Shadowbringer

Last-modified: 2025-10-23 (木) 21:23:32

Shadowbringer/シャドウブリンガー

シャドウブリンガーの前では、行く手を阻む者すべてに破滅が訪れる。
この幽玄な存在は光を暗闇へと歪め、敵の生きる意志をその心から奪い去る。

シャドウブリンガーは、「Blighted」というデバフを利用し、多数の回復効果を利用して敵にダメージを与える。

特殊能力/Perks

名前RankCost効果Anointments
Arrogance Is Confidence1100Blightedを持つ味方のクリーチャーはこのデバフの効果を無視し、与えるダメージが50%増加する。
Ascent of the Damned1100味方のクリーチャーが攻撃した後、自分自身にMinor Healing、Healing、またはMajor Healingをかける。
Dark Souls1100味方のクリーチャーが攻撃した後、ターゲットにMinor Healing、Healing、またはMajor Healingをかける。
Dead Divinity1100敵の回復呪文の威力が50%アップする。
Doomsday1100あなたのクリーチャーが敵にBlightedによるダメージを与えたとき、15%の確率でIll Fateを詠唱する。
Dystopia1100敵が回復呪文を唱えた後、味方の各クリーチャーは5%の確率でShadow Crashを詠唱する。
Fall From Grace1100現在の戦闘でBlightedによるダメージを受けた回数に応じて、敵の回復量が5%増加する。
Harrow1100敵のステータス上昇効果が50%減少する。
Leeches1100敵が攻撃後、Leechingを獲得する。
Phantom Pain1100各敵のターン開始時、25%の確率で自身にMinor Healingを発動する。
Self—fulfilling Prophecy1100敵が呪文を唱えた後、Mendingを得る。
Shadow Mending1100味方のクリーチャーは常にLeechingとMendingを持つ。
Shadow Sickness1100敵は常にBlightedを持つ。
Touch of Darkness1100味方のクリーチャーが敵にダメージを与えた後、その敵は与えたダメージの20%分を回復する。
Worldbreaker1100敵はBlightedから受けるダメージが100%増加する。

昇格特殊能力/Ascension Perks

名前RankCost効果
Endwalker11Blightedにかかった状態で敵が死亡した場合、その敵は復活できない。

参考呪文効果

名前効果
Minor Healing対象のHPを小回復。
Healing対象のHPを中回復。
Major Healing対象のHPを大回復。
Ill FateBlightedを持つ敵はヘルスを中程度回復する。*1
Shadow Crash敵は現在の戦闘でスペルを使用する度に自身のINTの10%に等しいダメージを受ける。

参考Buff

各バフはクリーチャーに良性の効果を与えます。

名前効果
Leeching与えたダメージの25%分HPを回復する。
Mendingターン開始時にHPが30%回復する。

参考Debuff

各デバフはクリーチャーに悪性の効果を与えます。

名前効果
Blighted回復不可能、回復効果の50%に等しいダメージを受ける。

プレイ感

Blighted(枯渇)のデバフで戦うSpecialization。
回復が主体なのはClericと同じだが、大きな違いが敵への回復行為を火力として取り扱うので、
他とは一味違う視点を求められる。

Perkは主に、敵に常時Blightedを与え、敵への回復手段をいくつか提供してくれるという役割。
敵のBlightedダメージが発生した回数分だけ実質火力が増えるという機能も付くのでうまく使いたい。
そして味方へのBlightedは無効化せずに無毒化しつつ受けるという不思議仕様。逆にダメージ強化のバフのような扱いになる。
ただしこれはClericDreamshadeの回復時効果のように特にフィーチャーされた機能ではないようで、
活用する場合は味方に付与する手段を自分で用意しないと活かせない。
そしてこの不思議な仕様のお陰で、Blighted無効化を貫通してくるとあるFalse Godをメタる事も出来たりする。

また、Ascensionを達成すれば敵の復活を阻止できるので、蘇生効果付きのSpellを攻撃にも使いやすくなって動きの幅が広がる。
ちなみに枯渇状態のクリーチャーは実際に回復した扱いにはならないようになっていて、
敵が回復した場合に発動する効果は使えない。ちょっと残念。

敵を回復する戦略を大雑把に分類すると、能動的にスペルジェムを使っていくか、バフに削りを任せて待つか。
Perkで自動的に唱えられるSpellもいくつかあるが、基本的にダメージソースとしては勘定しない方が無難な性能。
どちらかと言えば、回復の回数を稼ぐとか何か他の効果のトリガーにするとか、そういった役割で働いてもらう形になる。
トリガーとしての働きに注目すると、敵にSpellを唱えさせるという効果は珍しいので期待が高まるものの、
肝心の発動条件が敵のターン開始時に25%の確率というもので、悪用するにはちょっと心許ない。

能動的にスペルジェムを使っていく場合、
気を抜くと他の魔法系Specializationとやっていることが変わらないという事態に陥りがちで、
つまるところ敵に向けるダメージ系スペルジェムが回復系のそれに置き換わっただけ、という構図である。
ステータスと威力の関係性が変わってくる(Spell Gemを参照)という違いは一応あるが、それが利点になるかどうか。
他と差別化できそうな点として、敵味方全体をまとめて回復できるなら一方的にアドが取れるとか、
味方の回復に使うスペルジェムと攻撃用のスペルジェムを分けずに済ませられるとか、その辺りに望みを託すことになる。

バフに削りを任せる場合、使い道があるのはMendingとLeeching。どちらもPerkが敵に付与してくれる。
Mendingは割合ダメージとして働くので、ボス戦等でシンプルにかなり頼れる。お膳立てしてこれ一本で行ってもいい。
Leechingの方はやや安定しないが、脆い味方を差し出して働いてもらうのが簡単。

弱点はわかりやすくBlighted無効と間接ダメージ耐性。
Perkの大部分がBlightedに依存しているので、これでダメージを出せないとなるとほぼ丸腰で戦うことを強いられる。
さらにBlighted自体が無効化されると敵を回復し始めたりするため、マイナスの方向に働くと言っても過言ではない。
その他には防御面の脆さとして、ダメージや行動阻害系のデバフを抑える手段が用意されていない点もつらい部分。
全体的にバージョン1.1.0実装組らしい難しさがあるので、
もしかするとこれをきちんと扱えるかどうかを試されているのかもしれないという気分になる。なった。

これはファンの間の憶測だがBombのデバフに特化したEngineerともども、
バージョン1.1.0以前はあまり強くなかったデバフと種族を強化するために実装されたのかもしれない。
種族として相性が良いのはSea Shamblerで、実際この種族はBlightedと強いシナジーがあるにも関わらず、
特性で付与するにはスペルなどで相手を回復させる必要があるという残念な種族だった。
パークで付与できてSea ShamblerもATK/INTが素で高いためBlighted無効の相手もある程度は直接殴れる、
Mastery TraitはBlightedの敵1体につき受けるダメージが12%軽減と防御面まで向上する。
もちろん断じて種族統一PTを組まなければならないわけではないが、以前はあまり強くなかったデバフとクリーチャーの強化のために設計された感はある。


*1 Guild→False GodsのSaint Althea/聖アルテアから入手できるスペル。バージョンによってはスペルのアニメーションと履歴は表示されるが効果が無いという不具合がある