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【夢幻のひとみ】-【マホトラ踊り】-【ハッスルダンス】-【グランドショック】-【浮遊術】
概要
DQシリーズ伝統の回復技の一つ。黄色いポンポンを持ってチアダンスを踊り、使用者の周囲の味方の【HP】を回復する。
DQ6での登場以来、スーパースターのお家芸とみられることが多かったが、DQ8で【ゼシカ】の個人スキルに、DQ9で扇の秘伝書特技にと遷移した後、今作では【旅芸人】専用特技となった。
後にこれと同じ動作のしぐさ「チアダンス」のしぐさ書が、【第2回アストルティア・ナイト総選挙!】の優勝者である【カンダタ】によって配布された他、翌年の2016年春から【ドラゴンクエストX ショップ】で販売開始された。
性能
プレイヤー版
【旅芸人】が【きょくげい】100Pで習得。仲間モンスターは【エンタシスマン】が【エンタシステップ】40Pで、【ミステリドール】が【ハニワ】25Pで習得する。
消費MP8、効果範囲10m、回復上限1999、会心が発生しない。
基礎回復量は初期状態で75±5。
【かいふく魔力】と【おしゃれさ】の合計値が200を超えると、約7.13につき1のペースで回復量が増加。
合計値が999になると187±5に達する。
合計値999以上では増加ペースが半分以下に鈍り、15につき1増加するようになる。
合計値1989でカンストし、回復量253±5となる。そのためキャップは1999と思われる。
計算式にすると次の通り。
回復魔力+おしゃれさ 200~999:(合計値-200)×(112/799)+75±5
回復魔力+おしゃれさ 999~1999:(合計値-999)÷15+187±5
(小数点以下切り捨て)
同じく範囲回復である【ベホマラー】と比較すると、こちらは消費MPと【マホトーン】の影響を受けない点などで勝る。
ただし、対象範囲はベホマラーと比べると10m(宝珠込みでも11.8m)と狭く、発生も呪文発動速度補正無しのベホマラーとそこまで変わらないのでタイミングや位置取りも考えて使用する必要がある。
なお、旅芸人は【ガルーダテンペスト】【アロケルのおうぎ】【セーラスファン】や【プロディトスーツセット】といった特技範囲を拡大する武器・防具(武器と防具でそれぞれ+1m)や【扇スキル】の130Pにあるハッスルダンス系範囲+5mを扱えるため、それらも含めると効果範囲は最大で18.8mまで拡大できる。
依存パラメータの成長鈍化ライン(実装時点のキャップ)である回復魔力+おしゃれさ1000以上は現環境なら比較的容易に達成可能。十分なレベルと防具があれば錬金やアクセで意図して底上げする必要も薄くなる。
回復呪文と同様に、無補正の回復量は心許ないが、割合増加や固定値増加のパッシブスキルや装備効果を組み合わせていくことで実用的な回復力となる。
割合増加については宝珠のほか、【古代王族のベストセット】から始まる回復強化系防具セット(Ver.6.5前期以降は前述のプロディトスーツが最新)、旅芸人独自の【ブーメランスキル】扇スキルのパッシブによる「○○の回復量+×%」が該当。
固定値増加は【レメディピアス】や職業【180スキル】の「○○の回復量+×」が該当する。
その中でも特に旅芸人のブーメランスキルが持つ「特技の回復量+100%」の恩恵は凄まじく、基本的に回復力ではブーメラン旅芸人が他の武器を持った旅芸人や仲間モンスターを圧倒する。
なお、回復呪文に対する【回復呪文強化】とは方向性が異なるものの、この特技の回復量を強化できるバフに【マジステッキ】がある。しかし他者にかけてもらう前提になる上に回復特化でも30程度の上昇幅で誤差とも言える。見方を変えれば、バフに依存せずに回復を行えるのもこちらの強みとなる。
なお、バージョンアップに伴う本特技まわりの上方修正については、長らくの間装備やスキルによる後付けのブースト手段の強化に留まっており、依存パラメータなどの本体スペックの強化はVer.7.1でようやく行われた。
かつてはある程度育成が進んだキャラなら簡単に依存パラメータが旧キャップに達し、素の回復量がすぐに頭打ちになってしまうため、レベルが上がれば上がるほど物足りなくなっていくという弱点が目立っていた。
事実、旅芸人のブーメランスキルが実装されたVer.5.0時点では、当時はベホマラーも上方修正前だったこともあり、ブーメラン旅芸人のハッスルダンスの回復量は、メインヒーラー筆頭である僧侶の【聖なる祈り】付きベホマラーに並ぶレベルまで一気に跳ね上がった。
しかし、その後のHPインフレでどの職も最大HPが800~程度まで達するようになり、事実上Ver.5.0時代から回復量が据え置きだったこの特技はメインの回復手段として心許なくなっていった。
