- 種族
- ???(古龍目 廻龍亜目 マガラ科)
- 別名
- 黒蝕竜(こくしょくりゅう)
- 異名
- 災厄の黒き蝕
- 英語表記
- Gore Magala
- 危険度
- MH4・MH4G・MHX・MHXX:★5, MHR:S:★7
- 登場作品
- MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHR:S, MHSP, MHF, アイルー村DX, MHXR
派生作品
派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/ゴア・マガラ/派生作品
目次
生態・特徴
- 概要
- 広大な大陸の各地で稀に目撃される、謎に包まれた大型モンスター。
非常に神出鬼没であることから目撃例は極めて少ないが、
特異な力によって出没した地域周辺に多大なる被害をもたらすことで知られ、
生態系の最上位に立つ大型モンスターを襲撃・殺傷したとの報告も存在する危険種である。
研究の結果、恐るべき能力を有することが判明し、その能力から《黒蝕竜》とも通称されているが、
ある理由からハンターズギルドではこのモンスターの正確な分類を決めかねており、
現在においても分類不明の生物として取り扱っている(その能力や理由については後述)。
- 特徴
- 赤黒い鉤爪の付いた非常に巨大な一対の黒翼「翼脚」を持つ。
翼脚はその名の通り翼膜を持つ腕のような形状の器官であり、
暗幕のような翼をはためかせながら爪を振るう姿は見る者に恐怖を抱かせる。
巨大な鋭爪による殺傷能力は無論のこと発揮される膂力も尋常ではなく、
牙獣種として有数の怪力を誇る雪鬼獣の剛腕を難なく捩じ伏せるほど。
また、幅広な翼膜を用いた飛行能力はモンスター全体で見ても非常に高く、
嵐の大海原を突っ切るように高速で飛行する姿が確認された例もある。
また、滞空中もブレスや粉塵爆破といった多彩な攻撃で外敵を翻弄するほか、
滑空時は空中で軌道修正を行いながら対象を正確に追尾して仕留める。
なお、その翼膜には非常に細かい毛のような鱗が生えているが、
異常に代謝が高いために常に生え変わりを繰り返しており、大量の鱗粉となって大気中に流出している。
遠目から見れば、その様子は宛ら黒い外套が棚引いているかのようであるという。
ガーグァやズワロポスなどを捕食する姿が確認されていることから肉食性と目されているが、
高い代謝とは裏腹に貪食という訳ではないようで、
現時点ではイビルジョーのような過剰捕食による被害は報告されていない。
- ゴア・マガラには視覚器官、つまり「眼」が存在しない。
そこで周囲の状況を察するために進化した結果が、前述した翼膜の鱗粉であると考えられている。
外敵や獲物の気配を感じると、意図的にこの鱗粉を周囲一帯に撒き散らし始める。
これを対象に吸い込ませたり付着させることによって、
そのものの位置や熱量を把握できるように進化したとされる。
また、その説を裏付けるように、
感知能力が高まるにつれてゴア・マガラ自身の体色が変化する様子も確認されている。
なお、その後の調査から、このゴア・マガラが撒き散らした鱗粉を吸引した生物には
神経系・身体能力の異常、抵抗力の低下といった症状が現れることが判明。
これらの症状が深刻化すると、やがては常軌を逸した狂暴性を発揮するようになり、
その感染者に傷付けられた別の生物にも、病魔が伝染するかのように同様の症状が発現する。
この事からギルドはゴア・マガラの鱗粉を「狂竜ウイルス」、
鱗粉を吸収することで発症する症状を「狂竜症」と名付けることとなった。
- 翼の鱗粉を撒き散らし続け、やがて感知能力がピークに達すると、
空を覆い隠すほどの大量の鱗粉を漆黒のオーラの如く放出する。
それと同時に、普段は頭部と一体化している二本の触角が展開され、
さらに翼脚の爪も展開、そのまま地に降ろし六足歩行の形態となる。
この姿のゴア・マガラを「狂竜化状態」と呼ぶ。
狂竜化状態となったゴア・マガラは、鱗粉の撒かれた範囲一帯を自らのテリトリーと位置付け、
その領域に踏み入っている相手にはより激しい攻撃を加えるようになる。
攻撃の手段自体も翼脚を利用したものが中心となり、巨大な爪で相手を抑え込んだり、
地面を大きく隆起させるほどの勢いで叩き付けたりといった、通常時には見られない動きも見せる。
因みに翼脚を「翼」ではなく「脚」として使うようになるのは、
自らの領域に居座り続けるつもりであるという一種の意思表示らしく、
狂竜化状態のゴア・マガラは空高く飛び立つ事が極端に少なくなる傾向がある*1。
狂竜化状態において展開される触角は外部からの衝撃には脆く、
火属性や龍属性への耐性が大きく低下するという弱点も併せ持ち、ゴア・マガラにとって最大の弱点でもある。
とは言えその頭部を攻撃するには暴れ狂うゴア・マガラの猛攻を掻い潜る必要があるため容易ではない。
狂竜化状態で過剰な攻撃を受けた場合、触角の感知能力が低下するが、
その際は機能回復の為に触角を収納し、不要な鱗粉の放出を抑えて狂竜化状態を解除する。
その他、外敵との戦闘で一度も狂竜化状態にならないまま過度の傷を負った場合、
通常とは違う低く禍々しい咆哮と共に感知能力を急激に上昇させて狂竜化状態になる習性を持つ。
ただしこの方法はゴア・マガラ自身にも何らかの負担があるのか、
一度用いた場合、当分はこの方法で狂竜化状態になることはない。
- 外敵との戦闘において、口から禍々しい漆黒のブレスを吐く様子が確認されている。
このブレスには前述した鱗粉(狂竜ウイルス)と同様の効果があり、
着弾点にはしばらくの間、そこを中心に狂竜ウイルスが円を描くように広がり、そのまま滞留する。
無論、この円に不用意に踏み入ったり、ブレス自体の直撃を受けたりしてしまった生物には、
狂竜症の初期段階に見られる症状が発現する。
また、大気中に拡散した鱗粉と反応すると強力な爆発を起こす性質を持っており、
特に狂竜化状態(=周囲に鱗粉が蔓延している状態)ではかなり広い範囲に連鎖的な大爆発を発生させる。
- ゴア・マガラから得られる素材はどれもが全てを塗りつぶすような漆黒に染まっており、
非常に禍々しい雰囲気を醸し出している。
それは不吉を振りまくともされ、熟練の職人からも忌み嫌われている。
また、狂竜ウイルスの影響を特に強く受けた鱗は、本来の特性が十分に引き出せなくなってしまうらしい。
このような鱗を加工して生産された武具は、やがては使用者をも飲み込む魔装と化すとされる。
- ゴア・マガラの脅威とその正体
- ある地域では一時期ゴア・マガラの襲撃が相次ぎ、度々被害報告がギルドに寄せられる事態となっていた。
当時のゴア・マガラは王立学術院や書士隊の資料にすら情報が皆無という現在以上に謎多きモンスターで、
事態を重く見たバルバレのハンターズギルドは「筆頭ハンター」と呼ばれる精鋭のハンターを招集、
彼らを中心とした生態調査と討伐作戦を秘密裏に開始した。
しかし、ゴア・マガラの脅威はギルドの想定を上回り、
討伐に向かった筆頭ハンターが逆に撃退に追い込まれ、一時は行方不明者が出る事態となってしまう。
ギルドから信頼される精鋭のハンターでさえ返り討ちにする強力なモンスターの存在は
不穏な噂をバルバレに流布する事となり、この頃よりゴア・マガラの存在と脅威は
徐々に一般にも知られるようになった。
- その後、筆頭ハンターより推薦を受けた1人のハンターがゴア・マガラ討伐の任を引き継ぎ、
遺跡平原での死闘の末にゴア・マガラの撃破に成功する。
しかしその後、調査のために遺跡平原へ向かった書士隊から衝撃の報告が飛び込む。
ハンターとの戦いに敗れ、その場に遺棄されていたはずのゴア・マガラの骸が
抜け殻のようなものを残して忽然と姿を消していたのだ*2。
これによって件のゴア・マガラは完全に息絶えてはおらず、脱皮を行い新たな存在へと昇華した事が判明、
そしてこれまでの生態調査やシナト村に伝わる伝承も併せて検証した結果、
ついにギルドはゴア・マガラの正体について天廻龍シャガルマガラの未成熟体であるという結論を出すに至る。
なお、この時期の前後より各地では異様に凶暴化したモンスターの出現が確認されるようになっていたが、
それについてもゴア・マガラの振り撒いていた鱗粉が原因であることが判明、
その鱗粉に対しての「狂竜ウイルス」という呼称はこの頃に正式なものとされた。
- 正体の判明後
- シャガルマガラの未成熟個体と確認されるに至った現在においても、
ゴア・マガラの正式な種族分類は行われていない。
これは、成体であるシャガルマガラは他の古龍種と同じく罠が効かず、古龍の血を採取出来るのに対し、
本種は未成熟個体であるためか古龍という種に通ずる特徴が殆ど確認されず、
にもかかわらずシャガルマガラの原型としての能力は確かに備えているなど、
生物学的に非常に微妙な立ち位置にあることが大きく影響している。
王立古生物書士隊ではシャガルマガラと同じ古龍目 廻龍亜目 マガラ科に分類することを決定したものの、
「古龍種」への正式な分類には至っておらず、現時点では引き続き「分類不明」の生物として扱われている。
- 余談だが、ゴア・マガラが現在でも「分類不明」として扱われる理由の一つとして、
恐ろしく異質な繁殖方法が挙げられる。
まず、衝撃的な事にゴア・マガラ及びシャガルマガラには「性別」が存在しない事が判明している。
生態調査が進んでおらず、雌雄の判別方法が明確ではないという訳ではなく、
確固たる研究結果として非常に特殊な単為生殖を行う生物で、
それ故に「雌雄同体」などではなく「そもそも性別が存在しない」という結論に至っているのである*3。
シャガルマガラの能力によって放出される狂竜物質には生物に狂竜症を発症させる効果があるが、
ごく最近の研究によってシャガルマガラの生殖細胞も含まれている事が確認された。
そして狂竜症を発症した生物の肉体に生殖細胞が寄生し、やがて命を落とすとその死骸を苗床とし、
新たなるシャガルマガラの幼体、つまりゴア・マガラの一個体として覚醒するという。
ただし、狂竜症による犠牲者が必ずしもゴア・マガラに変異するわけではなく、
あくまで狂竜ウイルスとの完全な適合を果たした死骸に限られる。
また、最新の研究によってシャガルマガラの放出する狂竜物質には
一定の段階以上に成長したゴア・マガラのそれ以上の成長や変異を阻害する働きもある事が判明しており、
これによって完全体にまで成長できる個体は最終的に一世代に付き一個体までに絞られるという*4。
概要
- MH4で新たに登場した、同作におけるメインモンスター。
MH4におけるストーリー、およびゲームシステムの根幹に深く関わる存在でもあり、
後述の通り、その活躍ぶりは歴代メインモンスターでも随一であると言える。
- メインシリーズ史上初となる「正体不明のモンスター」にして、
シリーズ初かつ唯一となる種族分類不明のパッケージモンスター。
モンスターリストの種族名は「???」であり、公式資料集などにおいても分類は記載されていない。
- 別名の「黒蝕竜」は、ゴア・マガラの体色と、用いるウイルスの存在から来ていると思われる。
- 全身はやや紫がかった黒い甲殻に覆われており、頭部は俗に言うエイリアンのような形状をしている。
