モンスター/ドスフロギィ

Last-modified: 2025-06-22 (日) 04:04:18
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 狗竜上科 フロギィ科)
別名
毒狗竜(どくくりゅう)
英語表記
Great Wroggi
危険度
MHP3・MH3G:★3, MHRise・MHR:S:★2
登場作品
MHP3, MH3G, MHRise, MHR:S, MHXR, MHNow
狩猟地
水没林, 火山(MH3), モガの森, 大社跡, 溶岩洞, 翡葉の砦, 密林, 獄泉郷,

目次

生態・特徴

フロギィの群れのリーダーである雄個体の総称。
通常の雄個体より二回り近く大きな体格を持ち、戦闘力も相応に高い。
縄張り意識が非常に強く、アンジャナフやリオレウスなどのような強力なモンスターに対しても
縄張りを守るために立ち向かう様子が確認されることがある。
ハンターズギルドからは主に《毒狗竜》と通称される。
腕部の鱗や爪が飛竜の甲殻のように堅く発達しており、尻尾には大きな棘を持つ。
毒袋も頬から首辺りまで発達しており、普通のフロギィ数頭分はあろう大量の毒液を吐くことが可能。
その毒性は接触が躊躇われるほどに強力とされ、吐き出す量も相まって大気中に留まる時間も長い。
その猛毒で以てズワロポスリノプロスといった防御力に定評のある草食竜も難なく仕留めてしまう。
この毒袋が破れると毒が漏れ出して上手く膨らませることができなくなり、
吐き出す毒の量が減り射程も短くなるが、毒液を吐く事自体を止める事は出来ず、
毒性も全く落ちないため、たとえ毒袋を破壊したとしても容易に警戒を解いてはならない。
また、単純に毒液を吐きつけるだけでなく煙幕として利用することもある。
なお、フロギィはドスフロギィを守るように動き、仲間達と連携を取るという。
出血性の毒に対する抵抗力は非常に強く、そのような毒を持つキノコや昆虫などを自ら積極的に捕食する。
一方で麻痺性や昏睡性の毒に対する抵抗力は高くはなく、むしろ弱点とまで言えるほど影響を受けやすい。
これは体格の小ささや頭部付近(毒袋)に神経が集中していることが影響していると見られている。
フロギィの群れの中では毒を作り出す器官やその周辺の部位がより発達した個体が評価される。
無論、ドスフロギィはその群れの中でも特に器官の発達が著しい個体である場合が多く、
その素材は危険な性質を持つ反面、毒を仕込んだ武器の開発においては非常に有用とされる。
特に毒袋などは近年の技術発展により、毒液を貯蔵するタンクにも、武器の刀身に直接毒を送り込むポンプにも、
更には膨張による衝撃吸収効果を応用した盾にも加工できるようになり、
その応用性から様々な形質の意欲作が開発された。
また、目にも鮮やかな橙色と白い斑模様が印象的な外皮は幅広い人気があり、
近年では服飾や楽器の素材としての需要が増加してきているという。
なお、体表の斑模様は長生きしている個体ほどよりくっきりと目立つ配色となり、
そのような代物ほど貴重品として扱われる。

