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ゲーム用語/攻略wiki

Last-modified: 2019-07-22 (月) 17:07:08

ゲーム攻略の情報サイトの内、wikiというシステムを使用しているものを指す。
wiki自体の説明についてはこちらなどを参照していただきたい。

概要 Edit

  • 正確にいうと、「ウィキ記法」を用いて情報を追記していくタイプのゲーム攻略サイトが、
    いわゆる「攻略wiki」であり、情報源にもよるがいわゆる「まとめサイト」の一形態でもある。
  • wikiの登場まで、ゲーム攻略サイトはいわゆる一個人のホームページなどに寄るところが大きかったが、
    wikiはその性質上複数のユーザーが同時に編集でき、いわゆる「集合知」を活用できるため、
    ゲーム攻略サイトの構築には非常に都合が良いものとなっている。
    また、オンラインゲームなどの日々情報が変わっていくようなゲームの攻略サイトを構築する上でも、
    wikiのシステムは使い勝手が良い。
  • 近年ではコンシューマ、オンライン、ブラウザ、スマートフォンアプリなどの媒体を問わず、
    更にはメジャー・マイナーゲームを基本問わず、よほどの事がない限り攻略wikiが開設される傾向にある。
    ネットにさえ繋げられれば原則誰でも無条件で閲覧できる上に、
    更新が活発なサイトでは、体系化された情報を素早く入手できるという利点がある。
    wiki運営サービスの中には、上記を踏まえてゲーム攻略系wikiに特化してサービスを行っているところも。
  • ただ、wiki自体はあくまで個人が開設するものであり、その編集スタンス
    (匿名メンバーの編集参加を認めるかどうか、など)はwikiの管理人、
    および編者達に一任されている。
    そのため、偏に攻略wikiと言っても画一的ではなく、実に多くのバリエーションが存在している。
    ゲームによっては、複数の攻略wikiが開設・運営されている場合も多い。
  • 開設に費用がかかることはまず無いため、
    新作の発売前・発売直後には非常に多くのwikiが誕生する。
    特に近年では新作の「発表」時点で、我先とばかりに無数の攻略wikiが設立されるケースが殆どである。
    その後、発売前のリリース情報や発売後の実際のプレイを参考に情報を追加していく、
    という展開になるわけだが、上述したように近年では最初の時点で攻略wikiが乱立状態になっており、
    更に後者の事情から、更新が活発に行われないwikiも珍しくはない。
    その反面SEO(検索エンジンで検索上位にするための仕掛け)対策は設立時点で充実しているケースが多く、
    実用性に乏しいwikiに辿り着いてしまうケースも少なくはない。
    • また、情報を掲載するのがあくまでプレイヤーである以上、
      その情報の正確性については保証されかねる場合が多い。
      編者、つまり検証するプレイヤーが非常に多いwikiであれば、
      仮に間違いやガセネタがあっても訂正されるのが常であるが、編者が少ない場合はそれが難しくなることがある。
      メジャーなゲームの攻略wikiでも、実際の編集はごく少数名で行われているという事例も珍しくなく、
