- 種族
- 海竜種(海竜目 海竜亜目 電殻竜下目 ラギアクルス科)
- 別名
- 海竜(かいりゅう)
- 英語表記
- Lagiacrus
- 危険度
- MH3・MH3G・MHX・MHXX:★5
- メインシリーズでの登場作品
- MH3, MH3G, MHX, MHXX, MHWilds
- 派生シリーズでの登場作品
- MHXR, MHST, MHST2, MH-R, アイルー村, アイルー村G, アイルー村DX, MHPuzzle, MHSP2
派生作品
派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/ラギアクルス/派生作品
目次
生態・特徴
- 頭部後方に伸びる巨大な角、美しく蒼く光る外殻、そして背中に並ぶ赤色の突起が特徴の大型の海竜種。
水中での活動に関しては海竜種の中でも群を抜いた適性を持ち、
広大な海原に生息する全海棲生物の頂点に君臨する強大な存在。
ハンターは勿論、一般的にも最も著名な海竜種モンスターであり、
ハンターズギルドからは種を代表して《海竜》の異名で呼ばれ、
一部からは「大海の王者」、「海洋(大洋)の支配者」などとも称される。
- 生息域に脅威となる存在がいないにも関わらずかなり荒い気性の持ち主で、
他陸上の大型飛竜に積極的に攻撃を仕掛けて獲物を横取りしようとする姿も見られている。
またその攻撃性から、運悪く縄張りに侵入してしまった狩猟船が襲撃される例も多々ある為、
船乗りや漁師からは「海の災厄」「海凶」とも呼ばれ、恐れられている。
そのため、ラギアクルスが出現した地域にはギルドによって厳戒態勢が敷かれることもある。
主な生息域は沿岸部から外洋だが、その活動域は海だけに留まらない。
ある程度の水深があれば水没林など淡水の川にも姿を見せるほか、
川を遡ったユクモ地方の山間部や、テロス密林の湖岸等の淡水域での出現報告も挙がっている。
一方で現時点で幼体などの目撃情報は無く、繁殖活動については不明な点が多い。
- 基本的には水中での活動が主だが、呼吸は肺で行うので定期的な息継ぎは必要。
しかし、一息で半日は潜水を続ける事ができる程の驚異的な肺活量を誇り、
水中で長時間に及ぶ激しい戦闘を繰り広げても肉体的にはほとんど支障を来さない。
また、喉の骨が蓋のような役割を果たす構造となっているので、
水中で大きく口を開けても体内に過剰な水が流れ込む事もまず無い。
四肢の爪は鰭のような形状に進化している途中段階と見られているが、
それ自体が90cm以上にもなる長さと鋭い切れ味を持ち、
軽く振り回すだけでも獲物を仕留めるには十分な殺傷力を秘めている。
全身の筋肉は白筋の比率が高い事から特に瞬発力に長けており、
強靭な後脚や長い尻尾、さらに頭部などにまで発達した鰭を巧みに使いこなす事で
周囲の水流までも自在に操り、猛烈な勢いで獲物との距離を詰める。
その遊泳速度は平均時速にしておよそ70km、全力での瞬間速度なら時速100kmにも到達するとされる。
圧倒的な巨体と俊敏性も相まって繰り出される突進は石柱を一撃で粉砕するほどで、
すれ違いざまに巻き起こる水流はそれだけでハンターを押し流しかねない。
歯は陸上の肉食竜に近いが、水棲生物が獲得している硬い皮膚や甲羅、厚い脂肪を貫くためにより長く鋭く発達している。
一方で咀嚼する事はそれほど得意ではないらしく、
半身が口内に収まる程度の大きさの獲物であればそのまま呑み込むように捕食してしまう事もある。
- ラギアクルスの胴体部の皮膚には発電性を持つ細胞があり、
これを体表付近の筋肉の動きによって刺激する事で活性化させ、強力な雷属性のエネルギーを発生させる能力を持つ。
このエネルギーを利用した大規模な電撃は本種の最大の特徴にして最大の武器であり、
これによって獲物を狩る姿は「ラギアクルス」という学名の由来となったともされている。
ただし、前述のようにラギアクルスの全身は白筋の比率が高く、
全体的に瞬発力に長ける反面、長時間または連続的な運動はあまり得意ではない。
これは発電行動においても同様であり、一気に莫大なエネルギーを生み出す事は難しく、
発生させた電気を背中の突起物(背電殻)に蓄電し、必要に応じて放電するという使い方を主とする。
膨大な電気を宿した背電殻は海中を淡く照らし、電力が最大限まで溜まると非常に美しい蒼光を放つが、
その光景を見た者は無事に帰ることは出来ないと言われる。
特に蜷局を巻くように身体を丸めた直後、蓄電により獲得した巨大な電力の全てを解き放つ大技『大放電』は
落雷に相当するエネルギー量を持ち、その電熱は周囲の海水を瞬時に沸き上がらせる。
この行動の際に発生する激しい電光は、ラギアクルスの存在を外界にまで知らしめるある種のシンボルでもあり、
海の民や漁師達は巨大な光る渦や海から天へと撃ち上がる雷を見てラギアクルスの存在を察していたという。
なお、前述の大放電に比べれば多少威力は落ちるものの、蓄電行動の際に周囲に漏れ出す電気にも相応の殺傷力があり、
直接強襲を仕掛けてくる外敵に対して咄嗟に帯電を行う事で迎撃、あるいは反撃する様子も確認されている。
また、発生させた電気と口内の粘液を混ぜ合わせる事で球状のブレスとして撃ち出す事も可能。
ブレスはその電力の強さはもとより飛距離もかなり長く、着弾地点に電撃を拡散させる性質を持ち、
これにより蓄電、放電の範囲外にいる敵をも仕留める。
- 完全な肉食性で、その捕食対象は海洋生物のみならず陸上生物にも及ぶ。
海中では獲物の周囲を高速で旋回するように泳ぎ、渦を発生させて獲物を閉じ込め、放電で仕留める。
陸上の獲物に対しては、海中から奇襲を仕掛け、そのまま海に引き摺り込んでしまう。
空を飛行するガブラスや獲物を求めて水中に飛び込んできたハルプスなどに対しても、
水中から加速して身体の大部分が空中に躍り出るほどの勢いを付けて襲い掛かる。
あくまで基本的な活動拠点が海中であるというだけで陸上では動けないということはなく
空腹時に地上で獲物を探し、それを積極的に襲う姿も目撃される。
地上での行動速度もかなり俊敏で、四足歩行でも逃げる獲物に容易に追いつくことができる。
このようにどの領域の生物であろうと獲物であれば躊躇なく襲い掛かる性質を持つため、
海洋はもちろん地上に生息する生物にとっても大きな脅威となる存在である。
しかし、基本的には成長によって自身の質量が増加していくにつれて地上での活動は難しくなっていくらしく、
やはり最終的な生活拠点は海へ行き着くとされている。
- かつて一般的な説では、海中を領分とするラギアクルスが陸上に出るのは
獲物の確保のためか、もしくは発電細胞を休ませるためであるとされていた。
特に後者の説は長らく有力視されており、海中での交戦時に突如として海から揚がった場合、
そのラギアクルスは暫らく蓄電・放電を行わず、脅威性は大きく下がると目されていた。
しかし、その後の研究により疲労が溜まった場合に発電行動の頻度が下がるという事実は概ね間違いないものの、
逆に言えば過度に疲労していない状態であれば陸上でも大規模な放電自体は可能である事が判明し、
現在は陸上での活動にも順応した通常種個体の目撃報告も数多く挙げられ、
同時に陸上においても大放電を含めて自在に大規模な電撃を操る様子が確認されている。
強大な個体の場合、浅瀬や水辺における機動力は海中におけるそれに迫るほどで、
まるで放電と共に滑るように動きながらタックルの如くその巨体を叩きつけたり、
雷撃を纏いながら錐揉み状態で突進して他のモンスターを蹴散らしてしまう姿も確認されている。
また、状況によっては背中の雷電殻のみならず頭部の角などにも強い雷のエネルギーを纏い、
帯電後は巨大な爆発を発生させる雷ブレスや、滞留して電流を迸らせる特異なブレスを使い分けるほか、
その場で回転する事で巻き上げた塵などを帯電させて雷球を発生させる、
自分の周囲を丸ごと巻き込む規模の大放電を放つなど、その電力にものを言わせて外敵を一掃する。
陸上でもこれほどの電撃を扱うだけあって海中における脅威は更に著しく、
その巨体と高速遊泳によって巨大な渦潮を発生させながら全電力を解き放つことで、
水中の超広範囲のみならず、陸上までも巻き込むほどの爆発的な超極大放電を引き起こす。
その威力は直接電撃を浴びた瓦礫を粉砕し、波及した電撃を帯びた大波が大地を焦げ付かせるほどで、
大海の食物連鎖の頂点に立つラギアクルスの本領を目の当たりにすることができる。
近年、海を渡って緋の森に現れた個体は陸上でも激しい縄張り争いを展開する姿が見られ、
緋の森の生態系の頂点に立ち狐泡竜をも退ける波衣竜ウズ・トゥナに対して、
巨体に見合わぬ機動力と大放電によって一歩も引かず渡り合うほどの実力を示している。
- 強大な力を持つラギアクルスから得られる素材を用いた武具は、
大海の主を征した英雄のみが装備する事を許される、誇り高き栄光の証とも称される。
性能面においても一般的な武具とは一線を画し、
使用者に勇気と力を与え、その潜在能力を最大限に引き出すと噂されている。
ラギアクルスの素材は雷のエネルギーに対する耐性が非常に高く、
外部からの電撃を容易に撥ね退け、内側から生じる高出力の電撃にも耐え抜く。
この性質とラギアクルスの発電器官を参考に生産された武器には怒れる海竜の如き力が宿り、
攻撃と同時に電撃を上乗せする事で、獲物に外傷を与えるだけでなく内側からも傷付ける。
- 余談だが、ラギアクルスは一部のハンターや研究者などを中心に
「最も著名な飛竜」にして「天空の王者」としても知られる火竜リオレウスと対比される例が多い。
この両者は共に生態系の頂点となり得るほどの実力と脅威性を有する大型モンスターであり、
互いの支配領域は異なるため自然界では日常的に巡り合う想定がなされない者同士ではあるのだが、
生息域や行動範囲の広さから、地方によっては実際に両者が鉢合わせる場面も見られる。
しかし、それぞれの獰猛性や縄張り意識の強さ、そして互いに肉食性であるために獲物が競合する事などから、
相対すれば互いを威嚇し合い、時にはそのまま激しい衝突に発展する場合もあるほどの犬猿の仲である。
リオレウスは基本的に水中に潜る事はできず、逆にラギアクルスは上空に対する有効な攻撃手段に乏しいため、
獲物の奪い合いとなった場合は最終的にどちらが先に獲物を確保した上で
自分の領域まで離脱するかによって事実上の勝敗が決する場合も多い。
勿論、陸上で本格的な縄張り争いに発展した場合は互いの排除のために全力で激突する姿も見られる。
格闘では飛行を含め陸上での機動力において秀でるリオレウスに分があるものの、
ラギアクルスが蓄電を完了している場合、カウンターの大放電によって勝敗が決することが多い。
概要
- MH3のメインモンスター。
「海竜種」の代名詞たるモンスターであり、種を代表する「海竜」の別名を持つ。
亜種などについては下記の記事を参照されたし。- モンスター/ラギアクルス亜種(白海竜、MH3Gより登場)
- モンスター/ラギアクルス希少種(冥海竜、MH3Gより登場)
- シリーズの看板である火竜リオレウスと対を成す「王」。
リオレウスは”大空を支配する者”、「天空の王者」と呼ばれるが、
このラギアクルスは”海原を総べる者”として知られ、「大海の王者」と称される。- デザインもまた対照的で、リオレウスが「赤いワイバーン」の如き姿をしているのに対し、
ラギアクルスは「蒼いシーサーペント」を思わせる風貌を持つ。
モンスターハンター3のオープニングムービーではリオレウスとの邂逅シーンが存在するほか、
10周年記念ムービーではリオレウスの咆哮に応じるように現れ、互いに睨みあう…という展開が用意されている。
過去、現在を通してリオレウスとの接点を持つモンスターは数多く存在するが、
ラギアクルスはとりわけ王者としての「双壁」というイメージが強いモンスターだろう。 - デザインもまた対照的で、リオレウスが「赤いワイバーン」の如き姿をしているのに対し、
- モンスターハンター世界に広がる海洋生態系の頂点に立つモンスターであり、
空がリオレウスの領域ならば、海はまさしくラギアクルスの王国とされる。
水中においてはその巨体と驚異的な機動力でハンターを圧倒し、
滑るように泳ぎながら噛み付いてきたり、後ろを取っても素早く振り返ったり、
水流を纏った突進を信じがたい速度で繰り出すなど、異名に恥じない制圧力を持つ。
怒り状態になると目が爛々と輝き、口から電撃が漏れ出るようになる。
この状態では水中での体当たりが二段構えになるほか、
尻尾で起こす水流に巻き込まれると水属性やられになってしまう。- 水中での大突進通過時の音は独特で、咆哮混じりの乱流音がハンターに襲いかかる。
少し不気味にも聞こえるそれは、初期のリオレウス亜種の鳴き声のような本性的恐怖を感じるものかもしれない。
それが広い大洋の中であらば尚更であろう。
- 水中での大突進通過時の音は独特で、咆哮混じりの乱流音がハンターに襲いかかる。
- 水中を生息域としていながら「大規模な電撃」を自在に発揮するという驚くべき特徴も持っている。
周囲に電撃を発生させながら背電殻と呼ばれる甲殻に電気を徐々に蓄積し、
最大まで集積した電気を一挙に解き放つ「大放電」によって付近のハンターを一網打尽にする。- 大放電はラギアクルス最大の大技と言っても過言ではなく、
放電現象として自身の周囲に強烈な電撃を纏う上、その外周に無数の雷球まで発生させる。
雷球に関してはガード不可、ガ強でも削りダメージ+連続ヒットの二重苦、
更には判定時間も長く、迂闊に接近しようものなら高確率で消える寸前の雷球に巻き込まれる。
おまけに水中では緊急回避がほぼ役に立たない。
このため、大放電直前に不用意に近付いた時点で即死級のダメージを負うことがほぼ確実となる。
生き残っても雷属性やられに陥っている場合が多く、追撃で気絶させられる危険性も孕んでいるなど、
数ある大技の中でも隙が無い、徹底的なまでに危険な攻撃である。
流石は海の生態系の頂点に君臨する王と言うべきか。
- 背部を部位破壊すれば蓄電能力に支障をきたし、大放電を繰り出せなくなるという特徴を持つ。
また、水中では背中にダメージを与えて怯ませると、転倒して長時間もがくので、
近接・遠距離問わず、これまたかなりの攻撃チャンスが生まれる。
このように背中の破壊は狩猟成功の可否に大きく影響をもたらすが、水中では背中になかなか回り込みにくく、
更に部位破壊するには背中の耐久値を3回もゼロにしなければならない。
さらに背中の斬、弾肉質はかなり硬く、狙い過ぎればダメージ効率が落ちるほか、
