- 当記事ではヴォルヒール群島に関連する発見物の記載を扱っている。
ヴォルヒール群島以外の発見物や、基本的な事項は下記の記事を参照されたし。
目次
発見物一覧
トリプー島
- 星結い香炉
- トリプー島の遺跡で発見された、星々が輝く夜空を模す香炉。
古代では、星の光と雲は神託を意味し、困難と苦境を乗り越える力を授けるものとして儀式に用いられた。
ちりばめられた宝石は当時の星の位置で、周りの角はモンスターの角を特殊な加工で固めたもの。
鮮やかな色をしており、どんなモンスターの角なのか不明。
光の細工がされており、香炉の煙の中、香炉の火が宝石を通して光線を作る。
壁ではなく、香の煙の中にプラネタリウムを作る。
≪反魂せし翠狼≫から賜ったとされる祭器の一つで、幽明虫が集う。
「星を編みしその器 香の薫りが星を渡り われらの行く道を指し示す」と石版には書いてあった。
ユノが≪反魂せし翠狼≫を鎮めるために探している祭器の一つ。
- キマイラ原石
- 古代に最もよく用いられたとされる有用な鉱石。
いくつかの鉱石の性質をあわせ持ち、燃料としても石材としても重宝されていたようだ。
昔の遺跡にも石材として使われており、燃料にも石材にもなるため便利すぎてほとんど発掘されてしまった。
- クライモリ
- 巣に様々なものを持ち帰るため、蔵の名前を付けられたイモリ。
他の生物のように餌を蓄えておくのではなく、光るものを収集している。
夜目が利かないため、自分の巣を少しでも明るくするために光るものを集めている。
- 芳香果実の化石
- 古代に存在していた大きな果実の化石。
とても香りの強い果実だったらしく、化石となった今でも甘い香りが消えずに残っている。
匂いの割には味は薄く、食べ物としては不評だったらしい。
- 竜星雲
- 夜空に浮かぶ星雲が集まり、咆哮する竜の形となる現象。
星雲が重なり合って翼を広げた竜のようになり、夜空に舞う、星の竜という幻想的な風景となる。
古代においては、真の狩人のみがこの現象を見られるものだと信じられていた。
石版にはハンターの行く先を祝福する現象だと記述されていた。
- 八宝細工の宝飾
- 金銀宝石、珊瑚などで細工された美しい宝飾品。
様々な花の形が刻まれており、古代種の花の研究に一役買うとみられている。
絶滅した花の絵も交じっている。
- キハツ鉱
- 何もせずとも蒸発してしまう不思議な鉱石。
酸素を化合すると高速で揮発してガス化する。
その鉱石から揮発して出るガスは燃料として用いられていたと思われる。
埋まっていてもどんどん蒸発するはずなので、
蒸発のせいで崖崩れが起きるのではないかと考えられている。
- コックロブスター
- まるで包丁を使えるような爪を持つロブスター。
右の爪は薄く鋭利で、左爪は猫の手のような形状になっており、
まるで包丁を使っている時の手のようになっている。
その形故にハサミの態をなしておらず、どのように獲物を捕まえるのか研究が進められている。
魚を与えたところ綺麗に三枚おろしにするなど、本当に料理をする。
- 黄金の墓標
- 金メッキと偽の宝石によって作られた墓標。当時の領主のような人の墓。
フェイクとして作られたためか、風化せずに今でも光を強く反射し続けている。とてもまぶしい。
金の石が置かれ、色々な宝石が埋められているがもちろん偽物。
- スベスベ蝶
- 胴体、羽ともに摩擦力がほとんどない蝶。
肉食性の昆虫に捕まっても、すべすべの体でするりと逃げ出してしまう。
摩擦が0だった場合、空を飛ぶことができないはずなので、
全く違う仕組みで飛んでいる可能性がある。
- 隠住まう巣の面
- 粘り気のある薄暗い緑色の鱗で作られた不気味な仮面。
深海魚のような顔をしており、生臭い。「助けて」という文字が書かれている。
深い海の底に隠れていると信じられていた、ある生物の顔を象ったものいう伝承がある。
発見された地にこれをつける習慣があったが、何処からその習慣が来たのか不明。
探検手帳によれば、ゲコ集落の一角はかつて漁村だったようだ。
ねじれ三角錐の宝玉に続き、こちらも元ネタはラヴクラフトの『インスマウスの影』と思われる。隠住まう巣という事か。
- センリョウミカン
- 暑い季節に実がなる蜜柑。
味はすごく甘くとても良いが、色が美しく染みつきやすいため、むしろ染料として用いられた。
昔は夏に食べられるミカンとしてとても価値があった。
- リクチオウドウオ
- 地面を歩くことのできる肺魚。
ヒレが異様に発達して足のようになっており、陸を歩く。