      それによって情報に偏りが生じたり、恣意的・主観的な情報が掲載されてしまう事もありうる。
      ネットでの情報収集全般に言える話だが、
      記載された情報の真贋については閲覧者が個々に判断する必要がある。
  • 不特定多数の人間が編集できるwikiでは、いわゆる「荒らし」の被害にもあいやすい。
    wikiサービスにおいては様々な「荒らし」対策があるが、
    完全自動で荒らしを排除するシステムはなく、wiki自体が「間違いが起こらない」のではなく、
    「間違いがあってもすぐに訂正できる」事をコンセプトにおいているため、
    人による管理は基本不可欠となる。
    その点でも、管理者・編集者の充実は欠かせない。
  • ちなみに、一人でもwikiを開設・編集していくことは出来る。
    例えばマイナーゲームや、メジャーなゲームでも攻略対象が極めてニッチなものであった場合、
    自分以外は編者が居ないという事態は十分ありうるものとなっている。
    もしくは何かしらの理由で、他の編者を介在させたくないということもありうるだろう。
    この場合は集合知というより、wikiというシステム自体の使い勝手の良さをフルに活用していくことになる。
    ただしこの場合「wiki」と名乗るのは問題だとする声も一部にみられる。
  • なお、wiki自体は「システム」であるため、
    プログラミングの知識があれば自分自身で独自のwikiシステムを構築することも可能である。
    またフリーのwikiプログラムを入手し、
    自前でサーバーを用意してそこでwikiを動作させるということも可能である。
    後述のMHF-wikiなどはそのような方法で運営されている。
  • wikiという言葉が攻略サイトを表す上で都合がいいのか、
    実際はwikiのシステムを使っていないにも関わらず、検索に引っ掛けるためだけにwikiを名乗る例も存在している。
    この点は特に企業型攻略サイトに多く見られ、
    肝心の内容も決して褒められたものではない場合が少なくなく、近年では問題視されている。
  • オンラインサーバーに依存する攻略wikiの系統には、宿命的に大きな欠点がある。
    直近の事例としてはYahooジオシティーズのサービス終了により、
    ブログ形式の多くのゲーム攻略wikiが突然の閉鎖を与儀無くされた。
    この様にサーバー管理側の事情や都合によって、インターネットから忽然と情報が消滅する事があるのである。
    サーバー、ドメインを用意した完全な個人によって運営される攻略wikiに関しても、
    その人が何らかの事情でサービス維持ができなくなってしまえば同じことである。
    インターネット情報網がどれだけ確立し、膨大な情報量が一瞬にして便利に閲覧される時代であろうとも、
    紙媒体の攻略本が今なお必要とされているのは、
    こうした時代背景の隙間に見え隠れする如何ともしがたい不条理への対応や救済の側面も担っている。
    だから、一概に攻略wikiと攻略本のどちらを比較して賛否や是非を講ずるのでは無く、
    双方の至らぬ点を相互に補完し合う事で、ゲーマーの情報網の安泰と盤石が今日も支えられているのである。

