工房が趣味で考案したサボテン型のハンマー。
ちくちくした棘が刺す…らしい。
目次
概要
- 名は体を表したまんまな武器。ただし、なぜか「さぼてん」は平仮名表記である。
その名の通り巨大な丸いサボテンをそのままハンマーにしたものである。
平たいサボテンとか長いサボテンではなく丸っこいサボテンである。
武器説明文によると正確にはサボテンを模した武器らしいが…
- 素材としてサボテンの花が要求される。
基本的には漢方薬の材料にしかならないサボテンの花の、極めてニッチな使用方法である。
MHPの頃は砂漠で採集できる「キングサボテン」というアイテムが生産に必要だった。- そして解毒作用のあるサボテンの花を素材にしておきながらなぜか毒属性が付く。
ある意味解毒ミートとは真逆の現象である。
- そして解毒作用のあるサボテンの花を素材にしておきながらなぜか毒属性が付く。
性能
MHP2Gまで
- どこからどう見てもネタ武器だが、性能もやはりネタ。
斬れ味が黄色しかない上、攻撃力、属性値共に心許ない。
一応モンスターを一切倒さずに作成できるという長所はあるが、
性能はヴェノムモンスターの完全劣化である。
- 無印の頃は毒が強力な仕様(エフェクトを発生させるたびに効果時間リセット)だったため、
数値以上に強力な武器であった。それでも他にまともな毒ハンマーは存在していたのだが……。
1戦では無いものの、さぼてんハンマーのPTでミラボレアスを討伐した動画もある。逆に1戦だったらもはや化け物である…
- MHPからは強化すると「グリーンモンスター」という某植物怪獣を髣髴とさせる名前になる。
相変わらず見た目はサボテンのままだが。- なお、匠無しでも斬れ味ゲージがMAXになるハンマーとしてはシリーズ初である。
厳密には同作のガルルガ武器も同様だが、クエスト解禁までは生産は不可能だった。
- なお、匠無しでも斬れ味ゲージがMAXになるハンマーとしてはシリーズ初である。
- MH2ではリストラされてしまったがMHP2にて復活。
斬れ味ゲージも健在で、デフォルトでかなり長い青が備わり、さらにスロット2が付くようになった。
とはいえ攻撃力は低い。上位素材は堅牢な骨しか使わないとはいえ、実用性は低いだろう。
- MHP2Gではウカムルバス討伐後に「さぼてんハンマーG」が生産できる。
匠なしで斬れ味紫というネタ武器らしからぬわけのわからない長所がある。
それでも毒槌【鳥兜】に勝てる要素はそれぐらいしかないが。- あえて真面目に使い道を考えるなら、匠が必要なく毒属性を持つので、
裸でグラビモスに挑戦するなどのチャレンジなら【鳥兜】より使いやすい…かもしれない。
裸にサボテン担いでいる時点で真面目さなど欠片もないが。
- あえて真面目に使い道を考えるなら、匠が必要なく毒属性を持つので、
MHX
- 全く音沙汰がなかったがついに復活。キングサボテンを用い生産できる。
最終強化であるグリーンモンスターの性能は- 低い攻撃力150
- ハンマー中最高の毒40
- まさかの素で十分な白20の下にそこそこの青
- とてもありがたいスロット2
特に素で白ゲージを持つのはかなりの強み。
- 実のところ毒属性ハンマーで1、2位を争う強さなのだがあまり話題になることがない。
その理由は大きく分けて2つ。- 一つ目は、効果が出るのが遅い毒属性のこの武器より威力だけを追求したハンマーの方が火力がでること。
毒属性がいくら高くても毒ダメージは一定なのでダメージが頭打ちになってしまうからである*1。
また、同攻撃力のおやすみベアは睡眠による場のコントロールができるのに対し、
こちらは毒状態にしても(クシャルダオラ以外は)戦況に影響を与えないのも辛いところ。 - そしてもう一つはその入手方法。
キー素材のキングサボテンを手に入れる方法が
必然的にソロでの攻略になる村クエのロアルドロス2頭同時狩猟のみ。
それをなんと最終強化までに7個も使うため、最悪7回もこなさないといけない可能性がある。
たまに2個でるのが救いか。6回目まで1個しか出なかったのに7回目に2個出たら泣いても良い。 - ただし、これでも作成難易度は上記のおやすみベアよりは簡単である。
しかもこちらは今作で貴重品と化した狂走エキスも採れるオマケ付き。
