Pyromancer

Last-modified: 2025-09-05 (金) 12:40:26

Pyromancer/パイロマンサー

パイロマンサーは文字通り、燃え盛る世界を見ることでその能力を発揮する。
この狂気じみた魔法使いは、敵味方を問わず灼熱の炎で燃え上がらせ、
敵に凄惨な死をもたらすと同時に、味方に炎の力を与える。

パイロマンサーとして、あなたはBurning(炎上)デバフを多用して敵に時間経過によるダメージを与える。
また、自分のクリーチャーにもこのデバフがかかるが、
ダメージを与えるのではなく、回復したり力を与えたりする。

特殊能力/Perks

名前RankCost効果Anointments
Backdraft1100敵がBurningのダメージを受けた後、ScornedまたはSilencedのいずれかにかかる。
Burn Out205味方生物は、1ランクにつきBurningの効力の1%に等しい追加ダメージを与える。
Burn Their Corpses1100Burningを受けている間に敵が死亡した場合、復活することはできない。
Cauterize1100味方生物がBurningによってダメージを受けたり回復したりした後、Shelledを得る。味方生物のShelledはBurningのデバフを無視する。*1
Combustion205敵はBurningのダメージを受けた後、ランクごとに1%の確率でタイムラインの下に送られる。
Conflagration205味方生物がBurningによってダメージを受けたり回復したりした後、ランダムな敵が1ランクにつきこの数値の5%に相当するダメージを受ける。
Firestarter1100敵は常にBurning状態になる。
Flashover1100敵はBurningでダメージを受けた後、Bombを付与される。
From Ashes254Burning状態の味方生物が殺された後、ランクごとに1%の確率でHP50%で復活する。
Hot Streak254味方生物がBurningによってダメージを受けたり回復したりした後、すべてのクリーチャーのBurningデバフの効力がランクごとに2%ずつ増加する。
Immolation205Burningと相互作用する味方生物の呪文は、ランクごとに5%多くの効力を持つ。
Kindle the Flame1100Burningと相互作用する味方生物の呪文は、チャージを消費しない。
Living Flame1100味方生物は常にBurning状態。このデバフではダメージは受けず、逆に回復する。
Pyroblast1010敵がBurningによるダメージを受けた後、各味方生物はランクごとに2%の確率で敵にScourge呪文を唱える。Scourgeの種類は敵の属性に応じて変化する。
Roaring Blaze205Burning状態の敵が殺された後、その敵のBurningの効力の1ランクにつき5%に等しいダメージをすべての敵が受ける。

昇格特殊能力/Ascension Perks

名前RankCost効果
Empowering Flames11味方生物がLiving Flameによって回復された後、その量の100%に相当する攻撃力(Attack)と知力(Intelligence)を得る。

参考Buff

各バフはクリーチャーに良性の効果を与えます。

名前効果
Shelled次の攻撃またはスペルを無効化する。

参考Debuff

各デバフはクリーチャーに悪性の効果を与えます。

名前効果
Bombターン開始時、爆弾が爆発しデバフ付与者のSPD(速度)の80%に等しいダメージを受ける。その後このデバフは削除される。
Burning毎ターン攻撃者のINT(知力)に基づいたダメージを受ける。
Scorned通常攻撃(Attack)不可能。耐性を持つクリーチャーは攻撃できるが、攻撃の与ダメージは50%減少する。Silencedを上書きする。
Silencedスペル使用不可能。耐性を持つクリーチャーは詠唱できるが、スペルの効力は50%減少する。Scornedを上書きする。

プレイ感

Burning(日本語訳は炎上、または燃焼)のデバフを扱うSpecialization。一瞬で焼き払うよりはじわじわと炙る方。

Perkは、敵にBurningを与えて利用するタイプと味方にBurningを与えて利用するタイプ、
そしてBurningと相互作用するSpellを強化するもので構成されている。
Burningの効力に応じて敵にはダメージ、味方には回復や火力増加等の効果をもたらしてくれる。
敵の復活を阻止できる能力もあり、特定の敵にものすごく刺さる。下準備が実質不要なのも嬉しいところ。
Burningを付与するところからPerkがやってくれる親切設計。付与手段をスペルジェム等で別途用意する必要はない。
味方へのBurningは回復効果に変わるため、被害を気にしなくていいどころか回復手段として扱える。
ちなみに「味方生物がBurningによってダメージを受けたり回復したりした後」の条件を持つPerkは、
ヘルスが減っていない状態でも発動する。
(回復時効果は原則として、HPが減っていた時のみ発動できる。)