四肢に翼を持つというドス古龍にも似た身体構造をしているが
骨格はドス古龍とは異なり、大きく発達した上半身に対して極端に小さな下半身を持つという
ジンオウガなどに似た体型をしている。
それ故に地上時の姿勢は低く不気味で、まるで人型の化け物が四つん這いになったかのような印象を受ける。
また、背中には黒いオーラを纏ったようにも見える巨大な漆黒の翼を有し、
その翼のみ長い体毛のようなもので覆われているが、
これは毛状の鱗であり、ここから暗黒の鱗粉を撒き散らしている。- なお、左右の背中の翼には4本の巨大な翼爪があり、その様子はまるで背中にも2本の腕があるかのよう。
普段は翼爪を背中にくっつけて翼を小さく折りたたんでおり、飛行時や咆哮時に展開される。
- なお、左右の背中の翼には4本の巨大な翼爪があり、その様子はまるで背中にも2本の腕があるかのよう。
- ゴア・マガラの代名詞とも言える存在である紫黒色のオーラであるが、
その正体はゴア・マガラの翼から発せられる鱗粉である。
この鱗粉は目の無いゴア・マガラが感知能力を高めるために使う
(鱗粉が付着するとゴア・マガラに感知されやすくなるようだ)ほか、
ジンオウガの蟲弾のように遠距離攻撃に応用し、狂竜の力を宿したブレスも放つ。
- ブレスの着弾地点やゴア・マガラが羽ばたいた場所には、サークル状に鱗粉が設置される。
これに触れることで狂竜ウイルスに感染することもある上、感染した状態で触れると発症ゲージの進行が速くなる。- さらに、この円に狂竜症を発症した状態で触れると、徐々に体力が減ってしまう。
その速度は猛毒状態並みと非常に速い。
- さらに、この円に狂竜症を発症した状態で触れると、徐々に体力が減ってしまう。
- そして、鱗粉の最大の特徴は吸引した生物に神経系の異常や抵抗力の低下を及ぼすこと。
つまり、この鱗粉こそが多くのモンスターを不気味に変貌させる存在として
発売前に話題を呼んだ「狂竜ウイルス」の正体である。- 更に、ゴア・マガラはこの狂竜ウイルスを用いて狂竜化という形態変化を起こすことが確認されている。
詳しくは後述。
- 更に、ゴア・マガラはこの狂竜ウイルスを用いて狂竜化という形態変化を起こすことが確認されている。
- 「古龍種の未成熟体(幼体)」と言う、シリーズ全体を通しても極めて異質の性質を持ち、
古龍に匹敵する厄災として世界観上では危惧されているが、
生態としては「(ゴアの時点では)純然たる古龍では無い」ため
その設定がゲームシステム的な面からも具体的に反映されている。- 罠が設置可能なフィールドに於いては各種の設置罠に掛かり、捕獲用麻酔玉(弾)による捕獲も可能である。
- 明確に疲労状態になる。
- フィールド上から小型モンスターが姿を消すといったことはない。
ゴア・マガラ自身、小型モンスターの捕食によって疲労状態を回復しようとすることもある。
MH4
- 発売前には、卵運びの火竜、ポポノタン納品の轟竜、エピオスの肝集めの海竜、
ハチミツ採りには熊を向かわせ、その後大猪を狩って油断しているハンターに襲いかかる雷狼竜に引き続き
メインモンスター恒例の無茶苦茶な乱入はあるのかに注目が集まっていた。
- 結局、ハンターたちの危惧をよそに、序盤の簡単なクエストでゴア・マガラは乱入する気配を見せなかった。
つまるところ、ゴア・マガラのトラウマクエストは無かったのである。
「今回は乱入しないんだね」「プロローグのあれだけか」と安心したハンターも多かった事だろう。
- しかし、ある程度ストーリーを進めると、バルバレを訪れている買い物客から
ギルドが何らかの事象を調査しているらしいことを聞くことができるようになる。
そして、ゴア・マガラの乱入のことなどすっかり忘れたころに異変が起こる。
シナト村への拠点移動の際に、ナグリ村の村長が「準備は万全か、何が起こるかわからないぞ」と
やたら念を押してくるのである。
この時点で明らかに不穏な空気が漂っており、不吉な予感しかしないのだが…。
その予感は的中する。
そう、ゴア・マガラはクエストでもなんでもない船の移動の最中にCGムービー付きで襲い掛かってくるのだ。
今までの常識を覆す登場に肝を潰した、もしくは冷やしたハンターは多かったろう。
ただの移動イベントだと思っていた頃に文字通り急襲、いきなり戦闘になるわけだが、
装備は勿論、食事も直前の状態が反映される。クエストに向かうつもりはなかったので食事をしてこなかった人も多く、
この時点では防具も貧弱であっという間にやられたという方も多いのではなかろうか。
戦闘の詳細は大海原のページを参照。- なお、ゴア・マガラが襲い掛かってくるのは暴風吹き荒れる嵐の大海原である。
こんなところでも全く支障なく優雅に飛行できるとは、本種の飛行能力の高さが窺える。
- 旧作をやり込んだプレイヤーの中には、突然の嵐+黒い影、そして復活モンスターということで
クシャルダオラが出てくるのではと考えたプレイヤーも居るかもしれない。
ゴア・マガラは撤退、一同は近場にあったチコ村へと流れ着くこととなった。- なお、このイベントでは基本報酬は一切ないが、部位破壊報酬なら手に入る。
勿論、部位破壊の素材だけでは武具の生産は出来ないが、工房で装備を拝んで、
ワクワクすることは可能だ。
- ちなみに、ナグリ村の村長はイサナ船を飛行船に改装した際にも「出発するのか」と尋ねてくる。
「何が起こるかわからないぞ」とは言わない*5ものの、
「また何か来んのかよ…」などと身構えたプレイヤーも多数いただろう。
- なお、ゴア・マガラが襲い掛かってくるのは暴風吹き荒れる嵐の大海原である。
- その後筆頭ハンターたちによる討伐作戦が行われるものの失敗に終わってしまい、
筆頭ランサーと筆頭ルーキーが未知の樹海に取り残され、
さらに彼らを助け出すために筆頭オトモが単身未知の樹海へと乗り込むという由々しき事態となった。
彼らを救うために、主人公であるハンターは未知の樹海でゴア・マガラと対決することになる。- クエスト中はゴア・マガラから筆頭ハンターたちを守って撃退することが目的なのだが、
当のゴア・マガラは筆頭ハンターたちに全く興味を示さない。
恐らく、既に追い詰めた外敵ではなく、
勝負に割り込んできた主人公と筆頭オトモを新たな攻撃対象としたのだろう。
実際、上述の通りゴア・マガラは筆頭ハンターに対してかなり優位に立っていたと思われ、
この段階でいきなり喧嘩を売ってきた新手の方に矛先を向けるのは至極尤もな反応である。
- クエスト中はゴア・マガラから筆頭ハンターたちを守って撃退することが目的なのだが、
- 未知の樹海でなんとかゴア・マガラを追い払ったハンターは、
負傷して戦闘できない筆頭ハンターたちに代わり、ゴア・マガラの討伐へ挑むことになる。
激闘の末、ハンターは見事ゴア・マガラの討伐に成功。集会所へと帰還し、仲間たちから歓迎を受ける。
これで事態は一件落着した…かに思えたのだが……。
その正体
- その後、狩猟されたまま遺跡平原に残されていたはずのゴア・マガラの骸がいつの間にか姿を消し、
代わりに抜け殻のようなものが発見された。
この抜け殻とこれまでの生態調査、そしてシナト村に伝わる伝承から、
この謎の竜ゴア・マガラの正体について、ついに結論が出されることになった。
その正体は、シナト村に伝わる神話に神として名を残し、かつて天空山一帯で起きた
大災害の黒幕である古龍、天廻龍シャガルマガラの未成熟個体だったのである。
破壊された部位から、ゴア・マガラの特徴とは正反対の光り輝く白い甲殻が覗いていたのもこのためであった。- 余談だが、ストーリーで初討伐するクエストの舞台は遺跡平原であり、
脱皮するムービーも遺跡平原での出来事の筈だが、
何故かギャラリーの説明文には「天空山の奥深く」と書いてあり、矛盾が生じていた。
この説明文は続編のMH4Gでは修正されている。
- 余談だが、ストーリーで初討伐するクエストの舞台は遺跡平原であり、
- ゴア・マガラは世界観上も貴重なモンスターとされており、個体数も少ないようなので、
ストーリー上のゴア・マガラは恐らく同一個体だろう。
ストーリーにおける流れとしては、大海原を航海中のイサナ船を襲撃し、未知の樹海で筆頭ハンターを追い詰め、
遺跡平原にて主人公と対決した後に脱皮、禁足地へ廻り戻る…と言った感じだろうか。- 設定上は同一個体だと思われるが、戦闘時に達成した部位破壊が引き継がれる、
といった仕様は存在しない。部位破壊が1度しか出来ないとなると、
ストーリー上での部位破壊報酬入手が困難なものになってしまうためであろう。
- 設定上は同一個体だと思われるが、戦闘時に達成した部位破壊が引き継がれる、
- なお、シャガルマガラが正式に古龍と認定された後でも、ゴア・マガラの種族は「???」のままである。
そもそもが古龍の未成熟個体というかつてない区分の生物であることに加え、
狂竜ウイルスを用いる点で古龍である成体の素質をしっかり備えていながら、
古龍種に見られる「古龍の血」が一切発見されていないという特徴も併せ持つという
極めて微妙な立ち位置にあることから、ギルド側でも分類を決めかねているのだろう。
とはいえ、シャガルマガラとの密接な関連性が確認されたことからか生物学上の階級は定められており、
上記の通り「古龍目 廻龍亜目 マガラ科」の生物として扱われている。
このため、シリーズでは初の「古龍目に属するが、正式な古龍種ではない存在」という
非常に特異なポジションに収まるモンスターとなった。
- また、未知の樹海の探索でゴア・マガラが出現する際は唯一、環境が「安定」であり、
ゴア・マガラをターゲットとした上位クエストも狩猟環境は安定している。
一応小型モンスターは出てくるものの、ほかの大型モンスターが乱入することは一切ない。
この時点で既に古龍としての片鱗を見せつつあるということだろうか?- ちなみにギルドクエストにおいては古龍種であるキリンとキリン亜種、
そして古龍級生物であるラージャンにも乱入が起こる仕様であるが、
ゴア・マガラの場合にはやはり乱入モンスターは決して現れない。
そして上記の3種と違い、クシャルダオラやテオ・テスカトルなどと同様に2頭クエストも存在しない。 - この仕様は次作であるMH4GのG級の未知の樹海の探索でも共通である。
- ちなみにギルドクエストにおいては古龍種であるキリンとキリン亜種、
戦闘能力
- 新骨格なだけあって、いわゆるドス古龍と似ているようで全く異なる動きが多い。
それは翼脚を折り畳んでいる通常形態でも同様であり、
ドス古龍の親戚などと高を括っていると痛い目に遭わされる。
- 通常の大型モンスターであるにもかかわらず、ドス古龍同様に1回で軸合わせを行う。
また、カーブを掛けながら後退するタイプの軸合わせ行動(通称車庫入れ)も持っており
チャンスと思ってジャンプ攻撃などを仕掛けると空振りに終わることも。
- 突進攻撃は2種類あり、基本的な攻撃でありながら地味に侮れない性質を持つ。
- 一つはただハンターに向かって走るだけのタイプ。
テスカト系のようなホーミング能力こそ持たないが、
予備動作がないに等しいなんちゃってノーモーションなため、迂闊に顔の近くへ立つことを難しくしている。