部位破壊に気を取られがちになるため蓄電や大放電に被弾する確率も上がる…と中々に悩ましい。- 一方で打撃に関しては弱点特効の乗る部位もなく背中も頭部や胸と変わらず、
属性も最も通る部位のため火属性打撃武器で背中を狙うのも一つの手となる。
- 一方で打撃に関しては弱点特効の乗る部位もなく背中も頭部や胸と変わらず、
- 大放電はラギアクルス最大の大技と言っても過言ではなく、
- 上記の通り水中では無類の強さを誇るが、地上ではその限りではない。
作中でもたびたび指摘されているが、海中で暴れてスタミナを消耗したラギアクルスは、
一旦陸上に揚がって休息を取ろうとする性質を持つ。
この際のラギアクルスは蓄電や放電を行わず、また海中と比較して動きもかなり鈍重になるため、
攻勢を掛ける絶好のチャンスとなる。- 電力を発揮することによるスタミナの消耗を抑えるためか、陸上のラギアクルスは肉弾戦主体となる。
タックルや這いずり突進は脅威と言えば脅威ではあるが、
機動性が最大限に発揮できる陸上ではやはり完全にハンターに分がある。
攻撃範囲が広いことを踏まえても戦闘力はロアルドロスと同等程度に落ち込むため、
ここで一気に体力を削り取って瀕死にまで持っていきたいところ。
ちなみに、地上で雷属性を纏う攻撃は雷ブレスのみである*1。
- なお、ラギアクルスが休息のためにわざわざ陸上に揚がる理由は実のところ不明であり、
水中で休息を取れる以上、疲れたからといって陸に上がる必要は無いようにも思える。
しかし、ラギアクルスは肺呼吸の生物であり、魚のように鰓呼吸で酸素を得ていない以上、
水中での酸素はあくまで驚異的な肺活量で補っているに過ぎない。
陸上に揚がるのは「効率よく酸素を摂取し、疲労した細胞や筋肉を休めるため」と考えると、
ある程度は納得がいくかもしれない。
少々メタな考え方をするとすれば、水中戦だけではキツすぎるという人のための、
一種の救済措置である可能性もあるが。
- 電力を発揮することによるスタミナの消耗を抑えるためか、陸上のラギアクルスは肉弾戦主体となる。
- 破壊可能部位は、頭部(角)、前脚の爪、胸、背部(背電殻)、尻尾(後述する亜種・希少種も同様)。
見てわかるように、破壊可能部位が非常に多い。- だが、MH3(G)では主戦場がこちらの機動力が大幅に低下する水中であることや、
ラギアクルス自身の体力が低いことなどもあり、
的確に部位を狙っていかないと全箇所を破壊し終える前に討伐してしまうことが多い。
特に胸は前脚や首などに吸われやすいために水中ではかなり狙いにくく、破壊が難しい。
とはいえ、部位破壊しても特にめぼしいものが得られるわけではない(鱗や皮など)ので、
そこまで破壊に固執する必要もなかったりするが。- ただし、角は部位破壊しなければ絶対に入手することができない。
入手確率も下位素材の角で64%、
上位素材の尖角およびG級素材の剛角は40%と中途半端な値に設定されており、
例のセンサーに引っかかると全く出てくれなくなる。
- ただし、角は部位破壊しなければ絶対に入手することができない。
- だが、MH3(G)では主戦場がこちらの機動力が大幅に低下する水中であることや、
MH3
- メインモンスターとして堂々の登場。
プロモーションやオープニングムービーなどで発売前から大々的に発表されており、
まさしく3シリーズを通しての顔と言える存在である。
- 本作の代表的な拠点であるモガの村、モガの森(孤島)と深く関わっている。
冒頭から「モガの村周辺の海域に出没している」として存在感を示す通り、
村ストーリーでは最序盤~中盤にかけて一貫して最大の脅威として扱われており、
主人公はまずラギアクルスの狩猟に向けて狩りをこなしていくことになる。
- 最早恒例となった感もあるトラウマクエストにももちろん登場。
村★1のモンスターのキモ3個納品という如何にもな平和そうなクエストに突如出現し、
「狩猟環境安定」の文字を見て安堵していた初心者たちを恐怖のドン底に叩き落した。- このクエストのラギアクルスはストーリーで何度も戦うことになる個体と同一個体とされており、
それ故に絶対に討伐できない仕様となっている。
初期装備で倒そうと息巻いたハンターが悲鳴を上げることになったのは言うまでもない。
なお部位破壊自体は可能だが、後のクエストでは元に戻っている(=再生している?)ので注意。
このクエストでは「陸に揚がって休息中の海竜と戦う」という展開から地上戦中心で、撃退が目的になる。
ラギアクルス自身も様子見といった雰囲気であり、本来の手強さはまだない。 - このクエストのラギアクルスはストーリーで何度も戦うことになる個体と同一個体とされており、
- そして、本命となる狩猟クエストは★5にて解禁。
トラウマクエストにおいて邂逅し、緊急クエストで撃退に成功した個体が再び出現。
傷を負わされたことで荒れ狂った因縁の個体を相手取ることになる。- 沖合での目撃情報によると、かの個体はモガの村を目指して沖合を進行しているとされ、
村長からは「好敵手であるお前さんのもとを目指しているらしい」とはっきり告げられる。
その強大さゆえに生息域で傷を負うことが皆無に等しいラギアクルスにとって、
自らを撤退に追い込んだ主人公(プレイヤーハンター)は正に宿敵と呼べる存在であり、
また是が非でも打ち倒さなければ気が済まない「生物」だったということだろう。
- 初回時はエリア10でのムービーの後に、とぐろを巻いた状態で休息をとって待機している。
これまで2回の遭遇とは異なり、自分から積極的に近づいての戦闘開始となるため、
一呼吸おく猶予があり、妙な緊張感がもたらされる演出となっている。
喜びもつかの間、海竜の脅威から解放されたはずのモガの村を再び巨大地震が襲う。
ストーリーのラスボスは海竜ラギアクルスではなく、村を脅かす真の脅威は別に潜んでいたのである。 - 沖合での目撃情報によると、かの個体はモガの村を目指して沖合を進行しているとされ、
- 一番柔らかい胸でも切断で45と全身を通して肉質は固め。
反面火属性の通りは良く、亜種、希少種共々、属性武器での攻略が推奨される。
- 今作では、水没林の狭い地形と濁った水のおかげで、
孤島のように相手の攻撃を避けられずに力尽きるということがよくあったため、
巷では水没林の方が強い、ということで「水没林の王者」等とも揶揄されていた。
次回作のMH3Gでは水中での足回りが改善されたためか、そう呼ばれることは比較的少なくなったが、
もっとも「狭い」「視界が悪い」「タックルで起き攻め確定」といった点は変わっていないため
水中戦が苦手なプレイヤーには非常に辛く、特にガンナー達からは相変わらず水没林の王者と呼ばれている。
- 当時は最凶の対ガンナー殺戮兵器として有名だった。
同じくガンナー殺しと悪名高いあのショウグンギザミと違い動きが速く、
さらに雷属性やられまであるためハメ殺しにあう危険性が高い。
飛距離の関係でガンナーは接近戦を仕掛けなければいけないため相性が悪く、
ラギアクルスの攻撃は高速高威力広範囲攻撃の三拍子ということもあって大変な脅威であった。
その実力はベテランガンナーにすら回避性能が強く推奨されるほどであり、
当時は水中戦に慣れていないハンターが多かったことも手伝って、
ボウガン使いの海竜狩猟は阿鼻叫喚の有様だったという。
- イベントクエスト「海の王と空の王の狩猟」では、なんとラギアは陸揚げされたままの状態で戦う。
しかも彼への仕打ちはそれだけでは済まず……
詳細はリンク先を参照のこと。
MH3G
- MHP3では登場を逃したラギアクルスだが、MH3の拡張版であるMH3Gにて復活。
村のストーリーでの扱いはMH3の時とほぼ同じなのだが、
タンジアの港のクエストではなんと下位★1→2の緊急クエストで登場し、通常狩猟が目的となる。
- 下位、上位では主に孤島での戦いになるため地形に泣かされるパターンは少ない。
ただし、村クエストでラギアクルスの捕獲か火薬岩の納品のどちらかを迫られることになるが、
この捕獲クエストは水没林で戦うことになるため要注意。
また、G級のキークエストでも水没林で戦闘になる。
ガノトトス通常種単体のクエストも水没林になってしまうため、上位までと比べて水中のモンスターで苦戦しやすい。
- ちなみに背電殻は3回耐久値を0にしないと破壊できないためかなり面倒くさい。ちなみに耐久値を0にする度に転倒してくれる。
意識して狙っても討伐のほうが先になってしまうことも。
肉質は固いが、火属性がかなり通る部位なので、火属性の強い武器を担ぐとかなりやりやすくなる。
頭の部位破壊は耐久値を2回0にする必要がある。こちらも耐久値を0にしたときに転倒する。
うまいこと噛み合うと連続で転倒してチャンスタイムになることも。
- 何気にG級限定行動がない。厄介な怒り時の2連タックル、ノーモーション突進や、
遊泳した後のスクリュー状に突進する攻撃も下位から使ってくる。
ガード武器でなければ対処が難しいシチュエーションも多く、ラギアクルスと戦うならランスかガンランスが楽。
一応ガードがない武器でも回避する方法はあるが、状況が限定されていたり、立ち回りが制限されるなどなかなかに面倒。
- ガード性能がないと削りやのけぞりが生じる攻撃は意外と少なく、困るのはタックルととぐろを巻いて頭と尻尾を振る攻撃だけ。
タックルは連続してやられると削りダメージが地味に痛い上、
スタミナがカツカツになりがちなので、ガード性能があると安心感が増す。
とぐろを巻いて頭と尻尾を振る攻撃は回数が少ないことと、
MH3G特有のガバガバな当たり判定のおかげでなんとかなることが多い。
ちなみにこの攻撃は回避性能なしでもフレーム回避できるほど判定が短い。
通常の放電ものけぞりが生じる重い攻撃だが、予備動作を見たらエビのようにステップを繰り返すと
意外となんとかなることが多く、ガードはそれが間に合わないときくらいしか使わないほうがいい。
大放電のうち雷球がガード強化がないとガードできない…が、
ほぼ確実にめくられるのでやはりステップでエビのように逃げたほうが良い。
MHXとMHXXでラギアクルスからエビの殻が取れるのは、放電からの退避に失敗したエビハンターがいたからかもしれない。
- 闘技大会をソロで完全攻略する上で、避けては通れないのがラギアクルスをヘビィボウガンで倒す事。
ただでさえ機動力が落ちる水中で雷耐性-20、回避距離、耳栓、シールドすら無い絶望的な制約、
雷ブレスや放電はもとより、タックルだけで起き攻めされてBC行きになる事も多く、
闘技大会におけるジンオウガ亜種のヘビィボウガンと並んで最高難易度の鬼畜さを誇る。
正に苦行、地獄とも比喩され、殆どの挑戦者はただクリアする事を目標に、今日も苦汁を飲まされている。
…が、実はこのクエストを4分台でSランククリアしてしまう猛者もいたりする。- 恐らくヘビィ慣れしていない一般的なハンターの実力では時間切れより回復薬が尽きて3乙で終わることが多いだろう。
その場合は時間に余裕があると仮定して怒り状態の対応を諦める戦法が有効。
怒り状態になったら回復は諦め、死んだら怒り状態が治まることを祈って1~2分待ってリトライ。
怒り状態中運よく瀕死で生き残れたら1つしかないモドリ玉の使いどころ。
死に戻り前提であれば酸素不足はほとんど問題にならないことが多い。
序盤は通常弾を積極的に使用し、疲労状態には切り札のしゃがみ撃ち火炎弾を切る。爆弾もここで使うべきか。
弾の当たり具合にもよるが毒弾に頼らずとも勝負がつくはずなので
残弾と回復と残り時間から無茶できるかどうかを見極めて詰めていこう。
- 恐らくヘビィ慣れしていない一般的なハンターの実力では時間切れより回復薬が尽きて3乙で終わることが多いだろう。
MHX
- MH4以降は水中戦オミットの関係でシリーズ登場が叶わなかったラギアクルスだが、
モンスターハンタークロスに参戦することが電撃発表され、
モンハン界隈に凄まじい衝撃が走ることとなった。
- 「海だけでなく地上をも支配する」と謳われたとおり、今作ではほぼ完全に陸上に適応しており、
孤島のみならず渓流にも姿を見せる。- 孤島における活動エリアも大幅に拡大され、エリア5、6、7、9、10の計5エリアを徘徊する。
また、海を経由することでエリア7とエリア10の間を行き来することも可能。
エリア5は撃退クエストの初期エリアとなっていたが、
狩猟クエストで姿を見せることはかなり稀だったこともあり、なかなか新鮮である。
スタミナ回復はエリア6の死骸を食べる、またはエリア7のケルビを仕留めることで行う。
瀕死時はエリア10の海岸沿いの砂浜で眠りにつく。- 死骸を対象にした場合は、食べると同時に落し物をするが、ケルビを襲って捕食する際は
どういう訳か食べ終わってから落し物をする。
落し物狙い時、後者を選択された場合は攻め手を止める必要がある。
そしてサブタゲがナミダだったりするから質が悪い。
- 死骸を対象にした場合は、食べると同時に落し物をするが、ケルビを襲って捕食する際は
- 渓流では川が流れているエリア6や8、川沿いのエリア7のみならず、
木々が生い茂るエリア5、村の名残が残る広大な広場であるエリア4にも出現する。
スタミナ回復はエリア8の死骸、またはエリア7のガーグァを捕食する。
休眠はエリア8の洞窟で行う。
初期位置はエリア7で、北側に位置する川の中から飛び出してくる。
陸上に適応したところで、ラギアクルスが海洋生態系の頂点に君臨する「王」であることに変わりはないと言える。 - 孤島における活動エリアも大幅に拡大され、エリア5、6、7、9、10の計5エリアを徘徊する。
- 怒り時の演出が変更されており、吐息から電気が漏れるのではなく角が帯電する。
後述する大放電では、角から放電していると思わしき演出も確認できる。- 余談だが、ラギアクルス亜種の角には
「蓄電や放電を行うための構造が確認できるのだが、そこからの放電は確認されていない。」
という裏設定が存在していた。
亜種ではないとはいえ、本作での演出変更にこの設定との関連性を感じたハンターもいたようだ。
- 余談だが、ラギアクルス亜種の角には
- 本作では落とし物や剥ぎ取りでエビの小殻が入手できるようになった。
ガノトトスに続き、ラギアクルスもキングロブスタを捕食していることが判明したわけである。
- 乗りダウンや脚ダウン、スタンさせると相変わらずのたうち回る。
動かないのは背中と腹くらいで地味に面倒臭い。
角が欲しくて壊したい場合は、落とし穴を持ち込んだ方が楽。
- MHXではリオレウスも登場しており、約3年振りに天空の王者と大海の王者が共演することとなった。
