銃身に毒液が仕込まれた双剣。
たとえ卑劣と言われても、貪欲に勝利を目指す者の武器。
(デスペラードI・II)
改良により左右に二種類の毒を仕込んだフロギィの双剣。
より効率的な毒液の放出が可能に。
(ザ・キッド)
MHRiseにて初登場した、ドスフロギィの素材で作られた双剣。
目次
概要 
- ロングバレルとショートバレル、2種類のリボルバーの銃身下部に銃剣を取り付けたような形状の双剣。
二丁拳銃ではない。繰り返すが双剣である。
グリップやフレーム下部は鮮やかなオレンジ色のフロギィの皮で覆われており、
シリンダー後部には毒液のタンクと思わしきピンク色のパーツが取り付けられている。
また刃自体も薄紫色の輝きを放っており、毒々しい雰囲気を醸し出している。
性能 
MHRise 
- 「デスペラードI」
- 攻撃力90
- 斬れ味緑
- 毒属性10
開放にドスフロギィの撃破が必要なためどのみちドスフロギィは倒す必要がある。
直接生産も可能であるが、その場合はドスフロギィの毒袋が必要になる。
同期と比較して多少攻撃力は落ちるものの、緑ゲージ持ちかつ毒属性ということで
作りやすさの割にそこそこ実用にも足りる武器となっている。
- 「デスペラードII」
- 攻撃力110
- 少し伸びた斬れ味緑
- 毒属性15
こちらもそこまでレアな素材は要求されない。
- 最終強化で銘は「ザ・キッド」となる。その性能は
- 低めの攻撃力160
- 少なめの青に長めの緑
- 十分な毒属性20
- 新しく一つずつ生えた武器スロットLv2とLv1
- 百竜スキル「会心率強化II」「属性強化【毒】II」「オトモへの采配術」
- ver1.1.2時点では唯一の毒双剣かつ上位に入ってドスフロギィを倒せばすぐ作ることができ、
素材自体も鳥竜玉などレアなものは一切使用しないお手軽さがウリ。
攻撃力も上位はじめに作れる物としては十二分な160だが
上位後半では他の双剣に追い抜かれるためサポートとしての役割が強くなるだろう。
武器スロットもLv1、Lv2どちらもあるのが嬉しい。- ver2.0にてオオナズチの双剣フランベロジュが追加され、唯一の毒双剣ではなくなった。
性能においても置いていかれてしまったが、マルチで担ぐ分には案外十分な性能かつ作りやすい武器なため、
スキルをしっかり整えていれば、使う分には困らないだろう。
- ver2.0にてオオナズチの双剣フランベロジュが追加され、唯一の毒双剣ではなくなった。
- 同じドスフロギィから作れるフロギィ一式は外見上2丁拳銃を持ったガンマンとしてバッチリな組み合わせである。
スキルの方も回避距離UpLv2と毒属性強化Lv3が発動するため攻撃した後すぐ離れるヒットアンドアウェイがしやすい。
また毒属性Lv2に力の解放Lv3、弱点特効Lv2に心眼Lv1が発動するスカルダ/スパイオ一式、
毒属性Lv3と回避性能Lv3が発動するブナハ一式も組み合わせとしては良い。- 最終的には防具混成によるスキル編成で火力を突き詰めるようになり、また上記のフランベロジュや百竜双刃に
毒双剣としての活躍を譲ることになるだろう。
ver2.0から重ね着が、ver3.0から百竜武器の見た目の変更が実装されたため、お気に入りのスキル構成に
フロギィ一式を着込んで百竜双刃の見た目をこれにしてしまえば気分は凄腕の無法者。
- 最終的には防具混成によるスキル編成で火力を突き詰めるようになり、また上記のフランベロジュや百竜双刃に
MHR:S 
- マスターランク素材でザ・キッド改に強化できるが、そこで一旦強化は打ち止め。
マスターランクを10まで上げてから手に入る傀異化した皮を用い、ザ・レジェンドに到達する。
その性能は- 平均的な攻撃力320
- 毒属性38
- 斬れ味は素で妙に長い白、匠2から紫
- スロットは変化なし
- 百竜スロットはLv2
しかしマスターランクの毒属性双剣は- 毒属性値の低さとスロットが無い点、攻撃力がこちらに劣るが素で紫が出ており、
更に会心率20%と火属性37を持つローゼンエーアガイツ - 毒属性値と百竜スロットの質で劣るがこちらより攻撃力が高くて素で紫が出ており、
更に装飾品スロットの質でこちらを上回る七星連刃【揺光】 - 攻撃力で劣るが斬れ味素で紫が出ており、
更に毒属性値47と装飾品スロットLv3を持つ霞双剣オオナズチ - 毒属性値の低さとスロットが無い点、攻撃力で劣るが斬れ味が素で紫が出ており、
更に百竜スロットLv3と爆破属性25を持つオルドマキナ・DB
