【猛毒】

Last-modified: 2025-10-12 (日) 16:04:07

概要

状態変化の一種。【毒】よりも更に強力な毒に冒され、徐々にHPが減少する状態。
発生させる手段は【ヴァイパーファング】【ナイトメアファング】【ヴェレノーマ】や、一部の武器や【輝石のベルト】が持つ「攻撃時○%で猛毒」など。
敵サイドでは【もうどくのきり】【怨嗟のはどう】【紫雲のたつまき】【死毒の旋風】などが代表的。
 
基本的には毒と同じ種類の効果として扱われており、毒と同様に以下の特徴を持つ。

旧作と異なり、割合ではなく固定ダメージとなっており、戦闘終了後に弱い毒に劣化したりもしない。
ダメージ量は、現在は10、30、50、75、90、500ダメージのものが存在している。ほとんどの場合、持続時間は60秒、ダメージ発生間隔は5秒だが、一部3秒間隔のものも存在する。
アイコンのデザインそのものは毒と同一のものが使われていてアイコンでは見分けがつかない点には一応注意。もっとも区別する必要がある場面もほぼ無いが。
 
効果の高い猛毒を放置していたらいくらHPを回復しても足りない上、複数人への猛毒攻撃が多い割に複数人を一斉に解毒できる手段はプラズマリムーバーや聖者の詩に限られている。
また、大ダメージと猛毒を同時に与える攻撃の場合、耐性がないと直撃ダメージを【聖女の守り】【金のロザリオ】を耐えたとしてもその後の毒ダメージで死亡してしまい、回復の猶予もかなり短くなる。
かつては各自が解毒アイテムを服用してヒーラーの負担を減らすことが主な対処法であったが、ダメージ付きの猛毒攻撃の増加に伴い付着そのものを防ぐ耐性が重要視されるようになってきた。
なお、毒ガードは通常の錬金で付与できない【パルプンテ効果】であり、かつては防具による耐性確保が難しく、キャラスペックを下げてアクセで耐性を取るか耐性を諦めて後出しで解除するかという対応を迫られやすかった。
現在は白宝箱や【いにしえのゼルメア】の実装により比較的容易に毒ガード100%の頭・体下防具を入手できるようになり、ほかの状態異常と同様に毒耐性が必要なら防具で確保するのが当たり前になりつつある。
 
プレイヤーサイドでは、主に【踊り子】【魔法使い】、仲間モンスターなどが使う【短剣スキル】に連動する状態異常と位置付けられる。
使い手によりスタイルは微妙に異なるが、いずれも毒状態の相手にダメージボーナスが付く【タナトスハント】、あるいはそれに類するパッシブスキルやバッジを取得し、猛毒を掛けてから本命の技で攻めるのがコンセプトとなっている。
なお、ヴァイパーファングによって付着した場合は50/5秒で計600、ナイトメアファングは75/3秒で計1500、ヴェレノーマは500/3秒で計10000ダメージ与える。
60秒間解除されずに毒ダメージを与え続けることができた場合、これらが猛毒付与技の一手あたりの火力という計算になる。
ボスのHPインフレが進行しHPが50000を超えることも珍しくなくなった現在では、大抵の付与手段による猛毒ダメージは決して大きな量とは言えず、専ら毒特効ボーナスを乗せる下準備として運用することになるが、ヴェレノーマだけは下手な攻撃技よりも強力。
 
敵サイドの耐性事情としては、【物質系】【マシン系】といった非生物のモンスターには効かないことが多いが、一方で完全耐性を持つボスは少ない。
【常闇の聖戦】【聖守護者の闘戦記】でも毒・猛毒を無効化するボスはいない。
他の状態異常と比べると単体ではそれほど強力ではないことと、毒に完全耐性を付けると短剣と毒への依存度が高い職(主に踊り子)の参入がほぼ完全に否定されてしまうことへの配慮と思われる。
ただし、フリーバッジ実装後は仲間モンスターの毒攻めを組み込んだ高速周回が一部で着目されたためか、【深淵の咎人たち】【燦滅のノクゼリア】など、毒が効かないボスも登場するようになっている。
 
