【ラグアス王子】

Last-modified: 2024-10-20 (日) 01:12:35

概要

【メギストリスの都】の王子。【フォステイル】の子孫でもある。
父は【プーポッパン王】、母は【アルウェ王妃】【ナブレット団長】は母方の伯父にあたる。13~14歳。*1

人物

15年前に母アルウェの実家がある【オルフェアの町】で誕生する。
母から予知能力を受け継いでいるが、そのせいで父とは幼少時から折り合いが悪かった。
5年前にアルウェ王妃が急逝し、母の生前の予知を話した事をきっかけに父と決裂。
以降、自室に引き籠もってしまい、引きこもりの王子として将来性を危惧されるまでになる。
しかし、実は彼は【プクランド大陸】の危機を予知しており、事態を解決すべく独自に行動を起こそうとしていた。

プクランド大陸滅亡の危機を止めるためには魔瘴を払う儀式に臨もうとする父を止めなくてはならないが、
上述の父との確執から自分では説得が叶わぬと判断し、母の遺したノートを用いて英雄フォステイルの姿になる。(この際、心までフォステイルになりきってしまい、ラグアスとしての記憶と自身がノートを所持していることを失ってしまう)
フォステイルとしてプーポッパン王に助言するがやはり受け入れてもらえず、【イッド】により遠ざけられてしまう。
 
【キーエンブレム】を求めに来た主人公の素性を見抜き、ノートを求めて共に行動するうちに自分の記憶と本来のフォステイルの行動に整合性がつかない事に気がつく。本来の自分の部屋に戻ったことでラグアスとしての姿と記憶、そしてフォステイルのリュートに変化していたノートを取り戻した。
【魔軍師イッド】との戦いの末、大陸全土から【魔瘴】を消す事には成功したが、父とノートを失う。
自分と国を救うために命を擲った両親の遺志に報いるためにも、自分自身の力で国のために尽くす事を決意した。
以降はメギストリスの統治者として外伝クエストや【神話篇】に登場するが、王子のままで正式に即位はしていないようである。(ただしエパト王の前では「現王のラグアス」と名乗っているので現実的に自他共に認めるメギストリス王であることには間違いない)
予知能力は日に日に強さを増しているが、父との一件もあって鵜呑みにはせず、よく考えてから公にするようになったという。

活躍

白き剣の下に

(まだ王子だが)六王会議に出席。彼が喋った「幼き日に母に読んで貰った、星空の守り人の物語」という言葉が会議を動かし、同時にDQ9と10の繋がりを明確にした。

王たる者の資質

王者のこてを求める者が現れるという夢を見て【キラキラ大風車塔】に赴く。エパト王の魂に国を守るために命を絶つよう命じられるが、両親が命がけで守った自分の命で国民を守ると言いこれを拒否。その覚悟をエパト王に認められて王者のこてへの道を開き、主人公を見送った。

栄光に隠された闇

亡霊王に城を襲われる悪夢を見るようになり、時同じくして現れた亡霊兵士の調査を主人公に依頼する。
フォステイル伝に記されたフォステイルの悪行の数々に失望して教会に懺悔をしに行くが、捏造とわかった途端一気にテンションが上がっている。
先祖の因縁の相手であるパルカラス元国王に真実を伝えて昇天させ、改めて王としての信念と自覚を固めた。

いにしえの竜の伝承

【グランドタイタス号】で行われる【六種族の祭典】に参加するが、突然姿を現した【主人公の兄弟姉妹】によってアンルシアと共に誘拐されてしまう。

嵐穿つ断罪の虚空

【ムストの町】の地下でアンルシアと共に保護されていた。自身は何もできないと言っていたが、存在自体が【疾風の騎士団】の面々や住民(特に【フラガノ】)に癒しを与えていた。
その後【ナドラガ教団】の襲撃を受け、洗脳された【フウラ】に抱えられ連れ去られてしまう。心理的影響を避ける目的で、町の人達には疾風の騎士団から「家に帰った」と説明されていた。
 
なおアンルシアが着る【疾風の装束】は、ラグアスには与えられなかった模様。サイズが合わなかったのだろうか。

ナドラガンドの決戦(Ver.3.5後期)

【氷の領界】【ナドラガ神のほこら】でピナヘトを下ろす試みがなされていたようで、倒れているが主人公たちに保護される。
その後、他の神の器たちと共に絶命した主人公の命を救い、フウラと手を取り合って喜んだ。最後もナドラガにとどめを刺す手伝いを行い、アンルシアに抱えられて脱出した。
全てが終わった後はメギストリス城に戻った。本人が言っていたように、神の器の中で一番直接的な活躍はしなかった。
彼の帰還後町の話を聞くと、ムストの町で子供(+小動物)扱いされたことがショックだったことから、父親のような威厳を出すためつけ髭を検討していること、元々食が細かったが帰還後は食事量が増えたことなどナドラガンドでの体験からきた変化を聞ける。

