モンスター/エスピナス亜種

Last-modified: 2024-10-20 (日) 04:15:13
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 棘竜上科 エスピナス科)
別名
棘茶竜(きょくさりゅう)
英語表記
Flaming Espinas
危険度
MHR:S:★9
登場作品
MHF, MHR:S
狩猟地
, 城塞高地, 獄泉郷, 峡谷, 樹海頂部, 古跡

目次

生態・特徴

主に古塔の頂上部や秘境の一角など、特殊な地域にて目撃される事がある棘竜エスピナス亜種
古木を想わせる茶褐色の外殻に火を灯しているかのような明るい橙色の棘を備えており、
その外殻の色味から《棘茶竜(きょくさりゅう)》とも通称される。
ハンターズギルドではきわめて危険度の高いモンスターとして扱われており、
後述の能力を主な理由に古龍と同等に危険視されている。
通常種と同様に普段は寝ている事が多く、並大抵の衝撃では目を覚さない。
体色は荒れ地などで保護色として働き、それを利用して捕食対象を待ち構えると見られている。
過度の身の危険を感じると途端に凶暴化する性質も通常種と共通だが、
攻撃性や戦闘面の実力は通常種以上であり、
テオ・テスカトルやクシャルダオラなどの古龍と互角以上に争う姿も確認される。
全身の棘から滲み出る毒も通常種以上に強力で、尻尾にはランポス千頭分の致死量に値する猛毒を蓄える。
神経性の麻痺毒は持っていないという点は通常種と異なるが、代わりに非常に比重の重い強力な酸(重酸)を保有する。
この重酸は生物が持つ一般的な消化液とは比べ物にならず、触れただけで物を跡形もなく溶かし切るほど。
通常種のエスピナス同様に重酸も摂取した餌の成分を蓄積したものと考えられており、
その食性について調査が進められている。
口からは上記の重酸と猛毒の混合物を燃やした毒ブレスを吐き出し、
その直撃を受けた物体はその炎によって焼け爛れるのみならず、重酸で腐食し、さらに猛毒に侵される。
余談だが、エスピナス亜種がブレスを吐き出す際には
炎が燃えている時や爆発によって生じるそれとは異なる高い音が聞こえる。
怒りに燃える通常種は外敵の反撃を許さず、立て続けに攻撃を繰り出していく戦法を得意とするが、
エスピナス亜種は自ら大きな隙を晒してでも一撃で獲物を仕留めようとする傾向を持つ。
特に、翼を大きく広げて仁王立ちになり、力を溜めた後に繰り出す特大の火炎ブレスは壮絶な威力を誇り、
どんなに堅い守りも正面から打ち砕き「周囲一帯を焼き溶かす」ほどの『渾身の一撃』であるという。
なお、このブレスはただ闇雲に放つのではなく、獲物を確実に仕留めるために
あらゆる手を織り交ぜて繰り出すことが知られており、
大規模な攻撃の前に見せる隙を突くつもりで接近したハンターに対して急に体勢を変えて反撃を仕掛ける、
逆に逃げ遅れたハンターに間合いを詰めるため力を溜めながらにじり寄る、
更には溜めたブレスを一度放った後、そのまま空中で再度力を溜め追撃を仕掛けるなど、
その手段は極めて執拗かつ残忍であるという。
エスピナス亜種が明らかに攻撃の態勢に入った場合は回避に徹する事が最適解とされる。
特異個体
棘が白みを帯び、緑色に染まった眼を持つ特異な個体。
安らかなひと時を邪魔する者が現れれば、激昂せずとも明確な敵対意思をもって排除しようとする。
また、溜めたブレスを空中に打ち上げ、流星雨のように降りそそがせる攻撃を繰り出すこともある。

概要

  • MHFシーズン2.5で初登場した、棘竜エスピナス亜種
    甲殻が茶色に染まっている事から、別名は棘茶竜(きょくさりゅう)
  • 生息地域は通常種と大きく異なっており、狩猟地は主に塔の頂上。
    塔は樹海に近いとされているので、もしかしたら引っ越してきたのかもしれない。
    それにしてもわざわざ塔の頂上に登ってまで昼寝することはないようにも思えるが……。
    塔の頂には危険すぎるモンスターがわんさか登場する以上、
    通常種が寝床としている樹海と違って寝心地が良いとはとても言えないだろう。
    他には峡谷や樹海頂部など、全体的に高い地域に出現する傾向にある。高地にはいないが。
    • 一方で、通常種が生息している樹海での生息は現在確認されていない。
      「擬態して獲物を捕らえる」というエスピナスの生態からして、
      茶色の体色では森の中で目立ってしまうという事情もあるのかもしれない。
      樹海頂部では目撃されており、希少種についてはG級イベントクエストにて同時出現することがある。
  • 通常種同様図太い性格であり、発見時点では寝ている。
    非怒り時は積極的に攻撃せず、硬い甲殻による防御で相手の退散を促すのも同じである。
    一方で怒り時の戦闘力は通常種をはるかに凌駕しており、その危険性からか狩猟解禁時期は通常種より遅い。
  • 行動パターンの特徴として、一撃必殺を狙う攻撃を仕掛けてくることが多い。
    超威力のチャージタックル超絶規模のチャージブレスといった大技を有しており、
    ありったけの高防御力や火耐性をつけておかないとこれらの攻撃ではほぼ即死である。
    この時の硬直中はシビレ罠を張ろうが超速射を撃とうが一切怯まないので、大人しく全力で避難することが大原則。
    • 主力となるチャージタックルでは、タックルの構えで力を溜めたのち、回転を伴うタックルで周囲を一掃する。
      このチャージタックルは角や翼のみならず、尻尾の先端まですべて判定があるため、
      間合いの取り方が甘いと、尻尾にかすって即死という事態につながりやすい。
    • 更なる必殺技となるのが、メガフレアの通称で恐れられている極大チャージブレス。
      仁王立ちして力を溜めたのち飛びあがり、信じられない程の広範囲を巻き込むブレスを放つ。
      詳しくは上記のリンク先を参照のこと。
      • チャージ中は頭の位置が高く、弱点の頭部を狙うチャンスが通常種より少なくなることも多い。
    • こうした性質もあってか、エスピナス亜種の狩猟クエストには
      「渾身の一撃」「峡谷を穿つ一撃」「煌く一撃ご用心」など
      一撃という文言が代名詞のように用いられている。
  • ブレスは&&麻痺から&&防御DOWNに変更されている。
    溜め攻撃だけでなく、通常の攻撃でも即死しないように忍耐の種などでのケアが必要になるだろう。
    • また、ブレス発射時には黒い波動のようなものが発生し、
      さらには凄まじい金属音のような轟音が響き渡ったりするため、見ているだけでも圧倒される。
  • 弱点属性は水、次いで雷が多少効き、怒り状態になると属性の通りも良くなる。
    通常種が苦手としていた氷はほとんど通じないので注意。
    状態異常については、通常種と同じく毒が一切効かない。

