登場人物/山菜爺さん

Last-modified: 2024-09-20 (金) 23:16:46

ホイ来た!話の分かるヤツじゃ!
ワシ自慢の一品、家宝にするが良いぞ!
   栄養剤を貰った】
(鋼龍の尻尾を交換したポッケ村の専属ハンターの証言)

汎用フィールドに佇んでいる竜人族の老人。本名は不明。
作品間で微妙に表記が異なり、妙に多くの呼称が存在する。(詳しくは後述の余談を参照。)

目次

概要

  • 白い眉と髭が生えた赤ら顔、素朴な杖、そして背負った山菜籠が特徴的な小柄な老人。
    いわゆるNPCだが、危険なモンスターが跋扈する狩り場に日常的に出没する人物。
    山菜のほか様々なアイテム類の採取を行っており、訪れた色々な土地の知識に精通している。
    • フィールドにしか姿を見せないのは、人混みがあまり好きではないかららしい。
      普段はフィールドでも見られるようなゆったりとした佇まいで生活しているが、
      いざ活動を開始すると想像できないほどの行動力と運動能力でアイテムを収集してくるという。
  • MHXX以前の作品の一般フィールドであれば基本的にいる
    熟練ハンターでなければ向かうことを許されないという危険な
    厳しい寒さと強大なモンスターが犇めく極寒にも普通にいる
    ギルドが警戒し小型モンスターがそろって姿を消す古龍種の出現時でさえ、相も変わらず同じ場所にいる
    • 大抵はモンスターが出現しないフィールドの奥地や秘境的なエリアにおり、ベースキャンプにいることもある。
      中にはネコの巣のアイルーなどと共存している場合もある。
      採取するものもないからか決戦場フィールドには姿を見せないが、
      例外としてMHFの竹林奥部には姿を現す。
  • 話しかけると狩猟やアイテムの知識を教えてくれるほか、
    時にはタダでアイテムをくれたり、持っているアイテムを物々交換してくれたりする。
    交換してくれるアイテムの中にはレア素材も多く、
    「入手手段が山菜爺さんとの交換だけに限られるアイテム」が存在する作品も多い。
    多くのハンターが少なからずお世話になっているものと思われる。
    しかし秘薬等の大切なアイテムを釣りバッタと取り換えてきたりすることもあるので要注意。
    また、交換したいアイテムを持ってない場合でも、話しかければアイテムをくれる。
    中には回復薬グレートや秘薬など有用なアイテムも多い。
    • 山菜爺さんが欲しがるアイテムには優先度があり、このアイテムを交換したいと思っても、
      同時に持っている別のアイテムの優先度が高いとそちらを要求される。
    • ちなみに、各地にいる山菜爺さんには交換してくれるものの傾向があり、
      薬品類、鉱石類、素材類に分けられる。
    • また、ギルド発行の山菜組引換券を見せると過剰なまでに反応し、
      天鱗紅玉などかなりのレア素材と交換してくれる。
  • アイテムは基本的に渡すアイテム1個・お返しのアイテム1個となるが、
    作品によっては交換するために複数個アイテムを用意しなければならないものがある。
    交換するために必要な個数はアイテム・作品によって左右される。
    中には入手経路が限られるアイテムを99個といった性質のものもあり厄介。
    代表的な交換品はMH2での猫の肉焼きセットなどで、入手は大変困難。
  • 見ず知らずのハンターにアイテムを恵んでくれる辺り、
    非常に気のいい人物だと思われるが、気難しい面もあり、長く話しているとへそを曲げてしまう。
    その曲げ方や凄まじく、クエスト終了まで一切話を耳に入れてもらえなくなるほどである。
    ちょうど機嫌がいいときでも6回が限度のようだ。
    • ヘソを曲げた際のあんまりな態度にムカついてぶっ飛ばしたくなる事もあるだろうが、
      残念ながら彼に当たり判定は存在しない。
      どんだけ斬り付けようが竜撃砲をぶちかまそうが全て擦り抜けてしまう。
      もらった小タル爆弾をその場で爆破させるのはよくある話。
  • 運搬アイテムを持っている時に話しかけると「とりあえずワシによこすんじゃ!」と言われ、
    問答無用で運搬アイテムをぶんどられる
    この時多くのハンターは「運搬してきたこっちの身にもなれよクソジジイ」と思ったことだろう。
    あ~~ん??最近耳が遠くてのぉ~、
    よく聞こえぬわい。
    • 爺の我儘で今までの苦労が水の泡になってしまうので、よっぽど交換先のアイテムが欲しい場合以外は
      運搬中に話しかけるのはやめておいた方がいいだろう。
    ただ、MH3以降のメインシリーズでは「飛竜の卵」や「ガーグァの卵」などの一部の運搬アイテムが、
    指定クエスト以外では納品できなくなってしまっている。
    そうした運搬アイテムに関しては素直に交換した方が良いだろう。
    また、運搬アイテムに関しては、通常の交換とは異なり、持ち寄れば何度でも交換してくれる。
    苦労して運搬してきたのに追い返してしまっては、さすがに気の毒だからということなのだろうか?
    実際、「人に頼ってばかりではいかん!」という台詞もあることだし…
    ただしMH4(G)では会話の回数が限界に達していると交換してもらえない。残念ながら仕様である。
    • そして遂に、MHX(X)では運搬アイテムを受け取ってくれなくなった。
      とりあえずよこすんじゃとか言ってたくせに…
  • コラボ武器の生産チケットやそれに順ずる生産素材用イベントアイテムも交換してくれる。
    「○○薬グレート」や生命の大粉塵など、比較的貴重な消耗品アイテムをくれる傾向にあるが、
    ものによっては専用コラボアイテムをくれる場合も。
    この交換を目的にイベントクエストを回すのは間違いなく非効率的だが、
    この手のチケット類は基本的に1~2種類の武器防具を生産したらそれ以外に使い道が無く、
    友人のクエストを手伝った等でチケットが余ってしまう事は多々ある。
    そういったチケットがBOXの中で埃を被っていたら、山菜爺さんに根こそぎ引き取ってもらおう。
    後述のようにショボイものしかくれないシリーズもあるが……。

