アイテムの一つ。不思議な効果を持つアイテムだが、無印から登場している。
このアイテムの他にも原理不明の神秘のアイテムは幾つかあるが、一番神秘なアイテムと聞かれれば、
多くの人はモドリ玉かフエールピッケルのどちらかを答えるだろう。
目次
概要
MH~MHXX
- 素材玉とドキドキノコを調合して作る摩訶不思議なけむり玉。1個しか持ち歩けない。
地面に叩きつけると緑色の煙が噴き出し、使用者をキャンプにワープさせるという超常現象を引き起こす。
何やら作るのが難しそうなアイテムだが、調合成功率は95%であり、なんと回復薬と同じである。- ちなみに調合で作れるようになったのはMH2から。それまでは持ち込みの1個しか使えなかった。
- 材料のドキドキノコの何かが作用していると思われるが、詳しい原理は不明。
基本的にハンターがモドリ玉を叩きつけて煙を噴き出させた後は、
それを浴びたハンターがどうなるかが見られる前に画面が暗転してしまい、
そしてBCでは暗転が明けた時点でハンターは既にそこに立っているからである。
- 効果があるのは使用者のみ。味方ハンターを煙に巻き込んでも効果は無い。
この点は同じようなエフェクトを持つ消臭玉とは異なる。
- 採取ツアーで一通り採取を終えてクエストを終了させたい場合や、
大型モンスターに追い詰められた際に緊急離脱して生き延びるという手段に使える。
特に闘技場等で逃げ場がない場合に重宝する。この場合調合素材も合わせて持っていくことが多い。
また、上位以上のランダムスタート時に大型モンスターの初期位置がBC周辺であったり、
大型モンスターがベースキャンプの近くのエリアへ移動したときにも使える。
具体的な例を挙げると、砂漠における初期位置がエリア7となっているディアブロスやモノブロス、
ベリオロスが凍土のエリア6からエリア1へ移動したときなど。
ラオシャンロンなどの砦戦においても、エリア2の端から3まで移動するにはモドリ玉を使った方が早い。
長期戦になった際に支給品を取りに行きたい時などにも使用するだろう。
- MH2においては、塔の秘境(リオス希少種などが登場する物)にて採取可能。
MHFでも踏襲されているが、デュラガウアが登場する秘境では採取できない。- 秘境に侵入すると自力では戻れなくなるため、一種の救済策と思われる。
MHFではMH2から引き続き存在する方を秘境1、デュラガウアが登場する方を秘境2として区別しており、
秘境2には登ることでエリア5に戻れるツタが存在する。
- 秘境に侵入すると自力では戻れなくなるため、一種の救済策と思われる。
- 投げつけてからワープするまでに若干のタイムラグが発生する。
この時間中に小型モンスターに小突かれたりして怯んでしまったり、
大型モンスターに吹っ飛ばされてしまったりすると煙を浴びることが出来ずに失敗、
キャンプに戻れない上にモドリ玉自体も消費されてしまう。
ランポスに噛まれたりブナハブラに刺されたりした際はもちろん、
仲間の攻撃に巻き込まれた場合でも失敗してしまうので、このアイテムを使う場合は細心の注意を払おう。- 特に力尽きた場合、煙を浴びているにもかかわらずその場に倒れ伏してしまい、
すごく無念な気分になるだろう。
報酬金ゼロにならなければ、目的通りベースキャンプには戻ってこられるが… - また、大きな段差から落ちる寸前の位置で投げると
モドリ玉が段差の下まで落下し、着弾した場所で煙が上がることがある。
シリーズや状況によってはこれも煙を浴びることが出来ていないために失敗となる場合がある。
- 特に力尽きた場合、煙を浴びているにもかかわらずその場に倒れ伏してしまい、
- MHXXのニャンターにモドリ玉の技というサポート行動が登場した。
ハンターが使うと先述の通りどうやって移動しているのかが見られないが、
ニャンターのものは消える瞬間が見られる。
モドリ玉を手に持ったまま飛びあがるのだが、なんと空中で緑色の煙と共にドロンと消える。
そしてBCでは何もない空中から緑色の煙と共にドロンと出現する。
ハンターが使うモドリ玉と全く同一のものだという確証は無いが、
同じだとしたらモドリ玉は煙に紛れて移動などではなく物理的にワープしているという事になる。
- 単なる帰還アイテムかと思いきや、BCに直結の決戦場等が舞台になる事が多いラスボス級の