MHF

  • シーズン2.5アップデート当日の2008年4月23日に実装された。
    2.5プレビューサイトでは画面左端に常時映りこむなど目玉扱いされていた。

奇種

  • 凄腕ランクのエスピナス亜種は、「エスピナス奇種」として登場。
    弱点属性自体は上位までと変わっていないが、属性の通り具合は悪く、
    頭や腹といった弱点部位以外はほぼ属性ダメージが通らないようになっている。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 眼がエメラルドのような緑色
    • 角(頭部の一本棘)がより巨大化し、先端が白い
    • 身体の棘が長くなり、先端が白く変色している
    • 怒り時に浮かぶ血管が織りなす模様が黄緑色
    • 翼膜が黄色がかっている
  • 何故か原種よりも実装時期が早く、シーズン9.0から登場した。
    こちらは、すぐには起きないし怒らないのは相変わらずだが、怒っていないときでも暴れるようになった。
  • 突進のダメージは痛くないが、その代わりに一部ブレスが巨大化+高威力になっている。
    また、立ち上がってから斜めに3連ブレスのパターンだけでなく、
    姿勢を変えずに水平に3連射するパターンも追加されている。
  • さらに、新たに溜め攻撃が追加された。
    普段と違う溜め動作から、直立して空中に巨大ブレスを放ち、
    このブレスが空中で砕け、まるで紅ミラボレアスのメテオのようにフィールドに降り注ぐ。
    チャージブレスの一種ということで、圧倒的な破壊力を有している。
    一応、遠距離攻撃なので付近に張り付けば当たらずに済むが、発動時に龍風圧が発生するため、
    HC補正対策のスキルが無いとそのまま押し出されて即死するといったことが起こりやすい。
    もちろんこれだけでなく従来のチャージブレスも普通に放ってくるため、
    素早く次の攻撃を見極めて接近するか退避するかを判断しなければならない。

G級

  • 通常種に続き希少種もG級進出したにもかかわらず亜種は置いてけぼりだったが、
    MHF-G9にてG級へと進出した。難易度は★7。
  • 運営インタビューなどによると実装コンセプトは「エスピナス亜種実装当初の脅威性を再び」ということで、
    G級行動はいずれも溜め攻撃の強化である。
  • まず、通常の溜め技2種類は溜めた瞬間に閃光のようなものが奔り、
    従来の個体に対して罠や攻撃で妨害したときのように、高速で溜めを完了して一撃を放ってくる
    そしてもう1つのパターンとして、紫色のオーラを纏いつつ地響きを立てながら長時間溜めを行う。
    この場合はいくら攻撃しても溜めをキャンセルしなくなるのだが、
    ブレスは従来のものを超える超高範囲のものに変貌し、
    溜め突き上げは従来通りのモーションながら、間髪居れずに特異個体の打ち上げブレスを放ち
    突き上げを回避すべく距離を取ったハンターの頭上にピンポイント攻撃を行ってくる
    また、この突き上げは被弾すると通常と違い垂直に打ち上げられ、
    打ち上げブレスの爆風で追撃を受ける恒例の空中コンボとなっている。
    突き上げ・ブレス共に即死級の威力なので、根性を貫通しての即死がほぼ確定する。
    • しかし、この紫溜めには大きな弱点がある。
      溜め中は肉質が軟化する、のは従来通りであるが、
      紫溜めでは、それに加えて通常溜めが持っていたスーパーアーマーが存在しないのである。
      そのため、こちらにしてもエスピナス亜種側にしてもハイリスクハイリターンという状態になっており、
      溜め中に猛攻を仕掛けると、残り体力によっては攻撃を放つ前に討伐してしまうこともある。
      また、オーラのエフェクトはチャージ完了が近づくほど発生回数が増えるため、
      いつ攻撃へ移行するかもわかりやすくなっているのに加え、
      ブレスは貫通式になり、必ず地面に着弾して炸裂する
      (=味方や障害物に当って誤爆することがない)ようになっているため、
      タイミングさえ掴めば前転回避での回避も狙いやすくなっている。
  • またゆっくりとハンターを追尾するように3歩歩いたかと思うと、そこから溜め行動を完全キャンセルし、
    溜めブレス・溜め突き上げ・サイドタックルに派生させてくる行動も行う。
  • 当たり前だがどの溜め攻撃も威力は絶大で、
    GX防具を装備したうえで★1まで難易度を落としたとしても、一撃で甚大なダメージを受けてしまう。
    当然毒の効果もあり、根性が発動しても毒死してしまう。
    また、元々各種溜め行動中に全身に微弱な削りダメージが発生し続けるという仕様を持っているのだが、
    これが当時はG級で大人気だった絶対防御態勢とすこぶる相性が悪く、
    溜め技を絶対防御態勢のアーマーで受け止めようとしたところ、
    削りダメージでアーマーを剥がされ本命を叩き込まれるという事案も起こる。
  • ただし溜め技に傾注しすぎたためか通常攻撃の威力はさほど高くなく、
    紫色のオーラを纏った溜め攻撃は使用まで物凄い隙を晒す。
    元々エスピナス亜種は溜め中の肉質が軟化するという性質を持つため、
    紫オーラの溜めと高速化された溜めを見極めて攻撃していくことで素早い討伐が可能となる。
  • 狩煉道においても登場するが、
    スタンや麻痺などを用いない場合エスピナス亜種の脅威性は比較的高い。
    序盤ステージから溜めブレスが即死威力なのは言うまでもないことだが、
    G級でも上級クラスのプレイヤーがよく狩猟するUNKNOWNとは
    溜めブレスの回避タイミングが根本的に異なっている点が落とし穴である。
    辿異種がメインコンテンツの2018年においてはエスピナス亜種との交戦経験の有無が露骨に出る場合が多いだろう。
    ゆえに、ハメ狩猟を行わない場合、
    狩煉道では危険性が高い選択肢としてエスピナス亜種が回避される傾向にある。
    ただし、スタンは比較的取りやすく、ハメ狩猟においては、
    そこそこの火力のハンター4人なら一切行動させずに討伐することも容易となる。
  • 武器は希少種との差別化のためか火属性と毒属性の双属性となっている。
    防具は「エスピスGシリーズ」。
    達人や三界の護りなどの他、巧撃のスキルポイントも全部位に有している。
    精錬で抜き出すことも可能。
  • ちなみにG6.1において、イベントクエストである双頭襲撃戦にてG級に対応した個体が登場している。
    イベント限定の個体ということで剥ぎ取り素材は全て精算アイテムとなっていた。
    • 双頭襲撃戦に登場する個体の専用技として、滞空状態からの連続チャージブレスが追加されている。
      これは通常のチャージブレスと違ってブレス本体が小さいため、
      着弾タイミングが一定となりやすく、フレーム回避の難易度は落ちている。
      ただし、連続で放たれる特性から、位置取りによっては避けた先に飛んでくることも。
    • また、このクエストで同時に登場するエスピナス希少種とのコンビ技もある(詳細は双頭襲撃戦の項を参照)。

