ゲーム用語/攻略wiki

Last-modified: 2023-03-16 (木) 09:15:53

ゲーム攻略の情報サイトの内、wikiというシステムを使用しているものを指す。
wiki自体の説明についてはこちらなどを参照していただきたい。

目次

概要

  • 正確にいうと、「ウィキ記法」を用いて情報を追記していくタイプのゲーム攻略サイトが、
    いわゆる「攻略wiki」であり、情報源にもよるがいわゆる「まとめサイト」の一形態でもある。
  • wikiの登場まで、ゲーム攻略サイトはいわゆる一個人のホームページなどに寄るところが大きかったが、
    wikiはその性質上複数のユーザーが同時に編集でき、いわゆる「集合知」を活用できるため、
    ゲーム攻略サイトの構築には非常に都合が良いものとなっている。
    また、オンラインゲームなどの日々情報が変わっていくようなゲームの攻略サイトを構築する上でも、
    wikiのシステムは使い勝手が良い。
  • 近年ではコンシューマ、オンライン、ブラウザ、スマートフォンアプリなどの媒体を問わず、
    更にはメジャー・マイナーゲームを基本問わず、よほどの事がない限り攻略wikiが開設される傾向にある。
    ネットにさえ繋げられれば原則誰でも無条件で閲覧できる上に、
    更新が活発なサイトでは、体系化された情報を素早く入手できるという利点がある。
    wiki運営サービスの中には、上記を踏まえてゲーム攻略系wikiに特化してサービスを行っているところも。
  • ただ、wiki自体はあくまで個人が開設するものであり、その編集方針や匿名メンバーの編集参加を認めるかどうかなどはwikiの管理人、
    および編者達に一任されている。
    そのため、偏に攻略wikiと言っても画一的ではなく、実に多くのバリエーションが存在している。
    ゲームによっては、複数の攻略wikiが開設・運営されている場合も多い。
  • 開設に費用がかかることはまず無いため、
    新作の発売前・発売直後には非常に多くのwikiが誕生する。
    特に近年では新作の「発表」時点で、我先とばかりに無数の攻略wikiが乱立するケースが殆どである。
    その後、発売前のリリース情報や発売後の実際のプレイを参考に情報を追加していく、
    という展開になるわけだが、上述したように近年では最初の時点で攻略wikiが乱立状態になっており、
    更に後者の事情から、更新が活発に行われないwikiも珍しくはない。
    その反面SEO(検索エンジンで検索上位にするための仕掛け)対策は設立時点で充実しているケースが多く、
    実用性に乏しいwikiに辿り着いてしまうケースも少なくはない。
    • また、情報を掲載するのがあくまでプレイヤーである以上、
      その情報の正確性については保証されかねる場合が多い
      編者、つまり検証するプレイヤーが非常に多いwikiであれば、
      仮に間違いやガセネタがあっても訂正されるのが常であるが、編者が少ない場合はそれが難しくなることがある。
      メジャーなゲームの攻略wikiでも、実際の編集はごく少数名で行われている*1という事例も珍しくなく、
      それによって情報に偏りが生じたり、恣意的・主観的な情報が掲載されてしまう事もありうる。
      ネットでの情報収集全般に言える話だが、
      記載された情報の真贋については閲覧者が個々に判断する必要がある。
    • 不特定多数の人間が編集できるwikiでは、いわゆる「荒らし」の被害にもあいやすい。
      wikiサービスにおいては様々な「荒らし」対策があるが、
      完全自動で荒らしを排除するシステムはなく、wiki自体が「間違いが起こらない」のではなく、
      「間違いがあってもすぐに訂正できる」事をコンセプトにおいているため、
      人による管理は基本不可欠となる。
      その点でも、管理者・編集者の充実は欠かせない。
  • ちなみに、一人でもwikiを開設・編集していくことは出来る。
    例えばマイナーゲームや、メジャーなゲームでも攻略対象が極めてニッチなものであった場合、
    自分以外は編者が居ないという事態は十分ありうるものとなっている。
    もしくは何かしらの理由で、他の編者を介在させたくないということもありうるだろう。
    この場合は集合知というより、wikiというシステム自体の使い勝手の良さをフルに活用していくことになる。
    ただしこの場合「wiki」と名乗るのは問題だとする声も一部にみられる。
    • wikiという言葉が攻略サイトを表す上で都合がいいのか、
      実際はwikiのシステムを使っていないにも関わらず、検索に引っ掛けるためだけに(SEO対策として)wikiを名乗る例も存在している。
      この点は特に企業型攻略サイトに多く見られ、
      肝心の内容も決して褒められたものではない場合が多く、近年では問題視されている。
  • なお、wiki自体は「システム」であるため、
    プログラミングの知識があれば自分自身で独自のwikiシステムを構築することも可能である。
    またフリーのwikiプログラムを入手し、
    自前でサーバーを用意してそこでwikiを動作させるということも可能である。
    後述のMHF-wikiなどはそのような方法で運営されていた。
  • オンラインサーバーに依存する攻略wikiの系統には、宿命的に大きな欠点がある。
    直近の事例としてはYahooジオシティーズのサービス終了により、
    ブログ形式の多くのゲーム攻略wikiが突然の閉鎖を与儀無くされた。
    この様にサーバー管理側の事情や都合によって、インターネットから忽然と情報が消滅する事があるのである。
    サーバー、ドメインを用意した完全な個人によって運営される攻略wikiに関しても、
    その人が何らかの事情でサービス維持ができなくなってしまえば同じことである。
    インターネット情報網がどれだけ確立し、膨大な情報量が一瞬にして便利に閲覧される時代であろうとも、
    紙媒体の攻略本が今なお必要とされているのは、
    こうした時代背景の隙間に見え隠れする如何ともしがたい不条理への対応や救済の側面も担っている。
    だから、一概に攻略wikiと攻略本のどちらを比較して賛否や是非を講ずるのでは無く、
    双方の至らぬ点を相互に補完し合う事で、ゲーマーの情報網の安泰と盤石が今日も支えられているのである。
  • 近年ではメーカーと直接の利害関係がない企業がライターを雇って攻略サイトを運用するケースも増えてきており、
    こちらも「攻略wiki」と称される(或いは検索で出てくる)事が大半である。
    MHRiseの頃になるとこのタイプの「攻略wiki」がMHに限らずデファクトスタンダードになっており、
    それを攻略wikiと呼び続けてよいのかは当然議論の余地はあると思われるがここでは触れない。
    • これらの自称wiki系サイト固有の問題点として、少数のライターがノルマをこなす為に執筆しているために、
      他の(自称)wikiや前作からの丸写し、個人が発信した情報を精査せずに盗用するといった現象が起こりがちな点がある。
      MHシリーズにおいては「新作には存在しない仕様が書かれている」「前作の効果が書かれている」のほか、
      「各武器のオススメとして紹介されている装備がとんでもない地雷装備になっている」等の例が多い。*2
      多人数が編集できるwikiであれば明らかな誤りや執筆者の偏見については他の編集者が対処する事ができるが、
      こうしたサイトは基本的にユーザーが編集できず、かといって運営者が責任を持って修正するわけでもない為、誤ったまま放置されている場合も少なからずある。