- 本作ではリオレウスの故郷である「森丘」が復活しており、
一方で前述もしたがラギアクルスの故郷たる「孤島」もまた復活している。
「咆哮」と「海と陸の共震」が遂に肩を並べる事になったのである。- ちなみにその2つの楽曲の共演は、MH3当時に太鼓の達人でなされていた。
それから長年の時を経て、ようやくMHシリーズ内で共演を果たすこととなった。
- ちなみにその2つの楽曲の共演は、MH3当時に太鼓の達人でなされていた。
- ラギアクルスの行動範囲が広がっているため、両者が姿を現す孤島では直接顔を合わせる機会がある…
と言いたい所だが、残念ながら両者が顔を合わせる機会はない。
確かに機会が得られる環境は出揃っているのだが、
何故かリオレウスのクエストにラギアクルスが乱入することはなく、
逆にラギアクルスのクエストにリオレウスが乱入することもない。
両者の同時狩猟クエストも存在しないため、このような状態に留まってしまっている。
尤も、両者が同時に襲いかかって来なくて良かったと捉えることも出来るかもしれないが。- なお、同一クエスト内での登場であれば、
「汝ノチカラヲ、見セテミヨ」という大連続狩猟クエストで果たしている。
- なお、同一クエスト内での登場であれば、
- 本作ではリオレウスの故郷である「森丘」が復活しており、
- また、MH3Gで惜しくも邂逅し損ねた絶対強者こと
ティガレックスとの共演もようやく果たすこととなった。
なお、こちらに関しても生息環境の違いから両者が顔を合わせることはない。
一応絶対に相対できる環境もあるが。
- 更に、集★7「ビリビリバリバリパニック!!」というクエストでは、
陸のジンオウガとラージャン、空のライゼクスと天井のフルフルと共演。
陸海空の雷属性使い達が揃い踏みというカオス奇跡と言う他ない顔合わせが実現している。
こちらも1頭ずつの登場なので、直接的な共演とまでは行っていないのだが…。
- 上記のように、本作では普通に闘技場で戦うクエストが存在する。
闘技場へは3Gの亜種と同じく大ジャンプで飛んでくる…のではなく、
なんと地面から飛び出してくる。
水が波打つエフェクトが発生していることから、水中から飛び出してくるモーションを流用していることが分かる。
闘技場の地中は水であり氷でありマグマであるから大丈夫なのだろう
- 本作のラスボスであるオストガロアは、ラギアクルスの骨の一部(背電殻だろうか)を武器として使用してくる。
この骨は叩きつけなどの衝撃に応じて強烈な電流を発生させる性質を持っており、
広範囲に電撃を拡散させてくる上に本家には無かった麻痺属性も備えているなど、非常に厄介な代物である。- ラギアクルスは生態の項で述べた通り体表の筋肉を高速収縮させ、
発電細胞を活性化させることで発電を行い、背電殻に蓄電しているが、
オストガロアは背電殻に電気石など発電機能を持つ自然物と組み合わせることで攻撃に活用しているという。
- ラギアクルスは生態の項で述べた通り体表の筋肉を高速収縮させ、
戦闘能力
- 今作では地上戦が主体となったことから、多くの技や行動に変化が生じている。
とりわけ電撃を用いた技のバリエーションが非常に多彩で、
過去作のラギアクルスとは比較にならない規模の放電やブレス技を次々と繰り出す。
あまりの変貌ぶりに驚かされること必至である。- そのため、今作では本体の攻撃よりも寧ろ設置型の電気攻撃の方が脅威。
出の速い帯電突進やボディプレスが最大の脅威の一つであった亜種とは対照的であり、
印象としてはラギアクルス亜種の肉弾戦能力を削り、電気技を強化したものに近い。
- そのため、今作では本体の攻撃よりも寧ろ設置型の電気攻撃の方が脅威。
- 戦闘の流れ自体は概ね過去作に準じており、蓄電を繰り返して電気を溜め、
蓄電状態で電撃を用いた攻撃を仕掛けた後、大放電で一気に電力を開放→再び蓄電、という戦法が主。
- 蓄電のモーションは地上時の亜種とは異なり、
身を縮めて一定時間電力を溜めた後に電撃を迸らせながら帯電を行う。
電撃発生までの時間は亜種よりも長いものの、ある程度帯電を行うと
帯電と共に付近のハンターの足元に電撃を発生させてくるようになる。
帯電に巻き込まれない位置に居るハンターへの対応策と思われ、
帯電の範囲外だからと言ってうかうかしていると足元から雷に撃たれるので注意。- なお、この足元の雷はラギアクルスの状態に関わらず、一定時間経過で必ず放電する。
たとえ怯ませたりダウンを取ったり討伐したとしても問答無用で発動するので、
被弾して折角の攻撃チャンスを無駄にしないように。
- なお、この足元の雷はラギアクルスの状態に関わらず、一定時間経過で必ず放電する。
- 新技として、全身を丸めた後に放電しながら回転、
自身の周りを周回する複数の雷球*2を生み出すという大技が追加。
雷球はさながら衛星のようにラギアクルスの周囲を飛び回りながら距離を離してゆき*3
一定時間経つと(ラギアクルスから距離が離れると)地面にズブズブと沈んで消滅する。
巨大な雷球を操るラギアクルスの姿は、最早種族を間違えたんじゃないかと思われるほどファンタジー的である。
設定上は通電させた水ブレスという点を考えれば、もしかするとなぎ払いブレスの応用で雷球を回転させているのかもしれない。- 雷球のスピードは最初はかなり速いが、ラギアクルスから離れるにつれて遅くなっていく。
近距離に居るか遠距離に居るかで対処法が変わってくると言える。
- 下位の段階では雷球発生モーション直後に威嚇を挟むが、
上位からは雷球が飛び回る中蓄電を行い、
減った電力を補うと同時に再び近距離のハンターに攻撃をしてくる。
- なお、雷球はそれぞれが攻撃判定を伴っており、
たとえブシドースタイルなどで雷球を一つやり過ごしたとしても、他の雷球に当たればダメージを受けてしまう。
特に、中距離だと間髪入れず次の雷球が迫ってくるので危険。
- 雷球のスピードは最初はかなり速いが、ラギアクルスから離れるにつれて遅くなっていく。
- ブレスのバリエーションがかなり多彩であり、従来の単発ブレスのほか、
新モーションの設置型ブレス、更に亜種のモーションを流用した強力な拡散ブレスを使い分ける。- 単発ブレスは発射タイミングが早くなり、追尾性能が上がっている。
ただし弾速自体は過去作に比べて遅くなっており、MH3(G)に慣れているとタイミングをずらされることも。
また、亜種のように後退しながら1発撃ってくるパターンも追加された。
- 設置型ブレスは他に類を見ない特殊な性質を持ち、
立ち上がりつつ首を捻って周囲に雷ブレスをばら撒くものだが、
着弾した雷ブレスは地面に停滞した後、まるでバリケードのような電流に変化する。
電流は一定時間滞留し、ハンターの動きを阻害してくる。
ラギアクルスもこれを狙いとしているのか、続けて噛みつきやタックル、突進を繰り出す。
怒り時には連続で2発放つようになり、2つの電流の束が現れることになる。
- そして、最たる脅威が拡散ブレス。
放つモーションこそ亜種と同じだが、着弾した直後T字に連鎖爆発を起こす大規模な電撃が連続発生、
電撃に接触したハンターを遥か上空に打ち上げる。
単発にもかかわらず着弾後周囲に計3度に渡る電撃拡散を見舞うという前代未聞のブレスとなっており、
ラギアクルスの扱う驚異的な電気エネルギーの力をまざまざと見せつけられることになる。
予備動作が小さいにもかかわらず、最終的な攻撃範囲は孤島エリア6の半分以上にも及ぶため、
「亜種と同じで横に拡散するブレスだろ」などと早とちりし、
凄まじいダメージと共にかち上げを食らうハメになったプレイヤーは多いだろう。- 余談だが、雷球ブレスのエフェクトが変更され、従来のラグビーボール型の形状から完全な球状に変わった。
- 単発ブレスは発射タイミングが早くなり、追尾性能が上がっている。
- ラギアクルスの切り札たる大放電は更に危険で、
拡散ブレスのような超規模の電撃拡散をも伴う大技に変貌。
天に向かって吠えるモーションと共に全身から電撃が放出され、周囲4か所に爆発的な電撃が発生。
それだけに留まらず2度、3度と範囲を拡大しながら巨大な電撃の連鎖爆発が巻き起こり、
巻き込んだハンターに凄まじいダメージを叩き込む。
従来の感覚でいなそうとすると退避が間に合わず、ふきとばされるほどの攻撃範囲なので、
剣士は放電の予備動作を見たら即座に離れるくらいの心持ちでいたほうがいい。- また、大放電時に電力を消費したか否かの判定がやや特殊で
ラスト(3回目)の爆発が起こった瞬間に消費が確定する。
逆に言えば1~2度目の爆発の段階ではまだ電力を消費し切っていないということでもあり、
3回目の爆発が起こる前など中途半端なタイミングで怯ませてしまった場合、
大放電を繰り出したにも拘らずラギアクルスが帯電状態を維持するという事態が発生する。
- また、大放電時に電力を消費したか否かの判定がやや特殊で
- 今作は水中なしの地上戦オンリーのためラギアクルスの背中破壊はかなり難しくなっており、
サイズ次第で剣士は背中に全く攻撃が届かなくなってしまう。
その分、破壊条件が緩くなっているとかそんな慈悲は与えられておらず、
肉質が軟らかくなっていることもなければ(どころか背中の切断肉質は1だが硬化している)、
3回0にしなければならない点も変わっていない。
それでも頑張って破壊する頃にはラギアクルスは大抵瀕死である。
乗りで破壊するという手もあるが、- 暴れ頻度自体多め。
- 暴れ前の予備動作・猶予がなくすぐに赤ゲージが進むため、しがみつき対応が間に合わない場合も。
- 咆哮中ほぼずっと赤ゲージが進んでしまうため、しがみつき続けなければならない。*4
- そして苦労の見返りだが、背電殻の破壊で弱体化する仕様自体は健在である。
ただし今作では「一定量以上蓄電すると蓄電行動の頻度が下がる」というもののようだ。
具体的にどういうことかというと、ラギアクルスの背電殻は蓄電量に応じて、
通常→青白く発光(第1段階)→電流が迸る(第2段階)と見た目が変化する。
破壊後は一定量(見た目としては第1段階)まで蓄電した後は蓄電行動の頻度が減り、
第2段階に相当するまでの蓄電はほぼしなくなる…という仕組みになっている。- …要するに、今までと違って大放電の使用に直接影響するわけではない。
蓄電量が抑えられることによって使用頻度は確かに激減するのだが、
それでも大放電使用可能ラインまで蓄電することはあり、その際は容赦なくぶっぱなしてくる。
また、蓄電行動の頻度が減るというのも、蓄電の代わりに別の攻撃をしてくるというものであり、
行動が読みづらくなって戦いにくくなる場合も。- 後述する咆哮後の行動が最たる例と言えるだろう。
破壊前であれば咆哮後の行動はほぼ蓄電で確定しており、
予備動作の長さゆえに硬直が解けてすぐ動けば被弾は避けられることが多い。
しかし破壊後は出の速い他の行動にさし変わることが多いため、
位置取りによっては被弾確定ということもままある。
実際のところは蓄電と放電を繰り返す行動パターンにより、
ある程度蓄電状態を維持されてしまうことも多い。
総じて戦略面での破壊意義はそこまで大きくなく、基本的に無理をしてまで狙うことはないだろう。
素材が欲しかったり早期に破壊したい場合はエリアルスタイルで直接狙ったり、
新たに対応した乗りで背中にダメージが入るので利用しよう。 - 後述する咆哮後の行動が最たる例と言えるだろう。
- …要するに、今までと違って大放電の使用に直接影響するわけではない。
- 亜種が使用した、振り向きながら側面~後方を噛みつく攻撃を継承している。
亜種より威力は控えめで、当たっても尻餅を付く程度だが真の恐ろしさはその気絶値の高さ。
直後に何らかの攻撃を受けたりするとまず間違いなく気絶する。
相変わらず判定が強く引っかかりやすい攻撃なので地味ながら危険度は高い。
- 電撃ばかりに目を奪われがちだが、咆哮もかなり危険な代物。
咆哮自体はSP10の耳栓で防ぐことが可能なのだが、耳を塞いでしまう時間が長めになっている。
基本的にラギアクルスの方が先に動き出すので、
彼の機嫌次第では咆哮の硬直中に被弾が確定するのだ。
咆哮の頻度がそんなに高いわけではない上、機嫌次第なので何もされずに終わることも多々あるが、
慣れないうちは耳栓が発動した装備で挑みたい。- ちなみに咆哮判定は頭部から出ているため、
リオレイア等と同じ感覚で胴体を向いてガードするとめくられてしまうので注意。
同様の咆哮判定を持つモンスターは少なくないのだが、
その中でも肉質の都合上胸に張り付き頭部に背を向けて戦うことが多いラギアクルスでは
気を抜いているとうっかりめくられてしまいやすい。
- ちなみに咆哮判定は頭部から出ているため、
- これらの攻撃のおかげで、
巷では今作のラギアクルスはラギアの皮を被ったナニカだとか、地上に転生した希少種とまで言われている。- 特に、獰猛化個体が背電殻にオーラを纏っている時は雷球や電撃爆発の大きさが目に見えて拡大する。
その脅威、迫力はかつてのラギアクルスを知るハンターからすれば想像もできないほど恐ろしく、凄まじい。
オーラを纏っている時の大放電の威力は凄まじく、防御力600を超えていても致命傷となる。
範囲も広いので急いで離れよう。- オーラをまとう部位は頭部が固定されていて、もう1部位は背電殻か尻尾となっている。
尻尾の場合はどの攻撃も強化されない上、
位置も狙いやすく狩技・サポートゲージを溜めやすい言わばボーナス部位なのだが、
背電殻の場合は蓄電・放電・雷球・ブレスとあらゆる攻撃が強化されるうえに
剣士では狙いづらい…と、とてつもなく不利な部位である。どうしてこう極端なのか
オーラまとい時の大放電が凄まじいのは先述した通りなので背電殻は破壊しておきたいが、
獰猛化個体の常で怯み値が上がっており、破壊はますます困難になっている。
- オーラをまとう部位は頭部が固定されていて、もう1部位は背電殻か尻尾となっている。
- ただし、獰猛化ラギアクルスの真の怖さは
オーラにより強化された各種の電撃攻撃よりも、怯み値上昇による打たれ強さよりも、
何よりもとてつも無い超体力を誇る、圧倒的なタフネスにある。
獰猛化大連続狩猟で何度か相対する局面に於いては大きな壁となり、
単独クエストであっても、ソロでは相応以上のタフネスに苛まれての時間との勝負となる。
- 特に、獰猛化個体が背電殻にオーラを纏っている時は雷球や電撃爆発の大きさが目に見えて拡大する。
- こうした強化の一方で、今作のラギアクルスの攻撃は
大放電も含めて全てガード強化無しでもガード可能となっている。
