関連項目:アイテム/【ミスリル】、データ/【ミスリルシリーズ】
全般・概要
FFならずともRPGでは比較的メジャーな金属。
ミスリル製の武具は序盤から中盤あたりで登場し、それなりの値段でそれなりの性能である。
『指輪物語』などを著したJ・R・R・トールキンの小説によく出てくる金属である。
中つ国では非常に貴重な存在であるが、FFでは無限にあるのではないかと思えるくらい、ごくありふれた金属である。
ミスリル!すべての民がこれを欲しがった。 これは銅のように打ち伸ばすことができた。 またガラスのように磨く事ができた。 ドワーフたちはこれを軽くてしかも鍛えた鋼よりも堅い金属に作り上げる事ができた。 その美しさは銀のそれに似ておるが、ミスリルの方はくろずむこともなく、曇ることもなかった。 エルフたちはこれを非常に好んだ。そしていろんなものに用いたが、 これでイシルディン、すなわちあんた方が扉の上に見た星月を作ったのじゃ。 指輪物語・旅の仲間 J・R・R・トールキン/瀬田貞二・田中明子
FFはもとより、様々なRPGに登場する金属。銀に似た光沢をしているらしい。硬くて軽量という素敵な性質。
展性・弾性にも優れるのか、鎧・兜・盾・篭手・服・剣・槍・杖・弓・銃など加工品も多い。
さらにプラチナ合金にしたり金メッキを施したりもする。
ミスリルシリーズを扱う町というのもあったりする。
ミスリルドラゴンなんてのもいるあたり生物の体内にも存在するのか?
- ミスリル以外にもゴールドなどの金属名前を冠したドラゴンが登場する場合があるので、
それは色の事なのか実際その材質が鱗に含まれているとかなのか気になるとこである。
FFシリーズにおいては序盤~中盤の繋ぎ素材であり、最後まで役に立つことは少ない。
- 鋼くらいの価値になっており、逆に刀の原料となる鋼鉄類の価値が非常に高くなっている場合がある。
FF1ではミスリルシリーズが説明書に載ってる最強の装備品だった。中盤を支える貴重な戦力。
FF2でも店売り品で唯一「ミスリルを渡す→ミスリル製品が販売される」というイベントがある。序盤から中盤へかけての戦力増強用。
FF3では完全に序盤専用のアイテムへと降格したがミスリル鉱山がある。
FF4では中盤のアイテムになったがミスリルの町があり、重要性は下がっても特別扱いされている。
FF4以降の扱いは下がりっぱなしな気がする。最近作のミスリル装備はミスリルメッキかと思えるほど。
序盤の武器より強いのは、常に魔力を帯びているため。
本当に銀なのか定かではないが、漢字で"魔法銀"と当て字される事もある一方で、FFシリーズのミスリル製品に魔法防御などのボーナスが大きくついた例は無い。
- FF零式でついに魔力ステータスボーナスが付いた。
しかも全魔力アップという優秀さであり、装備品自体の性能も良好。
零式は魔法が強めなので嬉しい追加効果である。 - 聖剣伝説で既に魔法ダメージ軽減効果がある。
ミスリルはトールキンの造語であり、作中の創作言語シンダール語(古代のエルフ語)で「灰色の輝き」の意味。
「ホビット」がトールキンエステートからの抗議により他のファンタジー作品に使えなくなったことに比べると、「ミスリル」の氾濫っぷりは凄まじいものである。
- 他のゲームやシリーズでホビットに良く似た種族が「ハーフリング」や「グラスランナー」と呼ばれているのはこのせいである。
ミスリルの方も抗議されていたら色々とネーミングが迷走していたかもしれない。 - ミスリル自体もホビット同様の扱いなので、海外製の多くのゲームは既にスペルを変えて対応している。
- 具体的にはミスリル⇒ミスラルって具合に。それだけでなく、あまり原典と違う描写にしてはいけないんだとか。
- 原典での綴りは「Mithril」だが、FFに登場する時はほとんどの場合「Mythril」と表記を変えている。
指輪物語では鎖かたびら1つで広大な土地(+家)が買える程の超貴重金属だったのにこの価値の暴落ぶり、もしかするとFFのミスリルはRPGゲームで一番弱いミスリルなのでは?と思う。
- FFに限らず武器や防具のランクが材質に左右されるゲーム
(同じような武器や鎧でも木→銅→青銅→鉄→鋼→銀→金、などのように材質が変わる事で性能が上がる)ではどうしても扱いが不遇になりがちである。 - 欧米、日本を問わず武器や鎧の性能が材質より形状に左右されるTRPGのようなゲーム(例えばローブ<レザーアーマー<チェインメイル<プレートアーマー)では未だに貴重な金属として君臨している事が多い。
(オリハルコンクラスの価値がある)
FFでは全体的にブロンズ(青銅)<アイアン(鉄)<ミスリル(銀)<ゴールド(金)となっている。
- ゴールドの上にはダイヤ・クリスタル・源氏などがくる場合が多い。
- 他にはドラゴンというのもある。
これらは防御力で劣っていても属性耐性などを持っていることが多いので一概にどちらが上と決めにくい傾向がある。
海外版では「MITHRIL」ではなく「SILVER」表記が多い。
ゴールドより質が低くなったのはその影響だろうか?