MHシリーズにおける状況

  • モンハンの攻略wikiももちろん存在する。というよりシリーズの知名度の高さも相まって、
    情報の集約度合いを別にすれば攻略wiki自体は無数に存在しており、
    MHP以降のシリーズで攻略wikiの存在が確認できる。
    MH無印については年代の関係か攻略wikiは現存していない模様。
    MHGに関してはWii版の攻略wikiが存在している。
  • MHシリーズの攻略wikiの特筆すべき点として、
    かつて黒wiki」と呼ばれる攻略wikiに情報リソースが集約されていた事が挙げられる。
    このため事実上、モンハンの攻略wiki=黒wikiだった時代もあった。
    2011~2014年にかけて発生した諸問題によってその構図は崩れている。
    詳細はこちらを参照のこと。
  • MHXとMHXXでは黒wikiが開設されておらず、
    この頃になると攻略wikiそのものの問題が数多く指摘・表面化。
    発表時点で無数のwikiが設立され、情報の分散化が発生して利用しづらく、
    黒wiki時代のようなコアな攻略情報が掲載されているサイトは皆無となった。
    なお後でも述べるが、攻略wiki自体は運営者と編集者の関係性に様々な問題を抱えるようになったものの、
    ここまで壊滅的な状態に陥ったのはゲームの規模を考えると珍しく、
    攻略wikiの問題を語る上で「モンハンの攻略wikiの衰退」は度々引き合いに出される。
  • MHWorldでも状況は全く変わりないが、モンハンというゲームの設計上、
    具体的な攻略方法については文章で説明するよりも動画を見せた方が早い、という状況が強まっている。
    特に本作は動画撮影が比較的容易になっており、この傾向が強い。
    一方で詳細なデータについてはwiki形式で文章で表示されていた方が便利という事もあり、
    純然たるデータサイトとしてのwikiと、実際の攻略を動画や画像で紹介するサイトに大別される傾向がある。
    いずれにしても、黒wikiのようなデータベース機能のある総合情報サイトは存在しない
    と考えておいたほうがよい。
    • なおMHWorldではモンスターの弱点部位や弱点属性、攻略のヒントがゲーム中で確認できる。
      このため、ちょっとした情報程度では文章でwikiに書いてもゲーム内で閲覧できるので無意味、となりやすい。
  • MHRise(MHR:S)に関しては
    不特定の複数名で編集していくタイプの攻略Wikiは完全に廃れた」と言うに等しい状態となっている。
    ただしこれはモンハン特有の事象ではなく、人気CSゲームでは大体どこもこんな状況である。
    Wikiを名乗るサイトは複数存在しているが、MHXシリーズ以前の形式ではない。
    一応Wiki形式ではない(自由編集ではない)データのみを掲載するサイトはいくつか存在しており、
    各種データを見るだけならさほど苦労はしない。
  • 派生作品の内MHFでは、かつて黒wiki同様に情報リソースが集約されていた
    「MHF wiki」が存在していたが、様々な問題によって2011年頃には機能しなくなってしまった。
    ただ、攻略情報を取りまとめたwikiそのものには間違いなく需要があり、
    同時期より当時のMHFでよく行われていた「効率狩り」や「(主に運営や迷惑プレイヤーを茶化した)ネタ」に特化し、
    故に「MHF wiki」では取り扱えなかった情報を多く有していたネ実wikiに攻略情報を集約させる動きが強まり、
    最終的にはネ実wikiがMHFの総合的な攻略wikiとして機能するようになった
    ただし、ネ実wikiの元来のコンセプトから黒wikiのようなデータベース機能のある総合情報サイトではなく
    データベース機能に関してはMHF猟団FreeDomの小部屋の情報とセットで運用するという、
    ある意味今でいう複数サイトから攻略情報を得るスタイルが確立していた。
    黒wiki全盛期時代(特に3rd~4G時代)の黒wiki以外の攻略wikiのように、ネ実wiki以外にMHFの攻略wikiは幾つか存在したが、
    そのいずれもがプレイヤー(=編集者)からの支持を得ることなく終わった。
    • ネ実wikiは元の経緯からネタ要素および俗に言うdis(批判)要素を強くしていたwikiなので、
      ネタ成分を完全排除した、言うなれば「MHF版黒wiki」を望む人も一時は少なからず見受けられた。
      だがMHFは12年もの歳月をかけて膨大な数のアップデートを繰り返していったため、
      データ量が膨大すぎてゼロから構築するのは少人数ではまず不可能という事情がある。
      できたとしても、ボランティアで少人数編集は人間の心情
      (特に、この件が論じられた2013~2015年ぐらいのネットユーザーの心境)的に無理であるため、八方塞がりとなる。
      そのような声が出た2013年頃の時点で既にサービス開始から6年の月日が経ち、
      実際ゼロベースで攻略情報を作り直したwikiは皆無であった。
      そしてネ実wikiは一時を除き荒らしの攻撃を受けることもないに等しく、
      MHF自体が苦しかった同時期においてはそれを半ばネタにしながら編集が続けられたことで、
      編集者が他の新規攻略wikiに移住することなく情報の蓄積が続けられていくことになる。
      その過程で過剰なネタやdis要素は薄められ、むしろライトユーザーにとって役立つネ実wikiという構図が完成し、
      遅くとも2015年頃には上記のような声はなくなった。
      その点において、ネ実wikiはまともなwikiだと言えよう。
      MHFのサービス終了から2年が経過しようという2021年秋時点でもアーカイブとして現存しており、
      こちらは母体となっているWEBサービス*3が終了しない限りは、ネットに残り続けるとみられる。
      前述のMHF wikiは2020年に全ての関連サイトが消滅しており、現在では閲覧できない。
      詳しくはこの文のすぐ下の(MHFwikiの経緯)にて解説する。
      簡単に言ってしまえばMHFwikiにはとにかく色々な大問題が起こりまくっていたのだ。

