- 種族
- 古龍種(古龍目 冰龍亜目 イヴェルカーナ科)
- 別名
- 冰龍(ひょうりゅう)
- 英語表記
- Velkhana
- 危険度
- MHR:S:★9
- 登場作品
- MHW:I, MHR:S, MHST2
- 狩猟地
- 古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 陸珊瑚の台地, 瘴気の谷, 龍結晶の地, 渡りの凍て地, 兵器置き場, 導きの地,
大社跡, 寒冷群島, 水没林, 砂原, 溶岩洞, 密林, 城塞高地, 獄泉郷, 塔
目次
生態・特徴
- ハンターズギルドが所有・保存しているとある伝承の中に登場する幻の古龍。
息吹や羽ばたきにより万物を凍てつかせる強大な力を有すると記されており、
伝承の中の文言やその能力からハンターズギルドからは《冰龍》とも呼ばれている。
過酷な寒冷地の秘境を訪れた冒険家や登山家などからそれらしき目撃証言が挙げられてはいたが、
それ等を総括しても記録として残されている目撃情報は僅か数例に留まるという。
近年、新大陸古龍調査団によって伝承に語られていた特徴と合致する未確認モンスターが発見され、
後の調査によりそのモンスターこそが件の古龍、"イヴェルカーナ"であると正式に認められた。
また、その後に寒冷群島での目撃報告を皮切りに現大陸でも本種の出現が確認されており、
こちらについても調査が進められている。
- 代表的な古龍であるクシャルダオラ等と同じく、発達した四肢に加えて背部に翼を有しているが、
彼らよりも一回り大きな体躯の持ち主であり、確認される個体はいずれも25mを優に超える体長を持つ。
またその背に戴く翼も体格に見合う、大きく強靭なものであり、
巨大な氷の結晶を思わせるそれは、力強く羽ばたくだけで烈風と吹雪を巻き起こす。
全身は白を基調とした結晶質の甲殻に覆われており、その一部は濃い青色に染まる。
後述するように、この甲殻が深い青色を持つ冰龍ほど、危険性が高いとも言われている。
鼻先が細く尖った頭部はある種の鳥類を思わせる見た目であり、
後方に向けて生え揃う複数の細く鋭い角は、「うなじ」に当たる部分から逆立って伸びるいくつもの大きな突起と合わさり、
まるで凍てついた王冠を思わせる事から「冠角」と呼ばれる。
また、本種の尻尾は体格に比してかなり細く、また槍のように鋭く尖った尾端を有している。
一見して華奢で繊細にも見えるこの尾は、その実鞭のようにしなやかであると同時に繊細なコントロールが可能で、
イヴェルカーナはこの細い尻尾を巧みに扱い、突き立てるようにして外敵を攻撃する。
舞うような動きから流れるように繰り出される刺突はある種の気品さえ感じさせるが、
分厚い氷壁さえ穿つ氷槍を纏った尻尾に貫かれれば、命の保証はない。
なお、イヴェルカーナとの交戦中に尻尾を切断する事に成功したとしても、
その尻尾を氷結させてリーチと殺傷力を補い、なおも武器として活用するという。
- イヴェルカーナの鱗の間には後述する液体を排出する孔があり、
これによって頭部・胸部・四肢・翼などを中心に、氷柱のように氷を形成する様子が見られる。
特に鼻先を覆うように形成される氷は前方に向けて大きく、鋭い構造に形成されることから、
まるで剣のような角が瞬時に生えてきたようにも見える。
翼もまた広く氷が形成され、本来の大きさよりもさらに巨大な翼へ変貌する。
全身を繊細な銀の刺繍布で飾り立てるが如く、氷の鎧を身に纏った姿は非常に美しいが、
この状態のイヴェルカーナは興奮状態にある事も多いため、注意が必要。
- 基本的には寒冷地の深奥部に縄張りを持つとされるが、
それ以外にも森林地帯、砂漠地帯、火山地帯など幅広い環境で活動する姿が確認されている。
イヴェルカーナが現れた地域は急速な寒冷化に見舞われ、それは溶岩の煮え滾る灼熱地帯であろうとも例外ではない。
全身から放出される冷気はただそれだけで周囲の大地や動植物を霜で覆い、
大気に粉雪を舞い散らせ、噴出した灼熱のマグマさえも凍り付かせてしまう。
更に対象を瞬間冷却する能力を有しており、ありとあらゆるものの温度を一瞬で奪うことが可能。
操る冷気の膨大さ、強烈さは既知の大型古龍種と比較しても突出しており、
新大陸に出現した際は地域一帯の寒冷化により生態系に多大な影響を与え、
食料調達の困難化により新大陸古龍調査団の全面撤退も検討されたほど。
その戦闘能力も極めて高く、同じ大型の古龍種や怒り喰らうイビルジョーとも対等に組み合う実力を持つ。
そのような力から対峙したハンターからは「冷気を統べる者」「銀盤の貴人」などの異名でも呼ばれるようになった。
- 放出する極低温の冷気とは別に、イヴェルカーナは能力を行使する為の原料として「過冷却水」を用いる。
過冷却水とは「凝固点以下でありながら液体の状態を保っている液体」であり、
振動や衝撃を与えることで瞬時に固体へ変化する性質を持つ。
イヴェルカーナはこれを自在に操ることで、周囲の物体を次々と凍て付かせてしまう。
氷の息吹として放つ放射状の極低温ブレスは凄絶な威力を持ち、小型の生物は無論、
高熱や炎を生み出す体内器官を有するモンスターや元々寒冷地に生息する冷気に強いモンスターであろうとも
数瞬のうちに全身を凍り付かせ、物言わぬ氷像へと変えてしまう。
また極低温ブレスが通過ないし吐きつけられた地点には巨大な氷塊が次々と生じ、
ある時は広範囲を攻撃する矛として、ある時は外敵の動きを阻む盾として機能する。
時にはイヴェルカーナもこの性質を外敵への攻撃に転用し、
地面から無数の巨大な氷の槍を一挙に発生させて一帯を吹き飛ばしたり、
人間を遥か上空に打ち上げるほどの勢いで氷山の如き氷塊を現出させることもある。
また上空に向けて極低温ブレスを放ち、空中で氷結させることで巨大な氷柱の雨を降らせたり、
あえて弱い勢いで前方の地面に放ち、範囲内の生物の体温を奪って動きを鈍らせるといった搦め手も繰り出す。
攻撃に伴って発生した氷は砕け散ることなく残存し続けるため、
冰龍が戦闘を行なった地には巨大な氷塊や凍て付いた結晶などが痕跡として残される。