MHR:S

両雄の争い
熾烈になるほどに 苛烈になるほどに
拮抗が崩れ 勝敗が決しようとするとき
その勝ち様 負け様は壮絶を極めよう
 
果たして この争いの勝者はいずれか
 
内に秘して高めた力を晒し
渾身の一撃を放つのはいずれになるのか
  激情する邪毒
  棘茶竜エスピナス亜種
  • メインシリーズのMHR:Sではエスピナスの通常種が参戦しており、
    亜種の参戦についても期待がかかっていたが、2022年8月25日にエスピナス亜種の紹介動画が上げられ、
    同年9月末のアップデート第二弾で追加参戦する事が発表された。
    亜種とは言えどMHF独自のモンスターがメインシリーズに参戦するのはこれが2例目となる。
    • ちなみに今作の亜種はいずれもMHRise初出のモンスターの亜種であり新規登場だったので、
      他の既存亜種を差し置いて唯一の既存亜種モンスターでもある*1
    • 参戦発表の動画が唐突に配信された為に驚いたユーザーも多いかもしれないが、
      先立っての2022年8月17日水曜日の『カプコンTV!3時間スペシャル!』において、
      辻本Pがエスピナスの棘らしき細工を右腕に着けながら、
      東京ゲームショウの試遊や亜種のワードを出し、少々とぼける形で匂わせをしており、
      このシーンを切り抜いたツイートがMHF公式にリツイートもされていた事から、
      界隈では亜種参戦は確度の高い予想として既に広まっていた。
    • ついでに言うと、まずタイトルアップデートのロードマップ初公開*2時点で、
      「希少種モンスターや亜種モンスター」という文言、およびそれと思しきシルエットが映されており、
      そのうちのひとつがチャージブレスの構えをとるエスピナス亜種に酷似していたことや、
      そのシルエットの背景が塔(の秘境)だったため、
      この段階からエスピナス亜種が追加されるとの予想は数多くあった*3
      • なお、このシルエットは本作の登場ムービーにおいてチャージブレスの構えをとるシーンから借用したもの。
        正式発表に伴い公開されたMHR:S版のCGイラストはシルエットとは全く異なるポージングであり、
        シルエットにするとあまりエスピナスらしい特徴が出ない構図となっているため、
        より「エスピナス亜種を象徴する姿」として登場ムービーからの切り抜きを行うことにしたのだろう。
  • 今作ではMHFでお馴染みの塔の頂上ではなく、Ver.11アップデートにて復活した塔の秘境に登場している。
    「塔の秘境」のみがフィールドとして登場していたのはメインシリーズのみであったため、
    MHF出身のモンスターがここに降り立つのはエスピナス亜種が初めてとなる*4
    • 本作における通常種のエスピナスはMHFの樹海凄腕ランクBGMを専用BGMとして有しているが、
      塔の秘境では秘境の伝説:Sunbreak ver.が流れる。
      MHFのエスピナス亜種は塔での狩猟が主で、
      プレイヤーがかつてよく対峙していた上位でなら「秘境の伝説」が流れていた。
      古参のMHFプレイヤーなら懐かしさを覚えるかもしれない。
    リオス希少種同様、緊急クエストクリア後は汎用フィールドにも出現するようになる。
    但し通常種と比べてその範囲は狭く城塞高地のみであり、重要調査クエストも城塞高地となる。
    マガラ種の寝床であるエリア7で堂々と寝ていることすらあり、種の図太さは亜種においても健在であるとうかがえる。
    • こちらのBGMは通常種と同じく終わりなき迷路/樹海 : Sunbreak ver. が流れる。
      MHFでは亜種は樹海には出現しなかったため、こちらは中々新鮮に感じる。
    • 城塞高地には通常種も生息しているため、今作では通常種と亜種の顔合わせも発生する。
      Ver.13では両者を同時狩猟する「高難度:安眠を妨げないで!」が実装された。
    なお、設定資料集によれば普段はその体色が保護色となる荒地などに生息しているようだ。
    狩猟地から考えて、峡谷などが主な生息地だったのだろうか。
  • エスピナス亜種の緊急クエストは、Ver.11アップデートで追加されたモンスター達と同じくMR10から解放される。
    クエスト名はMHFでの常設Gランククエストと同じ「古塔を貫く一撃」。
    また、「渾身の一撃」というワードも登場ムービー内の語りで使用されている。
    なおこのクエストをクリアすると、同時に追加されたタマミツネ希少種の緊急クエストが解放される。
    • 登場ムービーでは月が輝く夜の塔の秘境にて、なんとテオ・テスカトルと対峙している。
      両者は空で絡み合いながら争い、火球ブレスと火炎放射の応酬を繰り広げる様子が描かれている。
      空中戦では炎王龍が優位に立ち、地面に降りた棘茶竜に対して十八番の火炎放射を容赦なく照射。
      しかし、エスピナス亜種は炎王龍の火炎放射に焼かれながらも耐え抜き、
      こちらも溜めに溜めた必殺技のチャージブレスを炎王龍へ向けて発射。
      スーパーノヴァもかくやという大爆発でムービーは幕切れとなる。
      爆発の規模といい、飛翔しながら爆発を見届ける様が絆技のようだとも言われている。
      なお、この戦いの結末は描かれていないため、
      ムービーの語りにある壮絶な勝ち様・負け様は映されておらず、どちらが勝者になったのかは不明瞭なままとなっている。
    • エスピナスの通常種はクシャルダオラとの因縁が広く知られているが、
      亜種については特にそういった話もなかったため、
      古龍が相手という意外なマッチングには驚くハンターも多かったようだ。
      一応、両者には「大爆発を伴う、渾身の一撃を必殺技として有している」という共通点があり、
      それを意識したチョイスとなっている可能性は考えられる*5
      因みにMHFでは、テオ・テスカトルも塔の頂上によく現れるモンスターである。
  • 今作において危険度が新たに設定されたが、あろうことか★9となっている。
    ★9には古龍級生物の特殊個体や各種ヌシ、希少種らが存在するランクであり、
    一般モンスターの亜種でこのランクに食い込むことが示されたのはMHR:Sに於いては初*6である。
  • 縄張り争いは通常種同様、クシャルダオラとの間で確認されている。
    戦闘内容は通常種と一切変わらないが、
    操竜待機になるモンスターがクシャルダオラ側に固定になっているのが大きな変化。
    • 古龍を確定で操竜待機にするモンスターは怨嗟響めくマガイマガド激昂したラージャン
      そして本種のみであり、通常種を超える実力を持っていることを窺わせる。
      ただしエスピナス種の場合は縄張り争いの対象がクシャルダオラに限定されているため、
      前2者とは異なり(毒に弱いという設定が存在しない)他の古龍種との力関係は定かではない。
    なお、縄張り争いの相手が傀異克服クシャルダオラの場合は
    通常種と同じくエスピナス亜種側が確定で操竜待機状態にさせられる。
    通常種より強いとは言えど、傀異克服古龍が相手ではやはり分が悪いようである。
  • 2022年9月15日から18日まで開催された「東京ゲームショウ2022」会場のカプコンブースでは、
    本種の狩猟を先行体験できるチャレンジクエスト「激情のエスピナス亜種・特別版」が用意された。
    クリアすることでオリジナルのステッカーが貰えた模様である。
    • こちらは「高難度クエスト」と銘打たれており、本編実装前にもかかわらず強化個体を投入していた
      塔の秘境で対峙する本種は高い攻撃力を誇るほか、
      装備カスタム不可・貧弱なスキル構成・制限時間が15分
      来場者たちは苦戦を強いられるドSのカプコンならではのクエスト内容となっていた。

