MH4で初登場したフィールド。
広々とした平原地帯と、鬱蒼とした山岳地帯に二分される。
目次
概要
- MH4における森丘ポジションのフィールドであり、
駆け出しハンター向けの様々なアイテムがバランス良く入手できる。
色鮮やかな景色が特徴的で、中でも金色の平原は鮮烈な印象を残す。
名前通りフィールド内には遺跡群が存在しており、BCもその一角にある。
- 地質は赤っぽい岩と灰色の岩が混在しており、赤い岩は平原地帯から山岳地帯の麓にかけて多く見られる。逆に山岳地帯を登っていくと赤い岩はほとんど見られなくなり、灰色の岩肌が目立つようになる。
- 赤い岩は点在する遺跡のものと質感が似ており、分布もおおむね一致する。これらはもともと遺跡だったものが風化したものだと推測できよう。
中にはエリア4のように赤い岩のみで構成された地形もあるが、崖の向こうに巨大な遺跡が確認できる事からして
こちら側も元は巨大遺跡の一部だった可能性は充分に考えられる。
エリアを流れる小川の浸食作用により、永い時間の中で跡形もなく崩れ去ってしまったのかもしれない。
- 赤い岩は点在する遺跡のものと質感が似ており、分布もおおむね一致する。これらはもともと遺跡だったものが風化したものだと推測できよう。
- 平原地帯には遮る物がほとんどないためアプトノス、ケルビ、ガーグァといった温厚な小型モンスターが居る場合が多い。
背景ではケルビが草を食んでいるなど牧歌的な風景が広がっている。
それとは対照的に、山岳地帯は紅い木々が鬱蒼としており、ジャギィ種や甲虫種などが姿を見せる。
綺麗な川も流れていて釣りができる場所もある。
山岳内に乱立する遺跡にはツタが覆うように生い茂っており、
特に激しいエリアは足場がツタと地面とで二重構造になっている。
- 転じて、紅葉や枯野が彩りを添えると言う事は、緑の豊かな豊穣なる土地とは言い難く、
さらに水場が少ないこと、傾斜や段差など土地の起伏が激しいことも合間って、
この土地を跋扈するモンスターの種類、特に、中大型の種類は意外と少ない。
土壌の枯渇を物ともしない順応性や適応性の高い変わり者、
もしくは、苛酷な環境を物ともしない屈強な猛者が洗練して集う、
風光明媚で彩色絢爛な割りには険しい自然環境となっている。
エリア解説
ベースキャンプ
- 何かを運ぶためと思しきロープが張られている。
非常に目立つがこれ自体に特にギミックはない。
また釣り場があり、ハリマグロなどを釣ることができる。
さらに、上位になるとこの場所で低確率ながら古代魚が釣れる。
氷海の方が確率は上だが、こちらは邪魔が入らない上に上位なりたてで入手できるのが強みである。
MHX(X)では壁画がより鮮明に見える。左側がより顕著。
エリア1
- まずゲームを始めた古参ハンターはここの段差の上り下りが非常にスムーズなことに驚くだろう。
また大型モンスターが一切侵入しない非常に安全なエリアでもある。
アプトノスかガーグァがうろついているのが精々。
- 薬草・アオキノコ・ハチミツの回復薬グレートの材料3点セットが全て採れる。
ゲーム開始直後の、消耗品も採取で集めなければならない時にお世話になるのはもちろん、
一部のアイテム持ち込み禁止クエストでも覚えておくといざという時役に立つ。- なのに、チュートリアルを兼ねた序盤クエストの「調合の妙を学習せよ!」では
ここは薬草の採取ポイント以外は全て撤去され、アオキノコとハチミツは
別のエリアに取りに行かなければならない。
- なのに、チュートリアルを兼ねた序盤クエストの「調合の妙を学習せよ!」では
- フィールドは瓦礫と岩石に囲まれたような形状をしている。
時々ベースキャンプ方面へ風が吹いており、草が舞う風景には風情を感じる。
エリア東部から見える平原地帯には池が散見され、そこには草食動物が水を飲んでいるのが確認できる。
また、エリア南部の遠方を見ると、ケルビと思わしき動物が2匹、草を食べているのが分かる。
ケルビにしては大きいような気がするが…まさかこいつではないだろう。
エリア2
- 上段に蔦が張り巡らされた二重床のエリア。これも非常に特徴的である。
主に牙獣種の巣窟と化しており、
ケチャワチャからラージャンまで遺跡平原で牙獣種と戦うと一度はここを訪れる。
またリオレイアやセルタス種がやってくることも。
上段には何かの巣が配置されておりここからジャンプ攻撃を狙えるが、
大型モンスターの攻撃であっさり壊れるので過信は禁物。
採取アイテムは虫とキノコが主。
エリア3
- 非常に平坦かつ広大な川沿いのエリア。ケルビがよく餌を食べている。
飛竜種との戦闘場所になるケースが多い。
広いため戦うのは難しくないが、段差がエリア8に向かう経路に近い部分しかなくジャンプ攻撃はやりにくい。
