人格ストーリー
人格/ファウスト/握る者
子供はその場に座ってから三日もの間、ビクともしていなかった。
まるで全ての刺激を目の前に置かれたモニターに奪われたかのように、食欲も、睡眠欲も。
子供は、何も感じられないように見えるね。
▌えぇ…まさにこれよ…いくつも出てくるじゃない…。
たまに零れ落ちてくる鳥肌の立つ笑い、囁くような独り言、そしてキーボードの音とマウスをカチャカチャする音以外には、何も聞こえない空間。
▌うぅううん!こんなに沢山の奴らが義体を量産してただなんて…酷い!おぞましい!
子供の前方にはどこからか手に入れた記憶装置が一つ挿さっていた。
小さく光っている文字を読んでみると、エミールという単語が書かれてるね。シンクレアに貰ったって鍵は、きっとアレのことみたい。
▌シンクレア…シンクレア…!本当の、本当にありがたい人間ですねぇ…あなたは!
▌くふっ、町が丸ごと異端といっても過言じゃないわ…!こんな場所で生きるだなんて、とても不快だったでしょうね、シンクレア!
その子供の頭はフル回転していた。
▌この純粋でない者達をどうやって浄化しましょう。
▌待って、ちょっと考えてみましょうか。
▌異端達のガラクタの中に、最も純粋なものが隠れているでしょう?
▌脳。
▌全身を義体に挿げ替えたモノたちも、脳だけはそのまま持っている。
▌心臓も、肺も、全部強化施術で変えてしまうことはできるが、脳だけは都市で代替することのできない純粋なもの。
▌はっ!
▌それじゃあ駄目でしょう。純粋なものが可哀想でしょう。その矛盾自体が不快じゃないの!
▌脳天をこじ開けて、不純物は不純物らしくしてやらないと。
▌いいよ…いいね!
ついに思考を止めて椅子から立上がった子供は、大きな釘を握りしめた。
▌ふふ…貴方は私の英雄です。シンクレア。
もう片方の手で血と油で滲んだ地図を広げながら。
▌あの会社の研究室で覗き込んだ硝子窓に映った様子、そっくりそのままね!
▌貴方がちらりと覗かせたその不潔さに対する正義溢れる、そして火のような憤怒…それに触れてあげたら貴方は私にこの宝物を渡してくれたんですよ。
ガリッ、歯で赤いペンのキャップを開けて吐き出す姿は、もはや何かに取り憑かれたように見えるね。
▌貴方の周囲の異端を浄化し…嫌悪を綺麗に片付けて差し上げましょう。
▌貴方なら直ぐに理解するでしょうね!私たちが共に異端を審判する未来は…確定していますから!
▌近いうちに会いましょう、シンクレア。
軽薄な笑い、強迫的な手振り。
子供は大いに笑い転げて…。
「カルフ町」と書かれた地図の一角に、何度も丸を描き殴った。
▌私たちは肩を並べて、不潔なモノ達を浄化してゆくでしょう…。
地図の上の町は赤く、より赤く染まっていった。
この先、そんな風に変わっていくことを暗示でもするようにね。
人格/ドンキホーテ/N社中鎚
(▌=謹厳な異端審問官、▌=重厚な異端審問官、▌=囚われた義体保有者/驚愕した義体保持者)
▌しかしそなたとは私と契りを交わしたがゆえに…。
子供は血塗れの重い甲冑を身にまとう前から、夢があったんだ。
都市のどこかに裁判所というものがあれば、悪に審判の槌…ガベルを振り下ろしたいと思っていた。
▌醜悪な異機を付けた不潔なもの達を釘で導き…。
子供は何かを集中して読むことにも、大きな才能を持っていた。
その代わりに、何かしらを目に入れていないと休まずに話す癖を持ってしまったけどね…。
▌なるほど。しかし我々がその悪を釘で貫く理由は、握る者が正義を執行なさるきっかけを作るための道具として活用するためであるからか…ふひっ。
子供の目が、その一声と共にキラッと光った。その光は多少濁ってはいるけど、何はともあれ光を放ってはいるということだ。
▌休息は終わりだ。中、小鎚は規定の隊列に集合せよ。
▌今日も有意義な休憩であったな…労働を休む間、握る者のお言葉を吸入することができるなど、最高の福祉でないわけがない。
子供は自分の身体より大きな鎚を地面に突き立てながら、すっきりとした表情で身体を起こした。
▌第三鎚。二路地分、前進。綺麗にするように。
▌期待に応えよう!正義を体現しようではないか!