- ミスリルの事はミスリル銀(英語だとMithril silver)と表記される事もあるのでその関係じゃないかと思われる。
- もしくは「まことの銀」「モリア銀」(というよりもミスリルは英語ではなくエルフ語の名称である)。
なので、当時の開発スタッフが「まことの銀?ただの純銀のことだろ」と思い込み、ただの銀だと思って使ったのかもしれない。- さもなくばゴールドとアイアンの間にあり、銀食器並にわらわらと出てくる理由がつかない。
ギサールの野菜のように架空の産地の銀とすればよかったのに。
- さもなくばゴールドとアイアンの間にあり、銀食器並にわらわらと出てくる理由がつかない。
FFシリーズにおける扱いの変遷例。
- 初代FF1の時点でもう既に単なる鉄の鎧に硬さでは負けていたりする。
重さではミスリルメイルの方が軽く、回避の面では勝る。 - FF2の時点で銀製品に既に負けている。
FF2のミスリルアーマーは銀の胸当ての完全なる下位互換性能品。
銀の胸当ての方はミスリルを入手する前から普通に購入できるほか、GBA版以降追加されたゲーム内の説明文でもミスリルアーマーは「ミスリルせいの アーマー」なのに対し銀の胸当ての方は「ぎんせいの むねあて」と明確に別素材扱いとなっている。 - FF5では、銀の胸当てや銀の腕輪と並べて売られているので、本当に銀と同一扱いされてる可能性が高い。
- FF9では、FF2と同じく銀より劣る。(ミスリルフォーク<銀のフォーク)
作品にもよるがグラフィック上の色合いは銀色というよりは水色っぽいケースが多い。
特にミスリルゴーレムやミスリルドラゴンなどモンスターが顕著。
しかし、世界でここだけにしか見いだせないものにモリア銀があった。 すなわち人呼んでいうところのまことの銀、エルフの言葉でミスリルじゃ。 ドワーフたちがつけた名もあるが、かれらはそれを人にはいわぬ。 当時でもその値打ちは金の十倍もあった。 指輪物語・旅の仲間 J・R・R・トールキン/瀬田貞二・田中明子
FF1
序盤で店売りのミスリルソードが登場する。
値段は張るものの登場時期のわりには非常に強力。
エルフの町にミスリルソードが4000ギルで売られており、非常に強力だが、価格も序盤では考えられないほどの値段のため、ナイトの鎧と同じく無理して買う必要は無い。
神秘の鍵がとれれば、若干効果が落ちる程度の武器はゴロゴロ手にはいるし。
もしも序盤で買ってしまったなら、フレームソードまでは持ち替える必要すらなくなるバランスブレイカー。
そのためか、リメイク版ではエルフの町では販売していない修正の入った物もある。
- とはいえ、ナイトの鎧に比べればまだ現実的に手の届く範囲。買えるなら買って損はしない。
神秘の鍵の宝物庫から入手できる武器はミスリルソード以外の店売り品とほとんど性能が変わらないので、ミスリルソードの代替になるとは言えない。
ミスリル製品自体はクレセントレイクの町で大量に売られており、一見すると一気に装備が調えられそうな気がするが、実はここでもわざわざ買う必要のある物はほとんど無い。
- 流石に革の盾と同性能のボッタクリ防具バックラーに負けるようなことはない。
戦士(ナイト)が1人以下の場合はタダで拾える防具でほとんど賄えるが、2人以上いるならミスリル装備をここで買い揃える意義は充分にある。
FF2
フィン王国が帝国に負けた理由の一つが「フィン王国にミスリル製武具が無かった」だったため、それに対抗するためにミスリル入手に向かうことになる。
ゲーム中では序盤で手に入る武具であるため、たいした強さは無い。
しかし、ロングソード程度ではオーガ等に対してほとんどダメージを与えられず、これくらいになるとまともにダメージを与えられるようになる。
- ミスリル製武具より強力な武器をオーガチーフが持っていたのは内緒だ。
SORでスコットの装備を見ると、ミスリル一式がズラリと並んでいる。