戦闘能力

  • 基本的にはMHR:Sにおける通常種を順当に強化した形であるが、
    新モーションの追加だけでなく、基本攻撃にも細かい強化が施されており、
    通常種と同じ感覚で対処を試みると引っかかりがちな行動が多い。
    主な強化点はハンターの捕捉精度である。
    • 炎ブレスは発射直前まで狙いを定めてくるようになった。
      中距離ではのんびり走っていると被弾してしまうが、回避距離UPを発動させると対処が楽。
    • 踏みつけ攻撃は2連続で出すようになった。
      2発目もある程度正確に狙いを定めて繰り出してくるため、
      棘茶竜の動きをよく見て回避を徹底するようにしよう。
    • 突進からUターンし、避けたハンターを即炎ブレスで追撃するコンボ技を習得。
      こちらの炎ブレスも上記の通り精度が上がっているため、
      突進を避けた後も油断しないようにしたい。
    • 一方で、3連ブレスの最後の一発は怒り時でも立ちブレスで固定となった。
      また、サイドタックルの予備動作が通常種よりも遅くなっていたり、
      突進のUターンの回数が少なめになっていたりするため、
      通常種と比較して攻撃は苛烈だがその分スキを大きくする方向で差別化されている。
  • 通常種も行っていた溜めの長いサイドタックルからの直線ブレス派生だが、
    亜種はタックルから突進へ派生させてくる場合もある。
    そして、その突進から更に上記の直線ブレスへ繋げてくることも。
  • 通常の炎ブレスは着弾後に前方へ連鎖爆発を起こすようになっており、
    目の前に着弾したからといって安心していると爆発に巻き込まれる。
    着弾を見越して後ろへ退避するのではなく、横へ逸れるか疾翔けなどで跳び越えると安全。
    また、ブレスは当然ながら火属性やられ++防御力DOWN効果を持つ。
    毒はもちろんのこと忍耐の種などでの防御力DOWN対策も講じておくよう。
    • なお、水辺だとブレスが着弾した瞬間に消えてしまい連鎖爆発は起きない。
      無論通常時より格段に安全だが、
      適用されるのは城塞高地のエリア13にある樹液の沼のみと場所が非常に限られている。
      とはいえ、一応エスピナス亜種はここにも出現するので覚えておいて損はない。
    • Ver.15.0からは獄泉郷に現れる事があるが、ここの水溜まりでも連鎖爆発は起きない。
      水溜まりはエリアのほぼ全域を覆うほど広いので有効活用したいところ。
    • 状態異常を3つも与えてくるため、疾之息吹による回復効果も比例して大きい。
      スキルや防具次第では食らったダメージより回復してしまうことも。毒が裏返ったッ
      疾ノ息吹を常用しているハンターにとっては、
      通常種よりも亜種のブレスの方が怖くないと感じるかもしれない。
      ……チャージブレスを除いて。
  • 本種のアイデンティティであるあの極大チャージブレス、通称メガフレアの破滅的な火力は今なお健在。
    最終強化したMR装備のハンターを体力MAXから一撃で力尽きさせるほどで、ガードも突き破ってしまう。
    塔の秘境のベースキャンプにいるヌリカメなどによる根性効果は有効だが、
    毒無効状態でなければ1残った体力を即削られてキャンプ行きとなる。
    徹底的に守りを固めれば何とか耐えることは可能*7ではあるが、
    各種ブレスをくらったまま腐食やられの回復を怠ると防御力が0.7倍に下がっているため耐えるのは困難になるほか、
    「ギリギリ耐える」程度では毒無効状態でなければ結局毒で力尽きることになる。
    • しかもあろうことか攻撃判定が2回発生する為、太刀の「水月の構え」等の単発技を無効化する行動では防げず、
      ハイパーアーマーによるダメージ軽減効果で耐えようとしても威力が高すぎて防ぎきれない。
      どちらにせよ、ただでさえ減った体力に加えて毒&防御ダウン付きの2HIT目で確実に狩られることとなる
      • 瞬時に2段ヒットするという仕様上、本種の防具に付く、剛心スキルとの相性は悪い。
        「素材元の攻撃なんだから耐えれるだろ!」と勇んだハンターは悉くスキルを付ける前と同じ様に焼かれている。
    • ダメージから推定される攻撃力は脅威の200
      これ以上の攻撃力を持つ技は一部の超大型モンスターが持つ必殺技に限られており、
      まさに渾身の一撃と呼ぶにふさわしい必殺技と言える。