ガード性能を+2まで発動させたランス・ガンランスであれば仰け反りも無くなるので、
安全かつ快適にインファイトしたい人にお薦め。- ブシドースタイルであればガード性能すら不要となり、その分他のスキルを盛ることができるので、
より快適なインファイトが可能となる。
無論、ラギアクルスの攻撃タイミングを熟知していることが前提だが、
幸いどの攻撃もタイミングがわかりやすい部類なので、
慣れればジャストガードを面白いように成功させることが可能である。
そのためか、ジャストガードの練習台の筆頭の1つに挙げられることも多い。
- ブシドースタイルであればガード性能すら不要となり、その分他のスキルを盛ることができるので、
- ラギアクルス亜種最大の脅威であった帯電突進に関してはやや良心的で、突進後に確定で威嚇を行う。
突進を見切れれば尾を攻撃できる大きなチャンスになる他、突進に次ぐ突進で起き攻めされることもなくなった。
- 肉質面もいろいろ変更があり、まずこれまで前脚と後脚の肉質は同じだったが分けられ、
前脚は以前より少し硬くなってしまっているが、後脚は柔らかくなっている。
他にも尻尾や胴の一部系統の肉質は硬くなっているが、最も柔らかかった胸の肉質は切断・打撃ともに45以上になり、
更に頭がどの系統も45以上になり、部位破壊もしやすくなった。
属性面については以前より通りが悪くなった所もあれば良くなった所もあるとマチマチな模様。
- 胸部が緑エキス扱いになっているという珍しい特徴を持っている(多くのモンスターで胸部は橙扱い)。
基本的に強化エキスが優先される操虫棍では是非とも橙+白で
耳栓&スーパーアーマーの自己強化を狙いたいが橙エキスを回収できるのが良く動く首と尻尾、
赤エキスを回収できるのが狙いにくい頭と背中、白エキスは小さい足のみと強化がしづらくなってしまっている。
基本的にエキスの回復量はオマケ程度のものであり、素直にアイテムを使った方が早いのであまり喜ばしい特徴ではない。
- モンスターリストの説明は前作のまま『疲労を癒すため陸上で休息する姿も確認されている』である。
つまりあれほどの凄まじい攻撃を繰り出しているにも拘らずあのラギアクルスは休息している最中である、
という末恐ろしい可能性が考えられる。
この地上に適応した個体が万全の状態の時、いかほどの戦闘力を持つか…想像するだけでも恐ろしい。
単に手抜きで設定を無視しただけとか言わない。- 実際には、地上に適応した個体が見つかったのは最近になってからであり、ギルドも調査中で
モンスターリストの情報が使い回されている古いだけで
さすがにそこまでの事態にはならないと思われるが。
しかし情報が古いままのせいで、獰猛化個体の疲労しないという性質と矛盾が生じてしまっている。
- 実際には、地上に適応した個体が見つかったのは最近になってからであり、ギルドも調査中で
MHXX
- 当然ながら続投。
3シリーズではMH3とMH3Gの間に発売されたMHP3にて水中戦がオミットされたために続投できず、
直接の続編でラギアクルスが続投を果たすのはこれが初である。
MHXから全体的に電撃のエフェクトが強化され、視覚的に派手になると共に、
地を走る電撃などは攻撃判定の前に小さな雷光エフェクトが広がるようになり
初見のプレイヤーでも直観的に予測しやすくなった。- 本作で復活したテロス密林にも姿を現すようにもなった。
当然、一部エリア移動時には湖に飛び込んで泳ぐが、
ガノトトスとその亜種以外のモンスターがテロス密林の湖を泳ぐという事態は、
メインシリーズに於いては初*5となる。
逆に言えばMHXXでのラギアクルス進出まで、密林の湖はガノトトスの独壇場であった。- なお、ガノトトスとは異なり水に飛び込むと即座にその姿を消してしまうので、
泳いでいく姿は見ることができない。
戦闘に影響はないが水中に入った瞬間ターゲットカメラが探知不可になる。
- なお、ガノトトスとは異なり水に飛び込むと即座にその姿を消してしまうので、
- また、本作の新フィールドである遺群嶺にも出現する。
遺群嶺は渓流よりも遥かに高地に位置する場所だが、
なにを思って海からそこまで離れた所に来るのだろうか。 - 前作では対となるリオレウスと直接相対するクエストが何故か存在しなかったが、
今回はラギアクルスが登場する村上位クエスト「空の家族・メシを作るッス」における
乱入モンスターにリオレウスが設定されている為、あのイベントクエスト以来の共演が実現する可能性がある。
- 本作で復活したテロス密林にも姿を現すようにもなった。
- MHXに於いて地上の戦闘能力が大きく強化されたラギアクルスだが、
G級に於いて更なる強化を施され、ますます手強い相手となっている。
全体的に隙が少なくなった他、行動パターンにいくつかの変化がある。
具体的には以下の通り。- 蓄電の予備動作中に胴体周辺に攻撃判定が発生するようになった。
恐らくは、予備動作中に背中を攻撃しようとする大剣や太刀への対策と思われる。
リーチは短く攻撃力も低いが、予備動作中に胸を攻撃することが難しくなった。
その上気絶値はしっかりと付加されているようで、振り向き噛み付き被弾後にこれに当たると確定で気絶する。- 放電攻撃の一つなのだろうが、
何故か被弾しても雷属性やられに陥ることはない無属性攻撃である。
プレイヤーとしてはありがたい限り…と言いたいところだが、
雷耐性を充分に高めた状態だと、
蓄電に被弾するよりダメージが大きかった、なんてことも。
- 放電攻撃の一つなのだろうが、
- 新たな攻撃モーションとして「帯電噛みつき」が追加された。
大きくのけ反りつつ後退した後に電撃を放出しながら啄ばむように噛みつく大技であり、
90°以上旋回して軸合わせする上に攻撃範囲も広く、しかも後隙は皆無。
それでいて攻撃力は大放電と同等であり、直撃するとハンターが水平にふっ飛ぶ。
更にガード性能+2を積んだランスでも削りダメージが発生し、後隙がないという特性上、
間を置かずにこの技を連発することも珍しくない。
また、この攻撃を始点として単発ブレスや置きブレスからのコンボに繋ぐことも多々あるため、
これで一度ペースを乱されると怒涛の連続攻撃で何もできないままベースキャンプ送りになることも。- 高威力・広範囲・高精度・後隙無しと四拍子揃った完全な出し得攻撃。
胸元が安全地帯になっているが、前述の通り攻撃前に大きく後退するため
安全地帯を潰すことに関しても徹底している。
抜刀状態で懐に潜り込むには回避距離がほぼ必須となる。 - 狙って位置取りするのは至難の技だが実は距離によって判定が異なり、
ラギアクルス本体の噛みつきは高威力だが、それに付随する放電部分はほんの少しだけ弱いため、
噛みつきが当たらない位置なら(ガード性能+2のランスで)ガードしてもノックバック等が発生しない。
もっとも、その後に安定して反撃が入る訳でも無いので「何故か普通にガード出来た」程度なのだが。
- 高威力・広範囲・高精度・後隙無しと四拍子揃った完全な出し得攻撃。
- 突進攻撃も大きく強化されている。
突進後の確定威嚇がオミットされている他、突進先にハンターがいる場合、
衝突寸前でブレーキを掛け、先述の帯電噛みつきに繋げてくるというパターンが追加された。
その動きの機敏さたるや、もはや亜種以上に地上に適応している
厄介なことに、ブレーキ中はやや広めの転倒判定があり、
これで転んでしまうと帯電噛みつきの被弾がほぼ確定する。
上位までに比べると隙が著しく減少しており、油断ならない厄介な行動となっている。
またこのコンボは突進→帯電噛みつき→タックルor振り向き噛みつきまでが基本セットになっている。
うかつに被弾すると雷属性やられからの気絶、雷属性やられに絡んで上昇したヘイトによって
コンボ後も更にターゲットされて追撃、ノックアウトという完全なデスコンとして組み上げられている。 - その他の強化点としては、振り向き噛みつきの後に二連噛み付きを繋げることが多くなった他、
非怒り時も拡散ブレスを使用するようになった。
- 蓄電の予備動作中に胴体周辺に攻撃判定が発生するようになった。
- 今作では海竜の剛爪の出る確率がかなり低く設定されている。
つまり、例の見えない力に察知されると、非常に長い道のりを歩むことになる。
ふらっとハンターに依頼するとそれなりに集まるとの報告もあるので、
剛爪集めはそちらを利用するのがいいかもしれない。
- 今作はネセト一式やグリードXR、ギザミXR、シルバーソルXRといった
混合装備によく使われる防具群の雷耐性が軒並み低いため、雷属性を扱うモンスターには何かと苦戦しがちである。
特にラギアクルスは雷属性使いの中でも隙が少ないだけでなく
起き攻め狙いの行動が多く、攻撃の気絶値も高めな上に、
同ランク帯のモンスターに比べて体力が高めに設定されているため、今作でもかなりの強敵になっている。
慣れないうちは属性対策や気絶対策をしっかりと立てていくのがいいだろう。
- 獰猛化個体もラスボス撃破後に登場。
ただでさえ凶悪なG級ラギアクルスが更に強化されている。
低速化するモーションが脚にオーラを纏った際のタックルくらいしかなく、
口にオーラを纏うと噛みつき、二連噛みつき、単発のチャージブレス等が高速化し、
通常個体ではコンボにならなかったような攻撃に連続被弾してしまいやすい。- イベントクエストにて強化個体も配信されている。
- やや余談になるが、本作には水色の天鱗系アイコン、
つまり海竜の蒼天鱗と同じアイコンのアイテム「大海原の輝石」というものが存在する。
こちらの大海原の輝石は主に大海龍ナバルデウスの武具強化に用いるアイテムなのだが、
これがあろうことかG級獰猛化ラギアクルスの狩猟クエストの報酬に含まれており、
蒼天鱗が出たと意気込んで確認し、肩透かしを食らうハンターが多く出現することになった。- なお、その大海原の輝石は確定報酬で天鱗とは別の段に出る。
これを知っておけば無駄な落胆を防げるだろう
が、天鱗が出なかったことに変わりはないという厳しい意見もある。
- なお、その大海原の輝石は確定報酬で天鱗とは別の段に出る。
MHWilds
- 後述する未登場作品の項で長々と記述されている通り、
ゲームシステムが大きく刷新されたMHWorld以降、開発側としてもユーザー達からの強い期待の声に応えたいが、
技術的な問題の数々で参戦させたくても参戦させられないという状況が続いていた。
しかし、アップデート情報を配信する『モンスターハンターワイルズショーケース:2025.3.25』の最後において、
燃え盛る緋の森を背景に息絶えたダルトドンを前脚に掴んだ、蒼い甲殻を持つモンスターがチラ見せされ、
その詳細が明かされるカプコンのデジタルイベント『カプコンスポットライト』において、
待望のラギアクルス復活が実現。
苦節8年間の歳月を経て仕様上の数々の課題が解決し、第2弾大型アップデートの主役として念願の復活が叶うこととなった。
- グラフィックが進化したMHWildsでの復活に伴い本種のモデリングも次世代相応に一新され、
鮮やかな青色の甲殻の質感や自然界で過ごす中で色の剥げた鱗など、
より一層実在感を増しつつもカッコよく仕上がっている。
一方で接地面問題を解決させる苦肉の策としてか、従来と比較してサイズが小さくなっており、
具体的に言えば金冠サイズの個体は30mを越すことがなくなった。- 「小柄な個体だけが緋の森に進出出来た」とも解釈できるが、
MHWorldプロトタイプ版ではアンジャナフを咥えて持ち上げる程の巨体だったところを見るに、
従来の大きさではゲーム内で動かす際に不都合があった可能性(いわゆる大人の都合)もあるかもしれない。
尚、今のところは世界観上でも開発的にもサイズダウンした理由は明かされていない。 - 放電攻撃の演出にも力が入っており、放電攻撃後には背電殻からうっすらと煙が立ち上る。
さらに水場では放電により水が沸騰し、水蒸気が立ち込める光景や魚たちが感電死する姿を見ることができる。
- 「小柄な個体だけが緋の森に進出出来た」とも解釈できるが、
- 更に、本作のラギアクルスの実装に合わせて往年の水中戦がアレンジされて復活。
ラギアクルスの巣となる新エリアでの戦闘中にて突如として水中に飛び込み、
ハンターもそれを追って飛び込むことで水中での立ち回りが行われる。
水中ではラギアクルスにしがみ付いた時だけ武器を使うことができ、
基本はラギアクルスの攻撃をいなしつつスリンガーなどでダメージを与えていくなどMH3(G)の水中戦とは異なるが、
水中で攻撃を行ってくるラギアクルスが見れるのは実に13年半ぶりとなっている。- ちなみに武器が殆ど使えないにもかかわらず、ラギアクルスの得意な水中にわざわざ赴くのは理由があり、
水中でラギアクルスは「大放電」のチャージを行うのでそれを阻止するためにハンターも水中へ、
という流れが存在する故。
その上、同時に実装される本種の素材を用いた武具は全武器種をしっかり網羅している、
BGMも遂に「海と陸の共震」がラギアクルス専用BGMとして用意されるなど、
長年復活を待望していたファン達の声に応えるべく、非常に手厚い待遇を受けている。 - ちなみに武器が殆ど使えないにもかかわらず、ラギアクルスの得意な水中にわざわざ赴くのは理由があり、
- 解禁条件として、チャプター5「狂界」クリアと緋の森の闢獣に関わるサイドミッションクリアの双方が求められる。
そのため、本作でラギアクルスと相まみえるのは各地の頂点捕食者を制し、その上でゴア・マガラを狩猟した後ということになる。- 関連した不具合として、ラギアクルスの調査を行うエクストラミッションが受注可能な状態で
チャプター6「繋がり(行先)」のメインミッションを進めようとすると、
暗転演出のままフリーズして進行不能になる不具合が存在した。
現在はアプデにより修正されているため、気にする必要はない。
チャプター5「狂界」が完了した時点でサイドミッション「森の闢獣」をクリアしていると、
ラギアクルスを狩猟するまでメインストーリーの進行が不可能になってしまうという重篤なものであった。
- 関連した不具合として、ラギアクルスの調査を行うエクストラミッションが受注可能な状態で
- 緋の森におけるモンスター達の争いに異変が生じており、
特にリオレウスが荒ぶっているという緋の森ではあまり起こらない事象が起こる。
それを調査するために(事前にある程度状況を調べていた)エリックが編纂者となって現地に赴いたハンター。
そこで感電した小型モンスター達、更に暴れるリオレウスと遭遇し、