特に寒冷地において不自然な形で氷漬けとなった生物が目撃された場合、
それは不運にもイヴェルカーナと遭遇してしまった犠牲者のものと見て間違いない。
基本的に圧倒的な力を有するが故に他者の存在を意に介さない事が多い古龍種としては珍しく、
本種は縄張り意識がそれなりに強い傾向にあり、
外敵を視認するや即戦闘態勢に入るという事こそ滅多にしないものの、
時折、自らの意思で「縄張り誇示」を目的として周囲の生物を氷漬けにする事がある。
- 最大限に能力を解放した場合、絶叫と共に猛烈な冷気を解き放つ。
この状態のイヴェルカーナの周囲は大気が蒼く染まるほどの極低温となり、
領域全体にダイヤモンドダストが舞い散り、中空から巨大な氷柱が次々と発生し始める。
イヴェルカーナ自身の攻撃も更に苛烈なものとなり、更に大規模化した極低温ブレスによって
大地を覆い尽くさんばかりの勢いで超巨大な氷塊を連続発生させ、周辺諸共対象を殲滅する。
澄んだ蒼い空気、吹き荒れる氷結晶、天地から生じる巨大な氷柱と氷塊が織り成す景色は
目を奪われるほどに美しいが、同時に全てを凍て付かせる熾烈な脅威でもある。
ただし、全身に纏っている氷を一定量以上破壊されてしまうと
解放していた能力が初期段階まで衰えて纏った氷がすべて砕け、
イヴェルカーナ自身も大きく仰け反って転倒してしまう。
また、冷気の能力は基本的には徐々に出力を上げていくのだが、
一部の個体は過度のダメージを受けるなど窮地を悟ると、たとえ初期段階からでも一気に最大限まで解放し、
全力の反撃に打って出る習性が確認されている。
- 詳しい生態については謎が多いが、調査の進展により七色に光るクリスタルを身に纏う生態が明らかになった。
このクリスタルは冰龍が甲殻に付着した溶岩を瞬間冷却することで形成される特殊なもので、
マグマが急激に冷却されて非晶質のままガラス状に固化した"火山ガラス"に近い性質を持つ。
極稀に火山地帯で目撃されるのはクリスタルを生成および補強するためであり、
イヴェルカーナが持つ花弁を彷彿とさせる形状に発達した甲殻は、
飛行時の風圧を用いて溶岩を甲殻の先端に集約させるためのものである。
剥離した欠片の成分から、このクリスタルは冷却能力の補助に用いられていることが判明しており、
故に纏う結晶の青味が強いほど強大な冷気を用いる個体である可能性が指摘されている。
- イヴェルカーナから得られる素材は氷晶のような美しさを誇るが、何れも強力な冷気を帯びており、
中でも角は素材として剥ぎ取った後でも周囲を凍て付かせるほどの激しい冷気を発する。
また、爪や尻尾は分厚い氷塊や氷壁を容易に切り崩す鋭さを誇り、前述の冷気も含めて取り扱いには注意が必要。
その素材をベースに生産される防具には、武器に「冰気」と呼ばれるエネルギーを蓄積して攻撃力を強化する、
まさしく冷気を統べる者の片鱗とも言える特殊な性質が備わるという。
この「冰気」はイヴェルカーナの素材が発する冷気から錬成されるものと思われ、
同じくイヴェルカーナの素材をベースとした武器であれば、エネルギーの錬成と蓄積がより効率的に行われるらしい。
概要
- モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHW:I)のメインモンスターを務める大型古龍。
前作にあたるMHWのネルギガンテに引き続き、4種目の古龍種メインモンスターとなる。- MHW:I自体が前例のない販売形式であり、イヴェルカーナは「拡張コンテンツのメインモンスター」という
メインシリーズにおいて異例な立ち位置で登場するモンスターとして作られた。
なお、MHWとは異なり海外版におけるメインモンスターもイヴェルカーナである*1。- 販売形式は異なるものの、実質は過去のナンバリングタイトルにおける「G」の付いたタイトルに相当し、
上位までのタイトルと「G」のタイトルでメインモンスターが違うことは定番であるので
過去作からのハンターにとっても実はそれほど特異なこととは感じられない。
- 販売形式は異なるものの、実質は過去のナンバリングタイトルにおける「G」の付いたタイトルに相当し、
- MHW:I自体が前例のない販売形式であり、イヴェルカーナは「拡張コンテンツのメインモンスター」という
- シリーズを通しても珍しい氷属性を主体とする古龍種。
見慣れない別名の「冰」は、中国語および古い日本語で氷を意味する。
クシャルダオラのそれはあくまで副次的*2、アルバトリオンは数多操る属性の一つであることを考えると、
氷属性だけに特化した古龍種はキリン亜種しか存在しなかったということになる。- 開発陣からはインタビューにて「氷属性の古龍が居なかったので登場させた」という趣旨の話も出ており、
氷属性を操る古龍種の少なさは開発陣の間でも意識されていたようだ。
がっつりメインシリーズに登場しているのにスルーされたキリン亜種は泣いて良い。
- 開発陣からはインタビューにて「氷属性の古龍が居なかったので登場させた」という趣旨の話も出ており、
- クシャルダオラと同様の骨格を有しているようで、その姿はやや鳥を連想させる。
必要に応じて自身の能力を発揮し、氷の鎧のようなものを体に纏いそのシルエットを変貌させる。
パッケージでは氷を纏った姿で描かれるものの、最初に姿が公開されたPVでは氷を纏っていなかった。
これはMH4にてメインモンスターが別のモンスターに変貌する例があったため様々な憶測があったが、
後の情報公開により、どちらもイヴェルカーナのクエスト内で見られる姿である事が判明している。
メインシリーズでは化け鮫ザボアザギルが最も近い性質を持つと言えよう。- 氷を纏うモンスターについては前例が存在しているが、それらは寒冷地の環境に依存する者も多い。
一方、イヴェルカーナについては寒冷地らしからぬ場所で氷を纏う様子がPVで描かれている。
- 氷を纏うモンスターについては前例が存在しているが、それらは寒冷地の環境に依存する者も多い。
- イヴェルカーナの能力に関連するワードとして「過冷却」が挙げられる。
冷凍庫から取り出した水入りボトルに衝撃を加えて、
