概要 
状態変化の一種。【毒】よりも更に強力な毒に冒され、徐々にHPが減少する状態。
旧作では毒ダメージは割合ダメージとなっていることが多かったが、今作では発生手段によって固定となっており、現在は10、50、75、90、250ダメージのものが存在している。
ほとんどの場合ダメージは5秒おきに発生し、持続時間は60秒。
毒同様戦闘終了後も効果は継続し、旧作と違って戦闘後もただの毒に劣化したりせず戦闘中と同じダメージが発生する。
戦闘中は毒ダメージでHPが0になるが、移動中は必ずHPが1残るようになっており、町の中では毒ダメージは発生しない。この辺りは通常の毒と同じである。
アイコンのデザインそのものは毒と同一のものが使われていてアイコンでは見分けがつかない点には一応注意。
内部的には毒の上位互換という扱いなのか、猛毒が付着すると毒は上書きされて解除される。
その一方、【少しずつHP回復】とは異なり、ダメージの高い猛毒をダメージが低い猛毒で上書きすることは可能。
発生させる手段は主に【ヴァイパーファング】【もうどくのきり】【怨嗟のはどう】【紫雲のたつまき】や猛毒効果を持った通常攻撃など。
基本的には毒と同じ種類の効果として扱われており、毒と同様に「どくガード」の効果で無力化できるほか、【キアリー】や【どくけしそう】【上どくけしそう】【特どくけしそう】などで治療可能。
【僧侶】の【聖者の詩】や【どうぐ使い】の【プラズマリムーバー】など「ほぼ全ての状態異常を解除する効果」でも治せる。
敵側の状態異常耐性も公式ガイドブックでは「毒・猛毒」として一括りに扱われている。
効果の高い猛毒を放置していたらいくらHPを回復しても足りない上、複数人への猛毒攻撃が多い割に複数人を一斉に解毒できる手段はプラズマリムーバーや聖者の詩に限られている。
また、大ダメージと猛毒を同時に与える攻撃の場合、耐性がないと直撃ダメージを【聖女の守り】や【金のロザリオ】を耐えたとしてもその後の毒ダメージで死亡してしまい、回復の猶予もかなり短くなる。
かつては各自が解毒アイテムを服用してヒーラーの負担を減らすことが主な対処法であったが、ダメージ付きの猛毒攻撃の増加に伴い付着そのものを防ぐ耐性が重要視されるようになってきた。
なお、毒ガードは通常の錬金で付与できない【パルプンテ効果】であり、白宝箱や【いにしえのゼルメア】の登場前は防具による耐性確保の難しさも厄介な点であった(ゆえにキャラスペックを下げてアクセで耐性を取るか、耐性を諦めて後出しで解除するかという対応を迫られやすかった)。
現在はこれらのコンテンツで比較的容易に毒ガード100%の頭・体下防具を入手できるようになり、ほかの状態異常と同様に毒耐性が必要なら防具で確保するのが当たり前になりつつある。
プレイヤーサイドでは、おおむね【タナトスハント】の準備段階として付与するのが一般的。
ヴァイパーファングによって付着した場合は50、【ナイトメアファング】は75の毒ダメージを与える。
【ポイズンスケイル】【アンフィスバエナ】【天河のジャンビーヤ】【輝石のベルト】などの「攻撃時○%で猛毒」は10ダメージになる。
ボスのHPインフレが進行し、HPが50000を超える事も珍しくなくなった現在では決して大きな量ではないが、60秒間でヴァイパーファング一回が600ダメージ分の積み増しになると考えるとさほど小さな値でもない。
ただ、ダメージが小さくなっても毒の効果時間を上書きする(→猛毒をかけなおす手間を省く)という点では10ダメージでも(極論で言えば普通の毒でも)許容されることがある。
他の状態異常と比べると単体ではそれほど強力ではないためか、完全耐性を持つボスが少ないのが特徴。
【常闇の聖戦】や【聖守護者の闘戦記】でも毒・猛毒を無効化するボスはいない。
一方で【物質系】や【マシン系】などの無機質なモンスターには効かないことが多い。
猛毒を発生させる手段 
※カッコ内は猛毒の効果により受けるダメージ
- 「攻撃時○%の確率で猛毒」の装備・輝石効果のついた装備をした状態で通常攻撃
- 【ポイズンスケイル】(10)
- 【天河のジャンビーヤ】(10)
- 【アンフィスバエナ】(10)
- 【輝石のベルト】(10)
- 【ヴァイパーファング】(50)
- 【ナイトメアファング】(75、3秒ごと)
- 【ヴェレノーマ】(250、3秒ごと)
- 【嘆きの霧】(30)
- 【ダークレイン】(50)
- 【幻妖斬】(20)
- 「もうどく攻撃」(10・20)(バトルロードに登場するバブルスライム)
- 【もうどくえき】(10)
- 【あやしいほうし】(10)
- 【もうどくのきり】(10・90等使用者により様々)
- 【ジャーミィ爆弾】(50)
- 【不浄の息】(50)
- 【紫雲のたつまき】(75・90等使用者により様々)
- 【どく刺し】(50)
- 【滅びの旋風】(90)
- 【ピロリローリン】(90)
- 【ポイズンパルス】(50)
- 【魔瘴のきり】(90)
- 【怨嗟のはどう】(90)
変遷 
Ver.1時代 
当時は10ダメージの猛毒しか存在せず、プレイヤーサイドのHP(当時基準で350程度)に対し受けるダメージが遥かに小さく、取るに足らないものであった。
他の状態変化とは異なり行動不能にもならないため、さほど重要視されていないどころか、存在自体が無視されることも多かった。
Ver.2.0 
Ver.1では影の薄かった猛毒だが、Ver.2に入って【キングヒドラ】が使うもうどくのきりが5秒毎に90ダメージという、とんでもない効果として登場。
ここから、今までパルプンテで外れ扱いだった毒ガード効果が脚光を浴びる様になる。
Ver.2.1 
【ジャーミィ爆弾】でも50ダメージ版の猛毒が発動。90よりマシといえども、放置しているといつの間にか死んでいたということも多いので、早めの治療を心がけよう。
【秘宝の守護竜】の行動にももうどくのきりが追加。なんとキングヒドラと同じ90ダメージである。
乱戦中にこの技を使われるととても厄介なので毒対策はしておきたいところ。
Ver.2.3後期 
五大陸の強敵エリアはもちろんのこと、レンダーシアの多くのモンスターのHPが10000を超えるようになり、非力でコンボのためだけに使われる技と判断されたためか、ヴァイパーファングで付与できる猛毒のダメージが、10から50へと大幅に強化。
タナトスハントの準備のためのスキルのような扱いから脱却した。
なお猛毒のダメージが増えたのはあくまでヴァイパーファングで猛毒を与えた場合のみであり、装備品の追加効果等で猛毒を付与した場合は今まで通り10ダメージしか与えることはできない。
Ver.3.3 
常闇の聖戦第2段【ダークキング】が登場。90ダメージの紫雲のたつまきを多用する上、攻撃の激しさもあって食らってから解毒で対処するのは難しいため、毒耐性の需要が高まった。
Ver.3.5前期 
とうとう雑魚モンスターである【まおうのかげ】が90ダメージのもうどくのきりを持って登場。
領界調査の対象でもあるので、どくけしそうは常に袋に入れておいたほうが良いだろう。
Ver.3.5中期 
今バージョンでまおうのかげが使うものは10ダメージのものに弱体化した。
Ver.5.5前期 
新呪文のヴェレノーマによる猛毒は3秒おきに250ダメージを与えるという非常に強力な効果になっている。