MHF wikiの経緯

  • 上述したようにMHF wikiは元々MHF版黒wikiと言っても差し支えがないほど、
    情報が集約され体系化されたwikiになっており、更新頻度も非常に高かったのだが、
    そもそもMHF wikiでは管理人が立てた方針として
    情報掲載や編集には掲示板で議論を通しての編集が義務付けられていた。
    これは「情報の誤りや強引な編集を阻止するため」という意図であり、
    MH4/G時代の黒wikiに非常に近い方針であったが、
    極めて多数の情報を同時平行で加筆編集していくには不向きであり、MH2にほぼ準拠していた黎明期はともかく、
    MHF独自要素が多数登場してからは情報の出回りが大幅に遅れるようになった。
    一方実際の「編集権限」は誰にでも与えられていたため、
    当時のMHFの効率至上主義の風潮もあって、大きな問題が2度発生し、編集者の激減を招いてしまった。
  • 2007年秋ごろに解析によって得られたデータが掲載されたことの是非が問題となったことがあった。
    結局、当時の管理人からの指示で解析データは載せないという方針となった。
    その結果肉質や採取等の詳細な数字が消えることとなり、
    肉質は曖昧な記号で表記されるという、現在のMH攻略wikiと同様の処置が行われたのだが、
    当時はそのような情報を具体的に数値化して提示するのが当然という風潮が強く、
    多くの住民が上記の対応を問題視し、編集者の離脱を招くことになった。
  • そして、2009年には「武器の取り扱い」をきっかけにした大論争が起こる。
    元々MHFでは「MHF猟団FreeDomの小部屋」を初めとしたデータサイトが充実しており、
    上述したようにMHF wikiでは曖昧な情報しか提示することができなかったため、
    単純にデータだけを掲載するだけ、という訳には行かないという事情があった。
    そのため、いわゆる武器の解説やオススメ武器などの掲載に力が入っていたのだが、
    オススメ武器の項目に趣味武器やネタ武器が掲載されてしまうことがあり、
    当時の黒wiki同様、「攻略に特化する」という観点からこれらを無くそうと、
    議論の末「実用的な武器のみを掲載する」という案が採択された。
    だが、一部の編集者はそれを「効率指定されない武器種も実用的ではないので不要」と解釈し、
    武器種を丸ごと削除するという編集を行うようになった。
    当然、消されてしまった武器種を使っていた編者達は激怒したのだが、
    「編集作業(武器種を消す事)は誰でもできるシステムだが、
    内容(消された武器種を戻すかどうか)については議論して決めた事以外は掲載しない方針」が仇となり、
    効率指定されない武器種を復活するか否かで議論が紛糾してしまう。
    当時の効率至上風潮から「(削除は)当然の対応」とする声も決して少なくなく、
    答えの出ない論争が続き、それが大量の荒らしを招く事にもなりwikiが大混乱に陥った。
    最終的にはオススメ武器の位置づけが管理人裁定で決まったことにより上記の争いは解決したのだが、
    時既に遅し、この争いに失望した多くのユーザーがMHF Wikiを去ってしまい、過疎状態となってしまった。
  • 2010年2月には、それまで個人の独自サーバーで運営されていたMHF wikiが、
    諸般の事情でサーバーの維持が困難になり、引き継ぎも困難な状況となったことで閉鎖される事になった。
    冒頭の項で述べた「wikiのサービス終了による情報の消失」が現実的になったのである。
    この時点でMHF Wikiはベテランプレイヤーから見るとすでに機能不全に陥っており、
    ちょうどこの直後にMHFのゲームバランスが大きく変わる事が起こり、
    それらの大混乱もあってこの件自体は大きな話題になることはなかったが、
    wikiデータの配布は行われていたため、その後2011年までの間に別の人(以下、新管理人)
    がMHF wikiを引き継いだ。
    従ってネット上に存在するMHF wikiは厳密に言えば二代目である。
    なお「MHF wikiの閉鎖」自体は各所で(当時を懐かしむプレイヤーから)話題にされたものの、
    MHFwikiの復活については、話題になることはなかった。
  • MHFがシーズン体制からフォワード体制に移行した2011年には僅かに活気づくものの、
    今度はあまりにも異常な主張を振りかざし、
    wikiを私物化(MHFの内容に限らない)しようとする記述が至る所で見られるようになった。
    いわゆる、「荒らし」が登場し、wikiの正常化の妨げになるのは自明であったが
    その人物の挙動と主張が当時の荒らし事情全体でみてもぶっ飛んでいて、
    まともな者が見れば、確実に異常と断言できるほどやばい物。
    当の本人も掲示板で私物化を是認する発言を繰り返していたため、控えめに言ってもキチガイである。
    これだけの暴動があったにもかかわらず、新管理人はこの人物に対し一切の対応を行わなかった。
    先述した「閉鎖~再建」の流れを知らず、
    フォワード体制移行でで復帰または新規で参入してきた編集者や閲覧者もこの状況に閉口することになり、
    「無管理状態になった」と見做され、完全に愛想をつかすことになる。
    以後まともな更新は行われず、ネ実wikiの文の無断転載が行われるほどひどい有様になった。
  • その後、PS3・wiiU・PSVitaでのサービスが行われるに伴い、
    検索サイトなどで一番最初に、全く情報が更新されていないMHF wikiが出てしまうことを問題視する
    (当時は、現在よりも攻略wikiの存在を重視する人が多かった)人が増え、
    更新が行われていないという旨の注意書きが掲載された事をきっかけに論争が起こったのだが、
    それが何故かwiki内容の全削除・ロールバック合戦に発展することになった。
    この論争は更新が止まっているが検索サイトで一番最初に来るという状況に対し、
    誘導をより強く行うか、放置するか、それともこの機会にもう一度このサイトを復興させるかというもので、
    当初は「稼働している攻略wikiが効率指向の強いネ実wikiしかない」という理由で
    復興論を唱える人も複数名存在していたのだが、
    全削除とロールバック合戦が起こったことで復興させても荒らされたり、昔の内容に戻されてしまう
    無管理状態のリスクが顕在化し、
    その間にネ実wikiが既に効率指向が緩くなっていたことが浸透した事もあり、
    復興させて再び発展させればいいという論は見られなくなり、
    放置、もしくは削除されたなら削除されたままでも別にいいという意見が多数を占めるようになった。
    その後も全削除と、特定の個人が行うロールバック合戦が続いていたが、
    そのような事をしている間に2016年よりHR帯が大幅な刷新を遂げ、武器種も前々から改変が行われたため、
    MHF wikiのほぼ全内容が現状とシステムレベルで一致しない状況になってしまった。
    MHF-Zの内容も一切追加はされず、そうこうしているうちにメインサイトのwikiが完全に消滅した。
    2018年までは管理人が更新対応すれば再び閲覧できるようになったが、完全に消滅してしまってはどうしようもない。
    1つだけ生き残っていたミラーサイトも2020年に完全に消滅したため、もはや遺物すら存在しない。
    こうして、元々終わっていたMHF wikiは最後のミラーサイトの消滅をもって、完全に歴史から消えることになった。