そのリオレウスを激昂させていたモンスターこそがラギアクルスであると判明する。- この一連の流れは、リオレウスは餌となる小型モンスターを片脚で捕まえ、
その上で群がってくる小型モンスター達を、火炎を用いて排除しているシーンが描かれ、
そこにラギアクルスが堂々と姿を現し、リオレウスといがみ合うという、
MH3のOPの内容を、形を変えながら復活させるという粋な図らいが採られている。
オリジナルでは「リオレウスが獲物を奪おうとするラギアクルスを避わし持ち帰る」と言うものだったが、
今回は「ラギアクルスがリオレウスからダルトドンを奪い取りリオレウス側が飛び去る」といった差異はある。
しかし、画角などはほぼ同じと言ってよく、復活した宿命のライバル関係が全面に押し出されたムービーになっている。 - そしてMH3のOPでは実現しえなかった実際の対決の内容についてだが、
まず殺気立つリオレウスがお馴染みの尻尾回転による殴打で先制を決め、立て続けに火球ブレスを放つという
容赦ない攻撃で攻め立てる。
しかし、ラギアクルスは自らの耐久力の高さを誇るように悠然と鼻息を鳴らし空の王に負けぬ貫禄を見せつける。
その後ダルトドンを奪い取ろうと噛みつきにかかるも、リオレウスは器用に足を使いMH3のOPのようにダルトドンを引き寄せて
噛みつきを外させる。
更に追撃の火珠ブレスを放つもののラギアルクスは爆炎が舞う中強引に突撃し、
遂にダルトドンに食らいつき奪い取ることに成功する。
リオレウスが飛んで撤退する中、ダルトドンをしっかり掴み炎を尾で払い、
餌を得られなかったMH3とは逆にラギアクルスが強奪に成功した。 - しかし、本来ならば縄張り争いのように応戦できるはずのリオレウスが撤退したのも
「自然界における無駄な深追いや怪我のリスク」を加味した真っ当な選択といえる。
両者が厳しい自然を生き抜き、頂点に君臨し続けられる力と知恵を持っている事がよく分かり、
互いに株を落とすことないよう実力を見せた見応えのあるムービーと言えるであろう。
禁足地の外からやってきたモンスターであるとエリックは判断。
生態系を乱す可能性があるため彼は苦渋の表情で討伐を指示しようとするが、
それをハンターが制し、エリックにラギアクルスの捕獲を提案する。
本作において初遭遇クエストが捕獲クエストになるのはイャンクック以来となっている。- なお、ムービーにおいてリオレウスから奪い取った獲物を丸呑みにするラギアクルスの背後にハンター達がいるが、
食事を終えても振り向いたりせずにそのまま任務クエストが開始される。
一仕事終えて一息付いているところを悪いが、奇襲攻撃の絶好のチャンスであるためありがたく叩き込ませてもらおう。
- この一連の流れは、リオレウスは餌となる小型モンスターを片脚で捕まえ、
- ラギアクルス復活が発表されたPV内では、
左斜め後ろで大剣を構える(溜め斬り上げ待機中の)ハンターに対して首を振り上げながら咆哮して威嚇するという、
デビュー作であるMH3におけるパッケージ絵そのままの姿がゲーム中で見事に再現されるシーンが映し出された。
技術の進歩とアクションの進化によるこの名シーン再現に、多くのハンターが感動を覚えたという。
- エクストラミッションでの狩猟成功時には、W:IBのアルバトリオンと同じく
MH3クエストクリア時のBGMが流れるファンサービスがある。
しかし、以降のフリークエスト及び調査クエストでは残念ながら通常の汎用クリアBGMとなっている。
- エクストラミッション後は専用フィールドの演出の都合で緋の森にのみ姿を表す。
呼び出したい場合は緋の森のエリアで豊穣期に指定してキャンプ休憩をすれば高確率で顔を出すが*8、
こちらのHRが高い場合はセルレギオス同様に歴戦個体が殆どで、通常個体の方がレアという逆転現象が起きている。
ちなみに荒廃期でも出現するが、出現率はそこまで高くないのであまり勧められない。- アップデート第3弾にてラギアクルスが竜谷の跡地に出没する様になるので、
後述する特殊水中戦をスキップして戦いたいプレイヤーにも朗報といえるだろう。
- アップデート第3弾にてラギアクルスが竜谷の跡地に出没する様になるので、
戦闘能力
- MHX(X)のラギアクルスと同じく地上戦が主体だが、
ブレスを設置して電流を通したり、雷球を生成して回転させるファンタジー気味な電撃や、
溜めてから噛みついたりといった技はオミットされ、
どちらかと言えばMH3Gのラギアクルス亜種に近い動きをするようになっている。
噛みつき攻撃が主体だったりと面影を感じさせる所はある。
- 今作のラギアクルスは蓄電の段階が進むにつれて強化される仕様となっており、
背電殻の発光具合から蓄電段階を知ることができる。
蓄電なしの場合は発光しておらず、オレンジ色の背電殻がよく見える。
蓄電第一段階になると背電殻の底部が淡く発光するが、元来のオレンジ色はまだ見える状態。
蓄電第二段階ではオレンジ色は姿を消し、背電殻全体が帯電しながら青白い光を放つ。- 蓄電が第一段階以上になると各種モーションが強化され、
突進はもちろんボディプレスやタックルなどの肉弾攻撃に放電が伴うようになる。
実は攻撃に付属する放電は見た目ほど判定が広くなく、回避で距離を取れば問題なく避けられることが多い。
特に突進の放電は少しくらいなら端っこにハンターが触れていても問題ないほど。 - 蓄電が第二段階まで進むと、二連タックルや螺旋突進からの飛び込み放電のコンボ、
そしてお馴染みの大放電といった危険な技が解禁される。
螺旋突進コンボは完全新規のモーションで、とぐろを巻きながら力を溜め放電しながら一気に突進、
その後間髪入れずハンターめがけてタックル並の勢いで飛び込みながら放電するという大放電に次ぐ大技。
更に大放電とは違い終了後も確定威嚇こそあるものの弱点が露出しない。幸い最初の突進の予備動作が長めなので、
その際閃光弾かハジケ石を打ち込めば怯みによって阻止することができる。 - また、突進も飛び込み放電も見た目に反し上への判定がほとんどないため、操虫棍ならばどちらも跳躍で回避することができる。
最初の突進を跳躍で避け、もう一度跳躍し飛び込み放電を回避、
少しだけ放電が持続するので空中回避と強化ジャンプ突進斬りで滞空してから背電殻めがけて急襲突きを差し込もう。
その後確定威嚇もあるため、そのまま派生すれば飛天螺旋斬をフルヒットさせられる。
- 蓄電が第一段階以上になると各種モーションが強化され、
- その当たり判定の広さからくる避けにくさと高い威力で過去作で猛威を振るっていた
タックルの脅威は今作も健在であり、非常に危険度の高い技となっている。
まず当たり判定がかなり広く、尻尾の先端の方まで逃げても食らってしまうことが多い。
威力も大放電等の大技ほどではないにしろ充分高く、歴戦個体ともなれば余裕で6割は持っていくため、
結構な頻度で放ってくるこの技を攻略しないことには、ラギアクルス戦は厳しいものとなるだろう。
しかしながらこのタックルは当たり判定が下半身に集中しているようで、
胸元や頭辺りに逃げ込むと意外とすんなり避けることが可能。
蓄電が最大になると過去の水中のように二連続で繰り出してくるようになるが、
避け方は変わらないため落ち着いて対処しよう。
タックルに伴う放電もこれまた下半身側に集中しており、
上半身側に避けるのであればあまり影響を考慮する必要はないだろう。
- 放電の仕様が変化しており、なんと多段ヒットするようになっている。
今作で充実したガード、カウンターにとっては痛い変更で、
迂闊にガードすればランスやガンランスですら最大でフル体力の8割近くを削られ、
カウンターは2段目以降が直撃してしまうため、近接武器は基本的に放電の予備動作を見たら退避が推奨される。
一応、ランス・ガンランスにガード性能Lv3を積めば、スタミナ以外の消費が一切無く放電をやり過ごせる。- ランスのカウンター二連突きであれば、無敵時間で放電をやり過ごすことが可能。
ただし、カウンターの後は操作を放置しないと無敵が短縮され放電がヒットしてしまう。
腕に覚えがあるなら試してみよう。予備動作の頭の振り方を目安にするといい。
スラアクのカウンターでも大放電をダメージ軽減効果中に全弾受けきれる。
ただしジャストカウンターでも2~3割程度削られ、通常カウンターで受けてしまえば…
- ランスのカウンター二連突きであれば、無敵時間で放電をやり過ごすことが可能。
- 蓄電の段階が第二段階に進行すると、以降は大放電を放ってくるようになる。
こちらの仕様はMHXの大放電と似ており、放電中にラギアクルスの4方向に爆裂が2回発生する。
爆裂地点は地面が青白く発光するため、事前に察知が可能。
大放電後は確定で威嚇をし、更に背中が弱点になるので反撃のチャンスとなる。
但し大放電の威力は雷耐性を20台に高めていてもまず瀕死になるレベルなので、
無理せず大きく退避することも視野に入れておきたい。- ラギアクルスが大放電を3回ほど放つと、蓄えられていた電力が尽きるのか蓄電が解除される。
しかしこれよりも早く一定ダメージを与えることができれば、
3回目の大放電を待たずに蓄電を強制的に解除させ、ダウンを奪うことができる。
- ラギアクルスが大放電を3回ほど放つと、蓄えられていた電力が尽きるのか蓄電が解除される。
- 破壊可能部位は頭部、背中、前脚、尻尾で、胸部が破壊できなくなっている。
ただ、胸部に傷口が開いた時は過去作で部位破壊した時と似たような見た目になる。
- 海竜種としてはウズ・トゥナに続いて鍔迫り合いにも対応しているが、
どういうわけかハンターとの競り合いで弾かれた後の復帰が異様に早い特徴を持っていた。
弾いた後に即座に攻撃に転じる為に、そのまま派生しようとすると返り討ちに遭うようになっていた。
あまりにも恩恵が無さすぎた為、FFコラボに前後して軽い威嚇を挟むように調整され、派生コンボを叩き込む程度の隙は生まれるように調整を受けている。
水中戦
- 前述の通り、後半戦ではラギアクルスの専用エリアで水中戦を行う事になる。
ラギアクルスのHPが50%以下になると巣(エリア19)まで直行し、HPが45%以下になると水中に飛び込んで水中戦開始となる。
エリア移動させないまま45%以下になった場合は巣に着いた後すぐに水中へと向かう。
- 水中では昔と同じく雷ブレス、突進、タックル、放電、尻尾打ち上げといった技を使用してくる。
怒り状態になれば雷ブレスとタックルもしっかり2連続になるので1回避けても油断しないように。
非歴戦個体であれば、ほとんどの攻撃の後には必ず確定威嚇を挟む。逆に歴戦個体は矢継ぎ早に苛烈な攻撃を仕掛けてくる。- タックルは横方向に当たり判定が広く一見避けづらく見えるが、
上下方向には割とガバガバでただ浮上か潜水をしているだけでも避けることができる。
ソロプレイなら歴戦個体含め、タックル後は威嚇をして隙を見せるので、そのまま背中に武器攻撃を食らわせることも可能。
三次元的な動きができる水中ならではの要素と言える。
一方マルチプレイだと威嚇をしなくなり、すぐさま別の攻撃に移るので安易なしがみつきは厳禁。
オトモが参加できない水中戦では攻撃が全て一人に集中し、
マルチプレイ時と比べてしがみつきのチャンスが極端に減るため、
隙を増やしてマルチプレイとの格差を埋めるための設定と見られる。
- タックルは横方向に当たり判定が広く一見避けづらく見えるが、
- こちらが水中で取れる行動は横方向の移動、浮上/潜水、回避、一部アイテムの使用、
スリンガー弾発射、フックスリンガー発射、しがみ付き→ナイフ攻撃/武器攻撃。
特殊装衣を着ることは出来ず、また潜る際にも脱いでしまうため使用不可。
同じようにスリンガー弾はほぼ全て装填解除され、装填されていた強スリンガー弾などは飛び込み地点にポトっと落とされる。
一旦手放す羽目になるのは勿体無いので、出来れば潜水前に撃ち切ってしまいたい。
水中での基本は攻撃後の隙にしがみついて武器攻撃を行い、スリンガー螺旋貫通弾が落ちたら回収して発射、
落石の傍に誘き寄せたらフックスリンガーで起動して大ダメージを与えよう。- 落石はスリンガーだけでなくラギアクルスが突進で突っ込むことでも起動し、ダメージを与えられる。
そのためわざと距離を空け、突進を誘発して突っ込ませる手もある。
そんな時に限ってブレスを連発してくるのはもはやお約束 - 雷ブレスや放電攻撃の後はそれぞれ頭部と背中が弱点判定になる。
水中では集中弱点攻撃はできないが、この時に弱点にしがみ付くとラギアクルスが怯み、確実に武器攻撃を入れることが可能。
しかしMHW:Iでクラッチクローをモンスターに使った時と違って、張り付ける場所がかなり細分化されており、
どうみても弱点に張り付いているのに判定は別の場所ということもあるのでしっかり狙おう。 - しがみつきに使用するフックスリンガーの射程は結構短く、
水中は遠近感が計りづらいのも合わさって届くと思ったら届かないということが起こりがち。
有効射程であれば照準の形が変化するため、しっかりと変化を確認してからしがみつくようにしたい。
- 落石はスリンガーだけでなくラギアクルスが突進で突っ込むことでも起動し、ダメージを与えられる。
- 一定ダメージを与えるとシームレスにラギアクルスを陸上に戻すムービーへ移行する。
まずハンターはラギアクルスの頭にしがみつき、剥ぎ取りナイフを思い切り突き立てる。
そして我らがハンターは怯んで暴れるラギアクルスの口蓋*9にスリンガーを押し当て、
まさかの口内にぶっ飛ばしをお見舞いするという暴挙に出る。
これには流石の大海の王者も大きく怯み、これ以上ごめんだとでも言いたげに水中から飛び出して地上戦再開となる。
貫通弾などのスリンガー弾や時々こやし玉をゼロ距離で撃ち込まれたモンスターは数いれど、
口内にぶっ飛ばしをくらったのは彼が唯一であろう。- この時パイプが大量に突き刺さったような外見のトゲトゲした大岩の傍で演出を発生させると、
大岩にぶつけて大ダメージを与えることができる。
何より通常は地上に飛び出したラギアクルスに振り落とされてしまうのだが、
この場合に限り振り落とされず、陸上で長時間ダウンさせることができる。
このため落石を使い切った後はなるべくトゲトゲした岩の傍で戦いたい。
いっその事両方に棘岩があればフィニッシュが失敗しないのに…
- この時パイプが大量に突き刺さったような外見のトゲトゲした大岩の傍で演出を発生させると、
- 地上戦に戻せないまま一定時間*10が経過するとラギアクルスはその場で円を描くように回転し、
角までもが帯電した特殊な蓄電状態に移行する。
そしてなおも地上に戻せないままでいると大技を放ってくる。
