ヘイン

ヘインのアタッカー性能を支えるシンプルに優秀なパッシブスキル。起動に適したスキルも多く持つため発動機会も多い。
特に道中の雑魚集団戦においては元々の火力・倍率の高さも相まって圧倒的な総ダメージを出力できる。
一方でボス戦では役に立たないのかと言うと、本作のボスはおよそ半数程度が何かしらの取り巻き・ギミックを召喚するので
それらを処理しつつボス本体にもダメージを与える動きが出来るなど、完全に腐る相手は意外と少ない。

欠点としてはやはり単体の強敵には腐ること、
また、攻撃したくない敵を攻撃してしまうなど、状況次第では稀ながらマイナスに働く可能性もある点は頭の片隅に入れておきたい。

余談だが、ヘインの所持するスキルであればヘイン専用スキルに限らず発動するため、
共通スキルや知識を食う図書館等で入手した他キャラスキルが思わぬシナジーを発揮することもある。
特に共通スキルは使用時に追加効果を得るスキルを多く持つので、その追加効果を2重に受けられるのはかなりのメリットと言える。

指定したターゲット+ターゲット以外で最も体力の低い敵、の二体に同時攻撃する。
カウントスキルかつ非迅速とやや取り回しにくさはあるものの、1コスト合計200％はかなりコスパが高い。狂気とも良相性。
敵が単体の場合でも150％になるため及第点。
ただし大きな欠点として非常に命中率が低い。ただでさえ命中ステータスに乏しいヘインでこの命中率はかなり不安材料。
おまけにヘインのスキルには多く用意されている追跡も持っていないため、特にハードモードでのダメージ期待値は大きく下がる。
幸い｢衰弱状態の相手に必中｣という、狙えば比較的容易にフォローする効果は用意されているものの、無意識に満たせるほど易しい条件でもないため、
多用するのであれば装備や遺物、パーティ単位でサポートしてあげたい。

わかりやすく狂気とシナジーを持つスキル。
表記上はランダム敵となっているが、実際には同一体力の敵が複数いない限り誰が対象になるかは明白なので運要素は少ない。
体力の高い敵を狙えないデメリットが響いてしまう場面は勿論あるものの、基本的には意外と癖のない使いやすいスキルといえる。

それなりに大きい防御・回避低下を与えるデバフスキル。ストックは回数消費型。
防御力低下はヘインの攻撃力に応じて変動する。装備やレベル次第では最終的に70％を超える作中トップクラスの低下量になることも。
回避率低下は15％で一律。

単発かつ回数ストックは2回だけなのでボス戦などでは使いどころを見極めたい。
0コスト迅速のため雑に投げても無駄にはならないし、要所で使うことが出来れば強力ではあるが、
この手のスキルの例に漏れずデッキ総数増加・手札というリソースを支払っている点は忘れずに。

斬り裂くが1コスト重くなり、やや火力が上がって全体攻撃に拡大されたスキル。短所も概ね一緒。
全体攻撃になったことで対多数への殲滅力が大きく増しており、狂気とのシナジーも非常に高くなっている。
衰弱軸ではマストピックの一枚。

全体に微量なダメージを与え様々な衰弱(3ターン)を付与する。ストックは重複型。
それぞれのデバフ量はやや控えめだがスピード低下は強力。防御回避低下やクリティカル率もあって損はしない。
何より｢敵全体に迅速で衰弱状態を付与できる｣という点が衰弱軸ヘインにとって嬉しいポイント。
また、威力が低いため意図的に起こすのは難しいが、もし脅しで狂気を発動できれば一気に敵全体を2/2ストックに出来る。
こうなるとデバフ量もそれなりの数値になるのでチャンスがあれば狙ってみるのも面白いかも？

味方一人の回復ゲージを全回復させ、その半分の苦痛ダメージを代わりに受ける。
また、肩代わりした量に応じた攻撃・被回復量バフと、一回分の自身の回復ゲージ保護も得られる。
主に考えられるのは自傷軸で仲間を回復しつつ苦痛ダメージを発生させ、自身の体力を削る使い方がメインとなるが、
迅速0コストでの疑似回復・ダメージ管理、ゲージ保護、攻撃バフなど、自傷に特化していない場合でも機能する場面は少なくない。
衰弱軸やグッドスタッフ型でも選択肢、編成次第では採用を視野に入れてもいい。

大きな自傷ダメージと引き換えに強烈なダメージを与える、自傷ヘインの花形スキル。
瀕死状態のマイナス分も計算対象になるため、理論値としてはHP1で発動すれば最大HPの約3倍ものダメージを与える。(瀕死からの回復も難しくなるが…)

自傷量はかなり痛くコストも重いが迅速、1回分の回復ゲージ保護も付くためマナと回復手段が足りていればある程度のフォローは可能。
また、血霧3段階目の被害分担が有効ならゲージ保護も相まって瀕死に突入しながら使うことへのリスクは大幅に減る。

本来敵を倒せるダメージであってもHP1で残ってしまう効果は、
このスキル単体で撃破出来ないデメリットである一方、狂気による連発で過剰に自傷してしまうのを防ぐストッパーという面も持つと思われるため、
一概にマイナス効果とも言い切れないか。

