地名・地形/【パンデモニウム】

Last-modified: 2022-12-12 (月) 15:14:51

悪魔の巣窟、万魔堂、地獄の意。

  • 地獄での罰に泣き叫ぶ様子から生まれた四字熟語「阿鼻叫喚」の英語読みでもある。
  • 万魔殿とも訳される。
  • 初出はミルトンの「失楽園」。更なる元ネタはギリシアにおいて複数の神を祀った「パンテオン(万神殿)」。
    "theo(神、ラテン語ではdeo)" を "demon(悪魔)" に置き換えたミルトンの造語である(参考:wikipedia「パンテオン」)。「万魔殿」という日本語訳を発明した人物はこのパンテオンについて知っており関連性に気づいたのだろう。
    そうだとすれば(検索すれば簡単に知識が得られる現代ではないことを考えると)なかなかに博覧強記な人物である。
  • FFが直接の元ネタとしたのはおそらく(みなさんも感づかれているように)D&Dであろう(参考:wikipedia英語版「パンデモニウム(D&D)」)。

モンスター/【パンデモニウム】
幻獣/【パンデモニウム】
音楽/【パンデモニウム城】
音楽/【時を刻む城 パンデモニウム】


FF2

地獄の宮殿で、ラストダンジョンである。
かつて現世に顕現し、ジェイドを通じて多くの魔物たちを現世に送り込んだが、
ミシディアの魔道師達によって生み出された究極魔法アルテマによってパンデモニウムを封印し、再び地獄の底に眠らせる事に成功した。
その後死んだパラメキア皇帝がパンデモニウムを支配し、その力を利用してパラメキア城の跡地に再びパンデモニウムを現世に顕現させる。
フリオニール達はパンデモニウムの顕現とともに現れた地獄への道・ジェイドを通って突入する事となる。


入城すると、「やった!パンデモニウムに はいった!」
とそこそこ感動するセリフを言うのだが、ジェイドから回転しながら入城するため、後ろ向きで言うのが残念。


出現モンスターは即死攻撃を使うクアールや吸収攻撃を使うデスライダー
最強クラスの攻撃・防御力を誇るミスリルゴーレムなど、かなり凶悪である。

  • この上、ソウル系モンスターやモルボルグレートの群れ(一応パンデモニウムでもモルボルグレート自体は出現するが、せいぜい1,2体程度である)まで出現したら、
    かなりの凶悪ダンジョンとなったことだろう。

ダイヤ型の床に乗れば次のフロアに進めるが、進んでしまうと歩いて戻れなくなる(リメイク版は戻れる)。
テレポで脱出するとジェイド入口まで戻されてしまう。


見た目ではわからないが、ところどころに通り抜けられる壁がある。
これを利用すれば少ない歩数で先に進める。


4階には4つの扉があり、右から2番目の扉が正規ルート。
他の扉には宝箱があるが、開けるとベルゼブルティアマットゾンビボーゲンといった強力なボスと戦うことになる。
中身は源氏シリーズの防具なので無視してもいい。

  • 一番左の扉の奥にはマサムネもあるので行っておきたい。
    マサムネのある小部屋(通称マサムネルーム)はエンカウントするモンスターが特殊だが、テツキョジンラミアクイーンデスライダー等の強力なアイテムを持つモンスターが出ないので、
    一概には狩りに向いているとは言い難い。
    • ただ、黒装束を落とすレッドドラゴンはここと最上階にしか出現しないので、必然的にここで狩りを行う必要がある。
  • 正規ルートの先にはリボンが入った宝箱があるが、アスタロートを倒さなければならない。
  • リメイク版のパンデモニウム出現ムービーでは、4本の塔のようなものがせり上がってくる。
    そのうち1本が太く、一番高い。
    きちんとダンジョンの造りを絵で表している。トーセすげえ!
    • あのムービーはWSC版のときに追加されたものがベース。作ったのはトーセじゃなくてKAN NAVI。トーセはそれを移植しただけ。

リメイク版では階層が表示されるのだが、4階と6階のマップが共用のため、6階にいても4階と表示されるのがややこしい。


アスタロートの次のオレンジ色のフロア(7階)ではレアモンスターの鉄巨人も稀に出現し、パーティを(別の意味で)苦しめる。
ここまで来ればウボァーまであと僅かである。


ジェイドから休憩なしで突っ込んでくることになりかなりの長丁場。
FF3の地獄ラスダンに匹敵しかねない長さだがボスが皇帝陛下だけであることを考えれば数段マシ。

  • だが、こちらと敵の強さを比較すると、まだFF3の地獄ラスダンのほうがマシと言えなくもない。
    アスピルがないならエリクシャーエリクサー)を持ち込んでおきたい。魔法を積極的に使うスタイルならMPが500あっても足りない。