まずは水中で勢いよく周回して水流の渦を生成、そして水面から飛び出して渦に向かって飛び込み、
渦の中心から超大規模の放電を行う。
その規模たるや、水中の大半が攻撃範囲となり、さらに地上にいても稲妻が届くほど。
この大技を放った後はラギアクルスが地上に上がり、ハンターも追って地上に戻る。- 水中エリアであっても、端や水底まで逃げれば範囲外に出ることは十分可能。
- なお発見状態でないと大技は発動しないようで、よそで時間を潰して戻ると直後に大技を撃ってくる。
一応水中より対処はしやすいため、どうしても水中戦で阻止できないなら最後の手段としては使えないこともない。
二頭クエストならラギアクルスが水中戦に持ち込んだ時に相方を狩りに行くことでスルーするのも手。
なんか懐かしい手口である。 - おそらく設定にあった『渦を作り出して獲物を閉じ込め、放電で仕留める』というものをゲーム上で表現した大技と考えられる。
ただし、渦はゲーム的にはただの演出のようでダメージや吸引判定はない模様。
- ちなみに強化状態がある武器にとっては水中でも容赦なく強化時間が過ぎ、効果が切れてしまう点が痛い。
手際良くやっても大体2~3分ほどはかかってしまうので大抵の強化状態は保たない。素直に上陸後、再強化を図ろう。- この点を逆手に取り、ラギアクルスが潜水するタイミングで武器を持ち替えるのもアリ。
強化状態が解除されるデメリットを実質踏み倒し、武器を研ぐ必要もなくなる。
ガンナーの場合は被ダメージ差を考慮し、この時だけ剣士に鞍替えするのもアリ。
- この点を逆手に取り、ラギアクルスが潜水するタイミングで武器を持ち替えるのもアリ。
- 存在が明かされた際には驚きと喜びをもって迎えられた擬似的な水中戦だが、
やはりと言うべきか当時と同様に好みが分かれている。
水中の美しさや当時を懐かしむ声、ミニゲーム的に楽しむ声もある一方、
操作性の変化や自由に武器を振り回せない点などが好みでないといった声もある。
- 体力が規定値以下で巣に移動し、行動パターンが大きく変化するというギミックであるが、
類似したギミックを持つモンスターと違い、ギミックの発生まで体力が一定値以下にならないといった仕様はない。
巣に移動する前に捕獲可能ラインまで体力を削ったり閃光玉や誘導弾や罠などで足止めし続ければ、
水中戦に持ち込まれる前に討伐・捕獲することも可能である。- このためラギアクルス実装後の野良や動画投稿サイトでは、
ひたすらにラギアを足止めして絶対に水中へは行かせないと固く誓ったハンターたちによる
鬼気迫る狩猟風景も多々見られる。
職業猟師による狩猟と考えれば、ホームグラウンドに戻らせず狩猟するというのは理にかなっていると言えるかもしれない。
- このためラギアクルス実装後の野良や動画投稿サイトでは、
- 余談だが地上からでも水中の味方へアイテムやバフの効果は届くため、
実用性はともかく一人が地上待機して掩護することも可能。
ただし野良でやると地雷認定されても文句は言えないので、やるなら事前に許可を取るか、仲間内のみにしよう。
- また、水中戦にはオトモアイルーが随行出来ないため
仲間が必要な時は救援要請するのが良いだろう。
縄張り争い
- 長年ファンの待望であったリオレウスとの縄張り争いも遂に実現。
勝敗は好敵手らしくそのリオレウスとディノバルド以来の状況次第で勝敗が変わるパターンのものとなっている。
まず互いの咆哮後にラギアクルスが勢い良く噛みつきを仕掛けるも、
飛び上がったリオレウスは流石の機動力でラギアクルスを翻弄、得意の蹴りによる先制に成功する。
そのまま攻勢に打って出るリオレウスであるが、一瞬の隙を突いたラギアクルスはなんとその長い体を巻き付かせて彼を捕らえ、
藻掻き苦しむリオレウスを締め上げていく。
…と、ここまでが共通の流れとなるが、勝敗の差を分けるのはラギアクルスが帯電状態か否かであると目される。- ラギアクルスが勝利するパターンでは、
ラギアクルスがその巨体で拘束したリオレウスを完全に仰向けにさせて反撃できない状態に持ち込み、
なんと体を巻き付かせ締め上げた状態からの大放電という荒技を行う。
咆哮ともに放たれる落雷の如き電撃を密着させた状態で食らうのは流石のリオレウスも耐えきれず、
感電して悶えている状態のリオレウスをラギアクルスが投げ飛ばすことで勝利となる。 - 一方でリオレウスが勝利するパターンでは、体格に勝るラギアクルスがリオレウスを締め上げようとするが、
リオレウスは巻き付かれならも強引に立ち上がり、なんとそのままラギアクルスごと持ち上げつつ跳躍を敢行。
空中で一瞬体を反転させることで拘束から抜け出しつつラギアクルスを強靭な脚力で押さえつけ、
至近距離で無防備な腹部に火球ブレスを炸裂させるという凶悪な一撃をお見舞いする。
ブレスを食らった衝撃で吹き飛ばされたラギアクルスは立ち上がれず、リオレウスが咆哮を上げて勝利するという形になる。
ちなみにリオレウスは勝利・敗北どちらにおいても縄張り争い後は確定でエリア移動を行う。
- ラギアクルスが勝利するパターンでは、
- 両者共に自身の武器を使いこなしての勝利ということで迫力ある張り争いとなるが、
好敵手同士だけあって相手の弱点属性を零距離でぶち込む互いの殺意の高さには驚かされることだろう。
- 緋の森の頂点捕食者であるウズ・トゥナとの縄張り争いも存在する。
こちらはウズ・トゥナのボディプレスを背中に回り込んで躱しつつウズ・トゥナに巻き付いて首に噛み付くが、
圧倒的なフィジカルを持つウズ・トゥナは巻き付かれたまま跳躍して背中から着地し、ラギアクルスを押し潰す。
すかさず追撃を仕掛けようとするウズ・トゥナに対して放電で反撃するという内容。
縄張り争い後のエリア移動はラギアクルス側が確定で行う。
- 総じて本種は他の大型モンスターとの争いでは放電能力に加えて長大な自身の身体そのものを武器としていることが覗える。
歴戦の個体
- エクストラミッション完了後に出現する歴戦の個体の戦闘力は、通常個体からシンプルにスケールアップ。
体力の増加も然ることながら、攻撃力の増加が著しく、生半可な装備ならば一つ一つの些細な攻撃すら命取りになる。
巷では歴戦ゴア・マガラ、歴戦セルレギオスと並んでVer.1.020時点の最強モンスターの一角と名高い。
- 特に大放電攻撃の強化具合は凄まじく、盾で凌ごうとすれば
ガード性能Lv3補正のランスすらノックバックダメージで体力を半分も掻っ攫うほど。
無論だが被弾した時の末路は火を見るより明らかだろう。
また、何気にタックルや突進といった肉弾攻撃も頻度や速度などが上がっており、鈍さと速さの緩急が激しい。
こちらも上位最高峰の防具一式フル強化でも体力の5~7割を軽々と奪っていく為、動向に注意を払おう。
- 水中戦においても一撃一撃がどれも痛く、的確に隙を突いて張り付かないと危ない。
体力の増加だけでなく帯電の進行も通常種より早くなっており、喰らいっぱなしだと回復に時間を取られがち。
特に落石を全て外してしまうと死に物狂いで張り付かないと阻止が厳しいレベル。
そして十八番の大放電は言わずもがな即死級の威力。無理っぽいと悟ったら安置に引っ込むのも手か。
繰り返すが、2頭クエストなら相方を利用して水中戦自体を拒否するのも手である。
また、単体クエストでもラギアクルスは豊穣期に出現するモンスターのため、
その間にエリア12のグラスウィード*11を集めに行くなどでキャンセルするのも一考の余地あり。
野良だと意思疎通が難しく無視されても文句は言えないので、せめてソロか固定PTでやろう。
わざわざ遠方からやってきた上で歴戦の個体であり、
水中戦での放電に暗黒のエフェクトが紛れているのを鑑みるに、暗黒の使い手に成るのも時間の問題だろうか…- 一方、下記の★9個体も含め相変わらず水中の攻撃判定はガバガバ。
落石をしっかり当てることができれば、大技発動まではだいぶ余裕を持てるので、
被弾覚悟で慌ててダメージを稼ぎに行くよりは、無難に隙狙いで回避方法をパターン化した方が良いだろう。
- 一方、下記の★9個体も含め相変わらず水中の攻撃判定はガバガバ。
- Ver.1.021では★9の歴戦の個体も追加され、報酬面では上位に位置している。
相変わらずの高火力を持ち合わせており、2連タックルにディレイが追加される等一部挙動も変化しているが、
他の★9個体も同様に高火力に引き上げられているため、突出して厄介というわけではない。
また、スリンガー誘導弾と落石を利用したハメ*12で水中戦前に捕獲する戦法も確立し、
前述の「2頭クエストで水中戦自体を拒否」をサブプランとした戦法が報酬狙いとしても現実的になった。- ちなみに2頭クエストの場合、相方も★9でなければ報酬枠が一つしか増えない仕様になっており
本来なら余程格下や単体の報酬が悪いかでも無い限り効率をむしろ悪くする選択肢だが
ラギアクルスの場合は水中戦キャンセルのためだけに2頭クエストにする選択肢が生まれている。 - また、エリアの強制移動や水中戦への不評意見もあってか、
後のアップデートで水中戦のない竜谷の跡地に登場することも予告された。
- ちなみに2頭クエストの場合、相方も★9でなければ報酬枠が一つしか増えない仕様になっており
余談
- ラギアクルスという名の由来は、『電光を放つ大渦』からだという。
開発談によれば、「ラギア」は”光を放つ”、「クルス」は”大渦”を意味するとされ、
「現地の人が光を放つ渦を見てこの名前をつけた」という設定を反映したものである。- 現実世界でそれらしい意味を持つ単語を探すのは困難だが、
「ラギア」の由来はラテン語で「光」を意味する「ルクス(lux)」の女性形である
「ルキア(Lucia)」という語が変じたものではないかという説がある。
「クルス」の方は英語で渦巻きを意味する「カール(curl(s))」を元にしている可能性がある。
- 現実世界でそれらしい意味を持つ単語を探すのは困難だが、
- ラギアクルスと同じくリオレウスと関係のある存在であるセルレギオスの余談でも述べているが、
ラギアクルスとセルレギオスはリオレウスの持つ赤色を有するという共通点も持つ。
そしてこの赤色を持つ背電殻だが、更によくよく考えると亜種もリオレウス亜種の持つ青色を、
希少種もリオレウス希少種の持つ銀色(灰色とも見てとれる。)を有している。
- 一度撤退したのちに同一個体が主人公をライバルと認めて再び勝負を挑んでくるというストーリーは、
今までのモンハンではありそうでなかった展開であると言える。
- MH3では、たまに通常種が陸上なのに水中動作をして空を飛ぶことがあった。
飛んでいる姿はまさに東洋の龍(モンハンなら嵐龍がそう)である。
もちろんこれはバグであり、Wii本体がフリーズしたという報告もあるので注意が必要。
MH3Gでも確認されたがMH3GHDでは報告がなく、恐らく修正されたと思われる。- なお、同様のバグがMHWildsにおいても報告されている。
美麗なグラフィックで空を優雅に泳ぐ姿は、当時を知るハンターに奇妙な感動を与えることになった。
なにもそんなところまで復活させなくても…
- なお、同様のバグがMHWildsにおいても報告されている。
- 亜種も含め、他のメインモンスターを差し置いて目立つ場面が多いモンスターである。
MH3Gでは、ラギアクルス亜種が看板モンスターのブラキディオスと同等かそれ以上の存在感を見せている。
発売前情報においてブラキディオスに負けず劣らず大々的に発表されたのは勿論のこと*13、
村のストーリーには殆ど関与していないブラキディオスに対し、
ラギアクルス亜種は「モガの村の村長の因縁の相手」という設定を引っ提げ、
なんと村ストーリーのラスボスとして登場する*14。- ちなみに、最高のお面をめぐる村ストーリーの終盤においては、
ラギアクルス亜種がジンオウガを凌駕する電力を有することが示唆されており、
しれっとMHP3のメインモンスターであったジンオウガを噛ませにしている。
MHXにて四大メインモンスターの一角である電竜ライゼクスの名称や特性などの発表が行われた際には、
それとほぼ同時にラギアクルスの復活も発表されたのだが、
水中戦が無い中での奇跡の復活ということで盛大に目立ってしまい、
結果的にライゼクスの話題を持っていく結果となった。- 尤も、これはラギアクルスが置かれていた状況が状況だけに*15仕方のない部分もある。
また、ファミ通の登場告知ではラギアクルスよりライゼクスの紹介に多くの紙面が割かれていた。
- ちなみに、最高のお面をめぐる村ストーリーの終盤においては、
- 実はMHXが発売されるより少し前に、MHXRにて陸上に適応した通常種が登場している。
モーションは亜種のものの流用であるが。
その代わりと言ってはなんだが、後に登場した亜種は同ランク帯の亜種モンスター
(リオレイア亜種、ボルボロス亜種など)よりも手強いステータスに調整されているようだ。
- ノベル版では第四弾にて孤島を舞台に暴れ回った。
水中戦に慣れていないライガ達をほぼ一方的に攻め立て、一度は撤退にまで追い込むほどの活躍を見せる。
しかも立ち回りの悪さに翻弄される一行を更に追い込むべく、空から思わぬ援軍が…。
まさかの三つ巴戦となり、全シリーズの中でも一、二を争うほどの過酷なクエストとなった。
- 漫画作品「モンスターハンター エピソード」には、ギルドの記録上最も大きい個体を
さらに上回る超巨大なラギアクルス通常種が登場する。
主人公パーティは第1巻の第一話でこのラギアクルスに出会い、辛くも撤退しリベンジを誓う。
そして第3巻読みきりでこのラギアクルスと真っ向勝負をするのだが、
さすがにタイトルにて「大海の王」と銘打たれているとおり、その戦闘力も圧倒的。
なんとガチ装備の4人パーティが落とし穴×3、シビレ罠×5、閃光玉×35、大タル爆弾G×40を使用しても
倒せないという、ランディープラギ亜や希少種すら凌駕するほどの異常な体力を持っている。
不死身の通常種が出るクエストも一応あるが、まぁこれは例外として。
そんなとんでもない相手に主人公達が一体どう立ち向かったかは単行本でのお楽しみという事で。
- MH3のストーリーから「地震の原因」などと呼ばれることも。
現実で大きめの地震が発生するたびに「ラギアクルスが暴れている」と言われることもある。
無論冤罪である。
よくMH3の序盤を見返してみると分かるが、
当初村人たちは地震とラギアクルスの出現を直接的に結び付けてはいなかった。
では、なぜ地震の原因がラギアクルスとされたかと言えば、村長の勘違いによるものである。カッハハハハ!