歩く肺魚は生物の進化の仮説として考えられていたミッシングリンクであり、研究が進められている。
ミッシングリンクではなく、新たな進化をして陸地の動物が魚になったもの。
- ナナイロホタル
- 自在に光の色を変えられるホタル。
発光体を3つ入っており、その3つの発光体で多彩な色を出す。
ただし、その3つは個体によって違うので、出せる色は個体ごとに違う。
より多くの色を出せるホタルが雌を勝ち取るようだ。
- 螺旋角の輝き
- 湖全体が光り輝くという美しい自然現象。
この島にのみ生息するという、発光するプランクトンが大移動を行うことによって発生する。
このプランクトンは本来光らないが、自分と同類のものを食べると光るようになる。
チウチウ渦巻連山の水で発生した。
ププーニャ島
- 陽紡ぎの姿見
- ププーニャ島の遺跡で発見された、歪曲した反射鏡が特徴的な鏡。
岩の断面が鏡になっており、日時計になっている下の円盤に陽の光を反射させて時刻を見る。
鏡部分は鏡ではなく反射率の高い鉱石であるため、夜には鏡部分が透けて月の光が奥の円盤に映る。
太陽の光だけでなく月の光でも時を見る。
陽の光を下の文字盤に映し出し儀式の刻限を決めていたと思われる。
≪反魂せし翠狼≫から賜ったとされる祭器の一つで、幽明虫が集う。
「陽光、円盤に映え刻限を告げる 印は去来し、偏在せし過現未を照らす」という文言が石版に書かれていた。
ユノが≪反魂せし翠狼≫を鎮めるために探している祭器の一つ。
- サンゴ鮫
- 体中にびっしり珊瑚をまとった鮫。
比較的小型であるこの鮫は、その体を生かし闇討ちをするためサンゴに擬態しているようだ。
サンゴとは闇討ちした獲物の残りを摂取するという共生関係にある。
- 泣き虫仮面
- 触れると赤子のように泣き喚く、奇妙な仕掛けの仮面。
あやすと泣き止むがまたすぐに泣き始めてしまう。
- 毒雲地帯
- 地下にたまった毒性の強いガスを、火山が噴火するように噴出する山。
風が少ない環境のせいで、毒は消えることなく停滞してしまう。
主人公たちによってガスを避ける仕組みを作られた。
昔に大被害があり幾人もの被害がでたらしいが、
時代を鑑みるとその時期に毒ガスは出ていないはずらしい。
- シタワタリ
- 長い長い舌を使ってジャングルを動きまわる器用な蛙。
素早く舌を伸ばして木枝に絡み付け、素早く木の上を移動する。
舌での移動は唾でのマーキングも兼ねている。
より高いところにマーキングしたカエルが群れの長となるらしい。
- 雲丹雲母
- 黒雲母でできた鋭い棘がびっしり付いた鉱石。
見た目はウニであるもののかなり固く、開けようとするとナイフが欠けてしまう。
雲母であるため、電気を通さない特徴を持つ。
殻が黒雲母でできていて、開けると金雲母があるというウニのような構造になっている。
- 沸血火山の怪異
- タンゲラ焦熱地の浜辺付近の火山に見られた、
火山から真っ赤な血のような溶岩が流れ出る現象。
色だけでなく、においも血液と酷似している。
鉄山であるため、鉄の匂いがする。
- 宝石製の宝石入れ
- 中が空洞になっている宝玉。
左右に開くことができる構造になっており、中に宝石などを入れることができる。
宝石を入れるためのマットや留め具が中にある。
石版によると宝石製の宝石入れを入れるための宝石製の宝石入れが存在し、
しかもその宝石製の宝石入れを入れるための宝石製の宝石入れがあり、
その宝石製の宝石入れを入れるための宝石製の宝石入れ…という風にマトリョーシカのような構造をしている。
- ラブレシア
- 強い幻覚作用のある香りを発する花。
不気味な花だが、その香りを嗅いだ生物は不思議な魅力に囚われこの花を育てることになる。
後に水没林から精算アイテムとして同名の植物が持ち込まれるようになったが、関係性は不明。
- 透明結晶の遺跡
- ソワエール島で発見された、透明度の高い結晶を使って作られた奇妙な遺跡。
影の屈折でしかその存在を目視で確認することはできない。
囚人の集落で、囚人が囚人を恒常的に監視するために全面透明にしていた。
アンドラ博士曰く酷い制度のように思えるが、今の社会に近いものがある気がするとのこと。
- ソライロノタケ
- 気候の変化で変色する茸。
晴れの時は青く、曇りの時宇は灰色に、夜は真っ黒に、雪山では白くなり、雷雨だと稲妻の柄になる。
色だけではなく、毒性や味にも変化があるようで、晴れの時に調理するのが最もよいとされる。
どんな気候の変化にも対応するが、砂漠に植えたら枯れる。