なお、苦痛は幸せ！と組み合わせると大回復できるのだが、追加ダメージは絶望的に低下する点に注意。

ノーマルモード初期習得スキルでありアニメーションVFX付き、ヘインの代名詞といえるスキル。

体力半分以下の相手には確定クリティカル+挑発無視という、その名の通りトドメを刺すことに最適な効果を持つ。
また、ボスなどの強敵相手では半分以降は常に上記の条件を満たすため、後半戦で畳みかけるのに適する一面も。
ただしノーマルモードの雑魚戦では条件達成時は(相手や場合によるが)オーバーキル気味になることがままあり、
2コスト非迅速という重さのほうが目についてしまうかもしれない。
ハードモードや血霧など、敵がタフになるほど頼りがいが増すだろう。

もう一つの効果として、自身が瀕死状態だと迅速化+15の追加ダメージを得る。
条件はハイリスクだが見返りも大きく、さらに前述の効果も満たしていれば確定クリティカルまで付くので爆発力は非常に高い。

ヘインの体力状況に応じてコストが軽減されるカウントスキル。
素打ちでは2コスト150％とカウント付きの割にやや物足りないが、
回復ゲージがある状態なら1コスト軽減、瀕死状態なら0コストで放つことができる。
当然ながらスキルを起動したタイミングでコストは処理されるので、起動後であればカウント中に回復してもOK。
瀕死状態の踏み倒しは固定能力のコスト+1も無視出来るので、瀕死状態を多用するなら固定化もアリ。
迅速、追跡、挑発無視と使いやすいキーワード効果が揃ってるのもポイント。地味ながら衰弱も付与できる。

ほぼ自身の体力のみを参照する変わった攻撃スキル。
ヘインのHPは高めに設定されているので、HPを補強せずともそこそこの威力を出せる。

体力が減っているほどダメージが伸びるので、血液逆流などの自傷効果との相性が良く、
敵を倒せれば強烈なオーバーヒールが得られるので、ピンチ時でも一気に持ち直せるポテンシャルを持つ。
とはいえ、相変わらず命中率に不安が残るので出来る限りは命中率も補強して確実に当てる動きを狙いたい。
フーズやカロンといった味方を自傷できるキャラクターとも合わせたい所。

当然、ヘインが元気いっぱいな状態だと非常にコスパの悪い攻撃スキルとなってしまう。

マナが続く限り自傷できるスキル。
血液爆発と似ているが、こちらはタフネスによって回復ゲージ保護が得られないのでややリスクが高い。
自傷ダメージは手札から出した時限定なので、狂気による再発動は自傷を受けない。
小刻みに何度も自傷できるという事でカロンの魂の烙印と非常に強いシナジーを持つ。

また、その性質上遺物のライトオーブさえあれば、文字通りヘインが死ぬまで連打することが可能になる。
ここでヘインの最大HPを抑えた上で攻撃時にHPを回復する効果もしくは、
フーズの苦痛は幸せ！を用意すると無限ループが完成。
相手は死ぬ。

ヘインにしては珍しく味方全体へのサポートを行うレアスキル。
条件はコスト2以下のみであり、それ以外の制限は無い。よってレアスキルだろうが2連発することが可能。
説明文だと若干分かりにくいが、受ける苦痛ダメージはそれぞれのキャラクターの最大体力の25%となっている。

その性質上味方全員が苦痛ダメージによって回復ゲージを得るので、
逆境打破等の回復ゲージに依存した効果との相性が良い。
但し回復ゲージ保護は得られないので、敵からの攻撃には気をつけたい。
レーリンのヒーリングサークルであればバリアを2重に張りつつ苦痛ダメージを回復できるので安定しやすくなる。
1回目のスキル発動→自傷→2回目のスキル発動という手順なので、治癒の弧による体力満タン効果は1回目のみ作用する。

パーティが受けたダメージを相手にそのままお返しする、ヘインが誇る必殺スキル。

非常にシンプルでわかりやすい効果であり、雑魚・ボス戦問わず活躍できる。
バリアや防壁で防いだダメージはカウントされたりされなかったりする。要検証。
自傷軸ならすぐに上限まで到達できるだろう。
「戦闘開始時、デッキの一番上に載せる」の強化があると非常に心強い。

アイアンハートの回復！の対となる、攻撃スキルをサーチしつつコストを下げるドロー。

回復スキルのサーチと異なり、攻撃スキルはアタッカー以外もいくつか所有することが多い為、
特定のアタッカーの攻撃スキルをサーチする目的では使い辛いが、コスト減少はやはり便利。
ヘイン自身は持っていないが、ヨハンやシルバースタインといった連続して攻撃スキルを使用することにシナジーを持つキャラクターと相性が良い。
また、回復スキルは数を絞ることが多い為、回復！は回復スキルが引けないケースが稀にあるが、こちらはその心配はまず無い。

血液爆発や限りない怒りで自傷ダメージを負いながらレイジスラッシュや止めの一撃、血飛沫でダメージを稼ぐ型。
限りない怒りで瀕死になって固定能力のレイジスラッシュを０コスで打つムーブが非常に強い。
血の復讐(レア)は自傷ダメージも乗るため可能であれば「戦闘開始時、デッキの一番上に載せる」の効果を載せ早期に最大ダメージが出せるようにしていきたい。
HPの管理が難しいので苦痛の状態異常や敵の攻撃を確認して事故が起きないようにしよう。

フーズやナールハン等にデバフしてもらいながら、斬り裂くやアサルトスラッシュで確実に攻撃を当てていく型。
デバフが乗ればこれらのスキルでも十分にダメージが出るほか、雑魚処理がしやすい。
しかしながらボス戦ではダメージソースが自傷型に比べて足りなくなるので、ヘインをメインアタッカーにしてる場合は
多少併用型にして血液爆発やレイジスラッシュ等で補強をしていきたい。