裏設定

  • 既述の通りシリーズを通して危険な狩場に、それも山菜目的でやたらと出没することから
    プレイヤーからは命知らずのボケ老人の如く扱われることも少なくない山菜爺さんだが、
    生態全書では実はハンターとしての腕も超一流という衝撃の裏設定が公開されている。
    交換してくれる素材はなんと狩猟したモンスターから剥ぎ取った戦利品であるらしく、
    時折かつての武勇伝を聞かせてくれることもあるのだという。
    • 火山や寒冷地といった基本的にハンターしか訪れない過酷な地帯に出没するのも、
      大型古龍が出現したフィールドに平然と居座って山菜を探しているのも、
      密かにハンターとして鳴らしている人物であれば当然といえば当然である。
      こうなってくると上述した調合師としての腕前や支給品専用の薬品を所持している事実、
      話しかけると狩りについてのアドバイスをくれることなど、
      様々な要素が実はハンターであるという伏線だった……かもしれないことに気づかされる。
      恩を仇でかえすハンターの猛撃でさえ、かすりもしないというのも
      全て超一流フレーム回避と考えると頷ける。
      • 話しかけた際の「おやおや、ハンターさんがこんなところに~」という台詞からすると、
        どうやらハンターであることは公にしていないようだ。
        こんな台詞を吐きながら実は凄まじい実力者だというのだから、全くもってとんだ食わせ者である。
      • ちなみに、同じく小柄な竜人族のハンターとしてはココット村の村長が存在する。
        村長はかつてハンター家業も存在しなかった時代に強大な飛竜を単騎で討ち果たし、
        ココットの英雄としてハンターの開祖となった偉大な人物である。
        その例を考えれば、小柄な見た目だからと山菜爺を侮るのは大きな間違いと言えよう。
    • 思い返せば、山菜組引換券で貰えるのは殆どが看板級の大型モンスターの激レア素材である。
      MHXXの遺群嶺においては大型古龍である天彗龍の素材を交換してくれ、
      MHP2G以前の砂漠と森丘に至ってはそれぞれ砦蟹老山龍の素材を貰える。
      プレゼントしてくれる素材の全てが戦利品かどうかは定かではないが、
      もしこれらの素材を自前で調達しているなら超一流という表現も何ら誇張ではないだろう。
  • 山菜爺といえばみすぼらしい杖が印象的だが、設定画によればあの杖の中には刀身が仕込まれているようだ。
    また腰回りに下げた袋の中には実は薬草や非常食が入っているらしく、狩人としての側面が垣間見える。
    そのほかイラストでは護身用に単発式の猟銃を持ち歩いている様子が描かれており、
    「ヒグマくらいは簡単に倒せる。特殊弾を使えばワイバーンの装甲も破る」とのこと。
    その説明からして狩りではなく、山菜取りに際しての武器ということだろうか。
    • また更に驚くべき設定として、いつも背負っているごちゃごちゃした荷物のうち
      腰の辺りに背負った鋭利な何かは、なんとドラゴン(=)の角らしい。
      包帯が巻かれていることもあってその正体は定かではないが、
      これも戦利品とすれば彼が古龍種をも討ち倒す実力を持っていた証左となるだろう。