かなり骨が太い鎚達も、入社してからずっと続く「浄化」に疲れていったが、子供はそんな気色を少しも露にしなかった。むしろ言葉が終わるや否や、気が狂ったかのような速度で走り出していたんだ。
▌…あの者か?一度も缶詰を口にしていないという鎚は。
▌それだけだとでも?小鎚であった頃からあの者は一度も「教育」を受けたことがない。
▌…それは驚きだ。
土埃だけを残して去った子供を眺めながら、二人の鎚たちはそんな会話をしていた。
▌信実であることは、確かに美徳だが…特異ではあるな。
▌皆まで言うな。あの者がどうして休むときに長靴を脱いでいないのか、知っているか?
▌噂は本当か?運動靴を甲冑の中に重ねて履いているので、不便であるがゆえに脱がないという…。
▌正義を共に実現する仲間だとか。まぁ、握る者がそのようなものを処罰しろとは仰せられていないがゆえに放置してはいるが。
彼らはそれ以上、特に話題が思いつかなかったようだった。
自分たちの教育も、人格缶詰を食べる日々も無いまま、教理にすぐさま心酔した新入りは一度も見たことがなかったから。怖気づいたんだろうね。
むしろそれくらいで怖気づけて良かったのかも。
▌フハハハッ!ハハハ!!
子供の前にいる者達は、怖気付く気力すら無かったから。
▌た、たすけ。
▌心臓の無い空き缶が喋ったりもするのだな!アハハ!
肉が裂ける音、巨大な金鎚が空気を爆発させる音。
▌こ、これ。外します。わ、わたしは。
創傷に裂傷、そして爆傷と打撲傷。
▌悪人の言葉をいかに信じられよう!
▌私が…?どうして、あく。
世界に存在する全ての傷と騒音が、その空間に押し寄せているような気がした。
阿鼻叫喚っていうのは、きっとこんなものを目にしたときに言う言葉なんだと思う。
最も怖い人間って、自らを常に正しいと信じる者たちだって話があったっけ…。
うん、きっと間違ってはいないと思う。
もしかすると子供はただ、自分が信じたいものだけを信じたかったのだけかもしれないね。
人格/ムルソー/N社大鎚
(▌=信実な異端審問官)
子供の周りには、厚い甲冑を身に付けた者たちが立ち並んでいたんだ。
彼らは皆片手に太い釘を持ち、もう片方の手には、本当に片手で握れるのか気になるくらいには大きな金鎚が握られてた。
▌大鎚よ。
その中の一人が子供の前へ出てそう言った。
▌もはやこの区域には異端の影が見えません。
▌……。
大鎚と呼ばれた子供は静かに息を吐き出した。その息は、どこか震えているみたいだった。
▌汝らはこれで復帰しても良い。
その子供の声はいつであれ低く、孤高だ。
さらに、いつも顔に付けている仮面にその声がぶつかって響くと、より一層神聖に聞こえたんだ。
▌大鎚におかれましては…。
▌当人は最後まで確認する義務がある。握る者より命ぜられたがゆえに。
▌握る者が望まれるのであれば。
ガチャン、ガチャン。
他の人は全員その場から離れ、死体の畑となった廊下には子供だけが残った。
▌ふぅ…。
子供はガチャガチャさせながら仮面を脱ぐ。
すると、その子供の隠されてた様子が露わになったんだ。
口を覆っている小さな機械と、皮膚の合間合間に突き刺さっている緑色の奇怪なチューブ。
うん、あれはK社の物品みたいだね。
▌信仰が…底を突きそうだ。
子供の声はさっきよりもっと震えてた。それは恐怖や畏れによるものではないみたい。
閉じ込められている何かが湧き上がろうとあくせくしてるみたいな、一種のほとばしりだね。
▌うっ!