ただ、中距離から繰り出された場合は回避できるスピードなので、
この攻撃を頭の片隅に置いておけばそれほど脅威ではない(威力自体もそれほど高くない)。- よく観察すると突進の前にジッとしている瞬間があり、それが合図である。
なにもしていないのが予備動作という文句の一つも言いたくなるが、
この時ゴア・マガラの直線状にいないと露骨に向きを合わせる軸合わせをしてくるのでわかりやすい。
- よく観察すると突進の前にジッとしている瞬間があり、それが合図である。
- もう一つは、身体をくねらせて左・右へと蛇行するように突っ込むタイプ。
やや変則的な動きではあるが、動く方向が分かっていれば上の突進に比べて更に回避は容易。
ただし、通過した軌道上に鱗粉が2箇所設置されるため、追跡時は注意したい。
- 一つはただハンターに向かって走るだけのタイプ。
- ブレスは単発・3連発・爆発の3パターンある。
単発はハンターを追尾するという今までにない性質を持ち、
3連発は大きくカーブしたりとかなり独特の軌道を描く。
しかし危険度では爆発系のブレスが一番大きく、掠っただけでシャレにならないダメージを受けることになる。
- 時折その場で羽ばたき、風圧【大】を伴うバックジャンプから滞空状態へ移行することがある。
この状態では3種類の攻撃を行ってくる。- 一つ目はハンターめがけての単発ブレス。
単純であるが、実は上記のノーモーション突進なんぞよりよっぽど脅威的な行動である。
何故なら滞空状態に移行した後の行動が高確率でブレス攻撃になるから。
MH4では風圧【大】を喰らった場合、【小】よりも長時間怯んでしまう。
つまり、最初の風圧を喰らったが最後、ほぼ確実にブレスの餌食となってしまう。
しかもダメージが結構高く、怒り状態の上昇補正が合わさると
直撃しただけでかなりの体力を削られることがままある。
高レベルのギルドクエストに至っては風圧に煽られた時点で死が確約される。
更に狂竜症を発症していたら…もう何も言うまい。
- 二つ目はその場で爆発系のブレスを炸裂させる。
主にハンターが密着している場合にだけ使用する。
単発ブレスと予備動作が違うので判別こそ容易だが、巻き込まれるとやっぱり手痛いダメージを喰らう。
放つ時に若干後退するため、ゴア・マガラの下に潜り込むのはかえって危険。
- 三つ目は滑空突進。
性質の悪いことにただ直進するだけでなく、あえてカーブした軌道で迫るパターンがあり
ただ横に逃げるだけではかわし切れないことも。
その上後者のカーブ滑空の後は着地をしないため、別の攻撃を繰り出したり、
更にしつこく滑空突進を行ったりする。
予備動作もわかりやすいので、武器種にもよるが回避は難しくはない。
また、後脚に張り付きすぎていると使用頻度が上がる性質を持つようで、
ゴア・マガラ前方付近で立ち回ることで危険度を下げることができる。
勿論風圧スキルがあれば危険性は格段に減るため、
高レベルギルドクエストのゴア・マガラに挑む際は風圧スキルの発動が推奨されることが多い。 - 一つ目はハンターめがけての単発ブレス。
- そして、ゴア・マガラがリオレウスやクシャルダオラなどの滞空能力が高い他のモンスターとは
一線を画した一番の注意点が一つある。
前述した通り、ゴア・マガラは眼(視力)を持たない。
つまり滞空モンスターに対する切り札、閃光玉が一切効かないのである。
そのため、ゴア・マガラが地上に降りてくるのは、こちらの攻撃で怯む以外、
完全にゴア・マガラの気分次第なのだ。
大剣やランスといったリーチの長い近接武器や、ガンナーなら頑張って攻撃し続け、
怯ませ落とすことも可能だが、片手剣や双剣、ハンマーなどリーチの短い武器だと当たりづらいので、
根気よくゴア・マガラが降りてくるのを待とう。
MH4で新登場した操虫棍や、MHXで搭載されたエリアルスタイルなら乗りを駆使して
地面に叩き落とすことが可能なので、狙える状況なら積極的に狙っていこう。
- 怒り状態になると口から鱗粉と同じ毒々しい紫色をした吐息が漏れるようになる。
また、疲労時には他のモンスターと同じく涎を垂らすが、
その色は狂竜化したモンスターのように黒味掛かった紫色となっている。
- 弱点は火属性で、次点は雷。
成長後が古龍であることから龍属性弱点だと勘違いしがちだが、
実は龍耐性は狂竜化時の頭部こそ30%なものの、他の部位は殆どが5%とあまり通らない。
また、火属性が弱点というのも意外だったと思われる。
憶測に過ぎないが、恐らく熱で菌(ウイルス)を消毒できるので、その関係で火が弱点なのだろう。
汚物は消毒だー!!- 全身通して肉質が柔らかく、頭部に加え尻尾・前脚にも弱点特効が機能する。
特に前脚は狙い易い上に転倒に対する耐性が割と低いため、積極的に狙うことになるだろう。- 旅団クエストのゴア・マガラに上位(G級)武器で挑む場合、
転倒している時に前脚を攻撃していると起き上がった直後にまた転倒と言うハメまがいのこともできなくはない。
尤も、それなりの火力は要求されるが。
- 旅団クエストのゴア・マガラに上位(G級)武器で挑む場合、
- 一方の属性については狂竜化時の一部部位にやや火・龍が通りやすくなるものの、基本的にはあまり通らない。
武器選びは基本的に物理性能を優先するとよいだろう。
- 全身通して肉質が柔らかく、頭部に加え尻尾・前脚にも弱点特効が機能する。
狂竜化
- 翼の鱗粉を撒き散らし、ゴア・マガラの感知能力がピークに達した状態。
ゴア・マガラの翼の裏は初期段階は紫色だが、感知能力が高まるごとに色が変化する。
咆哮を経て濃い青に変化して、ここから狂竜化が近づくにつれ赤みを帯びてゆき、
最終的には赤紫色となる。この体色の変化は、ハンターが狂竜ウイルスを含む攻撃を受ける、
サークル状に設置されている鱗粉に触れる、狂竜症になるなどの要因で進行していく。
こうして翼が赤紫色になった時、ゴア・マガラは咆哮と共に狂竜化する。
この状態は他の狂竜化モンスターと性質が異なり、所謂形態変化の一環である。*6
鱗粉や攻撃を避け続けることで狂竜化を遅らせることが可能。- 一度も狂竜化しないままある程度ダメージが溜まると、
一気に翼が赤紫色になりそのまま狂竜化する。
またこの際は通常の悲鳴や慟哭を思わせるような甲高い咆哮とは異なる、
低く禍々しい不気味な咆哮を発する。- この方法で狂竜化するのは一度だけである。
ゴア・マガラ自身にも何かしら負担のある方法なのかも知れない。
- この方法で狂竜化するのは一度だけである。
- 疲労状態では狂竜化できない。
疲労時は狂竜化に失敗し、上記の不気味な咆哮を複数回行うことがある。
打撃武器で疲労させれば見ることが可能。 - 体色が変化する特徴というと、かの「煌黒龍」を想起させる。
聳え立つ角(後述)やモーション、武具に恐ろしい逸話が伝えられていることや、
強大な力を持つが故に周囲に災厄をもたらす存在であるなど、この2種には意外にも共通点が多い。
- 一度も狂竜化しないままある程度ダメージが溜まると、
- 狂竜化すると翼脚を地面に叩きつけ、翼膜を広げ、
頭部にある角の様な特殊な感覚器官を展開すると同時に天に向かって咆哮、大量の鱗粉を撒き散らす。
背中と翼から禍々しい紫色のオーラを放出しながら躍動するゴア・マガラの姿は、
さながら神話に登場する龍の姿をした悪魔である。- 無論、自分が散布した狂竜ウイルスに感染してしまったために狂竜症を発症したわけではなく、
あくまで場の空気が鱗粉で満たされ、全力で暴れ回る舞台が整った状態のことを指す。
公式側でも一緒くたに呼ばれてしまっているため非常に誤解されやすいが、
他のモンスターの狂竜化とゴア・マガラの狂竜化は意味が全く異なるので注意。
また、狂竜化する際に鱗粉を撒き散らすせいか、空が毒々しい紫色へと変貌、
黒い靄がかかったかのようにエリア全体が暗くなる。 - 無論、自分が散布した狂竜ウイルスに感染してしまったために狂竜症を発症したわけではなく、
- 狂竜化状態では攻撃のバリエーションが増え、翼脚を使った突進攻撃の他、
鱗粉に反応し連鎖爆発を起こすブレスや巨大な翼脚を用いた拘束攻撃、
地面を隆起させるほどの破壊力を持つ土下座翼脚叩き付けなど多彩な技を繰り出してくる。
さらには、ティガレックスを思わせる直線的な突進や、ジンオウガのような翼脚の連続叩きつけ、
ナルガクルガのようなステップ回避、アルバトリオンのような飛びかかりを行った後に
ベリオロスの如く引っ掻きと共に振り向く攻撃など、多種多様な技を持ち合わせる。- 攻撃力も飛躍的に上昇し、一撃一撃が非常に重くなるうえ、
縦横無尽に動き回りながら矢継ぎ早に攻め立ててくる。
両腕叩き付けなど、こちらのチャンスになる攻撃もあるのだが、
乗り状態でダウンを奪うなどしない限り、基本的に攻撃チャンスを作り出すのは難しい。 - ステップ移動のうち前方に向かってのものには攻撃判定があり、これが地味に痛い。
距離詰めなどで何かと多用してくることもあり、単純にこれだけで削られる場合や、
各種大技で体力を持っていかれたところにさらに赤ゲージをフイにされたりなど意外と厄介。
その上、この攻撃判定でこかされて回避行動がとれないところに翼腕叩き付けを叩き込んでくる
というかなり極悪なコンボも用いてくるので常に最大限の警戒をされたし。
- 攻撃力も飛躍的に上昇し、一撃一撃が非常に重くなるうえ、
- さらに、狂竜化の維持には自身の周辺が鱗粉で満たされている必要があるため、
狂竜化するとそのエリアを自分のテリトリーとし、エリア移動をしなくなる習性がある。
そのため、エリアの地形によっては苦戦を強いられることとなる。
逆に段差だらけのエリアだとジャンプ攻撃と乗り状態を連発できるので、あっさり瀕死まで持って行けることも。
- ジンオウガの超帯電状態に似た性質を持っており、一定のダメージを与えて怯ませることで、
狂竜化状態を解除させることが可能。解除と同時に落し物もする。- この怯みは二段階あり、第一段階で紫色の発光部分が薄くなった後、
頭を攻撃することで後へ大きく仰け反りながら転がるモーションと共に狂竜化が解除される。 - この時、頭に与えるダメージは1でも良い。その気になればキックでも狂竜化を解除できる。
さっきまで暴れまくっていたゴア・マガラがハンターのキックで吹っ飛び縦に転がる姿は実にシュールである。 - ちなみに、狂竜化状態でもハンターを見失った場合は四足歩行に戻る。
ハンターを見つけると、また六足歩行になる。 - 余談だが、狂竜化状態で討伐した場合、地面に倒れ伏した瞬間に角から光が消える。
- この怯みは二段階あり、第一段階で紫色の発光部分が薄くなった後、
- しかし、ゴア・マガラは通常状態でも怒り状態になるため、
狂竜化は「ゴア・マガラの動きが大きく変化する形態変化」と捉えたほうが良いだろう。
また、挑戦者を発動することで狂竜化中は常に怒り状態であることを確認できる。- なおこの状態で討伐した場合内部データとしては怒り状態として処理されているらしく、
討伐してもなお挑戦者のあの赤い光が保たれている。
- なおこの状態で討伐した場合内部データとしては怒り状態として処理されているらしく、
- 通常時の姿に、短く丸い頭部や小さく畳まれた翼などの
明らかに未成熟・未発達に見える部位が多いこと、
