MHF-G9より登場した太刀の一つ。
ブライトセーバー系統以外にも属性別にカラーバリエーションがあり、そちらについても言及する。
目次
概要
- ブライトセーバーは"特殊な刀身"を構成する風変わりな武器である。
名前が似ているが、決して映画スター・ウォーズに登場する"ライトセイバー"ではない。
交流区ワールドなどで受注が可能な「VS.クエスト」に関係するアイテム、
「VS.チケット」を専用クエストで「シトゥルゥコイン」に交換し、
それを武具工房に渡すことで生産が可能となっている武器。
- さて、ライトセイバーとは全く別物であるこの武器の外見はかなり特殊である。
武具工房で生産し、試しに装備してみると刃がない。
あるのは持ち手の部分が二か所に分断された機械仕掛けの巨大な柄だけである。
- しかし、この武器はクエストに出て抜刀してみると強烈な変化を起こす。
ハンターが背中から柄を取り出し、構えた瞬間、
機械仕掛けの巨大な柄から一本の光線状の光り輝く刃が出現する。
どう見てもライトセイバーの特徴を受け継いだ構造の武器以外のなにものでもない。
言葉だけでその印象を伝えるのが非常に容易である。
そもそも武器の説明文が「光の刃は硬い皮膚もたやすく切り裂く」とある時点で臭うのだが。
- …というように、かなりネタ性の強い武器であるが、こんな武器が登場した事情もわかりやすい。
この太刀が導入されたMHF-G9は、2015年11月18日に実施された大型アップデートである。
この時期、この武器と明らかに関係がありそうなスター・ウォーズシリーズにも大きな動きがあり、
同じく2015年末には約10年ぶりの新作映画となるエピソード7「フォースの覚醒」公開が迫っていたのだ。
そのニュースに合わせてデザインされた武器と考えればとくに不思議ではない。
おまけに明らかにそうとしか思えないイベントクエストが配信されている。
- ブライトセーバーはHR31以上の上位で「ライトニングセイバー」、
HR100以上の凄腕で「ブリリアントセイバー」に強化することができる。
リーチが長に設定されており、光属性を帯びている。
MHFの「光属性」はあくまでも火と雷の属性ダメージを同時に与える複属性である。
光線の刃だから熱と雷という意味合いなのだろう。- 攻撃力はブリリアントセイバーで1200と、HR100昇格後すぐに強化できる武器としてはかなり高く、
光属性500という汎用性の高い性能、リーチ長で当てやすいという面から使い勝手は良好である。
武器スロットが3つ空いているのも非常にありがたい。
この様に当時のMHFでは強武器として使われていた。
何より見た目がネタすぎるので普通に使っていても面白いだろう。というか面白すぎてうまく使えないかもしれない。
- 攻撃力はブリリアントセイバーで1200と、HR100昇格後すぐに強化できる武器としてはかなり高く、
武器バリエーション
- ブライトセーバーは白色の光線を刃とする武器であるが、
複数のバリエーションがあり、デザインとともに属性などの性能も異なっている。
- クリムセイバー
- 猟団に所属していることで入手が可能となる猟団チケットを生産に使用。
ネーミングはクリムゾン+セイバーか。その名の通り、赤色の光線を刃とする。
強化するとヴラドセイバー、スカーレットセイバーとなる。
属性は火で、攻撃力はHR100のスカーレットセイバーで1200、武器スロットは3つなど、
基本的な性能はブリリアントセイバーの火属性版と言えるものになっている。
- 光閃【青】
- 猟団長だけが常時入手でき、パローネ大航祭の褒章などでも手に入るイベント補助券を使う。
武器名にもつけられているが、青色版のライトセイ……もとい、ブライトセーバーである。
こちらは強化すると【】の中の名称が【青】→【蒼】→【蒼天】と変化していく。
水属性ではなく氷属性であり、【蒼天】では斬れ味レベル+1で紫ゲージまで出現するのが特徴。
剛種武器などの特殊系統ではないHR100の武器で紫ゲージまで獲得できる例は少なく、貴重である。
- 光閃【静流】
- 光閃【青】系統と共通するネーミングパターンで、こちらは水色のバージョン。
公式狩猟大会の入賞景品アイテムが生産に必要となるため、他の系統よりは入手機会が限られる。
【静流】→【流】→【澄流】と強化し、【澄流】の性能が水属性のブリリアントセイバーなのは同じだが、
この武器系統はそこからさらに【清流】というHC武器へ強化することが可能。
攻撃力が1272と、同ランクでは武器倍率260の1248が多い中でもう一段階高い物理威力を持つ。
- 光閃【新緑】
- イベント武器であり、イベントクエストで入手可能な「萌緑光石」で生産する。
刃の色は武器名からも想像できるが、セイバーが明るめの緑色になっており、雷属性。
【新緑】から【早緑】、その次の【若緑】へ強化するとこの時点で親方印を与えられた特殊武器となり、
【若緑】からはさらにHC武器の【萌緑】、G級武器の【映緑】→【深緑】と5段階の強化派生が存在する。
属性値は低めだが【若緑】以降は白ゲージが長く長時間の戦闘に向いている。
- 黒ノ光刀
- 光閃【新緑】と同じクエストで入手できるもう一つの素材「闇紅光石」を用いる。
これまでの系統とはかなり異なる色合いの赤黒い光刃は、非常に禍々しい。
黒ノ光刀、暗ノ光刀、影ノ光刀、闇ノ光刀、闇黒の光刀、冥闇の光刀と強化することができる。
ブライトセーバーの光とは対照的に、龍と氷の属性を同時に与える「闇属性」を設定されており、
それ以外の特徴は光閃【新緑】とおおむね同じと言える性能だが、
大きな違いは最終強化の冥闇の光刀では紫ゲージがデフォルトで100あることだろう。