でも、まもなくその震えは止まった。
子供が口に付いてる機械を弄ったからだろうね。管に入っている液体が瞬時に吸い込まれていったから。
▌私は…純粋さである…。
ガチャン、ガチャン。
▌握る者に忠誠を誓う…金鎚…。
子供は再び仮面を被り。
そうブツブツと呟きながらどこかへ去って行った。
人格/ヒースクリフ/N社小鎚
(▌=導く異端審問官)
オレが望んだのはこんなもんじゃない。
オレがこんなことをすることになるって思わなかった。
オレはただ…うまいことやっていきたかっただけなのに。
よりによってあの日、キャシー*1が投げかけた言葉がオレの心に何度も突き刺さってきて…。
二度と帰らないって言って飛び出しただけだってのに。
▌これくらいにしておこう。復帰する。
どうしてこんなとこに巻き込まれたんだろうか。
▌そこ、小鎚。
▌…あっ!はい!
▌復帰するという言葉が聞きとれなかったのか?お供するように。
あの変な形の釘は一体何なんだろうか。
真ん中に透明な窓があるけど、人間にブッ刺すと何かで満たされていくんだよな。
まるで人間の…。
▌何を考えているのだ?
▌い、いいえ。
▌今日は儀式を行う日だ。無駄な雑念があるなら今、空にしておくように。
くっ…あのクソ儀式!
まーた頭がズキズキいう本を開かせて、ブツブツ唱えさせるつもりか。
そんでもって、なんか缶詰を開けて白くてちょっと濁った粥みてぇなのをずっと食わせてくんだよ…。
そうする度に段々と記憶が融けるように変わって…。
▌号令。異端は。
▌浄化せん。
あ?
オレ今…なんつった?
人格/ロージャ/N社中鎚
▌素晴らしい。
▌ほんっと、とっても素晴らしい!
▌どうしてこの世にあんな方がいらっしゃるんだろう?
▌いや、どうしてこの世に人間のフリをする不良品がこんなにたくさんあるんだろう?
▌握る者に出逢ってやっと分かった。街をちょっと歩くだけでも不快な臭いが漂うっていうのに、私は必死に気付かないフリをして生きてきたってことに!
▌握る者の声はいつであれ私の馬鹿な考えを引っくり返し、正しい心構えで満たしてくれる。
▌初めて金鎚として召集されたときも、初めて金鎚を振り下ろしたときも、その声が私を安らぎに導いたんだ!
▌あぁ、どうして不浄なモノ達を壊すことに恐れを感じたんだろう?
▌純粋でない人間が街を闊歩してるというのに、土が穢されているという考えにどうして至らなかったんだろう!
▌そうしてやっと私は悟ったんだ。
▌私の美しい故郷でもそんな不純な…異端達が我が物顔で闊歩しているということに!
▌中鎚になってすぐの週、私は握る者に初めて告げた。濁りゆく故郷の未来を正したいと!
▌握る者はいつものように、慈悲深い笑みを浮かべていらっしゃった。
▌そうしなさい。
▌あぁ、やっぱり私は選ばれた人だったんだね!
▌その日の夜、裏路地の住民達はそのまま死体の塔になってしまった。
▌あぁ、そっか。「異端」の住民たちがね!
▌土と最も遠い場所に突き刺しておいたそいつらを眺めると…楽しくて笑いが出た。
▌綺麗に浄化されたこの故郷の土に、口づけをしたくなるほどに。
人格/シンクレア/握らんとする者
▌シンクレア。
柔らかく、暖かな声が空間を包み込んだ。
▌こっちを見てください、シンクレア。
包み込むような、あるいは締め付けるようなその声。
でも。
▌くっくっ…クハッ!本当に絶景じゃないですか?
鋭い鉄の欠片が摩擦し、ギイイと弾けて奏でられる嫌な音のように、子供の隣に立っていた者の笑い声が空間の感覚を完全に裏返した。
見下ろしながら細かいところまで目を通すと、その空間は。
鋭くも熱い炎が四方八方を取り囲んでて。
▌感想はどうですか、シンクレア?業火に包まれたこの景色を眺めてみた感想は!
