備力は37と上昇したが値段は2300Gとリーズナブルになった。【ヤンガス】のみ装備可能。
基本的には【商人のテント】でしか販売していない。
ただし【煉獄島】脱出後から【ゴルド崩壊】までのごく限られた期間のみ、【聖地ゴルド】のよろず屋でも購入が可能。
このほか【ベル】(1/64)と【マッドロブスター】(1/256)がレア枠で落とす。
安くなったのはいいのだが、相変わらず耐性は皆無で魅力に欠ける。
時期的に見ても大抵は【毛皮のポンチョ】が既にあるし、すこし先に進めばあつでのよろいが購入可能になる。
これ以外にも【てつのよろい】や【ぎんのむねあて】など、代替・上位装備の用立てには事欠かない。
【アスカンタ】付近でベルが落とせばかなりのフライングゲットになるが、それでも活用する機会があるかは微妙なところ。
錬金材料にも何ら関わっていないので、アイテムコンプなどの目的がなければわざわざ購入する必要は一切ない。
余談だが、本作の売値レートは基本的に市販品の半額なのだが、これは価格が2300Gであるにも拘らず、売値が1100Gと何故か本来の額より50Gだけ少ない。設定ミスだろうか。
DQ9
守備力22で値段は1550G。【ツォの浜】や【船着き場】で販売している。
戦士、僧侶、【武闘家】、【盗賊】、【旅芸人】、【バトルマスター】、【パラディン】、【魔法戦士】、【レンジャー】、【スーパースター】と、
元来のシリーズに比べて非常に幅広いキャラが装備可能となっている。
【てつのむねあて】に【べっこう】と【緑のコケ】で作ることができ、カメのこうらにべっこうと緑のコケを二つずつ混ぜると【トータスアーマー】になる。
トータスアーマーとこうらのよろいは共演していないが、この二つの関係もよくわからない。
クエストNo.082【こうらを背負って】では必須アイテムとなっている。
DQ11
【主人公(DQ11)】、【カミュ】、【マルティナ】、【ロウ】、【グレイグ】が装備可能。
かっこ悪い装備の代表格だがみりょくは下がらない。うち直しに必要な宝珠は7個。
- | +1 | +2 | +3 | |
守備力 | 37 | 38 | 40 | 42 |
なんと非売品。【ソルティアナ海岸】の宝箱に入っており、船入手後すぐに拾いに行けばその時点では最強の鎧となる。
寄り道をするプレーヤーへのご褒美的な意味合いだろう。
今までであれば耐性付き装備やらみかわしの服やらに性能面で負けまくっていたが、時期的に手に入る耐性付き防具は早期入手が難しい【毛皮のポンチョ】くらいしかなく、みかわしの服は回避率が大幅に下がっている点に加え正規の入手時期がこれよりも遅い。
コスパ面を問題視されてたことについても、拾い物で入手できるという点でクリアしたため、今作での利用価値は大きく上昇している。
主人公は性能的に大差ない【てつのよろい】か【聖騎士のよろい】を身に着けているはずなのでカミュに装備させると良い。
上記の毛皮のポンチョか、同じく早期入手が難しい【大盗賊のマント】までの繋ぎとしては十分使えるだろう。
また【マーマン】(邪ver含む)がレア枠(1/64)で落とす。拾えるものよりほんの僅かにフライングゲットが可能。
お宝ハンターで狙うほどではないが落としてくれたら嬉しい。主人公にも装備させよう。
売ると1150G。
ビルダーズ2
守備力23の鎧で、【モンゾーラ島】の巨大な【じごくのハサミ】を倒すことでレシピが手に入る。
必要な材料は【骨】5、【草糸】1。
モンゾーラ編では破格の防御力を持ち、非常に頼りになる…のだが、全ての防具が外見に反映される今作ではそのありえない程のダサさを実感できる。
プレイヤーキャラが付けるだけでその格好悪さが露呈するのだから凄い。周囲の人物が真面目に戦ってる中、主人公だけがイロモノキャラに見えてしまうほど。
面白半分に【更衣室】のタンスにこれを入れてしまうと、ストーリーに関わるキャラがこの格好のままイベントに参加してしまい、色々と台無しになる。
またモンゾーラ島の時点では骨は出現率の低い【アンデッドマン】を倒さないと入手できないので、終盤旧大樹の島に行くまでは作りづらい。そこまで行けばゴロゴロ落ちているので作りやすくなる。
カッコ悪さはからっぽ島に帰って【ドレッサー】を使えるようになるまでガマン。あるいはモンゾーラへ出発する前にあらかじめドレッサーを使っておくか、移動速度の上がる【けいこぎ】で妥協してもよい。オッカムル島クリア後は染色も可能になる。
トレジャーズ
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 154 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | 防具 |
標準価格 | 380,000G |