- 毒なしフロギィの子
- フロギィの仲間に混ざり生活するジャギィ。
生まれたときからフロギィの巣で育ったため、自分がフロギィではないことに気付いていない。
フロギィではないことに気付いていないため、毒を吐くような動作をする。
逆のパターンもあり、ジャギィの群れの中にフロギィがいた。
ジャギィとフロギィで交換している模様。
異文化を学ぶために交換留学をしているのかもしれない。
- ホシゾラ貝
- まるで星空のような模様が表面に浮かび上がる貝。
淡く光る斑点は星が映るように表面を滑り、時には流れ星も確認できる。
星空が浮かぶ原理は不明。観察していると新星ができたりなくなったりと本当の宇宙のよう。
もしかしたらこの貝に本当の宇宙があるのかもしれない。
- 燃料化石
- 古代に使われていた燃料の化石。
かなり昔のものではあるが燃料として強い力を秘めており、
古代ではさらにとてつもない力があったと推測されている。
エネルギーは扱える気がせず、下手に触ると爆発しそうで恐ろしいほど。
今の人間には扱いきれず危険と判断されたため、ギルドから隠すように言われた。
- スネかじり虫
- 蟻や蜂など他の虫の巣に侵入して棲み付き生活する迷惑な甲虫。
体臭を自由に変えることができ、その能力のおかげで仲間のふりをすることができる。
托卵の擬態のために、自分の匂いを他の種の赤ん坊の匂いに変える。
托卵された虫は匂いのせいでいつまでもその虫を子供だと思って育て続け、
スネかじり虫はそのまま巣で増え続け、虫の巣を崩壊させてしまう。
- ホムラハウトの赤星
- 古代において目撃例のある、とても明るい星。
陽の光に隠れないほどの明度で、火の神が住んでいるとされていた。
夜でも太陽のように明るい。その影響で生物は時間を勘違いして混乱していた。
昔にも目撃情報があり、太陽と入れ替わりで現れ、頻度も高くなり、
太陽とほぼ同じ時間に出るようになって以後、見かけなくなったらしい。
もしかすると本当の太陽と入れ替わっていて、今の太陽がホムラハウトの炎星かもしれない。
そしてまた、クトゥルフ神話モチーフかもしれない(フォマルハウトにはクトゥグアと呼ばれる旧支配者がいるとされる)
ベレン島
- 月華光の胸飾り
- ベレン島の遺跡で発見された、月を象った装飾が施された胸飾り。
水晶は、中には水による天然の月齢を象った模様がある。
太陽の光を反射した月の光は神に祈りを届けることができるとされ、祈祷師に装着されたと思われる。
模様に新月がないのは、自らを新月と見せるため。
太陽や月ではない自分が天体と同一化するために新月の状態を選んだとされる。
≪反魂せし翠狼≫から賜ったとされる祭器の一つで、幽明虫が集う。
石版には「月を纏い、自らを月とすることで不浄は禊がれる 月は天と地を結ばん」と書かれている。
ユノが≪反魂せし翠狼≫を鎮めるために探している祭器の一つ。
- 恋慕レイア
- リオレイアに育てられず、孤独に育った小さいリオレイア。
リオレイア自体に備わっているはずの美醜の間隔が薄く、目に入るもの全てに恋焦がれてしまう。
生態を調べたところ、別のモンスターに育てられていた。
身体が小さいのも、そのモンスターに合わせた食事しかしていないかららしい。
- サソヤモリ
- 尾に毒針が付いたヤモリ。
切り離した尾も跳ね回り、毒針を振り回すため、捕獲するのにはそれなりの覚悟が必要。
自切行為で尻尾が切れた場合、毒をまき散らしてしまいそう。
毒は刺すためではなく、自切した尻尾を天敵に食べさせるためにあり、
しかも尻尾を食べた天敵の肉を食べるという習性があるようだ。
- ほろ酔い石
- 手で持っているだけでお酒を飲んだ時のように酔いが回る不思議な宝石。
触れた人の体内の分解されたアルコールを再結合する。
アルコールを飲んでいなければ酔ったりはしない。
大きなものほどその効果が強く、ものによっては触れただけで卒倒してしまうという。
お酢にほろ酔い石をかざすとお酒になると、みんな試して悪用しているらしい。
- キミニム虫
- 非常に脆弱な虫。
餌も独力で得ることすらできないが、様々な他種の虫から好かれ、餌をもらうという虫の中のアイドル。
いろんな虫を引き付ける特殊なフェロモンがあると考えられる。
発見物を保管している場所でも人気らしく、本当に虫界のアイドルといっても過言ではないらしい。
最近は親衛隊みたいなものもできたとか。
- 武丘遺跡
- ベレン島で発見された、無数の剣に飾られた遺跡。