モンスターが仕掛けてくる大技を安全に回避する、特定のクエストでBCを出た所に固定配置されるモンスターを
集中攻撃して一気に撃破する為に使うなど、意外と攻略・戦闘に使われる事の多かったアイテムである。
BCに避難してしまうと大型モンスターの様子がわからなくなるが、その点はスキルの自動マーキングで
カバー可能なため、併用して大技が終わった頃にまた戦闘エリアに突入する…というような使い方がされていた。
MHW(:I)
- 調合素材がケムリの実とドキドキノコに変化。
今作ではモドリ玉を使わずともBCまで瞬時に移動できる「ファストトラベル」が追加されているが、
ファストトラベルはモンスターとの交戦時には使用出来ないという制限があり、
モドリ玉の様に窮地に陥った際に即座に離脱するという事が出来ない。
そしてエリア移動の概念がない本作では単に離れるだけではモンスターを振り切れないという事もしばしば。
モドリ玉はそんな時に役に立ち、交戦中であってもすぐに一番近いBCに移動できる。
闘技場*1やラスボス戦などでも問題なく戻れること、
調合素材を持ち込まずともアイテムBOXに在庫がある限りBCに戻る度に取り出せるため、
寧ろ重要度は上がったと言える。- 演出面も従来と異なり、
煙幕を焚いて身を隠し、その瞬間に高速で飛来したメルノスに直接捕まって戻るという仕組みになっている。
煙玉とメルノスに対する信号弾の性質を併せ持っているのだろうか。
これによって従来シリーズよりも原理が明確になったといえるかもしれない。
演出自体も中々にかっこいいと評判。
火山地帯だろうと寒冷地帯だろうと、はたまた古龍の身体の上でも迎えに来られるメルノスにも感謝しよう。 - 因みに、過去作ではロード画面に入る前に邪魔をされると失敗するという仕様だったが、
今作では使用した瞬間(マップの縁が未発覚状態の白色になった瞬間)から無敵になる為、
使えさえすれば失敗することはない安心仕様となっている。 - 今作では不必要な時に使用できなくなったアイテムが多いが、モドリ玉には適用されないため、
ファストトラベルを使える状態でも使用可能。
アイテムのストックを気にする人は、ファストトラベルが可能な状態かを確認し、
緊急時でのみ使うよう心掛けよう。
ただし、マップを開いてカーソルをキャンプに合わせて初めて移動が可能となるファストトラベルと比べて、
ショートカットなどにも対応しアイテム欄からの使用で即座に移動できるモドリ玉は所要時間が少ないので、
それが煩わしいと思う人や、
大型討伐後の小型含む不本意なモンスターとの接触~開戦に発展しそうな場面などでは、
モドリ玉の方が最適だろう。
前者に関してはキャンプの一覧表のUIをマップ上に追加して欲しい所である*2。- ちなみに今作ではなんとキャンプでも使用可能だが、
現在いるキャンプにまた戻ってくるだけで完全に無駄遣いになってしまうので気を付けよう。
- ちなみに今作ではなんとキャンプでも使用可能だが、
- ベヒーモスのエクリプスメテオや、
ムフェト・ジーヴァの王の雫中は
例外的にモドリ玉を使うことが出来なくなっている*3。
また、MHW:I版アルバトリオン戦では戦闘エリア内で常時モドリ玉使用不可能となっている。
メタ的に言えばBC退避によって難易度が低下しないようにする仕様であるが、
世界観的に言えば「移動はメルノスに依存している」事が影響しているのかもしれない*4。
だが、その後追加された同じく禁忌のモンスターであるミラボレアスの前では、
劫火以外のタイミングならなぜかモドリ玉は使用可能である。
アルバトリオンが現れるのは谷底なのに対し、ミラボレアスが現れるシュレイド城は
キャンプが戦闘エリアと非常に近いことも関係しているのかもしれない。
初代禁忌のモンスターにすら怯むことのないメルノスには頭が下がるばかりであるが。
ムフェト・ジーヴァの第3エリアなら普通にモドリ玉が使えることには突っ込んではいけない。- 因みにアルバトリオン実装日に、このモドリ玉の仕様が余程衝撃的だったのか
「モドリ玉」がまさかのトレンド入りを果たしていた。
- 因みにアルバトリオン実装日に、このモドリ玉の仕様が余程衝撃的だったのか
- 演出面も従来と異なり、
MHR(:S)
- MHRiseでもMHWorldと概ね同じ仕様で登場。
ただし使用時の演出が若干変更され、煙幕の後に自ら翔蟲を飛ばして離脱するようになっている。