そして、Ver.6.1ではこちらに先んじてベホマラーの回復魔力キャップが上方修正され、伸びしろが大幅に増えたあちらにかなり見劣りするようになってしまっていた。
Ver.7.1で回魔+おしゃれさのキャップが上がってからは復権し始め、ブーメラン装備である程度高レベルの装備であれば500以上の回復量が見込め、アクセ等も特化すれば600以上も狙えるようになった。
Ver.7時点での装備水準ではほぼ不可能ではあるが、理論上の最大出力として回復魔力+おしゃれさが最大の1999、かつ防具・アクセやスキルでの底上げも完璧ならば最終的な回復量は690前後に達する模様。
エンタシスマンのものは準備時間が若干短い代わりに硬直時間が長めだったが、Ver.6.5後期に修正された。
ハッスルダンスの奇跡
Ver.3.0前期に追加。
1レベルあたり回復量が3%アップし、レベル6では18%アップする。
宝珠は【エンタシスマン】、【ランプのまじん】がドロップする。
ハッスルダンスの戦域
Ver.3.0後期に追加。
1レベルあたり効果範囲が0.3m広がり、レベル6では1.8m拡大される。
宝珠は【やみのしょくだい】、【テンツク】、【ラストテンツク】、【ガルバ・強】がドロップする。
【モンスターバトルロード】
本特技はバトルロードでも【CT】は付かない。
Ver.3.5中期より【グラコス】・虹バッジで強化でき、回復量が2倍ほどになる。
【ホイミスライム】・金バッジなども合わせれば700以上の回復量にもできる。
クシャラミ版
【げんま召喚】のクシャラミも使用する。あちらが使うものは310~410回復で範囲30mと、プレイヤー版とは全くの別物。
敵サイド
敵では【グリゴンダンス】【マージスター】などが使用。
回復量は80~90程度と、低レベルならまだしも高レベルになってくると焼け石に水程度の回復量となっている。
【マイラー三銃士】が使うものは回復量が150程度と高めだが、このクエストを受ける時点でVer.2ラスボスを既に下しているはずのプレイヤーにとって、まったく脅威にはならないだろう。
【テンタコルス】(【グラコス】戦のみ)、【オレンじい】、【ゲノミー】の使うものは回復量が1000となっており強力。
変遷
Ver.2.3前期
古代王族のベストセットが登場。セット効果に「呪文と特技の回復1.1倍」が含まれており、ハッスルダンスが恩恵を受けることとなった。
Ver.3.0前期
宝珠が実装され「ハッスルダンスの極意」が登場。
最大レベルで回復量が15%上昇するため、回復量200超えのハードルが若干下がった。鍛え上げればテンションや会心に頼らずとも回復量が240に届くようになる。
Ver.3.0後期
「ハッスルダンスの極意」は他の数多の宝珠と同様に名称が変更され、「ハッスルダンスの奇跡」と呼ばれるようになった。
また、「ハッスルダンスの戦域」の宝珠も登場。これがあれば最大の欠点である効果範囲の狭さをある程度補強できる…のだが、この時点では雑魚モンスターがこれを落とすことはなく、【試練の門】や達人クエスト報酬に頼らざるを得なかったため、狙っての入手はかなり厳しい状況だった。
Ver.3.4前期
巨商のころもセットが登場。古代王族のベストセットの上位互換と言えるその性能のおかげで、ハッスルダンスの回復量アップに繋がった。腕装備がセットに含まれていないので、【ルビーのうでわ】を併用することができ、かいふく魔力+おしゃれさの合計値1000超えも容易に。
宝珠効果も含めれば、回復量は265~280にまで達する。ここまでくると、並の賢者のベホマラー(【回復呪文強化】込み)にさえ匹敵する。
イベント幻想画「一宿一飯」では【NPC戦闘員】の【キャット・リベリオ】も使用。
彼が使うものは消費MPが5で、回復量も999と非常に強力な性能になっている。
Ver.3.5中期
【死神のピアス】が実装された。これに合成効果「特技の回復量+5」を付けることで、更なるハッスルダンス強化のチャンスが訪れた。
ただし「特技のダメージ+5」がキラージャグリング・ゴッドジャグリングと相性が良かったり、魅了をエンドオブシーンで確実に解除するために【ぐるぐるメガネ】か【ダークアイ】が必要になる局面があったりと、旅芸人にとっての顔アクセサリーの最適解は一つではない。臨機応変に使い分ける必要があるだろう。
Ver.3.5後期
やみのしょくだいが「ハッスルダンスの戦域」の宝珠を落とすようになり、ランダム入手に頼らず取得できるようになった。
Ver.7.1
回復魔力+おしゃれさのキャップが1000→1999に上昇。長らく装備やスキルによる間接的な強化に留まっていたが、ここにきてようやく直接的な強化を受けた。
ただし、1000以降の回復量の上昇率は呪文と同様、それまでと比べかなり低いものとなっている。
また、計算式の変更に伴い、回復量187±5になるステータス量が1000から999とわずかに下がっている。