モンハン用語/金冠
Last-modified: 2021-01-09 (土) 18:25:32
概要 
- MHG以降の大型モンスターは、同じクエストでも毎回サイズが異なり、狩猟時にその全長が記録される。
その際、モンスター毎に規定されている最大サイズを超える個体を金冠(キング)と呼称する。
なお、金冠サイズに満たない大型個体は銀冠(ビッグ)と呼称され、
MH2以降は最小サイズも記録されるようになった。一定値を下回ると最小金冠(スモール)がつく。
ちなみに「最小銀冠」と言うものは無い。
- パソコン入力だと間違えやすいが、最少金冠ではなく最小金冠。
称号や勲章とも関わっており、この金冠を求めて血眼になるハンターも少なくない。
この勲章の入手難易度はトンカチを超える。
また、それ故に自マキ法を始めとして、様々な判別法が開発されてきた(後述)。
- トンカチの場合は黒wikiなどに存在する武器リストを参考にすれば、
詰め将棋のように下位から上位(又はG級)の攻略段階で強化計画を立てることは可能である。
しかし、これに至っては完全に運任せなので嘆くハンターがいるのも頷ける。
- 「金冠かも?」と淡い期待を抱く時は銀冠。見た瞬間に「え!?デカすぎ!」と思える時が金冠。
- というのが基本だが、極一部のモンスターは銀冠ですらないなと思ったモンスターが金冠だったりする。
他にわかりやすい変化としては、サイズが大きい場合は鳴き声が低く、
落とし穴や地中、水中に行った際に普段出てない部分が出ていたりする。
小さい時は逆で、鳴き声が高く、普段よりより多く埋没していたりする。
- 金冠集めをするハンターの一部はこの変化を頼りに狩猟前に金冠か否かを判別しようと、
落とし穴の埋没具合を確認したり、状態異常で動きを止めてタル爆弾との大きさを比較する等して計測を試みる事もある。
後述するように相手の大きさによる攻撃の当てやすさの違いから、武器のリーチを参考に戦闘しながらサイズを測るハンターも居る。
- 金冠サイズを相手にする際は一般的に難易度は高くなる。
まず相手がでかいということは攻撃範囲が広いということなので攻撃が当たりやすい。
かつ尻尾などが高すぎてこちらの攻撃が当たりづらい。
さらに、サイズに関わらずモーション自体の速度は一定なので、
足が長い分だけ走行速度は上がり、尻尾が長い分だけ先端部の動きは速くなる。
せっかく巡り合えた金冠も狩猟できなければ当然記録はされないため、
金冠と確信したらいつも以上に慎重に狩りに臨む必要がある。
「対象モンスターの捕獲」が条件のクエストで「討伐」した場合は、
クエストは失敗となるがサイズは記録される。
つまり対象を捕獲するなり討伐するなりしてからクエストを成否問わず終了させれば記録されるということである。
ちなみに対象の狩猟後にリタイアの場合は記録されないがサブターゲットでの帰還は記録される。
MHWorldでは対象のモンスターを狩猟後に「クエストから帰還」でも記録される。
- 逆に相手がでかい→当たり判定が上の方に、という流れで逆に回避が容易になることも。
ガノトトスやディアブロス、イビルジョーなどの足の長いモンスターだと、特にその効果を実感しやすい。
しかし時にはアタリハンテイ力学の理不尽さを思い知らされることもあるのだが…。
また、イャンクックやフルフルのような通常のサイズでは
腹下に潜って尻尾回転の安置とする戦法が通用しない相手も、金冠サイズだと腹が高くなって潜り込めたりする。
そしてMH4Gでは特定の部位以外が異常硬化して狙えない極限状態と化したモンスターが出現。
これらのモンスターでもグラビモスやイビルジョーは脚が斬れる上に、
腹(胴体)は弾かれるため脚の長い金冠サイズの方が戦いやすい。
他のモンスターでも狙える部位の判定が大きくなり、弾かれずに済むことが多くなる。
その点でも最大金冠確定のセルレギオスは戦いやすさを上げている。
- 逆に、最小金冠クラスだからといって難易度が下がるとは限らない。
単純に的が小さくなるため普段当てられる距離の攻撃が遠すぎて当たらなかったり、
狙った部位に当たらなかったり、普段は足元が安置の尻尾回転が当たったりするためである。