一瞬で中身が凍りつく現象をテレビ等で目にした事がある者も多いだろう。
噴射する極低温ブレスは口から出た直後こそ液体であるものの、地面に着弾すると急激に固体化する。
この性質を応用することで、まるで魔法のような規格外の攻撃を繰り出すと言及されている。
また、前述した氷の鎧についても鱗の隙間から排出される同様の液体によるものである。- MHW:Iにおいてイヴェルカーナはラージャンと怒り喰らうイビルジョー、
そして悉くを殲ぼすネルギガンテとの縄張り争いが存在し、
この内怒り喰らうイビルジョーと悉くを殲ぼすネルギガンテ相手には、
この過冷却液を武器に攻撃する姿が確認されている。
怒り喰らうイビルジョーについては、古龍の力を抑制する龍属性エネルギーが関わっているために断言が難しいが、
悉くを殲ぼすネルギガンテについては、小型モンスターを瞬時に氷像にさせる過冷却ブレスを至近距離から浴びても、
ただダメージを受けて飛び退く程度であり、更にブレスによって凍り付いた箇所も瞬時に砕けてしまう。
間接的に、規格外の存在である「古龍種の力の片鱗」を感じさせる縄張り争いとなっている。
- MHW:Iにおいてイヴェルカーナはラージャンと怒り喰らうイビルジョー、
- 公開自体はPV第1弾と同時で、名前や氷属性を扱う点などはその段階で提示されていた。
しかし、具体的な攻撃アクションについては殆どPVにはなく、公開は遅れていた。
2019年8月20日にドイツで開幕したゲームズコムにてイヴェルカーナを中心に取り上げたムービーが公開、
またカプコンステージに合わせてPV第4弾も公開されており、そちらでも長く登場している。
さらに、同日より先行体験者の実機プレイ動画投稿が解禁されている。- MHW:I発売直前に行われる第三回ベータテストにて超上級者向けクエストとして登場する。
MHWでもベータテストにてネルギガンテと戦える機会があり、それに倣った形となる。
ネルギガンテ同様、制限時間はわずか15分しかなく、全力で攻め続けなければあっさり時間切れになる。
イヴェルカーナの戦闘能力の高さも相まって、まさに超上級者向けクエストと言って差し支えないだろう。
- MHW:I発売直前に行われる第三回ベータテストにて超上級者向けクエストとして登場する。
MHW:I
- イヴェルカーナはMHW:Iにて追加されるストーリーに深く関わり、幾度も遭遇することとなる。
ストーリー冒頭にて古代樹の森上空に出現したレイギエナの群れと共にその姿が確認され、
新天地「渡りの凍て地」が発見されるきっかけとなった。
- その後、渡りの凍て地にてベリオロスを狩猟した主人公たちの前に出現。
羽搏きで猛烈な吹雪を巻き起こす、コルトスを瞬時に氷像と化すなどその凄絶な力を存分に見せつけ、
圧倒される編纂者たちを意にも介さず新大陸へと飛び去っていく。
これほど強大な冷気を操る古龍が新大陸を訪れれば、
新大陸の豊潤な生態系は勿論、調査拠点アステラにも壊滅的な被害が生じうる。
イヴェルカーナ襲来の可能性を伝えるべく、主人公たちはアステラへ舞い戻ることになる。- その後、新大陸各地で新モンスターや亜種の発見が相次ぐ中で、
挿入ムービーにて凍り付いたアンジャナフが発見されるシーンがある。
凍らせた存在は明確に描写されてはいないが、
登場人物の見解としてはイヴェルカーナの仕業で見解が一致している。
食料調達などに支障をきたし、新大陸を撤退しなければならないほどの物資不足に陥った*3。
新大陸全土の寒冷化によって発生した生態系の異常と併せて、
ただ己の住処から出ただけで自然界に深刻な影響を及ぼす古龍の力の一端を垣間見れる。 - その後、新大陸各地で新モンスターや亜種の発見が相次ぐ中で、
- イヴェルカーナと本格的に相対するのは龍結晶の地。
この時、イヴェルカーナは地で休息している最中であり、
プレイヤーハンターの存在に気づくや否や、目覚めて「とりあえず」応戦する。- とりあえず、と述べたのには理由があり、
実はこの段階でのイヴェルカーナは本気を出しておらず、能力解放を行うことは無い。
ある程度ダメージを与えると戦闘が終了、イヴェルカーナが再び倒れ込むが、
ここでイヴェルカーナはついに自身の能力を解放、周囲に冷気を放つ。
この状態での戦闘継続は危険と判断した受付嬢により撤退を促されるものの、
イヴェルカーナは即座に過冷却液による極低温ブレスで薙ぎ払う。
2人はこれに気付いて回避はしたものの、
能力の解放と共に放たれた冷気と過冷却液が呼応して氷塊が生成、
それに気付いたプレイヤーハンターは受付嬢を庇った結果、頭上に氷塊が落下して気を失ってしまう。
PV第三弾では主人公が倒れ伏している様子は、この場面の事である。- ちなみに「とりあえず」の応戦とは言うものの、相対演出が終わった瞬間相手はすぐ行動する。
この時、プレイヤーハンターはイヴェルカーナの真正面にいるため、
直ぐ様動かないと直線過冷却液ブレスの不意打ちを喰らう餌食になってしまう。
- ちなみに「とりあえず」の応戦とは言うものの、相対演出が終わった瞬間相手はすぐ行動する。
- 氷の古龍であるが、龍結晶の地では溶岩地帯にも問題なく進入する。
後述もするが本種はマグマを冷え固まらせる程の冷気を有しており、マグマに踏み入る事も可能なのだろう。
なおゲーム内ではマグマが固まって地形が変化する等といった事はない。
真っ赤にたぎる溶岩の上を白き氷が舞うコントラストはとても美しく、一見の価値あり。
- とりあえず、と述べたのには理由があり、
- ハンターとの戦闘によるものか、はたまた己の目的を達したからか、
イヴェルカーナは渡りの凍て地へ戻り更に活動を活性化、更には調査拠点であるセリエナを襲撃しようとする。
調査団はセリエナを守るため、大規模な迎撃拠点を構えてイヴェルカーナに立ち向かうことを決定。
迎撃拠点を舞台とした防衛クエストの幕が上がる。
防衛クエストはMH4Gでの錆びたクシャルダオラ迎撃作戦を思わせるイベント形式となっており、
専用フィールドである迎撃拠点に赴き、撃龍杭砲の完成、発射準備が整うまでイヴェルカーナを足止めすることになる。
最初は防御壁の向こう側で防御壁を壊されないように応戦し、
