-突破不可能-そう謳われし伝説の海域「裂界域」誰もが憧れた、裂界域の向こう側航路の発見が、その憧れを叶えた
-そこに在りしは未知なる世界-強力なモンスター新発見の数々そして「秘宝」の伝説栄誉を求め、数多の探検者が辿り着いた…
集いしハンターよ、新しい世界への入り口は、ここにある
2015年にスマートフォン向けアプリとして開発されたモンスターハンターの外伝作品。
『MHXR』が公式における略称となっている。
目次
概要
- MHシリーズの世界観を引き継いだ「探検×ハンティングRPG」である。
サービス開始当初は『モンスターハンタースマート』という名称であったが、後年に改称された。
2015年9月3日よりAndroid版で先行してサービスを開始。iOS版は遅れること約1か月の同月29日に配信された。
8月11日の時点での事前登録人数は10万人、最終発表のあった19日時点では15万人突破と、
配信前からモンハンブランドの人気と期待の高さをうかがわせていた。
- 2019年12月にMHFがサービス終了してからは、
同作の運営会社(カプコンオンラインゲームズ:COG)で唯一サービスを継続しているゲームとなっていた。
しかしMHFに加え、同じくCOGの看板タイトルであるDDONもサービス終了となったこと、
また同時期より完全新規要素の追加が途絶えていたことから
こちらも先は長くないのではないかと予想する声も多かったが、
残念ながらその予想は的中してしまい、本作は2020年11月27日をもってサービス終了。
約5年の歴史に幕を下ろすこととなった。
ストーリー
- 突破不可能と言われていた海域「裂界域」の航路が確立されたことによって、
人類未踏の地とされてきた「断裂群島」へと往けるようになった。
そこに待っていたのは強力なモンスター、かつてそこに栄えたらしき古代文明、
そしてその秘宝だった。
人々が秘宝を求め船を漕ぎ出す中、
あるハンターもまた、古びた手帳とともに島を目指していた。
海岸で手にしたその手帳には断裂群島の調査記録らしき記述があり、
彼はそれを頼りに島を探検していく。
調査隊との協力や数々の妨害を乗り越えながらハンターが見たものとは……。
システム
- プレイヤーは断裂群島を探検するハンターとなり、調査隊とともに島を進んでいく。
島は複数のエリアに分かれており、エリア内のキークエストをクリアすることで
次のエリアへ進めるようになり、島の一定のエリアをクリアすることで次の島へ出航できる。- なお、かつてはエリア内の全てのクエスト(大抵は4つ)をクリアする必要があったが、
現在ではキークエスト制へとリファインされている。
ただし、ストーリー上の展開で5つ目以降のクエストが出現することがあり、
その場合はそちらもクリアしなければならない。これは以前から変わっていない。 - 本家とは違い、クエスト内でもエリアが分かれており、各エリア毎に設定された目的を達成する必要がある。
目的はクエストによって変わるが、素材収集か討伐のいずれかである。
目的を達成した時点でそのエリアはクリアとなり、強制的に次のエリアに進むことになる。
よってクエスト内で自由にエリアを行き来したりはできないし、マップが表示されるといった事も無い。
- なお、かつてはエリア内の全てのクエスト(大抵は4つ)をクリアする必要があったが、
- 島には「発見物」と呼ばれるアイテムがあり、それを集めることが目的の一つとなっている。
発見物の中には「秘宝」と呼ばれるものがありストーリーを進め、
それを発見すると次の島に進めるようになる。
発見物は特定クエスト内の採取で入手できるようになっている。
また、発見物を集めることでハンターのステータスを強化できるので、
メタ的な意味合いでもプレイヤーは発見物を求めることになる。- 具体的には、発見物を集めると「輝石」というものが貰えるのでそれを使用して自身を強化する。
輝石には攻撃・防御・体力・MAX武技Pの4種類があり、
それぞれ10個使用する毎に基礎ステータスが上昇する。
そしてその度にHRも1ずつ上昇していく。
よって本家シリーズとは若干異なり、HRが高ければ高い程ステータスも高いという状況になる。
ただし基礎ステータスは各項目ごとに一定の高さまで上げると、それ以降は上昇しにくくなる。
そのため、HRの差が大きくてもハンター自身のステータスの差は小さくなる現象が起きることがある。
- 具体的には、発見物を集めると「輝石」というものが貰えるのでそれを使用して自身を強化する。
- ゲーム内時間で昼と夜に分かれており、同じエリアの同名クエストでも別物扱いされている。
昼夜は30分ごとに入れ替わり、現実世界の時間で0分~29分が昼、30分~59分が夜となる。
- ストーリー中で訪れることとなる群島は、
「マラクジャ群島」、「ヴォルヒール群島」、「タブラディン群島」の3つ。
また、これらの群島とは別に、「悠久の島」なるものも存在する。
いずれも発見物を見つけられるのは同じだが、悠久の島は各群島と比べても出撃条件が厳しかったり、
モンスターの強さが群島の個体を遥かに上回っていたりといったように、上級者向けのクエストが多い。
その代わり、サブターゲット報酬も含めたクリア報酬が豪華であり、
クリアすると称号やオトモアイルーがもらえるクエストもある。- なお劇中での会話から、設定的にはこれら3つ(+悠久の島)以外の群島も存在するようだ。
- 完全ソロプレイの「探検」モードと、マルチプレイ可能な「マルチ」モードが存在する。
探検モードでは主に素材や発見物の収集ができ、マルチクエストでは強化専用素材や、
「装備結晶」(武器や防具が封じ込められた結晶)を手に入れることができる。
なお武具は装備結晶かポイントドロップ型イベントのポイント交換所でのみ入手可能である。
このシステムの為か、モンスター素材から武具を作製するといった要素は一切無い。