FF2のセオリーが「攻撃を避ける事」である点を象徴したダンジョン。
回避率が低ければデスライダーの吸収攻撃やクアールの即死攻撃で簡単に殺される。
魔法防御が低ければクアールのブラスターでマヒしてやはり殴り殺される。

  • クアールがほぼ全域に出現することを考慮すればそうだが、上層部になるとデスライダーが出現しなくなる代わりに、
    三属性ギガースドラゴンが出現するようになり、回避率一筋ではうまくいかないようにできている。
    個人的には、一番重要なステータスはやはり魔法防御力だと思う。
  • 回避率を無視したプレイでは、むしろ上層部に進むほど楽になる。

マップの色が階層によって異なり、緑、水色、紫、オレンジなどカラフル。
リメイク版では紫色を基調とした造りとなっている。
ただし最深部は共通して宇宙空間のような神秘的な構造となっている。

FF9

テラに存在するガーランドの居城。
名曲「独りじゃない」が流れる中、己の出生の秘密を知り自我を失ったジタンと彼に声を掛け励まそうとする仲間達が繰り広げる感動のイベントがある。


ボス3連戦では、全員素早さが50に設定されている。
行動後にすぐにゲージが満タンになるので延々と盗み作業をやっていると全滅に追い込まれる危険性もある。

  • パンデモニウムのイベント開始以降セーブする機会は無いため、ここで全滅するとブラン・バルからやり直してガーランドの長い話をまた聞く羽目になる。

いつも固定パーティで戦闘していると、ここでメチャメチャ苦労する。
(いつもジタン・ビビエーコ・フライヤの固定だったので、
スタイナー・クイナコンビが来たときとダガーの時は泣きそうになった)

  • 一連のイベントの前に資金繰りのために固定メンバー以外の全装備を売り払ってしまい、完璧に詰んだことがある。
  • この三連戦の直前にセーブ出来るのはブラン・バルでのエーコ操作時。
    この時、ビビ・クイナ・サラマンダーをパーティに組めるので、クイナとサラマンダーの装備を整えることが出来れば何とか乗り切れるかもしれない。 
  • 低レベルクリアプレイ(主に装備品成長によるレベル上げの節制)を行っていると
    ここのバトル3連戦で経験値取得が回避できないうえに状態異常が通じず一定時間経過しないとダメージが与えられない。
    (アムドゥシアスのバイオは低レベルで喰らうと一撃でやられる危険性があり、シェルタドラゴンの場合、リレイズによる復帰か押しつぶすで瀕死になる前に死ぬと全滅する)
  • 最初に加わるビビとエーコが早々に置いてけぼりを食らうのでストップによる経験値回避も使えない。
    つまり低レベルだろうが何だろうが、どう足掻いても経験値獲得は回避できないことになる。
    最悪この2人以外にはステータス成長の高い装備をさせておく必要がある。とはいえ普通にプレイする分には大したことではないが。
    また、死んだらまたガーランドとの追いかけっこからやりなおしなので要注意。

お宝探しを全てこなしているのであれば、
司祭の帽子ローブオブロードなどの魔道士装備、源氏シリーズ他、様々な能力上昇アクセサリ等、
また店売り品でもベネチアシールド魔法のラケット
更にはブラン・バルの前にあるミネルバビスチェが揃っているはず。

  • テラに来た直後の編成でフライヤをパーティーに入れ、宝箱から拾ったらすかさずフライヤにミネルバビスチェを装備させて、
    クイナ、フライヤ、ガーネットの3名をレベルアップの対象にすることで、最強育成はなんとかなる。
    更にクイナの場合は最強育成に必要な装備が十分揃っているので、先にレベルを50ほど上げてしまえば、ガーネットに司祭の帽子を回して育成ボーナスを十分受けられる。
  • 入店禁止プレイなどの縛りを特にしておらず、成長方針に必要な武具が全てあるならば予めクイナとガーネットのレベルを上げておけば、
    あとの2連戦は全体攻撃もそこまで怖くない。
    フライヤもビスチェ装備後に少しレベル上げすればアムドゥシアスの攻撃にも耐えられるようになる。
    テラでのレベル上げの際はヘクトアイズ死のルーレットに注意。