夜の火山でも灯りが見える。禁足地のようだったらしい。
古のシャーマンの修行場とみられ霊障を恐れられている。
石版曰く、様々な霊がいるらしい。
- 虫結いの冠
- 乾燥させた虫の手足や胴体を使って作られた不気味な冠。
作成には大小さまざまな虫が使われている。
様々な色の虫が材料になっているため、宝石で作られたものと遜色ない豪華さに見えるが、非常にくさい。
この世にある綺麗な色は虫が持っているのではないか、と作られたらしい。
現実世界には、装飾にタマムシの羽を使用した「玉虫厨子」が存在する。
- グラスバイター
- 花弁に牙のような鋭い棘がついた植物。
土中の養分を独り占めするために、他の葉や茎に噛み付き、枯れさせてしまう。
周りに植物をなくしているせいで、日光を遮るものがなくなって自滅することが多い。
- ひねモス
- 眠ることもなく雨の日も風の日もひたすら飛び回っている蛾。
飛行をどのように持続させているのか研究が続いている。
羽で飛んでおらず、それどころか自身の力でなく浮上している。
ずっと羽ばたいているのは、もしかしたら陸に降りたいからかもしれない。
- 融合鉱石
- 他の物質と接触すると徐々に一体化する謎多き鉱石。
人体とも融合するため、長時間触れていると手が引っ付いてしまう。
空気まで取り込んでしまうため、何にも触れていなくてもどんどん重くなっていく。
発見された融合鉱石をどう保管したらいいか困っており、
今は紐につるして保管しているが、空気を取り込んでいるせいでどんどん重くなっている。
探検手帳によれば、テア川河の周囲に落ちていたゴミを取り込んでいた。
- 卜事の花園
- 枯れると災厄があると言われる花園。
この広大な面積を持つ花園は、人の手が入った様子がなく、
古代より天からの贈り物として崇められていた。
一年中花が咲いているように見えるが、実際には幾つもの花が交互に咲いている。
咲く時期の違う、見た目の似た花が集まってできた自然の偶然の産物。
主人公達の到着時は枯れていたが、少し手を加えると一気に花が咲き綻んだ。
- アイマイミーマイマイ
- 海底に沈んだ水晶や金属を集めて着飾る奇妙なカタツムリ。
自己主張が激しく、他の生物にも積極的に姿を見せようとする。見せた後は引っ込む。
自己主張は子供を守るための習性で、自分に視線を引き付けた後にすごすごと逃げるという自衛の手段。
見せつけるのを自己主張やすぐ逃げるのを自意識過剰など、
人間の行動に動物を当てはめてみたつもりが実は全然違うという例。
- ドリルシャーク
- ドリルのように、超高速で体を回転させながら泳ぐサメ。
体の周りに水流を発生させ、小魚を体に集めてそれを食べる。
体には高速で回転した跡がついており、ヒレの形も含め回転するために作られた。
小魚を巻き込むのは捕食のためだけではなく、
小魚を身に纏うことで自身を大きくして威嚇している。
- 天の滝
- 流星群と滝が重なり、天地を結ぶ帯のように見える現象。
星がまっすぐ下に降りる時にのみこの現象が起きる。
星の光が滝に反射して、空から星が降って陸から星があがっているよう。
この現象が起きた日、複数の流星群があった。
周期の違う流星群がそろい、しかもそれが地面に垂直に降り注ぐ貴重な現象。
- 仮面はぎ仮面
- 目や口がない、のっぺりとした白い仮面。
仮面の中に小さい刃があり、装着すると仮面の内側に顔が張り付き、外すと産毛が剃られている。
少しの間つけている分には産毛が剃られるだけで済むが、長くつけていると顔の皮をはいでしまう。
探検手帳によれば、これに近寄ったブナハブラの触角が切れていた。
- ハルムシ虫
- とても元気に動きまわる小さな虫に見える大きな虫。
その擬態の小さな虫は一匹一匹が動いているように見える。
擬態は生まれつきではなく、自分が食べた虫の亡骸を身に纏っている。
チリチェリ島
- 禍祓いの鳴杖
- チリチェリ島の遺跡で発見された、水晶に竜印が彫り込まれた鳴杖。
杖にしては短い柄や、鋭利な石突きをあり、持つためではなく、大地に刺して、気の流れを見るための祭具。
鈴と尻尾、それぞれに別の物の流れを見るためにあるようだが、尻尾の用途が分からない。
このような複雑なものが多く作られたことを考えると何か、必要に駆られたものかも知れない。
≪反魂せし翠狼≫から賜ったとされる祭器の一つで、幽明虫が集う。
「連なる音階、流るる旋律 其は地の胎動を示すもの 揺れる銀尾は神気を運ぶ」と石版に書かれていた。
ユノが≪反魂せし翠狼≫を鎮めるために探している祭器の一つ。