前作のジンオウガやブラキディオスといった怒り状態や形態変化で姿が大きく変化する前例から、
公式CGが出た時点で「こいつも何か形態変化するんじゃないか」と予期していたファンも多かったようだ。
その予想は見事に的中したと言えよう。- ゴア・マガラは頭の部分には部位破壊可能箇所が2箇所ある。(頭と触角)
頭の部位破壊が二段階になっているモンスターはいるが2つが独立しているのは珍しい。
- ゴア・マガラは頭の部分には部位破壊可能箇所が2箇所ある。(頭と触角)
- 攻撃範囲の広いブレス、風圧による束縛、翼脚展開後の攻撃リーチの長さ、俊敏かつ読みにくい動きなど
単純な攻撃モーションだけみても非常に手ごわいうえに、
戦闘中は常に狂竜ウイルスが発症しないように攻撃を与え続けるプレッシャーが付き纏う。
咆哮やエリア移動などで一方的にゲージが溜まっていく状況も多いため、
ウチケシの実は所持限界まで持っていくように心がけたい。
狂竜化は頭への攻撃をしないと解除できないため、罠や乗りを温存しておく。
エリア移動もしなくなるため危ないと思ったらこちらがエリア移動して立て直す。
などなど相手のペースに呑まれずにこちらが出せる手を冷静に考え立ち回ることが重要である。
肉質が軟らかめなのもあって、場数を踏んである程度の腕前が付けば
臆せず果敢に攻めることでもこちらに有利な展開を呼び込める。
ターンファイトではなく、自らが好機を作り出すことを重視する
MH4系列作品をよく象徴したモンスターといえるだろう。
- 狂竜化中は翼脚を常に地面に付けているが、こちらが壁に張り付いていると滞空することもある。
ブレスや滑空も通常時と同様に使ってくる。勿論性能の変化もない。
触角を展開しながらも滞空するその姿はどことなく成体を彷彿とさせる。
MH4G
- ゴア・マガラはMH4Gにも当然続投、新たにG級個体も追加された。
これといったG級行動は追加されていないものの、一つ一つの技の性質が変化している。- 地面に設置するサークルが、上位のそれよりも濃くなっている。
どうやら触れた際の感知の高まり具合もかなり高いようで、
接触しすぎるとすぐに狂竜化一歩手前の状態にまで進行してしまう。
- 3連狂竜ブレスがさらにグネグネ曲がるように変化。
2発目などは最早Uターンと言っても良いぐらい急激に曲がる。
あまりの曲がり具合にホーミングが働いているのかと誤解したプレイヤーもいるほど。
元々軌道の読みにくいブレスではあるが、中途半端な回避ではより被弾しやすくなった。
- 狂竜化時の翼脚叩き付けは、高レベルギルドクエストと同じく震動を発生させる。
- 地面に設置するサークルが、上位のそれよりも濃くなっている。
- ゴア・マガラのG級個体は、ほぼ全てが特殊個体の「渾沌に呻くゴア・マガラ」となっており
通常個体は探索のレア、ギルドクエスト、『モンスターハンター』に限られている。- 探索は言わずもがな運に左右されるため、素材集めとしては全く適していない。
- ギルドクエストはレベルが126以上だと特殊個体になってしまう*7。
しかもラスボスを倒し特別許可証を得てしまうと一度のクリアでレベルが3上がってしまうため、
素材を大量に集めるには、G★2になった段階で早めにクエストを手に入れ、
レベル86~125のクエストを周回する必要があった。
とはいえクエストの入手も確実なわけでもないので、多くのプレイヤーが悲鳴を上げる事となった。
ギルドクエストを入手したらしたで目的の武器や防具を作り終えてもいずれ探索でしか狩れなくなるので、
剣士からガンナー(その逆も然り)にいずれ転職、または他のマガラ武器をそのうち作るかもしれないという人は
不安なら狩れるうちに狩れるだけ狩って素材貯めをしていかねばならなかった。
- 古文書解読で出現する『モンスターハンター』にも通常個体が登場するが、
難易度もさることながら5頭の連続狩猟である為、報酬の素材が分散して入手しにくく、
体力が低いことから部位破壊の難易度も高い為、素材集めには適さない。
そもそも受注できるタイミングがラスボス撃破後とかなり遅いため、
ストーリー攻略には全く向いていないというのも痛い。
- 後に配信されたイベントクエストでは禁足地にて狩猟可能に。
登場する個体は強化はされず常識的な能力に収まっているので、しっかり武具を整えれば難易度は高くない。
イベントなので当然連戦も可能、天鱗も勿論出るが、フィールドの都合上罠を設置出来ないため物欲センサーに注意。- と、漸くゴア・マガラ難民を救うことになっていた。
しかし、2024年4月9日に3DSのオンラインプレイサービスが終了してしまうため、
ダウンロードをしていなければ上述の方法でしか対面できなくなってしまった。
- と、漸くゴア・マガラ難民を救うことになっていた。
MHX(X)
- 11月9日、満を持してPV第3弾にて登場、本作での続投が確定した。
同ムービーにはMH4Gのメインモンスターであるセルレギオスも登場している。
- 狂竜ブレスのグラフィックが変更されており、紫黒色に輝く光球のような外観になっている。
また、形態移行時は全身から蒼紫の粒子が放出されるエフェクトが追加されたほか、
狂竜化状態時に発生する情景変化演出が強調されており、エリア全体が毒々しい紫色を帯びる。- 感知が進み、翼膜の裏が紫色に輝くと呻き声のような咆哮を確定で発するようになり、
狂竜化移行のタイミングが掴みやすくなった。
- 感知が進み、翼膜の裏が紫色に輝くと呻き声のような咆哮を確定で発するようになり、
- 今作は疲労時に垂らす唾液がウイルスのような紫黒色ではなく、他のモンスターと同じ白色になっている。
その代わり、蛇行ステップや噛み付きの際に、MH4シリーズの時と同じような紫黒色の唾液を滴らす、
という演出が取られるようになった。
- 公式攻略本によると、翼脚を使った攻撃は属性やられになることはないが龍属性である。
- 前作に於いて唯一の難点として挙げられることが多かった風圧バックジャンプ→滞空ブレスは
風圧の拘束時間が短縮されており、回避・ガードが間に合うようになった。- その一方で、MH4Gよりも滞空頻度が上がっているとの声が多い。
滑空攻撃の後はそのまま着地することが多かった4Gに比べ、
滑空攻撃後も滞空し続ける場合が多くなっているようだ。
- その一方で、MH4Gよりも滞空頻度が上がっているとの声が多い。
- 武器の作成や強化でやたらと触角を要求される。
狂竜化状態の頭部破壊報酬で手に入るが、狂竜化前に頭を殴りすぎていると先に怯みで狂竜化が解除されてしまう。
頭以外を攻撃しつつ狂竜化後に即シビレ罠を仕掛けて破壊するのが楽。
- また、罠や乗りダウンを活用しないと尻尾が非常に斬りにくい。
通常状態だと翼膜で妨害されまくり、狂竜化状態では矢継ぎ早に攻撃を繰り出すので尻尾を殴るチャンスが少ない。
- 4系列で護石錬金システムに使用していた狂竜結晶はというと、
ゴア・マガラの落とし物から回収できるが、ギルドへの提出が義務付けられたため護石錬金には使用不可。
4系列の成体のように護石目当てで乱獲されることはないだろう。
- なお、今作でもモンスターリストでの種別は「???」になっており、
未だ正式に古龍種とは認められていないようである。- 「成長すると古龍になる生物の分類ではあるがまだ古龍ではない」と言う設定に伴い、
今作では古龍種のモンスターには一切見られない獰猛化個体はゴア・マガラには存在する。
- 「成長すると古龍になる生物の分類ではあるがまだ古龍ではない」と言う設定に伴い、
- 獰猛化個体は頭・翼・翼脚・尻尾のいずれか2か所に霧状のオーラを纏う。
霧が固定される部位は存在せず、尻尾以外はどの部位に纏った場合でも何かしらの攻撃が強化される。*8
特に頭部に纏った場合、狂竜ブレスの威力が大幅に強化されるうえ、
ブレスそのものがやや大きくなり、ホーミング性能も上昇する。
元々の読みにくい軌道も合わさって、距離が離れている状態では危険な攻撃になるため要注意。- ちなみに、翼に霧を纏った状態での滑空攻撃のモーションが異様にかっこいいと、一部で評判になっている。
- 狂竜化状態に移行した場合、翼か翼脚に霧を纏っていた場合は叩き付け攻撃が高速化、
頭部の場合は連鎖爆発ブレスの範囲が拡大し、どちらも威力が大幅に増大する。
霧を纏う部位の仕様上、最低でもどちらか、場合によってはどちらの技も強化された状態で戦うことになり、
頭部を狙っていくのが通常個体以上に難しくなる。
本来はどちらの攻撃も後隙が大きく、そこを狙って頭部に攻撃を加えるのがセオリーだが、
動作変化の影響によりそれも難しくなっているのがさらに厄介。*9
場合によっては無理せず他の部位を攻撃し、狂竜化解除を狙っていこう。
…トドメは結局頭部に当てる必要があるが。
- 神出鬼没であったゴア・マガラだが、とうとう塔の秘境にも出没してしまった。
MHR:S
そのものが 気づけるはずもなかった迫る 異妖漂う霧は餌を蝕もうとする魔手となって時 すでに遅く死力を尽くし抗うほどに叩き ねじ伏す力はおさまることなく終には凶々しき姿が顕現する
- MHXXを最後に長らく登場する機会を逃していたゴア・マガラだが、
なんと『Capcom Showcase | 2022.6.14』にて、本作での復活が発表された。
映像では城塞高地にて非常に美麗なグラフィックと
禍々しさを増した狂竜ウイルスを伴って登場しており、
復活を絶望視していた多くのファンから歓声を以って迎えられる事となった。- また、ゴア・マガラは海外勢プレイヤーからも非常に人気の高いモンスターであるらしく、
サンブレイクにて復活が発表された際には多くが歓声を上げていた。
- 本作で多くのモンスターに付与されている西洋妖怪や海外の伝承上の怪物のモチーフだが、
ゴア・マガラのそれについては彷彿とさせるものが少なく、不明なままだった。
その後発売された公式設定資料集によれば、本種は長い間昏き病魔の化身とされており、
曰く死神同様に多くの民衆に畏れられてきたと語られている。
このことから、ゴア・マガラに与えられたイメージはストレートに「病魔」及び「死神」であると思われる。
- また、ゴア・マガラは海外勢プレイヤーからも非常に人気の高いモンスターであるらしく、
- プロモーション映像3の後半にて、オルギィを狙うゴシャハギを強襲する形で堂々登場。
アレンジされたメインテーマと共に大暴れする様子や狂竜化状態を披露しファンを沸かせた。
また、公式サイトの紹介ではPVで先んじて登場したエスピナスを差し置いてトップに掲載され、
組み敷いたゴシャハギの上で狂竜化する姿がPVのサムネイルに抜擢されるなど、
公式からはPV第3弾で発表された諸情報の主役とも言える待遇でもてなされている。 - 種族分類は本作でも引き続き分類不明のまま。
またMHXと同様、狂竜ウイルスについても本作では深くは語られないのだが、
ゴア・マガラが登場する直前に単語は出てくるため無かったことにはされていない様子。- なお、別名には「竜」が含まれるが生態的には「龍」種であるという微妙なポジションにある本種だが、
生態的特徴を優先してか、百竜スキルの竜種特効の対象外である。
一方、翼膜があるため空棲系特効は効果を発揮する。
