近接武器を研ぎ磨くための小振りな石。意外と間違われる事が多いが「といし」と読む。
目次
概要
- 戦闘中に落ちてきた武器の斬れ味を回復させるためのアイテム。
ガンナーで言えば弾にあたる存在であり、剣士にとっては必需品だが、
MHXX以前の作品では個数制限のある通常アイテムであったため、忘れると死活問題となる。
モガの村の雑貨屋のお姉さん曰く「砥石が尽きたとき、剣士の命運も尽きるのよ」。- アイテムポーチの仕様が剣士とガンナーで完全に共通だった作品では
ガンナー装備から剣士装備に変えてクエストに出発する際にかなりの高確率で忘れられていた。
開幕から命運が尽きていては話にならないのでちゃんと確認しよう。
- アイテムポーチの仕様が剣士とガンナーで完全に共通だった作品では
- 斬れ味は攻撃を当てる度、または武器の刀身に負担を掛ける度に少しずつ消耗していく。
安定したダメージを与え続けるには、砥石をこまめに使って武器の斬れ味を保つ必要がある。
武器を研いでいる間は無防備なので、安全を確保してから使おう。
何度か繰り返して使えそうな気がするが、MHXXまでは1回限りの使い捨てである。最大所持数は20個。
砥石で回復する斬れ味ゲージの量は決まっており、基本の砥石では100回復する。- MHXX以前では研いだ時に大抵は「斬れ味が最大になった!」というメッセージが表示されるが、
これが出る条件は文字通り回復行動によって斬れ味が最大まで回復した時である。
ただ、長時間砥がずかなり斬れ味が落ちた状態であったり、
バルファルク武器のように一色のゲージが非常に長い武器を使っていると、
砥石を使ったのに武器が光るだけで何のメッセージを出ないことも。
中々見ない現象なのでバグと勘違いされることもあるが、斬れ味はしっかりと回復しているのでご安心を。
- MHXX以前では研いだ時に大抵は「斬れ味が最大になった!」というメッセージが表示されるが、
- 使用後は納刀される。抜刀状態の片手剣で使用しても自動的に納刀される。
ただし納刀されるのは効果が現れた後なので、
攻撃を受ける等してキャンセルされると抜刀状態のまま復帰する。
片手剣使用時は困惑しないように気を付けよう。
- カラ骨【小】(近年の作品はカラ骨)と調合すると空きビンを作る事が出来るが、
元々99個持てる上に単体では効果が無いアイテムを調合用まで持ち込む必要は皆無であり、
ガンナーにはほとんど必要の無いアイテムだった。- MH3では弓の廃止もあって遂にガンナーには無縁の物となったと思いきや、
なんと同じ調合で斬裂弾という新型弾を作れるようになった。
これにより、クエストによっては砥石を持ち歩くガンナーも増えた。 - MHP3では弓の復活と共に空きビンとその調合法も復活。
斬裂弾も素材がカラの実に変更されて続投されたため、砥石の需要が落ちる事は無かった。
- MH3では弓の廃止もあって遂にガンナーには無縁の物となったと思いきや、
- 上記の通り、決してガンナーにとっても不要な物ではない。
しかしやはり剣士に比べれば需要はかなり低いため、クエストに持っていかない事も多い(特にMHP2G以前)。
そして剣士装備に着替え直し、いざクエストに出発してから
ポーチに砥石が無い事に気付いてリタイアするハンターは数知れない。- もしそんな状況になった時でも、リタイアするのはちょっと待ってみよう。
砥石は採取や採掘により現地調達することも可能である。
ピッケルがなくとも骨と鉱石で調合できるし、ネコの巣に落ちていることもある。
これまでに鍛えた知恵と応用力を活用しよう。
狩猟成功の暁には通常のクリアでは得られない達成感が生まれるはずである。- しかし、砥石目当てではないときに採掘で出ると多少イラッとくる。
特に火山でピッケルをふるう職業の人にとってはハズレもいいとこ。
しかも、砥石目当てでないときは大体砥石をフルで持っていたりする。
尤もこういうことはモンハン世界では日常茶飯事なのだが。
- しかし、砥石目当てではないときに採掘で出ると多少イラッとくる。
- ちなみにMH4では通常クエスト用のフィールド全てにおいて、
砥石を確定で「採取」できるポイントが用意されている。
戦闘用フィールドでも塔の頂と禁足地には確定採取ポイントが存在しており、