モンスター素材を使用するのは武具の強化時か、ストーリー上で道を切り拓く時だけである。- モンスター素材は各モンスター毎に、最大で以下の5種類が存在する。
- 1種類目:鱗、甲殻、皮、毛
2種類目:骨
3種類目:爪、牙、角、翼膜
4種類目:宝玉(火炎玉、水冷玉、雷鳴玉、氷結玉、土崩玉)
5種類目:部位破壊証
通常種の骨素材とは区別して扱われている。
特殊個体の素材は独自の別名が付き、通常個体の素材とは区別して扱われる。
同じ種類のモンスターでも、裂界変異個体、二頭討伐クエスト、修練クエスト、
極地強襲クエストに登場する個体の素材も、通常個体の素材とは区別して扱われる。 - 1種類目:鱗、甲殻、皮、毛
- モンスター素材は各モンスター毎に、最大で以下の5種類が存在する。
- レアリティは星の数と枠の色で表されており8段階存在する。
暗い緑→銅→銀→金→青→赤→緑と白→虹色と紫の順に、レアリティが高くなる。
- クエストには目標クリアタイムが設定されており、
最高ランクであるSランクでクリアすることで、後述の「狩玉」を手に入れることができる。
また、エリアで発生した全てのクエストでSランクを取得したとき、
及び島全てのクエストでSランクを取得したときにも狩玉がもらえる。
なお前述の仕様によりどちらかの時間帯でクリアしたクエストも、
違う時間帯にもう一度Sランクでクリアする必要がある。
目標が存在するのは群島を探検するソロ用の探検モードのみであり、各種ランクに応じた制限時間は全クエストで同じである。
- 操作は画面上の仮想スライドパッドといくつかの仮想ボタンで行う。
具体的には、- パッドをスライドさせて移動
- パッド以外の画面上をすばやくスワイプ(こする)して回避(パッド上でも反応するように設定可)
- パッドを軽くタップで通常攻撃
- パッドを長押しで固有アクション
- ガード可能な武器の場合ガードボタンでガード
- 武技ボタンで武技(後述)発動
- 本家と異なり、基本的にいつでも回避可能で、技のキャンセルも思いのまま。
また、常に回避性能+1が発動している程度の無敵時間がある。
ただし固有アクションのモーション中は回避不可能となる。
- 本作独自のステータスとして、Ver.8.0からは「運」が導入されている。
この運の数値が高いほど、クエスト終了後のリザルト画面における報酬枠の2段目が
無料で解放されやすくなり、数値が100に達していると確定で解放されるようになる。
この数値を上げるには一部の防具を装備する必要があるため、
効率よく周回するには発動スキルだけでなく運もまた重要である。
- マルチクエストは文字通りマルチプレイ推奨ではあるが、ソロでもPSが高ければ攻略可能な難易度である。
しかし探検モードよりは遥かに手強いのでそれ相応のHRと武具の強化が求められる。
なおマルチプレイでは人数によってモンスターの体力が増減するようになっている。- 因みに従来のモンハンとは異なりボスクラスのモンスターは画面上に(大まかな)体力が表示される。
ハンターやオトモの体力ゲージの様なものであるが、
詳細に表示されるわけではなく残り体力に応じて4段階で表示される。
- 因みに従来のモンハンとは異なりボスクラスのモンスターは画面上に(大まかな)体力が表示される。
- 登場モンスターは主にMH3Gのものに準拠している。
ただし、一部の亜種・希少種などはイベント期間中にしか登場しない。
また、クエスト内のエリア構造はMHP3(水中戦が無い)に登場するフィールドになっている。
そして同一クエスト内であっても使用されるフィールドはバラバラだったりする。
例)エリア1に孤島のフィールドを使用しているが、エリア2は水没林のフィールドである…など。
- 属性は本家と違い、火・水・雷・土・氷の5種類。
シリーズでおなじみの龍属性は存在せず、代わりに土属性が新たに追加されている。
火は水に弱く、水は雷に弱い…と言った具合に五竦みの体を成しており、
モンスターの属性に対して有利な属性の武器で攻撃することでダメージを増やすことができる。- 本家の属性システムとは全くの別物であり、ポケモンシリーズの「タイプ」等に近い。
本家で属性を持っていなかった武器やモンスターも必ず何かしらの属性を持っている。
なお、弱点属性以外の攻撃ではダメージに変化はない。- そのため、モンスターによっては弱点属性が本家とまるっきり異なる場合がある。
例えばアオアシラは水属性になっており雷が弱点になっていたり、
火が最大の弱点であったラギアクルスは土が弱点だったりする。
- 属性やられも本家とは異なる仕様になっている。
また名称も異なっており、それぞれ火属性やられが「火傷」、水属性やられが「ずぶ濡れ」、
雷属性やられが「感電」にあたる。- 氷属性と土属性に関しては、雪だるま状態と泥まみれ状態が代わりになっている。
解除時のガッツポーズは相変わらずで、更に味方の攻撃で解除してもらうこともできない。
また、気絶状態も存在するが、ドボルベルクのようなパワーファイター系モンスターの攻撃でしか発症しない。
- 氷属性と土属性に関しては、雪だるま状態と泥まみれ状態が代わりになっている。
- 作品世界はMH3(G)ベースだがオトモアイルーが採用されており、
初期の時点で2匹、探検を進めると増えていく。
オトモアイルーのメイキングはなく、名前・装備・行動は固定。
故に、強襲などの高難度クエストではスタートと同時にどっかに行ってしまうが。
オトモアイルーはアップデートで追加されていっているが、
基礎的なステータスに差はないので、やっぱり高難度クエストではすぐにどっかに行く。
- NPCハンターの「パートナー」も実装されている。
MHFにも同名のシステムが存在するが、そちらとはほぼ別物である。
