【天使の守り】

Last-modified: 2023-10-21 (土) 08:45:53

【しんこう心】(僧侶)

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【ホイミン流回復術】(ホイミスライム)

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概要

【しんこう心】スキル70Pで覚えられる【僧侶】専用特技、または同名の特技などで付与されるよい状態変化
DQMでいうところのリザオラルで、これがかかっていると死亡しても直後にHP半分で復活できる。

特技

自分に天使の守りのバフを付与する。コマンドを選択してからの準備時間が3.0秒、発動後の硬直時間も約3秒存在する。
【達人のオーブ】の光の宝珠「天使の守りの瞬き」により、準備時間を最大27%(0.81秒)短縮できる。硬直時間は短縮されない。
 
パーティの回復役を担い原則的に死んではならない僧侶が、何らかの理由(痛恨の一撃をうけて一撃死するなど)で事故死してしまった際、回復できるキャラクターがいなくなり事実上の「詰み」状態になるのを防ぐのが主な目的。
自分専用ではあるが、これを使えるのと使えないのではパーティの安定度が大きく違う。
 
しかしながら、準備時間や硬直時間が非常に長く、特に強力なボス相手ではこれをやっている間に回復が後手後手になってしまうことも多い。
エンドコンテンツ付近では僧侶のなすべき仕事は回復のみならず多岐にわたり、そもそも「自分が死んで初めて効果が現れる(=自分が死にさえしなければ無意味である)」この技よりも優先するべき行動も多い。
こういった点から、基本的に開幕の戦況が安定していない時に天使の守りを使うのは、特殊な状況を除きセオリー上悪手であるとされている。
 
あくまで本来この技の効果は「事故予防」であり、パーティがほぼ壊滅していて生き返った状態で「天使の守りの効果で蘇生→天使の守りかけ直し」を繰り返したとしても、状況が好転するケースはほとんどないどころかいずれ追いつかれて結局全滅するだけなので単なる時間の浪費行為である。
特に時間制限のあるハイエンドコンテンツではこんな無駄な事をしている時間の余裕はないし、「その天使の守りを使う時間にザオラルで2人起こせば起死回生の一手が打てたかもしれない」という戦局も多数あるため、使う際は状況を読むのが重要である。
以上より、「死んだらまず天使」というのは僧侶をやるうえで望ましいスタイルではない。
ただし【天地雷鳴士】がパーティにいる場合はその限りでなく、カカロンのヒーリングオーラの発動まで天使復活を繰り返して時間稼ぎをするという戦術もある。

状態変化

この状態変化が付与されている状態でキャラクターが戦闘不能になった場合、若干のタイムラグ(1秒程度)の後HPが半分(端数切捨て)の状態で蘇生する。この効果で蘇生すると同時に効果が切れる。
キャラクターが戦闘不能になっても効果が切れない(やや語弊はあるが)数少ない状態変化の一つ。
 
発生手段は、同名の特技の他以下の通り。

冥界の祝宴によるものを除き、効果時間そのものは非常に長い(1stシリーズまとめ本以降は∞(戦闘終了まで切れない)とされている)。
ただし、【いてつくはどう】などの良性ステータス消去効果で消されてしまうため、これら解除する手段のある敵を相手にする際は少々相性が悪いとも言える。
更に【凍てつく魔弾】のようなダメージにはどう効果を持つ技の場合は解除されてから死亡する為、復活できないので相性が最悪である。
死亡してから復活するという効果である関係上、達人クエストや邪神の宮殿の「(○人以上)死亡してはならない」のルールはアウトになるので注意。
なお、これで復活した場合もしんこう心のパッシブのような「自身が復活した時に発動する効果」は発動する。
同様に、天使の守り効果の発生源が【れいかん】パッシブのような「自身が誰かを蘇生した時に発動する効果」を持っていた場合は、復活時にこちらも発動する。
(例:デスマスター自身が剛勇のベルトで天使の守りを得た場合や、他のキャラがデスマスターから冥界の祝宴を貰った場合)
 