砥石を忘れてもリカバリーは意外と容易である。
数少ない例外が未知の樹海であり、ここだけはどうあがいても
「採取」では砥石を手に入れられない(「採掘」であれば多少は出るが)。
樹海に行く時には必ず砥石のチェックを忘れないように。 - 当然ながら上記の手が許されるのはソロプレイ時や気心の知れた友人と遊んでいる時のみ。
野良のマルチプレイなどで戦闘を放っぽり出して砥石漁りを始めようものなら地雷扱いは免れないため、
やっぱりクエスト前にはしっかり確認しよう。
- もしそんな状況になった時でも、リタイアするのはちょっと待ってみよう。
- 大剣と太刀は根元しか砥いでいないのにしっかり回復する、
ランス・ガンランス・操虫棍はそもそも斬れ味に関係しない部分を研ぐ、
ハンマー・狩猟笛・穿龍棍といったいわゆる鈍器の斬れ味も回復できる、
双剣やこれまた穿龍棍は片方しか研がず、スラアクとチャアクは剣しか研がない、
いくら砥いでも刀身が減ったり脆くなったりしない、
砥ぐモーションが短過ぎる、というかそもそも研げていない、
不可視の気を補充する事もできる、そもそも武器じゃない……
と、ツッコミ所満載なんてレベルではないアイテム。
どっちかと言うと武器のほうに原因がある気がしないでもない
砥石のモーションがおかしくならないのは片手剣だけである。
まあプレイヤーに見えないだけで実際はしっかり砥いでいるのかもしれないし、
本当は砥石という通称のメンテナンスセットで、鈍器や気の回復などもできるのかもしれない。
それならそれでそんな代物が何故採取や採掘で入手できるのかという問題が出てくるが…- あくまでユーザーによる推測だが、
刃や打撃面にこびりついている血や体液をこそぎ落としている、という見方もある。
ただその場合、研ぐだけでは足りない武器種が結構あるのだが… - また鈍器の場合は、柄の補修で性能を回復するというのも割と自然ではある。
もしくは上記の説と同じように、柄に付いた血や体液を落として握りやすくしているという解釈もある。
見た目にはどう見ても柄を削って細くしているわけで違和感甚だしいのだが
- あくまでユーザーによる推測だが、
- MHXでは砥石を当てた個所から火花が散るエフェクトが追加された。
- また、本作ではあるスキルにより、ついにガンナーでも砥石の使用が可能となった。
研ぎモーション自体は抗竜石でもやっていたが、純粋な砥石の使用はこれが初めてである。 - また、MHXでは斬裂弾が武器内蔵弾になり調合は出来ない。
そのため上記スキル以外では空きビンの調合にしか使えず、ガンナー方面での需要は落ち着いている。
- また、本作ではあるスキルにより、ついにガンナーでも砥石の使用が可能となった。
MHWorld以降
- MHWorldにて大幅に仕様変更が入り、ハンターが常に持ち歩く「固定アイテム」枠扱いになった。
アイテム欄では所持数部分に∞と表示されており、何度でも使用可能。
剣士の場合は常時所持している状態になっており(ガンナーは代わりにLV1通常弾か接撃ビン)、
BCで遠距離武器から近接武器に換装した際に忘れることはない。
また、固定アイテムはアイテムポーチでは別枠で管理され、消費アイテムの枠を圧迫しない。
更にショートカットから使うことで、武器種を問わず抜刀中に使うことが可能になった。
しかも抜刀中に研いだ場合は、研いだ後も抜刀状態が維持されるため、
納刀が遅かったランスやガンランスには非常にありがたい仕様である。- 砥石の固定アイテム化に伴い、キレアジについても仕様変更が成されている。
キレアジのヒレ*1は消費アイテムだが、斬れ味回復量・研ぐ回数の少なさで優れる。
また、ドスキレアジから得られる上ヒレは更に性能が良く、時々消費せずに再利用できる。 - ショートカットから抜刀中でも使用できる仕様により、
スラッシュアックス・チャージアックス共に斧モードで研ぐ事が可能になった。
見た目が新鮮というだけで、回復量の差などは全く無いが。
- 砥石の固定アイテム化に伴い、キレアジについても仕様変更が成されている。
MHR(:S)
- 今作ではオトモガルクに乗って移動しながら研ぐことが可能になった。
これにより戦闘中に斬れ味が落ちても攻撃を回避しながら比較的安全に研げる。