    このチャージブレスはさすがにMHFの頃よりは大きく範囲が狭まっており、
    密着状態から疾翔け1回+α程度の距離をとれば余裕をもって避けられる。
    しかしその代わりチャージ速度がかなり速く、G級個体の赤オーラ版よりやや遅いかどうかというレベル。
    加えてチャージ中はハイパーアーマー状態になり、罠やオニクグツ他あらゆる妨害を無効化してしまう
    そして、肝心のチャージブレス本体は先述の通り超火力・ガード不可・2段HITと隙がない。
    とにかく、チャージ動作に入ったらすぐに逃げる準備をしよう。
    • MHF時代は、ブレスのチャージ中に足元に罠を置くと即座にブレスをぶっ放していたが、
      今回は上記のハイパーアーマーがあるためか、罠を置いても一切反応せずブレスのチャージを続行する。
      「MHF時代を知らないあるいはMHFを知る先輩に騙されたハンターが罠を仕掛けに行って焼かれた」
      という事は起こらなくなった…と言いたいところだが、
      代わりにチャージの高速化とハイパーアーマーによる罠の無効化があるため、
      どのみち罠を仕掛けに行くのは非常に危険である。
      ちなみに本当にネットではMHFを知る先輩が新規を騙すのが若干流行っていた
    • また、MHFでのG級モーションだった歩み寄ってからの即チャージブレスも持つ。
      G級、もといマスターランク個体なので当然と言えば当然か。
    • スキル次第では回避も不可能ではないく、合気の場合、Lv2であればチャージブレスを問題なく回避出来る。
      チャージ中は肉質が柔らかくなるため、腕のあるハンターであれば
      張り付いたままギリギリまで攻撃しつつメガフレアを合気で回避するという芸当が可能。
      また、双剣の朧翔けを始めとした非常に長い無敵時間もしくは1hit目に対するカウンターに無敵時間が存在する行動。
      つまり、奇しき赫耀のバルファルクの彗星を無効化させる技でも回避可能。人によっては逃げ回るより確実かもしれない。
      あのメガフレアの威圧感に打ち勝つ勇気がなければ居合ではなくネコタクで転がることになるが。
  • 上記のような従来通りのモーションのチャージブレスでは終わらず、
    ブレスの際に飛び上がった後、なんとそのまま滞空しつつ2発目のチャージブレスで狙撃してくる場合がある
    予備動作は非常に長いので回避の態勢をとる猶予は十分あるが、その誘導性能が非常に高く、
    適当にダッシュ移動しているだけでは確実に被弾するので、着地するまで気を抜かないようにしておくべし。
    この2発目は攻撃力130と1発目の2/3弱程度の攻撃力ではあるものの、
    これでテオ・テスカトルのスーパーノヴァと同値であるため油断せずに対処しよう。
    ガルクの移動速度であれば誘導を振り切れるため、一発目から離脱する際に乗っておくと楽に対処できる。
    具体的な確率は不明だが、体力が少なくなってくると使用頻度が上がってくるようだ。
    • なお滞空しつつのチャージブレスは登場ムービーの時点で
      テオ・テスカトルに対して繰り出しているため、
      やや形は異なるが一応その存在が示唆されてはいる。
  • エスピナス亜種のもうひとつの溜め攻撃である角突き上げはかなりアレンジが入っており、
    MHFでのそれとほぼ同じ構えを一瞬とって突き上げを行った後、
    その勢いのままに大回転するという技になっている。
    同作品内に登場するモンスターで言えば、ヌシ・ディアブロスが使用するヌシの大技に近い。
  • チャージブレスが大技となった関係上、通常種の大技だった突進は警戒ボイスが発生しなくなっている。
    出の早さは相変わらずなので、不意に轢かれないように注意。
  • 2023年5月に配信されたイベントクエスト「烈禍襲来:伝説の一撃」に登場する個体は、
    • 肉質が全体的に硬く、龍属性が全く効かない
    • 非怒り時に翼を動かす程度の漫然な動きしかしないが攻撃を加えると希少種や特異個体のようにすぐに怒る
    • 疲労がオミットされている
    • 毒にならず、眠らせると怒りが解除される
    • 伝説の一撃ことノーモーション突進と、罠設置に反応するカウンターメガフレアが復活
    • 特異個体のようにブレスなどのモーションが高速化
    など、かつてのMHFにおけるエスピナス一族を彷彿とさせる仕様になっている。