Wikiの削除とロールバックについて

本来、Wikiの内容を丸ごと削除するというのは荒らし行為の中でも特大級のものであり、
その削除(荒らし)行為の度合いによっては犯罪になる事もある。
ただ、上述したようにMHF wikiについては「削除されたならされたままで構わない」とする人が多く、
当時を知る上でのレガシーとしての価値を除くと、復旧させる事のメリットはない。
また、本件で何度もロールバックを行った事を示唆している人物は、
復旧させた後最新の内容に合わせて更新していくという意思がないことを示しており
(後に復旧させている人物はMHF wikiの全データをコピーした別サイトを多数立ち上げているが、
そのいずれも最新内容への更新は全くされていない。現在はそれも消えている)、
では何故残すのか、残した場合の問題にどう対応するのかという質問にも答えないという姿勢から、
多くの閲覧者・元編集者からの強い反感を買うことになってしまった。
その為、本件に関しては善悪の構図が逆転し、復旧している人物の方が悪になっている。
そもそも復旧している人物は意味不明なネ実wiki嫌いで、理由も完全にMHF wikiの方が酷かったため、
これだけで復旧している人物がキチガイであることがわかり、実際に話が全く通じていなかった。
このようなケースに削除止む無し、もしくは削除されても放置すべしというのはwikiでは稀に見られるが、
その多くが反社会的・公序良俗に反する記述に関するものや現在炎上中の案件に関するものであり、
普通のオンラインゲームの、それも当時年数で3年以上も更新が停止している、
内容そのものに著作権違反などの犯罪性が全く無いサイトで起こったというのは、
MHF wikiぐらいなものかもしれない。
ちなみにMHFの攻略wikiには他にも更新が長年止まってしまっているものが複数あるが、
削除と復旧が繰り返し起こっているのは何故か「MHF wiki」のみである。
荒らし、または間違って来る閲覧者のためにあえて削除すると思われる削除側はともかく、
復旧やデータの単純複製を行っている人物がMHF wikiの体面にここまで長く強く拘る理由は謎であり、
常人には理解しがたい。