また、先述通り「この効果で蘇生すると同時に効果が切れる」ため、天使の守りが付与されている状態のプレイヤーが戦闘不能になっても、天使の守りの効果によって蘇生するまでのタイムラグの間に【ザオラル】などで即座に蘇生させた場合は、天使の守りの効果を切らすことなく戦線復帰させることができる。
占い師の【審判のタロット】やカカロンの【ヒーリングオーラ】等の範囲蘇生手段だと比較的起こりやすい。
死亡後の立て直しが有利になる為、自分が近くにいて余裕があれば狙ってみても良い。特にサポート仲間は天使の守りの優先度がそれほど高くない為、成功すれば非常に大きい。
ただし、この後に気付かずかけなおしてしまうとターンが非常にもったいないので、見逃さないようにしたい。
似たケースで【蘇生禁止】状態で死亡すると当然これによる復活も無効であるが、復活までのタイムラグの間に蘇生禁止の効果が切れると通常通り復活が可能。
また、「死亡者も含めて味方に天使の守りを付与できる手段」(現時点では冥界の祝宴が該当)を死亡者に使った場合、天使の守りによる復活が即座に起こる。
 
なお、効果を得た際のメッセージは基本的には「天使の守りを受けた!」だが、まれに「天使に守られた!」となる場合がある。
すでに効果がかかっている状態で掛け直すと後者になると思われる。

変遷

Ver.1.0

コマンド入力待機時間が死亡時にリセットされず復帰後即コマンド入力ができたため、蘇生後の無敵時間を利用して少なくとも1回の行動ができたことと、天使の守りの準備時間が1秒程度だったことが絶妙に噛み合い「天使の守りさえ切らさなければ絶対に全滅しない」という状況を生み出していた。
最初期のバトルトライアル*1でも、急造の両チームが僧2でこれを使い、一撃死するアタッカーを蘇生させ続ける戦術を選択していた。
 
まだ【相撲】システムやそれに基づくセオリーが理解・周知されていなかったこともあり、当時の強敵と言われていた【天魔クァバルナ】【冥王ネルゲル】に対し圧倒的な力を見せつけ、「天使非ずんば僧侶に非ず」とまで言われた事もあった。

Ver.1.1

詠唱時間が3秒程度と長くなり、発動後もエフェクト中は動けないため、合わせて5~6秒程度硬直するようになった。
併せて蘇生後のコマンド入力時間がリセットされるようになったため、かなり使いづらくなった。
死んでから蘇生して動けるようになるまでに約5秒、コマンドが出るまでに3秒ほどかかるため、場合によっては自由に行動できるようになる頃には取り返しのつかないような悲惨な状況になっていることもしばしばある。
この特技自体何も考えずに使うと、準備で硬直している間にパーティの危機を招く可能性が高い。
 
サポートAIもこれを使ってくれるようになった為、サポート僧侶の安定感も大幅に増した。
主に作戦を「いのちだいじに」にしてボス格等の強敵、またはHPが非常に多い相手をすると使ってくれる。
ただし使う相手には1ターン目から使おうとするため、逆に危険な場合もある。
そうでなくても中レベル帯でグール等を相手にする時に使うこともあり、そのため地味に、そして無駄にMPを消費してしまうこともある。
「バッチリがんばれ」や「おれにまかせろ」系の作戦等を状況に応じて切り替えて、必要に応じて使わせないようにしよう。

Ver.1.5

【コロシアム】が実装。復活後の無敵時間が2倍になって以降天使の守りを使ったゾンビ戦法が流行した。
この天使の守りを貫通して倒すことができるのは【ゴールドフィンガー】【零の洗礼】だけだったため、タイガークローを持つツメが対僧侶には必須といえる状況となった。

Ver.2.1

【コロシアム】にて禁止技となった。上記の方法以外ではまず倒せない(=ポイントを奪えない)のはさすがにバランスが悪いという判断だろう。
これにより今まで以上に慎重な立ち回りが要求されるようになった。

Ver.3.0前期

宝珠「天使の守りの極意」が登場。焼け石に水感はあるが、発動速度の遅さはこの技の最大のネックである事は確かであるし、僧侶をメインにするなら光の宝珠は他に優先すべき宝珠も少ないのでなるべく付けておきたい。
特にサポートはこれを使おうとしても途中でメンバーのHPが減るとキャンセルして回復呪文を使う事が良くあるので、宝珠で発動速度を上げておくと多少防ぐことが可能。

Ver.3.0後期

天使の守りの極意が「天使の守りの瞬き」に名称が変更された。

他作品での扱い

こちらを参照。

DQ10オフライン

僧侶と【ラグアス】が習得可能。
また【フウラ】が対象指定版の【天使の風】を習得する。



*1 東京ゲームショウ2012にて、よーすぴふじくすに観客が抽選で3人ずつ付いて【キングリザード】の生タイムアタック対決を行う。