- ボイス設定をしていると、武器を研ぐ際にもしゃべってくれる。
…が、ボイスタイプによってはなぜか「カムラの砥石は天下一ーっ!」やら「もう一度、輝くんだ…!」とか
「本当の君は、もっと美しい…!」など、妙なことを言いだすボイスタイプも。
有料DLCであるミノトボイスでは「姉様のように美しく…!」としっかりシスコンムーブを見せてくれる。
当然ながら「斬れ味を戻します。」とか「研ぐのは得意です。」といった普通のボイスもある。- 携行する砥石を褒め称えるセリフが多いあたり、カムラの里は優れた砥石の産地であることが覗える。
キレアジを使用してもカムラの砥石を褒めるのはご愛敬
- 携行する砥石を褒め称えるセリフが多いあたり、カムラの里は優れた砥石の産地であることが覗える。
- 前作MHW:Iではドスキレアジに出番を持っていかれがちだったが、今作では
キレアジ系統の所持数が減った事やドスキレアジが確定消費になってしまった事、
Lv1スロットの有力候補である砥石使用高速化の需要拡大などから地位を取り戻している。
- MHR:Sでも砥石そのものに特に変更は無いが、斬れ味に関する新たなスキル研磨術【鋭】が登場。
斬れ味の回復を通り越し、砥石を使う事が火力アップのトリガーとして機能するようになった。
剛刃研磨とはまた違った斬れ味へのアプローチとなり注目を集めている。
- また盟勇クエストではプレイヤーが砥石を使う度に盟勇がセリフを返してくれる。
フィオレーネからは『良い砥石を使っているな』と感心するセリフが、
ジェイからは『カムラの砥石、いいなぁ~…』と心底羨ましそうなセリフが返ってくるあたり、
どうやらカムラの里で採れる砥石は王国騎士も羨む程の一級品らしい。- その一方でロンディーネから『カムラの砥石、私も愛用しているよ!』というセリフも聞けたりする。
女王陛下から任を受けて来ているとはいえ職権濫用じゃないだろうか。
- その一方でロンディーネから『カムラの砥石、私も愛用しているよ!』というセリフも聞けたりする。
MHST
- MHSTにも登場。ただし本作はゲームシステムの都合上、武器の斬れ味という概念が存在しない作品のため、
戦闘中のみ使用可能な特殊な攻撃補助アイテムとしての登場となった。
使用した次のターン、ライダーの通常攻撃が50%の確率でクリティカルとなる、という効果だが、
正直安定しないため砥石をそのまま使用するという人はあまりいない。
多くの人は後述する高級砥石に調合した上で使用している。
類似アイテム
携帯砥石
- こちらは持ち運びがより簡単な小振りな砥石らしい。
支給品専用なので使わなければクエスト終了と同時に回収されてしまう。惜しむ事無く使っていこう。
ただし通常の砥石と比べると斬れ味の回復量が低いので注意。- MHXXまではシリーズ皆勤賞の支給品であったのだが、
砥石を常時携帯することとなったMHWorldではついにリストラされてしまった。
- MHXXまではシリーズ皆勤賞の支給品であったのだが、
レンキン狩技砥石
- MHXXで登場したレンキンスタイルで作ることができる砥石。
斬れ味の回復に加え、短時間だが狩技ゲージの蓄積量が1.3倍*2となる。
レア度は3以下なので他のハンターに受け渡すことも可能。
ただしレンキンアイテムのためクエスト終了後は回収され、手元には残せない。- ガンナーの場合、上述の「剛刃研磨」を発動させていたとしても
レンキン狩技弾(レンキン狩技ビン)に差し替わるため入手できない。
しかし上述したように受け渡しは可能なため、集会所クエストであれば
レンキンスタイルのハンターに作成してもらった上で受け渡ししてもらえれば、剛刃研磨を発動しつつ狩技ゲージの蓄積ボーナスを得ることも可能となる。
- ガンナーの場合、上述の「剛刃研磨」を発動させていたとしても
高級砥石
- MHFとMHSTに登場する砥石。
- MHFでは斬れ味を最大値まで回復させるという効果。
ただし、パローネキャラバン専用。3つしか持てない。下記の高級高速砥石は10個持てるのに…。 - MHSTではアイコンが緑色となっており、砥石+キレアジの調合で作れるほか採掘などでも入手が可能。
使用した次のターンのライダーの通常攻撃を確実にクリティカルにする効果。