パートナーは全部で5名存在し、各々のパートナークエストをクリアする事で仲間になる。
こちらもメイキング制ではなく名前や性格、属性、武器種、CVが個々に設定されている。
MHFで例えるなら、レジェンドラスタに近い設定であると言える。
装備の変更に関しての自由度の高さはMHFのパートナー並だが……。
- 大半のクエストには「特効武器種」が設定されている。
これに設定された武器種ではクエスト中におけるモンスターへの与ダメージが増加するというものである。
そのため、極力相手の弱点属性かつ特効武器種で挑むことが望ましい。- 元々のコンセプトとしては、弱い武器の火力を向上させてゲームバランスを良くするというものだったが、
サービス開始からそこそこの時間が経過すると、特効武器種で挑むことを前提に
モンスターの体力を多めに設定しているクエストが非常に多く見受けられるようになった。
これにより、
「効率性を重視するあまり、マルチプレイではサポート役を担当しない場合、
特効武器種以外を担いだハンターは蹴られやすい」
「ソロプレイでは特効武器種以外ではコンティニュー無しではクリアが非常に困難、もしくは不可能」
といった問題が発生するようになった。 - さらに近年では、非常事態クエストや、限定称号が入手できる一部の高難度クエストでは出撃条件として
「特効武器種限定」が設定されていたり、
中にはこの条件に加えて、修練クエストや月間挑戦クエスト等では武器の属性まで縛られてしまう場合もある。
アップデートされてから間もなく追加されていくニャン検隊限定の新武器は、
最新の強襲クエストに登場するモンスターに合わせて
種族特効の武技*1が用意されている傾向が非常に強いため、
特効武器種に設定されていなくとも攻略にはかなり有用なはずだが、
そういった武器に対応した武器種まで必ず最新強襲クエストの特効武器種に設定されている。
とはいえ、こういった難所を乗り越えてクエストを達成できた際の喜びはひとしおだろう。
- 元々のコンセプトとしては、弱い武器の火力を向上させてゲームバランスを良くするというものだったが、
- F2Pゲームではお馴染みのガチャシステムは、
本作においては2016年5月より実装された「ニャン検隊」がそれに近い要素として存在する。
これはオトモを探検に出して(クエストに同行するオトモではなく、ニャン検隊専用のもの)、
装備の強化素材や装備品を手に入れてくるというものである。
入手確率は低めだが、ここでしか手に入らない激レア装備を入手する事も可能。
なお探検そのものは有料ではなく、24時間待てば帰ってくるので再び出発させることができるが、
後述の「狩玉」というアイテムを15個(1日1回のみ5個)消費することで即座に帰還・再出発させる事もできる。- Ver.8.0からは「有料狩玉ニャン検隊」も実装された。
こちらは、通常のニャン検隊とは別に用意されていて、後述する「アルゴー」というアイルーが派遣されるため
通常のニャン検隊の帰還を待っている最中でも利用でき、
しかも一度に数十個の報酬を持って来て即時帰還してくれるため
再派遣もすぐに可能である。
報酬面でも確定枠が1つ用意されており、
そこからはイベント限定装備も含む最新のニャン検隊限定装備が手に入ることも多く、
時には超レア武器も含まれており、その確率も通常のニャン検隊と比べてもかなり破格の高さを誇る。
ここまで聞くとかなりお得だと思われるがその名の通り、
利用するには「有料狩玉」、つまり、課金をして得た狩玉しか使用できない。
当然、群島のクエストやログインボーナス、
不具合の補填等で入手した狩玉(これらは「無料狩玉」とも呼ばれる)での派遣は不可能なので注意。
派遣したからといって、確定枠以外の報酬が
全てお世辞にも役に立たない装備やアイテムだったというケースも珍しくはない。
また、派遣に必要な有料狩玉の数もそれなりに多いので、ご利用は計画的に。
- Ver.8.0からは「有料狩玉ニャン検隊」も実装された。
- クエスト出発前には選択できる特殊機能もあり、
技玉が不足していても武技使用可、開幕から武技P最大、
パラメーターがクエストの水準に達していない場合に補強される「ブーストフルコース」、
報酬の全列が2倍になる「マシマシ宝まん」、
オート操作化する「オートドリンコ」の3つが存在する。
ブーストフルコースとマシマシ宝まんの使用には狩玉を5個要する(宝まんは1日1回無料)。- かつてはもっとシステマティックな名称だったり、オート回数も有限だったりしたが、
現在は改修によりモンハン世界の食事らしい名称に変更され、
またオートも無制限使用可となっている。
- かつてはもっとシステマティックな名称だったり、オート回数も有限だったりしたが、
有料アイテム
- このアプリにおける有料アイテムは狩玉と呼ばれるアイテムのみである。
この狩玉でできることは「狩猟中のコンティニュー」や「武具所持枠拡張」、
「装備の強化」、「報酬抽選枠増加」「ニャン検隊の即時帰還」など。
この狩玉に関しては購入の他にSランク報酬や運営から無料で配布される分などもあるので、
無課金でもそれなりの数を入手することが出来るようになっている。
ただ、無償入手分は先述のように有料狩玉限定のニャン検隊には使えないのがネックではある。
登場人物
- エリザ
- ハンターズギルド所属の調査員。年齢は15歳。
ガイドや発見物の管理などを行い、主人公をサポートする。
年は若いが博識で、好奇心の塊のような人物。
虫が大の苦手らしく、デンデンカの大群を目の前にした時は絶叫している。
調査の為に捕まえるなど、虫の研究はしているが、それはそれとして無理な模様。
地形に関する発見物の場合、大抵主人公を先に行かせて別れ、単独で調査を行う。
CVは内田真礼が担当。
- アルゴー
- 主人公たちが断裂群島を渡る船のベテラン船長。年齢は7歳。