村長は当初「自然現象なのか、あるいは海竜が関係しとるのか。それを突き止めるのも我々の仕事だ。」
「どうもこの揺れは、海の底から伝わってきているようなのだが…。」と語っており、直接の原因とは見ていない。
しかし、海竜討伐後の話では
「今の地震はいったい…?うんむ。地震の原因は、あの海竜ラギアクルスではなかったというのか?」
というように「ラギア=地震の原因」に話がすり替わっているのである。- この推察に至った理由については、ナバルデウスが確認された後に語ってくれる。
祖先の昔話とその調査の経緯を語る中、
ギルドの調査では地震の原因は「未確認の超巨大モンスターの仕業」との報告が上がったと述べている。
しかし、何を思ったのか「わしは、あのラギアクルスこそが、巨大モンスターの正体だと考えていた。
ギルドの調査団が、大きさを測り違えたのだろうと。」カッハハハハ!カッハハ……
つまり、まさかの調査団の方を疑ってしまうという村長の珍プレーにより、ラギアクルスのせいにされてしまったのだった。
とはいえ、ラギアクルス自体も船を襲撃する程の要注意モンスターであり、
地震とは無関係だったにせよ狩猟する必要性はあったと言える。
一応ムービーにて、気が立っていたのか海中の石柱をタックルで破壊し、地響きを起こす様子が見られるし…。
- ついでに言うと、村人全員が信じ込んでいたというわけでもなく、
村長の息子は止まぬ地震に驚く様子も見せず
「実はな…。俺は、そもそもの地震の原因が、あの海竜ではなかったんじゃないかと思ってる。」と述べている。
チャチャに至ってはモガの森のモンスターたちが仲良く一斉に飛び跳ねていると考察していたりもする。
武具屋のお姉さんに至っては地震にすら言及せず新商品の入荷をハイテンションで伝えてくる。
- この推察に至った理由については、ナバルデウスが確認された後に語ってくれる。
- 彼が無関係な事象の原因とされたことがMH3シリーズ作品がメインで展開されていた時期に
モンハン関連の掲示板でもしばしばネタにされ、
レア素材が出ないのも通信ラグもとりあえずラギアクルスのせいにされてしまい
「これもラギアクルスって奴の仕業なんだ」「おのれラギアクルス!」などと言われていた。
無論冤罪である。
また、上述のネタが書き込まれる時にしばしば地震の真の原因になりきる書き込みも見られる。
角見えてるぞ
作品がMH4シリーズに移ってからは、このネタはあまり見られなくなっていた。ラギアクルスのせいだ- しかし、MHW:Iにて地殻変動を操るモンスターが登場。
後述の理由により参戦する機会には恵まれなかったのだが、
地殻変動で大地が揺れる=ラギアクルスのせいだ。というネタが久々に復活してしまった。 - 後の作品にも事件の元凶と勘違いされて狩猟(討伐)されたメインモンスターが存在する。
こちらは実際に事件現場によく居合わせている、人を襲って被害を出している、
事件と共に現れ更なる被害をもたらす生物と共生しているなど勘違いされても仕方ない部分が大きいが、
ラギアクルスの一件との最大の相違点として、元凶に対する抑止力となっており、
討伐の結果あろうことか元凶が惨事を起こす危険性が上昇してしまうと言う事態を引き起こしている。
もっともどの道、こちらも人間に被害を出していたのは事実であり、更に元凶を退治するためには表舞台に引きずり出す必要があったことも考えると、避けては通れない道だったのだが。
- しかし、MHW:Iにて地殻変動を操るモンスターが登場。
- 逆鱗をはじめとするレア素材が本体剥ぎ取りから出ないという、メインモンスターでは非常に珍しい特徴を持つ。
そのためか捕獲報酬で少し出やすくなっているが、角素材ともども例のアイツに全力で邪魔されることもよくある。
ラギアクルスのせいだ
- 上記のラギアクルスとリオレウスの関係から、
戦国BASARAシリーズの「伊達政宗」と「真田幸村」を連想した人も多いだろう。
確かに青と赤、雷属性と火属性であり、
両者とも主人公格でもあり、ライバル関係にあるという点も含めて類似点が多い。- コラボクエストで戦う事になる相手についてだが、
片方のクエストはラギアクルスであり、伊達政宗の装備を入手できるが、
もう片方の相手は上記のリオレウス…では無く、アグナコトルである。
こちらは真田幸村の装備を入手できる。
- コラボクエストで戦う事になる相手についてだが、
- カプコンが配信しているデジタルカードゲーム『TEPPEN』においては初期から出演している。
タマミツネとの縄張り争いで彼から光を奪うなど、そこそこ自由に暴れていたのであったが
2023年9月に実装される新パック『The Daymare Diary』にも姿を見せる。
バイオハザード RE:2に登場した
「シェリー・バーキン」という少女が悪夢の世界からの脱出を目指すストーリーを描いたこのパックでは、
フルフルやゴシャハギ、どう見ても館の中なのにそのままの巨体で現れるアン・イシュワルダなど、
個性的なモンスター達とともにラギアクルスも登場する。
……あろうことかその体を白骨化させて。
完全に骨だけの姿と化して水没した館の一部を悠々と泳ぐ大海の王の姿はまさしく悪夢そのものである。
本家モンハンでの出番を待ちすぎて骨になったわけではないだろう
元ネタは、かつて博物館で行われたコラボ企画である、ラギアクルスの骨格化石だと思われる。
- モンスターハンターシリーズの登場から20周年を記念して行われた「モンスター総選挙」。
メインシリーズに登場するほぼ全ての大型モンスター全229体がエントリーし、
日本のみならず世界で大々的に行われた大規模なものとなったこの人気投票だが、
その中においてラギアクルスはなんと第3位を獲得。
MH3のメインモンスターが見事3位となり、銅メダルを手にする事となった。- 発表のあった公式番組では、辻本プロデューサーからラギアクルスが特に最近人気がある事、
更に海外人気も上がってきているとのコメントがあり、
地域ごとでは北米で2位、欧州で第1位を獲得していた事が明かされた。
人気の裏には下記にもある通り、ここ最近の作品で参戦出来ていない事も大きなウェイトを占めるだろう。
以前から確約されていたCGモデルによるオリジナルイラストも作成された。
三体の頭部が映った迫力ある仕上がりとなっているが、ジンオウガと本種が青っぽい色合いのため、少し色が偏ってしまった。
また、人気投票公式サイトや順位発表ムービーではトップ3の新規CGイラストも確認する事が出来る。
MHX振りの立ち絵になっているので、ラギアクルスファンは是非じっくり見てみると良いだろう。- ちなみにラギアクルスのCGモデルは、
15周年の時にも使用されていたゲーム本編で使用例の無い高精度なモデルが使用されているようだ。
当時のものとは違って顔のドアップが写っているのだが、これにより眼が翠色に輝いているのがハッキリ分かる。
MHXまでのモデルでは眼は黄色だったはずなのだが、ここにきてデザイン変更があったのだろうか?
- 発表のあった公式番組では、辻本プロデューサーからラギアクルスが特に最近人気がある事、
- 20周年を祝う公式イベントである『モンスターハンター20周年 -大狩猟展-』では
歴代メインモンスターのAR映像を体感出来る『モンスター図鑑AR体験』というコーナーも用意され、
こちらの紹介映像でも人気投票トップ3の面々とともにAR映像が披露されているのだが、
何とこちらもMHXX以前には見られない最新鋭のCGモデル且つ
ゲーム本編内と同じアニメーションで動く様子を拝む事が出来る。
いつかこのCGモデルを携えたラギアクルスとゲーム本編内で相まみえる事に期待したいものである。- なお、こちらでは眼の色は緑がかった黄色といった色味に落ち着いている。
- 2025年の大阪・関西万博で出展される「モンスターハンターブリッジ」では、
予告PVや公式サイト時点でラギアクルスが登場しており、同イベント内でも姿を確認できる。
こちらにおいても上記の翠色の眼をした新モデルで登場している。
- ここまで上述した通りイベント向けにデザインされた本種は翠色の眼を持っていたが、
いざMHWildsで復活した際には従来の黄色の眼に戻っている。
何故今まで翠色の眼でデザインされてきたのかはカプコンのみぞ知る有様となっている…。
- 高い人気を誇るモンスターだが本種にあやかり
Lagiacrusicthysという属名を頂いた魚が存在する*17。
主に南極の深海に棲む魚で2015年に発見されたばかり。
そこまで大きい魚ではないが、流線型の体と、どことなく竜を思わせる荒々しい歯を持ち、
凶暴なラギアクルスの名を与えられたことも頷ける姿である。なお、発見されてから日が浅いため、詳しい生態は不明。
本種のような海を沸かすほどの放電とかはしないと思うが- ちなみに現実の生物種の学名の由来になった後輩としてフルフル*18が存在する。
未登場作品
- このようにメインモンスター経験済みと言うこともあって人気の高いモンスターであるラギアクルスなのだが、
彼はシリーズを通して少なくとも4回*19、仕様上の都合で参戦を逃している。
- MHP3ではPSPの性能や容量的に難ありとされた水中がオミットされたため*20、
水中戦主体のラギアクルスは残念ながら登場しない。
- 水中戦が3Gで実装された(=3DSで水中戦は仕様上可能)であることや
陸上中心でもラギアクルス亜種が充分に戦えていたことから
MH4(G)に期待する声も当然あったが、やはり参戦出来なかった。
MHW(:I)
- MHWorldにも開発段階では登場する予定であった事がGDC 2018で明らかになっている。
開発段階では森のフィールドでアンジャナフを瞬殺するプロト映像も製作されており、
同じ「王」であるリオレウスさながらのポジションに君臨するモンスターとして遇されていた模様。
結局登場が断念された理由は- ラギアクルスの骨格、モーションを形成していく中で多くの技術的問題点が発生した
- 上述の問題点と費用を加味した結果、新規に作成するには費用対効果が低いと判断された
開発初期段階で海竜種骨格の新規作成自体が断念されたという経緯から、
MHW(:I)では海竜種骨格のモンスターは登場しないという見方が強まっていた。
一方でMHW:IのPV2公開によってティガレックスの復活が判明した後に、モンハン部の公式ツイートにて
アイスボーンに登場するモンスターや環境生物のステッカーが紹介された際、
その中にジンオウガとラギアクルスの物もあった為「復活のフラグでは」という予想も挙がっていた。
しかし、その2ヶ月後に各メディア向けアイスボーン先行実機プレイの動画が公開された際に
公式へのインタビューも公開され、その中に「ラギアクルスは出ないと言い張っている。」という
改めて不参戦を強調する発言がされている事が判明した為、
この頃からラギアクルス及び海竜種の新大陸進出は絶望視されていた。- この公式ツイートにて紹介されたステッカーだが、ジンオウガに関しては
後にファイナルトレーラーとして公開されたPV5にて復活が判明した為、
一部ではラギアクルスも復活する可能性が残っているのではという声も存在はしていた。
- 技術的な問題によって参戦に失敗したとされるラギアクルスだったが、
その「具体的な内容」がはっきり示されていなかった為か、いつの日からか
「海竜種は首が長いから上手くモーションを形成出来ない」というのがプレイヤー間での専らの噂となっていた。
しかし2019年10月29日に動画が公開された「モンハンラジオ良三の部屋復活第2回」にて、
ラギアクルスについての開発秘話トークが行われ、真実が明かされた*22。
ラジオ内でのトークをまとめると、「ラギアクルスの開発上の問題は、首や尻尾ではなく"胴体の長さ"であり、
胴体が地面に接している面が広いため発生する処理が多くなってしまう」というもの。- 起伏のある地形にモンスターを配置する場合、接地している身体箇所をその起伏に沿ってフィットさせる処理が必要になる。
通常のモンスターなら接地箇所は基本的に足だけなので問題ないが、
足に加え胴体も地面と接している海竜種骨格でそれを行うと処理負荷が増大してしまう。
要するにラギアクルスのような胴体の長いモンスターは、
MHWorld以降で実装された起伏に富んだフィールドとの相性が悪かったのである。
主戦場である水中が早い段階で開発されない事が決定していた事も含め、
総じて参戦させるにあたってかなり課題が多かったモンスターであったと言える。
- 一応満腹状態のドスジャグラスやドドガマルのように同じような体勢のモンスターもいるにはいるが、
海竜種の身体を曲がりくねらせる動きを表現する上で「関節(可動部)の数」が非常に多くなっており、
地形に沿って身体が曲がった際の処理負荷も関節(可動部)の少ない他モンスターより大きくなり過ぎる事が窺える。
そんな海竜種にも例外は居るが、結局コイツらも参戦できていない
- また「骨格と接地面の技術的な問題」については、一部の大型モンスターや超大型モンスターが
高低差に嵌まって挙動不審を起こす等も確認されている模様。
という期待をよせていたハンターも多かったのは事実だが、
無情にも開発秘話のラストにて辻本Pから「ラギアクルスはアイスボーンには出ません。」との駄目押しがあり、
やはりというべきか本種のMHWorldシリーズ参戦は遂に果たされず仕舞いとなった。- ちなみに前回のモンハンラジオでもあるモンスターの不参戦が公表され、
その後は今度はドス古龍最後の一角オオナズチのリストラが明言されたため、
一時期のモンハンラジオはリストラ発表の場の如き様相を呈していた。
- 水中戦は存在しないものの、上述の開発段階でラギアクルスは
ハンターが歩行できるような沼地を泳ぎ回るアクションを行っており、
アンジャナフを真下から奇襲しつつ沼地上に降り立ったハンターと相対したり、
ラギアクルスの泳いだ跡が隆起して足場として活用出来る、といったジュラトドスが駆使しているギミックも
この時点で作られていた事がインタビューによって語られていた。
MHW:Iでは同じくMH3にて初登場のベリオロスが代理として参戦を果たした。
また15周年記念の歴代メインモンスターの集結画像では
何と上述のプロトタイプ版で作られた「MHWorld版グラフィック」のラギアクルスが描かれている*23他
15周年記念の全モンスターのサイズ比較動画でも上述の新規グラフィックでその勇姿を披露した。
上述の開発秘話でも辻本P等が「とても思い入れのあるモンスター」だとしており、
グラン・ミラオス等と共に「いつか復活させたい」と今後の意欲も示していた。- ラギアクルスの参戦自体は結局ままならなかったが、ラギアクルスのような