つまり、帝国が襲撃してきた時点でフィン側にも若干のミスリルはあったことになる。
- スコットがミスリル製品を所持している話自体はFC版のときからあったもの。詳しくはスコットの項目を参照。
おそらくだが、一般兵にまで支給できるかどうかが勝負の分かれ目なのだろう。
【ミスリル】
つよく かこうしやすい きんぞく。
まほうにも よくはんのうし まほうのぶきや
ぼうぐをつくるもとになる。
ミシディアにある古代の書物の記述より。
つまり、フィンの町に売っている「ほのおのゆみ」などの攻撃属性を持った武器、「おうごんのよろい」などの魔法耐性を持つ防具などはミスリル製ではないかと推測される。
「ほのおのゆみ」は「ほのおのミスリルボウ」が省略されてそう呼ばれているに過ぎない、というわけである。
また、「ミスリル~」と名前のつく武器防具はおそらく「ミスリルを使用した武器防具」でしかなく、魔法による強化は施されていない。
そう考えればあの程度の性能でしかなかったことにも納得はいくのではないのだろうか。
- もしもそうなら、逆に考えれば、かなり上位の武具にミスリルが使われてる事になり、魔法との親和性の良さを目一杯活用して作り上げたそれらの武具の強さが、ミスリルという金属が持つ本当の性能ではないかとも思う。
- ならば、ヒルダは「帝国の装備がミスリル製」と言っていたが、ミスリル単体で武具を作っても、帝国のミスリル装備に肩を並べたとは言えないわけだ。
- 武器屋の親父にはそこまでの加工技術が無かったのか…。
ミスリルシリーズの性能面は微妙であり、鎧以外全て下から数えて3番目・鎧も下から6番目の強さしかない。
FF3
序盤で店売りのミスリル製の武具が登場する。
そしてツノガイの貝殻でできた防具にすら性能が劣る。
本気で「お前そもそも金属なのか?」と突っ込みたくなるほどの脆弱さ。冷遇ここに極まれり。
- 魔法で強化されているわけでもなんでもないただのはちまきの方がミスリル製の兜を上回る硬さのその貝殻製の兜よりもさらに硬いため、気にする方が負けなのかもしれない。
もっとも、はちまきは装備品のとても少ないモンクにとっては貴重な防具なので、現実的な設定に合わせて紙防御にされてもそれはそれでとても困った事になってしまうから、ゲーム攻略的には仕方がないのだけれども。
武装としては冷遇処置といえるが、ミスリル鉱山の存在が一応はシナリオに絡んでおり、更にミスリルの指輪が重要な役目を果たす。
ストーリー上では、ミスリルが一番優遇された作品といえる。
装備としての性能が微妙なのは、最近まで鉱山&鍛冶屋が閉鎖してたせいかもしれない。
性能故に序盤でお払い箱と化してしまうが、唯一腕用の小手と腕輪だけは上位互換品が非売品&1個しか手に入らない期間が結構あるためしばらくの間重宝される(具体的にはダイヤの小手&ダイヤの腕輪が店売り入手可能になるまで)。
武具としての使い方以外にも、シドの飛空艇の船首にミスリルを取り付けて補強し、その状態で大岩に突撃するという使い方もされる。
ジンを封印したりジンの呪いを解いて棒人間から普通の人間に戻したり出来るのは凄いのだが、貝より弱い。
FF4
その名も『ミスリルの村』にミスリル鉱山があり、そこでのみミスリル製装備が生産されている。
ブタ、カエル、小人の3つの種族が互いに協力しあって装備を作っているらしい。
ミスリルの村の近くにはアダマンタイトの鉱脈もある。
しかし、初めてここに来られる段階(黒チョコボ入手直後)で喜んでミスリル装備をそろえてしまうと、次に行くダンジョンで悲惨な目に遭うことに。
FF3でもジンを指輪に封印していたが、FF4ではミスリルも霊体耐性を持っている。
- ミスリル製の武器は霊体特効(杖のみアンデッド特効)、防具は霊体耐性と何かと霊体に強い。
れいきしと戦う時など使いどころを選べば十分に有用である。 - ミスリルナイフに至ってはエッジが片手に持つことで、実は最後まで活用できる。