MHシリーズにおける状況 Edit

  • モンハンの攻略wikiももちろん存在する。というよりシリーズの知名度の高さも相まって、
    情報の集約度合いを別にすれば攻略wiki自体は無数に存在しており、
    2014年現在、MHP以降のシリーズで攻略wikiの存在が確認できる。
    MH無印については年代の関係か攻略wikiは現存していない模様。
    MHGに関してはWii版の攻略wikiが存在している。
  • MHシリーズの攻略wikiの特筆すべき点として、
    かつて黒wiki」と呼ばれる攻略wikiに情報リソースが集約されていた事が挙げられる。
    このため事実上、モンハンの攻略wiki=黒wikiだった時代もあった。
    2011~2014年にかけて発生した諸問題によってその構図は崩れている。
    詳細はこちらを参照のこと。
  • MHXとMHXXでは黒wikiが開設されておらず、
    この頃になると攻略wikiそのものの問題が数多く指摘・表面化。
    発表時点で無数のwikiが設立され、情報の分散化が発生して利用しづらく、
    黒wiki時代のようなコアな攻略情報が掲載されているサイトは皆無となった。
    なお後でも述べるが、攻略wiki自体は運営者と編集者の関係性に様々な問題を抱えるようになったものの、
    ここまで壊滅的な状態に陥ったのはゲームの規模を考えると珍しく、
    攻略wikiの問題を語る上で「モンハンの攻略wikiの衰退」は度々引き合いに出される。
  • MHWorldでも状況は全く変わりないが、モンハンというゲームの設計上、
    具体的な攻略方法については文章で説明するよりも動画を見せた方が早い、という状況が強まっている。
    特に本作は動画撮影が比較的容易になっており、この傾向が強い。
    一方で詳細なデータについてはwiki形式で文章で表示されていた方が便利という事もあり、
    純然たるデータサイトとしてのwikiと、実際の攻略を動画や画像で紹介するサイトに大別される傾向がある。
    いずれにしても、黒wikiのようなデータベース機能のある総合情報サイトは存在しない
    と考えておいたほうがよい。
    • なおMHWorldではモンスターの弱点部位や弱点属性、攻略のヒントがゲーム中で確認できる。
      このため、ちょっとした情報程度では文章でwikiに書いてもゲーム内で閲覧できるので無意味、となりやすい。
  • 派生作品の内MHFでは、かつて黒wiki同様に情報リソースが集約されていた
    「MHF wiki」が存在していたが、様々な問題によって2011年頃には機能しなくなってしまった。
    現在のMHFにおいてまともに情報を取り扱ってるwiki系サイトはネ実MHF-Gしかなく、
    ネ実wikiは同記事にもあるとおり、黒wikiのようなデータベース機能のある総合情報サイトではない
    そのような機能を持った他のwikiは2010年以前の情報で完全に止まっており、
    全く環境の異なる現在では見るだけ時間の無駄である。
    なお他シリーズ、及び他のゲームのwikiにも言えるが、利用する場合は
    掲載されている情報が現行環境に即しているか」確認を取った方がよいだろう。
    • 上記のような状況にもかかわらずMHFの(黒wikiのような)総合攻略wikiが再建されない理由としては、
      MHFのゲームジャンル上、MHWorldと全く同じ状況になっている事が挙げられるが、
      MHFの場合はそれに加えデータ量が膨大すぎて、
      それをゼロから構築するのは少人数では不可能という事情がある。
      効率至上主義が過去のものになった現在のMHF-Zでは、各種データについてシビアに考えないプレイヤーが増え、
      MHFのデータサイトは大半が自然消滅に近い状況に陥っている。
      その為(やってはいけない事だが)他のサイトからデータを転載することもできない。
      勿論、作ったとしてもアップデートに応じた変更の反映など、保守をし続けることは大変である。
      他のオンラインゲームの総合攻略サイトはそれこそずっと更新を続けているからこそ、
      仮に「実際の編集者」が少なくても膨大なデータ量に対応できるのであり、
      ゼロから作ろうと思うと、MHFに限らずどの長期運営されているオンラインゲームでも不可能ではないが、
      一通りの形を整えるまでにも莫大な時間を要してしまうのは想像に難くない。
    • 無論、特定情報(少なめの情報量)に特化したwikiをゼロから作ることは可能であり、
      現在のMHWorld関連(各種データのみ)のwikiやネ実wiki(攻略情報のみ)も、
      言うなればその発想の下で作成されているサイトである。
      だがそれは結局のところ、黒wikiのような総合攻略wikiではない
      というより「黒wiki」スタイル自体が、
      MHFに限らずアクションゲームのwikiとして既に時代遅れのスタイルになっているということだろう。
MHF wikiの経緯
  • 他の派生作品においても大抵は攻略wikiが開設されている。
    アーケードゲームであるスピリッツでも攻略wikiがある。
    ただしこれらは上述した「攻略wikiの乱立による情報の分散化」
    の影響をMHFやメインシリーズ以上に強く受けている。
  • 他のゲームでも同じ事が言えるが、ゲーム全体を通して扱う攻略wiki以外に、
    特定の部門に特化したり、或いは2chでの攻略情報を取りまとめる事を前提としたwikiも存在する。
    モンハンの場合、弓(選民)wikiに代表される各武器種専用wikiや、
    ニャンターwiki(MHXX版)が前者と後者両方の特性を有するwikiとなっている。
    MHFのネ実MHF-G wikiも、元は2chでのネタ・効率プレイを取りまとめるサイトから発展したものである。
  • 現在のMH界隈で有名な攻略wikiの一つに「ゲームレシピ」が存在するが
    こちらは利用者に編集権限はなく管理人が解析データなどをもとに修正・加筆を行うシステムとなっており
    上記のwikiとは大きく仕様が異なる。
    どちらかというと冒頭で示した「一人でもwikiを開設・編集していく」行為に該当すると言えるか。