シリーズごとの変遷

メインシリーズ

  • MHP以前の初期作品では「今日は気分がいいから」と雑談で狩猟に役立つ知識や調合レシピを教えてくれる。
    狩猟へのアドバイスは「生肉で飛竜を誘き出して罠にハメる」など結構実用的なものである*1
    好みの品を持っていないと不満そうなセリフを話すが、無料でアイテムを貰えることもある。
    また、交換可能なアイテムをハンターが所持していると反応を示す。
    特に森と丘では爺さんの居るエリア7番ハチの巣で虫の死骸を副次的に得られることが多く、
    彼との初会話で虫の死骸を特産キノコと交換したという人もまま居たようだ。
    • 当時はハチミツの入手手段がほぼ現地調達に限られており、交換が習慣化した人も多かった。
      農場が初登場したMHPでもモノブロスを倒すまでハチの巣箱は設置できず*2序盤で役立つ。
      これの証左ともいえるのがMH2との連動クエストで発生するキノコバグであり、
      発見当初「山菜爺さんにアイテムを交換してもらう(虫の死骸→特産キノコ)とバグのフラグが立つ」
      といった俗説が広まっていたが、これは発見者が習慣的にそう動いていた可能性がある。
      連動が必要なイャンガルルガのクエストでわざわざやる意味や放置した経緯は謎だが
      結果的に特産キノコや山菜爺さんが面白がられ、バグ自体の通称にまでなってしまった。
  • MH2ではなぜかセリフがやけに凝っており、
    「明日のことは誰にも分からぬ…。ワシが知っていることを教えてやろう。」など、
    妙にかっこいいことを言いつつ知識や調合レシピを教えてくれるようになった。
    また、交換できるアイテムの所持未所持に関わらず「その時欲しいアイテム」を要求する場合があり、
    該当アイテムを渡さないと要求会話が続いてその他のアイテム交換が行えない
    さらに、どの山菜爺さんでも鋼の龍鱗との交換で調合素材「古塔の断章・前編」が入手できるが、
    これを使う「古塔の書」が無ければラスボスと戦えないため、シリーズで唯一物語の本筋に関わる存在となっている。
    • 本作からMHP2Gにかけてはエリア内での立ち位置が2パターンに分かれ、排出されるアイテム傾向が変わる
      2択で得られる交換品には80%と20%の入手率が設定されているが位置で確率が入れ替わる
      すなわち80%で得られた品が、もう一つの立ち位置では20%のレア物と化す。逆も然り。
      この仕様を念頭に交換を行わないと、求めるアイテムが得られないことにも繋がる。
      なお、交換品が固定されているアイテムであれば立ち位置は気にせずに済む。
      今作では5分間待てばまた話を聞いてくれるようになるので、
      食い下がれば1クエスト中に何度もアイテムを貰うことができる。
    • 狩人道場のクエストでは、いる場所がベースキャンプのベッドのそばに移っている。
      話しかけることで、「評価が下がる代わりに1回だけやられたことをなかったことにするお守り」をくれるため、
      腕に自信がないのならば、素直に受け取っておいてもいいだろう。もちろん断ることも可能。
      何でも「お金のにおいでネコタク搬送役のアイルーたちを騙す」というお守りなんだとか…。
  • MHP2からは調合レシピなどの情報は教えてくれなくなった。
    代わりに旧作のような「好みのアイテムを持っていない相手」への対応がやや柔らかくなり、
    「おやおや、ハンターさんがこんなところに~」「そうじゃ、これをあげよう。家宝にするがよいぞ」
    といった今ではおなじみのテンプレ台詞を話すようになった。
  • MHP2G以前の作品ではモンスターの固有素材にも興味を示し、モンスターの素材とも交換してくれていた。
    だだし素材の価値に見合った交換になるかはピンキリで、
    砂竜のヒレを渡すと火竜の翼膜をくれたり、怪鳥の甲殻を渡すと水竜の鱗をくれたりとお得なものもあれば、
    炎妃龍の尻尾を炎妃龍の角に交換、岩竜の翼を竜頭殻に交換など活用できなくもないレベルの取引もあり、
    悪いと老山龍の紅玉を渡すと古龍の血にされたり、鋼龍の角を渡すと活力剤に変換されたりすることもある。
    • 全く関係ない素材を渡されることが殆どであるためにリスクが高く、
      後述の通りフィールドによっては薬品系素材や鉱石系素材に変換されるといった傾向もあるので、
      基本的に誘われるがまま不用意な交換に乗るのは控えたほうがいいだろう。
      ポーチに入れっぱなしだったモンスター素材をマカライト鉱石などと交換されて愕然とするのは
      初心者ハンターがよく通る道である。
  • MHP2G以前は、ハンターを追い返す際に非常に不快な声っぽいSEが採用されていたが、
    MH3からはいつもどおりの優しい声で追い返されるようになった。