特に霞双剣オオナズチは無視できない相手となるだろう。
こちらの売りは速めに完成するのとレア素材を下位から使わない製作難度の低さ*1、
そしてこの面子の中で毒と物理のバランスが最も秀でている点は間違いなく専売特許といえる。
余談 
- 刃の峰に銃身のような部分がある構造から、
おそらくは切りつけると同時に「銃口」部分から傷をなぞるように毒液を浴びせる仕組みになっているのだろう。- なお銃剣とは、長大なマスケット銃が兵士の主兵装だった時代、
銃弾をかいくぐって攻めてきた兵士に対しての接近戦の手段として考案された武器である。
至近距離では文字通り「無用の長物」と化す長い銃身を槍に見立て、
先端に刃物を装着するコンセプトの武器であるため
拳銃など、小型で取り回しのいい銃種に採用される事は稀である。
また、銃の構造は基本的にデリケートかつ緻密であり、乱雑に扱えば銃身が歪む等して使えなくなってしまう。
従って、銃剣はあくまで応急の武装という側面が強い。 - 拳銃と剣を合体させたデザインといえば某大作RPGのアレ
を思い出す人も多いだろう。
銃としての機能を、剣を活かす補助として利用するという点ではむしろこちらに共通するものがある。
同じリボルバー方式だし
- なお銃剣とは、長大なマスケット銃が兵士の主兵装だった時代、
- 銃身のような見た目、加えてドスフロギィ自体が登場時点から「水没林愚連隊」等と不良のような扱いを受けることから、
この武器名のモデルはアメリカ開拓時代のアウトロー、西部劇の英雄「ビリー・ザ・キッド」であろう。
数少ない生前の写真ではテンガロンハットを被っており、フロギィシリーズとは見た目の相性も抜群。
ちなみにデスペラードとは「無法者」を表す単語である。
時に保安官らとも対立し、無法の世を生きた彼らにこれ以上なく似合ったチョイスと言えよう。- ちなみに彼が使用した銃はコルト社のM1877というモデルだとされており、
この武器のモデルもそれだと考えられる……と思いきや、この銃は故障率の高さから評価が低く、
映画などでは専らその前身となる同社のSAA(M1873)を使っている場合も少なくない。
詳細は省略するが、これらは銃としては大きな違いがある一方で見た目は良く似ており、
SAAは西部開拓時代を象徴するリボルバーとして非常に知名度が高いことから、
実際にはSAA、もしくはこれら両方がデザインの参考元になっていると考えられる。
もっとも、モンハンの武器としてのアレンジも強いので特定するのは困難だが……
- ちなみに彼が使用した銃はコルト社のM1877というモデルだとされており、
- MHRiseのザ・キッドの説明文には「左右に二種類の毒を仕込んだ」と書かれているが、残念ながら双属性武器ではない。
おそらく、ハンターの目線からはどちらも同じ出血毒だが、化学的には異なる種類の毒が使用されていると言う事だろう。
- なお二丁拳銃は二刀流と同様、ケレン味に溢れるものの「現実的ではない」「必要性がない」戦術とされるが、
銃火器の黎明期に限って言えばそこそこ実用性のあるものだった。
初期の銃火器は「先込め式」であり、一射ごとに弾と火薬を手動で銃口から詰め直す必要があった。
この為、連射性を求められる場合においては
撃ち切った銃を捨て、装填済みの物を持つ方が早かった時代もあったのだ。
発想としては織田信長考案の「三段撃ち」戦法が近い。
時代が進み、手元で装填する「元込め式」や薬莢による炸薬一体型の銃弾が発明された後も、
やはり連射性を求める状況下ではこの戦法は有用であった。
リボルバー式が主流の時代まで、拳銃を複数携行すること自体は少なからずあったという。
しかし技術が進んだ現在、拳銃はマガジンボックスによる簡易かつ高速の装填が可能になり、
発砲時のガス圧を利用し次弾を装填する「オートマチック方式」により連射性も向上。
その上で技術が進んでなお、銃弾の装填はそもそも両手を使わないと不可能であること等から、
二丁拳銃は現実的なメリットを失っていった。
また、銃の威力が向上するとともに反動も増し、
たとえ拳銃でも片手で扱うことが困難なモデルがそれなりにあるという事情もある。
一方でフィクションではその見栄えあるスタイルが好まれ、
国内外問わず多くのキャラクターが二丁拳銃の使い手として名を馳せている。
関連項目 
モンスター/ドスフロギィ
防具/フロギィシリーズ
武器/シルムズベネット - 鳥竜種の素材から作られる銃型の双剣の同期。