変遷と問題点 Edit

  • 攻略wikiは「集合知」を活かせるメリットによって、
    個人ブログやホームページによる「一個人」の攻略情報提供を抑え大普及を遂げる事になった。
    そもそもかつてはホームページを運営するだけでも相応の労力が必要であり、
    ワープロ感覚で攻略情報を誰でも掲載できるのは大きなメリットだったであろう。
    当時はまだSNS、スマートフォン等の、
    手軽に利用できるデバイスもそこまで普及していなかったというのも一因と言える。
  • 攻略wikiの設立・編集は言うなれば趣味・ボランティアの領域であり、
    管理者が「土台」を作って、編集者がそこに情報を寄せて取りまとめ、
    そこで諍いが起こった場合は編集者同士、或いは管理者と編集者が話し合って仲裁する、
    というのが基本と言える。
    特定分野、ゲームハードに特化して分岐したwikiが設立されたり、
    諍いの結果分離したwikiが出来たりということはあるにせよ、
    全盛期の攻略wikiはゲーム一本につき1つあれば概ね問題なかったといえる。
  • ところが、2011年頃からまとめサイトや攻略wikiのアクセス数の多さを利用して、
    これを「収益化」できる(wikiそのものが設定する広告とは別に、編集者にもリターンがある広告を掲載できる)
    という情報が広く流布されることになり、
    ゲームの発表時点で我先にと攻略wikiが乱立する状況が発生するようになった。
    そしてこれによって「管理人と編集者」の関係に大きな変化が生じる事になった。
    これまでは上述したように、攻略wikiの設立もある種の趣味やボランティアに過ぎなかったのが、
    それを用いて収益を得られる事が強く喧伝された事により、
    「管理人が、ボランティアである編集者の更新を利用して収益を得られる(かもしれない)体制」
    に批判が集まったのである。
    • この攻略サイトの「早い者勝ち」の流れはモンハンを含む人気ゲーム界隈では極端に激化しており、
      発売前から前作の攻略ページにに新作のタイトルを冠する、
      攻略内容が不明でもページだけ先に作成して検索に掛かるようにしておく、
      掲示板などでの関連ワードを含むやり取りを転載しただけのページを作成する等の、
      攻略に役に立たないものを検索上位に押し込んでアクセス数を稼ぐ行為が横行している。
    • ちなみにこの仕組みそのものは黎明期から存在しており、
      実際にMH2、MHP2の黒wikiにも、アフィリエイトのバナーがいくつか掲載されている。
      だが、当初のMH3G 黒wikiにアフィリエイトのバナーが掲載された際には激しい反発が起こり、
      界隈を巻き込む大騒動になった。
  • また、2chからいわゆるまとめサイトや攻略wikiへの情報転載が問題視されるようになった事を機に、
    攻略wiki自体も、情報のソースとその著作権に関する問題が避けて通れないものとなった。
    それまでは少なからず行われていたであろう攻略本や他の個人サイトからの情報掲載についても、
    著作権的に問題があるのではないかという声が強まるようになった。
  • 更に、この頃になるとSNSが発達、加えてスマートフォンも広く普及していった事もあって、
    スマートフォン片手にブログなどを含む、
    「一個人の攻略情報」を繋げて包括的に攻略情報にアクセス
    することが容易になった。
    投稿者の側も、前述した収益に関する諸問題にある程度落ち着きが出てきた(後述)事、
    情報発信の手段が多様化した(ブログやSNSなどの軽い手段から動画の作成まで幅広く存在する)こと、
    そのような発信者を支援する体制が構築されつつあることなどから、
    不特定のWikiへの投稿ではなく、自ら情報発信するケースが増えるようになった。
    これによって閲覧者自身での情報の取捨選択は必要であるものの、攻略wikiのような情報集めを、
    PC寄りのシステムであることが多い攻略wikiや、
    PC向け個人攻略サイト無しでもある程度行えるようになったと言える。
    一方の攻略wiki側は、wikiの乱立、掲載できる情報の制約などから、