撃龍杭砲が完成したら射出のために防御壁の反対側へと移動。
その後はイヴェルカーナの攻撃を躱しつつ撃龍杭砲起動のための燃料を運搬・装填し、
最終的に発射地点に誘導したイヴェルカーナに撃龍杭砲をぶち当てれば任務達成となる。- この撃龍杭砲は拘束弾でNPCが動きを止めている時に当てる事を前提にしており、
当然外してしまうと調査班リーダーからの「しまった、外したか!」というセリフが挿入され、
準備まで少しの間また時間稼ぎの戦闘を余儀なくされる事になる。
外したからといって別にクエスト失敗になる訳ではないのだが、
特にメリットもないので然るべきタイミングで速やかに命中させるのがベター。- 余談だが、拘束が解除された後にスタン等で動きを止めて撃龍杭砲を打ち込むと
上述のセリフが一瞬表示されてから撃龍杭砲命中のムービーが流れる。
おそらく開発の想定していなかった状況なのだろう。
一応部位破壊も出来るので、ここで素材をちょっとだけ手に入れてしまうのも手。
- 余談だが、拘束が解除された後にスタン等で動きを止めて撃龍杭砲を打ち込むと
- ムービー等での飛行能力を見るにつけ如何にも容易そうに思えるが、
イヴェルカーナが防御壁を飛び越えて撃龍杭砲エリアに侵入することはない。
イヴェルカーナとしては単純に「己の侵攻を阻んだ防御壁の破壊」が第一義であり、
防御壁の向こう側に特段の興味がある訳ではない、ということか。
形としては「主人公や射撃隊、砲撃係らが注意を引きつけている」状態なので、
一先ずはそれらの殲滅を優先しているという事情もあるのだろう。
- ちなみにかなりの運が伴うが、頭部破壊限定かつ非常に低確率ながら
宝玉や天鱗に匹敵するレア素材である冰龍の零玉も排出される。
MRの経験値も安定して高めであるため、救難参加で回してランク上げしつつ狙ってみるのも手である。
但し防御壁を破壊しようと通常以上に暴れているため、頭部を狙うことは難しく、
バリスタや大砲で怯みやダメージを蓄積させる必要もある。
- この撃龍杭砲は拘束弾でNPCが動きを止めている時に当てる事を前提にしており、
- その後、調査班リーダーが傷を負わせたイヴェルカーナを追撃する任を精鋭に託し、
虹色に輝く青い金属の結晶に満ち溢れた、渡りの凍て地の最奥の巣で真正面から相対。
ここで初めて、イヴェルカーナとの真っ向勝負が繰り広げられることになる。- イヴェルカーナが新大陸に訪れた理由は、討伐後のムービーで軽く触れられているが、
イヴェルカーナの体表を覆い、巣の内部にも存在した特殊な金属を生成するためだと思われる。
この金属は編纂者の祖父が持っていた謎の金属としてストーリー序盤から登場し、
「特殊な環境で生成されたもの」という調査結果が出ていたが、
その実態は龍結晶の地のマグマを急速冷却して生成するもので、
イヴェルカーナはこの金属を用いて冷気を制御していた可能性がある事が語られている。
マグマを固めただけの物で…と疑問にも思うが、龍結晶の地といえば莫大なエネルギーに満ちた場所であり、
そこのマグマであるなら普通の火山の溶岩とは違った何かを持っていても不思議ではない。
- イヴェルカーナが新大陸に訪れた理由は、討伐後のムービーで軽く触れられているが、
- "歌"や生態系の変化に関わっていると思しき「大いなる存在」について、
受付嬢はイヴェルカーナのことを指していると推測していた。
だが実際にはイヴェルカーナの活性化も異変の一部に過ぎず、
全ての原因は別にあることがイヴェルカーナ討伐時に判明し、
マスターランク後半のストーリーはこの原因の居場所を突き止めるため、
調査団は歌、地殻変動、モンスターの活性化の調査に奔走することとなる。
- ストーリー上でイヴェルカーナが新大陸を訪れている間は、
探索でイヴェルカーナが出現、及びフリークエストに乱入するようになる*4*5。
乱入はバゼルギウス同様、他の大型モンスターが立ち去るのでわかりやすい。突然の襲撃に対応できないのか、
古龍のクエストではほとんど出現しない小型モンスターが普通にフィールドに居座っている。
ケストドンなどの縄張り意識の強い小型モンスターに至ってはあろうことか、臆する事なく攻撃をしかけたりする。
言うまでもなくイヴェルカーナにとっては蟷螂の斧ほどの効果もなく、
それどころかブレスの余波で氷漬けにされ、痕跡として採取が可能な氷像と化してしまうことが殆ど。
せめてもの供養として採取し調査ポイントとして役立ててあげよう。
- 龍結晶の地に姿を見せるのは上述の通りだが、古代樹の森や陸珊瑚の台地は勿論の事、
大蟻塚の荒地や瘴気の谷にも出現し、導きの地においても全エリアに登場する。
基本的に寒冷地に生息しそこから出てこない事の多い氷属性のモンスターとしては珍しい、
あらゆるフィールドに出現するモンスターである。
戦闘能力
- 氷属性を如何なく発揮した苛烈な攻撃が特徴的な古龍種。
イヴェルカーナの戦闘において重視すべき点は「氷の鎧を纏うことで段階的に強化される」点である。
氷を纏っていない状態では極低温ブレスこそ行うものの氷の能力行使は限定的になるが、
氷を纏うと一転してエリア内におびただしい量の氷柱を出現させ、脅威の度合いが増す。
時間経過によってさらに段階が上がり、大技を使うまで無数の氷柱に悩まされることとなる。
イヴェルカーナの能力行使と氷の鎧は密接に紐づいていると言え、
いかにして氷の鎧を剥がしてイヴェルカーナの能力を妨害するかが大きな焦点となる。- フィールド内を徘徊している状態のイヴェルカーナは氷の鎧を纏っていない。
また、多くの古龍種と同様にハンターを目視しても積極的に攻撃してくることはない。
しかし一撃でも攻撃を加えると咆哮を行いながら即座に氷を纏い、臨戦態勢へと移行する。
このため、実質的には氷纏い状態から始まるものと考えていいだろう。
- 能力段階の強化はクシャルダオラやテオ・テスカトルと同じモーションで行われ、
咆哮と共に冷気を周囲に放出して氷鎧を形成する。
一方、能力の段階を最大段階に移行する際のモーションは固有のモノで、
「クシャルダオラの竜巻と同じモーションで舞い上がり*6、