    その代わり……というわけではないだろうが、もらえるアイテムのランクが大幅に下がってしまった
  • MHP3にも当然のごとく登場し、コラボチケットなども交換してもらえる。
    Jチケットを渡すとJUMPタル爆弾と交換してくれたり、
    電撃チケットを渡すとポリタン爆弾と引き換えてくれたりするが、
    上位ハプルボッカを狩猟する「ハンターイーター作戦」で手に入る「ビッグボスの称号」を
    山菜爺さんに渡すと、何故か毒けむり玉と交換される。
    また、MH3Gでもケロロ軍曹コラボクエストの「ケロロ軍曹・偵察任務」で入手できる
    「ケロロ小隊入隊証」を渡すと毒けむり玉と交換される。
    他のコラボ素材でも交換してもらえるものがあるが、大損することもあるので注意。
    • MHP3では狩猟クエストや討伐クエストには登場しない。
      しかし採集クエストなんかで携帯シビレ罠を貰っても正直いらない。
      登場しない理由は大型モンスターが出現すると避難勧告が出るためとされているらしいのだが、
      採集クエストでも上位になると大型モンスターは普通にうろついているので、
      はっきり言って避難勧告の意味がないし、そもそも実力を考えれば避難の必要もないはずである。
      こうした矛盾を生んでしまったためなのか、MH3G以降は狩猟クエストや討伐クエストでも出現する仕様に戻された。
  • MH4でも引き続き登場。
    今作では通常フィールドの他、新たなフィールドである未知の樹海にも登場。
    探索では、必ず最奥の竜車エリアにいるので途中で寄り道する必要はない。
    なお、未知の樹海の山菜爺さんは何も交換しなくても秘薬千里眼の薬生命の粉塵など、
    通常のフィールドに居る時よりちょっと豪華なものをくれる。
    幸運のかけら太古の破片を持っていないなら怒るまで話しかけてみよう。
    また、今作の採取クエストは目的物のドロップ率に変化が無い。
    そのためソロで集めるのはなかなか難しく、山菜爺さんとの交換を併用する方が効率よく収集できる。
    ただし目的物を持っているとそちらを要求されるので注意しよう。
    • 言うまでもなく、MH4Gにも続投。
      目玉要素の一つであるエピソードクエストでは何故か山菜爺さんが現れない。
      クエストついでにアイテム交換してもらいたい場合は、他のクエストを選択しよう。
  • やはりと言うか、MHX(X)にも元気に登場。
    ここにきて2度目のボイス変更が行なわれ、MH4Gまでよりもやや低い声を出すようになった。
    これまでもシリーズが進むにつれて交換できるアイテムが限られていく傾向にあったが、
    とうとう今作では、チケット以外のアイテムを渡すことができなくなってしまった。
    過去作では問答無用でぶんどっていた運搬アイテムですら交換してくれないため、
    完全にチケット回収係と化してしまった彼に一抹の寂しさを覚える古参ハンターも。
    チケットの交換についても、DLクエストでゲットできるコラボ武具用の生産素材アイテムについては
    交換してもらえなくなったので注意。
    • 一部の入手法がDLクエスト限定のEX○○チケット、
      オフラインで入手可能なチケット類に関しては変わらず交換してもらえる…のだが、
      なぜか肉球のスタンプお食事券高級お食事券の3種類だけは対象外になっている。
      肉球のスタンプはMH2などでは猫の肉焼きセットと交換してもらえるような代物だったのだが……。
    • 中途半端に余ってアイテムBOXを圧迫してしまう二つ名持ちモンスター狩猟の証も引き取ってくれる。
    • また、ハンターではなくプレイヤー自身が、エリア移動をはじめロードする度に彼に出会っている。
      ロード画面の何処かに多数のモンスター達と共に隠れているので、気になる人は探してみよう。
  • 新大陸に舞台を移したMHWorldでは登場しない
    フィールドにはアイテムを時々くれる「古代竜人」がたまに姿を見せる。
    山菜爺さんに近いポジションではあるが、チケット系の交換はしてくれない。
    アイテムを貰えるのは一回だけで、それ以降は話しかけてもアイテムは貰えなくなる。
    しかしこちらは、「まだほしいの?また今度ね。」と柔軟に対応する。
    余ったチケットはマカ錬金屋でアイテムと交換してもらおう。
  • 続くMHRiseでも現大陸の話なのに登場しなかった。
    MHRiseにおいては初心者用クエストでのウツシ以外、
    山菜爺さんはおろかクエスト中に話しかけられるNPCは誰一人としていない。
    寂しいものである…。
    • 言うまでもなくサンブレイクでも未登場のまま。
      盟勇として連れ回したかったと言う彼のコアなファン(?)もちらほら居たようだが、
      アップデートを重ねても実装されることは無かった。当たり前か。