なぜ衰退し、滅んでいったのか

二代目管理人(と言うのは甚だ疑問だが)が再建させた後のMHF Wikiについてはそもそも
管理人が自分及び自分に都合の良い以外の人物による編集(削除なども含む)を拒んだ
結果と推察され、はなから多数編集型wikiとして成立していなかったため論外だが、
初代MHF Wikiの破綻に関しては、
管理人が定めた管理方針がMHF、というより当時のオンゲ事情に噛み合わなかった」事と
自由に編集できるwikiの性質を根本から否定した方針」が極めて大きい。
前者については情報の出どころがダーティー(チートによる解析を指す)なマスクデータであっても、
プレイヤーが有意義に使えるなら積極的に掲載するべき、という2007年~2015年頃ぐらいまでの、
MHFに限らずオンラインゲームのプレイヤー(=Wikiの編集者)の嗜好とは噛み合わず
近年のオンゲ攻略wikiではこの手の編集は逆にチート使用を疑われ批難の対象になる事もある。
そして本来のwikiは誰も自由に編集でき、そこで議論や対立があったとしても、
あくまで編集されたものに対して行われ、間違いがあれば誰でもすぐに訂正できる、
というのが利点であるが、こちらでは議論による決着が前提となってしまったのが大きな間違いだった。
当時のMHF界隈が相当殺伐とした状態になっていた事が背景にあるとは言え、
これによって多くの記事にて議論が長期にまで及び、グダグダになる事も少なくなかった。
このような事態が続くと、当然の帰結としてwikiの情報を更新しようとしても「議論を通せ」などが横行、
議論してもなかなか通らず、時間だけが過ぎ、情報の出遅れが増していくだけであり、
それが愉快犯や荒らしをも呼び寄せる要因となり、結果破綻に近づいたと言える。
極端な話全て初代管理人と、管理方針に同調した当時の編集者が悪いと言えるのだが、
後者に関しては「黒wiki」も似たような状況に陥った事で最終的に滅んだため、
MHF Wikiが特殊すぎて起こった破滅という訳ではなかったと言える。
そもそも「議論で決めないで勝手に編集すべきではない」という方針自体、
wikiというシステムの性質と利点を踏まえると、
そのwikiでは既に自由な編集ができない程荒廃している証拠、とも言えるか。

  • 他の派生作品においても大抵は攻略wikiが開設されている。
    アーケードゲームであるスピリッツでも攻略wikiがある。
    ただしこれらは上述した「攻略wikiの乱立による情報の分散化」
    の影響をMHFやメインシリーズ以上に強く受けている。
  • 他のゲームでも同じ事が言えるが、ゲーム全体を通して扱う攻略wiki以外に、
    特定の部門に特化したり、或いは2chでの攻略情報を取りまとめる事を前提としたwikiも存在する。
    モンハンの場合、弓(選民)wikiに代表される各武器種専用wikiや、
    ニャンターwiki(MHXX版)が前者と後者両方の特性を有するwikiとなっている。
    MHFのネ実wikiも、前述の通り元は2chでのネタ・効率プレイを取りまとめるサイトから発展したものである。
    • モンハン全体の攻略wikiはMHX以降は衰退する一方だが、
      このような特定武器種に特化したwikiにはその後も生き残っているものも存在する。
      そして他の多くのwikiが廃れてしまった影響もあってか、
      それ以外の武器種を扱う人から見ても有用な攻略情報が詳しく載っていることも多い。
    • MHF界隈で付け加えると、MHFの膨大な装備の画像をまとめた装備画像wikiというものが存在する。
      こちらは前述のMHF Wikiなどと同様に膨大すぎる装備追加に対し編集に携わる人が少なく、
      ついでに言うとエッチな装備以外が集まりにくく更新が追いつかなくなっていった。
      だが、MHFのサービス終了という告知に対し、サ終で消えてしまうものを残したいという呼びかけに有志が集い、
      大多数の装備画像が揃い(何と台湾版MHF-Z限定の装備まで投稿された)アーカイブとして完成する事になった。
      ゼロベースに近い状況から完成に持っていくのは難しいと上記で述べたが、
      そこは関わるユーザーの情熱次第というところなのだろう。
  • 現在のMH界隈で有名な攻略wikiの一つに「ゲームレシピ」が存在するが
    こちらは利用者に編集権限はなく管理人が解析データなどをもとに修正・加筆を行うシステムとなっており
    上記のwikiとは大きく仕様が異なる。
    どちらかというと冒頭で示した「一人でもwikiを開設・編集していく」行為に該当すると言えるか。