この際に用いている翔蟲はハンターが携帯している小型の雌であるはずなのだが、大翔蟲さながらの大跳躍をしている。
モドリ玉の緑色の煙には翔蟲を瞬間強化する薬剤でも混ぜ込まれているのだろうか?- 煙幕後のモーションは大翔蟲を使用した際のそれと同じであるため、
フェロモンのような何かで大翔蟲を引き寄せる効果があるのかもしれない。
- 煙幕後のモーションは大翔蟲を使用した際のそれと同じであるため、
MHWilds
- MHWildsでも仕様面に大きな変化なく続投。
しかし本作ではファストトラベルが戦闘中でも可能になったため、
これまでモドリ玉が有していた「戦闘中でもキャンプへ移動できる」というアドバンテージが完全に消失してしまった。
実用面においても、モドリ玉は高所からのジャンプ中やツタ登り中は使えないのに対し、ファストトラベルは問題なく使用可能と、
モドリ玉は使えないがファストトラベルは使用できる場面の方が多いため、非常に影が薄いアイテムとなってしまっている。- 一応、ファストトラベルはマップを開いて移動するキャンプを選択する操作が必要なのに対してモドリ玉はボタン1つで戻れるため、
即時性という面ではモドリ玉に軍配が上がる。そのため、完全に存在意義が失われた訳では無い。
- 一応、ファストトラベルはマップを開いて移動するキャンプを選択する操作が必要なのに対してモドリ玉はボタン1つで戻れるため、
- ファストトラベル以外の仕様面もモドリ玉に牙をむく。
今作のアイテムスライダーは、スクロール入力を閉じた後もスクロール受付が一瞬残っており、このタイミングでは
1ボタンでアイテム使用受付と左スクロール受付が同時に行われるという仕様があるのだが、
これが問題になるのが、罠を設置→捕獲用麻酔玉を2連投、という操作をアイテムスライダーから行う場合。
デフォルト配置では捕獲用麻酔玉の左隣にモドリ玉があるため、この操作を素早く行うと
1個目の麻酔玉を使用すると同時に左スクロールの受付が行われ、アイテムスライダーにモドリ玉がセットされる。
そのまま2個目の麻酔玉を投げようとすると何が起こるかは…お察しください。
存在意義が怪しくなっただけでなく、持っているだけで操作を阻害しかねないアイテム
としての役割を与えられてしまったモドリ玉の明日は如何に。
- 演出面はMHW(:I)と同じく、翼竜に掴まって移動するもの。
ただし、セクレト騎乗時は翼竜によるファストトラベルと同じ演出になる。
MHFの類似アイテム
- MHFには同様に「使うことでエリアを越えて移動できる」という効果を持つアイテムがいくつか存在する。
- 戦闘復帰玉
- 使用することで青い煙を発し、PTメンバーの誰かと同じエリアに移動することができる。
BC退避の帰り道、もしくは力尽きた際に素早く戦闘に復帰するために用いられる。
後にホルクの呼び声という同効果のアイテムが追加された。
- 迷子玉
- グーク関連で入手可能なアイテム。
こちらは上位以上におけるランダムスタートと同様のことを行うアイテムであり、
行先はPTメンバーの所在を問わずランダムとなるためソロやシングルでも問題なく使用可能。
グークのお守りを併用することで確実に秘境に行くことも可能。
- MHFのVSクエストや狩猟技クエストでは、
周辺のハンターに対して効果を発揮する妨害用のVS戻し玉やモドレ玉が使用できる。
運搬クエストで使えれば便利そうだが残念ながら専用のクエストでしか使えない。
また、G級ドスランポスがモドリ玉の効果を持つ緑色の唾液を吐く。
まさかのバシルーラ*5習得に多くのプレイヤーが度肝を抜かれたことはいうまでも無い。
なおこれらの効果は、ラスタが食らうと力尽きた時の撤退と同様になるので事実上の即死攻撃である。- 実際、ラスタ等の場合は能力アップなどのアイコンも消えてしまうので即死扱いの模様。
- ドスランポスの件については、食物の影響でブレスの効果が変化する前例が存在することから、
モドリ玉の材料であるドキドキノコを嚥下した結果、
このような効果を発揮してしまったという説がハンターの間で実しやかに噂されていた。
そうなると同じくランダムで発動する磁力やられの説明が難しいところであるが…
関連項目
オトモ/ダルマのお面
モンハン用語/BC退避 - 用途の一例
フィールド/ベースキャンプ