傀異化

  • Ver.13.00でついに傀異化個体が登場。
    非怒り時は肉質が固い関係か通常種同様、傀異鈍化の時間が極端に短く設定されている。
    • 強化されたメガフレアの火力は絶大で、ガンナーはもちろんのこと
      通常個体ではギリギリ耐えていた程度の防御力の剣士もあっという間にBCに飛ばされる。
      仮に根性で耐えたとしても毒や耐性スキルのない劫血やられによるスリップダメージでトドメを刺されることもある。
      マルチではメガフレア一撃で4人まとめて乙、なんていう笑えない事態にもなりかねないため
      予備動作はしっかりと確認しておこう。
      • ちなみに、ハンターの警告ボイスはメガフレアと傀異バーストの両方で発生する。
        傀異バーストにも分かりやすい兆候があるがこれを見た後、勝手にそっちだろうと油断していると
        予期せぬメガフレアが飛んできて命を落とすことになる。
        しっかり本種の動作をよく見て判断するようにしたい。
    • また、傀異化個体は通常フィールドに出現するのでその分外的要因にも注意を払う必要がある。
      唐突に乱入してきたモンスターの咆哮に耳を塞いだせいで
      メガフレアの退避に失敗するなどということもあり得るので、死亡回数はある程度余裕を見ておこう。
    • 通常種同様、こちらも瀕死時の休眠には傀異バースト移行までの蓄積がされるようなので、
      寝起きからの行動には油断してはならない。
    • 一方で、傀異鈍化させれば怒り状態を強制的に解除できるため、
      火力が十分にあればクエスト中1回もメガフレアを撃たせることなく討伐することも可能である。
      肉質が柔らかい傀異凶化中に、いかに果敢に攻め込めるかが肝となるだろう。
  • 傀異化した凶(浄/濃)血を求める場合、余り人気が無い。
    本種自体が強力というのもあるが、最大の理由は余りにも可哀想な外的要因にある。
    要するに(武器種や得意不得意にもよるが)既に狩り慣れているあちらばかりボコボコにされているせいで
    相対的にこちらが狙われなくなっている…というのが実状である。
    • とにかくチャージブレスが危険すぎて野良だと失敗率が尋常でなく高い、というのが人気がない一因。
      もちろんかわせない攻撃ではないのだが、意思疎通のできない野良オンラインだと巻き込まれ事故が起こりやすく、
      安定した連続狩猟に繋げづらいのである。
      とは言えこれの問題の本質は一網打尽にする攻撃であることから破傀の濃龍血集めにおける強化彗星にも言えたことなので
      最大の理由はやはり競合相手と言えるだろう。凶血の競合相手たる紅蓮バゼルはむしろ押し付けたがってるだろうが。