- MHFでは斬れ味を最大値まで回復させるという効果。
類似アイテム(MHF)
- MHFには砥石関連の類似アイテムが数多く存在した。
基本的に通常の砥石の上位アイテムだが、特定コンテンツでしか使用できない変わり種もある。
- 高速砥石
- アイコンが青い。
Nポイントの交換やマイトレ調合などで入手でき、効果は名前から察せる通り、
スキルがなくとも一回研ぐだけで完了できる(スキルと併用しても効果なし)。
これを量産できるようになると他の砥石はほとんど使わなくなるハンターも多かった。
ただし、回復量は携帯砥石よりも低く、さらに5個しか持ち込めないという欠点がある。
予想以上に長期戦になったり、あるいは斬れ味減少攻撃を何度も食らうと足りなくなることもある。
特に辿異種ドラギュロスを相手にする時は両方の面で注意が必要。
- 砥石G
- そのまんま普通の砥石の強化版。
説明文には「稀に発掘される砥石」とあるが、採掘では入手できない。
- 高級高速砥石
- 名前の通り効果は高速砥石+高級砥石。
便利なアイテムであるが、入手方法がガイド娘のお助けパック、つまり課金である。
砥匠という殆ど同じ効果を出せるスキルがあるので買ってまで使う程ではない。
- 軽量砥石
- 天廊遠征録・狩煉道で登場する砥石。
軽量であることにより、天廊や砦跡に輸送可能になった品。ただそれだと携帯砥石との違いが判らない
効果は砥石と同じで、軽量高速砥石も存在する。
- 会心の砥石
- 効果は斬れ味回復+1分間会心率10%UP。
会心率上昇の効果時間は短いが、状況を選べば非常に強力な砥石。
ちなみに、かつては剛種クエスト専用だったがG1からいつでも使えるようになった。
余談
- MHXX以前のハンターは当たり前のようにその辺から掘り出し平気で使い捨てているが、
実際の砥石は料理人などのプロなら何種類も持っていて、それを刃物に合わせて使い分け、高級品なら一生物
というくらい刃物を扱うプロにとっては重要なアイテムである。
「刃は好きに研ぎあげられるが、砥石はそうはいかない」と、どちらかひとつとなれば砥石を選ぶという。
ハンターは自分が命を預けている得物に対する愛着が少々足らないのではないだろうか?- まぁ「荒砥用」「中砥用」「仕上砥用」などと何種類も分かれていてもゲーム的には煩わしいだけだが。
- ちなみに、現実世界における砥石は粒の細かい凝灰岩や砕屑岩、生物質砕屑岩及びそれらが変質したものである。
高品位な仕上げ砥石として用いられる珪質泥岩・珪質粘土岩は
MH世界ではちょうど大地の結晶やクレンザイトが該当する。- 荒砥に用いられる細粒凝灰岩は火山活動、中砥の泥岩や粘板岩は地下浅くで適度に弱い変成作用を
受けることによってできている。
珪質砕屑岩に至っては海洋で堆積する微生物の遺骸と陸から運ばれる泥が理想的な割合で同時に堆積し、
それが大陸プレートの端に付加したうえで地表に露出する…という回りくどいことこの上ない形成過程を経ている。 - 日本は活発すぎる地殻変動や火山活動により狭い範囲に異常に多くの種類の地層が分布しており、
世界的に見ても質のよい砥石の産地として知られる。
そうした砥石に支えられたのが、かの日本刀の鋭利な切れ味であるという。
- 荒砥に用いられる細粒凝灰岩は火山活動、中砥の泥岩や粘板岩は地下浅くで適度に弱い変成作用を
- 砥石として使える様々な種類の岩石が同時に手に入る地域ではそれらを用途によって使い分けることができる。
即ち上質な鋼からより鋭い刃を効果的に研ぎ出すことができるのである。
従って、良質な砥石が良質な刃物を生むといっても過言ではなく、
良質な砥石が産出するというだけで鉱産資源となったケースは枚挙にいとまがない。
そのため貴重な砥石の産地は例外なく栄えたという。- そうした意味では、斬れ味ゲージ紫の大業物であろうと簡単に研げてしまう砥石や研磨剤が
様々な地域で手に入るMH世界の砥石事情はきわめて理想的と言えるだろう。
- そうした意味では、斬れ味ゲージ紫の大業物であろうと簡単に研げてしまう砥石や研磨剤が
関連項目
アイテム/キレアジ - 同等の効果を発揮するアイテム
オトモ/砥石のお面
スキル/研ぎ師
スキル/研磨術
スキル/剣神
システム/斬れ味