    管理者が自分一人で編集も全て行っている、古くから多くの編集者による更新が続いているwikiを除くと、
    全体的に攻略wiki自体が(全盛期に比べ)重視されなくなったと言える。
    • 前項にて問題の焦点となっていた「管理者と編集者の関係」については、
      ゲームメーカー自体が管理者となることで、一定の解決を見るのではないかという声もあった。
      近年ではゲームメーカー公式で攻略wikiが設立されるケースがあるが、
      これらの場合は上述した「収益」が仮にあったとしてもゲームメーカーに回るため、
      上述した「収益性」を問題とする層もそれなら問題ないとする声が当時多めであった。
      ただ、ゲームメーカー自体が管理者となっている攻略wikiは国内では少なく、
      そもそも新作の「発表」時点(つまりゲームメーカー側が攻略wikiを提供するより遥か前)
      で無数のwikiが乱立している現状では、そのような体制のwikiが後から作られても埋没してしまう。
    • 攻略情報の発信者の側からすると、大手wikiに寄稿するよりも、
      見る人数自体は仮に少なくとも、PVやコメントなどの形で反応がダイレクトでわかる形での発信のほうが
      承認欲求などを満たしやすいという面や、
      形式・主張の方向性などを好きに設定できてやりやすいという面もある
      (後述のwikiの空気に関する記述も参照のこと)。
      ゲームメーカーによっては画像や動画の投稿がグレーゾーンとなっており、
      大手wikiではトラブル回避のためにそれらの掲載を禁止するケースも多い為、
      あくまで自己責任で、自らのサイトやユーザーアカウントを提示しそれらを投稿する人もいる。
      • なお前述したアフィリエイトについては、超大規模のまとめサイトでもなければ、
        収益が殆ど期待できない事が明るみになった事や、
        「個人」を支援する目的で金銭を投じる行為について、
        2011年当時と比較し忌避意識が大幅に薄れた事から、あくまでその一手段に過ぎない、
        アフィリエイトを使う事への抵抗感は個人の発信者においてはほぼなくなっている。
        一方でwikiにおいては、管理者の姿が見えない事もあり未だ一定の忌避感がある様子。
    • ただし、各種検索等を行えば分かるが情報を得たい側から見ての「攻略wiki自体の需要
      はゲームにもよるが現在でも極めて高いものがある。
      一概には言えないが「個人」ではなく「不特定多数の集合」であるように見える
      wikiの方が信頼できる、といった考えであったり、
      単に情報を自分で集約するのが面倒、という考えもあるものとみられる。
  • ゲームの攻略wikiは管理者・編集者の意向にも左右されるが、
    基本的にはそのゲームを愛する人の手で編集が行われていくはずであるため、
    結果としてコアなプレイヤー(プレイスタイル)の情報が集積しやすい傾向にある。
    初心者やライトユーザー向けの攻略に特化したwikiも勿論多数存在はするが、
    それらは情報の量自体が少ない、というよりそのようなwikiでは、
    最低限の情報を分かりやすく解説する事が重視されるため、
    情報が沢山備わる攻略wikiを探すと、大抵の場合はコアユーザー向けのwikiに辿りつくことが多い。
    一方で、実際のゲーム内ではそのようなコアユーザー向けのwikiを参考にしない人も多く、
    情報が強烈に集積されたwikiがあるからと言って、
    そこで書かれていることがゲーム内プレイヤーの総意であるとは限らない
    先述の通り、ゲームの購入者やプレイヤー人口に対して実際の編集者は決して多くはない、
    という事からも分かるように、wikiに書かれている=大多数の意見、とは言い切れないのである。*1
    • これはwikiに限らず個人の攻略サイト、
      先述した一個人が発信する攻略情報にも言えることではあるが、
      wikiの場合「編集者の視点」が具体的に見えないため、尚更そのような誤解に陥りやすい。
      また、上で触れた「そのゲームを愛する人の手で編集が行われていく」についても、