概要

  • MHP3で登場したジャギィ系モンスターにしてフロギィのボス。
    ジャギィ一家のドスイーオスポジション。水没林・火山によく出現する。
    MHP3で初登場した際に専用の別名が与えられ
    これに付随する形でドスジャギィドスバギィにも別名がつけられることとなった。
  • 喉袋にの生成器官があり、文字通り毒を扱うのだが、
    ドスイーオスの様な毒液としてではなく、霧状にして広範囲に吐き出す
    この毒霧は吐き出された後広範囲に拡散、毒煙として少しの間とどまり
    無論この漂っている毒煙に突っ込んでも毒に侵されることとなる。
    そんな場所に突っ込むなら普通息を止めるのでは…と思われる方もいるかもしれないが、
    ここまでの規模の毒霧となると、身体の皮膚や鼻から直接毒が入り込んでくるため、
    息を止めても毒による影響は防ぎきれないようだ。
    見た目以上の攻撃範囲を持ち、近距離で吐かれるとほぼ逃げ切れないため、
    近距離で毒を吐き出す際の頭を高く上げる予備動作を確認したら足下に飛び込む方が安全。
    • なお、毒を吐く前の喉袋が膨らむ予備動作は鳴いているカエルを髣髴とさせる。
      「フロギィ」ということで、カエル(フロッグ)がモデルなのかもしれない。
  • 尻尾は生え際が広く平たい独特の形状をしており、更には途中にが一本生えている。
    まるで尻尾にエイが寄生しているかのようである。
    エイの仲間は尻尾の棘に猛毒を持つ為、毒モンスターのモチーフとして取り入れられたのかもしれない。
    尤も、尻尾攻撃を受けても毒状態にはならないので見た目だけだが。
    他にもコブラの様にも見える広がった頭部や、前述のようにカエルの喉袋を思わせる要素も盛り込まれており、
    外見だけならば毒を備える生物の集大成と言った感じである。
  • このような毒々しい見た目のドスフロギィだが、鳴き声はやたらと野太く迫力がある。
    特に手下を呼ぶ時の遠吠えはただならぬ威圧感がある。
    両生類にも見えそうなあのねちっこいベタベタした見た目から、
    こんな狼のような逞しく凛々しい鳴き声を発するとはだれが想像できたであろうか。
    因みに、MHP3のPV第二弾で初登場したときのカエルのような
    濁った鳴き声を尻尾回転攻撃の際に出す事もある。
  • ドスジャギィからは「王者のエリマキ」が採れたが、ドスフロギィからは「王者のクチバシ」が採れる。
    • 例のごとく頭部の破壊報酬で出てくるが、実際に壊れるのはクチバシではなく喉元の毒袋。
      破壊すると確定で落とし物&毒霧が普通のフロギィ並に弱体化する。
      部位破壊後に毒を吐きだす時、喉元から毒霧が少し漏れ出す。
      こちらには当たっても毒にはならない。
  • ちなみに、攻略本によるとドスフロギィの部下に対する命令は「攻撃指令」ではなく「防御指令」とのこと。
    防御指令が出されるとフロギィたちはドスフロギィの周りに集まり、ドスフロギィを守ろうとする。
    恐らくこれは彼らの狩猟方法が「毒を以って獲物を狩る」といったものであり、
    ボスであるドスフロギィを守りつつ相手を衰弱させ仕留める、といった戦い方になるためだろう。
    部下が多数残っている+群れの背後に移動出来ない状況で指令が出されると、
    西部劇さながらの毒弾幕が展開される。
    ただ、ハンターが攻撃範囲に優れた武器を担いでいた場合、
    大抵纏めて薙ぎ払われてしまう上に地味なのでなかなか気付いてもらえない。
    • それを受けてか、MH3Gのモガの森で毒狗竜を狩猟すると「硬化薬グレート」が手に入る。

MH3G

  • MH3Gでは満を持して(?)G級個体が登場。後退しつつ毒を吐くようになり、厄介さが増した。
    また、相手が毒霧に被弾すると高確率でタックルを繰り出してくるようになったので、
    一度毒に侵されてしまうと一気に形勢逆転されてしまうこともある。
    • しかし、G級ドスフロギィの問題点はそこでは無い。
      どういうわけか元から行動速度がやや速くなっており
      怒り状態になると、見事なまでにターボ化する
      その速さたるや、尻尾回転が2秒経たないうちに1セット終了し、
      中型鳥竜種の常識を覆す猛スピードであっというまに距離を詰めてくるほど。
      同様の補正を受けた他のドス鳥竜共々、たかがドスフロギィと舐めてかかったハンター達を驚愕させた。
    • また、MH3Gでは喉を破壊した時に後頭部から突き出ているでっぱりも一緒に壊れるようになった。
      見ようによってはサイズを拡大しただけのフロギィに見えてしまう。

