アザール

このパッシブ能力により、アザールは毎ターン1つの幻影の刃を確保できる。
幻影の刃効果が与えられたスキルを交換によって捨てることでも幻影の刃を手札に加えられることはアザールを使う上で最重要事項となるため、必ず覚えたい。
ターン開始時に付与される幻影の刃効果は手札の一番上から順に、幻影の刃効果を持たないスキルに与えられる。

• 解説
  アザールのパッシブ能力を始めとした様々な行動によって作成されるスキル。
  非常に小回りが効く使い勝手のいい攻撃スキル。
  アザールのスキルの多くはこの幻影の刃や、幻影の刃を生み出す効果幻影の刃効果と紐づいており、アザールというキャラの根幹となっている。

手札内のスキルの並び順が重要となる攻撃スキル。
上下2枚のスキルに幻影の刃効果を付与できて初めてまずまずなスキルといったところだが、実際にはこのスキル自体が手札の一番上や下だったり、そうでなくとも上下のスキルに既に幻影の刃効果が付与されていて2枚に付与できないというケースがかなり多い。
コストの軽さもあってそこそこに使いやすいのは間違いないが、相応にスキルのパワーもそこそこと言ったところ。
最大マナの低い序盤なら軽いコストの利点が大きいので、取ってみるのも悪くないか。
一応固定能力にも出来るが、その場合は当然何の効果も無い。

幻影の刃連発型のアザールの軸となるスキル。
幻影の刃召喚→昇天斬→幻影の刃連発という流れは合計3コストの動きとしてはかなり強力かつアザールの鉄板ムーブのひとつ。
この際、昇天斬を放つ前にパッシブ効果で幻影の刃効果を付与されているスキルを交換によって捨てることで幻影の刃を手札に加えておくことで、最終的に幻影の刃が2本増えるのは絶対に忘れないようにしよう。

このスキル自体も手札で増殖する幻影の刃も挑発無視を持つため、挑発を持つ敵編成に滅法強い。
挑発の概念を忘れかねない程度には挑発でストレスを感じることが無くなるのが、昇天斬軸アザールの強みのひとつである。
このゲームやアザールに慣れてない段階では、まずは昇天斬を狙って習得して幻影の刃を連発する楽しさを味わってみよう。

なお、このスキルの使用後には手札の上限を突破しない独自の仕様がある。
本来は手札が10枚を超えると自動的に手札の1枚目が捨てられるのだが、昇天斬の使用後には幻影の刃が10枚を超えて手札に加えられないようになっている。
更に、手札が10枚の時は昇天斬に付与された幻影の刃効果の効果も発動しない（＝幻影の刃が手札に加わらない）ように専用の調整を受けている。
これによりアザール特有のやらかしを防げるようになっているが、逆にこのスキルのせいで仕様を勘違いして他のスキルでやらかす可能性も高い。

数少ないアザールのサポートスキル。
防御力33%アップは被ダメージを33%抑える効果のため、防御力の上昇値としては高い。
しかしアタッカーに攻撃手段以外のスキルを持たせると攻め手に欠ける危険がある。
他にメインとなるアタッカーがいるならば、いっそ2枚習得してサポーターのアザールを育ててみるのも面白いかもしれない。
逆に言えばアザールをメインのアタッカーとするならば、利用する機会は限りなく少ないスキルだろう。
ちなみに自分には使えないので、チャレンジモードの一匹ではない狼では発動すらできないスキルになる。

コストも火力もかなり高い大技だが、コスト0のスキルを使う度にコストが減少していく。
0コストスキル幻影の刃を軸とするアザールにとってこの条件を満たすのは容易であり、特に幻影の刃連発型ならばこのスキルのコストを一瞬で0まで下げるのも朝飯前である。

その性質上、幻影の刃召喚と双璧を成す幻影の刃連発型アザールの固定能力に置くスキルの最有力候補となる。
固定能力とすることのデメリットであるコスト+1も、このビルドのアザールにとっては無いに等しい。
幻影の刃召喚を固定能力にするなら安定感が、爆剣なら爆発力がある。
プレイスタイルや好みで決めよう。