不安定な断裂群島の海域上で船を操縦する技術と、アイルー独自の情報網でハンターをサポートする。
「有料狩玉ニャン検隊」で派遣されるアイルーも彼である。
主人公たちのグループのチーム名を考えた際、
「アルゴー様とその手下たち」「自称・開拓の英雄」「裂界域座礁組」などを提案しており、
ネーミングセンスがないと思われる。
ベレン島の湖に潜ったところ、「イケテルアルゴー」「アイドルアルゴー」「海女アルゴー」
「ネイビーアルゴー」「じじいアルゴー」「麻呂アルゴー」「モノノフアルゴー」「サイボーグアルゴー」
「キングアルゴー」「普通のアルゴー」などそれぞれ性格の違うアルゴーが登場した。
おそらく元ネタはイソップ寓話の「金の斧」だと思われる。
CVは中上育実が担当。
- ホーク博士
- ハンターズギルド専属の生物学博士。年齢は62歳。
ギルドからの調査依頼を受けて、断裂群島の周辺領域の生態系を調べている。
生物に関する発見物の鑑定・調査を担当する。
年齢を感じさせないバイタリティの持ち主で、
ハンターを連れずに島の奥地へ向かう命知らずな姿が目撃されている。
博士としては非常にアクティブであり、アピポスに扮して巣への潜入調査を行っていたこともある。
しかしその結果、2度に渡って「大首領」と呼ばれる強靭なドスアピポスの侵攻をさせてしまった。
ホーク博士はアピポスの発見以前より新種の鳥竜種の存在を認知しており、
案外アピポスには愛着や因縁がある……のかもしれない。
CVは小山力也が担当。
- シャロン博士
- ハンターズギルド直属の鉱物博士。年齢は29歳。
ギルドからの調査依頼を受けて、断裂群島の地層について調べている。
鉱物や古品に関する発見物の鑑定・調査を担当する。
普段はクールだが宝石には目がなく、人が変わったかのように興奮する。
宝石の発見物に関するショートストーリーでもその一端をうかがい知ることができる。
CVは浅川悠が担当。
- アンドラ博士
- ハンターギルド専属の考古学博士。年齢は不詳。
断裂群島の歴史や文化について調査している。
地形に関する発見物の鑑定・調査を担当する。
かなりの大御所だが親しみやすい性格なので、多くのハンターたちに慕われている。
ホーク博士やシャロン博士と比べるとネタ的な面は薄い。
……が、何かとイベント時にはっちゃける傾向にある。
CVは緒方賢一が担当。
- セージ
- 数多の専門家のいる職人集団の棟梁。大槌を担いでいる。
現在はギルド依頼で補修や防災工事を行い、探検者をサポートしている。
- ボロミア
- 調査員の長であり、断裂群島の探検を監督するギルドの幹部。
断裂群島に起きる様々な問題に対応している。
- アビゲイル
- ハンターズギルドの許可を得ていない非公認組織ドロネコ団のリーダー。年齢は24歳。
ネブラシリーズを装備している。
断裂群島の秘宝を巡り、ハンターとは何度も衝突することとなる。
頭脳明晰で、様々な手でハンターたちの行く手を阻む計画を立案する。
CVはひと美が担当。
- バーヴェル
- ハンターズギルドの許可を得ていない非公認組織ドロネコ団の団員。年齢は30歳??。
ネブラシリーズを装備している。
断裂群島の秘宝を巡り、ハンターとは何度も衝突することとなる。
アビゲイルが立案した計画を実行する役割。
- デビルー
- ハンターズギルドの許可を得ていない非公認組織ドロネコ団の団員。年齢は七歳。
ドクロ模様のスカーフと左目の眼帯が特徴的なメラルー。
断裂群島の秘宝を巡り、ハンターとは何度も衝突することとなる。
デビルーはネコババやモンスターの挑発を担当しているが、その活躍を見ることはあまり無い。
CVはシャロン博士と同じく浅川悠が担当。
- ナタリー
- 狩猟団の受付嬢。年齢は17歳。
仕事中もずっと本を読んでいるほどの本好きで、
夢中になるあまり、話しかけても答えてくれないこともあるらしい。
CVは佐藤亜美菜が担当。
- キャロル
- クエスト受注の受付嬢。年齢は16歳。
いつも明るく、疲れたハンターたちに癒しを振りまいている。
ハンターたちにとってはアイドル的存在。
CVは橋本ちなみが担当。
- ソルフィン
- ユノと同じくストーリー第2部より登場。
ユノの護衛人であり、先代巫女の「次代の巫女を守ってほしい」という言葉を守ることを義務とする。
ハンター用の装備らしきものを着用しているが、詳細は不明。
武器は片手剣ほどの大きさを持つ剣だが、盾が無い。
服には所々に装甲があてられており、
アシラシリーズや大和シリーズに似た意匠が見て取れる。
- アメノマ
- 関西弁で話す鍛冶師の少女。
新たな装備を創り出すことが人生の夢。
ホーク博士が素晴らしいというほどの鉱物の知識を持つ。
探検手帳の第二巻をオークションで競り落とし所持していたが、エリザに譲った。
ストーリー第3部のタブラディン群島より登場。
ラブラウ島の船着き場設営では金具全般を任されていた。
青い結晶の謎を追ってタブラディン群島へたどり着き、
主人公らと共同で群島の謎を解き明かしていくこととなる。
CVは巽悠衣子が担当。
- イーサン
- 物腰の柔らかい中性的な印象のハンター。
アメノマに雇われ探検者として断裂群島にやってきた。
ボディーガードとしてアメノマと行動を共にしている。
アメノマと同じくストーリー第3部より登場。
大剣の「封晶剣オーバーフォース」に、防具はエクスプロアシリーズを装備している。
これらの装備は実際のゲーム中でも入手にかなりの労力を要するものであり、
イーサン自身の実力もかなり高いものと推察される。
CVは河西健吾が担当。
- カイラーサ
- タブラティン群島で主人公たちの前に姿を現した謎の少女。
群島の先住民族の子孫で、島にある全ての集落の位置を知り尽くしている。
CVは東山奈央が担当。
- シエル
- マクラジャ島にある、お弁当屋の看板娘。年齢は15歳。