MHRise

 勿怪(もっけ)狩庭(かりにわ)
  軽挙妄動(けいきょもうどう) (はばか)るべし

   ()たりし鳥竜(ちょうりゅう) 毒霧(どくぎり)ふけば
    七歩(しちほ)(ある)けず 死出(しで)三途(さんず)


  毒霧の統率者
  毒狗竜ドスフロギィ
  • MH3G以降登場機会に恵まれなかったドスフロギィだったが、
    2020年12月に公開されたPVでホームグラウンドである水没林やロアルドロスと共に、
    およそ9年ぶりにMHRiseで復活することが判明した
    グラフィックが向上し、毒袋の膨らみ具合や背中のイボイボ、
    そして何故か鼻の穴などが気持ち悪くわかりやすくなっている。
    里クエストでは寒冷群島が先に解禁される関係上、今作ではドスバギィより遅く出現する。
  • 同じく復活したドスバギィ同様、過去作と比較して動きがアグレッシブになり、
    ヘェーイ!タックルを中心とした肉弾戦を好むようになった。
    毒の扱いも上達しており、バックステップから煙幕として毒霧を展開し、
    その背後から予備動作を隠してタックルを繰り出すという狡猾なコンボ技や、
    ハンターの攻撃を受けて怯んだように見せかけながら後退し、直後に毒霧を吐いて
    追撃しようと踏み込んで来た者に反撃を見舞うカウンター技も披露する。
    • また、新たに球状の毒液ブレスも習得。
      毒霧を直接吹きつけるのではなく、毒液の塊を吐き出して着弾地点に毒煙を撒き散らすという、
      MH4G以降のオオナズチが使うものとよく似た攻撃を繰り出すようになった。
      上記のバックステップ毒霧を放った時、ハンターがタックルの射程より遠くにいた場合は
      代わりにこれを吐いてくることがあるので注意。
    • 防御面をガードに頼るランサー・ガンサー等にとっては、以前より幾段と厄介な相手となる。
      以前はガードで楽々防げていた毒霧が、本作から受け止めるのにガード強化が必要な攻撃と化しているからだ。
      しかも対抗馬となるガード強化のスキル発動には最低でも集会所★5でのジュラトドスを狩猟する必要があるため、
      それより低ランクである下位・上位ドスフロギィに対し攻略中は発動不能と幾重にも歯がゆい。
      彼の狩猟を後回しにしたり、軽快な武器種に持ち替えて挑んだりと、簡単な回避方法はいくらでもあるのが救い。
      その一方で、後々相手する強力なガード不能攻撃に比べると毒霧攻撃は被害の小さい部類のため、
      ガード不能攻撃をステップで避ける特別講師として、あえてランス・ガンランスで挑んでみるのも面白い。
  • 縄張り争いも追加され、アンジャナフおよびリオレウスと勝負を展開する。
    • 対アンジャナフの流れはクルルヤックと同じ。
      毒霧を使って攻撃しようとするが、アンジャナフに上から首元に食らいつかれてしまう。
      ロクな抵抗も許されぬまま振り回され、終いには投げ飛ばされてそのまま敗北を喫する。
      どちらも恐竜のような姿をしたモンスター同士の戦いなだけあって、
      迫力満点のモーションでボコボコにされ争う姿は恐竜映画さながら。
    • リオレウス戦はアンジャナフ対リオレウスと概ね同じ流れで展開する。
      威嚇も虚しく転倒させられ、追撃に火炎ブレスを浴びせられて火やられになる。
      さらにトドメと言わんばかりに持ち上げられ、投げ飛ばされて敗北する。