      近年では必ずしもそうとは言いきれず、
      情報を求めた結果ネガティヴな内容で占められたwiki*2や、
      「初心者お断り」をプレイヤーの総意として書いているようなwikiにたどり着いてしまうことも。
      編集者が複数いる場合でも、一人の書き手の指向が他の編集者に伝播することは珍しくなく、
      現在の攻略wikiは何が書かれているかではなく「誰が書いているか」こそが重要とすら言われる事も。
    • ライトユーザー向けを謳っていたとしても、
      その内容が「本当に初心者の参考になりえるか?」というのは全くの別問題である。
      そもそも記述している人が初心者ではないため、同じ目線で物事を語ることはできず、
      いわゆるコーチング力も重要になってくるのだが、
      中には上級者の知識や価値観の披露に留まり、肝心な「初心者が求める情報」に至らない場合があったり、
      場合によっては(超)上級者がやらないから無駄と易しめのプレイスタイルを否定し、
      自分たちが使う、もしくは極論を元にしたプレイスタイルを勧めるケースすらある。
      スポーツなどでよく言われる「名プレイヤーが名コーチであるとは限らない」
      はゲーム攻略においても応用できると言えるが、ことwikiの場合「誰が書いているか分からない」ため、
      初心者がコーチを選びたくても選べない事が起こりうる。
      • モンハンで例えると、斬れ味の概念を説明するのに一番手っ取り早いのは
        「斬れ味が悪いと攻撃が弾かれて大きな隙が出来てしまう」だが、
        これらをすっ飛ばしていきなりダメージ補正が、
        肉質との関係が~……と解説し始めたりするのが前者の例で、
        「TAで使われないから回避性能はつけるべきではない」などが後者に当たる。
        勿論突き詰めて考えていけばそのような情報はいずれ必要になるかもしれない、
        つまり遠い目で見れば初心者のためになるのかもしれないが、何事にも順序というものがある。
    • また、これはゲームに限った話ではないが、
      年月を重ねゲームが成熟する過程で単純な効果が出尽くし、複雑なものにシフトしていく傾向がある。
      この辺りは新規のプレイヤーが入りにくくなる理由にもなりえるため、
      ゲーム性のリセット*3である程度解消されるが、
      オンラインゲームのようにゲーム性のリセットが困難な作品や、
      リセットでも基本的なセオリーが変わらない作品に関してはシステムが複雑化する傾向にあり、
      それを文章だけで説明しようとすると、それらの説明が長大化したり、
      実践よりも論理的な(悪く言えば理屈っぽい)内容に終始してしまいやすい。
      無論、プレイヤーの知識レベルを上げていくためにはこれらの複雑なシステムを理解していく必要はある。
      これらの複雑な要素を理解していないということは、
      「どう変化させていくか、応用していけばいいかということがわからない」ということになるためである。
      だがそれと長大化、又は極端に理屈っぽくなった説明は無関係である。
      • この辺りは文章だけでなく、論より証拠ということで実際にやって見せる、
        つまり動画や画像などの視覚・聴覚要素を交えることで理解しやすくなる。
        特にアクションゲームでは実際の操作が絡むため、百聞は一見に如かずとなるケースは多い。
        だが攻略wikiは個人の責任で編集・更新されていくものを除く*4と、
        画像や動画は権利関係が複雑に絡むため掲載しづらい(特に動画)。
        そのため文章での説明に終始せざるを得ないというケースも多々見られる。
        余談だが黒wikiは、最初から最後まで文章での説明に終始していた攻略wikiであった。
        これは権利関係の問題もさることながら、当時の動画撮影の難しさなど様々な要因があるとみられるが。
    • この欄で取り扱っている問題の一部はこちらでも扱っているので、
      詳細に踏み込みたいのであれば、併せて参照して貰いたい。