- クエストごとにモンスターのサイズ幅は決まっており、金冠サイズは特定のクエストにしか出現しない。
G級クエストや亜種同時狩猟クエストの方が出現しやすい傾向にあるが、出ない時はとことん出ない。
- あくまで高難度のクエストのほうがサイズが大きく設定される傾向があるというだけで、
モンスターのパラメータの強さとサイズの間に因果関係は無い。
たとえ「ネコの弱いの来い!」が発動していても最大が期待できる。
イベントクエストなどは極小サイズなのにやたらと強かったりその逆もある。
時には金冠サイズが出やすい、又は確定で金冠サイズのモンスターが出る一種の救済クエストが配信されることもある。
自マキ法(自動マーキング法) 
- 金冠か否かを素早く、確実に判断するための方法。
手順は至ってシンプル。名前の通り自動マーキングのスキルを発動させて、
お目当てのモンスターが出るクエストに行くだけである。
- モンスターの初期位置はクエストごとに固定であるが、
次のエリアに移動するまでの時間はそのモンスターの歩幅に依存する。
これがポイントである。
つまり、普段より素早く移動すれば最大金冠、遅く移動すれば最小金冠が狙える、ということである。
普段通りならリタイアして受け直せば良い。
- ただし、欠点としてそのモンスターの本来の移動時間を把握しておく必要があるという手間もある。
黒wikiのコメント欄をみると、移動時間の調査がいかに大変かが分かるだろう。
それ故、「水没林の紫の霧」で簡単に金冠が取れるようになったMH3Gではあまり使われなくなった方法である。
- また高低差が少なく平坦な場所にモンスターがいないと、しっかりした測定が行いにくいという難点もある。
そのため、フィールドの起伏が激しいMH4以降の作品ではほぼこの測定法は利用されなくなった。
- MHWorldではエリア移動まで待つ必要が無くなり、
測定の誤差が発生しにくくなったので再び利用され始めている。
自動マーキングスキルが無いので代わりに導蟲を使うが、性質は同じなのでこれも自マキ法と呼ばれる。
導蟲のガイドレベルを3まで上げるとモンスターが移動する時、移動先にバツ印が出現する。
これが出現するまでの秒数を測定する事である程度サイズを絞り込めるという寸法である。
モンスターにもよるが大体1分前後で確認が完了する。
- しかし、これはこれで面倒な点もある。まずガイドレベルを3まで上げるのが下準備だが、
大体がクエストが始まった直後にマップを開いて確認することを前提としているため、
クエストが始まる前から既にガイドレベルが3になっている必要がある。
拠点に戻った時に残るガイドレベルは痕跡集めや狩猟によって少ししか上昇しないため、
ガイドレベルを上げるのにも多大な労力を要する。
ドスフロ法 
- MH3Gでよく使われている、水没林の紫の霧というクエストを利用した、金冠をできる限り楽に手に入れる方法。
- やり方は以下の通り。
- 普通にクエストを受注する。
- 二頭とも討伐して、サイズを確認する(リタイアは極力無し)。
- 二頭のサイズが冠サイズでなかった場合、そのままセーブする(1に戻る)。
- 二頭のうちいずれかが最大金冠or最小金冠だった場合、セーブしないで電源を切る。
- もう一度起動して、目的のサイズのモンスターが出るクエストをクリアする。
本作では、モンスターの大きさを決める擬似乱数が順番に固定される仕様らしく、
ドスフロギィの大きさ変動を事前に確かめておき、それが金冠の出現する乱数だったら、
リセットすれば別のモンスターにもその大きさが適用される事を利用した方法である。
早い話が、P2(G)のさびた(太古の)塊の当たりを狙って出す方法と一緒である。
- ドスフロギィの大きさ変動幅は他のモンスターと比べ広く、しかも2匹とも変動するため、
チャンスは1回のクエストで2倍となり、最小金冠も最大金冠も狙えると言う利点がある。
さらに、G級で強化されたとは言え、十分な装備で挑めば約5分ほどでクエストを達成できる他、
猫飯や装備変更、モガの村からの移動などでサイズ変動の乱数は消費しないので、
G級のドスフロギィさえ倒せれば、金冠獲得はこれまでと比べ容易になったと言える。