炎よりも鋭く歪んだ口元をした者の声は、まさに狂気に包まれてるって言えそうだね。
▌…あ。
そのとき、子供が口を開いた。
唇はぶるぶる震えており、呼吸は浅くて早かった。
これは恐怖に押し潰された反応なんだろうか。うん、そう見えるかもしれないね。
子供にはきっとチャンスと呼ばれるものがあった。
運命という名前の卵の殻を自ら破って、生きていく方向に対する選択を自らの手で握ることもできただろう。
でも…。
▌美しいですね…ファウスト。醜悪で不快なモノ達が浄化される姿が。
外で殻を破ってくれる都合の良い存在を拒否することは、そう簡単なことではないよね。
たとえ、それが自分の親鳥じゃなくても…。
誰かが進む方向を握って振り回しちゃうとしても…。
暖かさと錯覚してしまいそうな不穏なその炎へ、まるで心安らぐ焚き火の前へ置かれた羊のように、力を完全に抜いてしまうんだ。
▌どうしてもっと早くに任せなかったんでしょうね、ファウスト?
▌自分で悩んだり考えたりしようとしなくても、こんなに確かな答えが僕の目の前に置かれていたというのにですね。
子供の声は涙を宿して震えていた。
確信はどこにもないけど確実であると必死に演技する、たった今巣から突き落とされた…。
殻すら完全に破れていない、赤ちゃん鳥。
子供にはそんな文飾がなによりも似合うだろうね。
▌万人がファウストと同じではありませんからね、シンクレア。
▌でも大丈夫です…フッ。
銀の髪を持つ子供は空に向けて指を差しながら言った。
そこには、バチバチとわけの分からない機械音を呟いている何かが突き刺さっていたんだ。
▌あ…アァ!
子供の目はより一層小さくなった。反対に震えはさらに大きくなっていった。
目の前にあったものは、明らかに彼が望んでいない結果だった。
子供にもそれがよく分かっているけど、彼はただ分からないでいることにした。
自分でも、これが正しいことじゃないって思ってはいるけど、正体不明の親鳥が持ってきてくれた餌が、ただ便利だから。
口を開いてただ飲む込むことを繰り返すだけの、赤ちゃん鳥。
既に煮え立つ油の中に飛び込んでしまった子供は、もう融けてしまった両腕で羽ばたく選択肢しか残っていなかったんだ。
…きっと炎が消える頃には、灰に変わっているだろうけど。
▌は…はは。
子供は笑った。
▌おめでとうございます、シンクレア。アレを見て笑える者になったのですね。
子供の隣に立っている者はその姿を見て、心からお祝いしてるね。
本心としては、数多の世界の中に可能性というものが本当にあるなら…そのどこかの世界が羨ましがる子供を、自ら完成させたことに対するお祝いの意味の方が大きかったけど…。
多分だけど、既に変貌を遂げて燃え盛っている子供を覗いたことですっかり魅了された者が、とある別の世界にはいたのかもしれないね。
もうじきその世界もまた火と油、そして電気が押し寄せ、世界の中にいる子供は今とは似ても似つかぬ試練にぶつかることになるだろうけど。
▌さあ、始めましょう。シンクレア。世界を浄化しましょう。
▌…はい。
心うつろに両腕の鉄を振り回し続けて手には何も握れず、自分の選んだ道すら歩めずに炎の中で失せゆく子供のすすり泣きだけが、業火の中で鳴り響いてばかりいるね。
自ら殻を中から割るのか、殻をひとつひとつ取り除いてくれる都合の良い掌握に身を任せることになるのか。
それは、その世界だけの出来事だろうね。
でも、この世界が先か、あの世界が先か…。
一体誰に分かるんだろうか。
台詞
人格/ファウスト/握る者
人格獲得 | 共にしますか…?醜悪さを浄化する大業を。 |
---|---|
朝の挨拶 | 演説の時間に合わせてきたのですね!ふふ、殊勝な心掛けです。 |
昼の挨拶 | あぁ…外は今お昼の時間のようですね?くっくっ…関心外すぎる事柄でしたので。 |
夕方の挨拶 | 浄化の時間です…汚いモノ達を純粋の土から引き剥がしてしまう時間です。 |
対話1 | 苦痛を受け容れねばなりません!それを超越した瞬間に…生まれ変わることができますから。 |
対話2 | ファウストに従うのです…私に握られるのです…くふっ。 |