変遷と問題点

  • 攻略wikiは「集合知」を活かせるメリットによって、
    個人ブログやホームページによる「一個人」の攻略情報提供を抑え大普及を遂げる事になった。
    そもそもかつてはホームページを運営するだけでも相応の労力が必要であり、
    ワープロ感覚で攻略情報を誰でも掲載できるのは大きなメリットだったであろう。
    当時はまだSNS、スマートフォン等の、
    手軽に利用できるデバイスもそこまで普及していなかったというのも一因と言える。
  • 攻略wikiの設立・編集は言うなれば趣味・ボランティアの領域であり、
    管理者が「土台」を作って、編集者がそこに情報を寄せて取りまとめ、
    そこで諍いが起こった場合は編集者同士、或いは管理者と編集者が話し合って仲裁する、
    というのが基本と言える。
    特定分野、ゲームハードに特化して分岐したwikiが設立されたり、
    諍いの結果分離したwikiが出来たりということはあるにせよ、
    全盛期の攻略wikiはゲーム一本につき1つあれば概ね問題なかったといえる。
  • ところが、2011年頃からまとめサイトや攻略wikiのアクセス数の多さを利用して、
    wikiそのものが設定する広告とは別に、編集者にもリターンがある広告の掲載し「収益化」できる
    という情報が広く流布されることになり、
    ゲームの発表時点で我先にと攻略wikiが乱立する状況が発生するようになった。
    そしてこれによって「管理人と編集者」の関係に大きな変化が生じる事になった。
    これまでは上述したように、攻略wikiの設立もある種の趣味やボランティアに過ぎなかったのが、
    それを用いて収益を得られる事が強く喧伝された事により、
    「管理人が、ボランティアである編集者の更新を利用して収益を得られるかもしれない体制」
    に批判が集まったのである。
    • この攻略サイトの「早い者勝ち」の流れはモンハンを含む人気ゲーム界隈では極端に激化しており、
      発売前から前作の攻略ページにに新作のタイトルを冠する、
      攻略内容が不明でもページだけ先に作成して検索に掛かるようにしておく、
      掲示板などでの関連ワードを含むやり取りを転載しただけのページを作成する等の、
      攻略に役に立たないものを検索上位に押し込んでアクセス数を稼ぐ行為が横行している。
    • ちなみにこの仕組みそのものは黎明期から存在しており、
      実際にMH2、MHP2の黒wikiにも、アフィリエイトのバナーがいくつか掲載されている。
      だが、当初のMH3G 黒wikiにアフィリエイトのバナーが掲載された際には激しい反発が起こり、
      界隈を巻き込む大騒動になった。
  • この頃から2chからいわゆるまとめサイトや攻略wikiへの情報転載が問題視されるようになった事を機に、
    攻略wiki自体も、情報のソースとその著作権に関する問題が避けて通れないものとなった。
    それまでは少なからず行われていたであろう攻略本や他の個人サイトからの情報掲載についても、
    著作権的に問題があるのではないかという声が強まるようになった。
    また、それまで堂々と行われていたチートや解析で得た情報の掲載についてもチート自体が問題視されたことや、
    そもそも「ファンによるゲームとそのプレイヤーを応援する非公式サイト」という建前で作られている攻略wikiにて、
    堂々と非公式な手段を用いた情報を掲載してよいのか?という疑義が寄せられるようになっていった。
  • 更に、この頃になるとSNSが発達、加えてスマートフォンも広く普及していった事もあって、
    スマートフォン片手にブログなどを含む、
    「一個人の攻略情報」を繋げて包括的に攻略情報にアクセス
    することが容易になった。
    投稿者の側も、前述した収益に関する諸問題にある程度落ち着きが出てきた(後述)事、
    情報発信の手段がブログやSNSなどの軽い手段から動画の作成まで幅広く多様化した存在すること、
    そのような発信者を支援する体制が構築されつつあることなどから、
    不特定のWikiへの投稿ではなく、自ら情報発信するケースが増えるようになった。
    これによって閲覧者自身での情報の取捨選択は必要であるものの、攻略wikiのような情報集めを、
    PC寄りのシステムであることが多い攻略wikiや、PC向け個人攻略サイト無しでもある程度行えるようになったと言える。
    一方の攻略wiki側は、wikiの乱立、掲載できる情報の制約などから、
    管理人だけで編集も全て行っている所と、古くから多くの編集者による更新が続いているwikiを除くと、
    全体的に攻略wiki自体が全盛期に比べて重視されなくなったと言える。
    • 前項にて問題の焦点となっていた「管理者と編集者の関係」については、
      ゲームメーカー自体が管理者となることで、一定の解決を見るのではないかという声もあった。
      近年ではゲームメーカー公式で攻略wikiが設立されるケースがあるが、
      これらの場合は上述した「収益」が仮にあったとしてもゲームメーカーに回るため、
      上述した「収益性」を問題とする層もそれなら問題ないとする声が当時多めであった。
      ただ、ゲームメーカー自体が管理者となっている攻略wikiは国内では少なく、
      そもそも新作の「発表」時点、つまりゲームメーカー側が攻略wikiを提供するより遥か前
      に無数のwikiが乱立している現状では、そのような体制のwikiが後から作られても埋没してしまう。
    • 攻略情報の発信者の側からすると、大手wikiに寄稿するよりも、
      見る人数自体は仮に少なくとも、PVやコメントなどの形で反応がダイレクトでわかる形での発信のほうが
      承認欲求などを満たしやすいという面や、
      形式・主張の方向性などを好きに設定できてやりやすいという面もある
      (後述のwikiの空気に関する記述も参照のこと)。
      ゲームメーカーによっては画像や動画の投稿がグレーゾーンとなっており、
      大手wikiではトラブル回避のためにそれらの掲載を禁止するケースも多い為、
      あくまで自己責任で、自らのサイトやユーザーアカウントを提示しそれらを投稿する人もいる。
  • ただし、各種検索等を行えば分かるが情報を得たい側から見ての「攻略wiki自体の需要
    はゲームにもよるが現在でも極めて高いものがある。
    一概には言えないが「個人」ではなく「不特定多数の集合」であるように見える
    wikiの方が信頼できる、といった考えであったり、
    単に情報を自分で集約するのが面倒、という考えもあるものとみられる。
    • なおこの頃になると前述したアフィリエイトについては、
      超大規模のまとめサイトでもなければ収益が殆ど期待できない事が明るみになった事や、
      「個人」を支援する目的で金銭を投じる行為について、
      2011年当時と比較し忌避意識が大幅に薄れた事から、あくまでその一手段に過ぎない、