また、アザール以外のスキルでもコストが0なら爆剣のコストは下げられることは頭に入れておこう。
パーティ全体のスキルでコスト0が多めなら、どのようなビルドのアザールに習得させてもそう腐りはしないだろう。

余談だが、近い性質を持つ共通スキルにチャージアタックがある。
こちらもやはりアザールと相性が良く、更に迅速を持つことからむしろ爆剣以上に使いやすい面すらある。
冒険中にチャージアタックのスキルブックを拾うことができたら是非覚えてみよう。
習得者はアザールでもいいが、他のキャラに覚えさせるのも中々強い。

アザールの全ての強い行動の根幹となるスキル。
パッシブ能力だけでは1ターンに1枚、幻影剣術などでも2枚までしか付与できない幻影の刃効果を、手札の全てに一気に付与できる。
どのようなビルドでも役に立つ。

幻影の刃連発型ならば、昇天斬で幻影の刃を倍増させた後に使用することで「幻影の刃効果が付与された幻影の刃」が大量に生成され、手数が更に倍になる。
幻影一閃特化型ならば、幻影一閃の前に使用するだけで幻影一閃が凄まじい火力を発揮するようになる。
このスキル自体がコスト2とやや重めなのがネックだが、最大マナが増えてくる中盤以降においてアザールの爆発力を上げるのには必須のスキルとなっている。
最大マナが低い序盤では前のターンに無限の刃を使用しておいて、次のターンに一気に攻める動きを取ろう。

注意すべきは単発のキーワード効果により使用時にデッキから除外されてしまう点。
短期決戦のザコ戦なら問題ないが、長期戦になることもありえるボス戦では注意。
無限の刃がデッキからすべて消えてしまうと、一度デッキの切り直しが発生した後の戦いがかなり苦しいものになりがち。
火力を無限の刃に依存しすぎるのは危険であることは念頭に入れておこう。
トリーシャがいれば影人形でコピーできるので実質的に無限の刃の枚数を増やせる。
更にコピーした無限の刃から生成される幻影の刃はトリーシャのスキルとして扱われるためパッシブスキルの影分身カウントも容易に調整できるため、非常に相性が良い。

パッシブ能力や幻影の刃召喚によってこのスキルに幻影の刃効果が付与されていると2回攻撃となり、かなりの火力になる。
悪くないスキルではあるが迅速を持たないため、オーバーチャージの関係で昇天斬や幻影一閃というアザールの軸となるスキルとの相性の悪さが気になる。
コストは軽くもなく重くもなくと言ったところだが、役割としてもキャラコンセプトとしても中途半端とも言える。
ただし幻影の刃召喚等の補助を含めても消費するマナに対してのダメージは高いので、最大マナの低い序盤ならかなり扱いやすい。

幻影の刃連発型アザール最終兵器。
2ターンの間、幻影の刃を始めとした0コストスキルの全てが確定でクリティカルになる。
オマケで手札の一番上のスキルに幻影の刃効果を付与する。
使うべき場面で使えればかなり強力だが幻影の刃を連発できる体勢が整っていないと腐るため、固定能力とするかどうか、そして採用する枚数についてはよく考えよう。
クリティカル音が次々と連発する気持ち良さもこのスキルの魅力かもしれない。
幻影の刃に目を奪われがちだが、0コストであれば回復スキルでもクリティカルになるのがポイント。

性質上、元々のクリティカル率が高ければ高いほど相対的な恩恵が薄くなる。
ブロンズモーターが確保できている状況などでは価値がかなり落ちることは頭に入れておこう。

かなり分かりにくいが、使用者（アザール）以外のコスト0のスキルも確定でクリティカルになる。
トリーシャのパッシブスキルとの相性は言わずもがなで、あらゆる攻撃スキルをコスト0で確定クリティカルで出せるようになる。

3コストの上にキーワード効果を一切持たず、真価を発揮するための条件を満たすには更にマナとスキルが必要という極めて重いスキル。
しかし一度でも使えばそれだけの価値はあると確信できる、凄まじい破壊力と気持ち良さを秘めたアザールの切り札のような存在。