余談 Edit

  • 海外(主に英語圏)においては、似たようなサイトとしてwikiaが存在する。
    こちらは攻略情報やデータベースに留まらず、
    当wikiのような用語解説なども行われる総合情報サイトのような立ち位置となっている。
  • なおコンシューマゲームの場合、発売から一定期間が経つと概ね情報が出揃うため、
    DLCなどの一部の項目を除き、荒らしなどへの対策として記事自体がロック(凍結)されることが多い。
    上述した黒wikiで言えば、MH4より前のシリーズは概ねロックされている。
  • ここ「モンスターハンター大辞典wiki」にも比較的細かな攻略情報が掲載されていることがある。
    本wikiは「大辞典」つまり用語やそれに関連する事象等を(ある程度)面白おかしく書いていくネタwikiであるが、
    先述したようにメインシリーズのwikiはデータサイト以外の側面では退潮の一途を辿っており、
    黒wikiのように「活字で攻略情報やシステムの詳細も記述できるwiki」という点から、
    精力的に更新が行われている攻略wikiの一つとして見られる事も少なくないようである。
    ただ、先述のように本wikiは攻略情報に特化したサイトではないため、
    攻略の上で有用な情報も編集ルールや方針上記述できないこともあるし、
    そもそも先述したように、当wikiで書かれていることがモンハンユーザーの総意とは限らない。
    そういう訳で、ここを攻略サイトとしてアテにするのは賢明とはいえない。
    自身のプレイスタイルに合った本格的な攻略情報が欲しいなら、
    各種攻略サイトや掲示板、攻略本などを利用するなり、狩友に助言を貰うなりした方がよいだろう。
    • なお本wikiは編集方針上動画や画像の利用が禁止されている(動画リンクはOKだが公式のものに限る)ため、
      上で述べた「攻略情報の長大化」が避けられない。
      また、特にMHF関係の記事で見られるが、攻略に限らず、
      他のサイトでは見られない独自の見解・解釈が本wikiで示されている事が少なくない。
      本wikiの本分を考えるとこれ自体は問題がある訳ではないが、
      それがプレイヤーの意見の本流を無視した個人の単なる主張に過ぎない場合もある。
      どちらのケースにも言えるが、モンハンは特に「百聞は一見に如かず」なものが多いことから、
      気になるなら実際に試して確認してみるのが良いだろう。
    • 「TAなどでこの武器がよく使われている」という記述ならともかく、
      「それが正解」だとか、「それをしていないプレイヤーは地雷視してもかまわない」といった記述は原則として、
      行わない方針である。
      その手の記述がない、行えないことを理由に当wikiの批判をすることは一向にかまわないが、
      記述の強行*5はご遠慮いただきたい。
  • 上述した「専門部分を扱う」Wikiが分かり易いが、
    各Wikiには独自の雰囲気を持つコミュニティが存在していることが多い。
    当wikiも、独自の雰囲気を持つコミュニティとなっているが、
    こういったノリは、外部から見て持ち出される事を嫌う傾向が強い
    (一部ではそれが原因でトラブルとなった事例も実際に出てしまっている)。
    これらのwikiの編集に参加する際にはその辺を重々承知し、各wikiの方針に従おう。

関連項目 Edit

モンハン用語/黒wiki
モンハン用語/ネ実wiki






*1 例えば100万本売れたゲームでは概算で100万人のユーザーがいる(いた)計算になるが、それに対しwikiの編集者が100人だったとしても100/100万、率にして僅か0.01%である。この100人がよほど公正な視点で編集を行わなければ、残り99.99%のプレイヤーの「総意」を表現できないだろう。
*2 余談だがMHFのネ実wikiも、元々はそのようなネガティヴな内容を面白おかしくまとめていたサイトであり、現在でもその名残が一部にある。
*3 例えばMHP2Gまで→MH3、MHXXまで→MHWorldのような、根本的な環境が一新されるケース。
*4 要するに権利関係の問題について自身が責任を負えるというスタンス
*5 既に同様の記述が複数回削除されているのにも関わらず、再度編集しようとするなど