- なお、別名には「竜」が含まれるが生態的には「龍」種であるという微妙なポジションにある本種だが、
- 成体であるシャガルマガラについても2022年6月28日に公開された
Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2022.6.28にて復活が報じられ、
更に特殊個体である渾沌に呻くゴア・マガラもVer.13アップデートにて実装されたため、
マガラ種三体が揃い踏みを果たした。
- 本作ではSEが一部変更されており、人間の呻き声のような高い声という部分は同じであるが、
MHWorld以降のモンスター達と同様リアリスティックな響きになっている。
また、次に狂竜化したときの咆哮は、以前のシリーズにて一度も狂竜化せずに瀕死になった際、
強制的に狂竜化したときに発する低く禍々しい声に変わっている。- ちなみにその強制的な狂竜化だが、本作では急に翼の鱗粉の色が紫色に染まり、
それと同時に狂竜化するという演出が為されている。
- ちなみにその強制的な狂竜化だが、本作では急に翼の鱗粉の色が紫色に染まり、
- 今作で縄張り争いが存在するかどうかは多くのプレイヤーから注目を集めていたが、
発売後、誰もが予想だにしなかった千刃竜セルレギオスとの縄張り争いが明らかとなった。- これまでの作品で直接的な絡みは全くと言っていいほど存在しなかった*10両者であるが、
ゴア・マガラは言わずと知れたMH4、セルレギオスはMH4Gのメインモンスターである。
つまりはライゼクスvsタマミツネに続く同一シリーズ看板対決であり、
特にMH4(G)を知るハンターにとっては感慨深いものがあるかもしれない。
鮮やかなステップで躱したゴア・マガラに再度滑り込むようにキックを繰り出すセルレギオスだが、
ゴア・マガラは振り翳した右の翼脚でセルレギオスを鷲掴むようにして薙ぎ倒し、
更に両翼脚で押さえ付ける形でマウントポジションへ移行。
そのままゼロ距離でバックジャンプ狂竜ブレスをぶち込むという極悪攻撃を披露する。
流石にゴア・マガラの勝利……かと思われたその時、一気に飛翔したセルレギオスが
お返しとばかりに空中で刃鱗一閃。放たれた刃鱗は過たずゴア・マガラの頭部を直撃し、
ゴア・マガラが大きく怯みつつダメージを受ける形で引き分けとなる。
翼脚&狂竜ブレス、空中強襲&刃鱗と互いの持ち味を活かした好勝負であり、
ライゼクスvsタマミツネ同様、完成度の高い縄張り争いと言えよう。- 操竜待機状態になるモンスターはランダムであり、扱いとしては完全に引き分けとなる。
なお、ゴア・マガラは状態を問わずに縄張り争いに臨み、戦闘中の形態変化は行わない。
- 刃鱗を受けたゴア・マガラは大きく怯むが、これは狂竜化解除時の怯みモーションと同じである。
刃鱗が直撃・炸裂する部位が頭部であることから、予期せぬ反撃だったというだけでなく
触角が格納された弱点部位に攻撃を受けたことで予想外の痛手を受けたのであろう*11。
翻って、セルレギオスは瞬時の飛翔から弱点を的確に狙い撃つほど正確な刃鱗飛ばしで反撃した
ということでもあり、その攻撃精度と身体能力もまた凄まじい域にあると言えよう。 - また、MR★5のセレクトクエストにはゴア・マガラとセルレギオスの同時狩猟クエスト
「暗黒にまみれし凶刃」があるため、そちらで見ることになる人も多いだろう。
依頼主の症状についてはそっと見守ってあげよう
- これまでの作品で直接的な絡みは全くと言っていいほど存在しなかった*10両者であるが、
- 本種が狩猟対象として登場するのはMR4後半から*12。
緊急クエストではないがセレクトクエストの1つに抜擢されており、
クエストの依頼文が過去作をプレイしてきた人が見るとニヤリとするものになっていたりする。
武器は変わらず龍属性であり、直後に相対する本作メインモンスターへの対策としてオススメされやすい。- MHXXまでは登場するタイミングがリオレウスらの中堅の竜達とほぼ同じであったが、
MR4のほぼ最終盤でやっと挑める様になっており、中堅の竜達よりは後の登場となっている。
尤もサンブレイクから追加されたモンスターに関しては、危険度を初め何らかの形でライズからの続投組よりも
従来と比較してランクが上げ気味に設定されている部分があるため、その影響もあるのかもしれない。
- MHXXまでは登場するタイミングがリオレウスらの中堅の竜達とほぼ同じであったが、
- 余談だが、他のモンスターと同じく、交戦せずに遠くから様子を観察していると生態行動を見せる……が、
その生態行動の一環(?)として、時折右肩から頭にかけてを掻き毟りながら苦しみ喘ぐように頭を振り乱しつつ唸り、
最後には息切れを起こすというモーションを取る。
すぐに呼吸を整え、いつもの様子に戻るものの、その様子はどう見ても健康な生命体が平常時に見せる姿ではない。
…もしかすると、彼の中で何かが目覚めようとしているのかもしれない。
- Ver.12にて新たに傀異化個体が登場した。
ストーリー上のメル・ゼナや傀異克服オオナズチの例を見るに、
古龍種はキュリアの力に完全に呑まれることなく己の力へと転化できるような様子が見られるが、
罠が通用してしまうなど不完全な古龍として扱われる幼体のゴア・マガラは、
傀異克服に至ることなくキュリアの力に呑まれ、通常の傀異化個体として
人々の前に現れるような事態になってしまっているのかもしれない。- ラージャンの闘気硬化状態などと同様に、傀異化個体では傀異鈍化が狂竜化解除の条件になっている。
傀異鈍化すると怒り状態が解除される関係上、序盤は狂竜化する前に傀異鈍化してしまうことも少なくないが、
体力が減ってくると傀異凶化直後に狂竜化してくるため、狂竜化することなく討伐することはほとんど無いだろう。
- ラージャンの闘気硬化状態などと同様に、傀異化個体では傀異鈍化が狂竜化解除の条件になっている。
戦闘能力
- 戦闘においても、従来よりもパワフルな行動を見せる。
各種モーションはMHXXのG級個体に準拠しているが、全体的に飛翔頻度が減っている。- 既存モーションの変更点としては、
滑空攻撃のモーションが変化し、それまでの水平飛行型ではなく、
一度高く舞い上がってからターゲットを押し潰すように飛びかかってくる、
滑空と言うよりも強襲という言葉が似合うような攻撃になった。
これに伴い、滑空攻撃後は確定で着地するようになっている。 - 最大の脅威と言われていた飛び立ち風圧→ブレスは、
飛び立つ予備動作が長くなってスーパーアーマーを合わせやすくなり、
飛び立った後に風圧の硬直が終わる程度に律儀に待ってくれるようになった。 - ノーモーション突進も走る前に軽い溜め動作を行うようになっている他、
ステップ回避は行わなくなっている。 - 標的へ背を向けるようにして尻尾で薙ぎ払う攻撃の照準が良くなっており、
広範囲なため従来と同じ感覚でやり過ごそうとすると確実に被弾するようになっている。
また、翼脚叩きつけについても精度が上昇している。
- 既存モーションの変更点としては、
- 新技として、MHFの遷悠種と同じようなサイドタックルも会得している。
ただし、構えてから即繰り出し、なおかつ3連ブレスへ派生させてくるMHF版に対し、
こちらは狂竜化時限定の攻撃で(翼脚は畳んでから行う)、
溜めが長くブレスへの派生などもない単発の攻撃という違いがある。
- 狂竜化時限定の新規モーションとして、
巨大な狂竜ブレスを遠距離に放ち、そこから左右に連鎖爆発を発生させる大技を獲得している。
言うなれば遠距離版の狂竜鱗粉爆破であり、
速度自体はさほど早くはないもののブレス着弾場所からの爆発の範囲はそれなりに広く、
狂竜鱗粉爆破と遜色のない高い威力を誇る。
幸い予備動作は明快で喋りをONにしていれば警告もしてくれるので、
素早く距離を詰めたり回り込んだりしたい。
- 狂竜症については克服時の効果こそ変わらないが、
発症時の効果が「自然回復の停止及び被ダメージの増加」に改められている。
つまりパワフルな攻撃技の数々に手をこまねいていると、より危険な一撃を貰う可能性が高い、
ということであろう。
ちなみにロクロッヘビで回復・及び3分間予防できるので、自信が無ければ拾っていくとよい。
- 書籍『モンスターハンター発想の法則』では
狂竜化状態のゴア・マガラは縄張り意識が強まり、エリア移動をしなくなるとの記述があり、
現にMHXXまでの作品ではエリア移動をしなかったが、
今作では瀕死時に休眠をしようとする際に狂竜化中でも自分でエリア移動をするようになった。
エルガドの個体は瀕死時に傷を癒そうとする生存本能が強いのだろうか?- また、同エリア内に他のモンスターがいる状態で、操竜状態の本種が相手モンスターに操竜大技を決めた場合は
他のモンスター同様に狂竜化状態でもエリア移動をする。
- 逆に相手モンスター側からの操竜大技をくらった場合も、その後放っておくと狂竜化状態でエリア移動をする事もある。
- また、同エリア内に他のモンスターがいる状態で、操竜状態の本種が相手モンスターに操竜大技を決めた場合は
操竜
- 狂竜化状態と通常状態でモーションが変わる性質がある。
通常時は一般的な飛竜に近い操作感だが、狂竜化状態になるとシャガルマガラと似通った性能になる。
- 通常状態の場合
- 弱攻撃1(X / ↑+X)は出の早い噛みつき。
ちょっとした差し込みにも使える便利な単発攻撃。 - 弱攻撃2(→+X / ↓+X)で単発ブレス。
ゆっくりと地面を直進するタイプのブレス。着弾地点に狂竜ウイルスが設置される。 - 強攻撃1(A / ↑+A)は前方への2連噛みつき。
地上走行時のリオレウスやクシャルダオラのA攻撃と同じ、万能型の2連撃。
癖が無く、出が早く、威力も高いという嬉しい性能だが、なんか地味。 - 強攻撃2(→+A)は側面への回り込み噛みつき。
さっと回り込んだあと、時間を置いて1回噛みつく。
追加入力で、噛みつき&尻尾薙ぎ払いの2連撃に派生する。 - 強攻撃3(↓+A)は3WAYブレス。
右・左・中央の順に3発放出する。発射されたブレスは地面を這って行く。
ブレスは↓+Xのものとは違い、直進せず曲がりくねった挙動をするためやや当て辛いが、
適当にバラ撒いておけば当たってくれることもある。
また、1発のブレス玉が貫通する特徴があり、目の前に多くモンスターがいると便利。
こちらも着弾地点に狂竜ウイルスが設置される。 - 操竜大技は風圧→滑空突進→目の前の敵への3連爆破ブレス。
滑空突進を放つ直前にハンターが離脱する。
注意点として、〆に放つブレスは射程が短めなのとその場で放つ関係上外す事がよくある。
- 弱攻撃1(X / ↑+X)は出の早い噛みつき。
- 狂竜化状態の場合
- 弱攻撃1(X / ↑+X)は翼脚による2連叩き付け。
通常時Aの2連噛みつきと同じような威力と操作感になる。 - 弱攻撃2(→+X / ↓+X)でタックル。
ジュラトドスやドスフィロギィと同じく、体の側面からぶつかるタックル。
Xの翼脚による2連叩き付けよりも威力は落ちるが、単発として狙いやすい攻撃。 - 強攻撃1(A / ↑+A)は前方へ狂竜連鎖爆破ブレス。
顔の前に5連鎖する爆発ブレスを設置する攻撃。