宙で翼を大きく広げ、咆哮と共に冷気を放出する」という行動を必ず行う。
能力の段階が最大に達すると、
放たれた冷気の影響で周囲の空間が若干青く染まって見えるようになり、
イヴェルカーナの周囲に煌く氷結晶が舞い飛ぶため、
上述の移行動作も含め、慣れれば能力は最大段階か否かをすぐ判別できるようになっている。
- 「段階的に能力が強化される」という点はMHWに登場していた大型古龍たちと共通する。
言い換えると龍封力によって能力段階を引き下げることが可能であり、
龍封力が発動すると能力の段階を1段階強制的に下げ、
極低温ブレス攻撃による、副次的な要素を抑えることが可能になる。
なお龍封力による抑止と、氷鎧の破壊による大ダウンは独立した要素として扱われており、
龍封力による氷鎧の消滅は、能力段階が0段階目に移行した時にのみ起こる。
- フィールド内を徘徊している状態のイヴェルカーナは氷の鎧を纏っていない。
- イヴェルカーナは頭部、前足、後ろ足、翼、尻尾の5箇所に氷の鎧を纏っている。
纏っている部位は肉質が硬化しているが、攻撃を加え続けることで鎧を破壊する事が可能。
また、鎧を3箇所破壊すると残りの鎧が全て吹き飛び、同時にイヴェルカーナを大ダウンさせることができる。
イヴェルカーナの全身の鎧を剥がすことによって後述する冰霧の発生を抑えることが出来る為、積極的に狙っていきたい。
ちなみに、この鎧の破壊にはネルギガンテの棘と同様に破壊王による恩恵を受けることは出来ない。
- イヴェルカーナが行動すると、それに付随してフィールド上に煙のような白い冷気・冰霧が配置される。
この冰霧に対してイヴェルカーナのブレスが当たると、その箇所に氷の壁が形成される。
空中の冰霧は氷塊として地上に降り注ぎ、ハンターに襲い掛かってくる。
地上にできる氷の壁は障害物として残留し、ハンターの移動や攻撃を防ぐ文字通り障壁の役割を担う。
特に射線を塞がれるガンナーにとって厄介な要素となりうる。
- 冷気を操る古龍であるためにわかりやすいが、
攻撃の大半が氷属性であり、被弾すると氷属性やられを発症する。
また極低温ブレスとは異なる、「範囲内に居るハンターを凍りつかせていく」性質を持つ凍結ブレスが存在する。
体に付いた氷を振り払う動作でゆっくりとしか動けなくなり、追撃を甘んじて受けることになるうえ、
イヴェルカーナの攻撃は矢継ぎ早に繰り出されるものが多く、氷属性やられの効果も致命的になりやすい。
総じて、ハンターの自由を奪うことに特化した古龍と言え、
無対策であれば、文字通りの展開で追い詰められていく事になるだろう。
- 尻尾に関して特徴の多いモンスターでもある。
イヴェルカーナの肉弾攻撃は大部分を尻尾に依存しており、近距離では強く意識する必要性がある。
尻尾は切断することも可能であり、切れた尻尾は地面に突き刺さる。
このことからも並々ならぬ鋭さを有することが窺い知れる。- 尾に氷の結晶を纏うことで氷属性を付加する場合もある。
また、尾が切断されていたとしても問題なく氷を纏って攻撃してくるため、
結果的に短縮されたはずのリーチが氷の結晶によって補われるという事態が発生する。
尾を切ったとしても油断は禁物。 - 詳しい原因は不明だが、スタン中に尻尾を切断すると切断と同時に尻尾が消失する事がある。*8
スタン限定なのかは分からないが、尻尾切断を狙う時は気を付けたほうがいいだろう。
- 尾に氷の結晶を纏うことで氷属性を付加する場合もある。
- 弱点として「近距離の相手への対応があまり得意ではない」という点が挙げられる。
イヴェルカーナの主武器は極低温ブレスと、それによって形成される氷の壁に依存しており、
そのブレスの多くが対遠距離を想定しているモノばかりであるからである。
至近距離を攻撃できるブレスも動作が明確だったり、内側から外側の順に氷の壁を形成する事から
「内側の氷壁が壊れたのを確認してから接近すれば当たらない上に隙を狙える」ということも可能である。
そして尻尾突き刺しも細い事が災いして横範囲が狭く、
薙ぎ払い攻撃は1つしか無い上に先端部にしか判定がないため、注意深く対処すれば回避は容易である。
もっとも、イヴェルカーナはそれを承知でとにかく近づかせないように攻撃を仕掛けてくる為、
近距離に接近、維持する事は簡単な話ではないだろう。
そのため、新アクションである「クラッチクロー」による接近も活用して行くと良い。
また、イヴェルカーナは攻撃中に接近されていると、攻撃後に一気に距離を取ってブレスで攻撃してくる事が多い。
攻撃が終わると思ったらすぐに追いかける準備をしないと、手痛い反撃を受ける事になる。
- 肉質面では火属性に極端に弱く、
それも前脚、後脚、胴体といった低い部位ほど通りやすいという非常に珍しい特性を持つ。
そのこともあり、片手剣や双剣と行った属性重視の武器種で火属性にとことん特化すると、
上記の至近距離への攻撃手段が乏しいという特性も相まってあっさりと倒せてしまう。
四肢の氷の鎧もあっさり破壊できてしまうため、あとはブレスの隙をついて頭を狙うだけでダウンも簡単に取れる。
ただし、これらの武器種では尻尾の切断がかなり困難であることには留意したい。
張り付いて戦うのが苦手な武器種の場合、イヴェルカーナの左側への位置取りを意識しておけば
多くの攻撃に対処できる上に薙ぎ払いブレスが攻撃チャンスとなる。
いずれにせよ、真正面に位置取った時の危険性はモンスターの中でも随一なので要注意。- 大半の攻撃が見た目通り氷属性であるため、氷耐性を上げることでもかなり戦いやすくなる。
直前に耐寒の装衣を強化できる依頼クエストが出現するため、これだけでもこなしておくとだいぶ違う。
- 大半の攻撃が見た目通り氷属性であるため、氷耐性を上げることでもかなり戦いやすくなる。
- 攻撃は苛烈だが、気絶値はいずれも20~30とやや低めに設定されており、
連続で攻撃を受けてしまっても気絶状態に陥りにくい。
主な行動
- 以下、イヴェルカーナが繰り出す主な攻撃を抜粋して紹介する。
なお、攻撃名は公式ガイドブックに準拠する。
- (連続/滞空)尻尾突き刺し
- イヴェルカーナの主たる近接技。