上書き関係については独特の仕様があり、【少しずつHP回復】などのように単に「効果量の低いものはより効果量の高いもので上書きでき、逆はできない」というわけではない。
猛毒が発生すると毒は上書きされて解除されるが、その一方で「攻撃時○%でどく」や【ヴェレ】【ヴェレーノ】で発生する毒も猛毒を上書き解除できる。
また、猛毒同士でも、より一度に発生するダメージが低い猛毒によって既にかかっている猛毒を上書き解除することができる。
そのため、猛毒を付与するスキルと「攻撃時○%でどく・猛毒」等を併用すると、スキルで付与した強い猛毒を、意図せずに攻撃時効果による弱い毒や猛毒に書き換えてしまう恐れがあるため注意が必要。
とはいえ、タナトスハント等のダメージアップ条件を満たすだけなら弱い毒や猛毒であっても問題ないため、毒の維持を重視して併用するのも悪くはない。
例外としてヴェレノーマで発生する500ダメージの猛毒はどの手段でも上書きされず、ヴェレノーマの重ねがけによる効果時間延長のみ受け付ける。

猛毒を発生させる手段

※カッコ内は猛毒の効果により受けるダメージ

変遷

Ver.1時代

当時は10ダメージの猛毒しか存在せず、プレイヤーサイドのHP(当時基準で350程度)に対し受けるダメージが遥かに小さく、取るに足らないものであった。
他の状態変化とは異なり行動不能にもならないため、さほど重要視されていないどころか、存在自体が無視されることも多かった。

Ver.2.0

Ver.1では影の薄かった猛毒だが、Ver.2に入って【キングヒドラ】が使うもうどくのきりが5秒毎に90ダメージという、とんでもない効果として登場。
ここから、今までパルプンテで外れ扱いだった毒ガード効果が脚光を浴びる様になる。

Ver.2.1

【ジャーミィ爆弾】でも50ダメージ版の猛毒が発動。90よりマシといえども、放置しているといつの間にか死んでいたということも多いので、早めの治療を心がけよう。
【秘宝の守護竜】の行動にももうどくのきりが追加。なんとキングヒドラと同じ90ダメージである。
乱戦中にこの技を使われるととても厄介なので毒対策はしておきたいところ。

Ver.2.3後期

五大陸の強敵エリアはもちろんのこと、レンダーシアの多くのモンスターのHPが10000を超えるようになり、非力でコンボのためだけに使われる技と判断されたためか、ヴァイパーファングで付与できる猛毒のダメージが、10から50へと大幅に強化。
タナトスハントの準備のためのスキルのような扱いから脱却した。
なお猛毒のダメージが増えたのはあくまでヴァイパーファングで猛毒を与えた場合のみであり、装備品の追加効果等で猛毒を付与した場合は今まで通り10ダメージしか与えることはできない。

Ver.3.3

常闇の聖戦第2段【ダークキング】が登場。90ダメージの紫雲のたつまきを多用する上、攻撃の激しさもあって食らってから解毒で対処するのは難しいため、毒耐性の需要が高まった。

Ver.3.5前期

とうとう雑魚モンスターである【まおうのかげ】が90ダメージのもうどくのきりを持って登場。
領界調査の対象でもあるので、どくけしそうは常に袋に入れておいたほうが良いだろう。

Ver.3.5中期

今バージョンでまおうのかげが使うものは10ダメージのものに弱体化した。

Ver.5.5前期

新呪文のヴェレノーマによる猛毒は3秒おきに250ダメージを与えるという非常に強力な効果になっている。

Ver.7.2

ヴェレノーマが強化され、3秒おきに500ダメージになり、合計で10000になった。

関連項目