1発ごとに判定がある為、5発とも当てればかなりのダメージになる。
ただし、モンスターが仰け反ってしまうと大抵は1発しか当たらない。
後で爆発したものほど威力が低くなる為。なるべく1発目の爆発を当てたい。- シャガルマガラはこの攻撃後も追加入力があるが、ゴア・マガラの場合はここ止まりなので
後述の翼脚叩き付けの方がダメージを稼ぎやすい。
- シャガルマガラはこの攻撃後も追加入力があるが、ゴア・マガラの場合はここ止まりなので
- 強攻撃2(→+A / ↓+A)は
土下座翼脚叩き付け。
溜めが長く威力が高い技。基本的にはこの攻撃だけで十分だろう。 - 操竜大技は地上突進→翼脚叩き付け→ハンター離脱→目の前の敵への狂竜連鎖爆発ブレス。
通常時よりもしっかり強力になっている。
…のだが狂竜化状態だと瀕死時の休眠以外でエリア移動しないという特性が操竜大技発動後にも適用され、
連鎖爆発ブレスを吐き終わった後、ハンターに襲い掛かって来るので注意。
- 弱攻撃1(X / ↑+X)は翼脚による2連叩き付け。
武具
- 武器はMH4G時点で、オトモ武器を含めたメインシリーズの全武器種が存在する*13。
いずれも龍属性を有し、強化を進めていくとシャガルマガラの素材で更なる段階へと派生可能。
また、MHX(X)、MHR:Sではゴア・マガラ武器のまま最終強化が可能となっている。- この武器群は、前例の無い凄まじい命名則で知られる。
その詳細はこちらを参照いただきたい。
- この武器群は、前例の無い凄まじい命名則で知られる。
- 防具はゴアシリーズ。
角やマント、足の鉤爪などゴア・マガラらしい装飾が多く、
作品によって多少差はあるが細菌学や狂撃耐性のように狂竜ウイルス対策となるスキルが発動する点や、
火属性に対して非常に弱い点は大体共通している。
MH4Gでは渾沌個体の素材を用いた「ケイオス・ネフィリムシリーズ」もある。
詳しくは上記リンクを参照のこと。
- ちなみにニコニコ超会議2のMH4体験会では、
事前に公開されていた設定画等を基に、発売前にもかかわらずゴア・マガラの防具を身に纏ったハンターが出現、
ハンドルネームはあの「ゼレス」*14とネタの盛り込み振りに視聴者は大いに盛り上がった。
なお、この時使われた防具は後に体験会でも展示されている。
OPムービー
- 当然ながらMH4のオープニングムービーにも登場。
ムービーの終盤でハンターとティガレックスの闘争に突如乱入。
上空からティガレックスに不意打ちを加えのし掛かった上、そのまま頚椎をへし折って呆気なく仕留める
という衝撃的な登場シーンで視聴者の度肝を抜いた。
その後は傍に立ち尽くしていたハンターとオトモアイルーにも問答無用とばかりに襲い掛かり、
ブレイブ装備の操虫棍のハンターがジャンプ攻撃で迎え撃つ場面でムービー終了となる。- 改めて確認するまでもないが、オープニングムービーにおいて
登場と同時にかつてのメインモンスターを不意打ちとはいえ葬り去るなどという凶行に及んだ看板モンスターは、
長いシリーズを通してもこのゴア・マガラを除いて他におらず
あのクシャルダオラですらドドブランゴをハンター諸共吹き飛ばした程度。
歴代でも最も鮮烈なムービーデビューを飾ったメインモンスターであることに疑いの余地はないだろう。
- 改めて確認するまでもないが、オープニングムービーにおいて
- 抵抗する間もなく瞬殺されてしまったティガレックスは実に不憫だが、
上記の通りゴア・マガラは生態系を超越した古龍の幼体であり、
そこらの大型モンスターとはそもそもの格が違うと言える*15。
ハンターとの交戦中、それも走り回ってスタミナを消耗し、大タル爆弾をまともに食らった直後に
準古龍とも言える生物に奇襲を受けるとは、件の個体は運が悪すぎたとしか言いようがない。
直前までド派手に暴れていた所為で黒蝕竜に目を付けられたのだろうか。目は無いが- 続編のMH4GのOPでは、ディアブロスとセルレギオスが似たような構図で登場する。
ただ、ディアブロスもセルレギオスも(種の上で)同格の存在であるためか、
古参モンスターとの戦闘後、ラストでメインモンスターが乱入するという流れでこそあったものの、
序盤からハンターと激戦を繰り広げていたディアブロスはセルレギオスの噛ませ犬にはならず、
ラストではハンターの正面に立ち塞がるセルレギオスと対峙するという演出でムービーは幕を閉じる。
- 続編のMH4GのOPでは、ディアブロスとセルレギオスが似たような構図で登場する。
- 余談だが、2013年9月12日に発売されたファミ通の表紙でも、
ゴア・マガラがティガレックスを踏みつけながら咆哮するという、
OPムービーを彷彿とさせるCGイラストが掲載されている。
余談
- 発売前に、その正体・種別について大きな議論を巻き起こした存在であった。
発表当初は、大まかな骨格や飛行状態がクシャルダオラなどドス古龍のそれと類似しており、
龍属性を思わせる黒いオーラなどから、古龍種ではないかと思われていたが、
その後「黒蝕竜」という別名が判明し、龍ではないことや、
これまでのどのモンスターにも類似しない異質な骨格を持つことから、
古龍種とはまた異なった種族に分類されるモンスターだろうという見方が強まっていた。
その後、体験会のプレイ動画において、古龍種と異なり罠が通用することや疲労状態になることも判明し、
これも古龍ではないとする説を強く後押しすることとなる。- 正体については、不自然なほど巨大な翼爪や、前翼にのみ生えている体毛などから、
実はもう一体別のモンスターが背中に乗っているのではないか?というトンデモ予想、
そしてアルセルタスがゲネル・セルタスと合体したPVを受け、
「(合体説も)あながち間違いではないのではないか」とする声のほか、
「なんらかの寄生体に浸食されているモンスターではないか」、
「古龍へと進化している途上の生物なのではないか」、
「狂竜ウイルスに感染したモンスターがウイルスの影響で変異した姿なのではないか」
など様々な予想が立てられていた。
種別は前述の通り「???」であることが判明、プレイヤーたちを愕然とさせた。
また、古龍への進化途上であるとした説が、前述の通りある意味事実であることが判明した。 - 正体については、不自然なほど巨大な翼爪や、前翼にのみ生えている体毛などから、
- 一部のファンからは、ゴア・マガラという名前から「ゴマちゃん」という略称を付けられている。
- 前作には発売前に舐められ、解禁後に圧倒的な強さでハンター達を粉砕した先輩が存在する。
今回もまた3Gの悪夢が甦るのか、はたまたゴマフアザラシの赤ちゃんで終わってしまうのか、
その実力に、否応無しに期待が高まっていた。 - 上述のゴマちゃんという愛称であるが、古龍の幼体であるため、
幼いという点からみれば結論的には間違ってはいなかったとも言える。 - また一部では「ゴマ・アブラ」と言われている。
…まさか後作で同じ骨格で油を使うモンスターが現れるとは思わなかっただろう。- ゴア・マガラ=「ごま油」については半公式ネタらしく、
ある企画で辻本Pがモンハン好き芸能人の岡田義徳氏にごま油を贈呈したことがある。
- ゴア・マガラ=「ごま油」については半公式ネタらしく、
- 前作には発売前に舐められ、解禁後に圧倒的な強さでハンター達を粉砕した先輩が存在する。
- 名前の英語表記は「GORE MAGALA」。
「GORE」はそのまま英語のgoreから来ていると思われる。
和訳で一番使用されることが多いのは流血、血のりといった残酷かつ不穏な意味である。
その血に濡れたかのような恐怖のモンスターに挑むブレイブシリーズのハンターは確かに勇敢である。
血まみれになるのはハンターか、それともモンスターのゴア・マガラか。- 「触角」という角部分の命名に加えて、鱗粉をばら撒いたり、
脱皮をし、不気味な印象を持たれる事の多い印象の黒色から
白色の美しい姿に変化するというその生態から、モチーフになったのは「蝶」かもしれない。
地べたを這う毛虫や芋虫から、蛹を経て美しい翅を翻す蝶は、
よく醜き者から美しき者への「転生」というテーマで描かれる事が多い。
- 「触角」という角部分の命名に加えて、鱗粉をばら撒いたり、
- 「黒蝕竜」という別名を持つゴア・マガラだが、文字の形が似ており、音読みも同じ「しょく」であるためか、
「黒触竜」という誤記・誤植が後を絶たない。
なまじ本種が「触角」という部位を有するのも、それに影響しているだろう。
ゴア・マガラの他にも、シャガルマガラや狂竜ウイルス関連のものには「蝕」という文字が付けられることが多く、
それらもまとめて間違えられていることもある。
正しくは「蝕」である。「むしばむ」と打つとすぐに変換できるだろう。- ちなみに触角の方もしばしば間違えられるが触「覚」ではない。
触覚は五感の一つであり、素材として入手できるものではない。
あくまで「触覚器の角」なのでこの素材は触角である。
- ちなみに触角の方もしばしば間違えられるが触「覚」ではない。
- 昨今のシリーズでは最上位クエストにてメインモンスターの2頭同時狩猟が用意されており、
ゴア・マガラもそれに倣うかどうかも期待されていたが、
その特殊な立ち位置故か2頭クエストは結局用意されることはなかった。
そのため、素材がほしい場合は単体クエストをコツコツこなしていく必要がある。
幸いなことに旅団クエストに上位個体の狩猟クエストが存在しているので、
上位素材が欲しい場合はありがたく活用させていただこう。- 後のMH4G、MHX(X)、MHR:Sでも結局2頭クエストは登場せず仕舞いだった。
やはり古龍に準ずる存在という立ち位置や、その特殊な生態によるものであろう。
- 後のMH4G、MHX(X)、MHR:Sでも結局2頭クエストは登場せず仕舞いだった。
- ハンター発見時や怒り移行時に咆哮するのは周知の通りだが、
実は成体のシャガルマガラと判定の発生タイミングが異なる。
ゴア・マガラの場合、画面にエフェクトが掛かる直前にはもう判定が出ているため、
フレーム回避のタイミングがやけに取りづらい。気持ち早めに回避を行うといいだろう。
ちなみにシャガルマガラはエフェクトが掛かるのとほぼ同時に判定が出るため簡単だが、
ゴア・マガラで早めにフレーム回避するクセをつけているとこれまた難しくなる。
- 現在でもゴア・マガラが古龍種には分類されていないのは上述の通りだが、
カプコンとは全く無関係の専門家が著述した考察本「モンスターハンター超解釈生物論」においては、
ゴア・マガラの紹介ページに「古龍種」と明記されてしまっている。
ゴア・マガラは古龍目でありながら古龍種ではないという非常にややこしい設定であり、
そう間違えてしまうのも致し方ないだろうが。
- MH4のOPの演出から、ティガレックスと関連付けられることも少なくないゴア・マガラだが、
ティガレックスとゴア・マガラには新たな骨格系統の先駆けとなったという共通点もある。
ティガレックスは、前脚が完全に翼に変化したワイバーン骨格飛竜がモンスターの花形だった中、
全く異なる”翼であり歩脚であり、時には腕のようにも振るう前肢”を備える新種生物として登場。
新たなシルエットと戦闘モーションを備えた飛竜系の新モンスター群である