「腹部面を地面に付けての四足歩行を行う細長いモンスターの実装」に関しては最終的にミラボレアスが実現した。
フィールドが起伏の少ないシュレイド城であり、
ラギアクルスと違い常時四足歩行ではない等の点から参戦に成功したと目されている。
しかし元々はミラボレアスの実装予定がなかったことも考えると、これでもかなりギリギリだったのかもしれない。
- 起伏のある地形にモンスターを配置する場合、接地している身体箇所をその起伏に沿ってフィットさせる処理が必要になる。
MHR(:S)
- MHRiseでは平坦なフィールドが主体となったこともあってか海竜種がめでたく復活を遂げたが、
残念ながらラギアクルスは実装されなかった。
タマミツネやオロミドロを見る限り、MHX時のように陸上戦に特化させた形での復活であれば
可能だったのではないかと思われるが、同作で見られた陸揚げに対する難色を憂慮した結果であろうか。
いっそ通常種を差し置いて亜種を出せばよかった気がしなくもない- なお、前述のMHWorld開発段階における特徴はオロミドロが完全に引き継いでいる。
- Ver.2.0及びVer.3.0のアップデートでも残念ながら登場はならなかった。
それらで追加されたモンスターは軒並み古龍及び古龍級の力を持つモンスターのみなので、
通常の大型モンスターであるラギアクルスが追加されるのは流石に難しいのかもしれない。
また先述のモンハンラジオにおける「ラギアクルスは水中戦で真価を発揮するモンスター」という発言から
開発陣が水中戦との同時実装を前提にしている可能性も考えられる為、難しいかもしれない。
MHXでの地上戦に順応したラギアクルスについては
「大海の王という異名を持つモンスターを地上に特化させていいのか」という意見があったのも事実であり、
中には「水中戦が無いのであればまだ復活しないでほしい」と言う声も存在する。
- そしてMHR:Sにおいても、海外の辻本氏及び開発陣へのインタビューにおいて、
またしても残念ながら登場させることが出来ないと明言されてしまった。
理由としてはMHW(:I)と同じで、関節(可動部)の数が接地面と噛み合わず、上手く動かすことが出来ないとの事。
それに加え、MHRiseの海竜種はある程度陸上に特化させることで地面との接触面を減らして参戦を実現しているが、
ラギアクルスの骨格や動きは、MH3シリーズの水中における特徴的な戦闘メカニズムを生かすことに特化しており、
どうしても開発が上手くいかないのだとか。- 更に、この問題は最近のモンスターハンターシリーズの地形の多様性(及び多くの傾斜と落下)こそが
ラギアクルスのようなモンスターの参戦を妨げている一番の原因だという。
つまりこれは、モンスターハンターシリーズが今後も進化し続けていく限り
ラギアクルスの参戦が難しくなっていくということでもあった。
今後のシリーズで「水中戦が復活するなどすれば、もしかしたら彼の復活もありえるのでは?」
という見方もあった一方で、陸上での戦闘の問題そのものは別に残る事から
リオレウスとの縄張り争いをはじめとした陸棲モンスターとの関わりは少なくなるのではという見方も存在した。- ちなみに、本作ではロアルドロスやウロコトルといった海竜種骨格を持つモンスターが復活している。
特にロアルドロスはラギアクルスと共通するモーションも多く、
ラギアクルスの参戦に現状語られているほどの技術的課題が生じている訳でもないように思える。
上記二種よりも大柄な体格故に不具合が生じているのだろうか?*24
- 更に、この問題は最近のモンスターハンターシリーズの地形の多様性(及び多くの傾斜と落下)こそが
MHWilds(発売当初)
- 最後の登場作から3本目の完全新作として開発が進められていた今作では、
水中戦は継続して見送られたが水中を泳いで探索できる要素が部分的に復活し、
バーラハーラやウズ・トゥナといった新規の海竜種が登場。- さらに、発売前に開催されたモンスター総選挙・大狩猟展・万博パビリオンと続いて
最新鋭のCGモデルがお披露目されており、近年はラギアクルスのメディア露出が盛んに行われていた。
発売まで約1ヶ月のタイミングで行われたIGN Japanから開発陣へのインタビューにて、
復活モンスターについての話題から「MHWildsには(今のところ)登場しないモンスターのうち、
再登場がもっとも待ち望まれているモンスター」は何かを聞いたところ、
徳田氏は「もうラギアクルスですよね」と即答。
この一幕によって、ラギアクルスはMHWilds発売時点では登場しないことが決定した…
そう、発売時点では。 - さらに、発売前に開催されたモンスター総選挙・大狩猟展・万博パビリオンと続いて
- アップデート情報を配信する『モンスターハンターワイルズショーケース:2025.3.25』の最後において、
燃え盛る緋の森を背景に息絶えたダルトドンを前脚に掴んだ、蒼い甲殻を持つモンスターがチラ見せされた。
蒼い甲殻、乳白色の腹甲、赤い爪と見知った形状の背電殻を有しており、
更に映像の前後に挟まれた水音や咆哮を聞く限り、もはや間違いようもなくラギアクルスそのものである。
背景に映る“燃え盛る炎”は自然発生のものとは思えず、ラギアクルスの宿敵の影もチラついていたが…
- そして2025年6月、カプコンのデジタルイベント『カプコンスポットライト』において正体が明かされ、
満を持してラギアクルスがメインシリーズに復帰。
苦節約8年、ようやく全世界のハンターと相見えることとなった。
総括とその他の作品
- こうした事情もあり、ラギアクルス自体は十数年前のMH3初出で、今や古参のメインモンスターの一角であるにもかかわらず、
メインシリーズでの参戦作品がMHWilds時点で5作とMH3以降の作品総数に対して非常に少ない。
これは同じ3系列の後輩メインモンスターであるジンオウガやブラキディオスよりも少なく、
より後の系列のセルレギオスやタマミツネと同数である。
- 一方で派生作品への出演数はそこそこで、MHXR、MHSTシリーズおよびMH-Rには亜種と共に登場、
通常種はアイルー村でラスボスという大役を務めている。
一方、MH2がベースとなっているMHFには最後まで登場せず、
そのMHFがベースのMHOnlineでも同じように未登場。
当然ながらMHWorldがベースのMHNowにも登場出来ていない。
- MH15周年記念の一環として、これまでのメインモンスターを集結させた
アイコンステンドマスコットコレクションが発売され、ラギアクルスも無事参戦(?)したかに思われた。
しかし、メモリアルグッズのためか、他のメインモンスターは初登場作品でのアイコンがグッズ化されたのだが、
ラギアクルスだけよくよく見るとMH3Gのアイコンになってしまっており、
悔しくもグッズにおいてでさえも参戦失敗を果たしてしまった。
ただし、MH3とMH3Gのアイコンの違いは、足の形や体の模様等の微妙な差のため、
この商品を手に取った諸氏がMH3を懐古したことは間違い無いであろう。
素材
- 海竜の鱗
- ラギアクルスの鱗。
強度とともに美しさを持ち、光を当てると複雑な青色に輝く。需要があり高価。
その美しさに思わず溜め息する程、より上質なものは「上鱗」、
最上級のものは「厚鱗」と呼ばれる。加工には熟練の技術が必要。
- 海竜の背電殻
- ラギアクルスの背部の甲殻。突起状の放電器官が生えている。
基本的には赤色だが、電力が溜まると青白く発光し、その蓄電量に応じて光が強まる。
発電器官は別であるため、剥ぎ取った後は触れても感電することはない。
限られた個体が持つ、より高出力の放電が可能なものは「高電殻」、
落雷に匹敵するほどの強力な放電を可能とするものは「雷電殻」と呼ばれる。
通常種・亜種・希少種で区別して扱われ、通常種より亜種、さらに亜種より希少種の方が放電力が高い。
異常な興奮状態に陥った通常種のラギアクルスからは、
通常よりもやや黒ずみ、強度を増した背電殻が入手できる事が確認された。
これは同様に興奮状態となったライゼクスの帯電殻と酷似した性質を持っており、
双方を「獰猛な帯電殻」と呼び、ほぼ同一の素材として扱う場合がある。
- 海竜の皮
- ラギアクルスの外皮。
強度はそれほどでもないが、柔軟性に優れており、武具に限らず高級な革製品へ加工される。
それなりの強度を持つものは「上皮」、柔軟性と強度を兼ね備えたものは「厚皮」と呼ばれる。
高価な皮製品のほか、様々な用途に利用される。
獰猛化した通常種からは通常よりも強度を増した外皮が入手でき、
こちらは「獰猛化海竜皮」と呼ばれる。
- 海竜の爪
- 水かきから生えているラギアクルスの鉤爪。
単体で見ると地味な素材の為入手の割に価値が低い。それでも一応は鱗より高値で売れるが。
これを使って攻撃してくることは殆どないが、その鋭利さ故に武具の素材としては一級品。
より鋭利なものは「鋭爪」、鋭さと重厚さを持ち、武具に力と品格を与える逸品に相当するものは「剛爪」と呼ばれる。
通常種・亜種・希少種ともに区別されることなく扱われる。
- 海竜の尻尾
- ラギアクルスの尻尾。
しなやかさが武具に利用されるほか、モガの村では珍味として食用にもされるらしい。
味については、レバーか鶏ササミに近いようだ。
より屈強な個体から採取されるものは「剛尾」と呼ばれる。より強くしなやかで武具の加工に最適な素材。
通常種・亜種・希少種ともに区別されることなく扱われる。
- 海竜の角
- ラギアクルスの角。強さの象徴として扱われており、需要が高い。
所持するだけで一目置かれる、より上質なものは「尖角」、
幻といってもいいほどの逸品とされ、特別に優れた個体から採取されたものは「剛角」と呼ばれる。- 通常種の角は部位破壊でしか出ないのにもかかわらず、大量に要求されるため、
多くのハンターが角を目当てにラギアクルスを狩り続けている。
MHXではようやく基本報酬やサブターゲット報酬でも出るようになったため、入手難易度がやや緩和された。
- 通常種の角は部位破壊でしか出ないのにもかかわらず、大量に要求されるため、
- 海竜の逆鱗
- ラギアクルスから稀に剥ぎ取れる特殊な鱗。
貴重な素材であるが、武具に用いることでその性能を高めることができるとされる。
通常種からだけでなく、亜種からも入手が可能。
- 海竜の蒼玉
- ラギアクルスからごく稀に採取できる宝石。中心からはさざ波のような音が聞こえてくる。
逆鱗よりも希少であるが、武具に用いた際の効果は逆鱗以上のものとなる。
通常種からだけでなく、亜種からも入手が可能。
- 海竜の蒼天鱗
- 極めて強靭な個体からごく稀に入手できる特殊な鱗。
通常種・亜種・希少種共通の素材だが、逆鱗や蒼玉以上に希少な素材であり、入手は困難を極める。- ただ、説明文では「装備品の性能をかなり高めるとの噂がある」となぜか評価は控えめである。
他のモンスターの「天」素材は「地を総べ、天を掴む」などと豪語してるのに比べ、何とも不憫な扱いである。 - ラギアクルスの武具に加え、ナバルデウスの武器の強化にも必要になるなど、需要はかなり多い。
しかし前述の逆鱗・蒼玉ともども、ラギアクルスのレア素材は本体から剥ぎ取れず、
尻尾の剥ぎ取り・頭部の部位破壊報酬(蒼玉除く)・捕獲報酬・基本報酬からしか手に入れることはできない。
更にいえば、「天の山菜組引換券」での交換でも入手できない。
そのため入手難易度は他のモンスターのレア素材と比較しても非常に高い、ハンター泣かせの素材である。- MH4Gでは竜人商人から出される依頼を達成することで火竜の天鱗と交換出来るうえ、
天の山菜組引換券を持っていれば遺跡平原の山菜爺さんで
火竜の天鱗と交換してからというわらしべ方式で入手できる。 - MHX(X)でも本体から剥ぎ取りができないのは同様だが、
孤島にて銀、金、天の山菜組引換券と逆鱗、蒼玉、蒼天鱗とをそれぞれ交換できるようになり、
入手難易度は少し減少した。
- MH4Gでは竜人商人から出される依頼を達成することで火竜の天鱗と交換出来るうえ、
- ただ、説明文では「装備品の性能をかなり高めるとの噂がある」となぜか評価は控えめである。
- 海王の大竜鱗
- 海水が滴り続ける不思議な鱗。武具として加工することはできない。
モガの村の希少特産品として扱われる。特産品ランクは★4。
夜のモガの森に出現する強力な個体のそれは「海王の特大竜鱗」と呼ばれる。
こちらは、天才画家の絵に匹敵する装飾とされている。
- エビの小殻
- ラギアクルスに捕食されたキングロブスタの甲殻の一部。
- かつては実質ガノトトスの専用素材として扱われていたが、
MHXにて新たにラギアクルスからも入手できるようになった。
中でも下位素材であるエビの小殻は今作においては実質的にラギアクルス専用素材となっている。
詳しくはリンク先へ。
- かつては実質ガノトトスの専用素材として扱われていたが、
関連項目
モンスター/ラギアクルス/派生作品
モンスター/ラギアクルス亜種
モンスター/ラギアクルス希少種
武器/ラギア武器 - ラギアクルス素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ラギアシリーズ
アクション/雷球
BGM/孤島戦闘BGM - ラギアクルスのテーマ「海と陸の共震」。
モンハン用語/メインモンスター
モンハン用語/骨格(海竜型) - ラギアクルス参戦を語る上で外せない要素。
システム/水中戦 - 「大海の王者」としての本領を活かす上で重要な要素。
クエスト関連
クエスト/美味なるキモを求めて - 恒例の顔見せクエスト。
クエスト/海竜ラギアクルスに挑め! - 記念すべき初対決!なのだが……。
クエスト/海竜接近警報 - その難易度に定評のある三頭連続狩猟クエスト。
クエスト/空と海の制覇! - リオレウスと初の共演を果たした村最終クエスト。
クエスト/海の王と空の王の狩猟 - リオレウスと二度目の共演を果たしたイベントクエスト。
クエスト/深海からの挑戦 - 通常種と亜種が夢の共演を果たす3GのG級クエスト。
モンスター関連
モンスター/リオレウス - ラギアクルスと対を成す存在。
モンスター/ジンオウガ - 海の本種に対し、陸の雷属性のメインモンスター。20周年総選挙TOP3の仲間。
モンスター/ライゼクス - 海の本種に対し、空の雷属性のメインモンスター。リオレウスのライバルという点でも共通。
モンスター/オストガロア - 本種の背電殻を武器として利用する。
モンスター/ナバルデウス - 間接的に因縁となる相手。
モンスター/メル・ゼナ - 拠点を脅かす脅威の元凶…と誤解されて討伐されてしまったメインモンスターの後輩。