派生作品

  • アイルー村Gでも登場する。やはりこちらのアイテムをトッテオキと交換してくれる。
    が、その存在にはちょっとした問題がある。
    その問題とは外見があまりにもキモ過ぎることである。
    全てが可愛らしい村の中に、不気味な顔をした老人が突っ立っているのはやたら違和感がある。
    アイルーもモンスターも、更には教官ネコバァすらデフォルメされた
    可愛らしいアイルー村の世界観にて、一人だけやたらと存在が浮きまくりである。
    何故山菜爺さんだけこのような場違いなリアルな外見となったのだろうか?
    また、本編ではプレイヤーが人間の成人なので相対的に小さい老人という扱いだったが、
    こちらではプレイヤーも小さなアイルーなので体格は互角となっており、かなりの威圧感がある。
    それでも、彼の機嫌さえ損ねなければ、もえないゴミ等のガラクタを採集用アイテムと交換してくれる
    ありがたい存在であることは確か。
    特に採集に時間が掛かりがちで得にくい採掘の油を沢山くれるので大変助かる。
  • MHFでも登場。MH2での仕様を引き継いでいる部分が多く、留意点も近い。
    何かと旧来(MH2由来)の要素が忘れられがちなMHFにおいても、
    アップデートで追加された新フィールドである峡谷・高地・潮島・極海にばっちり登場する。
    なぜか雅翁龍が住まう決戦場タイプのフィールド竹林奥部にも姿を見せる*3
    また、名前だけだが最果ての地にもいるらしい。 
    竹林奥部は分かるが、氷の大地である極海や死の世界である最果ての地で何の山菜を探すつもりなのだろうか…?
    ただし一部クエストでは何故か登場しないこともある。
    • 山菜組引換券は無いが、そこそこ便利なアイテムを引き換えてくれる。
      特にモンスターの極油という凄腕汎用素材を逆鱗や塵粉と交換してくれたりするため
      G級以後もお世話になったハンターは少なくないだろう。
      また、峡谷ではセンショク草の交換に一役買っている。
      というのも、センショク草を渡すと必ず別の色のセンショク草を渡してくれるからだ。
      センショク草は入手確率が低いものが多いので、この方法を利用する人は多い。
    • また、演習クエストでもMAPによっては登場する。
      この場合はアイテム交換はせず、演習ポイントを少々減らす代わりに「お心付け」を貰える。
      演習クエストでは一部除いてPTの誰かが力尽きた瞬間即失敗になるのだが、
      お心付けがあると1人1回まで力尽きることが許される。
      演習クエスト自体にはあまり需要がないが、狩人祭のボーナス試練に指定されることがあり
      その場合はクエスト失敗率を減らすために重要なファクターとなることもある。
    • 2017年4月1日には彼によって多くのハンターが(精神的に)大ダメージを受ける事案が発生した。