クエスト『リオレイア救出作戦"ブルックの抵抗"』
- こちらは「光閃【新緑】」と「黒ノ光刀」の生産に関係するイベント。公式サイトはこちら。
2015年の12月16日から22日にかけて配信された。
前述した「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の世界最速一般上映が12月16日であり、
日本での公開も12月18日と、あからさまに配信期間を被らせている。
季節ものイベントに準じるような形での配信であるとも言える。
- なによりイベント名が怪しい。
『クローンの攻撃』、『シスの復讐』、『帝国の逆襲』、『ジェダイの帰還』といった
『~の◯◯』というサブタイトルが多い中で、こちらのイベントも『ブルックの抵抗』となっている。
救出するのはリオレイア。なぜモンハンでワイバーンを救出するというシチュエーションが出るのか謎だが、
1977年に初めて公開された初代スター・ウォーズ(エピソード4/新たなる希望)のあらすじの一部は、
超兵器を備えた宇宙要塞デス・スターに囚われた銀河元老院議員、レイア・オーガナ姫を救出するというもの。
もはや完全に狙っている。- このリオレイア救出イベントの依頼人は「ローブを纏った男」。
イベント概要によれば、彼は普段からこの光閃を愛用しているらしい。
エピソード4関連でレイアサイド、光の剣を持ちローブを纏って登場する男といえば…。
- このリオレイア救出イベントの依頼人は「ローブを纏った男」。
- 『リオレイア救出作戦』と銘打たれたクエスト内容は、
ルクストHSシリーズと光閃【若緑】を強制装備させられた状態で、
高地に迷い込んだ若いリオレイア1頭を捕獲することである。救出をしに来たのに簡単には説得ができない
一部のエリアにいるエルペを5頭以上討伐するとその時点で強制的にクエスト失敗となる。- サブターゲットで龍殺しの実を納品するものもあるが、こちらは達成しなくても進行に問題はない。
ちなみにこのサブターゲットAのクリアには少々手間がかかる。
なぜなら高地では龍殺しの実が採取できないうえに、クエストがアイテム持ち込み不可であるため。
モンハンならではの物々交換術を駆使して龍殺しの実を入手しよう。
- サブターゲットで龍殺しの実を納品するものもあるが、こちらは達成しなくても進行に問題はない。
- このクエスト、ただリオレイアを捕獲するだけでは光閃【新緑】の素材しかもらえない。
フィールドには大量のブルックがおり、一見妨害(救出作戦に抵抗?)してくるだけの存在にも見えるが、
実はブルックを20頭程度討伐すると、全く別の大型モンスターがエリアに出現する。
彼を倒すことで、緑だけでなくもう一つの赤い光の太刀を入手することができるという流れである。
余談
- どんな外見だろうが太刀は太刀なので、当然斬れ味ゲージは存在しており、
砥石を使用するとおおよそ柄の先端あたりを研ぐがビジュアル的にはどう見ても無意味な行為。
- スター・ウォーズのライトセイバーは特殊なクリスタルを利用して発せられるプラズマエネルギーを
刃状の型となる抑制フィールドに閉じ込めて光刃状にする古代の武器である。
基本的にはどんなものでも切断することができる最強の"切れ味"を持つ武器だが、
同じライトセイバーの光刃や、セイバーのエネルギーに耐性がある一部の合金などは突破できない。
モンハンでいえばモンスターの尻尾をいともたやすく一撃で切断してしまえる威力だろう。
なお、威力絶大で起動もスイッチを押すだけと簡単だが、
柄の部分にしか重みがないので普通の剣のようにはいかない。
さらに剣戟では重みがない剣に突然反発力が発生するので常人がまともに戦うことはできない。- ライトセイバーは非常に特殊な仕組みで、
モンハンの武具工房で生産するように普通に手に入る武器ではない。
その設計方法を知り、なにより"製造技術"を扱えるのは、
あらゆる生命に流れるとされるエネルギー場「フォース」を操れる数少ない「ジェダイ」、
およびフォースの暗黒面を司るジェダイの宿敵「シス」だけであり、
フォースの導きに従い、材料の調達から組立てや調整に至るまで、
たった1人で製作しなければならない。当然、説明書の類などはない。
そのため、スター・ウォーズにおいては「ライトセイバー」が普通に製造されることは一切ない。
- ライトセイバーは非常に特殊な仕組みで、
- スター・ウォーズのライトセイバーにも、様々な色のものが登場している。
刃の色は材料に使ったクリスタルや、作り手の持つフォースの性質が影響するとされ、
ジェダイが製作したセーバーは青や緑が有名で、シスが持つものは赤系が多い。
自キャラハンターのイメージに合わせてみるのも良いだろう。- 白い刃のライトセイバーは、最近まで類似するものがなかったが、
スピンオフ作品の3Dアニメ「反乱者たち」に登場するジェダイ、
アソーカ・タノが白いライトセイバーを使い、各色が並ぶことになった。 - 紅色に黒い靄がかった黒ノ光刀だけ、ライトセイバー側は類似するものがない。
真っ黒で禍々しい外見のライトセイバーの一種であれば一応存在するが。
- 白い刃のライトセイバーは、最近まで類似するものがなかったが、
- ちなみにブライトセーバーからライトニングセイバーへの強化に「大地の結晶」、
その先のブリリアントセイバーへの強化に「ノヴァクリスタル」が素材として必要。
他の系統もほぼ全て何らかの形で鉱石系素材を要求される*1。
やはりライトセイバーの臭いがプンプンする武器である。
関連項目
武器/太刀
武器/セリス・セリアン - 刃が特殊な片手剣
アクション/ライトニングブレード - モンスターが放つブライトセーバー