- 四つ子丘
- チリチェリ島のプラーゼ砂渓谷で見られる、四つ連なった大きな丘。
古代にはこの丘はなかったようだが今では自然に溢れ、雄大な大地が広がっている。
削れたものではなく、ある時、地震と共に地層が持ち上がってきたらしい。
そのようにして持ち上がったという事は、もともと何かあったのかもしれない。
- 飢餓コガネ
- 食べ物がないときは石や砂まで食べるという食いしん坊な虫。
その暴食振りゆえか、身体は丸々とし、羽は収まりきっていない。
ホーク博士曰く、前羽が後羽の中に納まりきってないとか。
この虫にとっての栄養は、生物の中にまれに含まれる小さな粒子だけで、栄養効率が悪い。
食欲はそれが原因であり、そんな体のせいで食べても食べてもお腹がすく悪夢のような状況になっている。
- 千手蟹音
- ハサミが付いている10本の胸脚を持つ、壮観な姿の蟹。
脚が全部ハサミであるため、歩きにくい。
どうにも歩き方はぎこちないが攻撃力は蟹一倍である。
よろよろした姿でモンスターを誘い、近付いてきたら10本のハサミで攻撃するという必然的な進化。
トラップと攻撃を同時に解決する恐ろしい進化の形。
- コウカ蝶
- 一般の種の蝶が突然変異で羽が硬化した個体。
硬化してるというより、最早鉱化しているというレベル。
硬化した羽ではばたくと、島のどこかで竜巻が起こるという謎の伝承が残っており、石版にも書かれている。
発見後、ギルドに高価買取されたらしい。幸か不幸か今は羽ばたく様子はない。
「バタフライ効果」と「硬化」をかけた名前だろう。
- ゾンビ魚
- 死んで腐敗した状態でも活動を続ける魚。
腐敗した姿であるが、全筋肉を利用したような動きで水中を泳いでいる。
実際には腐敗しても動く魚ではなく、宿主が死んで腐敗してもコントロールする寄生虫。
- ワニキバ貝
- 貝殻の口に鰐のような鋭い牙が付いた恐ろしげな巨大な二枚貝。
貝の中には獣の骨や木の枝などの様々な破片が入っている。
貝の自然な開閉に巻き込まれたものが鋭利な貝殻によって噛み切られているだけであって、
食べるために噛み切っているのではない。
特に意図もなくモンスターを傷つける嫌な宿命を負っている。
- ヤマタノ小蛇
- 尻尾が八股の小さな蛇。
這って移動するのではなく、触手のような尾で立って歩行する。
鳥竜種の天敵で、鳥竜種が地に這う蛇を食べようとした瞬間、
尻尾を使って立ち上がって逆に食べようとする。
なかなか策士な蛇。
- ジングルストーン
- 叩くと美しい音がなる自然石。
鳴る音は叩き方によって変わるらしく、場所によっては綺麗な旋律となる。
喫茶店が注目しているらしく、店に入る度になる音に使おうとしているらしい。
- やまびこ石
- やまびこのように声を反射する宝石。
声をかけると全く同じ言葉を返されるが、いつも野太い男性の声で返ってくる。
言葉を返してくるだけじゃなくて、無音の場所で独り言も言ってるらしい。
まるで言葉を覚えようとしてるみたいだとか。
- 拘束装飾
- とても重く、口の動きを邪魔するように設計されたアクセサリー。
とてもきれいなのだが、着けると喋れなくなるためどう使われていたかは不明。
婚活アイテムだったらしく、「綺麗だけど、喋ったら残念なタイプ」向けに作られたアクセサリー。
こんなものまで作る人間の業は深い。
- 幻視の仮面
- 目の部位に膜が張られた仮面。
装着すると、他人の背後に白い人影が見える。
その人影は、人によって濃さが違うようだ。
人影の濃さは自意識がどれだけあるかで濃さが変わる。
濃ければ濃いほど、自分をしっかり持っているということ。
使用した結果、人影が全くない人もいた。
- 小人の森
- 目の錯覚のせいか、目の前にいるモンスターなどが大きく拡大されて見える現象。
自分以外の全てが大きく見えるため、小人になってしまったように感じる。
原因は、かの有名な線の長さが違うように見える、あの矢羽*1が風景に仕込まれているから。
大きく見えることは、モンスターにとって価値があることなので、此処の縄張り争いは大変。
火山を進んでいると発生した現象。
- 宙の出口
- 燦々と輝く星空に居座る、円形に切り取られたかのような虚無の空間。
それは星がない、というレベルでなくただただ何もない状態となっている。
もしかしたら宇宙の果てだったのかもしれない。
発見後、そんな景色は見られなかったらしい。
もしかしたら、宇宙の果てを観測してしまったから発現したのかもしれない。
観測することで発現する…なんとも宇宙は不思議なものだ。
