ベースキャンプやマイハウスに設置されている寝るための台。日本語なら『寝台』。
綴りはベッド(bed)だが、やけに「ベット」と誤記されがち。
betだと「賭け事」とかの意味になってしまう。
目次
概要
ベースキャンプに於けるベッド
- ベースキャンプで眠ると体力が回復し、毒などの状態異常、属性やられから全て回復する。
おまけに狂竜症の症状までも完治する。
狂竜症自体がよくわかっていないにも拘らず寝れば完治というのは如何なものか。
睡眠時間はほんの数秒であるが、MH世界の1分は現実世界では1時間に相当するという見解もあり、
これで考えればおよそ10分程の仮眠である。息抜きには丁度よい時間であろう。- MHP2以前は、1回の睡眠で120しか回復しなかった。
別に砥石のように回数制限があるわけでもなく、どうせ2度寝すれば全快するので、
こうした手間を考慮したのか、MHP2G以降では1回で完全に回復できるようになった。 - 余談だがノベル版でも寝ただけでオオナズチの毒を完治している。
「本当に寝ただけで完治するのか?」と疑問を感じた人も少なくないだろう。 - MHPまでは回復のエフェクトが出た際に状態異常が回復する仕様であった。
そのため、瀕死かつ毒状態で寝ると、回復が間に合わずに力尽きる事があった。
なお、寝ている時に力尽きるとベッドの上でそのまま永眠…ではなく、
いつの間に起きたのか、ベッドの前で倒れこむ。
そしてネコタクがBC外から力尽きたハンターをBCに搬送するという摩訶不思議な現象が起きる。
これはさすがに理不尽だと判断されたのか、
以降の作品では寝ることを選択した時点で状態異常が回復するようになった。
- MHP2以前は、1回の睡眠で120しか回復しなかった。
- MHP2G以降で同行させられるオトモアイルー、チャチャなども一緒に回復できる。
特にオトモアイルーは共にベッドの足許で寝るので愛らしい。ベッドに並んで寝てもいいのに。
力尽きた際にベースキャンプへ戻った場合、彼らは回復してない場合が多いので、
万全な状態で狩猟に復帰したいなら、1度寝てみるのもいいだろう。
一方でMHFではラスタを初めとするNPC(サポート狩人)は回復できないので注意。
- 塔や決戦場など欲しい時に限って置いていないことが多い。
例外として神域、禁足地にはベッドが置いてあり、
モドリ玉を調合分持ち込むプレイであれば、手軽に全快できる仕様となっている。- また、MHP3の撃龍船の内部にはあるが、MH3やMH3Gでは無い。
時系列の問題だろうか(MHP3はMH3以降の話とされている)。
MH4では復活している。
- また、MHP3の撃龍船の内部にはあるが、MH3やMH3Gでは無い。
- ハンターが寝そべる際の動きや音からベッドはどれも硬く寝心地はお世辞にも良くはなさそうである。
エリアによっては見るからに汚れていて潔癖症のハンターには辛そう
まあ当のハンターはモンスターの猛攻を凌ぐ鎧を着たまま寝るので気にしないのかもしれないが。
たださすがに氷海のベッドは過酷すぎやしないだろうか。
なんと流氷漂う海上の船である。しかも取って付けたような屋根があるだけの甲板に。
まともな風避けすらない吹きっさらしなうえ、火鉢等暖を取れそうなものも見当たらない。
こんなところで寝たら一般人は体力回復どころかそのまま永遠の眠りに就きかねない。
これをベースキャンプと言い張るギルドもそれすら平気なハンターも大概である。
- シリーズによっては休憩以外にもベッドを使用する。
MH2, MH3, MHFではサブターゲットを達成して帰還する事を選ぶのはベッドの前である。
更にMH2ではクエストリタイアもベッドの前でしかできない仕様だった。- ベッドが無いフィールドではサブクリアが不可能。MH2に至ってはリタイアすらできない。
つまり決戦場などのクエストでは、クリアするか失敗するかの2択である。
特にMH2において、拡散弾の調合撃ちに失敗するとかなりの痛手となる。
- ベッドが無いフィールドではサブクリアが不可能。MH2に至ってはリタイアすらできない。
- MH4(G)ではベッドの使用中にメニュー画面を開くことができない。
MHWorld
- MHWorldではベースキャンプ内のテントで装備やアイテムを扱えるようになったが、
従来より小振りなテントは腰掛ける丸太や机代わりの箱で埋まり、ベッドのスペースは無くなってしまった。
テントに入ることで体力や状態異常だけではなく武器の斬れ味まで全回復するようになっている。
テント内のテーブルには携帯コンロ&ヤカンで温められた飲み物があり、
ハンターはこれを飲んだり、剥ぎ取りナイフを研いだりしながら休息を取ることでやはり一瞬にして体調を全快する。
なおヤカンの中身はホット回復薬らしい。温めることで吸収を早めているんだとか。
オトモはハンターの対面にスペースを確保しているのだが、やっぱり横になれるほどの広さは無い。
荷物の上にチョコンと座り込んだり、拳法の演舞っぽい仕草をしたり、
ハンターから貰ったソーセージにかぶりついたりと寝姿とは別の方向でハンターを和ませてくれる。
MHRise
- MHRiseでもやはりベッドはリストラされたが、回復効果は健在。
テントの中央には緑色の煙を上げる線香が置かれ、
それがさながら癒しの煙筒のようにハンターとオトモの体力を回復させているようだ。
やはり一瞬で全快するが
また、MHWorldのテントと比べやや大きめに作られているのか、ガルクが横になれるだけのスペースが確保されている。