こちらの攻撃を遮るものもないので、真っ向からガチンコでやりあうためのエリアと言えるだろう。
エリア4
- とても広大な赤茶けた台地。周囲は紅葉に彩られ、対岸には巨大な遺跡を臨む、巨大な渓谷の崖際にできた空間である。
エリアを横断する小川の浸食作用により谷型の地形になっており、両岸から伸びたアーチ橋状の岩を中心に多数の段差が設置されている。ちなみにこの岩は爆弾やモンスターの攻撃がヒットし続けると崩落するため注意。 - 段差が非常にきつく、さらに地形崩壊も起こる遺跡平原でもトップクラスにダイナミックなエリア。
大半の大型モンスターがここに侵入し、さらに大連続狩猟での初期配置になるケースも多いので、
ここでの戦闘機会は多発する。
段差が多い分乗るのは難しくないが、剣士での戦いづらさは全フィールド全エリアでもトップクラス。
しかし、ガンナーは豊富な高低差を利用した狙撃がしやすいため最も浪漫溢れる戦いができる。
水平撃ちはほぼ出来ないが。
エリア3とは真逆に、知恵比べのような戦いになりがち。
エリア隅、小川の上流辺りはジャギィの巣になっておりジャギィノス達がよくたむろしている。
採掘ポイントもそこそこ多く配置されており、レア採掘ポイントになる可能性もある。
- MHX,MHXXでは、やたら多くのモンスターの初期出現エリアとして設定されたため、ここでの戦闘が頻発する。
具体的に言うと、ここ以外が初期エリアに設定されている大型モンスターは、
イャンクック、リオレイア、ティガレックス、ライゼクスのみである。
Xシリーズでは上位以降からの登場という事情もあり、BC付近の平原に足を運ぶ機会は少なく、
4シリーズ未経験のプレイヤーは遺跡平原と言えばここの峡谷の印象が強いかもしれない。
エリア5
- 全エリアでもっとも高い場所にある。飛竜種の巣となっており、中央には卵がある。
MH4(G)ではこのエリアはモンスターの特定の攻撃で傾くことがある。
ある程度傾いた状態のときのみ採掘できるポイントがある。 - このエリアにだけ画面が白飛びしているような特殊なエフェクトがかかっており
初めて入った際はとても印象に残る。 - 隣のエリア6でカメラを山の頂上方向に向けると、山と山の間に岩が挟まっているのが確認できる。
実はこの岩はモンスターの巣、つまりこのエリアそのものであることがインタビューで明かされている。 - MHXでは傾き演出も特殊な画面エフェクトも無くなっている代わりに
始めから採掘ポイントが出現しており、採掘可能な回数も増えている。
エリア6
- ちょっとした池と岩が転がっているごく狭いエリア。普段はガーグァかジャギィぐらいしかいない。
狭いくせに時々ここに侵入する飛竜もいるため、非常に面倒。
特にオオナズチはエリア全体が毒に覆われるようなカオスな局面になったりする。 - 北東側の岩壁前には巨大な石像の頭部が鎮座しており
口の端に空いた穴がエリア10のネコの巣に繋がっている。 - 固定のレア採掘ポイントがあるため、こまめに寄っておくといいかもしれない。
特に秘境スタートの際はエリア10から出て丁度目の前にレア採掘ポイントがあるので、
採取クエストなどの際にはついでに回収しておくといいだろう。
- 前述したように、このエリアから山頂の方を仰げばエリア5が背景として見える。
エリア7
- 高低差の激しい崖になっており、採掘ポイントも比較的多い。
また、崖が攻撃を受けると大規模な地盤沈下が発生する。またこの状態でのみ出現する採掘ポイントもある。
エリア4と並んでダイナミックなエリアだが、意外と戦闘機会は少ない。
とはいえ、ライゼクスの初期位置であったりリオレイアやティガレックスなど強大なモンスターがやってくることもある。 鬼嫁の手を逃れたアルセルタスの寝床でもある。
近接武器では届かないような高さの崖に張り付いて眠るため、
ガンナーではなく、打上げタル爆弾の持ち合わせも無いならこちらも崖を登ってナイフの一撃をお見舞いしてやろう。
エリア8
- エリア7につながる最上層からエリア6につながる最下層まで合計4段に分かれた段差の多いエリア。
ほぼ全てのモンスターが訪れるため、ここで戦うケースはかなり多い。
乗り攻撃を狙いやすい反面、段差を介してモンスターを追わなければならないことも多いため、面倒な面もある。
- MHXXでアイテムお届け隊を申請していると、このエリアではロケットが最下段に落ちてくる。
……のだが、なんとロケットの着弾地点がキノコの採取ポイントとモロ被りしている。
このため、お届け物を取ろうとしても採取ポイントの判定に引っかかり、
アイテムが思うように拾えない事態がしばしば発生する。
細かく位置調整すればキノコを避けてアイテムのみを拾うことはできるが、