    本種はこれまで縄張り争いに参加したことがなく、他のモンスターとの力関係は謎に包まれていた。
    特に期待はされていなかったが
    蓋を開けてみると、アンジャナフやリオレウスといった上位捕食者には
    手も足も出ないままボコボコにされてしまう結果に終わった。
    如何に毒を扱うドスフロギィといえど、所詮は中型モンスターということだろうか。
  • 一方で、登場ムービーではフロギィとジャグラスの争いの中に堂々登場。
    毒霧でジャグラスを一網打尽にするという活躍を見せている。
    水没林の勢力事情においては、主のいるフロギィ種は不在のジャグラスよりも幅を利かせていることが窺い知れる。
  • 今作の目玉である百竜夜行にも参戦。強襲型でハンターを積極的に襲う性質を持つ。
    また、群れを率いる大物のドスフロギィも観測されている。
    フロギィのみならず別種の、しかも格上を含むモンスター達を統率してしまうとは……。
    最序盤に受ける百竜夜行クエストのボスに抜擢されているので、
    新米ハンターはこちらでドスフロギィから百竜夜行のなんたるかを教えてもらう事になるだろう。
    人にもよるが、ドスフロギィではなくこっちが最初になる場合もあるが。
    • 後述するが操竜の使い勝手が非常にいいので、百竜夜行でドスフロギィが操竜待機状態になったら積極的に使いたい。
      連続タックルでスピーディーにモンスター達を撃退出来る他、
      毒霧が吐けるのでサブ任務に「モンスターを状態異常に」があっても安心である。
      操竜出来なくてもまぁそこまで強くないので簡単に撃退出来るし、いたらラッキーまである。
  • MHRiseには日本の妖怪をモチーフとしたモンスターが数多く参戦しているが、
    ドスフロギィは毒蛇の妖怪「七歩蛇」のポジションであると思われる。
    登場ムービーの通り、七歩と歩けず息絶えるほどの猛毒を備え、四つ足と赤い鱗に覆われた体を持つという妖怪である。
    赤いのはどちらかというと先輩の方では…と思うかもしれないが、
    MHP3ではドスフロギィを赤き毒と呼んでいるクエストがあるため、
    ドスフロギィも立派な赤系統のモンスターと言えるだろう。え、どう見ても橙?
  • イベントクエスト「金獅子パーティーナイト!」では闘技場に2頭同時に出現する。
    ……どころか、クエスト名から察せられるとおり途中から金獅子ラージャンが乱入し、
    シリーズでも珍しい闘技場3体同時クエストが発生する。
    さっさと処理しようとドスフロギィを狙っているとビームによる横槍が入ったり、
    ラージャンを大人しくさせようとするとパーティよろしくヘェーイ!と突っ込んできたりと非常に慌ただしい。
    分断柵も用いて上手く片付けよう。
    ハンターがラージャンを操竜した場合、もれなく2体まとめてビームの餌食にされてしまうのだが…
    • 配信時期が12月、イベントクエストの紹介画像のハンターが真っ赤な装備であることから
      どうやらラージャンがサンタクロース、ドスフロギィがトナカイをイメージしているようだ。
      両方とも氷弱点?細かいことは気にしない。南半球は真夏だし。
    • プレゼントもといクリア報酬として新たなスタンプが使用可能になる。
      ハンターの運命ではあるが、サンタ一行を狩猟してプレゼントを貰っていいのだろうか。
      まあ、毒を吐くトナカイも超攻撃的生物のサンタクロースも現実的にはさすがに御免だが