お弁当を配達しながら触れる、断裂群島の景色に憧れを抱いている。
CVは米澤 円が担当。
- エレーミア
- 島の奥地を彷徨っていると噂される謎の美女。年齢は「乙女の秘密です」として明かされていない。
アイルーに好かれる性質なのか、アイルー達との共同生活を送っているらしい。
CVは武田 華が担当。
- ラコリス
- 断裂群島で暗躍するお調子者ハンター。年齢は17歳。
ギルドで良く見かける姿ではあるものの、その正体を知っている者は居ない。
CVは吉田 真弓が担当。
- ヴァルト
- 最強に憧れる主人公気質な青年。年齢は19歳。
ハンターに憧れ、どうにかして断裂群島に紛れ込もうと画策している。
CVは斎藤 壮馬が担当。
- ベルク
- どこからともなく現れた、不思議なハンター。年齢は不詳。
彼の言葉は別の世界を匂わせるものの、本当のところはどうなのかは誰にも分からない。
CVは稲田 徹が担当。
登場モンスター
- 登場モンスターはMH3シリーズに準拠している。
ただしインタビューによると4/4Gのモンスターも登場予定とのことで、
実際にVer.3.0アップデートではゴア・マガラが、Ver.5.3アップデートではセルレギオスが実装となった。
その後はMH4シリーズに限らず、Ver.6.0アップデート以降よりMHXの四大メインモンスターが実装されていき、
Ver.6.3にて4体全てが出揃った。
ちなみに、クシャルダオラやティガレックスなど、
MH3シリーズには登場していないがMH4以降で復活したモンスターに関しては、
過去作仕様ではなくその復活作における仕様をベースに実装される。
- モンスターの動きはMH3Gのものをベースとしているが、
釣り上げ失敗時の回転攻撃を常用するようになっているハプルボッカ、
非怒り時でも前方爆破を使用するブラキディオス(MH4以降でみられる巨大粘菌設置ではない)など、
若干の変化が加わっているものもある。
- 一部のモンスターには他のシリーズには登場しない種(総称して特殊種)が存在する。
季節のイベントやコラボイベント中のみ戦えるものが殆どなので、一度は戦ってみてはいかがだろうか。
また、特殊種の素材を用いた非常に強力な装備を入手できることもある*2。
- 十六人討伐戦に登場するモンスターは、本来とは異なる別名を与えられていた。
二つ名持ちモンスターのような命名法則だが、
桁外れの巨躯を有する点を除きほとんどのモンスターに外観面での劇的な変化はない。
唯一、星黒獣ラングロトラのみ体色が赤色から黒色に変化し、
更には通常個体は使用しないような状態異常攻撃を仕掛けてくる。
登場モンスター一覧
- 太字は特殊種、太赤字はオリジナルモンスター。
- 牙獣種
- ブルファンゴ
青熊獣アオアシラ - 大型個体、超大型個体は進撃の巨人コラボ期間中のみ登場
白兎獣ウルクスス - 鋼膜個体はイベント期間中のみ登場
ウルクスス魔女種 - まどか☆マギカコラボ期間中のみ登場
赤甲獣ラングロトラ - 鋼膜個体はイベント期間中のみ登場、星黒獣は十六人討伐戦にのみ登場
ラングロトラ聖夜種 - クリスマスイベント期間中のみ登場
巨獣ガムート - 炸裂個体はイベント期間中のみ登場
金獅子ラージャン - イベント期間中のみ登場
昂獅子激昂したラージャン - イベント期間中のみ登場
ラージャン閻鬼種 - 鬼滅の刃イベントコラボ期間中のみ登場
- 鳥竜種
- ジャギィ
ジャギィノス
狗竜ドスジャギィ
バギィ
眠狗竜ドスバギィ
フロギィ
毒狗竜ドスフロギィ
アピポス
砂狗竜ドスアピポス - 大首領は十六人討伐戦にのみ登場
彩鳥クルペッコ
紅彩鳥クルペッコ亜種
- 飛竜種
- 火竜リオレウス
蒼火竜リオレウス亜種
銀火竜リオレウス希少種
豪火竜リオレウス豪火種
リオレウス滅竜種 - フェアリーテイルコラボ期間中のみ登場
雌火竜リオレイア
桜火竜リオレイア亜種
金火竜リオレイア希少種
赫火竜リオレイア灼熱種
角竜ディアブロス
黒角竜ディアブロス亜種 - 凶暴個体はイベント期間中のみ登場
ディアブロス金ぴか種 - Fateコラボ期間中のみ登場
ディアブロス鋼鎧種 - 鋼の錬金術師コラボ期間中のみ登場
迅竜ナルガクルガ
緑迅竜ナルガクルガ亜種
月迅竜ナルガクルガ希少種
烈迅竜ナルガクルガ烈水種
氷牙竜ベリオロス
風牙竜ベリオロス亜種
凍牙竜ベリオロス凍氷種
ギィギ - ギギネブラの卵塊からのみ出現
毒怪竜ギギネブラ
電怪竜ギギネブラ亜種
凶怪竜ギギネブラ劇毒種 - 災凶は十六人討伐戦にのみ登場
ギギネブラヨーガ種 - ストリートファイターVコラボ期間中のみ登場
轟竜ティガレックス - 鋼膜個体、炸裂個体はイベント期間中、轟暴震は十六人討伐戦にのみ登場
甘党ティガレックス - サンリオコラボ期間中のみ登場
ティガレックス2号機 - エヴァンゲリオンコラボ期間中のみ登場
千刃竜セルレギオス - 鋼膜個体はイベント期間中のみ登場、翔刃脚は十六人討伐戦にのみ登場
セルレギオス魔神化種 - 七つの大罪 聖戦の予兆コラボ期間中のみ登場
電竜ライゼクス - 凶暴個体はイベント期間中のみ登場
覇竜アカムトルム
- 牙竜種
- 雷狼竜ジンオウガ
獄狼竜ジンオウガ亜種
命狼竜ジンオウガ不死種
ジンオウガFFBE種 - FFBEコラボ期間中のみ登場
- 海竜種
- 海竜ラギアクルス
白海竜ラギアクルス亜種
冥海竜ラギアクルス希少種
陸海竜ラギアクルス陸征種 - イベント期間中のみ登場
水獣ロアルドロス
紫水獣ロアルドロス亜種
潜口竜ハプルボッカ
灯魚竜チャナガブル
チャナガブル魔女種 - まどか☆マギカコラボ期間中のみ登場
炎戈竜アグナコトル
凍戈竜アグナコトル亜種
噴戈竜アグナコトル煉獄種 - イベント期間中のみ登場
泡狐竜タマミツネ
雷狐竜タマミツネ雷泡種 - イベント期間中のみ登場
- 魚竜種
- デルクス
水竜ガノトトス