GBA版以降の追加ダンジョンにも、これが特効する敵が少ないながらもいる。
武具としての使い方以外にも、飛空艇が地底の溶岩の上も飛べるようにするため、船体の装甲をミスリルで固めるという使い方もされる。
FF5
カルナックの町でシリーズとして販売されている。
性能は総じてその段階に置いては高い方である。
- 初来訪時点での割引価格で買うのは勿体無い。
ミスリルアーマーの扱いが悲惨。
序盤で出るのは良いとして、すぐ後に出てくる戦闘服『忍びの衣』に防御力で追いつかれ、重さと装備ボーナスではミスリルアーマーの上を行かれてしまう。
FF6
ミスリルソードはついに最弱の剣になった。エドガーの初期装備として登場している。
しかし、ミスリル製防具はある程度ストーリーを進めないと手に入らないため、それなりの存在感はある。
ナルシェのモーグリたちがミスリル製の防具を装備しているが、ナルシェに鉱脈でもあるのだろうか?
- ビックスとウェッジの装備もミスリル製装備で固められている。
どうやら、一般の帝国兵の装備はこれらしい。 - 6の設定上、おそらく魔法と縁のある金属であるミスリルも魔導の消失と共に本来のパフォーマンスを失って久しいのだろう。
その前にミスリルスピアが手に入るのでミスリルソードはまず使われない。
ミスリル製の防具の兜と鎧は非売品の為、存在に気付かずゴールドの兜と鎧を買ってしまうことが多い。
- マランダで買える。目の前に首都があるので、わざわざ寄らない人が多いかもしれない。
FF7
序盤のミッドガル脱出後に最初に行くことになるカームにミスリル系の武器が売られている。
ただその前にもミッドガルでミスリルの腕輪が売られていたりする。
あと、FF7ではキーアイテムとしても登場。
- 銀製品に悉く性能で負けてしまっている。FF7では「銀>ミスリル銀」のようだ。
カームからさほど遠くない湿地帯を越えたところにミスリルマインが存在するが、ストーリー上では特にミスリルに関するイベントは発生しない。
FF7R
ミスリルセイバー、ミスリルクロー、ミスリルロッド、ミスリルの腕輪が登場。いずれも魔法特化型で、物理的な硬度はそれほどでもないことが窺える。
FF7R2
装備品としてはミスリルカラー?が登場するのみ。他にミスリル鉱を素材とするアクセサリがいくつかある。
共和国時代はミスリルマインで盛んに採掘されていたが、神羅がより強靭で美しい人工素材を開発したことで廃れてしまった。
- 実際に高性能の超金属よりも合金の方が優れているようで、FF12においてもその事実が記載されている。
FF9
中世的世界観に戻ったため、比較的多くのミスリル製装備が登場する。
位置付けとしては序盤の装備に当たる。
- 合成で地味に利用することが多いので、いくつかストックを用意しておきたいところ。
FF10
スロット数が2~3個で、物理防御+○%と魔法防御+○%がついており、その他に特殊な装備アビリティがないものはミスリルの名を冠した防具になる。
漢字表記である指輪・小手・腕輪では「精銀」の字に置き換えられる。
FF10-2
アクセサリとしてミスリルバングルとミスリルの小手が登場。
相変わらず特殊効果がなく、HPや防御力の純粋強化でしかないのでやや空気か。
- バングルの性能は、チタン以上クリスタル以下と中々だが、小手のほうは残念ながら系統最弱である。
FF11
貴金属に分類される素材。「霊銀」と当て字されている。
ミスリルを含む鉱石を精製してインゴット(のべ棒のこと)にし、そこから用途に応じてさまざまな加工がなされる。
素材のランクとしては中級。銀以上金以下といったところ。
ゴーレム族のドロップ品にミスリル鉱が入っている。
ミスリルでできている個体があるのだろう。
詳細はこちら→ミスリル
FF12
ミスリルソードとミスリルブレイドの二つの剣のみが登場、最弱レベルの剣である。