操竜

  • 操竜用としては中型鳥竜種特有の操作性の良さに加え、
    毒霧で継続ダメージを与えつつコンボを決めることができるので非常に使い勝手が良い。
    その気になれば強大な大型飛竜相手に一方的に競り勝ってしまうこともしばしば。
    ドスフロギィが合流したら積極的に利用してもいいだろう。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は出の速い噛みつき。
      発生速度は早いが威力が低い。攻撃の起点として敵を怯ませるには優秀だが、
      後述の強攻撃が優秀なため、ゲージ調整用の攻撃に落ち着いている。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は毒霧飛ばし。
      威力は低いが対象を毒にできる。この毒ダメージが意外と馬鹿にできない。
      ゲージの上昇量が少ないので、乗り時間を気にせずガンガン撃っていける。
      百竜夜行で状態異常回数を稼ぐのにお世話になる技。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は例の横タックル。
      入力時に少し溜めが入るが、出が早く威力も高い部類の優秀な技。
      基本的にはひたすらこの攻撃→回避だけを連発して当てていけばよい。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は毒霧散布。
      弱攻撃の毒霧よりも発動までの溜めが長い分、威力と範囲が大きい。
      毒にしやすさは毒霧に劣り、威力はタックル連発に及ばないので、
      相手が固まっている場所に毒を散布したい時に使う技。
    • 操竜大技(X+A)はタックルからの毒霧散布。
      この攻撃で相手モンスターを毒にできるので、実は操竜中の毒攻撃はあんまり必要ない。
      ハンターの復帰が早く、すぐに攻撃に移れる。
      ちなみに本来やってくるコンボとは順序が逆になっていたりする。

MHR:S

  • MHRiseの超大型拡張コンテンツに当たる今作でも勿論続投。
    MH3G以来約10年6か月振りに、G級改めマスターランククエストへの登場を飾った。
  • マスターランクに於いてはM★1から早速参戦しており、
    M★1には2頭狩猟クエストが、M★2にはオサイズチ&ドスバギィも交えた3頭クエストが存在している。
    どちらもセレクトクエストであるので、他のモンスターとの戦い易さも考えて受注しよう。
    • 因みに、本種は今作で復活したライゼクスの登場ムービーにもゲスト出演している。
      雨が降り頻る夜の密林を2頭のフロギィと共に闊歩していた所、
      突如として虫の様な羽音が聞こえた為、ドスフロギィが辺りを見回すと、
      降り注いできた雷によりフロギィ達が絶命した様子を目の当たりにする。
      そして、異変の元凶たるライゼクスの気配を感じて毒霧を吐きかけようとするも時すでに遅く、
      彼の帯電した翼による叩き付けを喰らいそのまま斃されてしまう。
      要するに、MHXのドスランポスに引き続き、
      ライゼクスの凶暴性を引き立てる役割を担わされた訳であるが、
      このムービーの後にライゼクスが彼を捕食したかどうかは不明である。
  • 今作ではMH3GのG級クエストにおいて猛威を振るったターボ化が復活しており、
    マスター級に余り触れていないハンター諸氏は、ドスフロギィの行動速度に驚くかも知れない。