翠水竜ガノトトス亜種
鞠水竜ガノトトス激流種 - イベント期間中のみ登場
ガノトトスめで鯛種 - お正月イベント期間中のみ登場
- 獣竜種
- 土砂竜ボルボロス
氷砕竜ボルボロス亜種
ボルボロスあざっ種 - アニバーサリーイベント期間中のみ登場
尾槌竜ドボルベルク
尾斧竜ドボルベルク亜種
尾爆竜ドボルベルク峰爆種
恐暴竜イビルジョー - 凶暴個体、鋼膜個体はイベント期間中のみ登場
兇暴竜怒り喰らうイビルジョー - イベント期間中のみ登場
イビルジョー奇行種 - 進撃の巨人コラボ期間中のみ登場
砕竜ブラキディオス
爆氷竜ブラキディオス爆氷種
ブラキディオス初号機 - エヴァンゲリオンコラボ期間中のみ登場
爆鎚竜ウラガンキン
鋼鎚竜ウラガンキン亜種
輝鎚竜ウラガンキン輝岩種 - イベント期間中のみ登場
ウラガンキン南瓜種 - ハロウィンイベント期間中のみ登場
ウラガンキン西瓜種 - 夏!海!スイカ!イベント期間中のみ登場
ウラガンキンB.O.W.種 - バイオハザードコラボ期間中のみ登場
ウラガンキン腐滅種 - バイオハザードコラボ期間中のみ登場
斬竜ディノバルド
- 古龍種
- 鋼龍クシャルダオラ - 暴征翼は十六人討伐戦にのみ登場
幻獣キリン - 天雷騎は十六人討伐戦にのみ登場
幻帝獣キリン雷帝種
冥晶龍ネフ・ガルムド
天廻龍シャガルマガラ - 廻世主は十六人討伐戦にのみ登場
霞龍オオナズチ - イベント期間中のみ登場
炎王龍テオ・テスカトル - イベント期間中のみ登場
黒冠龍モルドムント - イベント期間中のみ登場
天晶龍エオ・ガルディア - イベント期間中のみ登場
- 種族不明
- 黒蝕竜ゴア・マガラ - 黒獄卿は十六人討伐戦にのみ登場
第10使徒ゴア・マガラ - エヴァンゲリオンコラボ期間中のみ登場
武器
- 当初はフィールドやモンスターと同じくMH3シリーズに準拠してMH3Gの12種だったが、
2015年10月末の大型アップデートでチャージアックス、
2016年9月末の大型アップデートで操虫棍が実装され、武器種に関してはMH4準拠となった。
ただし片手剣にバックステップは実装されていないなど、
他の武器種までMH4準拠のアクションとなった訳ではない。
更にVer.6.0からは、各武器種ごとの新アクションが使用可能となる覇玉武器が追加されていっており、
Ver.7.0ではエクスプロアオリジナルの新武器種「アクセルアックス」が登場した。
- 基本的に仮想パッドのみでの操作であるため全体的に操作は簡略化されている。
- 仮想パッドを一度タップすることで決められたコンボ攻撃を繰り出すため、
攻撃の際にパッドを連打する必要はなく、どんなタイミングでも回避やガードで中断可能。
更に通常コンボはパッド長押しの特殊攻撃や、武器毎の固有アクションでキャンセルでき、
これらも武技を用いればキャンセルしてしまえる。
モンスターハンターの雰囲気を残したアクションを手軽に楽しめるものとなっている。
- 抜刀、納刀の区分も厳密ではなく、移動すれば勝手に納刀するなど、
少ない操作系で不要なものはバッサリ切られている。
ただしオート操作中は抜刀歩きを行うことがある。
- このゲームには斬れ味システムが無く、どの部位でも弾かれる事はない。
ただ、肉質によってはダメージが殆ど入らない事もあるので常に心眼が発動しているという感覚でよい。
- ガード時の仰け反りモーションは一律で小さく、片手剣だろうとビクともしない。
ただし、(咆哮などのそもそもダメージが無いものを除き)どんな攻撃をガードしても必ず1ダメージは受けてしまう。
特に根性が発動して残り体力が1となっている場合、ガードで攻撃を凌ぐということはできなくなるので注意。
- ちなみに当作のハンターからの攻撃は、他のハンターには当たらないため、
味方を転ばしたり吹っ飛ばしたり、或いは転ばされたりすることはない。
- 各武器種のアクションや仕様等に関しては、下記リンク先を参照されたし。
武技
- 武器ごとに設定された、いわゆる必殺技のようなもの。
一口に武技といっても、モンスターにダメージを与えるものや体力を回復するもの、
受けるダメージを減らしたり、逆に与えるダメージを増加させたものまで様々である。
MHXの狩技がイメージとしては近いが、武技は「それぞれの武器によって異なる」点が特徴。
例えば大剣のアイアンソードでは「一閃【撃】」という武技が使えるが、
同じ大剣でもボーンブレイドの武技は「治癒力【克】」になるといった具合である。- 武技は武技ポイントを消費して発動する。
モンスターにダメージを与える度に貯まっていく。ダメージが大きい程貯まりやすくなっている。
逆に、火傷など一部の状態異常では少しずつ減少していく。
また、武技によっては発動後にクールタイムが設けられており、その間は武技ポイントが貯まらない。
- 武技は武技ポイントを消費して発動する。
- 武技の使用には技玉というものが必要になる。
と言ってもこの技玉は消費アイテムではなく、各防具に設定されたパラメーターの様なものである。
技玉は武器と同じく5属性に分かれており、対応する防具に技玉が付加されている(付加されていない防具もある)。
必要な技玉は武技によって種類や個数が変わってくる。
例)武技発動に火の技玉が3つ必要ならば、火の技玉が全部位合わせて3つ以上付いていれば発動できる。
- ちなみに武技の発動モーション中は無敵となるため、一種の緊急回避手段としても使える。
これは運営側も公認のテクニックで、「武技の発動モーション中の無敵時間が増加する」というスキルもある。
MHXRオリジナル装備
- MHXRにはオリジナル装備が幾つかある。
駆け出しハンター向けの装備から、最前線の上級者だけが入手できる強力な装備まで幅広くある。
以下にその一部を記す。- 始まりの宝剣(☆2) チュートリアルクリア後にプレゼントで貰える。
