スズキ目サバ科マグロ属に属する硬骨魚類の総称。漢字では「鮪」と書く。
日本では「マグロ」というと主にその中の一種「クロマグロ」を指す場合が多い。
世界中の温暖な海に生息し、海中を凄まじい速度で遊泳する。
肉は非常に美味しく、現代においては高級食材の一つとして広く知られている。
しかし非常に傷みやすく、鮮度を保ったまま保存できる方法が確立される以前は
食材としてはゲテモノ同然の扱いであったという。
概要
- MHシリーズでは無印の時代から「マグロ」と呼ばれる魚が(主にアイテムとして)多数登場している。
しかし、MH世界のマグロと現実世界のマグロはほぼ間違いなく同一の種ではない。
何故そんな事が言い切れるのかというと、
現実世界のマグロとは全く異なる生態的特徴を幾つも持ち合わせているからである。- 現実世界のマグロは海水に適応しており、逆に淡水では生きていけない。
しかしMH世界のマグロはむしろ淡水に生息している種が多い。
それどころか川でも池でも海でも生きていける驚異の適応力を持っている種も確認されている。
また、現実世界のマグロは基本的に温暖な海に生息するのに対し、
MH世界のマグロは氷の浮かぶ極寒の海に生息している種や個体も多々存在する。 - 現実世界のマグロは基本的に死ぬまで一定以上の速度で遊泳し続ける*1。
しかしMH世界のマグロは他の魚たちと同じく、ゆったりとした動きで、時々は止まりながら泳いでいる。
また、その性質上現実世界のマグロが浅瀬に姿を見せる事はまず無いが、
MH世界のマグロは場所によっては
むしろここが自分の居場所だと言わんばかりにたくさん浅瀬に集まってくる。 - 現実世界のマグロは小型の種でもおよそ60cm、大型の種であれば3~4mを超える場合もあり、
体重も数百キロにまで達するので、とてもではないが素人が簡単に一本釣りできるような魚ではない。
しかし現時点で確認されているMH世界のマグロは、
最大クラスでもせいぜいハンターの背丈より少し大きい程度。
そしてほとんどの種が一本釣り可能である。たとえ初めて釣りをするハンターであっても。 - 現実世界において「カジキマグロ」は分類学上マグロとは別種であるとされているが、
MH世界ではカジキマグロもマグロの一種とされており、システム上の明確な共通点も存在する。
- 現実世界のマグロは海水に適応しており、逆に淡水では生きていけない。
- 現実世界のマグロと同一の生物がMH世界には一切存在してしないのかは定かではない。
ただ、少なくとも今日までに確認されているMH世界のマグロは、
現実世界のそれと呼称が共通しているだけの全く別の生物である。
もしかするとアロワナやデメキンなどと同じ超小型の魚竜の一種なのかもしれないが、
生態樹形図などにはそれを示す決定的な記載も、それを匂わせるような記述も一切無い。
- モガの村の近海では、現実世界のそれに近いマグロが穫れるらしい。
このマグロから切り出した、その名も「モガ大トロ」は非常に人気が高く、
とある国では魚嫌いの子供達でもモガの村のマグロなら喜んで食べるらしい。
なお、モガのマグロはかなり大型の種らしく、三枚どころか五枚に下ろす事もあるという。
これは我々の世界でも同じであり、その大きさから三枚に下ろすのが難しいためである。- 一方で、この五枚下ろしを比較的小型の魚に用いる事もあり、
ヒラメやカレイなど、扁平な体形の魚が当てはまる。
- 一方で、この五枚下ろしを比較的小型の魚に用いる事もあり、
- MHP2(G)のトレジャーハンタークエストでは「ヨコツナ」という名前の魚系トレジャーが入手できる。
名前に「ツナ」と入っているので、この魚もマグロの一種である可能性がある。
このヨコツナの説明文には「ぶちかましで船を沈めた伝説がある」とあり、伝説が本当であれば、
船を襲撃するラギアクルス並みの脅威に匹敵するであろうトンデモないマグロである。
また、MHSTでは「マグロザメ」という名前の魚が各地の水辺で釣れる。
こちらも名前に「マグロ」と入っているが、これはどちらかと言えばサメの一種である可能性が高いだろうか。
いずれにせよ、どちらも説明文においては「マグロ」とは言い切られておらず(「魚」としか書かれていない)、
マグロの一種であるかは不明。