- 生きた虫のコハク
- 中に空洞があり、未だに生きている虫が存在している琥珀。
その虫は中をゆっくりと移動しているが時々激しく動くため、琥珀が振動しているようになる。
虫入り琥珀ではなく、虫が琥珀を食べているらしい。
琥珀は元は樹液なので栄養にはなるが、固いので食べる虫はすごい。
- 虫焼き草
- 花の中に虫を閉じ込め、蒸し焼きにして食べてしまう草。
中身を蒸すため、外より中の方が熱い。
太陽の熱を利用して蒸しているようだが蒸し焼きにする虫とそうでない虫がいるらしい。
蒸し焼きにする虫を試しに蒸し焼きにしてみたところ、おいしかったらしい。
もしかしたらこの草はグルメなのかもしれない。
ソワエール島
- 天翔け声の骨笛
- ソワエール島の遺跡で発見された、独特で奇怪な外形の木管楽器。
周りが金属で中に太鼓が吊り下げられている。
太鼓を叩くとどうしても周りの金属に触れてしまう。しかも音は音階が合わない。
角笛と鐘と太鼓を鳴らすことで、これでもかという不協和音が流れる。
不協和音を出してモンスターを遠ざけるものだが、人間としてもつらい音がでる。
わざわざこんなものを作った理由は不明。
≪反魂せし翠狼≫から賜ったとされる祭器の一つで、幽明虫が集う。
「不和の音、壊るる音律 其は全てに響き 全てを弾かん」と石版に書かれていた。
ユノが≪反魂せし翠狼≫を鎮めるために探している祭器の一つ。
- ゴルゴン魚
- 水から出ると体が石になってしまう不思議な魚。
空気に触れると、水がなくなった場合の緊急回避として仮死状態で石化する。
仮死状態になるだけではなく、石化するのは食べられないようにする工夫だと思われる。
その特徴を知らないモンスターが誤って食べてしまい、歯が欠けることがよくある。
- 円盤トカゲ
- 前足と後ろ足の間に飛膜が付いたトカゲ。
円盤としか言えない姿をしている。
木々の間を回転しながら飛んでいるが、着地ができず、木に刺さっている。
空を飛ぶ機構を持っておらず、他のモンスターに投げられている。
理由もなく、ただただ手遊びに投げられるという悲しい運命。
円盤の姿をしたものが空を飛んでいると、どうにも面白い光景になりそうだ。
- 天使蝶
- 天使のように神々しい姿の蝶。
舞うだけで輝いて見えるその姿に、肉食性の虫ですら攻撃できなくなるという。
綺麗すぎて、自分に寄ってきたらなんだか死んでしまうのではないかと思ってしまうレベル。
見た目通り死骸に集まるが、その理由は死体に卵を植え付けるため。
天使のような見た目なのに、こんなことをするのは何とも言えない。
探検手帳によれば、デオル絶海山の倒れたウルクススにこの蝶が近寄り、
それは言葉を失うほど神々しい光景だったという。
- 美容虫
- 古くなった皮膚や角栓を食べる、美容に持ってこいの虫。
噛まれた肌はとても綺麗になる。
一日中顔の上に置いておくと、赤子のようなツルツルの肌にしてくれる。
マクラジャ島で注目され、アンチエイジングだ、と各所で取り上げられている。
あの見た目の虫が流行するほどの美への執着心は怖いものだ。
- 雷寄せの石
- 電気を誘導する働きを持つ鉱石。
近くにある電気を全て吸収するため、電気を扱うものの近くに置くと壊れてしまう。
手で触れると、体内の電気信号を奪われ、手が言うことを聞かなくなる。
頭に近づけたら脳の電気信号を奪ってしまうため、かなり危険。
- 凍中火草
- 凍土のぽっかりと空いた空間に生える草。
その果実は爆弾のような構造をしており、爆薬の成分でできている。
実際に爆発する事があり、それに巻き込まれ倒れた虫に種を植え付ける習性を持つ。
空いた空間はその爆発によるものと思われる。
- 真砂中雪
- ソワエール島のデホ白砂漠に見られる、白い砂浜と雪原が入り混じった地帯。
冷えた夜の砂漠で雪ができて、混ざった。
夜間は凍土以上の、地中の微量な水分が全部固まって砂と混ざりあった塔を作るほどの寒さを迎える。
ギルドはこの塔のことを真砂中雪硬化台閣と呼んでいる。
夜の砂漠に霜が降りるのはあることだが、昼の砂漠にここまで雪が残っているのは珍しい。
一目見ただけでは砂浜か雪原か判断が付かない。
- ツタまみれの宝石
- 内部に種が埋まっている宝石。
成長したツタが宝石を突き抜け、その周囲はツタに包まれている。
この植物は成長の副産物として様々な宝石を作る。
発見時には宝石に寄生する植物だと誤認されていた。
宝石暴落の危機ということで発見は闇に葬られ、なかったことになった。
