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武器/炎妃剣【渇愛】

Last-modified: 2019-06-17 (月) 00:36:14

MHFに登場する片手剣。
同作においては色んな意味で知名度の高い片手剣でもある。





概要 Edit

  • MHFシーズン7.0から登場した片手剣。
    所有者の心を狂わせ、永遠の戦いへと引きずり込む蒼き剣で、
    剛種ナナ・テスカトリの素材を使用した剛種武器の片手剣。
    炎妃剣【偏愛】を生産し、炎妃剣【渇愛】へと強化することで完成する。
  • 強力な火属性を宿すことの証か、抜刀すると激しい炎のエフェクトが刀身を包む。
    • ちなみに良く見ると、炎妃剣【渇愛】は鍵と鍵穴を模している。
      が、攻撃に使用するのは鍵先ではなく、むしろハート型の装飾にも見える刃が取り付けられた柄側。
      まぁ、鍵先で斬ったらまさしくキーブ○ードだが…
  • 剣先が短いことからも察せるが、リーチ「短」に設定されている。
    リーチ短の片手剣は非常に少なく、渇愛が代表的な例として知られる。

性能 Edit

  • 剛種武器にも係わらず、攻撃力は下位~上位レベルの210しかない。
    しかし、この武器の異常性はズバリ属性値にある。
    その属性値だが、何と火属性2100という驚異的な高さなのである。
    はっきり言ってどのシリーズから見ても完全に狂った数値だと断言出来るレベルである
    というより後述の理由から、MHFの歴史においても完全にイレギュラーな武器であると言える。
  • こういう武器では斬れ味がお察し、かと思いきや斬れ味はかなり優秀。
    素で長めの白と若干の、さらに斬れ味レベル+1も適用される。
    素で紫が出ているのだから、当然斬れ味レベル+1=デフォルトの紫+更に紫50なわけで…
    天嵐武器ではないので「空色ゲージ」による補正は得られないものの、
    紫ゲージでも1.7倍*1の補正が得られる。
    つまり実際の属性値は3570。恐ろしい……
  • 更に武器スロットも3つではないが2つあり、
    装飾品次第だが火属性攻撃強化【小】ぐらいであれば武器単独で発動可能である。
  • 実際のところ、属性値2000を超える片手剣はMHFにはこれ以外にも複数存在する。
    が、それらはいずれもG級、辿異武器といったいわゆる「G級」カテゴリーであり、
    HR1から一応作成できる天廊武器も、HRの時点ではここまで高い属性値は出せない。
    しかもこの武器はその「G級」が追加される遥か昔、
    2009年12月に行われたシーズン7.0アップデートで実装されているのである。
    その当時の火属性片手剣で最高の属性値は、後述する炎王剣【爆龍】の"火属性550"。
    これでも高い方だったが、当時のMHFは現行メインシリーズと属性周りの環境は大差なかったと言ってよい。
    そんな中で爆誕した「火属性2100」が、如何に衝撃的なものだったかがよくわかるだろう。
  • その後、烈閃剣リュミエーラや刻竜剣といった、
    HRで属性値1000を超える片手剣がいくつか登場しているのだが、
    これは【渇愛】の後に登場したという点において、【渇愛】より属性値が低ければ、
    ゲームバランスに重大な影響を与えないという判断があったことは想像に難くない(後述の「変遷」も参照)。
    事実、HRで【渇愛】を超える属性値の武器は2018年時点でも存在しない。
  • また、MHF-G10でHR帯の大幅刷新が行われたことで、
    最早通過点(チュートリアルと言ってもよい)に過ぎないHRでそんな極端な属性値の武器を実装する必要はなく、
    HRで【渇愛】を超える属性値の武器は金輪際登場しないと言っても過言ではないだろう。
    そういう意味でも、渇愛はMHFの歴史上、完全にイレギュラーな武器だったと言える。
  • 物理ダメージが殆ど期待できないため、
    基本的には火属性が良く効くモンスターに運用することになる。
    HR5から作れるHR帯の武器ということで、属性値補正がUPする嵐ノ型での運用も今となっては必須と言える。
    というか、リーチが短いため嵐ノ型の突きアクションとは割と相性が良い。
    スキルについては、あまりに物理ダメージが期待できないため、
    攻撃や見切りなど基本的な火力スキルは意味を成さず、
    火属性攻撃強化【大】、属性攻撃強化の両方を発動させ、とにかく火属性値を高めるという運用が基本となる。
    この為、武器倍率が渇愛の4倍近くになるG級昇級後は、昇級した瞬間の装備を除くと、
    流石にダメージ面でどう足掻いてもG級武器+G級装備+極ノ型にはかなわなくなる。
  • また、G9.1で弱体化したとは言え、NPCの助力を一切得られない
    「傲炎妃」剛種ナナ・テスカトリの攻略が必要不可欠であることもネックとなっている。
    かつては剛種の中でも最強クラスと言われた強敵であり、その作成難易度も極めて高いことで有名だった。
    また、強化前の【偏愛】の生産に剛種クシャルダオラから入手できる古龍種の牙が1個要求される。
    これは本体剥ぎ、基本報酬、頭破壊で入手できるが、剛種クシャルダオラからしか基本手に入らないので注意。
  • そしてHR5~G級までの道のりで討伐が必要なモンスターの内、
    火属性が効くのはバルラガルとトア・テスカトラのみ(ただしどちらも効く部位が限定)となっており、
    HR6の覇種3頭、HR7の昇級試験のシャンティエンは火属性が全く効かない。
    (厳密に言うとUNKNOWNは最初の内だけ効くがすぐに効果が見込めなくなる)
    HR5のディオレックスに至っては、
    火属性マイナスが仇となり特定状態を除きダメージが1しか入らなくなってしまう。
    HR5武器としてイレギュラーな性能の武器であることは間違いないが、
    今となっては作るかどうか、入念な検討を行う必要があるものになっていると言える。
    • なお、HR5で戦う変種と剛種はディオレックスほど極端ではないにせよ、
      火属性マイナスの部位を持つモンスターが少なくはない。
      もしそこに当たってしまおうものならその高すぎる火属性ゆえに、
      思いっきり軽減されてダメージが1なんてこともあるだろう。