遠い未来ではそれなりの性能なのにシリーズ通して考えると一体何があったのだろうかと思わせる程の不遇振りである。
ミスリル自体は貴重品で、交易品の材料となっている。
この他にアダマンタイトやオリハルコン等の貴重な金属も登場している(隕鉄は無い)。
また、合金技術の発達で、アダマンタイトを上回る金属の存在が確認されている。
- イヴァリースにはミスリルの加工技術がないんじゃないだろうか。銃弾も輸入頼りらしいし。
ゲーム内の記述によると、ミスリルは
- マグマにも溶けないほど火に強い。
- 兵士の武具として普及している。
ということらしい。
ミスリルが普及したのは普通の鉄が非常に錆びやすいためと考えられる。
しかし火に強い金属の加工品を大量生産するのは容易ではないはずで、粗悪品が多い可能性はある。
物語冒頭のバッシュが帝国兵を次々倒すシーンでは、帝国兵の鎧の上から剣を叩き付けるように切るので、鈍器のような扱いにプレイヤーから色々とツッコまれていたが、ある意味理に適っているのかもしれない。
- アイアンソードなんかを別にすれば素材に言及してる武器は少ないので、上位装備が実はミスリル製って可能性もないではないが。
FF13
HPを強化するバングル系の中堅としてミスリルバングルのみが登場。
珍しくゴールドよりもランクは上である。
FF14
公式データベース→ミスリルインゴット
霊銀鉱を原料とした金属。作中にはこれを用いた装備品や、それらを作るためのインゴットなどの製作素材がある。
素材はレベル36~51の装備品で使用され、それ以外に調度品(家具)の製作にも用いられる。
また、類似素材として「ミスライト」「ハイミスリル」なども存在する。
FF15
鉱石としてのミスリル(ただしだいじなもの)と、ミスリルの名を冠した武器のミスリルナイフ(短剣)、ミスリルバレット(銃)、ミスリルランス(槍)と、ミスリル製と思われるトレジャーのミスリルインゴット、ミスリルジョイントが存在する。
物語中盤、カエムの岬からアコルド・オルティシエに渡るため船を修理する必要があるのだがその時必要でかつ回収に苦戦してるのがミスリル鉱石であった。
ノクティスたちはスチリフの杜までそれを手に入れることになった。
スチリフの杜まで案内するアーデンいわく
「ミスリルは貴重な鉱石でしょ?だから封鎖もしてるし帝国軍がいるわけ」
らしいのでかなりの価値がある模様。
FF16
エンタープライズに搭載された外燃機関「ミスリル機関」および排熱部の各部品「ミスリルの兜」「ミスリルの盾」「ミスリルの鎧」と名づけられている。
ミスリルそのものは燃やして推進力を得るという前代未聞の燃料扱いでの登場となった。
- 備忘録ではミスリル「鉱」と書かれているので、ヴァリスゼアにおいては石炭に近い性質を持った鉱物と考えられる。
FFT
FFTのゴルランドの炭坑は戦利品も埋もれたアイテムも全てミスリル。
でも炭鉱都市。石炭に混じってるのか。
プレイトメイル、ゴールドアーマー、プラチナアーマー、キャラビニエール、クリスタルメイルを
オンラインヘルプで見ると、ミスリルがこれらの防具の基となっている事が判明できて面白い。
- ミスリル製武器:ミスリルナイフ、ミスリルソード、ミスリルスピア、ミスリルの弓、ミスリル銃
- ミスリル製防具:ミスリルアーマー、ミスリルベスト、ミスリルシールド、ミスリルヘルム、プレイトメイル、キャラビニエール
- ミスリル装備+金装飾:ゴールドアーマー、ゴールドシールド、ゴールドヘルム
- ミスリル装備+宝石:アイスシールド、フレイムシールド
- プラチナとの合金:プラチナメッサー、プラチナソード、プラチナアーマー、プラチナシールド、プラチナヘルム、ブリガンダイン
- プラチナ装備+宝石:クリスタルメイル、クリスタルの盾?、クリスタルヘルム
FFTA
ミスリル製の武器を装備するとコンボアビリティを覚えることができる。なんでだろう?