- 対話の仮面
- モンスターと対話することを目指し、古代に作られた仮面。
仮面を被ると人の言葉が喋れなくなり、鳴き声のような声色に変化する。
モンスターとの対話の為に古代の人が作ったが、うまくいってはいなさそう。
- スケータートル
- 腹側に膨れた甲羅を持つ珍妙な亀。
腹甲の摩擦力は皆無であり、普通に歩くだけでスケートのように地面を滑ってしまう。
自分が速く動いていることに気付いておらず、意図せずスピードを出している。
- 生きた遺跡
- ソワエール島の洞窟群で発見された遺跡。
村単位の古来の住宅が一斉に島内を歩いて移動している。
島の環境を壊さずに移動する姿は何かしら意思があるように見える。
石版には「有限なるもの無限ならん 自己増殖する資源が無限を導く」と書かれていた。
生命を持った家を作り、自己増殖させるつもりだったらしい。
- 黄色い絵
- ロスカ干渚で発見された、潮に運ばれた黄色い砂によって砂浜に描かれる花の絵。
絵はひまわりや糸杉、小麦などのある風景画のよう。
波が砂を運ぶことで、風で崩れた絵が綺麗な絵に復元されるようになっている。
古代の画家が禁足地に侵入して、ソワエール島の風景を描いたもの。
砂絵として残る絵を作るとは、奇抜な芸術家だと思われる。
- 涙目石
- 見ているだけで涙があふれてくる宝石。
輝きが強ければ強いほど大量の涙が溢れてしまう。
見るのをやめれば泣き止むものの、なぜか目が離せなくなるようだ。
人の持つ、共感能力の可哀想と思う部分を刺激するため、人にしか涙を生じさせない。
見た瞬間、悲しくなって涙を出してしまう。
- かさかさ蝶の化石
- 異様に乾燥した蝶の化石。
近くにある水分を取り込んでしまうがその乾燥は満たされることはない。
手で触れるととても乾燥する。
蝶の羽が鱗粉も出せないほどに乾燥しているため、石ではなく蝶が水分を持っていく。
調査によると乾燥して噴いた粉を鱗粉代わりにしていたらしい。
乾燥が味方というおかしな蝶。
- みずがめカブト
- 水受け皿のような角を持つ甲虫。
雨水を角に溜め、気化熱で体を冷やし続けることで、火山地帯の熱に耐えている。
水がないと生きられないが、その水を取る際も気門に弁がなくて溺れる可能性があるため、生きるのが難しい。
わざわざ暑い火山で危険なことをして水を得て生きていかないといけないのは辛い。
- 幽明虫
- ≪反魂せし翠狼≫がまとうとされる生命を奪う虫。
頭が非常に冷たく、口がない。
熱量を直接奪い、餌とする習性があり、その熱量を形として保存する技術があると言われる。
そのため、熱量の多いモンスターに寄生する習性が存在する。
小さい虫でありながら、寄生したジンオウガを変質させてしまった。
またこの虫は、≪反魂せし翠狼≫から賜った祭器に集う。
ヴォルヒール群島の巫女はこの虫のフェロモンを見ることができる。
主人公たちは雷狼竜の骨と水竜の鱗を使った避雷針を大量に用意し、
雷が落ちた時の2万度の熱量で幽明虫をおびき寄せた。
また、主人公たちの名前を出した結果、多くの博士が皆幽明虫の調査に乗り気になってくれた。
ヴォルヒール島
- 魂座の角灯
- ヴォルヒール島最奥で発見された、≪反魂せし翠狼≫がモチーフの角灯。
恐れられたモンスターが祀られるのは人類史を紐解いてもよくあること。
神聖視された≪反魂せし翠狼≫に古代の人たちが何を託したのかは不明。
中に光源が存在せず、何を元に光っているのかは不明。
もしかしたら≪反魂せし翠狼≫の魂でも入っているのかもしれない。
伝承によれば、その光は平和を告げる導きの光とされている。
「危機去り、太平訪れん時 我らに見えしは七色の光 どうかこの光の絶えんことを」と石版には書いてあった。
この秘宝は永らく封じられていた。
- 反魂せし翠狼
- ヴォルヒール群島に現れた伝説の狼。
モノの命を吸い取り生き返る竜。
ヴォルヒール群島の人々に祀られており、鎮めるために秘宝の祭器を用いる。
とてつもない再生力を持ち、どんな傷でも瞬時に回復してしまう。
伝承に、人が傷つけるに能わなかったと言われる強大なモンスター。
モンスター自体はジンオウガと変わらないが、幽明虫の力で変質しており、
ギルドからはジンオウガ不死種と命名された。
- 生命火山
- 火口から羽虫が噴出する火山。
大量の羽虫が火口から出てくるため、その姿はまるで噴火して煙が出ているように見える。
実際には火山ではなく、大きな一つの虫の巣。
火山ほど大きな巣を作るのに一体どれほどの年月を重ねたのだろうか?