FF11

魔物のみが行ける、と言う謎の場所。
プレイヤーキャラは侵入することはできず、そもそもどこにあるのかすら定かではない。
ただし、コンテンツ「花鳥風月」を最後まで進めると、パンデモニウムの門番「パンデモニウム・ヴォーデン」と戦うことができる。
そのため、前述の敵との戦いを「パンデモニウム戦」と呼ぶプレイヤーも多い。


詳細はこちら→パンデモニウム

FF14

生物創造に携わる浮島「エルピス」の下層に位置する施設。パッチ6.xシリーズで実装されたレイド「万魔殿パンデモニウム」の舞台。
世に放たれるには不適格だと判断されたものの、研究価値のある創造生物達を厳重な管理の下で研究している。
幻想的なエルピスの雰囲気とは真逆で、魔王城かなにかを思わせるような建造物となっている。

FFT

儲け話でランダムに出てくる秘境の一つ。
古代パラメキア帝国の帝都で、標高9000メートル級の山々に囲まれており、飛空艇にさえその進入を許さなかったらしい。
地上との連絡は冥界王の名を取った転送機関のみ。
大小様々な設定は異なるが、FF2の特徴がよくフィードバックされている。
そしてその冥界王の名は、ジェイドである(カオス神殿で確認できる。)。

DFF

マップの一つとして登場する。
壁が多く、非常に入り組んだ地形をしており、遠距離攻撃はあまり役に立たない。
が、シフトブレイクブラックマテリアなど敵の場所に直接攻撃を仕掛ける技はとても有効。
壁をムーブアクションで駆け上がり、奇襲をかける戦法も有効。
また、穴の開いた部分はデジョンになっていて、落ちるとブレイブを奪われてしまう。
これを利用し、空中から叩き落とす戦法も使えるので覚えておこう。


皇帝のホームグラウンドであり、最も得意なマップでもある。
壁でトラップが見えづらい。うまくおびき寄せてやろう。裏マップになると、一定周期で床が変化するようになる。
赤い床に立っていると棘が現れ、ブレイブを奪っていく。奪われたブレイブはそのままマップブレイブに蓄積される。

  • ただし、よくフレアが壁にあたって消えてしまうが。
  • ここの棘のダメージは思いの外でかい。
    コンボ中も容赦なく突き刺さるので赤床からは離れる方が得策。
    • たしかギミックのダメージはブレイブ量に応じた割合ダメージじゃなかったか?
      ブレイブためるほどダメージがでかかった気がする。
      • 現ブレイブのおよそ2割でデジョンに叩き込まれ強制転移させられた時と同等のダメージ。

壁際に追い込まれるとカメラがキャラに近接し、周りが見えなくなって攻撃以前に行動そのものが大変。
このステージは上記のとおり壁が多いほか通路が狭いため、それが顕著になる。
ジェクトおよびうたかたの幻想が相手の時は特に注意。


真マップはマップブレイブの初期値が極端に低く、また時間経過による増加がない。
そのためブレイクを取ってからHP攻撃を出すような正攻法だと長期戦になりやすい。


得意なキャラと苦手なキャラが明確にわかれるマップ。
上記の皇帝の他、狭さを利用して強引にHP攻撃を当てられる暗闇の雲やゴルベーザなどが得意。
逆に苦手とするのは遠距離主体のケフカやアルティミシア。
ティナも遠距離型だが、物陰からのメテオやフラッドが便利。

DDFF

決戦の地であった最上階が新マップとして追加。真マップはない。
地面に生えているクリスタルのトゲトゲは全て破壊可能で、
一掃した後は広く平坦なマップとなる。

  • マップの名前はそのまま『パンデモニウム最上階』となっている。

広さ、天井の高さともにいい感じのマップ。
どのキャラでも戦いやすい空間となっているので対人戦では結構人気があるようだ。

DFFAC

ステージとして続投。PSP版とは地形が変わり、トゲも出ない。
モチーフはリメイク版FF2のパンデモニウム7F。ワープポイントも再現。
終盤演出では天井と壁が取り払われ、10F(パンデモニウム最上階)をオマージュしたクリスタルに覆われる。

  • よく見ると壁が蠢いており、より不気味な雰囲気が出ている。
  • 開発途中では宝箱のオブジェクトがエリア内に設置されていたが、攻撃の邪魔になるという理由から付近の壁の穴の中に押し込まれている。勿論入ることは出来ない。

かなりの広さを誇るマップ。
しかしながら中心は高い段差に囲まれているため、壁激突は比較的起こりやすい。


PVでのサンドバッグ役はクジャ。
一応、彼もパンデモニウムに関与している人物である。