うつろなる花のゆりかご(Ver.4.4)

マイユやダストンなどVer.3で活躍した神の器のうち、唯一メインストーリーで続投。前Verの鬱憤を晴らすような活躍を見せる。
 
時を超えし魔獣がもたらす滅びからアストルティアを救えるのは【プクラス】という名のプクリポ、【古びた石板】、そして【主人公】であるという予知をする。これまでに直接何度も主人公に救われていることから、主人公に全幅の信頼を寄せていることがうかがえる。
そしてプクラスは見つからないものの予知が示した場所から古びた石板を発見したことから予知は確信へと変わったことを語るが、【終焉の繭】の出現の情報を受けてその調査を主人公に依頼する。
 
ストーリーの中盤では新たな予知を得る。
その内容は「世界中からプクリポの芸人を【ナブナブ大サーカス団】テントに集め、その芸の数々を主人公が【ホーローの記憶の結晶】に記録することで世界は救われる」というものだった。
予知に従いナブナブ大サーカス団に働きかけ、特別公演を開かせる。主人公の当初の目的が「【パノン】の芸を記録する」だけだった事を考えるとかなり規模が大きくなってしまったが、それでもスムーズに事が運んだのは王子の功績が大きい。
王子自身も特別公演の開幕の挨拶を務め、さらにサーカス芸の演目の横でヴァイオリンの演奏を披露している。
 
一連の騒動が終わった後は大きな犠牲を出しながらもひとまず滅びの脅威は遠ざかったことに安堵するが、その直後の新たな予知でどう足掻いても滅びは避けられないことを知って絶望したところで、Ver.4.4の物語の幕が下りる。
なお、その予知について「ひとつ気になることが」と一旦は口にするが、「なんでもない、予知するまでもなく未来はきっと良い方向へ向かうはず」と内容までは教えてくれない。
 
1000年以上後の未来でも名前が登場する。
無限に増え続ける魔獣に勇者と盟友でも太刀打ちできず、アストルティアの滅びが避けられなくなったことから【グレイナル叙事詩】で語られていた【ゴフェル計画】を苦渋の決断のすえ実行。
八王会議に集った王たちもこの計画を認め、【パルミオ博士】【叡智の冠】の協力のもと【宇宙船アルウェーン】を作り上げ、指導者として宇宙船に乗り込み、生き残ったアストルティアの民と共に旅立った。
アルウェーンではアストルティアの自然や文化を記し後世へと伝える【アストルティア博物館】の初代館長を務め、魔獣の攻撃で崩壊したメギストリスの都を新天地に再建することが悲願だったという。
しかし、出発して間もなく船内で伝染病が蔓延。事態の解決に奔走するが、最終的にプクリポ以外の種族は皆死に絶えてしまう。
そしてこの際に身体を壊してしまい、その後まもなく落命してしまった。【初代指導者の像】を見る限り、30になる前に他界したと思われる。

遥かなる未来への旅路(Ver.4.5前期)

今作のストーリーを通じて、前バージョンの最後で予知した内容の全貌を身をもって味わうことになる。しかし彼の予知でも予想できないものが1つあった。
それが【永久時環】であり、元凶を倒して未来を変えた後で会いに行くと、主人公が恐ろしい予知を変えてくれた事への感謝、そして家族の大切さを教わる。
なお、上記した1000年以上後の滅びの未来は「この時の予知の内容をもとに作ったアトラクション」という形でアルウェーンに伝えられることになった。
Ver.4.4にて、パルミオの家族で宇宙旅行をするといった理由があったため、アルウェーンが作られる整合性は取れている。

未来への扉とまどろみの少女(Ver.7.0)

ストーリーには直接絡まないが、伯父のナブレット団長が彼の代理として【燈火の調査隊】に志願し、未知の異世界【果ての大地ゼニアス】の調査に加わる。
ラグアス自身は、新たに発見された異世界の調査が行われることを聞いてぜひ調査隊に入りたいと思ったものの、また国を留守にして皆に心配をかけるわけにはいかないと悩んでいたところ、ナブレット団長が「自分が代わりに異世界に行ってみやげ話を聞かせてやる」と言ってくれたことを語り、調査隊の冒険譚を楽しみにするとともに旅の無事を祈ってくれる。

バッジ

バトルロード

効果
さいだいHP+30
こうげき力+25
すばやさ+60
きようさ+35
開戦時【キラキラポーン】90%
開戦時【天使の守り】60%

開戦時にキラキラポーンや天使の守りがつく。
ただし発動率が100%ではなく、かけ直しもできないため、いまいち心もとない。

イベント・その他

ホワイトデー アストルティア・ナイト総選挙!

