クエストクリアを断念し、帰還すること。
クエストリタイアを選択すると悲しげなBGMが流れながら、
ハンターがガックリとうなだれて肩で息をする様子を見せ、デカデカとリタイアの文字が躍る。
目次
概要 
- クエストリタイアが選択される状況は主に以下の5種類がある。
- クエスト失敗の条件を満たしてしまったわけではないが、
クエストクリアの条件を満たす事が絶望的になってしまったとき。
タイムアップまで待って失敗扱いで帰るよりはその場でリタイアした方が時間的にも無駄がない。
このような状況に陥るケースとしては、モンスターが強すぎて勝てそうにない、
捕獲クエストなのに捕獲に必要なアイテムを全て使い切ってしまった、
部位破壊が目的なのに破壊できないままモンスターが瀕死になってしまった、など。
稀なケースとしてはネコタクチケットを悪意あるプレイヤーに全て捨てられてしまったという事例もある。 - クエストに出発してから、攻略に不可欠な重要アイテムの持ち込みを忘れたことに気付いたとき。
剣士なら砥石、ガンナーなら弾薬がなければ、よほど格下の相手でない限りクリアは困難。
無理に粘って失敗するよりは、さっさと諦めて出直した方が早い。
また、猛暑地でのクエストでクーラードリンクを忘れた場合、
常時毒状態にも等しいハンデを負ってしまうため、リタイアする人も多い。 - クエストがクリアできなくなったわけではないが、自分にとっての主目的がそこに至るまでの何かにあり、
それが空振りに終わってしまった場合。
例えば尻尾素材を手に入れるためにクエストを受けているケースで、
尻尾を切って剥ぎ取りをして目当ての素材が出なかった場合、
対象モンスターを狩猟しても得るものが無いので、さっさとリタイアしてやり直すことが多い。- また、クリアは可能だが意味が無いので即リタイアと言う事例としては
受注しようと思ったクエストの1行上下、もしくは1ページ前後などを間違えて選択してしまう
受注欄の選択ミスと言うのも、実は意外と多い。
- また、クリアは可能だが意味が無いので即リタイアと言う事例としては
- そもそもクリア目的で受注されたクエストではなく、ネコスキルの再抽選を行うために
どこかに行って帰ってくること自体が目的である場合。
その場合、受注に必要な契約金が0である適当な採取ツアーを受けて即リタイアするのが一番早い。 - マルチプレイでメンバーに寄生・爆殺厨・チーターなどの迷惑プレイヤーの存在が確認された場合。
妨害行為によってクエストクリアが困難、あるいは不可能になるなら早めに仕切り直した方が良い。
また迷惑行為者に利益をもたらせば行為を助長し被害が広がるため排除が推奨される。 - 他Riseでは、新しいリタイアの理由として、
「ランダム参加要請を使ってクエストに乗り込んだら、あまり行きたくないクエストだったのでリタイア」
というのも一応考えられる。
ぶっちゃけそういうクエストがあるならランダム参加しないのが得策だが…- 百竜夜行に参加要請で乗り込む場合は、難易度と最後の大物しか指定できないので、
「竹爆弾や撃龍槍などの面倒な任務ばかり」「嫌な取り巻きが多い」などの理由で、
「参加しても報酬に期待できない」として早々に見切りを付ける人もいる。
こちらは比較的起こりうるだろう。
- 百竜夜行に参加要請で乗り込む場合は、難易度と最後の大物しか指定できないので、
- クエスト失敗の条件を満たしてしまったわけではないが、
- 本来は1つ目や2つ目の「クエストを達成できなくなって諦める」ときに使うように設定されているのだが、
特定のアイテムを狙う場合や効率的な狩りをする場合に3つ目や4つ目の目的で使われる事も多い。
- リタイアは個人ごとに行う。誰かがリタイアしても他のメンバーはクエストを継続する。
クエスト失敗と違い、素材を持ち帰ることはできないが契約金や使ったアイテムは全て戻ってくる。- ただし、仲間に渡したアイテムは戻ってこない。
もし、戻ってきたらリタイアを繰り返すだけでアイテムの増殖が可能なため、当然の仕様といえよう。
初期のシリーズではできたのだが。 - ゲーム的にはともかく、現実的に考えれば断念も失敗も同じである。
つまり得た素材も契約金も使ったアイテムもクエスト失敗と同じでなければ本来はおかしい。
突っ込み禁止な要素とはいえ、ギルドがどういう処理をしているのか気になるところである。- 小説版では、リタイアと失敗は同義となっており、
自発的に撤退するか、ギルドの判断で強制的に撤退させられるか、というだけの違いになっている。
現実的に考えれば、この方が妥当だろう。 - 後述のMHWではクエスト「リセット」と名称が変わった。
一部の要素を除きクエスト受注前に巻き戻ることから考えると、
世界観的にも狩猟をリタイアしたというよりは
「無かった事になっている」のかもしれない。
- 小説版では、リタイアと失敗は同義となっており、
- ただし、仲間に渡したアイテムは戻ってこない。
- しかし納品したアイテムは戻ってくる。精算アイテムがない無印の時代には、