（幻影の刃効果が付与されているスキルを交換して手札の総数を増やしつつ幻影の刃を手札に加える）→幻影の刃召喚→無限の刃→幻影一閃
の動きは幻影一閃特化型アザールの最終目標のひとつ。
ビルドの目標が分かりやすく決まっているのはアザールの長所とも言える。
やや火力は落ちてしまうが、幻影の刃召喚は無くてもよい。
一方で無限の刃は無いと火力が一気に落ちるため、無限の刃の項に記してある無限の刃枯渇状態は長期戦になりそうな戦闘では必ず防ぎたい。

注意点として、コストの高い大技にしては珍しく挑発無視が無い。
これが気になる場面は案外多く、幻影の刃連発型に触れてからこちらを軸とする型を使うとかなり面食らうかもしれない。
このスキルの強化はコスト3以上のスキル限定で付与できる「コスト1ダウン」がもっとも分かりやすく使いやすいが、こうした事情から「挑発無視を与える」も便利。
あるいは挑発持ちの敵ごと消し飛ばす覚悟で幻影一閃を振るおう。

アザールの基本となるスキル。
ノーマルモードでは初期専用スキルにもなっている。

幻影の刃を2枚手札に加える幻影の刃生成はシンプルイズベストな効果で、アザールのあらゆる行動の起点になる。
基本的にはこちらを選ぶ使い方が多くなるだろう。
活用方法は幻影一閃や昇天斬の項を参照。

手札の一番上のスキル2枚に幻影の刃効果を付与する幻影の刃付与は、基本的に三日月斬りとの連携が主になるだろう。
また、マナが少ない序盤の時などは予めこちらで幻影の刃効果が付与されたスキルを増やしてておけば、次のターンの幻影一閃の爆発力を上げられる。

固定能力候補の最有力。
コストの軽さや攻撃の安定性から、悩んだらこれを固定能力にしておけば困る場面はあまり無い。

幻影一閃と同等クラスの重さを持つ、ロマン砲に近いスキル。
高コストに幻影の刃効果が付与されていれば強力ではあるが、それをやりやすい高コストの多いデッキがそもそも扱いにくい。
上手くハマれば雑魚戦で敵を一掃できるが、カウント2のせいで発動が遅い。
幻影一閃でHPの高い敵を撃破してから幻影の刃を振りまくほうが効果的な場面も多い。

総じて、分かりやすく強力な技が多いアザールのスキルの中ではかなり癖が強烈なスキル。
使いこなすならデッキ全体のバランスから練り上げる必要があるだろう。

ランダム性がかなり強いスキル。
幻影の刃連発型ならば大量のドローが可能だが、大量の幻影の刃を捨ててしまうことでかえって状況が悪化することも決してなくはない。
一方でコストの高いスキルが多めのデッキで上手くハマれば常軌を逸した動きすら可能になる。
どうあれデッキに高コストのスキルが少ないと恩恵も小さくなりがちなので、流星剣と同じくこちらもデッキ全体の構成によって強さが大きく変わるスキルと言える。
ギャンブル性が高いので好きな人はかなり好きなスキルかもしれない。

なお、「「幻想」スキルのコストは減らせない」とあるが、これは「「幻想」で「幻想」を引いた場合にコストは0にできない」という意味で、幻想自体はルシーの加速などでは普通に下げることができる。
これは初期バージョンの頃の名残であり、当時は幻想に単発がなかったため、アザール1人だけが生き残っている状態だとデッキの総数を10枚以下にできるので、幻想から幻想を引いて容易に無限ループが可能だった。
その後何度か性能が調整された結果、現在の単体では悪用のしようがない単発付きの幻想が誕生した。
当然「幻想」で「幻想」を引くという事態はほぼ起こりえない状況となっているのだが、それでもこの一文は残り続けている。

「幻影の刃を使用する」というのは幻影の刃相応の威力の追加攻撃が自動で発生するという意味。
手札の幻影の刃を勝手に使ったりするわけではない。

アザールのレアスキルと言えばコレと言ってもいいほど、頭ひとつ抜けて扱いやすく強力なスキル。
いかにも単発が付いてそうなスキルだが、単発は付いていない。
迅速を持たないためオーバーチャージを貯めてしまうが、幻影の刃の威力が実質的に倍増する。
光る剣気と同様にバフが2ターン続くのも偉いところ。
幻影の刃連発型ではこれがあるかないかで火力そのものに大きな差が出てしまうほどのスキルだが、それ以外のビルドでも強い。
アザールをメインアタッカーとするなら、これを習得できるチャンスがあるなら最優先で取りたいレアスキルである。