- 始まりの宝槌(☆2) 始まりの宝剣同様、チュートリアルクリア後にプレゼントで貰える。
- ネッキーTシャツ(☆2) ファミ通(No.1396)のシリアルコードで貰える。
- ゴールドネコソード (☆3) 別冊ファミ通appのシリアルコードで貰える。
- ゴールドオーラシリーズ一式(☆4) MHXR最速攻略Bookのシリアルコードで貰える。
- ソルフレアシリーズ(☆5) イベントクエスト「強襲!リオレウス豪火種!」のクリア報酬で貰える。
- ネフェルシリーズ(☆5) イベントクエスト「強襲!ネフ・ガルムド!」のクリア報酬で貰える。
- なお、雑誌等のシリアルコードで手に入る防具はAndroid版でしか入手出来ない。
これはiOS版ではApple社の規約により、シリアルコードのような
Apple社に利益が入らない形のアイテム配布を禁止してしまったためである
(iOS版の配信開始が遅れたのも、この規約変更に伴う調整が原因であった)。
ただしシリアルコードで入手できる装備の一部には、この補填としてiOSユーザーに無償配布されたものも存在する。
実際、始まりの宝剣、始まりの宝槌は当初はそれぞれ事前登録、クローズドβテスト参加の特典であり
上述の通りApple社の規約変更により当時iOS版のシリアルコード入力によるアイテム配布機能が停止されたため、
結果アプリを利用したプレイヤー全員に配布する形に調整され配布されることになった。
なお当然ながら、それにより事前予約やテストに参加した意味がないとの声が出ることになってはしまったが、
ユーザー間の格差を少しでも埋めるためには致し方ない措置であると言えよう。
余談
- 「エクスプロア」(Explore)とは、英語で「探検」という意味である。
未知のフィールドやモンスター、昔に栄えたらしき古代文明や秘宝の伝説等を考慮すると、
相応しいネーミングである。
- 制限時間が短い、1種類のモンスターにつき1面のみのフィールドなどゲームシステム上の制約からか、
デルクスやブナハブラなどのあまり好戦的ではない種もハンターに近寄って積極的に攻撃をしてくる。
といってもハンターの周りでちょろちょろ動き回るので、攻撃が当てやすいわけではないのだが。
- 公開から配信までにかなりの時間がかかったゲームである。
当初は『モンスターハンタースマート』のタイトルで発表され、
2013年の東京ゲームショウでは一般試遊が可能な状態で出展されたがそれ以降の続報が無く、
現在の形で改めて発表されたのは約一年後となる2014年の夏である。
プロデューサーがMHFでおなじみの杉浦一徳氏に変更され、
約2年かけた大幅な作り直しを経て現在に至っているとのこと。
なお現行版がプレイ可能な状態でお披露目されたのは2014年のMHF感謝祭が初となる。
- 各種インタビュー記事によると、
元々「モンスターハンタースマート」は「一人プレイ用のソーシャルゲーム」であったようである。
2014年度のカプコン内部のモバイル事業再編に伴い第二開発部に事業移管が行われ、
その際に3年後、5年後を見据えた運営手法を考えると、
ソーシャルゲームの仕様では将来的に長くサービスを続けていくことは厳しいだろうということで、
スタミナ制やガチャ制など、俗に言うソーシャルの枠組みを外した、
マルチプレイ型オンラインゲームとして作り直されたのがこのエクスプロアであるのだという。
そのため、「スマート」の時代の原型はエクスプロアではほぼ残っていないとのこと。
- 改題理由は上記の大規模再編に伴うものであると思われる。
この大規模再編の際に他シリーズとの差別化として「探検」という要素を前面に出すことが決定したらしく、
先述したとおり「エクスプロア(探検)」のタイトルもそこで決まったのであろう。
余談だが「スマート」だと略称が『MHS』になり、『スピリッツ』と被ってしまう。
- ちなみに、MHXRの看板ともなっているリオレウス豪火種、
ひいては特殊種の構想は以前よりあったようで、「スマート」開発時代のスクリーンショットのひとつに
「アグナコトル煉獄種」というモンスターが映しだされたものがあった。- このアグナコトル煉獄種はなんと2019年3月になってようやく実装された。
お披露目から実際にプレイできるようになるまで6年もかかったモンスターということで、
派生作品を含めた全シリーズで最も解禁まで年月がかかったモンスターと言えるかもしれない。
なお、アグナコトル煉獄種がコラボイベントも含めた最後の新モンスターになってしまった。
- このアグナコトル煉獄種はなんと2019年3月になってようやく実装された。
- カプコンのモバイルコンテンツはそれまで必ずしも成果を上げることができていなかったのだが、
2016年3月期決算報告によると、ダウンロード数が300万件を超え、
モバイル事業の局面打開の端緒を開いたと評価されている。
その後ダウンロード数は公式発表では900万を超えたようである。
- 大型モンスターの戦闘BGMやクリアBGMなどはMH3Gの曲を使用しているが、
道中BGMやホーム画面のBGM等オリジナルの楽曲も使用されている。
また、ゴア・マガラの戦闘BGM等MH4以降の曲も使用されている。
サウンドトラックは2016年3月16日に発売された。
- 公式ページやツイッターなどによると、MHFの姉妹作であるらしい。
実際、初期の頃は最高責任者であるプロデューサーがFと同じく杉浦一徳氏であり*3、
2017年からは元MHFの運営プロデューサーだった関野氏がプロデューサーに就任している。
その為、MHF→エクスプロアへの要素導入は非常に多い。- 特に多いのはMHFオリジナル武具の導入で、
同作オリジナル防具の「クオイズシリーズ」が、
さらに『ニャン検隊』では「鬼神/童子シリーズ」や「アルゲン武器」、