持ち込んだ黄金魚をクリアぎりぎりまで納品してリタイアするということが行われていた。
現在でもMHFの一部イベントクエストにおいて、納品用のアイテムを使いまわせることがある。
- ちなみに、リタイアした場合でも、
アイルーキッチンの食事効果や温泉&ドリンク効果が消えてしまうので再度得る必要がある。
上述のようにネコスキルの再抽選を目的にリタイアした場合は良いが、
狩りに行く気で出発して忘れ物に気づいて帰還した場合は再度食事の摂り直しになる。
- リタイアすると基本的にクエスト受注前の状態に戻るが、調合リストだけは戻らない。
貴重なアイテムであるフエールピッケルを使った調合リスト埋めに使われることがある。- MHFでは受注にチケットを必要とするクエストがあるので、
開幕早速2乙して失敗との危険と背中合わせになったときに使われることが多い。
- MHFでは受注にチケットを必要とするクエストがあるので、
- 50回クエストをリタイアすると「へたれ」、100回で「こしぬけ」という称号が貰える。
まず頂きたくない称号だが、称号集めをする場合には回数が回数なだけに大きな壁と成り得る存在。
- 力尽きたと同時にリタイアを選ぶと倒れたままリタイアの文字が刻まれるという、
まさしく敗北にふさわしい演出を見ることができる。- MH3とMH3Gでは倒れてから完全に復帰するまでリタイアを選択することができなくなり、
ネコタクで運ばれて振り落とされるまでは指をくわえてみているしかなくなった。
リタイアを頻繁に利用するプレイヤー(例えばタイムアタックなど)からは不評な仕様だが,
そもそも(開発側からすれば)クエストリタイアはそのような利用方法を想定したシステムではない。
なお、MH2ではベースキャンプのベッドでしかリタイアできなかった。
MH2の仕様を引き継いでいるMHFでは、MH3・3G同様完全に復帰するまでリタイアを選択できない。
4シリーズも同様だが同作は全体的にゲームのテンポが悪く、その一因として悪目立ちすることもあった。
MHXではやや緩和され、BCに到着してネコタクで運ばれている瞬間からリタイア可能という仕様になっている。 - MHWorld以降ではクエストリセットと微妙に名称を変えたが、仕様は今までと大体同じ。
今回はクエストリセットに加えて「帰還」することができるようになった。
こちらは、アイテムポーチの変化などが反映されるほか、部位破壊報酬も手に入れることができるため、
どちらかと言うと従来のサブターゲットクリアに相当する。
- MH3とMH3Gでは倒れてから完全に復帰するまでリタイアを選択することができなくなり、
- 選択するとQUEST RETIREという表示が出るが英語版ゲームではそれらはQUEST ABANDONEDと表示される。
日本人にはリタイアの語の方が馴染み深いためその表記をするのも致し方ないが
Retireは「相応の障害などがあるので撤退した」という意味が強く、
Abandonは「能動的に見捨てた、遂行できないわけではないがあえてしないことを選んだ」という意味があるため
こちらの方が適切ということだろう。覚えのある人もいるでしょ
忘れ物 
- 必要なアイテムを持ってくるのを忘れてしまうこと。先述したリタイアの理由の2つ目に当たる。
クエストの内容をきちんと把握する、アイテムのマイセットを活用するなどで対処は可能。
- 特に剣士装備とガンナー装備を入れ替えた際に起こりやすい。
MH3以降のメインシリーズではアイテムポーチが剣士用とガンナー(弾・ビン)用に分かれているため尚更である。
また、アイコンが似ているアイテムを間違えて持ってくることもある。
ガンナーの後に剣士装備で行ったら砥石を忘れるとか、
落とし穴の素材のネットと間違えてクモの巣を持ってきたとか、
覚えのあるプレイヤーもいるだろう。
- 忘れ物をしているように見えて、ただ単にアイテムの消費をケチってるだけの人もいる。
武具に問題はないのにクリアが厳しい場合、アイテムを必要以上にケチってないか確認した方が良いだろう。
- クエストの遂行や目的の達成が少し面倒になる程度のものならば、
わざわざリタイアを選ばなくてもクリアできることも多い。
しかし、かなり面倒になる場合や困難になると思われる場合は、
素直にクエストリタイアを選択した方が良い場合も多い。
- クエストクリアが少し面倒になる例
- MHP2G以前でのガノトトス戦なのに音爆弾も釣りカエルも無い。
- ネットや雷光虫(ゲネポスの麻痺牙)は持ってきたのにトラップツールは忘れてきた(逆も然り)。
- フィールドが砂漠・砂原だからとクーラードリンクを持ってきたら夜だった(逆も然り)。
- 海底遺跡戦で古代のお面も酸素玉も忘れてきた。
- 武器種問わず使う装備で武器を変えたら狩技を設定し忘れた。
(MHXXからは弾丸同様クエスト受注、参加時に警告が表示されるようになった。)*1 - 弓でビンを忘れる。
- 合流で厳しくなる同時狩猟クエストでこやし玉を忘れる。etc...