対話3 | 人間を構成するものは肉と血…そして骨。それ以外のモノは不潔でしかありません。 …その仮面程度は大目に見ましょう。衣服とそう変わりありませんからね。 |
同期化後の対話1 | 貴方は…手に付いたモノを洗い流さないのですか?くっくっ…ほら。不潔なモノを洗い流すことは当然の理ですよ。 |
同期化後の対話2 | 会社が…常に答えではありません。ときには…自ら計画する必要もあるのですよ? |
放置 | 言うこともないのにファウストを捕まえていたのですか…?ふっ、今回だけは赦してあげましょう。 |
同期化進行 | 高く…より高く!より…純粋な身体に…ふふっ! |
人格編成 | 金鎚を握り。 |
入場 | ファウストが出るに値する場所なのでしょうね。 |
戦闘中の人格選択 | 告解は後ほど。 |
攻撃開始 | 浄化! |
敵混乱時 | 土より…。 |
混乱時 | …まさか。 |
敵討伐 | …土へ! |
本人死亡 | まだ…完全には…。 |
選択肢成功 | 当然よ! |
選択肢失敗 | …何よ? |
戦闘勝利 | 浄化は終わった…?ふふっ。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 最も純粋な世界へと! |
戦闘敗北 | 敗北…?信じられないわね。金鎚達はどこへ行った? |
人格/ドンキホーテ/N社中鎚
人格獲得 | 悪を浄化する正義の金鎚。当人が必要でありまするか?ふふふ…。 |
---|---|
朝の挨拶 | …あぁ、すまない。教理に集中をしているとそれ以外はあまり入ってこなくて。朝食の時間か? |
昼の挨拶 | 夜になれば正義を執行するので忙しくなるだろう…今は残りを読んでおかなければ…。 |
夕方の挨拶 | …ひひっ!?あっ、はぁ…仮面…脱いで回ってはくれないのか?暗くて思わず浄化するところだったはないか…。 |
対話1 | 6章18節…しかしそなたとは私と契りを交わしたがゆえに…ひひっ!握る者がお交わしになった契り…ひひひっ! |
対話2 | この世にはとても悪が多いのであります… 握る者がお一人でそれらを全部浄化するにはお忙しくていらっしゃるがゆえに、当人がお手伝いするのだ。 |
対話3 | あぁ、この羊皮紙であるか。当人が手ずから写したものである…。 冊子の形態では、常に握る者がお残しになったお言葉と共にすることができないではないか…ひひっ。 |
同期化後の対話1 | この鎚は私にとってのガベルであります。邪悪な者の心臓に…正義の審判を下すのです。 |
同期化後の対話2 | そなたが握る者が行われる大業を助ける者とは、当人も心強くありまする。 そなたと共ならば、当人の正義執行もまた大きく発展するでありましょう。 |
放置 | 貴重な休憩時間を虚空に飛ばすことは出来ない。 |
同期化進行 | キヒッ!アハハハッ!正しい…!浄化。 |
人格編成 | …うむ、出発しよう。 |
入場 | 悪は自らの姿形を持てぬであろう。 |
戦闘中の人格選択 | ハハハハッ!あぁ、隣にいたのか! |
攻撃開始 | 貫いてやろう! |
敵混乱時 | (狂ったような笑い) |
混乱時 | (狂ったような笑い) |
敵討伐 | 正しく執行されたな。 |
本人死亡 | くっ…まだ、やるべきことが…。 |
選択肢成功 | 難しいことではなかった。 |
選択肢失敗 | …言葉が出ないな。 |
戦闘勝利 | ふむ…今より休憩の時間か? |
EX CLEAR戦闘勝利 | この風景…正義の鎚が訪ね征きし土地は、これほどに美しいものだとは! |
戦闘敗北 | イヒヒヒッ…悪を…浄化するには…無力だったか。 |
人格/ムルソー/N社大鎚
人格獲得 | 握る者の金鎚はここにあらん。 |
---|---|
朝の挨拶 | 肉体を正すのに適した時間です。貴殿も集会に参加し、心を洗い流すのはいかがだろうか。 |
昼の挨拶 | この時間に貴殿と顔を合わせるとは全く予想しておりませんでした。勤務に苦衷があれば、当人にいつでも仰るように。 |
夕方の挨拶 | 貴殿は寝所に早く向かい、肉身を保存なさいませ。当人は今から…握られねばならぬので。 |
対話1 | 握る者を補弼することは至上の栄光です。当人は、未だに指名の瞬間を忘れておりません。 |