      アフィリエイトを使う事への抵抗感は個人の発信者においてはほぼなくなっている。
      一方でwikiにおいては、管理者の姿が見えない事もあり未だ一定の忌避感がある様子。
    • 現在は精力的に稼働し多くのプレイヤーから支持を得ているゲーム攻略wikiは、
      多くの場合単に攻略情報のみならず、用語集やスラング・ネタなどを絡めた
      「総合情報サイト」としての側面を強くする傾向にある。
      いわゆる鮮度の高い攻略ネタのみならず、
      ゲームのアーカイブとしての役割も担っているということだろう。
  • ゲームの攻略wikiは管理者・編集者の意向にも左右されるが、
    基本的にはそのゲームを愛する人の手で編集が行われていくはずであるため、
    結果としてコアなプレイヤーやプレイスタイルの情報が集積しやすい傾向にある。
    初心者やライトユーザー向けの攻略に特化したwikiも勿論多数存在はするが、
    それらは情報の量自体が少ない、というよりそのようなwikiでは、
    最低限の情報を分かりやすく解説する事が重視されるため、
    情報が沢山備わる攻略wikiを探すと、大抵の場合はコアユーザー向けのwikiに辿りつくことが多い。
    一方で、実際のゲーム内ではそのようなコアユーザー向けのwikiを参考にしない人も多く、
    情報が強烈に集積されたwikiがあるからと言って、
    そこで書かれていることがゲーム内プレイヤーの総意であるとは限らない
    先述の通り、ゲームの購入者やプレイヤー人口に対して実際の編集者は決して多くはない、
    という事からも分かるように、wikiに書かれている=大多数の意見、とは言い切れないのである。*4
    • これはwikiに限らず個人の攻略サイト、
      先述した一個人が発信する攻略情報にも言えることではあるが、
      wikiの場合「編集者の視点」が具体的に見えないため、尚更そのような誤解に陥りやすい。
      また、上で触れた「そのゲームを愛する人の手で編集が行われていく」についても、
      近年では必ずしもそうとは言いきれず、
      情報を求めた結果ネガティヴな内容で占められたwiki*5や、
      「初心者お断り」をプレイヤーの総意として書いているようなwikiにたどり着いてしまうことも。
      編集者が複数いる場合でも、一人の書き手の指向が他の編集者に伝播することは珍しくなく、
      現在の攻略wikiは何が書かれているかではなく「誰が書いているか」こそが重要とすら言われる事も。
    • ライトユーザー向けを謳っていたとしても、
      その内容が「本当に初心者の参考になりえるか?」というのは全くの別問題である。
      そもそも記述している人が初心者ではないため、同じ目線で物事を語ることはできず、
      いわゆる指導力も重要になってくるのだが、
      中には上級者の知識や価値観の披露に留まり、肝心な「初心者が求める情報」に至らない場合があったり、
      場合によっては超上級者がやらないから無駄と易しめのプレイスタイルを否定し、
      自分たちが使う、もしくは極論を元にしたプレイスタイルを勧めるケースすらある。
      スポーツなどでよく言われる「名プレイヤーが名コーチであるとは限らない」
      はゲーム攻略においても応用できると言えるが、ことwikiの場合「誰が書いているか分からない」ため、
      初心者がコーチを選びたくても選べない事が起こりうる。
      • モンハンで例えると、斬れ味の概念を説明するのに一番手っ取り早いのは
        「斬れ味が悪いと攻撃が弾かれて大きな隙が出来てしまう」だが、
        これらをすっ飛ばしていきなりダメージ補正が、
        肉質との関係が~……と解説し始めたりするのが前者の例で、
        「TAで使われないから回避性能はつけるべきではない」などが後者に当たる。
        勿論突き詰めて考えていけばそのような情報はいずれ必要になるかもしれない、
        つまり遠い目で見れば初心者のためになるのかもしれないが、何事にも順序というものがある。
    • また、これはゲームに限った話ではないが、
      年月を重ねゲームが成熟する過程で単純な効果が出尽くし、複雑なものにシフトしていく傾向がある。
      この辺りは新規のプレイヤーが入りにくくなる理由にもなりえるため、
      ゲーム性のリセット*6である程度解消されるが、
      オンラインゲームのようにゲーム性のリセットが困難な作品や、
      リセットでも基本的なセオリーが変わらない作品に関してはシステムが複雑化する傾向にあり、
      それを文章だけで説明しようとすると、それらの説明が長大化したり、
      実践よりも論理的な悪く言えば理屈っぽい内容に終始してしまいやすい。
      無論、プレイヤーの知識レベルを上げていくためにはこれらの複雑なシステムを理解していく必要はある。
      これらの複雑な要素を理解していないということは、
      「どう変化させていくか、応用していけばいいかということがわからない」ということになるためである。
      だがそれと長大化、又は極端に理屈っぽくなった説明は無関係である。
      • この辺りは文章だけでなく、論より証拠ということで実際にやって見せる、
        つまり動画や画像などの視覚・聴覚要素を交えることで理解しやすくなる。
        特にアクションゲームでは実際の操作が絡むため、百聞は一見に如かずとなるケースは多い。
        だが攻略wikiは個人の責任で編集・更新されていくものを除く*7と、
        画像や動画は権利関係が複雑に絡むため掲載しづらい(特に動画)。
        そのため文章での説明に終始せざるを得ないというケースも多々見られる。
        余談だが黒wikiは、最初から最後まで文章での説明に終始していた攻略wikiであった。
        これは権利関係の問題もさることながら、当時の動画撮影の難しさなど様々な要因があるとみられるが。
    • この欄で取り扱っている問題の一部はこちらでも扱っているので、
      詳細に踏み込みたいのであれば、併せて参照して貰いたい。
  • 前述の通り、ゲームメーカー自体がwikiの管理者となる例は日本国内ではほぼ無いが、
    CS・スマホゲーを問わずアップデートで新要素が追加されていくスタイルのゲームはもはや普遍的となり、
    それによって常に新情報を追加していくタイプの攻略サイトの需要は年々高まるばかりである事から、
    それに特化した攻略サイトの運営を行う企業もいくつか出てきている。
    多くの場合ユーザーに編集権は与えられていないが、
    コメント欄で情報の誤りなどを指摘できるような仕掛けが講じられている事が多い。
    • この手のサイトではプロのライターが攻略情報を記述していると思われるが、
      やはりと言うべきかサイトとライターによって情報の質はまちまちとなっている。
      時には複数のサイトを確認してみるなどの工夫も、ユーザーには求められると言えるか。