ティガ骨格のお披露目役として、世界観の拡張に絶大なインパクトを残した。
ゴア・マガラも、四脚とは別に背中の翼を持つという古龍特有の体型において
”翼を第3の脚(翼脚)とし、飛行にも武器としても積極的に活用する”マガラ骨格第一号となり、
初登場のMH4のみならず後のシリーズに大きなインパクトを残している。
また胴体に比べて四肢、特に前肢が長く、人間や猫科肉食獣のような広い可動範囲を持つため応用が利き、
ダイナミックな動きを推し出したモンスターに採用される完成度の高さもある。- 翼脚モンスターとしてはMH4Gの巨戟龍ゴグマジオスに始まり、MHXXの天彗龍バルファルク、
MHW:Iのアン・イシュワルダといった印象的なラスボスあるいはメインモンスターの骨格となった。
可動域の広さを活かしたモンスターとしては
MHWorldの看板モンスターネルギガンテがシリーズでもトップクラスの激しいアクションを見せ、
同作ラストに待ち受けるゼノ・ジーヴァとその完全体、
果てはコラボモンスターとして異世界からやってきた魔獣にも用いられ、
MHRiseでは牙竜種であるマガイマガドの骨格として採用されている。
この通り、翼の有無や種族に関わらず多くの独自モーションを実現し、
個々のモンスターの特徴を打ち出すことに成功しており、骨格としての汎用性の高さが見てとれる。
- 翼脚モンスターとしてはMH4Gの巨戟龍ゴグマジオスに始まり、MHXXの天彗龍バルファルク、
- 2013年3月に展開されたバンプレストの一番くじでは、A賞がゴア・マガラの全身フィギュアであった。
また、I賞のアイコンマグネプレートでもゴア・マガラのアイコンが描かれたプレートがあり、
ファミ通や公式サイト等に先駆けて、メインモンスターのアイコンが初公開されるという珍しい事態が起こった。
ちなみに、これは一番くじの展開を本来の発売時期に合わせた結果起こったものだと思われる。
MH4が予定通り2013年3月に発売されていれば、ゲーム発売と同時に一番くじが展開される…
という流れになっていたであろう。
- MH4の発売に合わせ、ゴア・マガラ仕様の3DSLLが同梱されたパッケージが発売されることが発表された。
その名も「ゴア・マガラブラック」。
金箔の紋章の背景にゴア・マガラのアイコンと禍々しいながらもイカしたデザインとなっており、
同時発売となる純白で可愛らしいデザインの「アイルーホワイト」と見事に対を成している。- 2013年11月7日に数量限定でダウンロード版が入った特別デザインの同梱版が発売したのだが、
パッケージにはゴア・マガラが描かれているにもかかわらず、
3DSに描かれているのはカラーのせいかシャガルマガラに見える。
価格は3Gの同梱版同様はじめてハンターパックと同く上記の同梱版と比べ比較的安価なので、
まだプレイしていない人も、これを機に購入を検討してみてはいかがだろうか。
ちなみに、3DSLL発売以来LLであることが多い限定同梱版には珍しく通常の3DSなので、
購入の際には間違えないように注意しよう。
- 2013年11月7日に数量限定でダウンロード版が入った特別デザインの同梱版が発売したのだが、
- カプコンから3DSで発売された『ガイストクラッシャー』の続編である『ガイストクラッシャー ゴッド』では、
モンハンシリーズとのコラボレーションとして前作のリオレウスこと「ハンター・ガイレウス」に次いで、
新たにゴア・マガラをモチーフにしたガイストである「モンスター・ガイマガラ」が登場する。
ガイストギアのメイルフォームはゴアシリーズ装備をモチーフにしている他、
ウェポンフォーム時にはエイムofトリック系列の操虫棍に似た武器を使用し、
操虫棍さながらに右腕の猟虫に酷似したユニットを飛ばして攻撃することもできるようだ。
まさかのフルゴアエイム
ただ、実際はMH4のメインモンスターのゴア・マガラと同じくMH4の新武器の操虫棍を採用しただけであり、
ふんたーをネタにした訳ではないだろう。
さらに正確に言うと「目玉要素や人気のあるものにふんたーが手を出してしまい、知らず知らずに迷惑行為をして、
そのせいで好き勝手に地雷装備という風評被害をされてしまう」が正しい
- MH4Gの発売を記念して「パズドラ」とのコラボが決定、コラボキャラとして登場することが判明した。
当コラボはアイルー村とのコラボ扱いである為、アイルーでパズルー風とでもいうべきデフォルメイラストとなっており、
禍々しさなど微塵も感じず、逆に可愛さすら覚える仕上がりである。- その後、究極進化によって狂竜化状態のゴア・マガラが登場した。
さすがに元が元だからか、若干恐ろしくなっている。 - また、パズドラではアイルー村とは別扱いでモンハン本編とも数度のコラボイベントが行われており、
モンハンシリーズ15周年記念に開催されたコラボ第三弾では、ついにゴア・マガラ単体としての登場も果たした。
触角を展開し翼脚も降ろした狂竜化状態で、周囲の狂竜ウイルスも併せて非常に禍々しいイラストとなっている。
レアリティは同コラボのモンスター中最高からワンランク下の当たりとも外れとも言えない微妙な部分である。*16
パッシブスキルはレアリティの関係でスキル数に難がある物の、少ない枠ながら纏まりの良いスキル構成であり、
アクティブスキルの効果は「敵の妨害による味方の行動不能状態とパッシブスキル無効状態を回復し、
悪い効果を持つドロップを闇ドロップに変換することで攻撃力として逆利用する」といったもので、
扱い方さえ心得ればレアリティの割になかなか有用な働きをしてくれるとして評価されている。
更にアシスト進化という特殊な進化を行うことでパワーofエンミティへと進化する。
どう考えても狩猟されて素材となり加工されてしまっているが。ちなみに進化前に戻すこともできる。
加工後…もとい進化後ではパッシブスキルに「回復キラー」と「闇ドロップ強化」、「攻撃力アップ」があるが、
免疫力に影響し自己治癒能力や再生能力を著しく低下させる狂竜症が「回復キラー」を、
ばら撒くことで自身に有利なフィールドを作り出す狂竜ウイルスが「闇ドロップ強化」を、
ウイルスの感知能力の応用で自身の攻撃性能を上昇させる狂竜化が「攻撃力アップ」を、
それぞれゴア・マガラを意識したであろう構成であり、中々面白い再現度となっている。
- その後、究極進化によって狂竜化状態のゴア・マガラが登場した。
- バンダイナムコの『太鼓の達人』シリーズでは度々モンスターハンターの楽曲が収録されているが、
3DSソフト『太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険』のストーリーモードにて、
なんとゴア・マガラがサブイベントのボスとして登場している*17。
演奏バトルの曲はもちろん『モンスターハンターハンター4メドレー』。
『アイルー村』シリーズとはまた違ったデフォルメの立ち絵が見られるが、
所謂ゲスト出演だからか再戦も出来ず、1データで1度しか戦えない。何気にレアなイラスト。
- 後にモンスターハンターのLINEスタンプが配信されたのだが(リンク)、
ゴア・マガラのスタンプのイラストはよりにもよって翼脚を用いた土下座である。
マガラ種の翼脚叩きつけはMH4発売当初からダイナミック土下座などと呼ばれ続けてきたが、
ここに来てついに公式ネタとなってしまった。- とはいえ、この技はゴア・マガラの技の中でも最強クラスの攻撃技であるため、
単に象徴的な大技ということで起用しただけという可能性もある。
- とはいえ、この技はゴア・マガラの技の中でも最強クラスの攻撃技であるため、
- 2016年5月20日、ベルサール秋葉原で行われた「魂フィーチャーズ2016」の内覧会にて、
ゴア・マガラを美少女擬人化したフィギュア*18が公開され、多くのファンの度肝を抜いた。
企画自体は数か月前に模型誌で明らかにされ、「魂フィーチャーズ2016」で着色サンプルが初公開された。
デザイン担当は、アニメ「ストライクウィッチーズ」やアクションフィギュア「武装神姫」などで
キャラクター原案を手掛けた島田フミカネ氏。
商品名は「アーマーガールズプロジェクト 魂MIX モンスターハンター 地を暗黒に染めし 黒蝕の竜姫」で、
2016年11月19日に発売された。
公式のレビューも公開されているので、興味があったら覗いて見てもいいかもしれない。- 外見はゴスロリ風のドレスに身を包んだ少女といったところ。
最大の特徴である翼脚は、普段はドレスのスカート部分として下半身を覆っているが、
組み込まれたギミックによって展開するという形で処理されている。
また、尻尾から双剣を取り出すことができるうえ、パーツを加えることで双剣を弓に変形させることができる。
その他、ダメージを受けた表情を再現したパーツも付属しているという妙に凝ったオプションもある。
設定上性別が無いことを知っているハンターは疑問に思ったんだとか
同プロジェクトからは過去にも、ガンダムシリーズやスーパーロボット大戦などで知られるメカニックデザイナー
カトキハジメ氏がデザインを手掛けた、リオレウスからレウス装備のハンターに変形するフィギュア
「超合金魂 G級変形リオレウス」が発売されている。
また第3弾として、特撮ドラマ「牙狼-GARO-」「仮面ライダードライブ」、
怪獣映画「シン・ゴジラ」などにも参加した造形師・竹谷隆之氏がデザインした
ジンオウガのフィギュア「S.H.Figuarts モンスターハンター 邪神覚醒ジンオウガ」も企画され2017年3月に発売された。 - 外見はゴスロリ風のドレスに身を包んだ少女といったところ。
- 「卵が先か、鶏が先か」という言葉を聞いたことがある人は多いと思うが、
これは「卵がそこにある時、その卵を産んだ鶏がいる事になるが、
その鶏もまたかつては卵から生まれた生命のはずである。
では先にこの世界に存在していたのはどちらなのだろうか」
という昔から哲学者の間で議論されている謎であり、
「生命とこの世界全体はどのように始まったのか」という疑問に行き着くものである。
ここはモンハンwikiにつきこのジレンマの詳細は語らないが、
このゴア・マガラ、ひいてはシャガルマガラというモンスターとて例外ではない。
マガラ種がどのような進化を経て今の生態に至ったのかは不明だが、
少なくとも現在のモンスターハンターの世界においては
「ゴア・マガラが発見されたならどこかに鱗粉をばら撒き、
元のモンスターを変貌させたシャガルマガラが存在する。そしてその逆もまた然り」
という定義が当てはまる事になる。
- シリーズ20周年を記念してグローバル的に行われた「モンスター総選挙」では
全大型モンスター229種の中から人気投票が行われたのだが、
先んじて成体であるシャガルマガラが第19位にランクインした事が明かされており、
幼体である本種の順位についても大きな注目が集まっていた。
そしてゴア・マガラは第5位にランクイン、全モンスターの中で5指に入る大人気を見せる事となった。
また、特殊個体である渾沌に呻くゴア・マガラは第27位にランクインしており、
通常個体・特殊個体の両方で高順位を獲得している。- ゴア・マガラの順位発表の際には、意外な順位であるとの声も挙がっており、公式としても意外な結果だったようだ。
