フィールド/ネコ地蔵

Last-modified: 2022-07-13 (水) 07:41:24

概要

  • 各フィールドのどこかにある(無いフィールドもある)ネコを象ったお地蔵さま。
    ネコ神様とも呼ばれたり呼ばれなかったり。
    その形から、アイルーやメラルーたちが作ったものと考えられる。
    かなり大きく、ハンターの身長の何倍もの高さを誇る。
  • メラルーに盗られたアイテムは、運が良ければこのネコ地蔵の周辺に捨てられている(お供え物だろうか?)。
    もし逃げられてしまっても諦めず、一先ずネコ地蔵を探してみよう。
    ネコ地蔵が無いフィールドでは諦めるしかないが。
    ネコ地蔵を対象にした採取の場合、アイコンが白ではなく黄色の「?」となるので判別は容易。
    また、採取行動を開始した際に「何かあるかなぁ・・・」とメッセージが出る。
  • 元々は自分の物とはいえど、お供え物を勝手に持っていくというのはかなり罰当たりな気がする。
    とりあえず、心の中でネコ地蔵に断っておこう。
  • ネコ地蔵がある=アイルーたちの行動圏であると考えられ、
    特にネコの巣はアイルーたち(とたまに山菜爺さん)しかいない。
    しかし、単にネコ地蔵があるだけというエリアについては、
    他の小型モンスターたちがたむろしておりアイルーたちは居ないということもしばしば。
    当然大型モンスターたちが来訪して暴れ回ることも。地蔵が壊されてしまわないか心配である。
    • 例としてMHXXの遺群嶺エリア6は段上にネコ地蔵や細々したものが設置してあるものの、
      小型中型大型問わずモンスターがバンバン現れる。
      更に生態系の破壊者に至っては初期エリアにもなっている。
      果たしてここのアイルー達は大丈夫なのだろうか……
      何にせよ他のフィールドのアイルー達よりも落ち着けない事は確かそうである。
  • MH4では遺跡平原のネコの巣に佇む巨大なネコ地蔵の頭頂部秘境となっている。
    そうそう来られない場所とはいえ、そんな所で採取行為に走るのはネコ地蔵に失礼ではないだろうか。
    ハンターやギルドからすれば地蔵などどうなろうと知ったこっちゃないのだろうが。
  • MHXではネコ地蔵の近隣にある木の実の採取オブジェを調べると、
    交易に必要なアキンドングリ(上位では大アキンドングリ、G級では豪アキンドングリも)が拾える。
    クエスト中に余裕があればこまめに採取しておくことをお勧めする。
  • ぽかぽか島でもこれがあるが、海のど真ん中にポツーンとたたずんでいる。
    島を拡張すれば近くに行くことができる。地蔵の前には伝説の剣がささっているが、
    なぜこんなところに地蔵がおいてあるのだろうか。
    • もしかしたら、波や風などに長年削られてこの形になった天然の産物で、
      それを見つけたアイルーたちが地蔵と言う形で祀った可能性もある。
      現実でも世界各地にこの手の不思議な形をした奇岩と言うものは存在しており、
      中には信仰の対象として奉られているものもある。
      だとすれば海の中にある点も考えると、「伊勢の夫婦岩」がモデルだろうか。
  • 氷海のネコ地蔵は地蔵ではなく雪だるまになっている。
    地蔵を作るのに向いた石が氷海にはなかったのだろうか?
    ついでに言うと、見た目がかなりかわいい
    氷海のクエストに向かう時はついでに寄って見てみよう。
  • 寒冷群島にも氷海にあったような雪だるまがあるが、
    隣にはきちんとネコ地蔵が設置されている。
  • ココット農場やポッケ農場などの農場にも、ネコ地蔵が置いてある。
    もしかしたらアイルーやメラルーたちにとっては、豊作祈願の地蔵なのかもしれない。

余談

  • 厳密には判らないが、恐らく日本におけるいわゆる路傍の神仏、道祖神に近いものだと思われる。
    これらは集落の中心に建て結束の象徴とする、境や辻(道の交差点)で悪しきものを寄せ付けないなど
    統治者や有力者の権威、そして人々の心の安寧を支えるために利用された呪術的装置であったが、
    時代が下るとその機能は司法・行政システムに取って変わられ、科学のようなバックボーンを
    持たないがゆえに「迷信」として破壊されたり打ち捨てられたりする路傍の神仏も多くあった。
    それでもこうした道祖神の類に親しみ、今なお大切に維持している人々も多く居る。
    獣人族のいるモンハン世界で人類が版図を拡大した後のネコ地蔵も、末永く大切にされて欲しいものである。
  • なお日本における地蔵は、仏教由来のもの。その辺に立っているものも立派な地蔵菩薩の本尊である。
    その名前は「大地と子宮」に由来し、「大地のごとく広大な慈悲の心で多くを救う」というもの。
    路傍の神仏の代表的な存在として身近なホトケさまというイメージが強いが、
    その力で「お釈迦様が亡くなった後、後継者が現れるまで六つの世界をまたにかけ人々を助ける」
    という凄い役目を託された存在とされる。
    • ちなみに当の後継者たる弥勒菩薩が兜率天にて修行を終え、
      この世界へ下生するのは、なんと56億7000万年後と言われている。
      地球誕生から現在までより更に10億年ほど長い圧倒的な期間、衆生救済の大任を負うとんでもない仏様なのだ。
      それまで人類いるんだろうか。
      一応『釈迦の入滅後』からの期間であるため現状でも2500年程経過しているのだが
      この圧倒的期間からすれば当然誤差であり、割合を計算すると小数点の後に0が7個ほど並ぶ
      ハンターナイフでラオシャンロンに1回斬りかかったダメージですら
      割合としては比較にならないほど大きい絶望的な長さである。
      何食わぬ顔で微笑みを浮かべ、地域住民にお供え物を貰っているお地蔵さんだが、
      実はソロ初期武器縛りなど比較にならない壮絶な苦行の真っ最中なのだ。
  • もともと大地と子宮に由来し、「人々を余さず救う」という面から、日本では弱者や子供の守護者とされることも多い。
    さらに「身近な神様」である道祖神信仰が習合したことで、
    「お寺にいかなくても道端で拝める仏様」「困ったことは何でも引き受けてくれる」という民衆に好まれる
    解釈が生まれ、路傍の信仰対象として親しまれるようになって、
    地域別の信仰がいろいろ派生した結果「地元名物」として有名な地蔵や行事も生まれている。
  • 中国仏教では閻魔信仰と結び付き、かの地獄の統率者閻魔大王、
    あるいはそれに並ぶ冥府の十王の化身という扱いになっている。
    こちらを特に区別する場合は地蔵菩薩と呼ぶが、
    上記の通り民間信仰との結び付きが広まった日本ではあまり馴染みが無い。
    地蔵王は菩薩(仏を目指す修行者)の姿で現世をこと細かく見聞しているから間違いの無い裁きができるとされ、
    「死後の裁判で少しでも良い裁きが下りますように」と信仰される訳である。

関連項目

フィールド/ネコの巣
世界観/チコ村