マイハウスにおけるベッド
- MHF以外のマイハウスではセーブが出来る。
郵便屋さんがいる作品以外では、クエスト終了時以外で唯一セーブが可能な場所である。
村での作業に一区切り出来て中断したい時はベッドへ。
MHFでは常時セーブなのでベッドは無用…と思いきや睡眠学習が可能。
- セーブする際には、作品によって異なるジングルが流れるようになっている。
MHXにて過去の村が復活した際には滞在する村によってジングルが変わる様になっており、
作り込みの細かさがうかがえる。
尤も下記のシステムが追加された為、あまり聞く機会はないのだが…。- ちなみにMH3のジングルはなぜかサントラに収録されていない。
- MH2のオフラインモードでは、寝て過ごすと昼夜を入れ替えたり次の季節に早送りしたり出来るが、
いずれも有料。大全によるとハンターとして活動せずに無為に過ごす者には、
本来はサービスである家賃や維持費を請求する、という事らしい。
勿体ないと思うのであればクエ回ししておこう。
ゲームシステム上のハンターは年をとらないとはいえ、
むやみに年月を経過させるのは精神衛生的にもよろしくないだろう。
- MH3のオフラインでは無料で時間を進めることが出来るが、代わりに夜から昼の一方通行になった。
- MH2とMH3以降は、狩場以外ならば
メニューコマンドからのゲーム終了時にセーブが出来るようになっている為、
マイハウスのベッドで寝る意味は殆どなくなってしまっている。
しかしルームサービスを複数のキャラから選べる作品では、
彼女ら曰くベッドメイクやシーツの洗濯などもしてくれているそうなので、ありがたく使わせて頂こう。
そして熟成したインナーを溜め込むのはやめよう。
MHWorld
- MHWorldでは拠点内であればオプションからセーブがいつでも行えるようになったのもあり、
寝るという行為自体がオミットされた。
その代わりに、ベッドに腰掛けることで
マイハウス内に配置した環境生物に餌をあげたり、戯れたりするモーションが追加されている。
MHRise
- MHRiseでは遂にベッドそのものがリストラされてしまった。
一応、オープニングでは自室のベッド(というよりは布団だが)に寝そべるハンターの姿が写るのだが、
ゲーム開始後は布団をしっかり畳んでしまい、能動的に寝ることができなくなっている。いつ寝ているのだろうか…
もちろん、MHWorldと同様に拠点内ならオプションからセーブをいつでも行えるため、安心されたし。- 続編のMHR:Sにおける観測拠点エルガドの自室内にはベッドが設置されているが、
やはり背景扱いで寝たり腰掛けたりすることは出来ない。
本当にいつ寝ているのだろうか…
- 続編のMHR:Sにおける観測拠点エルガドの自室内にはベッドが設置されているが、
MHST
- ライダーが主人公であるMHSTのマイハウスにもベッドは健在。
アイテムボックスと一緒に、各拠点それぞれのマイハウスにきちんと準備されている。
本作ではベッドで休むことで自分とオトモンのHPとライフポイントを回復させられるため、非常に重要な存在である。
もちろんセーブすることも可能だが、ネコタクスタンドでもできるためベッドでセーブする人は少ないかもしれない。- ハンターであるリヴェルトの家にもベッドがあるが、当たり前だがライダーは勝手に使えない。
MHST2
- 続くMHST2にもマイハウスにベッドが用意されている…のだが、
本作では拠点に帰った途端にHPとライフポイントが自動的に回復する仕様になっている。
そのため、本作のベッドはかなり影が薄い。
セーブは一応可能だが、なぜかライダーが眠るモーションを取らなくなってしまっている。
余談
- 寝つきが良いのか、疲れが溜まっているのか、ハンターは背面から飛び込むと即座に寝入る。
- その際、大剣やガンランスといったゴツい武器を背負ったままベッドに飛び込む
(直前に武器のグラフィックが消えるが)。
ゲーム的に言えば外しているシーンを省略しているのだろうが、
それにしても背骨が酷いことになりそうで、見ている方がハラハラしてしまう。
- その際、大剣やガンランスといったゴツい武器を背負ったままベッドに飛び込む
- シリーズによっては、飛び込むと大量の埃がボフッと舞い上がる事がある。
喘息持ちのハンターがいれば間違いなくまともに戦いなど出来ないだろう。
マイハウスでも埃が上がるので、ひょっとして掃除されていないのだろうか?
作品によってはルームサービスがちゃんと手入れしているはずなのだが…。
- MHP2G以前のハンターはベッドに飛び込んだ後にスッと寝相を直し、
実に整った寝姿で睡眠をとるが、MH3以降は寝相を直さずに、
飛び込んだそのままの姿勢でグーグー寝始める。
- ニャンターで寝るとハンター同様背中から飛び込んだあと、右向きに体勢を変えて寝る。
体が小さい分ベッドが広く使えるが、オトモは相変わらず律儀に足許で寝る。
3匹で並んで寝たらいいのに
- サブターゲットが導入されているシリーズにおいて、ベッドのメニューからターゲット達成を選択した場合、
報酬画面で表示される一枚絵(クエスト達成直前のSS)は常に「ベッドに向かうハンターの後ろ姿」となる。
メインクリアのものと比べるとなぜだか哀愁が感じられる…かもしれない。
- MHWの二等マイハウスでは、たまにソードマスターがベッドで寝ていることがある。
その際の姿勢はなんと御馴染みのガッツポーズである。
ベテランのハンターともなると、ガッツポーズは寝相にすら現れるようである。