いずれも非売品。なんにせよ他シリーズよりは特徴的で希少価値があるかもしれない。
他プレイヤーとの通信環境無しの場合、入手する方法がランダムエンゲージクリア時のランダム報酬のみと難易度が高く、狙って入手するのも一苦労(※交易品で必ず出現するミスリルソード除く)。
その入手難易度が災いし、ミスリルソード以外のものは1つも入手することなくゲーム本編(メインクエスト)が終了してしまうことも多々ある。
「ミスリル銀」というクエストアイテムも存在する。
後半のサブクエスト「ミスリル発掘隊」にてオーギー教授から買えるが、10000ギルを要求される。
エンゲージで倒して強奪することも可能。この場合は無料で手に入る。
多くの武器が続投した2では話の舞台が12の世界であったためか、丸ごとリストラされてしまった。
どの武器に関してもカビが生えたようなぼんやりしたグラフィックであり、よく分からない白い物体である。
発光しているのかもしれない。
FFTA2
ミスリル装備は無くなったが、ミスリル銀はある。
加工される場合、ミスリルだとわからないようになっているようだ。
FFUSA
ミスリル製の武器防具全てが最低ランク扱いの装備。
さらにミスリルソードとミスリルメイルは初期装備となっている。
実は元々の海外版ではミスリルではなく「Steel(鋼)」シリーズであった。
日本語版でミスリルに変更された形になる。
聖剣伝説
禁断の廃坑でミスリル鉱石を入手すると、ワッツがミスリル製武具の販売を開始する。
またミスリルで作られたアイテムを装備しないと通過できないガイアの洞窟が登場する。
洞窟の入り口自体が意志を持っておりミスリルでないと受け付けず、進入してもはき出される。
DFF・DDFF
ミスリル自体がアクセサリとして登場。
「きわめて貴重な金属」ということだが、Cランクでレアリティも効果もいま一つ。
これを素材にした武器・防具は鉄製の装備を打ち直す形でトレードし、EX時間を延長する「ミスリルの魔力」の力を秘めている。
相変わらず序盤の装備ながら、変化の粉を加えることでレベル8から装備できる「+」装備へと変化可能で、クリア後のカオス勢育成にそこそこ活躍する。
DFFAC
ディシディアアーケード版においては、クラスの1つであり、上から3番目のクラスに位置する。
(ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ→ミスリル→ダイヤ→アダマン)
なお、他クラス同様、ミスリルEからミスリルAまであり、勝つとゲージが伸び、負けた場合は下がることになる。
現在ではクリスタルが追加され、上から四番目のクラスに位置する。
- なお、メインキャラクターがダイヤとアダマン昇格時には他のキャラクターはミスリル、クリスタル昇格時にはダイヤになるとされる。
光の4戦士
装備品としては、ミスリルハンマーとミスリルロッドが登場するのみ。
また、体がミスリルで出来ているというミスリルタイマイからミスリル銀を盗むことができ、これがミスリルハンマーを作る原料となる。
チョコボの不思議なダンジョン2
ミスリルのツメとミスリルのクラが登場する。
攻撃力もシドタワーの時点では高く、何より頑丈さが全編を通して高い為、合成素材として非常に優秀。
結構ミスリルが輝いている作品である。
チョコボスタリオン
10月3週に「ミスリル賞」が行われる。
4歳牝羽のみ出場できるレースで、元ネタは秋華賞。
クリスタル賞、チョコボオークスと並ぶ、牝羽三冠レースのトリを飾る秋のGI。
トライアルはGIIのティアラステークスとGIIIのヴィーナスステークス。
いずれも入着することで優先出走権が得られる。
チョコボレーシング
実際に登場はしないが、モーグリがミスリル鉱山を
「ミスリルっていう銀をほり出してたとこだ。」
と言っている。
魔法の銀じゃなくてただの銀なのかよ。