MHFの天廊遠征録の報酬で生産できる「ライオスシリーズ」や、
大剣「復活妃リナーシタ」、ヘビィボウガン「蒸気式機械重砲」や、その他多くの武器・防具が取り入れられている。
なおこれらは見た目では揃っていても実際には頭・胴・脚部位しか揃わない。
つまり、頭・胴・脚しかない防具シリーズがあれば、
それはごく一部のコラボ装備を除きすべてF由来の防具である。
- また、システムこそ根本的に違うものの、
「進化武器」「パートナー」と言った、MHFに存在しているシステムの名称が用いられる事もある。
2016年4月26日に実装された4組×4人の『十六人討伐戦』は、
大人数のハンターでモンスターの迎撃を行うという、
一見するとMHFの大討伐と似通ったものにも思える。
もしかすると元にしているのかもしれないが、ハンター全員の体力が表示されたり、
全ハンターが同じフィールドにいるなど、MHFとはだいぶ異なった仕様となっている。
- 2016年からはMHFで有名なエイプリルフールイベントがエクスプロアでも行われるようになった。
こちらは2016年時は公式サイトが大きく変わり、
2017年にはまさかのコラボレーションエイプリルフールクエストが開催されている。
これはMHF×インサガコラボ時の対談記事にて、
「(MHFとXRの)ユーザー層がまったく被っていない」ために誘導が困難であったことが明かされており、
効果が薄いと判断されたのが理由と見られる。- 2016年には「2016年はエクスプロアとMHFのコラボレーションを積極的に行っていく」方針であることが、
2016年4月末のMHFの運営レポートで明言されていた*4が、
この点が計画に影響を与えた可能性は十分考えられるだろう。
- 数少ないコラボとしては、2016年5月25日より実施されたもので、
リオレウス豪火種の装備「ソルフレアシリーズ」がMHFにコラボ装備として登場し、
エクスプロア側で特定の条件をクリアすると、MHF側でソルフレアシリーズが入手でき、
逆にMHF側の条件クリアで、エクスプロアではバルラガルの武器や防具・ストロマシリーズが入手できるというもの。 - 台湾版MHFでは本邦版よりも多くMHXRコラボが実施されたものの、
実装されたのは「フィルティシリーズ」と「クリーガーシリーズ」の2種のみ。
しかしながら性能は非常に優秀である。いずれも日本版には存在しない各種辿異スキルの+2が備わっていたため、
本邦で音沙汰なしのエクスプロアコラボであることも併せ、
日本人プレイヤー間でもちょっとした話題になった。
- 特に多いのはMHFオリジナル武具の導入で、
- 2018年は社内・社外を問わず他作品とのコラボ頻度が増加しており、特に2018年12月の間は2度も行われた。
ちなみに、イベント限定の特殊種モンスターがその都度実装されるとは限らない*5。
- 先にも少し触れたが、2019年4月におけるVer.9.0(禁断の狩場アップデート)以降は、
禁断の狩場関連の更新は行われてはいれど、完全新規要素は追加されない状況が続いていた。
後のサービス終了発表時期から考えると、この頃には既に内部状況も相当に切迫していたと思われるため、
致し方のないこととは言えるのだが……。- しかし、その禁断の狩場があまりにも難しすぎた点も相まって
目立った更新がなされないことにかなり不満を募らせるユーザーも出てきてしまっており、
アップデート直後となる4月下旬に行われた最新情報を紹介する生放送
「モンスターハンターエクスプロア探検情報局」では、純粋な批判……はまだしも、
騒動に便乗した者までもが集い、チャット欄が大荒れすることとなってしまった。(アーカイブ)
その後6月にも生放送が行われたものの(アーカイブ)、
ここでもコラボ等を除き新規要素の発表は無く、やはり不満の声が出てしまうこととなった。- なお、放送中に視聴者コメントをほとんど拾わなかったことなどに対して非難する声もあるが、
それらのコメントは荒らしと見紛われても仕方のない語気の強いものばかりであったため、
拾われないのも当然と言えるだろう。
- なお、放送中に視聴者コメントをほとんど拾わなかったことなどに対して非難する声もあるが、
- しかし、その禁断の狩場があまりにも難しすぎた点も相まって
- MHFなどと同様、繁体字版(台湾版)も配信されていた。
こちらは日本版より2日早い11月25日にサービス終了した。
現地で人気のあるテレビ人形劇『霹靂布袋戲』とのコラボレーションや、サービス終了発表時のアイテム配布の他、
上記のようにMHFコラボを実施するなど本邦版にはない独自の要素などもあった。- ちなみにMHWorld以降のグローバルで展開された作品とは異なり、ボイスは日本語しかなかった。
一応ソーシャルゲーム業界ではよくあること*6のようだが…
- ちなみにMHWorld以降のグローバルで展開された作品とは異なり、ボイスは日本語しかなかった。
- 2020年2月からサービスを開始したスマートフォン作品であるモンスターハンターライダーズには
キャラクターの設定やサイドストーリーで断裂群島の名前が出てきたり、特殊種との関わりを仄めかす特殊個体が実装されるなど
(時系列は不明だが)本作との世界観的な繋がりが存在している。本作を遊んでいたユーザーに対するファンサービスだろうか。
関連項目
システム/装備結晶
システム/発見物
システム/成長の古代碑
システム/特殊種 - 本作に登場する、通常種とも亜種とも異なる姿・生態を持つモンスター達。
システム/凶暴個体 - 裂界域の影響を受けて変異したモンスター。
システム/鋼膜個体 - 凶暴個体と同様の出生と思われるモンスター。
システム/炸裂個体 - 同上。
システム/探検者マガジン
世界観/断裂群島
世界観/感応結晶
アイテム/狩玉
武器/アクセルアックス
武器/覇玉武器