対話2 | この釘が気になるのですね。これはN社の経験缶詰を作るのに使われます。詳細な使用方法は…直接現場を訪れられんことを。 |
対話3 | この仮面は握る者より賜ったものにございます。過去に使っていたものは、この生命水の管を隠すには不適切になってしまいましたもので。 |
同期化後の対話1 | …最近、握る者が青い目でご覧になっている者がいるようです。なんでも釘の資質があるとか。 貴殿が人選をする時の判断が知りたいです。ご慧眼を拝借いただけませんでしょうか。 |
同期化後の対話2 | 私はたった一人の釘のための金鎚に過ぎません。 握る者は、釘の種であるあの者に教えを授けよと仰いますが…いや。握る者の意がそうであれば、従うのみです。 |
放置 | 金鎚はいつであれのその場にて、握られるときを待っているが故に。 |
同期化進行 | 認められるにはまだ微力ではあるが、貴殿の意がそうであるならば。 |
人格編成 | 此処に。 |
入場 | 土へも還れぬようにせん。 |
戦闘中の人格選択 | お言葉を賜りましょう。 |
攻撃開始 | 懺悔するであろう。 |
敵混乱時 | 無価値な抵抗でしかない。 |
混乱時 | 信仰が貧弱だ。 |
敵討伐 | 異端を浄化した。 |
本人死亡 | 鎚は…延々と汝等を追うであろう…。 |
選択肢成功 | 握る者より成功を命じられたが故。 |
選択肢失敗 | 当人が微力であったが故。 |
戦闘勝利 | 握る者がご満悦であれば、それで十分です。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 握る者へ完璧な勝利を捧げん。 |
戦闘敗北 | 全ては…微力なる当人の罪…。 |
人格/ヒースクリフ/N社小鎚
人格獲得 | はい、わ、わたくしは…。あっ、先輩じゃねぇのかよ…なんだよ? |
---|---|
朝の挨拶 | 忙しい時間だ。話し掛けんな。あっ…本どこだ? |
昼の挨拶 | 異端は浄化…ハッ。オレさっき何つった?あぁ…メシ食うとこうなんだよな。 |
夕方の挨拶 | 今日は時間通り寝れっかな…あんたは寝れるときに寝とけよ。 |
対話1 | 何度も話し掛けてくんな。さっき覚えてた教理が全部ポロポロ落ちてくんだよ。 |
対話2 | マトモなメシが食いてぇな。毎回柔らけぇのが入った缶詰を開けんのもうんざりだ…。 |
対話3 | 異端…!あ、チクショウ…。そのクソ仮面脱いでおけねぇのか?紛らわしくて殺すとこだったじゃねぇか! |
同期化後の対話1 | 目が窪んでるだぁ…?まだ寝れてねぇんだよ。この前集会に5分遅れたやつで日が昇るまで読経する羽目になったからな。 |
同期化後の対話2 | オレは…金鎚…汚いモノを叩き浄化する…握られる者…。 |
放置 | …誰もいねぇのか?ちょっとkらい…休んでもいいだろ。*2 |
同期化進行 | オレが…?いや、オレは資格が無いと思うんだけど…それが意だっていうなら従わないとな。 |
人格編成 | はい!あっ…あぁ。 |
入場 | はぁ…時間か。 |
戦闘中の人格選択 | なんだよまた…。 |
攻撃開始 | 浄化、しろ…だっけ? |
敵混乱時 | 異端を排除…。 |
混乱時 | …うっ!ここは…。 |
敵討伐 | …また死んだか。 |
本人死亡 | クソッ…キャサリン…。/ …。(6章クリア後) |
選択肢成功 | 言われた通りやった。 |
選択肢失敗 | 言われた通りやったけど…。 |
戦闘勝利 | これで…帰っていいのか? |
EX CLEAR戦闘勝利 | これくらいなら…いつか戻れるんだろうな? |
戦闘敗北 | だ、ダメだ!このまま戻ったら…うぅっ! |
人格/ロージャ/N社中鎚
人格獲得 | やっと、私をお使いになるのですね…!うふっ、後悔はさせません。 |
---|---|
朝の挨拶 | 握る者の朝の演説は、いつであれ最高です…あなたも聞きますか? |
昼の挨拶 | 食事は楽しめましたか?私ですか?私は、最も純粋な状態を作るために断食を遂行しています。 |
夕方の挨拶 | 今日の浄化地域は…あぁ、あなたですね?今日は浄化がある日なのでちょっと忙しいんです。また次にお話ししましょう、ふふ。 |