説明文にある通り、光る剣気同様にアザール以外の攻撃でも追加攻撃が発生する。
手札の状況を見て誰が攻撃するか考えよう。

悪くないドロースキルではある。
コストが0ではなく1なのが最も気がかりな部分で、0コストが大半のドロースキルの中で1コスト増えて付いてくるのが幻影の刃効果2個ではお得感がやや薄い。
優先して喜んで取るというよりは、他の選択肢が肌に合わないと感じた時に取る無難な選択肢といった立ち位置かもしれない。

これは「無限の刃を使用したあと、手札を増やすスキルを使い、手札上限を超えてしまう」とよく発生する。

特にありがちな幻影の刃効果が手札増強スキルにも付与されているケースを見てみよう。

手札のほぼ全てに幻影の刃効果が付与されている。
この時点での手札の枚数は9枚。
ここで手札の幻影の刃召喚を使うと、まずその効果で幻影の刃2枚が手札に加わり、結果として手札が1枚増え、手札上限の10枚に達する。
このタイミングで幻影の刃召喚に付与されていた幻影の刃効果の効果が発動して、手札の11枚目に幻影の刃が加わる。
しかし繰り返しになるが手札上限は10枚。
この場合どうなるのかと言うと1枚目の手札が捨てられたデッキへ送られる。
ところがその1枚目の手札にも幻影の刃効果が付与されていたので、捨てられたことで更に幻影の刃が手札に加わってしまう。つまり……

上限を超えてしまったので、今度は元々の2枚目の手札が捨てられて……というループの結果が先ほどの惨状である。
心なしかルシーがこちらを見る目もいつもより冷たく感じる。

全ての手札と行かずとも、手札の上3枚くらいに幻影の刃効果が付与されているとその3枚だけ消し飛ばす、なんてことも起こる。
つまり無限の刃を使わないとしても、アザールを使っている以上は小規模ながらも同様の理屈で同様の悲劇が発生しうる。
戦術の軸である幻影の刃召喚の使用時にこの現象が発生しやすいが、そもそも手札が増えるスキルの使用は常にこの現象を起こしうる。
（余談だが、手札を一気に増やす昇天斬は極めてこの現象を引き起こしやすかったが、2023年8月のアップデートにより昇天斬自体に付与された幻影の刃効果も含めて、スキルの使用後に手札が11枚以上にならないように修正された。そのため昇天斬でのみこの現象は発生しない）

更に言うと、本作では戦闘中に唐突かつ勝手にこちらの手札に戦闘のギミックとなるスキルを渡してくるボスが多く、手札が上限に達している時にこれをやられると手札が壊滅する。
条件を満たすと勝手にドローする効果を持つ遺物なども危ない。
基本的に手札の増加にランダム要素などは絡まないためこれが発生してしまう時はほぼ100%自分のミス、あるいは知識不足が原因ではあるが、戦闘中に考えなければならないことが多いこのゲームでケア仕切るのは簡単ではない。

不意にこれが発生してしまっても、基本的にやれることはもはや何もないので焦らず穏やかな心で幻影の刃を10連発してからそっとターン終了ボタンを押すのがアザールを使う上で大事な心構えである。

一方で、手札に大量の幻影の刃があれば敵を倒しきることができる状況なら、意図的にこれを発生させるのも選択肢となる。
というより、意図的ではなかったとしても結果的にそうなるケースは案外かなり多い。
特にザコ戦では数を減らすことが大事なので、戦闘終了まで持っていけなかったとしても手札の全スキルを火力に変換できるこの動きは最適解な状況も多々ある。
ちなみに意図的にせよやらかしにせよ、ルシーのドロースキルの連続ドローを発動していると、次のターンの始めに1枚多くドローできて立て直ししやすい。

総じてアザールというキャラクターの奥深さ、及び本作の難しさが凝縮された現象と言える。……？

幻影一閃の項を参照

昇天斬の項を参照