    行動速度の増加により、前作においても繰り出して来た驚異のコンボである、
    毒霧での目晦まし→霧の裏からのタックルは、
    毒霧がスキル無しではガードができない事も有り、危険度が増している。
    とは言え、大きく変わったモーションは無い為、落ち着いて動きを見ることが重要になってくる。
  • 傀異クエストにも無事参戦。EX★1で登場し、傀異化素材は「傀異化した皮」。
    行動パターン自体は全く変わらないが、劫血やられと毒の相乗効果はかなり危険。
    毒はLv1スロの耐毒珠で対策できるため、付けてしまった方がいいだろう。
    また怯みで済むような軽い攻撃にも劫血やられが付いているが、逆に言えば攻撃して回復するチャンスも多く作れる。
    同素材持ちの中ではオサイズチやクルルヤックと比べると周回用のガンナー装備で戦いやすく、
    装飾品などでの傀異化した皮の需要もあり、初期環境ではドスバギィ共々よく狩られていた。
    • どういうわけか目的地はこれまであまり縁がなかった溶岩洞。
      傀異化補正で大幅に増えた体力には噴出口の割合ダメージが有効なので、
      積極的に狙っていく価値はあるだろう。
    • 一方で、元々の橙の体色に傀異化特有の赤い発光が重なることで、溶岩地帯では背景に紛れて非常に見辛くなる。
      特に本種は毒霧に身を隠す戦法を多用するため、本気でどこに居るか分からなくなることも。
  • Ver.11で追加された傀異討究クエストにもそのまま参戦。
    ランダムながら溶岩洞以外のフィールドも出るので、背景との一体化に困るならこちらで狩ると良いだろう。
    また4スロ使う代わりに1枠で毒を無効化できる耐毒珠IIIも同時に追加されており、
    スロットLvは高いが枠は少ない編成でも狩りやすくなっている。
    • 傀異討究クエストにおいても、初期環境ではドスバギィと並んで人気のターゲットだった。
      慣れればソロで3分以下の低耐久・低い攻撃性能・毒も手軽に無効化できゴリ押しさえも容易と、
      気軽に周回するのに好ましい条件が揃いぶみなのだ。
      低耐久についてはHP自体の低さに加えて、どの攻撃種別でも全身で弱点特効が発動する安定感、
      さらに属性が強化された今作において、多くのモンスターで最も属性が効く部位が25、
      高くて30といった環境で氷属性が40も通るというのが大きく響いている。
      過去作でもこれらはそう変わらなかったろうが、傀異討究クエストの報酬は汎用性が高いために周回する価値が生まれた。
      ドスフロギィにとっては受難の作品かもしれない
      ちなみに周回目的での当たりと言われる密林では、
      初期位置候補がBC隣のエリアか中央あたりの洞窟エリア。
      大抵はBC隣なので戦闘開始も早く、実に高速周回向き。
    • 上記はあくまで慣れたハンターやガンナーにとっては狩りやすいという話であり、
      ライト層や近接武器にとっては傀異化で威力を増したタックル、毒霧とバックステップの乱発は厄介極まりない。
      更に傀異化素材はコイン交換で事足りるようになり、Ver.13以降は琥珀報酬の質が下がったことで周回する旨味が激減。
      最終的に2023年6月7日放送のモンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Finalでは、
      序盤の乱獲にもかかわらずサンブレイクのモンスター狩猟数ランキングのTOP3から漏れることとなった。