【アストルティア・ナイト総選挙!】

最終結果は5位。

【第2回アストルティア・ナイト総選挙!】

今年も参戦。同じ王子である【トーマ】に堂々とライバル宣言してきた。その前に自分の治める国を建国したご先祖様が出ているのだが…。
トーマと違って直近の活躍が無いだけにかなり危ういと思われたが、結果は7位でトーマに勝利。しかしご先祖様には負けたと言う結果に。

【第4回アストルティア・ナイト総選挙!】

昨年は出場を逃したが、今年はラブリー部門1位で通過。先祖、伯父も同時出場と言う世代を超えた対決に。
 
結果は3位と過去最高順位で前々回敗れたご先祖様には雪辱を果たした。しかし、今度は伯父に負けると言う結果に…。
今後はナイトは諦めてラブリー路線を進み、ラグアス王子ちゃん様として売り込むらしい。やはり母親の影響を受けていた。

【第5回アストルティア・ナイト総選挙!】

今回も予選を突破。最終結果は4位。

【第6回アストルティア・ナイト総選挙!】

投票時にくれるお菓子は愛らしいデコレーションのカップケーキ。
このカップケーキは伯父であるナブレット団長直伝のレシピを基に作ったとのこと。
最終結果は6位。同じプクリポ枠の【プクラス】と票を食い合ってしまったのが尾を引いたか。

【第8回アストルティア・ナイト総選挙!】

予選突破で2年ぶりの出場。今回の参加者では唯一の可愛いもの枠である。
投票時にくれるのは伯父のナブレット団長と一緒に作った自信作だというファンシーなアイシングクッキー。
実食した主人公によると思わず飛び跳ねたくなるほどのアクロバティックな美味しさとのこと。
中間発表では上位3名に入っており、プクリポ好きの票を一挙に集めた形といえるか。
そして、時期に恵まれて圧倒的票を集めたナジーンには流石に敵わなかったものの、僅差ながら(あくまでナジーンに比べればという話で7万票近い差を付けているが)3連覇を果たした経験のあるヒューザを超えて2位に輝き、自己最高位を更新した。
特にチャットのスタンプ「ありがとうございます!」に採用され、こぞって使用されたことが大きいだろう。
この結果、次回へのシード権も獲得。

【第9回アストルティア・ナイト総選挙!】

シード枠での出場。
投票時にくれるのはこの日のために一生懸命特訓したという花をかたどったクッキー。
オフライン版で仲間としてお世話になった為か、中間発表では3位以内に入っており、そして最終的に2位の【ヒューザ】に約42万票の差をつけ、一度は諦めていたナイトの座をついに勝ち取った。
クイーン総選挙でも【ウェブニー】が優勝していることと合わせ、プクリポ型キャラクターとしては初の快挙である。

【第10回アストルティア・ナイト総選挙!】

シード枠で出場。
投票時に貰えるのは【オルフェアの町】の人たちに協力を仰いでレシピを改良して作ったサーカステント型のクッキーで、ドライフルーツやナッツ、チョコチップがたっぷり入っている。
しかし、同じプクリポのプクラスに票を持っていかれたのか、最終的な結果は最下位と極めて大きく順位を落としてしまったと同時に、前年度のナイトが最下位という不名誉な記録まで樹立してしまった。
また、前年度優勝から次年度最下位というのは【ヒストリカ博士】を思い起こさせる。

他作品・企画への出演

DQ10オフライン

パーティメンバーに選出。
スペックはこちらの【僧侶】をメインに【パラディン】【スーパースター】の要素を混ぜたもの。武器はスティック・ヤリ・弓の3種。
ヒーラータイプでありながら聖騎士のよろいのような重鎧を装備できることに加えて各種ダメージ軽減スキルを覚えることからかなり守備力が高くなっている。

DQライバルズ

ドラゴンクエストライバルズに登場。声は黒沢ともよ。
味方リーダーのテンションを上げつつ、相手のカードのうち1番上のものを覗き見てデッキの一番下に送るか選ぶことができる。

関連項目



*1 アストルティア創世記の年表によると14年前に誕生とある。