余談

  • MHP2の『狩りに生きる』では山菜爺さんの特集が組まれている。
    本来はロングインタビューの内容を記載する予定だったが、途中でやはりヘソを曲げてしまい、叶わなくなったという。
    前号の「次回予告欄」でこのロングインタビューを大々的に予告していたらしいが、
    現在本棚にある号で内容を大幅に変更してしまったことに「■お詫び■」が記載されるという、
    開発スタッフによる世界観に合わせた大変粋な演出がなされている。
    • ちなみにMHPでは、彼についての情報をまとめた『山菜ジイさん目撃情報 -総集編-』という物になっている。
      記者によれば、外見的な違いは無いものの、フィールドによって好みの違いがあることはわかったようだ。
      森丘にいる者は「森ジジ」、沼地にいる者は「沼ジジ」、といったように呼ばれているらしい。
      密林にいる者に関しては「密ジジ」「林ジジ」果てには「ジャングルジジ」と、呼称に迷っていたようだ。
      また各地の山菜爺さんの好みの傾向については、
      森丘はモンスターの素材、沼地は鉱石系、密林は薬系、と判明した。
  • 大したことのない人物に見えながら実際は超一流のハンターという点は、
    同じく初期から登場しているヘルブラザーズに通ずるものがある。
    まあ、曲がりなりにもハンターそのものなビジュアルのあちらと違い、
    山菜爺さんはどう贔屓目に見ても山菜取ってるだけのヨボヨボの頑固ジジイなので
    実力とビジュアルの乖離やインパクトは段違いだが。
  • MH4Gではとあるマグロ有用なアイテムと交換してくれる。
    ドンドルマといえばハンターズギルドの総本山である「大老殿」が存在するが、
    かつてハンターとして訪れたことがあったりするのだろうか。
  • ベースキャンプやアイルーの集落、モンスターのいないエリアで山菜を探しているため、
    山菜爺さんが存在するエリアで戦闘が発生することはない(ので一種の指標にもなる)。
    同じフィールドでも作品によって、出現エリアが違ったり、そもそも登場の有無が分かれる場合もある。
    砂漠や氷海、火山など山菜目的で訪れるには不可解なフィールドもちらほらあるが、
    設定によればアイテムの採集も目的としているようなので、鉱石系素材などを求めて訪れているのだろう。
    もしかしたらそのフィールドのモンスターを狩る目的もあるのかもしれない。
山菜爺さんの出現フィールド、エリア一覧
ベースキャンプネコの巣その他の非戦闘エリア
密林、沼地
砂原、水没林(MHP3)
凍土、渓流(MH3G)
地底洞窟、地底火山
旧砂漠(MH4Gから)、古代林
火山(MHXから)、遺群嶺
樹海(MHF)、峡谷、高地
潮島、極海、竹林奥部
砂漠(エリア8)、孤島(エリア4)
渓流(エリア3)、遺跡平原(エリア10)
原生林(エリア10)、氷海(エリア8)
天空山(エリア4)
森丘(エリア7)、旧密林(エリア5)
旧沼地(エリア1)、雪山(エリア4)
水没林(エリア6)、3シリーズの火山(エリア9)
未知の樹海(最深部)