対話1 | 握る者…握る者はそれをご所望である…。 |
対話2 | 義体…そんなものをどうして付けるのか理解できませんね。 腕か切られた人はどうするべきかって? ぷふっ、そりゃぁ切られたのなら、その瞬間の苦痛を楽しまなきゃ、どうして後のことを心配するんですか? |
対話3 | 私は中鎚になってからそこまで経ってないんですよ。 小さき者たちの中で最も信仰心が優れていたのでこうなったんですよね!ふふっ、我ながらとても誇らしいです…。 |
同期化後の対話1 | あなた…あなたも異端なんですか?その時計は…あぁ、仮面なんですか? あはは、私ってば…大変なことになるところだったじゃないですか。 やっと少し仲良くなったっていうのに、釘で貫いちゃうところだったじゃないですか。 |
同期化後の対話2 | ふふっ、くふふっ…!異端の奴らをぶ、ぶち抜くほどに…私が完全になってく感じがする…! …うぉっほん。いつからそこにいたんですか?あなたに見せるには不適切な姿でしたね。 |
放置 | …3章9節。握る者が金鎚たちを召集し…あ、私のことは気にしないでください。教理を読んでる最中なので。 |
同期化進行 | 必ず、必ず!召集に報いてみせます…ふふっ! |
人格編成 | 待っていました。 |
入場 | 異端へ…鉄の断罪を。 |
戦闘中の人格選択 | 呼びましたか? |
攻撃開始 | 浄化! |
敵混乱時 | 異端がふらついてるな。 |
混乱時 | 弱すぎる! |
敵討伐 | 死で懺悔せよ。 |
本人死亡 | こんな…はずは…。 |
選択肢成功 | 信頼に報いました。ふふっ。 |
選択肢失敗 | …最初からまた勉強し直します。 |
戦闘勝利 | 信仰の勝利です。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | あははっ!こ、これで私はもっと高い位に…! |
戦闘敗北 | この…恥辱は…絶対に忘れないから…。 |
人格/シンクレア/握らんとする者
人格獲得 | 全部、燃やし尽くしてやる…虫唾が走る僕の人生までもを。 |
---|---|
朝の挨拶 | 貴方ですか。ちゃんと眠れましたか?僕は…眠気が来なくて。 |
昼の挨拶 | 食欲がないですね。貴方だけでも仮面を脱いでちゃんと食事をお摂りください。 |
夕方の挨拶 | 夢を見ることを恐れたことはないのですか?…羨ましいですね。 |
対話1 | おぞましい者たちと人生を重ねてきたということを悟ってから、過ぎた日々が全て悪夢として返ってくるんですよ。 |
対話2 | 燃やして燃やして…既に目の前で灰の山になったモノたちなのに、ずっと僕を苦しめるんですよね。 |
対話3 | …やはり、彼女の言葉が正しいですね。より多くの浄化を成し遂げてこそ…僕の精神の浄化も成し遂げられるであろうから。 |
同期化後の対話1 | 今日は十六を貫いて燃やしました。明日はこの倍の異端に釘を打って燃やします。ふふっ…これもやってみると楽しくなってきませんか? |
同期化後の対話2 | 火によって汚物を浄化する力…やはり、彼女の言葉を聞いてよかったです。 |
放置 | …おっしゃることがないのであれば、彼女の元へ行っても良いですか? |
同期化進行 | 特別な気分を感じたりはしませんね。僕は…資質のある…選ばれし者だったから。 |
人格編成 | 杭を突き刺してあげましょう。 |
入場 | 火で浄化し、綺麗な世界を建てよう。 |
戦闘中の人格選択 | 今忙しいです。 |
攻撃開始 | 炎の中へ。 |
敵混乱時 | …良い。 |
混乱時 | くっ! |
敵討伐 | …燃えて死ね。 |
本人死亡 | これが…答えじゃなかったって…? |
選択肢成功 | 何の難しいこともないですね。 |
選択肢失敗 | チッ、できないって分かってたのに。 |
戦闘勝利 | このくらいなら…彼女にも認められそうだ。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 当然の結果です。僕は、選ばれたから…そうですよね? |
戦闘敗北 | クソッ、どうして?(歯ぎしり) |