操竜

  • もちろんエスピナス亜種も操竜する事が可能。
    塔の秘境での単体クエストでは披露する機会はないが、
    大連続クエストや重要調査クエストなどでは他モンスターも登場するため、
    エスピナス亜種の力を存分に使うことが出来る。
    • 通常種の時点で操竜の性能はなかなかなものだったが、
      こちらも使い勝手と高ダメージを持ち合わせており優秀な部類と言える。
    • Ver.12までは傀異調査クエストに(サブの狩猟対象や非ターゲットとして)登場しないというバグがあったが、
      Ver.13からは修正されて出てくるようになったのでより操竜対象として利用しやすくなった。
  • 弱攻撃1(X)は噛みついてからそのまま回転して尻尾を叩きつける技。
    一段目が多段ヒットし、火やられを付与できる。
    出も早くダメージもそこそこなので牽制に使いやすい。
    • 弱攻撃2(X + 方向キー)は通常の3連ブレス。
      通常種とは違って接近していれば3発全てぶち込むことができるのが強み。
      麻痺は無くなってしまったものの+を付与できるのは変わらないため、
      依然ダメージソースとしては強力だろう。
      地面に着弾すると連鎖爆発が起き、小ダメージに加えて火やられを付与できる。
      発生も早めで威力も十分、状態異常も付与できる、とそこそこ優秀な技。
  • 強攻撃は両方とも溜めてから高威力のダメージを与える技になっている。
    • 強攻撃1(A)はエスピナス通常種が操竜大技でやるようなタックル。
      溜めがあるものの当たればダメージはデカいという代物で、
      下記の強攻撃その2と比べると少々地味めだが手堅い。
    • 強攻撃その2(A + 方向キー)は今作で大きくアレンジが入った回転角突き上げ。
      大きく溜めた後に角を地面に構えてから回転し、
      角突き上げを食らわせるというヌシ・ディアブロスの大技に近いモーションで、
      エスピナス亜種の操竜技の中でも別格の威力を誇る。
      その威力は操竜ゲージを空の状態から一撃でMAXに持って行けるレベルであり、
      一般的なモンスターに対し約1400ダメージもの大ダメージを叩き出す事すらあるほどで、
      まさしく驚異的な一撃を叩き込む強烈な技となっている。
      反面、操竜ゲージをすぐにMAXにしてしまうため、
      最初はブレスやタックルなどで攻め、操竜ゲージがMAXに近くなってからこちらを使うといいだろう。
  • 操竜大技は通常種と同じくタックルから入るが、その後にあの構えをとって相手に歩み寄りメガフレアを放つ
    メガフレアを放つ
    そう、なんとあのエスピナス亜種の代名詞たる極大チャージブレス、メガフレア
    ハンターが操るエスピナス亜種に撃たせる事が可能なのである。
    プレイヤーたちが散々辛酸を舐めさせられてきたであろうあの大技をこちら側が放てるという、
    非常にロマン溢れる仕様になっている。
    そしてメガフレアをお見舞いしてハンターが離脱した後、
    エスピナス亜種は更に空中からのメガフレアで追撃する…という、
    今作で多くのハンターが仰天したであろう2連メガフレアをモンスターに向かって撃つことが出来るのである。
    • 肝心のダメージだが、そこまで強くはない
      目安として、最初のメガフレアでは750ダメージ程度、
      追撃のメガフレアで750ダメージ程度と複数の約40ダメージを与えられる。
      このため、単体の威力としては回転角突き上げやタックルの方がダメージが高くなってしまっており、
      あのメガフレアにしては少々ダメージが物足りないという気になってしまう。
    • 合計で1500ダメージは堅いため、弱いという訳ではないのだが、
      特にMHR:Sでは操竜が強力なモンスターたちが非常に目立っているため、
      相対的に見ると強豪とは言い難いダメージ量になってしまっている。
      とはいえ、あのド派手なメガフレアこちらからぶちかませるという
      唯一無二のロマンは筆舌に尽くし難いものがあるため、
      体験した事がなければ是非とも一度エスピナス亜種に乗って操竜大技を撃ってみるといいだろう。

余談

  • 亜種となる事で別名に色が含まれる例は他にも多々あるが、エスピナス亜種の場合は「棘竜」という具合に、
    元々の名称の頭ではなくど真ん中に色名が収まるという珍しいケースである。
    また、それによって読みが「いばらりゅう」から「きょくさりゅう」へと大幅に変化する点も珍しい。
  • 「茶」色いエスピ「ナス」、という事で通称は「茶ナス」。
    MHF時代からファンの間でこう呼ばれていたが、MHR:Sでの復活後、
    カプコンカフェ梅田店とのコラボで、ボロネーゼソースのスパゲッティの上に焼きナスをまるっと1本乗せた
    その名も茶ナス丸ごとボロネーゼなる限定メニューが登場、まさかの公式化を果たしてしまった。
    一応ナスは品種によってはヘタや茎に棘が生えるものもあるが…さすがに関係は無いと思われる。
  • チャージブレスの通称「メガフレア」の元ネタは、
    モンハンとのコラボ経験もあるスクウェア・エニックス(および旧スクウェア)の
    有名ゲームシリーズ『ファイナルファンタジー』シリーズの
    多くの作品にて召喚魔法で呼び出すドラゴンとして出演している「バハムート」のブレス攻撃。
    作品によって爆発する光弾だったりビームだったりと描写が異なっているが、
    強力なブレス攻撃であることは共通しており、シリーズ初期では最強の召喚魔法の位置付けだった。
    また、「ギガフレア」「テラフレア」「ペタフレア」「エクサフレア」といった上位技も登場しており、
    これらの命名法則の由来は「国際的に使われている接頭辞の1つ」から来ている。*8
    ちなみにエスピナスのブレスが火属性なのに対し、元ネタのメガフレアは基本的には無属性の攻撃技である。
  • MHFは海外展開が限定的*9であり、他の海外作品には中国で展開されていたMHOに登場していた程度である為、
    MHR:Sはエスピナス亜種にとっては久々の世界進出となる。
    欧米圏にも展開されることで初めて正式な英語表記が判明したのだが、エスピナス亜種については
    日本での別名である「棘竜」にも通じ、MHOでも用いられていた“Brown Espinas”、
    或いはその色味から“Orange Espinas”が広く通称として用いられてきた*10ため、
    Flaming Espinas”という色が関係ないネーミングは多くの海外プレイヤーの意表を突くものであったようだ。
    意味は「燃え盛るエスピナス」といったもので、代名詞とも言える極大のチャージブレスを言い表した名前になっている。
    また、火が灯っているような橙色の棘や、水属性が弱点である事も合わせて考えるとなかなか面白い。