その一方でグローバル的な投票であるため、海外人気がある事にも触れられており、
北米/南米における集計では第1位を獲得している事が明かされた。
- ゴア・マガラの順位発表の際には、意外な順位であるとの声も挙がっており、公式としても意外な結果だったようだ。
未参戦時代と復活までの道のり
- 4シリーズを代表する存在として真っ先に名の上がるモンスターではあるが、
歴代メインモンスターの復活が喧伝されたMHW:Iには
MH4G看板モンスターのセルレギオス共々未参戦となった。
メタな事情を挙げるとするならば、過去作よりも更にモンスターの生態がフォーカスされている同作で、
狂竜化及び狂竜ウイルスをどのような仕様として実装させるのかという点や、
ゴアの実装≒シャガルマガラの実装に繋がり、そこに割くリソースが増えてしまうことなどが原因だろうか。- 因みに4シリーズ出身のモンスターでMHW:Iに登場できたのは
猛り爆ぜるブラキディオスただ一体のみであった。
- 因みに4シリーズ出身のモンスターでMHW:Iに登場できたのは
- 上述したハリウッド版の日本での公開日はMHRiseの発売日でもある為、
映画とのコラボを兼ねてゴア・マガラが参戦するのではという予想を立てる人も見受けられたが、
アップデートを経てもゴア・マガラが登場することはなかった。
- 上記の経緯や世界観に絡む設定仕様から、本種の復活は他のメインモンスターにも増して
厳しいものと見るハンターも多く、復活を絶望視する見方もあった。
しかし、MHRiseのG級相当作品であるMHR:Sにてなんと本種が復活を遂げ、
更には成体であるシャガルマガラと渾沌に呻くゴア・マガラまでも復活し、
ゴア系3種が出揃い見事な逆転劇を果たす事となった。- 拡張前であるRise開発時期にはリアル社会でウイルス蔓延が跋扈していたことから、
ウイルスに絡む政治的配慮が存在しているのではないか、という意見もごく一部あった。
実際のところは完全に収束していない今作で復活を果たしているので、
現実にはそのような配慮はなかったと見る方が妥当だろう。
- 拡張前であるRise開発時期にはリアル社会でウイルス蔓延が跋扈していたことから、
- メインシリーズではMHR:Sに無事に登場出来た一方で、登場がなかなか厳しいと思われているのがMHST系列作品。
実のところ歴代の本家モンスターハンターのメインモンスター達の中で
唯一MHST系列に出演出来ていないのが、このゴア・マガラである。
本種を除いたMHST2発売前の時点で既出のメインモンスターは、
全員がストーリーズ、オトモンドロップ、ライダーズ、ストーリーズ2のいずれかに参戦している。
しかしゴア・マガラだけは現状この4作品全てに登場していない。
後者2作は今後の発表で登場確定および実装される可能性があったのだが、
MHST2はアップデートが終了し、MH-Rは実装前にサービス終了が告知されたため、
最終的には登場せず仕舞いとなった。- ちなみにMHST2発売日に放送された公式WEB番組カプコンTVにて開発陣からは
「MHST系列の作品にはいずれ本家シリーズのモンスターは全部登場させたい」という発言は出てはいる。
ゴア・マガラの生態上どうしても文字通り「破滅を呼ぶ翼」になりかねない懸念があるが…。
あるいは、逆にその懸念があるからこそ、ある意味ではストーリーに組み込みやすそうでもある。
ひとまずは開発陣の発言を信じて、いつかゴア・マガラと絆を結べる日が来るのを待とう。
- 仮にオトモンとして登場した場合、メインシリーズの設定に忠実であればゴア・マガラは分類不明であるため、
全種の目覚め以外非対応ということになる。
そのあたりも登場を難しくしているのかもしれない。- もうひとつの問題点として、マガラ種は卵を産まないことが明言されているというものがある。
どう見ても胎生であろう種や幼体を飛ばして成体が生まれる種もいるので今更ではあるが、
それらの種は「もしかしたらそういうこともあるかもしれない*22」とごまかしが効く一方、
マガラ種は根本的に性別を有していないため他の生殖方法が不可能なのである。
なおネルギガンテは無性生殖が示唆されているが、そちらは「仮説」の段階であるし、
シャガルマガラとは異なり同時に複数個体が存在できるため性別の有無も不明である。
- もうひとつの問題点として、マガラ種は卵を産まないことが明言されているというものがある。
- ちなみにMHST2発売日に放送された公式WEB番組カプコンTVにて開発陣からは
素材
- 黒蝕竜の鱗
- ゴア・マガラから剥ぎ取ることができる鱗。
その色は正に全てを塗りつぶす漆黒。
不吉を振りまくとされ、工匠たちに忌み嫌われているらしい。
このような風評は、かの恐暴竜の素材にも見られ、
それに匹敵するおぞましさをゴア・マガラの素材は持っているということなのだろう。
とりわけ深い色合いを持ち、光の反射さえ起こらない上質な物は「上鱗」と呼ばれる。
極めて屈強な個体から入手できる最上質の鱗は「厚鱗」と呼ばれ、
光沢のない漆黒の色に魅了されるものは少なくないらしい。
もともと黒い鱗であるが、獰猛な個体の鱗はより一層黒ずんており、
「獰猛化黒蝕竜鱗」として区別される。
また、それとは別に「獰猛な蝕龍鱗」という物が手に入る。
- 黒蝕竜の甲殻
- ゴア・マガラの外殻。闇を纏っているように見える。
生半可な攻撃では、攻め手ごと飲み込まれて侵食されてしまうらしい。
より上質な物は「堅殻」と呼ばれ、如何なる斬打も闇の渦に呑み込まれその身に届くことはないという。
最強の硬度を誇る一級品の甲殻は「重殻」と呼ばれて珍重されるが、
これを用いた武具を身に付け、正気を保てる保証はないとされる。- 勿論ゲーム中ではダメージ無効などの表現はないのだが、
その漆黒は全てを飲み込む闇のように見える、ということなのだろうか。
- 勿論ゲーム中ではダメージ無効などの表現はないのだが、
- 黒蝕竜の暗翼
- 闇夜に靡くゴア・マガラの漆黒の暗翼。その羽の一片一片が蠢く姿はあまりに禍々しい。
この翼膜から鱗粉をまき散らし、その鱗粉を用いてゴア・マガラは周囲の環境を感知している。
その姿はまさに棚引く黒い外套のようだという。
より上質な物は「上暗翼」と呼ばれ、これに取り込まれた命は暗夜の中で体を侵され、狂気の渦に心を堕すという。
屈強な個体から得られる物は「暗黒翼」と呼ばれる。
- 黒蝕竜の惨爪
- 禍々しい曲線を描いた、ゴア・マガラの爪。
傷口を抉るその形状は治癒不可能な傷跡を残すという。
より上質な物は「鋭惨爪」と呼ばれ、第3の腕たる翼脚によって狂竜に侵された者は末代まで禍根に苦しむという。
鋭惨爪より鋭い物は「剛惨爪」と呼ばれる。病に侵されることを恐れ、加工を躊躇する職人が多いらしい。- 翼脚の部位破壊で得られること、及び特殊な個体から得られる異なる素材から考えると、翼腕の爪であろう。
- 黒蝕竜の尻尾
- 逆立つ鱗に覆われたゴア・マガラの黒尾。尻尾を切断して剥ぎ取ることのみで入手可能。
なぎ払うというより、しなりによって鞭のような鋭さを生む。
屈強な個体の物は「靭尾」と呼ばれ、鞭のように外敵を打ち据えるのみならず、
発達した逆立つ鋭利な鱗によって切り刻んでしまう。
- 黒蝕竜の逆鱗
- 翼腕に備わるゴア・マガラの逆鱗。
命を食む狂竜の力が、紫を帯びた特質的な色味を生む。- 逆鱗といえば言わずと知れたレア素材だが、アイテム説明文どおり翼腕にあるためか
尻尾からだけでなく本体からも剥ぎ取りが可能。 - ちなみに、アイテム説明文では「翼腕」となっているが、
公式サイトなどでのゴア・マガラの紹介では「翼脚」と記されている。
- 逆鱗といえば言わずと知れたレア素材だが、アイテム説明文どおり翼腕にあるためか
- 黒蝕竜の闇玉
- 全ての光を呑みこむ闇の珠玉。混濁のない純粋な漆黒は、光をその内に封じ、闇に溶かす。
- 「天廻龍の光玉」と対になっている素材と言える。
この二つの玉を向かい合わせたらどうなるのか、と多くのハンターが思った事だろう - 玉石系素材としては非常に珍しく、捕獲報酬では一切入手ができない。
闇玉が欲しいのであれば頑張って討伐まで持ち込んでみよう。 - ちなみに、読み方は「こくしょくりゅうのあんぎょく」である。
他の宝玉系素材は全て音読みなので一目瞭然だが、闇玉を「やみぎょく」と誤読している人は意外と多い。
- 「天廻龍の光玉」と対になっている素材と言える。
- 黒蝕竜の天鱗
- 極めて強靭な黒蝕竜から入手できる、幻ともいえる黒き鱗。
武具に用いれば、人を超越した力を得られると言い伝えられる。
- 黒蝕竜の触角
- ゴア・マガラの感覚を司る器官。
目を持たないゴア・マガラにとっては生命線とも言える器官であり、多種多様な受容器としての役割を持っている。
一方で狂竜化以外でもそれなりに動かせる程硬いとは言えない物、つまり弱点でもあり、
普段は折りたたんで重傷、及び触角自体の損傷を防いでいる。
強力な個体の持つ研ぎ澄まされたような物は「尖触角」と呼ばれる。
更に屈強な個体から得られる大振りの物は「剛触角」と呼ばれ、持ち帰ることすら禁忌とされている。- 入手するためには、基本的に狂竜化状態の角を部位破壊しなければならないが、
前方に熾烈な攻撃を繰り出してくるゴア・マガラに対し、頭部に攻撃を加えるのはかなり困難。
乗り状態やシビレ罠などの動きを封じる手段は狂竜化するまで温存しておきたい。
また、怯み値は通常状態と共有なのに部位耐久値は別扱い、
そして頭部の怯みで狂竜化解除という特性があるので、
通常時は可能な限り頭に手を出さないでおきたい。- 一応、捕獲報酬でも入手可能という救済措置もあるので、
どうしても部位破壊ができない…という人はこちらに望みを託すのも手であろう。
- 一応、捕獲報酬でも入手可能という救済措置もあるので、
- 入手するためには、基本的に狂竜化状態の角を部位破壊しなければならないが、
- 穢れた竜鱗
- 侵蝕が進んだ鱗。狂竜の残滓が色濃く残り、用いた武具は使い手を飲み込む魔装と化すという。
質によって特に名称や価値が変わることはない。
関連項目
モンスター/ゴア・マガラ/派生作品
モンスター/渾沌に呻くゴア・マガラ - ゴア・マガラが脱皮に失敗した姿。
モンスター/シャガルマガラ - ゴア・マガラが成長した姿。
武器/マガラ武器 - シャガルマガラ及び特殊個体の武器と併せて記載。
防具/ゴアシリーズ
BGM/ゴア・マガラ戦闘BGM
システム/狂竜ウイルス
アクション/狂竜ブレス
アイテム/狂竜結晶
クエスト/時代を翔ける龍
登場人物/筆頭ハンター - ゴア・マガラの調査を行なっており、シリーズ通して関わりが深い。
世界観/幼体
世界観/脱皮
モンスター関連
モンスター/ゼノ・ジーヴァ - 本種と同じく古龍の幼体で、脱皮により成長する点も共通する。ただしこちらは幼体の時点で古龍種。
モンスター/バサルモス - 幼体大型モンスターの先輩。こちらは、飛竜種グラビモスへと成長する。
モンスター/フルフル - 本種と同様、全盲モンスター。こちらは成長の過程で目が退化、視力を失う。
モンスター/天眼タマミツネ - 同上。こちらは戦闘中の負傷によるもの。