呼称について

  • 前述の通り、山菜爺さんの呼称は作品等によって表記揺れがあり、おそらく最も呼び名の多い登場人物である。
    同じ爺さん婆さんでもネコバァは常にネコバァのままだったりと、
    なぜ山菜爺さんだけコロコロ呼称が変わるのかは謎だが、
    おそらく初期の頃は公式でもはっきりと名称が決まっていなかったのが原因のひとつであろう。*4
  • 最もよく用いられるのは「山菜ジイさん」で、近年の作品(MHP3~MHXX)のほか、
    本棚の「狩りに生きる」でもこの表記が用いられていたりする。
    さん付けされているので、実態がどうかは別として優しい印象である。
  • 一方で、山菜組引換券から確認できるが、MHPとMHP2(G)では、
    山菜ジジィ」とジジィ呼ばわりされてしまっている。
    山菜組引換券はいずれもギルドマネージャーからもらえるため、
    ジジィという敬老精神のカケラもない呼び方はギルド公認のようだ。
    ワシのトッテオキと交換する気はないかや?
    • ちなみにフルベビアイスの説明文では「山菜じじい特製」と、まさかのひらがな表記。
  • 最も酷いのはMH3で、ハンターが話しかけると、こちらの意図せず、時には代弁者として
    山菜ジジとわざわざ「イ」を大文字にして表示される。
    粉骨砕身して火薬岩を運ぶハンターを横目に山菜(?)を優雅にとる姿がハンターの気に障ったのだろうか?
    あ~~ん?最近耳が遠くてのぉ~。よく聞こえぬわい。
  • 初登場作品にしてシリーズの原点でもある初代モンスターハンター(無印)ではどうかというと、
    そもそも山菜組引換券が存在しないため作中名称が定かではない。
    ただ、MH公式攻略本においては『その名も「山菜ジジイ」と紹介されており、
    無印の生態全書でも同様の呼称であることから、恐らく最も由緒正しい呼び方は「山菜ジジイ」である。
    MH3が原点回帰」を謳っていた所以であろう。
    • 公式攻略本内では一貫して山菜ジジイと呼ばれているため、
      ジャングルの山菜ジジイ沼地の山菜ジジイなどインパクトのある文字列が並ぶ。
      一応「泰然自若とした謎の物知り爺さん」とも紹介されているが、名称はあくまで山菜ジジイである。
上述の通りMHWorld以降は登場していないため、現在公式でどう呼ばれているのかは謎。
今後の作品での登場に乞うご期待と言ったところか。
  • ちなみに派生作品では、何故かメインシリーズのいずれとも異なる独自の呼び名が用いられている。
    MHFでは「山菜さん」と漢字になっており、
    最果てのモス」の依頼主は「最果ての山菜爺」という敬称略の表記がなされている。
    森ジジ、沼ジジに倣って、最果てジジではなかった。
    一方、アイルー村では「山菜ジさん」と小文字表記になっている。
    よりほのぼの感を出したかったのかもしれないが、見た目が強烈すぎるのでほのぼの感はゼロに等しい
  • 以下は山菜組引換券や会話イベントなどから確認できる、山菜爺さんの呼称一覧。

    作品やアイテム等呼称
    MH, MH3山菜ジジイ
    山菜組引換券山菜ジジィ
    フルベビアイス山菜じじい
    MHP3~MHXX
    狩りに生きる
    山菜ジイさん
    MHF山菜爺さん
    アイルー村山菜ジィさん

関連項目

アイテム/山菜組引換券
クエスト/最果てのモス ‐ 彼が依頼人になっているクエスト
クエスト/新発見!?古代の狩猟技術! - 山菜爺さんが多くのハンターを阿鼻叫喚に陥れた大きく関係してくるクエスト。
モンハン用語/キノコバグ - 山菜爺さんとのアイテム交換がフラグの一つと考えられていたバグ。


*1 上記の通り実は超一流ハンターであることを考えれば、こうした狩猟指南も当然と言えよう。
*2 集会所★6突破でも解禁されるが、いずれにせよ序盤では巣箱は設置できない
*3 これはゴウガルフが予定より早めて実装され、代わりに竹林奥部の主をイナガミに変更した開発側の事情が大きい様子
*4 MHP2Gまでは、登場人物に話しかけても名前や呼称が表示されなかった。