素材

棘茶竜の上鱗
エスピナス亜種の体表を覆う鱗。
経年で硬質化した角質が幾重も巻き、樹木の年輪を想わせる。
非常に屈強な個体から入手できる、通常の鱗とは比較できないほど硬い鱗は「絶鱗」と呼ばれる。
マスターランクの個体からは、飛竜の中でも最上位の硬度を誇るという「厚鱗」が得られる。
棘茶竜の堅殻
削れても割れることを知らない、粘りのあるエスピナス亜種の甲殻。
深い色合いが古木を想わせる。
怒りが頂点に達すると血流が増加して色合いが変わるのは原種のもの同様であるが、
亜種は赤色ではなく橙色を帯びる。なお、特異個体の場合は黄緑色となる。
非常に屈強な個体から入手できるものは「絶殻」と呼ばれ、
それは一見すると樹の皮のようだが、想像もできないほど硬質で重厚である。
マスターランクの個体からは、並大抵の外敵は戦いを避ける程堅牢な「重殻」が手に入る。
棘茶竜の上棘
全ての存在を拒むエスピナス亜種の棘。
甲殻や鱗の深い茶色と相まって厳しさ際立つ一品。
中でも特異で凶暴な個体から稀に剥ぎ取れる
置いておくだけで植物すら枯れてしまうというほどの毒を持つ棘を「豪棘」、
棘の美しさとは裏腹に触れた者を死に至らしめるとされるほどの致死性の毒を纏う、
更に強力な個体から剥ぎ取れる棘を「瘴棘」、
G級クラスに認定された極めて強力な個体が持つ、
両刃状で恐ろしい斬れ味を持つ上に猛毒が含まれている棘を「剣棘」、
その特異な個体から稀に剥ぎ取れる、少量でも命に危険を及ぼす毒がたっぷり付着している棘を「毒棘」と呼ぶ。
また、一部のクエストに登場する個体からは「鋭錐棘」という精算アイテムも剥ぎ取れたことがあった。
マスターランクの個体が持つ、触れた木々が忽ち枯れてしまう程に強力な毒を持つ棘は「秘棘」と呼ばれる。
棘茶竜の頭殻
渾身の力漲るエスピナス亜種の頭殻。
迫り来る迫力は、頭殻のみとなっても衰えていない。
「トウカク」ではなく「ズカク」と読む。
棘茶竜の尻尾
エスピナス亜種の尻尾。
一尾から取れる毒は、千頭のランポスの致死量に匹敵する
マスターランクの個体のものは「靭尾」と呼ばれ、周辺の生物全てを死に至らしめる量の毒を有する。
棘茶竜の紅玉
血色を帯びて紅の輝きを放つエスピナス亜種の玉石。
「古木の心臓」とも比喩される。
尚、モンハン作中において紅玉の類は貴重な素材であるのだが、
本種の紅玉は何故か落し物や腹部の部位破壊報酬として結構な確率で手に入った。
棘茶竜の尖角
エスピナス亜種の鼻先に生えている棘で、これをハンター達は「角」と呼ぶ。
エスピナス亜種の主棘であり、尾よりも強い毒を持つ。
マスターランクの個体から入手できるものは「剛角」と呼ばれる。
棘茶竜の重酸
エスピナス亜種が体内に保有する非常に比重の重い酸。
エスピナス亜種のブレスはこの重酸と毒の混合物を燃やしたもので、
直撃したものを燃やしつつ強度を奪う効果もある。
触れたものを瞬く間に腐食させてしまうほど強力だが、
その特性を利用して武具に腐食加工を施すための素材として高い需要がある。
棘茶竜の紅玉より高値で取引されており、エスピナス亜種の素材の中では最も貴重な素材として扱われる。
クエスト報酬のほかに捕獲すると貰えることがあるため、欲しい時は捕獲が推奨されている。
マスターランクの個体からは触れた物を跡形も無く溶かしきるという「濃重酸」が得られる。
こちらは逆に捕獲では手に入らず、討伐して剥ぎ取りを行わないといけない。
幸い、部位破壊や報酬、オトモのぶんどり、操竜の落し物など入手経路は多い方である。
どんな素材にも言える事だが物欲センサーにはご用心。
棘茶竜の濃茶殻
エスピナス亜種から極稀に剥ぎ取れる貴重な殻。
他の殻に比べて濃い色をしており、硬い。
棘茶竜の天鱗
マスターランクのエスピナス亜種から入手できる、幻とも言える鱗。
茶色く地味だが、装備に用いることで絶大な効力を発揮する。
こちらは紅玉とは違い、入手がし辛い正真正銘の貴重な素材である。
しかし、説明文だけではあまり最上レア素材とは思えない気もする

関連項目

モンスター/エスピナス
モンスター/エスピナス希少種
武器/エスピナ武器 - エスピナス種の素材から作られる各武器へのリンクあり。
防具/エスピナシリーズ - 亜種素材を用いた防具についても解説。
BGM/エスピナス戦闘BGM
システム/亜種
フィールド/塔
アクション/チャージブレス - エスピナス亜種の必殺技
モンスター/メラギナス - 近縁種と思われる種
クエスト/双頭襲撃戦 - 亜種と希少種が同時に出現する≪超難関クエスト≫、『邂逅せし瘴炎


*1 メインシリーズでは、という前提を付けると本種も新規参戦の亜種にはなる
*2 プロモーション映像3と同タイミング。MHR:S発売前である。
*3 棘に近い刃鱗を持つセルレギオスの亜種や、棘の部分は耳や翼であるとしてティガレックス希少種と見る声なども上がっていたが、前者は棘の向きが逆であり、後者は首の太さが大きく異なり耳や翼では説明のつかない位置にも棘が複数生えている。
*4 MHFでは「棘茶竜たちと秘伝のメモ」等、一部のクエストにて塔の秘境エリアに姿を見せている。
*5 テオ・テスカトルはスーパーノヴァ、エスピナス亜種はメガフレアもといチャージブレスが該当する
*6 エスピナス亜種の実装まで、一般モンスターの亜種の最高危険度はオロミドロ亜種およびヤツカダキ亜種の★7であった。
*7 検証の一例として、防御力1000と火耐性30でギリギリ耐えられる程度になるという結果が報告されている。
*8 身近な所で言えば、PCやゲーム機、スマートデバイスのストレージを消費するデータサイズに「メガ」バイト(MB)、「ギガ」バイト(GB)、「テラ」バイト(TB)といった接頭辞が付いた単位が使われている
*9 韓国版、台湾版がサービス展開されていたが前者は日本版より先に、台湾版はわずかに遅れてサービスを終了した。
*10 「エスピナスの亜種」を表す単語としては“Espinas Subspecies”等がある。