- 雷まといの大滝
- ヴォルヒール島の西部の丘から落ちる、とても長く大きな滝。
落ちる水には電気が流れており、うかつに水に触れると感電してしまう。
電気が発生しているため、青い光を発している。
滝の途中にある石が磁石になっており、滝の力によって磁石が回り、電力を起こしている。
自然の発電所というべきもの。
- イシダルマ虫
- 体の一部が石炭である虫。
動かないでいると本当に鉱石のように見える。
とても長生きで、狭い巣に長時間圧迫されて、その過程で自分の体の一部が石炭になった。
どれだけの期間、そうしていたのかは不明。
- ゴムトカゲ
- 体がゴムのように伸び縮みするトカゲ。
それだけではなく、皮膚の性質までゴムと全く同じであるため、
暑い日にはベトベトになってしまい、あちこちにくっついてしまうという。
ベタベタしたゴムトカゲ同士が大量にくっついてボールのように見える事もあるとか。
暑い日に身体がぶつかるとくっついてボールみたいになってしまう性質のため生きにくいと思われる。
- 葉根虫
- 葉だけでなく、茎や根まで擬態した植物そっくりの蝶。
動き方は蝶のものだが、動いていないとごく普通の雑草にしか見えない。
そのあまりに植物にそっくりな姿に虫が寄ってきてしまう。
ただ擬態しているだけではなく、植物に擬態することで、他の虫に食べさせて身を守る。
身を守るついでに、自分の縄張りも広げる、なかなかにえぐい進化をした。
- 閃光蜘蛛の化石
- 蜘蛛の形が残る岩。
蜘蛛の影がより強い光によって岩に写ってしまったもの。
化石ではないため凹凸がない。
光源の位置を考えると、蜘蛛の体から光が出ている。
岩に写るほどの光を出すエネルギーが一体どんなものなのか不明。
- 光束ホタル
- 外敵の撃退に特化した、筒状の発光器を持つホタル。
ホタルから出る光は収束し、一つの光線のように見える。
筒は絞りになっており、ここで光を調整すると思われる。
さらに筒の奥に鏡があって、反射することで、エッジのしっかりした光を出せるようになっている。
そんな構造のせいか、種類によっては真四角の光を出す光束ホタルもいるらしい。
- 帯電スイカ
- 弱い電流をまとっているスイカ。
触り心地がピリッとする。電気が舌に刺激を与えて、様々な味を感じさせる。
食べた部分によってはトウモロコシの味や新鮮な魚の味、極上の肉の味などになる。
ただし場所によってはタイヤの味や土の味もする。
- 炎鳴石
- 温度に反応して音の鳴る宝石。
まるで炎を閉じ込めたような綺麗な赤い石で、ルビーとも違う内部の輝きを持つ。
高温になると大きな音を発するほか、人の体温のような低い温度でも変化がある度反応する。
人の熱を感じて音を出す機能が視力の悪い人にとって有効なのではと考えられ、視力の悪い人に配りたいという話があったが、
実験中に何もない場所でなることが多く、この話は立ち消えになった。
何の熱に反応していたのかは不明。
- 心写しの仮面
- 人の感情に応じて変形する、特殊な金属が仕込まれた仮面。
表情がいくつもついており、どの感情について対応するかは限られているものの、
喜怒哀楽の他に、シリアスな場面で笑いをこらえている感情、喧嘩のネタが一巡してしまった時の感情などのどうにも微妙なものがばかりだが、
かなり多くの感情へ対応している。
- 怯え手鏡
- 濁った灰色で、何の装飾もない手鏡。
この手鏡をじっと見ていると、見ている者が最も恐れているモノが自分の背後に浮かび上がる。
シャロン先生の場合はカエルが、エリザの場合は虫を映し出した。
他の人に見せたらほとんどがすごい勢いで逃げて行ったが、一人だけうっとりと鏡を見つめていた。
- 時刻みの宝石
- 耳を当てると、毎秒ごとにチクタク音が聞こえる宝石。
今の時間を出しているわけではなく、宝石の性質を利用した爆弾の、時限装置の音。
残り時間は5億年。なぜそんな長い時間に設定したのかは不明。
- 花畑亀
- 甲羅から美しい草花が生えた陸亀。
甲羅に生えている花は、野菜の花。
甲羅は厚く、植物が根を張っても自らの体まで到達しないように距離を保っている。
古代の人の手が入ったもので、古代人が移動中、野菜に困らないように作った移動農園。
しかし移動速度が遅い。古代人が遅いこれをどう使っていたのかは不明。
- エレキヘンジ
- 付近に大量の静電気を放出している巨大な石が並ぶ遺跡。
その付近に近づこうとすると静電気の衝撃が走ったり、髪の毛が逆立ったりと危険である。
微弱な静電気は人の体に異常があるように感じさせるのを利用し、人為的に作られた人払いの結界。
- トトハス
- 魚に寄生し、水の上を石があるように進む綺麗な水色の花。
寄生された魚は、根で雁字搦めになるが、魚から養分を吸い取ったりもしないので、それ以外に被害はない。
それどころか光合成で得た栄養を魚にも分け与えているため、魚にとってはプラスな共生関係。
ただし、栄養を与えられた魚は餌を取る必要がなくなったせいで、怠けて無気力になってしまう。
- こけおど石
- 巨大な石の見た目をしているが、そのほとんどがコケである石。
大きく見える大部分が全部コケで、中身はとても小さい。
外面はどこも全てコケのため、触った感触は柔らかさしかない。
コケなので成長して、石が更に大きくなったように見える事もある。
こけおど石にはコケを育てるために大量の栄養が詰まっており、
主人公たちが見つけたものは部屋一つ分の大きさになっており、元の石がどこにあるのか探すのが大変らしい。