もっともそのドスフロギィの最大金冠・最小金冠が出なければやはり話は進まないのだが。
- 補足としてドスフロギィの初期位置はエリア2とエリア7。エリア2で金冠がでた場合、
初期配置される1頭目(クエスト受注画面の一番左側にいるモンスター)のモンスターに適用され、
エリア7が金冠だった場合、初期配置される2頭目のモンスターに適用される形となる。
言うなれば、サイズ固定が最初に出現する1頭目or2頭目にしか適用されないと言う事。
大連続狩猟クエストの場合も、最初に配置されている1頭目には適用されるが、
2頭目以降には適用されない。故に単体狩猟クエストまたは2頭同時狩猟クエストが推奨される。
また2頭目の金冠(エリア7に出現した金冠)を1頭目に適用したい場合は、
一度他のクエストをクリアする事で乱数を消費して、次回のクエストに回すと言う事もできる。
- 尚、最小金冠を狙う場合はG級クエストならば殆どのクエストで出現するが、
最大金冠の場合は原種亜種共に《高難度クエスト》にしか適用されないと言う報告もある。
特にクルペッコ原種亜種、ギギネブラ原種亜種、リオレイア希少種、リオレウス希少種、
そしてイビルジョーとジンオウガ亜種に関しては、特定の最大金冠でなければ銀冠止まりとなる事も多い。
これはクエスト補正(金冠が出ない)やモンスターのサイズ変動値が異なっている事が原因であり、
上記の方法ではやや安定しない。そのため、下記のクエストなどを利用する方法も立案された。
- このクエストでなければ成立しないという訳ではない。
他にも港上位のドスジャギィ2頭を狩猟する「喧嘩両成敗!」も上記と同じ、
2匹の大きさ変動幅はランダムで2回のチャンスがある。
しかし最大銀冠サイズまでしか出ない上位のクエストであるため、
他のモンスターに適用される幅が狭く、全てのモンスターに対応している訳ではない。
また村上位クエストの「紫毒に染まる渓流」のロアルドロス亜種は変動幅が広く、
出現した個体が大きめの最大銀冠であれば、G級クエストで最大金冠が出る可能性がある。
しかしこちらは最小金冠が狙えず、変動数も1匹分なので注意したい。
どちらにせよ、サイズ測定までに掛かる時間がお目当てのモンスターと戦うよりも短く、
何度も苦手なモンスターを狩猟する必要がないと言う利点は共通している。
シルソル法 
- MH3Gで使われている、リオレウス希少種の出現する「白銀の火輪」というクエストを使った方法。
ライトボウガンを使いとにかく手早くリオレウス希少種を眠らせ、目測でサイズを測るというもの。
特定の場所からカメラアングルを調整することで、おおよそのサイズの判断ができる。
詳細は文章では説明しにくいので、各自検索してもらいたい。
- 慣れてくれば1分とかからずに大きさの判断ができるようになるため、
狩猟する必要があるドスフロ法より回転率が高いことが特徴。
銀冠かもしれないと思ったなら、ドスフロ法と併用することで確実性を増すことができる。
- 欠点は、睡眠弾を撃てるボウガンと反動をなくす装備など事前準備がやや大変なことと、
金冠と銀冠を間違える可能性があること。
余談 
- 乱数調整法が確立されたMHP3では、やろうと思えば狙って金冠を出すことも可能。
しかし、これはこれで楽しみを台無しにしてしまうとして敬遠する人や、
チートと同等のものと見做して快く思っていない人もいる。ご利用は自己責任で。
- MH2やMHFでは「でかいの来い!」が発動できる。
最大金冠が出やすい…と言えばそうなのだが、そもそもMHFでは勲章というシステムがないため、
金冠を狙う意味はほとんどない(一応、一定数の金冠獲得で称号はもらえる)。
イベントクエストで規格外のサイズが出現することもよくあるので、
一般のクエストでサイズを吟味することは無意味になる場合も多い。
- MH4にも金冠固定のイベクエがいくつか存在する。
拡張版であるMH4Gでも存在する…というか、MH4の時と比べてさらに数が増えている。
また、イベクエ以外にも確定で金冠サイズの個体と遭遇可能なクエストがいくつか存在する。
旅団上位の「乱刃、すべてを断つ」(セルレギオスの最大金冠)、
集会所G★3「高難度:絶対零度の狂想曲」(ガララアジャラ亜種の最大金冠)*1、