ポテンシャルは間違いなく高いので変わった武器で戦いたいならチャレンジしてみる価値はある。- 実は(宝纏)ウラガンキンには非常に相性がいい。
全体的に打撃有利な肉質をしており、また白ゲージであればどこを殴っても弾かれず、
なにより毒ダメージが1秒で10ダメージも入るため本気で運用が視野に入る*2。
- 一つ目は、効果が出るのが遅い毒属性のこの武器より威力だけを追求したハンマーの方が火力がでること。
MHXX
- 無事限界突破に対応。ちなみにG級以降の強化にキングサボテンは必要ない。
究極強化すると覇王樹ノ毒鎚になる。
言うまでも無いだろうが未だに存在しないアカムトルムのハンマーではない。
一気に銘がゴツくなったが、覇王樹というのはサボテンの漢字表記であるので、
意訳すると「さぼてん毒ハンマー」というまんまな銘である。
- 性能は
- 相変わらず低い攻撃力270
- これまた相変わらずな毒属性45
- 素で延長不可の紫20と長大な白を完備
- スロットは変わらず2つ
宝纏が前作以上に強化されたため、使い所は増えたかもしれない。
- レア素材も必要なく、ゲリョスにリオレイア、獰猛化ネルスキュラを狩れさえすれば、
あとはHR解放後に入手することとなる不屈の証Gだけなので、
作製時期の遅さに目を瞑れば簡単に最終強化できるのもポイント。
MHF
- MHFでもアップデートで追加されたが特徴的な斬れ味ゲージは失われてしまった。
また、何故か作成に覇竜の堅殻を要求される。
では、代わりに性能は高いのかというと全くそんなことはない。
グリーンモンスターに強化すると斬れ味レベル+1で白ゲージが発生するところまで強化されるが、
攻撃力が低すぎる上、属性値は据え置き。しかも強化に祖龍の堅殻と神龍苔を要求される。
更なる段階として「さぼてんブレイカー」も存在する。
こちらは甲殻種の秘晶石という当時入手がやや難しかった素材を要求されるぐらいで、
今となっては強化はそこまで大変ではない。
40個のスライスサボテンを使うのがある意味最大のポイントだろう。店で買えるので苦労は無いが。
攻撃力はUPしているのだが作成可能ランクを考えるとネタの領域は抜け出せておらず、
その割にレア度も5と妙に高いため、HC適正ボーナスを得るための武器としても適してはいない。
余談
- MHシリーズ構想段階におけるイラスト時点で既にサボテンを用いた武器が見られる。
杖状のものであり、そのイメージはさぼてんハンマーとよく似ている。- なお、そのイラストでは装備者が巨大サボテンのような防具を身に纏っている。
その姿は某ファンタジーのサボテンモンスターを彷彿とさせるユニークなもの。
仮に実装されていたらこのハンマーと似合っていたことだろう。
- なお、そのイラストでは装備者が巨大サボテンのような防具を身に纏っている。
- ハンマーの柄部分は非常に長い何かの骨である。
末端に節がついている事を見ると、大きな骨を細く削り出したものではなさそうだが、
一体何の生物の、どこの骨なのか中々謎が多い。
- MHシリーズとは全く接点のないタイトルだが、Aidisが提供するスマホRPG『ラストクラウディア』に
何故か全く同名の武器がある。「さぼてん」の部分だけ平仮名なのも完全一致している。
見た目も花が付いたタマサボテンで、柄部分は長い何かの骨を使っている、石突部分に節が残っているなど
微妙に装飾が加えられている点、花やトゲの大きさを除くと何故かほぼ100%デザインも一致している。
ファンタジー系の世界観で多くの武器が登場するため、先発タイトルからのパロディや
引用などが生じる事自体はしかたないとしても、何故この武器だけそのままパロったのかは謎である。
制作陣に熱烈な本武器のファンが居たのかもしれない
- 本ハンマーについているサボテンからみるに、
キングサボテンの元ネタ(?)はサボテンの王様とも呼ばれる金鯱であろう。
花座に花をつけるあたりもよく似ている。
関連項目
武器/おやすみベア - 低スペックな状態異常ネタハンマー仲間…だった。
武器/ナァムバド - 植物型状態異常ハンマーの後輩達
アイテム/サボテンの花 - 生産する上で欠かせない素材
フィールド/サボテン - と、その本体。