細長い尻尾を巧みに扱い、槍のように突き立てて正確にハンターを貫く。
翻るように跳び退きながらハンターを目掛けて尾を突き出す単発タイプ、
尾を丸めてハンターを捕捉しつつ2連続(怒り時は3連続)で至近距離を刺し貫くタイプ、
そして滞空しつつ尾を引き、次の瞬間正面付近に刺突を繰り出すタイプに大別できる。
なお、連続して繰り出すタイプは2回目(怒り時は3回目)の刺突が滞空タイプに派生する場合がある。
優雅な見た目ながら吹っ飛び【中】によってハンターを長時間拘束する威力を持つため、
食らうと起き攻めの的になりやすい危険な攻撃である。
特に跳び退きながら放つタイプは判定の残存時間が長く、
振り終えて勢いを失ったように見える尻尾に触れても吹っ飛ばされるのが厄介。
モーションの直前まで対象が存在した地点を正確に刺し貫くため、
攻略法としてはモーションを見たら即座にその場から離れることが何よりも重要、
特にマルチでは他のハンターに重ならないように回避する必要がある。
素早いモーション故に焦りやすいが、当たり判定そのものは狭いため、
冷静に回避行動をとれば躱すのは難しくない。
また連続刺突の場合、1回毎の刺突に関しては捕捉角度に限界があるため、
イヴェルカーナの頭部近くに回避することで安全にやり過ごせ、攻撃チャンスも生まれる。
- (滞空)尻尾なぎ払い
- 尻尾を突き立てた後、抉るような動作で体ごと尻尾を振り払う。
地上版、空中版の双方が存在しており、空中版の方が遠距離まで届く。
予備動作が非常に短い上に正面付近の近距離~中距離を広くカバーする攻撃範囲を持ち、
更に上述の尻尾突き刺しから派生して繰り出す場合があるなど、近接武器種にとってはかなり厄介な攻撃の一つ。
弱点は超至近距離には一切攻撃判定が存在しないことで、
イヴェルカーナに密着している場合、地面を抉る尻尾に触れているように見えても無傷で躱せる。
近接武器は、予備動作を見た時点でイヴェルカーナの懐に飛び込むように回避するとよい。
逆にガンナーは、尻尾刺突が当たらず、かつイヴェルカーナから離れすぎない距離を維持すると、
尻尾攻撃に当たらずに済み、後述のブレスとそれに付随する氷壁の妨害にも対処しやすくなる。
- 極低温ブレス
- 直線状に放つブレス。左右の範囲こそないものの、直線方向には瞬時に届く。
氷纏い時はブレスに伴って巨大な氷壁が発生し、攻撃範囲が拡大する。
怒り時は方向を修正しつつ2連続で放つようになるが、ターゲットは必ず1度目と同じである。
ブレス本体は一歩横に動くだけで避けられるため、近接でも横から頭を殴るチャンスとなり、
ガンナーでは真正面から頭部に貫通系の弾丸を撃ち込むこともできる。
ただし氷壁が発生した場合はその限りではない(見てから回避は厳しい)ので、
氷纏い時は可能な限り余裕を持って回避しておくという判断も重要。
また、このブレス中に怯ませると怯みをキャンセルしてカウンターブレスを放ってくる。
これに限らずブレス攻撃はガード強化がないと防げないので、
ガード主体で戦う場合はガード強化を発動させておこう。
- なぎ払い極低温ブレス
- イヴェルカーナからみて右前方の地面にブレスを放った後、
左方向へ体を動かしつつブレスを吐いて前方一帯を広く薙ぎ払う。
予備動作が短いうえに高威力であるにもかかわらず、
遠距離にターゲットがいる時は頻繁に用いてくるという特徴があり、
「対イヴェルカーナは近距離が安全」の要因にもなっている。
終わり際は放出量が減って霧状に変化し、当たり判定も消失するので、
特にガンナーはイヴェルカーナから見て左側(向かって右側)に立ち回る事を意識すると対処しやすくなる。
また、このような薙ぎ払うタイプの攻撃の常として、すれ違う形で回避すれば容易にフレーム回避が可能である。
- 吹き上げ極低温ブレス
- 首を上方に向けてブレスを放ち、空中に冷気をまき散らす。
中空の冷気は即座に氷柱となってエリア内に降り注ぐ。
フィールドに存在する全ハンター(オトモ含む)の頭上に確定で2発出現するため、
予備動作を見た時点でその場から離れなければ絶対に被弾する。
逆に言うと、定点攻撃故にただ走っているだけでも避けられるので、
攻撃しやすいポジションに移動しながらついでに回避できればベスト。
- 前方氷柱攻撃
- 氷纏い時に繰り出す主力技の一つ。
地面に向けて極低温ブレスを放出し、一拍遅れて前方に巨大な氷柱を波のように発生させる。
低温ブレスと異なり左右の範囲が広く、軸ずらしでは対応できない攻撃レンジを持つ。
更に前方に次々と巨大氷柱を生じながら攻撃範囲を拡大させていく性質を持つために
攻撃発生時間が長く、範囲も相まって起き攻めを食らいやすい。
ただし攻撃後は短い威嚇を挟むので、上手く回避できれば大きな攻撃チャンスになる攻撃でもある。
イヴェルカーナの頭部から左右にやや離れた位置であれば安全にやり過ごせるが、
欲張って頭部に近付きすぎると巨大氷柱の餌食になるので注意が必要。- 歴戦王個体では氷纏いが2段階目以降になると、氷柱が巨大化し左右の範囲が広くなる。
- 波状氷柱攻撃
- 突如中空に舞い上がって真下に極低温ブレスを放ち、
着弾地点を中心に輪を描くように巨大氷柱の壁を次々と生じさせる大技。
氷柱の壁は範囲と規模を拡大しながら3回に渡って発生し、
最終的な攻撃範囲は狭いエリアの1/3ほどにも及ぶ。
三度生じる氷柱壁にはそれぞれ独立した攻撃判定が存在しており、
ガードしてしまうと行動可能になる前に次の氷柱壁が襲い掛かるため、
一度目をガードすると二度、三度とガードを強要され、
スタミナ次第ではそのまま捲られて大ダメージを受けることになる。
特徴的な唸り声を発しながら舞い上がるのが予備動作なので、
これを見たら即座に武器を納めて全力でイヴェルカーナから離れたい。
もしくは、各壁は同時に発生しないため、内側の壁が消える瞬間に
内側へ移動すれば回避可能である。
ちなみに一度目の壁と二度目の壁の間は僅かに隙間が空いており、
タイミングを図らなくても棒立ちで回避することも可能。
滞空したイヴェルカーナにクラッチクローでしがみつくことでも回避できるが、