変遷 Edit

  • 当時の片手剣はモーション値が現在の76%ほどしかなく、
    斬れ味補正の関係で当時のメインシリーズと同等レベルの物理性能はあるにはあったが、
    まだ天ノ型すら存在しない時代である。
    そんな時代に登場したこの武器は、当時のHR帯のスキル水準上、
    物理を完全に無視しても、属性ダメージだけで物理重視の火属性武器を超えるダメージを与えられる
    とされ、しかもそれは属性が10程度しか効かないモンスターであったとしても例外ではないと、
    多くのプレイヤーに判断されるようになった。
    その為、とりあえず火属性が効く(部位が低位置にある)モンスターには渇愛、というのが当時の定番であった。
  • 渇愛の餌食になったモンスターは枚挙に暇がないが、
    おそらく一番有名なのは紅龍ミラボレアスと祖龍ミラボレアスだろう。
    この2頭は「硬化」するまでは火が20~25通り、硬化しても10通る。
    そして硬化すれば物理が殆ど効かなくなり、両者とも当時は「狩人祭」でよく狩られていた。
    あとはどうなったかお分かりだろう。渇愛4名PTで丸焼きにされてしまったのである。
    MHFにおけるミラボレアスの不遇エピソードはそれ以前からも存在してはいたが、
    それをある種決定づけてしまったのがこの【渇愛】であると言ってよい。
  • ちなみに、プレビューサイトで名前自体は早い段階から公開されていたが、
    まさかの新素材導入で生産できず、7.0始動から3ヶ月以上経過してその新素材を入手可能になり、
    シーズン終盤で生産できるようになるという、見え見えの延命行為に使われてしまった。
    かなりの批判があったためか、
    これ以降の新武器に要求される新素材は比較的早いタイミングでクエストが配信される、
    または配信時期が事前に告知されるようになった。
  • 渇愛の実装について、当時ネット上で不遇説が絶えなかった片手剣のテコ入れ策ではないか、という考察がある。
    これはこの当時の開発側の発言でも概ね裏付けられているほか、
    この後のシーズン8.0アップデートで片手剣の様々なテコ入れがされていたため、
    その前段階として渇愛の投入に踏み切った可能性はあるだろう。
    事実、この武器が実装されたことによって今まで求人区の指定に現れることすらなかった片手剣が、
    堂々と指定されるようになったという点で、ネット上での片手剣の待遇に大きな影響を与えている
    (当時は指定される*2武器種=強い、指定されない武器種=弱い、という価値観がネット上では支配的だった)。
    だが実際には、当時の価値観からあまりにかけ離れた属性値から、
    「これは片手剣ではなく武器種:渇愛だ」という声もあった。
    ちなみに後に似たようなフレーズのものも現れている
  • また、先述の通り物理スキル山盛り(といっても当時は俗にいう「剛力スキル」が関の山だが)の、
    火属性片手剣の物理ダメージ+火属性ダメージより、渇愛の火属性ダメージだけの方が与ダメージが高い、
    という図式が形成されてしまった事で、火属性の剛種片手剣である炎王剣【爆龍】
    つまり夫であるテオ・テスカトルの片手剣が割を食うことになってしまった。
    そのため「妻に完敗し、出番を失ってしまった」とネタにされるようにもなった。
    実装が早かったおかげで登場と同時に需要がないという出オチは免れてはいるが、
    なんと3年後の「炎王剣の覇種武器」実装段階ですら、渇愛より弱いという評が噴出した
    (実際はそうでもなかったが)ほどである。
  • シーズン8.0では秘伝書システムが実装され、片手剣は天ノ型という実質的なテコ入れがなされた。
    が、当時の秘伝書システムには強い武器制限が存在しており、
    渇愛を始め剛種武器の解禁はかなりやり込まないと実現しなかった。
    一方、生産段階の【偏愛】であれば、そこそこやり込めば解禁されるため、
    火属性値1220でも十分実用的ということで、偏愛も当時は用いられていた。
    • 当時の武器制限はレア度によるもので、剛種武器はレア11、強化前が大体レア10であった。
      だが偏愛は攻撃力が低いからなのかレア7という設定であり、
      他の剛種武器よりかなり早いタイミングでの解禁となっていた。
  • 圧倒的な火力で猛威を振るったこの武器だが、以後のモンスターの肉質設定は、
    この武器の影響をあからさまに受けたのではないか、と囁かれている。
    実際問題、前述の通り火属性10も通れば「十分すぎる」と言われていたのだが、
    渇愛が当たる部位(脚や腹)に、火属性肉質10どころか5すらないモンスターが多く表れたのである。
    またこれは火属性に限らず、他の属性も同じである。
    これについては渇愛対策の露骨な調整だ、という批判が相次いだ。
  • 特にシーズン9.0のグレンゼブルが顕著となっており、
    当初は防具の耐性及び火耐性マイナススキルから、
    明らかに「火に弱い」という設定で開発されていた事が伺えるのだが、
    耐属性は5~10で、しかも足と腹には火が全く効かないという設定になっていた。
    なおグレンゼブルの弱点属性は雷属性となっており、これはG級でも踏襲され、
    G級に関しては脚には雷が20通るようになっているが火属性についてはHRと同じである。
    また、シーズン8.5のドラギュロスも見た目や設定に反し火属性がそこまで良くは効かない仕様だったが、
    それでも足には15通ったため、渇愛が最適解とされた時代は存在する。
  • なお、元々変種は属性が殆ど効かず(一部に限り効く)、剛種も似たような傾向であったため、
    渇愛はシーズン7.0当時から、もっぱら下位・上位モンスター殺しとして猛威を振るっていた。
    そもそもこの当時「火属性が効く剛種」は「近接で挑むのは罰ゲーム」と称されたパリアプリアしか存在せず、
    剛種戦で用いられたケースは殆どなく、そういう意味で「新モンスターに渇愛が効くのか」は、
    当時徹底的に模索される状況があった。
    上記の評は、それがうまく行かなかったが故のものと言える。
    また、この肉質対応については物理肉質も同様である(打点の低い部位が硬い)ため、
    渇愛対策というよりは、シーズン8.0で実装されある意味渇愛以上の影響を与えた、
    双剣の「乱舞改」を意識したものと思われる。
  • このような調整が続いたため、渇愛は指定の表舞台から次第に姿を消すようになったが、
    MHF-GでG級モンスターにそれなりに属性が通るように設定された途端、
    火属性がよく通るダイミョウザザミやヒュジキキに渇愛が投入されるなど、
    火属性が効く=渇愛を使うべき、という価値観は健在であった。
    ただ、この当時は「G級武器」の性能及び作成システムに重大な問題があり、
    剛種武器がG級モンスター戦に使われても不思議ではない環境があったためで、
    G級武器の性能及びシステムに大幅なテコ入れがされたMHF-G2後半においては、
    逆に物理偏重の風潮が加速したことで渇愛は表舞台から完全に姿を消すことになった。
  • そしてMHF-G6において、これのG級版とも言える片手剣が登場したのであった。
    詳細は個別記事へ。
    読めばわかるが、この武器はデザインからありとあらゆるところで渇愛を踏襲している。
  • MHF-G9では斬れ味の属性補正が引き上げられたことで、
    極一部のモンスターにおいて「属性ダメージのみ」をダメージ源とする狩猟が流行った。
    渇愛や仮初が使われたわけではないが、
    【渇愛】が無ければこのような戦法は検討されなかったであろうことを考えると中々感慨深い。
    ちなみにこの戦法は後に「例外中の例外」であったという事が分かっている。