同じく集会所G★3「高難度:モンスターハンター」(ブラキディオスの最大金冠)など。
こういった事情もあり、MH4Gではモンスター数こそ歴代最多(当時)だが、
金冠を狙う難易度は他作品と比べて比較的低くなっている。
- MH4GではG級でのやり込み度の指標として古文書の解読進行度が用いられているが、
すべての古文書を解読すると金の王冠が付き、その場合も「金冠」と呼ばれる。
- MHXでは最大個体の勲章に関しては銀冠でも獲得可能だが、最小個体は金冠が必要という設定になっている。
また、最大最小を問わず、モンスターリストの金冠サイズの記録が付く度に
ベルナ村の龍歴院の主席研究員から龍歴院チケットが貰える。
- MHXXではモンスターが追加されたこともあり、MHXとは別の勲章が追加された。
MHXのものはMHXに登場したかどうかは問わず、
MHX時のサイズが記録されるモンスターの総数である66種類分を登録すれば入手可能となっている。
- 今作もいくつかの金冠確定のクエストがイベントクエストを中心にしているほか、
MHXXではすべての二つ名モンスターに超特殊許可クエストという最大金冠確定クエストが存在する。
- MHXXでは二つ名の強化クエストである超特殊許可クエストを自分で受注し、クリアすることで、
ハンターネームの横に金冠アイコンがつく仕様になっている。
クリアした種類に応じ豪華になり、1種類で最小金冠、10種で最大金冠のそれ、
全18種をクリアすると究極強化した武器と同じ王冠アイコンがつく(赤を基調にしているので赤冠とも)。
- MHXでは武器及び防具の強化方法が大幅に変更された事に合わせてか、
最終強化まで終わった装備には、装備アイコンに金冠マークが付くようになっている。
- MHXXではG級分の強化ができるようになり、その分まで強化し終えると上の赤冠がつく仕様になっている。
なお、G級でしか戦えないモンスターの装備にも金冠がつく強化段階がしっかりと用意されている。
- MHWorldでは、イベントクエストで最大・最小金冠が出やすく設定された大連続クエストが配信されている。
これらのクエスト名には音楽のジャンルの名を冠していることから、音楽クエストとも呼ばれる。
- ただ、MHW:Iで新たに配信されたマスター用の音楽クエストは、
アイスボーンからの登場ではないモンスターもターゲットに含まれたものが大半であり、
前作で金冠をコンプリートしたプレイヤーからすれば非常に面倒な仕様となっている。*2
- MHWではこの他にも、多数のプレイヤーの経験則や開発陣インタビューの発言からある程度の法則が導かれており、
特別報酬枠が豪華な調査クエストで金冠が出やすい。
狩猟条件が厳しかったり、受注回数が少なかったり、複数のターゲットが登場する場合に特別報酬枠は豪華になる。
また、MHW:Iでは導きの地でも地帯レベルに応じて金冠が出やすくなるといわれており、地帯レベル7で金冠を探すプレイヤーも多い。
- それよりも気をつけないといけないのは、
調査クエストや一部イベントクエスト以外ではモンスターの大きさが一定に設定されていることである。
通常のフリークエストや任務クエストでは金冠を獲得することが出来ないので要注意。*3
金冠を狙いたい場合は上記イベントクエスト、もしくは調査クエストを頼るようにしよう。
- 以前の作品では特殊個体の記録も通常個体と一緒くたに扱われていたが、
MHW:Iで追加された多数の特殊個体は全て通常個体とは別枠で扱われており、
金冠コンプリートを目指す場合はそれらも避けては通れない。
- 導きの地を利用する場合、地帯レベルを上げることでモンスターが歴戦個体化するのだが、
イャンガルルガだけは別枠の傷ついた個体に変化してしまうため、金冠狙いには適していない。
- MHW:Iからはフリークエストや通常のイベントクエストでも低確率ながら金冠が出るようになった(従来作通りの仕様に戻った)。
ただ、相変わらず調査クエストの方が出やすい事には変わりないので、基本的には調査クエストを回すことになるだろう。
関連項目 
ゲーム用語/乱数調整
クエスト/水没林の紫の霧
モンハン用語/極小個体