MHXR

  • サービス初期から存在する。
    メインシリーズと変わらない立ち回りで通用するが、
    毒で体力をジリジリと削られていくのが地味に厄介。
    削られた体力はクエスト中を通して引き継がれるので、
    クエストが複数頭の大型モンスターとの連戦構成となっている場合、
    ドスフロギィ自体は楽に下してラストまでたどり着いたが、
    毒霧にかすってしまったせいで痛手を負っていた
    ということも十分ありうる。
    ましてや本作では、どんな状況からでも自由に体力を回復させられる訳ではないのである。
    強豪モンスターの前座としてドスフロギィが配置されている場合は、
    普段以上に気を使って立ち回る必要がある。
  • 武具は最初期のさらに最序盤クラスの性能ということもあり、特に目立つ部分はない。
    ただドスフロギィ自身とは関係ない入手経路だが、
    第5回幻海深域で実装されたフロギィシリーズ・幻は最新環境に適応した凄まじい性能を有する。
    元のフロギィシリーズのスキルは影も形もないが、
    まあ毒耐性とか氷耐性を今更つけられてもなんなので致し方ないところか。

余談

  • MHP3, MH3Gにおいては村クエ「水没林愚連隊」で初登場ムービーが入るのだが、登場場所は意表を突いてエリア10。
    エリア1~7までをひとしきりまわっても出てこない親分に、まさかと思った時には既に数分が経っていることであろう。
    愚連隊の名の通り、グレて隅のエリアで待っているという飛んだ迷惑行為なのだろうか…。
    狩猟時間の方が短いだろなどと言ってはいけない…。
  • 毒を使う中型鳥竜種の先輩であるドスイーオスが復活したMH4以降、本種は全く登場しない状況が続いていた。
    MH3GからMHRiseまでの間、ドスフロギィの登場作品は派生作品を含めてもMHXRの1作のみである。
    • MH4では同期のドスジャギィが続投し、
      MHXではドスジャギィの新たなる近縁種であるドスマッカォが参戦
      更に外伝作品ではあるがMHSTでは同じく同期のドスバギィが復活を果たし
      さらにMHXXでは長らく音沙汰の無かったドスギアノスが10年の沈黙を破って完全復活を遂げたにもかかわらず、
      ドスフロギィは子分共々ここまで不参戦である。
      その後、MHRiseでは久々に復活できた一方でMHST2では未参戦と明暗の分かれる結果となったが、
      いずれにせよこれからの作品での活躍にも期待したい。
    • ちなみにこれらの作品には全て同じポジションであったドスイーオスが参戦し続けていた。
      やはり枠が被ってしまうことを考えると仕方のないことだったのだろうか…
      この問題は、ギギネブラの連続不参戦を彷彿とさせる(原因)。
    • MH3GをベースとしたスマホゲームであるMHXRにはドスフロギィ自体が登場しているほか、
      見た目がベースとなっていると思われるオリジナルモンスタードスアピポスが登場している。

素材

毒袋
フロギィの喉元にある袋状の内臓器官。フロギィやドスフロギィが用いる毒はこの器官で生み出される。
ドスフロギィの毒袋はフロギィのものよりも発達が著しく、武具の素材としてもたいへん有用。
強力な個体からはより強力な毒を生み出す「猛毒袋」、
さらに強烈な毒液が溜め込まれたものは「劇烈毒袋」が入手できる場合もある。
毒狗竜の皮
ドスフロギィの皮。染め物のような鮮やかな橙色をしており、武具の素材としての人気は高い。
上質なものは「上皮」、より強い毒狗竜から剥ぎ取れる厚みを増した皮は「厚皮」と呼ばれる。
MHXRではカニステル島で、灯魚竜の骨と組み合わせて、防火堤が作られた。
毒狗竜の腕甲
ドスフロギィの前肢を覆う鱗が密集して硬化することでできた甲殻。
切り分けることで、上質な甲殻や爪が手に入る。
より上質なものは「堅腕甲」と呼ばれる。
  • ちなみに、狗竜系の中で甲殻があると明記されているのはこのドスフロギィだけである。
王者のクチバシ
ドスフロギィの嘴。頭部と一体化しているように見える。
毒を精製する器官も一緒にくっついているため、取り扱いには十分な注意が必要。
名前は似ているが、ドスジャギィのエリマキやドスバギィのトサカとは違い、
これが大きいからといって力のある証拠として見られる事は無い。
フロギィの間では、強力な毒を吐くことができる個体ほど強い個体だと認識されているようである。
凶暴なフロギィの群れを束ねる毒狗竜のクチバシは「偉大なクチバシ」と呼ばれる。
MHNowでは良質素材として「王者の良質なクチバシ」が入手できる。
毒狗竜の骨
ドスフロギィの骨。
MHXRで追加された固有素材。
MHNowでは良質素材として「毒狗竜の良質な骨」が入手できる。
毒狗竜の爪
ドスフロギィの爪。
MHXRで追加された固有素材。

関連項目

モンスター/フロギィ
モンスター/ドスジャギィ - 近縁種。
モンスター/ドスバギィ - 近縁種。本種と同じくG級・MRで異常な強化が施された。
モンスター/ドスマッカォ - 近縁種。しかし顔を合わせたことはない。
モンスター/ドスイーオス - よく似たポジションの先輩。やはり顔を合わせたことはない。
クエスト/水没林の紫の霧 - MH3Gでは、ある事情でこのクエストをマラソンするハンターが続出した。
BGM/中型モンスター戦闘BGM
武器/フロギィ武器
防具/フロギィシリーズ