僅かでもクラッチが遅れるとしがみつきにいく途中で発生した氷柱壁に接触してしまうため、
ハイリスクハイリターンな回避方法と言える。
- 極大氷柱攻撃
- イヴェルカーナが繰り出す中でも1、2を争うほど危険な攻撃。
優雅に羽ばたいて滞空するや否や、前方中距離に膨大な冷気を一気に放出し、
次の瞬間ハンターの数倍はある超巨大氷塊を現出させる。
突然眼前に氷山が現れたかとすら錯覚しかねないサイズで、
見た目に違わず回転回避では到底躱わしきれないほどの攻撃範囲を誇るのだが、
それでいて予備動作が僅か1秒強かつハンターの位置を正確に捕捉して放ってくるという極悪性能。
威力も申し分なく、直撃すればイヴェルカーナの全攻撃の中でも上位に入るほどのダメージを食らうため、
初見では突然イヴェルカーナが飛び上がったと思ったらキャンプに居たが誇張抜きで起こりうる。
首の皮一枚繋がったとしても巨大氷塊に接触した時点で思いっきりかち上げられる上に
氷属性やられに陥ってしまうため、続けざまに放たれた波状氷柱攻撃などによる起き攻め、
苛烈な追撃から逃げ切れずにトドメを刺される危険性も高い。
これほど危険な技だけあり、攻撃後には当然ながら大きな隙がある…はずもなく、
それどころか即座に着地して次の行動に移ってしまうため、こちらは攻撃すらままならない。
広い攻撃範囲、短い予備動作、痛いダメージ、高い捕捉精度、凶悪な起き攻め性能、
厄介な氷属性やられ、そして攻撃後の隙も皆無と3拍子どころか7拍子揃っており、
イヴェルカーナ戦ではこの攻撃を常に意識して動く必要がある。- 歴戦王個体では最初の1塊に連鎖反応するように側面に1個ずつ
同じ氷塊が形成されるようになり、横範囲がより強化された。
場合によってはこれを連発されることもあり、反撃もままならなくなるので迅速に距離を詰めないと大惨事になる。
特にガード武器の場合、普通にガードしても横向きにガードしても必ず多段ヒットで固められ、
そこから連発で何もできずガード固めで封殺、というパターンもあり得る。
- 歴戦王個体では最初の1塊に連鎖反応するように側面に1個ずつ
- 凍結ブレス
- 首をもたげ、眼前の地面に向けて凍結ブレスを吹き付ける。
ブレスが放たれた地面の周囲は氷のフィールドを形成し、
この中に入ったハンターは体温を奪われ、徐々に凍り付いて行動の自由を制限される。
また、被弾したハンターがいると尻尾を揺らしながら狙いを定めるモーションへと移行し、
まともに動けないハンターをそのまま刺し貫こうとしてくる。
しかもこの技はブレスではなく一種のダメージゾーンによる攻撃という扱いからか、ガード強化があっても防げない。
特殊かつ凶悪な技だが必ず専用の軸合わせを行う*9上に予備動作として少々のチャージタイムが存在するなど、
前兆がかなり分かりやすいために知っていれば見てからの対処はやりやすい。
加えて攻撃判定は前方にそこそこ広いとはいえ尻尾側には届かないため、
近接武器種は後ろに回り込めば絶好の攻撃チャンスとなる。
- 180度氷塊生成
- 歴戦王個体のみが氷纏い段階2で繰り出す攻撃技。PVで見せていた攻撃である。
蹄を返すように後退しながら、前方180度に過冷却ブレスを噴射、
一直線に並ぶ氷塊の壁を広範囲に生成する。
多少の隙間こそあれど、範囲が広く、攻撃手段としても妨害手段としても厄介である。
攻撃を放った後は直立姿勢で威嚇して大きな隙を見せ、
さらに頭部の肉質が軟化し、斬肉質と打撃肉質に至っては100となるので、
くぐり抜けれさえすれば大ダメージを与えるチャンスになる。
激昂したラージャンの雷撃のようにイヴェルカーナの目前から放射状に氷塊が広がる為、
離れていれば隙間を潜る事で簡単に回避可能。
しかし至近距離だと氷塊の間に隙間が無いので、イヴェルカーナの懐に潜り込むかフレーム回避が必要となる。
威力も歴戦王であることを考慮しなくてもかなり高めで、
怒り状態だとEXドラゴンで固めていても9割近く持っていかれる。
また、それぞれの氷塊の攻撃判定は独立しており、
不動の装衣によるハイパーアーマー中にイヴェルカーナの目前に立っていると、
全ての氷塊が直撃してたとえ精霊の加護が発動しようと問答無用で即死する。
1ヒットなら不動の装衣もしくは精霊の加護で減算すれば耐えられるため、
回避が安定しない場合は対策をしておきたいところ。
多数形成される氷壁の内イヴェルカーナの正面3箇所は途中から足場となり、
イヴェルカーナ自身もその場を動かないので頭部へジャンプ攻撃を叩き込むチャンスとなる。
- アブソリュート・ゼロ
- イヴェルカーナ最大最強の攻撃。
氷纏いを自発的に解除する寸前に繰り出す、炎王龍でいうところのスーパーノヴァに相当する切り札的大技である。
大気を揺るがしながら雄叫んだ後、全力の極低温ブレスを解放。
極低温ブレスで周囲を薙ぎ払いながら舞い上がり中空に巨大な氷塊を大量生成、
更にはブレスを眼下に向けて放つことで地面から極大の氷柱壁を次々と生み出し、
虚空から降り注ぐ巨大氷塊と大地から突き立つ大氷柱壁の波状攻撃で周囲に壊滅的な被害をもたらす。
位置次第では攻撃範囲がエリア全体に及ぶこともあり、
攻撃の発生頻度も相まって抜刀状態で真っ向から回避するのは不可能に近い。- この大技には意図的に設定されたと思われる回避方法が存在しており、
予備動作の時点でクラッチクローでイヴェルカーナ本体にしがみつくことで、
武器種を問わずアブソリュート・ゼロの影響から逃れることが可能。
ただしアブソリュート・ゼロを構成する一連の攻撃はかなり長時間に渡ることから、
スタミナが中途半端だとスタミナを使い尽くして墜落してしまい、
そのまま地上で発生している大規模攻撃に巻き込まれ大ダメージを受ける。
特に氷属性やられを発症しているとほぼ確定でこの運命を辿る羽目になるため、
氷属性やられに陥っていた場合は緊急回避で躱し切る方向に切り替えた方がいいだろう。- 大剣やチャージアックスなど、所要時間が長く真下に落ちる傷付け攻撃を持つ場合、
スタミナが無くなるタイミングで傷付けに移行することで、真下の氷柱壁が消えたタイミングで降りる事も可能。