余談 Edit

  • 高い火属性値、デフォルトの紫+紫50の凶悪な斬れ味といった特徴は、
    MH3Gで登場したグラン・ミラオスの武器と共通する。
    なお、3シリーズ以降は肉質が硬い分属性ダメージが全体的に通りやすくなっているため、
    属性4桁の武器が出ようものならイベントクエストの強化個体ですらものの数分で沈んでしまう。
    一応、状態異常強化4桁になる大剣もあるが、
    あれはそれ以外の性能が完全なネタ武器なので、バランスブレイカーとはなっていない。
    その後、MH4Gにて属性値がデフォルトで4桁になる火属性大剣が登場した。詳細は関連項目へ。

関連項目 Edit

モンスター/ナナ・テスカトリ
武器/テスカト武器
武器/艶妃剣【仮初】 - 渇愛の欠点を少し解消しつつG級化したと言える片手剣
武器/炎王剣【爆龍】
武器/烈閃剣リュミエーラ - 性能に類似点が多く、比較されることが多い
武器/其ノ刃ハ曙光ノ如シ - MH3Gに登場する、低攻撃力・高火属性値の片手剣。
武器/フレイムミラブレイド - MH4Gに登場する、火属性値が四桁の大剣。






*1 実装当時は1.1倍。MHF-G9にて斬れ味ゲージの属性補正が強化された。
*2 求人区で使われる、というニュアンスを含む