勝手にダメージを出してくれる上にターン経過で火力がどんどん上がっていくので、
基本的にはそれを見守るゲームになる。
Intelligence(知力)が高いクリーチャーをパーティに入れておくと仕様的にある程度有利で、
これはPerkで付与したBurningの効力が、
パーティ内のIntelligenceが最も高い1体の戦闘開始時の値を参照して計算されるため。
Burningに十分な効力を持たせた状態で敵を1体倒せば連鎖して全滅まで持っていけるケースも多いので、
基本的にはこれを狙っていきたい。
スペル関連と、オマケ的だが他のデバフ付与もやはりパークの支援があるので
生き残ってもスペルで止めをさせる。mancerというように魔法使い系の亜種のような職業だろう。

主に悩まされるのはPerkだけでは割と打たれ弱い点。壊滅しないように気を配るのが一番の目標。
Burning自体が無効化される場面は滅多にないのでそれで詰まされる心配はほとんどないが、
間接ダメージに耐性がある相手やターン経過で何か起こしてくる敵は苦手な部類。
パークの強力さは全職業でも指折りだが味方のステータス上昇はかなり苦手。そのため
Burningだけでは倒せず復活や回復もしないような重戦車級の相手には対抗手段を用意しよう。
特に悩ましいのはTreasure GolemはこのSpecializationでは倒しづらい点。倒し方は別途用意する必要がある。

本編クリア後にパークを全て発動すれば強いが、ゲーム開始時のSpecializationとして選んだ場合、
最序盤のつらさが尋常ではない。
相性が良い呪文やクリーチャーを入手するまでは取得してもまともに機能するPerkがあまりにも少ない上、
序盤では知力を底上げする特性やArtifactの入手すら苦労する。
スタータークリーチャーのMagma Golemも、ゴーレム族自体が正直パイロマンサーとは相性があまり良くなく、
正しく扱わないと効果がないも同然。
他の初期のSpecializationと比べるとほぼ縛りプレイ状態である。
無事にボスを何体か倒せたらPerk選びの幅も出てくるので、その後はもう少し順調な旅になるはず。
Perkポイント100ごとに色々と話が変わってくるという面もあり、
ワードローブでPerkをいくらでも振り直せる機能のありがたみを感じることになるだろう。

パイロマンサーにとってゲームチェンジャーとなるスペルにInferno、Raze、Radiant Sunfireの3つが挙げられる。
Infernoは「敵全体のBurning効果量を2倍にしつつ持続ターンを伸ばす」という効果で、
連射すると指数関数的にスケーリングするため短時間で桁違いのダメージを出力できるようになる。
Razeは「敵全体にBurning効果量の2倍のダメージを与える」という効果で、
自身のIntに依存しないため使いやすく、増大したBurningを即座に大火力に変換できる。
Radiant Sunfireは「Burningを持った敵の数だけ味方全体にランダムバフ&敵全体にランダムデバフ」という効果で、
実質無条件で大量のバフとデバフをぶちまける凶悪なスペルとなる。
これらの3つはパイロマンサーならもはや全員に持たせてもいいくらい。もちろんデバフ無効の相手には別途手段が必要。

  • パークでチャージ消費無しになるBurning関連のスペルは他にも複数あるが、これら3つに比べるとパッとしない。
    それらのスペルはチャージ回数が多かったりBurning無効の相手でも効果はあったりするので
    むしろ他職のBurningを軸にする構築で使ったほうが効果が高いだろう。

*1 テキストに書いてくれているのはありがたいが、ShelledバフはもともとBurningデバフを含めた攻撃と呪文以外の間接ダメージは原則無視されダメージを防げない