余談

  • 海外(主に英語圏)においては、似たようなサイトとしてwikiaが存在する。
    こちらは攻略情報やデータベースに留まらず、
    当wikiのような用語解説なども行われる総合情報サイトのような立ち位置となっている。
  • なおコンシューマゲームの場合、発売から一定期間が経つと概ね情報が出揃うため、
    DLCなどの一部の項目を除き、荒らしなどへの対策として記事自体がロック(凍結)されることが多い。
    上述した黒wikiで言えば、MH4より前のシリーズは概ねロックされている。
  • ここ「モンスターハンター大辞典wiki」にも比較的細かな攻略情報が掲載されていることがある。
    本wikiは「大辞典」つまり用語やそれに関連する事象等を(ある程度)面白おかしく書いていくネタwikiであるが、
    先述したようにメインシリーズのwikiはデータサイト以外の側面では退潮の一途を辿っており、
    黒wikiのように「活字で攻略情報やシステムの詳細も記述できるwiki」という点から、
    精力的に更新が行われている攻略wikiの一つとして見られる事も少なくないようである。
    • 先にも記したが、近年では検索結果の上位が情報がスカスカなまま乱立した攻略wikiが多いため
      「ネタが豊富なネタwikiが攻略wikiとしての役割を果たす」と言う例は増えつつある。
      またネ実wikiのような例もあるためか、ネタwikiのような笑える編集を容認する攻略wikiも存在する。
    • 前述の通り、昨今では「総合情報サイト」の側面を有する攻略wikiに強い支持があることも理由だろう。
      ただし本wikiは「用語集を主体としたアーカイブだがその一端として攻略情報を書くこともできる」という性質であり、
      「攻略wikiに各種用語集が付いたもの」ではない。
    • ただし、先述のように本wikiは攻略情報に特化したサイトではないため、
      攻略の上で有用な情報も編集ルールや方針上記述できないこともあるし、
      そもそも先述したように、当wikiで書かれていることがモンハンユーザーの総意とは限らない。
      また、編集ルールに目を通してもらうとわかりやすいが、
      当wikiの情報は「事実データ、考察、予想全てにおいて客観的である
      事が重要視されており(後述も参照)、
      特定のプレイスタイルを重視するプレイヤーにとっては「当然」だったり、
      逆に「目的のモノが無いために役に立たない情報だった」という事も多々ある。
      そういう訳で、ここを攻略サイトとして完全に信用するのは賢明とはいえない
      自身のプレイスタイルに合った本格的な攻略情報が欲しいなら、
      本wikiも含めた、各種攻略サイトや掲示板、攻略本等、複数の情報源を利用し、
      必要な情報を取捨していった方が良いと言える。
      本当に信頼できるのであれば、狩友に助言を貰うのもアリといえる。
    • なお本wikiは編集方針上動画や画像の利用が禁止されており
      動画リンクはOKだが公式のものに限るため、
      上で述べた「攻略情報の長大化」が避けられない。
      また、特にMHF関係の記事で見られるが、攻略に限らず、
      他のサイトでは見られない独自の見解・解釈が本wikiで示されている事が少なくない。
      本wikiの本分を考えるとこれ自体は問題がある訳ではないが、
      それがプレイヤーの意見の本流を無視した個人の単なる主張に過ぎない場合もあるが、
      その逆にプレイヤー側の意見がゲーム内の雰囲気とズレていたも十分存在し得る。
      どちらのケースにも言えるが、モンハンは特に「百聞は一見に如かず」なものが多いことから、
      気になるなら実際に試して確認してみるのが良いだろう。
    • 「当wikiが扱う情報は客観的である」点の説明にもなるのだが、
      「TAなどでこの武器がよく使われている」という記述ならともかく、
      「それが正解」だとか、「それをしていないプレイヤーは地雷視してもかまわない」といった、
      特定のプレイスタイルのみが正しい、正義である」というような、
      主観的な記述は原則として行わない方針である。これは考察、予想でも同様である。
      その手の記述がない、行えないことを理由に当wikiの批判をすることは一向にかまわないが、
      記述の強行*8はご遠慮いただきたい。
  • 上述した「専門部分を扱う」Wikiが分かり易いが、
    各Wikiには独自の雰囲気を持つコミュニティが存在していることが多い。
    当wikiも、独自の雰囲気を持つコミュニティとなっているが、
    こういったノリは、外部から見て持ち出される事を嫌う傾向が強い
    一部ではそれが原因でトラブルとなった事例も実際に出てしまっている。
    これらのwikiの編集に参加する際にはその辺を重々承知し、各wikiの方針に従おう。

関連項目

モンハン用語/黒wiki
モンハン用語/ネ実wiki
イベント・メディア展開/公式ガイドブック - 紙媒体でのゲーム情報書籍


*1 中には、他者が編集した部分を問答無用で編集前に差し戻すなど、事実上不特定多数の編集を認めない悪質な編集者もおり、こうした編集者は「自治厨」として嫌われる。
*2 特にMHW→MHRiseでは仕様が大きく変わったドス古龍系、効果が変わったスキルの項目で多く見られた。また、装備の面ではMHR:Sで最終的にはぱっとしなくなるガランゴルム武器をやたらと推しているサイトがあったりと、サイト/ライター毎に誤情報の傾向にも癖があった。
*3 俗に言う「黒Wiki」と同じ@wiki。
*4 例えば100万本売れたゲームでは概算で100万人のユーザーがいる(いた)計算になるが、それに対しwikiの編集者が100人だったとしても100/100万、率にして僅か0.01%である。この100人がよほど公正な視点で編集を行わなければ、残り99.99%のプレイヤーの「総意」を表現できないだろう。
*5 余談だがMHFのネ実wikiも、元々はそのようなネガティヴな内容を面白おかしくまとめていたサイトであり、現在でもその名残が一部にある。
*6 例えばMHP2Gまで→MH3、MHXXまで→MHWorldのような、根本的な環境が一新されるケース。
*7 要するに権利関係の問題について自身が責任を負えるというスタンス
*8 既に同様の記述が複数回削除されているのにも関わらず、再度編集しようとするなど。