モンスターとの戦闘中だった場合はそのような事をしている余裕は無い。
かと言って焦って取ろうとするとのんびりキノコを摘み始めてしまい、モンスターの攻撃に巻き込まれることも。
モンスターが居ないうちに、先にキノコを取って採取ポイントを消しておくのも手だろう。
エリア9
- 牙獣種やドスジャギィなどのねぐらになっている薄暗いエリア。
うっそうと蔦が茂って二重床になっており、エリア2とはまた違った印象。
蔦部分が大きくうねって坂になっていたり、蔦と蔦の間に溝があったり上段だけで結構なギミックがある。
とはいえ、大抵ここで戦うのは相手をギリギリまで追い詰めた後なので、
意外と戦闘面でのインパクトは薄いかもしれない。
狂竜化前のティガレックスが腐肉を貪るムービーの印象が強い人も多いか。
序盤では貴重なモンスターのフンを採取できる場所があるので採取しておきたい。
またエリア隅にある柱を上ると固定のレア採掘ポイントがある。
なおモンスターの攻撃で柱が壊れると採掘できなくなってしまう。
エリア10
- ネコの巣。黄金魚を釣れるポイントがある以外に特に変わった点はない。
エリア6で大ダメージを負った際の緊急避難先ぐらいにはなるか。
ネコ地蔵の上には遺跡平原の秘境がある。
主な出現モンスター
- 大型モンスター
- アルセルタス(通常種/亜種)
ゲネル・セルタス
ドスジャギィ
ドスマッカォ
イャンクック(通常種/亜種)
ゲリョス
ケチャワチャ(通常種/亜種)
ババコンガ亜種
ラージャン(通常個体/特殊個体)
ティガレックス(通常種/荒鉤爪)
リオレイア(通常種/紫毒姫)
リオレウス(通常種/黒炎王)
セルレギオス
ライゼクス(通常種/青電主)
イビルジョー(通常個体/特殊個体)
オオナズチ
ゴア・マガラ(通常個体/特殊個体*1)
余談
- この遺跡群は相当古いのだろう。古代文明と何らかの関係があるかもしれない。
遺跡を探索してみたら、もしかしたら関係ありそうな何かが見つかるかも?
- コンセプトムービーでハンターとティガレックス、リオレウスの戦闘が行われたフィールドも、
金色の平原に赤い岩でできた遺跡……と、この遺跡平原と共通する特徴を持っている。
もしかすると、遺跡平原の雛形となったフィールドなのかもしれない。- ちなみに、このコンセプトムービーで見られる赤い岩で出来た柱のようなオブジェクトについては、
遺跡平原ではなく未知の樹海の特定エリアに登場しており、
ムービーのフィールド要素が未知の樹海と遺跡平原にそれぞれ割り当てられていることが分かる。
- ちなみに、このコンセプトムービーで見られる赤い岩で出来た柱のようなオブジェクトについては、
- MH4のオープニングムービーでも、遺跡平原と思われるフィールドでの狩猟の様子が描かれている。
上空から見下ろした場面では画面上の方に海が見えるため、もしかしたら海にかなり近い位置にあるのかもしれない。
- エリア1ではガーグァやケルビなどが生息しているが、
なかでもアプトノスは、段差からジャンプ攻撃が当てられてしまう位置にいる。
駆け出しハンターにとってはいい練習になるが、
1人のハンターとして自然からの恩恵を常に頂いていることと、
殲滅・乱獲が目的ではないことをくれぐれも忘れないで欲しい。- なお、この件についてはモンハン部の4コマに於いて、
なんであいつはいつもジャンプ攻撃が当たる位置にいるんだと突っ込まれている。
- なお、この件についてはモンハン部の4コマに於いて、
- 遺跡平原周辺の村で飲める、遺跡平原の薬草を使ったお茶は有名とのこと。
- 遺跡『平原』との名称だが、北側部分の崖、洞窟や山頂の竜の巣といったどちらかというと山地に近い険しい地形が多く、
端的に言ってエリア1と3以外は山地に近い。
キャンプを抜けエリア1で目の前に広がる大平原は殆ど背景としての登場のみで、
凹凸の激しい坂の上で戦うエリア4や十数mの崖を何段も上り下りするエリア8などダイナミックな地形が殆ど。
寧ろ遺跡渓谷と言った方がしっくりくるかもしれない。- フィールド名称に則って、ちゃんとあの黄金の平野で戦ってみたかった……という方は少なくないだろう。
特に、MH4の一番最初のコンセプトムービーに惚れ込んだ人なら尚更であろう。
- フィールド名称に則って、ちゃんとあの黄金の平野で戦ってみたかった……という方は少なくないだろう。
- Nintendo Switchの『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でボス兼アシストフィギュアとしてリオレウスが参戦、
彼とのボス戦専用ステージとして森丘が登場する...のだが実際には遺跡平原のようなステージとなっている。