なでちゃん

アマ女と協力し始めてすぐのナデちゃんと別段仲がいいわけでもないタイミングで二人して製作所から帰れなくなりたいっす

パイセンが置きっ放しにしてたゲームとかジニーが置きっ放しにしてた映画とか二人でやるっす

タマタマが置きっ放しにしてた漫画とか二人で読むっす？

タマタマが置いていったBLGLNL本を回し読みしていくうちに少しづつソワソワしだす二人隊長は奏の豊満でありながら均整の取れた体から目が離せなくなり奏も隊長の男らしく角ばった体から目が離せなくなる
やがて視線が絡まりややあって奏が言う「雨でムレてしまいましたね…」そう言いライダースジャケットを脱ぐ奏ジャケットの下には汗で張り付いた短めのタンクトップとそこから覗く健康的な臍
「隊長もあつくありませんか…？」そう言って奏は隊長のシャツのボタンに手を掛ける…

「隊長もあつくありませんか…？」そう言って奏は隊長のシャツのボタンに手を掛ける…

隊長の服を脱がし上半身が肌着のシャツだけになりゴツゴツとした鎖骨や肩や腕を見てゴクリと唾をのんでから正気に戻った奏「えっええっと！こっこれでいくらか涼しくなりましたね！」そう言って隊長から離れようとする奏だった
が隊長に腕を捕まれそのまま抱き寄せられてしまう「あっあの！いけませんこんなことひゃっ！」パンツの越しに太ももや尻を触られ自分でも驚くほどに敏感になった体をまさぐられ最後まで言えなくなってしまう
「ひゃっだっ駄目！でっあぁっ！」自分自身でも初めて聞くような嬌声に顔が真っ赤になる奏
突き放そうとすればいくらでも突き放せるのにそうすることもできずただ隊長の愛撫に身を任せてしまう

突き放そうとすればいくらでも突き放せるのにそうすることもできずただ隊長の愛撫に身を任せてしまう

碌な抵抗も出来ず…いや碌に抵抗もせずに隊長の愛撫にただただ翻弄されていく
じっくりと長時間もしかしたらほんの数分かもしれないが何も考えられず愛撫に身を任せ快楽の暴力に身をゆだねていた
そうして唐突に愛撫が終わり隊長が言う「ああ…済まなかった奏の言う通りこんなことしちゃいけないよね」と奏が後少しで達してしまいそうなことを見透かしているくせにいや見透かしているからこそこういうんだろうとほとんど何も考えられなくなった脳の片隅の冷静な部分で奏は悟った
隊長が何を求めているかを隊長が言外にどうしろと言っているのかを


「やめ…やめないでください…」
小さく顔が恥ずかしさで沸騰しそうなほどに赤く厚くなっているのが自分でもわかる
「ん？何か言ったか奏さっきは調子に乗って悪かったな」そう隊長は聞こえているはずなのにしゃあしゃあと言う
「止めないで…止めないでください」さっきよりも大きな声で言う耳まで真っ赤になっていることが自分でも分かる位だ
「止めないでって何のことを言っているのか分からないな」酷い男だと思うこっちがこんなに恥ずかしいのを我慢しているのにそれを分かっていてもっと恥ずかしいことを言えと催促しているのでうから
「お願いですもっと触ってください！」叫ぶような声で言う恥ずかしさで死んでしまいそうです
「おいおい最初に駄目だって言ったのは奏だろ？」こっちの気持ちを見透かしていてそんなことを言うなんてズルい…
もう限界だった火照った体は頭の言うことを聞かずこんなことをしてはいけないと分かっているのにタンクトップを脱ぎブラを外しショーツごとパンツを一気に脱ぎ捨てる

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…
(流石に寒いなぁ…)
北条流通センターに直接チョコを受け取りに行ったのは間違いだったか。こんな時間になってしまった。私はアマ女関係者専用スクランブル高速道を相棒のバイクと駆け抜ける。
「何の音だろ…」
車やバイク、ドローンやセグウェイのエンジン音に混じる異音が聞こえる。後ろからどんどん近づいてくる。これは…蹄の音…！？
嫌な予感がしてミラーで後方確認する。風紀委員の私が間違えるはずがない。なびく長い銀髪。アマ女の制服。立派な白馬。地衛理だ。
「わっ…！」
地衛理が何かを私に投げつけた。危ない。…これは手袋だろうか。手袋を投げ捨てた地衛理はレース用レーンへと消えた。
「私を仁紀藤奏と知って決闘を挑むなんて…」
私もそれに続く。見えた。地衛理の馬だ。スロットルをあげる。もうすぐ追いつく…！流石の地衛理も馬でバイクに勝てるはずがない。
「私の勝ちだよ！地衛理！」
馬が嘶く。白馬は翼を広げ大空へと旅立った。
「ええ…」
私はPAで休憩しながら額の一角でシャードの天蓋を貫く地衛理と白馬を見送った。

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…
(今日は誰の挑発も受けないようにしないと…)
私はアマ女関係者専用スクランブル高速道路を相棒のバイクで走っていた。度重なるレースによりちょっとしたトラウマになったので今日はあまり飛ばさない。
「何だろ…？」
クラクションの音があちこちから聞こえてくる。最低限後ろに気を配りながら運転に集中する。突如、影が私の上を飛んだ。
「コロちゃん！？舜くん！？」
州天頃姉弟がトラックの荷台や車の屋根、ドローンを足場にして高速道路を八双飛びしていた。関わりたくないなぁ。
「あーもう！道路の風紀がめちゃくちゃだよー！」
歩行者は道路の上を通行するのがこの道路の風紀だ。たとえあの二人でも例外はない。取り締まるべく二人を追ってレース用レーンへ合流する。
「こらー！止まりなさーい！」
スロットルを回す。エンジン音を立てて私とバイクは加速する。州天頃姉弟は成子ザcarの屋根を踏み抜くとそのまま天高く飛び立った。
「……はあ」
私はPAで休憩しながらシャードの天蓋をブチ破る二人を見送った。放課後までに帰ってくるといいなぁ。

「まるちおつですわかなで！あなたのやりにもおうまさんですわ」
「……」
(どうして黙ってこんな事を……いや悪く言うつもりは無いけれどウエイトレシオ変わっちゃうじゃん！私のマッスルメモリーも構築し直しだし何より私はガンファイターだから槍は軽い方が……)
(それに正直このお馬さんは私の趣味じゃない……ああ！なんで不安そうな子犬の目で私を見るかな！)
(断る事は簡単さ！けれども己の着る服すらまともに自分で選んだこともない、執著を示す物は銃ばかり！ああそんな！そんな友が私の為に選んでくれた物を無下に出来ようか！？いや出来るはずがない！)
「地衛理」
「おうまさん……」
「………?」
「おうまさん……かっこいいですわ」
「……!おうまさんかっこいいですわ!」
(神様ごめんなさい……今日私は自分と友達に嘘をつきました……)