- クエストクリアがかなり面倒になる例
- 灼熱地での戦闘なのにクーラードリンクが無い。
- 峡谷の上部エリアに用があるのに小タル爆弾を忘れる。
- ボマー装備で来たのに大タルや爆薬の類を忘れてきた。
- 採集クエでピッケルや虫あみの数が少ない。etc...
- クエストクリアが困難になる例
- ボウガンで弾丸を忘れたor弾素材を忘れた。
(MHP3・MHFでは、クエスト受領時に警告が表示されるため対処しやすくなった。) - ニャンターからハンターになって来たらアイテムが護符と爪しかない。
- 採集クエでピッケルや虫あみを全部置いてきた。
- 捕獲クエストで罠or捕獲用麻酔玉を忘れてきた。
- ソロかつ剣士装備でクエストに来たら砥石もキレアジも持っていない。*2etc...
- ボウガンで弾丸を忘れたor弾素材を忘れた。
- 4人で出掛けると稀に皆揃って特定のアイテムを忘れて来ることがある。
こうなると全員半笑いのまま、仲良くクエストリタイアする羽目になる。
皆さん、出発前にしっかり荷物は確認しましょう。
- ちなみにアイテムを忘れたくらいならプレイヤースキルでカバーできる場合もある。
また、支給品等が利用可能ならば、支給品に頼るという手もある。
- なお、マップ上の採取場所を把握していれば現地調達が可能なアイテムもある。
例えば、虫あみやピッケルも調合で生成可能である。
これらを忘れた場合は、普段とは毛色の違う狩りを楽しんでみるのも一興かもしれない。
勿論、素直にクエストリタイアした方が色々と楽なのは言うまでもないが。- ただし、ホットドリンクとクーラードリンクは、残念ながら現地調達での調合ができない場合が多い。
なぜか、寒冷地でクーラードリンクが作れたりする等、必要な物と逆のアイテムが調合できるパターンが多い。
まあ寒冷地に体を冷やすものがあり、灼熱地に体を温めるものがあってもさほど不自然でもないが……。
- ただし、ホットドリンクとクーラードリンクは、残念ながら現地調達での調合ができない場合が多い。
- MHWorld以降はベースキャンプの機能が大幅に改良されており、
アイテムボックスからのアイテム補充、装備変更やオトモ入れ換えなどをクエスト中に行えるようになったため、
忘れ物関連でクエストリタイアする事例はほぼ無くなった。- それに加え、砥石やピッケル・虫あみは無限に使える常備アイテム扱いになり、
MHRiseではクーラー・ホットドリンクが廃止されたことで
今ではアイテム面でクエストクリアが困難だった状況も激減している。
- それに加え、砥石やピッケル・虫あみは無限に使える常備アイテム扱いになり、
- 自分流の混合装備、もしくは、愛用のテンプレ装備が確定していて
装飾品やお守りを取り回す必要が無い場合には大丈夫だが、
装備を頻繁に変更するプレイスタイルの場合には
装飾品やお守りの装備を忘れると言うイージーミスも頻発するので、注意と確認は常に怠らぬこと。
装飾品やお守りの忘れ物については警告してもらえないため、スキル無しで挑む羽目になる。
忘れ物をした人 
- 何も忘れものをするのは、ハンターだけではない。
- レジェンドラスタの双剣使いフラウは、
こともあろうに双剣の片方を狩場に忘れるという大失態をしでかしている。
現在でもクエスト開始時の台詞の中に、双剣を両方持ってきているか確認する台詞が存在する。- ちなみに、レジェンドラスタ全員に、クエスト開始時に忘れ物がないか確認する台詞が存在する。
その際に「今ならまだ間に合う」的なことを言うが、全く間に合っていない。 - 「片方だとフローラちゃん(片手剣のレジェンドラスタ)になっちゃいますからね」などとうそぶくが、
盾がないのだから、片手剣にすらなれていない。
- ちなみに、レジェンドラスタ全員に、クエスト開始時に忘れ物がないか確認する台詞が存在する。
- また、教官も特別訓練でのアイテムにドリンクを忘れることがある。
わざとやっているんじゃあるまいな……
- レジェンドラスタの双剣使いフラウは、
- 余談だが、MHPまでのハンターはリタイアした際に、
ガッカリを通り越し力尽きるモーションで倒れてしまっていた。
その姿はまるで魂を抜かれたかのようである。
関連項目 
モンハン用語/リタイアマラソン - 通称「リタマラ」。