近くに接近しているだけでも最初のブレスは避けれるが、突っ立ってるだけだと当たることがある。
クラッチをしない場合はブレスから逃げるように動き回った方が安全。 - 大剣やチャージアックスなど、所要時間が長く真下に落ちる傷付け攻撃を持つ場合、
- 歴戦王個体では、厄介な事に自身の氷纏いを解除しない。
このため、龍封力か部位破壊で弱めない限り、常にフルスロットル状態のイヴェルカーナとの戦闘を強いられる。
また発動頻度もあがっており、最初の極低温ブレスはそれ単体でも即死級の威力*10を持つうえ、
凍結ブレスと同様の効果を持ち、判定に接触した時点で凍結状態へ移行
→即座に行動不能状態でブレス被弾という経緯を経るガード不能攻撃と化している。*11
ただしこの攻撃の氷柱壁は波状氷柱攻撃の物と同じく隙間が存在し、
内側から外側に向かって時間を掛けて生成される為、
立ち位置によっては凍結を喰らっても波状氷柱攻撃と同じ要領で回避することも不可能ではない。
始動のブレスを喰らっても諦めず足掻いてみよう。
- この大技には意図的に設定されたと思われる回避方法が存在しており、
歴戦王
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 制限時間 | 受注・参加条件 |
---|---|---|---|---|---|---|
MHW:I | イベントM★6 | 討伐クエスト | 龍結晶の地 | 57600z | 30分 | MR100以上 |
- 5期団の若きハンター
- 此度の調査班長を任された者です。定められた調査員の他、頼もし
き仲間を募る許可を得ました。対象は非常に強い力を帯びた冰龍。
我こそはと思う狩人よ、わたくし達と共に冰龍が眠る地へと!
- MHW:Iの最後の追加モンスターとして2020年10月16日に実装された、
Ver.15.01のアップデートにて登場する最後の歴戦王個体。
大型アップデート第5弾のトリを務めている……のだが、本アップデート発表時のデベロッパーズダイアリーfinalでは
大きく取り上げられた黒龍ミラボレアス復活の陰に隠れてしまっている。- 発表があったのはデベロッパーズダイアリーfinalであり、歴戦王イヴェルカーナがピックアップされる
デベロッパーズダイアリーはこれ以上望むことはできず、公式動画等に期待するしかない状態であった。
この点、配信前から強敵として大々的に予告されていた歴戦王ネルギガンテとは正反対である。 - その後、Ver.15.01のアップデート予告動画でミラボレアスと共に大きく取り上げられた。
クエスト名は「六花が静かに眠るなら」。*12
意外にもクエストの場所が渡りの凍て地ではなく龍結晶の地であること、
そしてブレス後に超特大の氷塊を出現させる技や、前方に複数の巨大氷塊を発生させる新モーションが紹介された。
また、EXラヴィーナγシリーズの見た目も公開されたほか、
歴戦王ネルギガンテにもあったリメイクと思われる戦闘曲が動画中に流れていたことにも注目が集まった。
- 発表があったのはデベロッパーズダイアリーfinalであり、歴戦王イヴェルカーナがピックアップされる
- 歴戦王個体ということで体力や攻撃力に強烈な上昇補正が掛かっているのは勿論、
こと歴戦王イヴェルカーナは防御面での強化が凄まじい事になっている。- まず体力についてだが、落石ダメージ等からソロで57600、4人用マルチで138240と推察されている。
なんと歴戦王ネロミェール(体力36000)の1.5倍以上の体力を誇っているうえに
同作品内の禁忌のモンスターである煌黒龍を上回っている。
そして、この体力を制限時間30分で削りきらなければならない。 - 攻撃倍率はミラボレアスを超える18.75倍となっている。
よほど攻撃に当たらない自信があるのでなければ氷耐性を上げるだけでなく、
防御1000以上かつ体力200と精霊の加護Lv3以上を確保して挑みたい。 - 例に漏れず怯み値も高く設定されており、通常の個体と比べ氷の破壊がかなりしづらくなっている。
さらには落石でもダウンせず怯むのみという、超大型古龍以外では初めての特性まで習得している。
また、ハジケ結晶を当てても怯まなくなっている。
その為、怯ませて攻撃を中断させる生存戦略が使えない事に注意したい。
なお乗り状態時のみは通常通り怯むので、乗り状態を早く終わらせたい時は普段通り活用しよう。 - 加えて言えば、今までの歴戦王が登場するクエストの内、
龍結晶の地が舞台であった種に関しては別種の歴戦王が1体乱入していたが、
本クエストでは乱入するモンスターが存在しない。
よって、縄張り争いによるダメージも本クエストでは狙えなくなる事も留意しておきたい。 - ぶっとばし一回で確定で怒り状態に移行するようになっており、
上述した怯み値の上昇や落石への耐性も相まってダウンを狙いにくくなっている。
挑戦者を維持して戦う戦法をする場合は手間が少なく好都合ではあるが。
- まず体力についてだが、落石ダメージ等からソロで57600、4人用マルチで138240と推察されている。
- 防御面にも関連するが、氷纏いの段階に応じて肉質、ブレスのダメージが大きく変化する。
瀕死時には氷を纏っていなくとも一気に最大氷纏いまで移行することにも注意。- 弾肉質と属性肉質は通常個体と比べてかなり硬化し、
最大纏い状態では弾ダメージ40%カット、属性ダメージ60%カットという悪夢のような数字となる。
元々イヴェルカーナは距離の離れたハンターへの多彩な攻撃手段を持つモンスターではあるが、
この弾肉質の悪化により、通常個体と比べた狩猟難度の上昇具合は剣士以上。- ただ、元の属性肉質は相変わらず全体的に軟らかいため、最大氷纏い時のダメージ減算は強烈であるものの、
属性ボウガンであれば、部位を貫通する属性弾の仕様も相まってそこまで困らずに氷纏いを解除できる。
氷纏いを解除しても短時間でまた氷纏い状態になってしまうが、最大纏いに移行するまでの猶予はあるため、
それまでにどれだけ火力を与えられるかが重要になる。
また、スタン耐性は大幅上昇しているものの固定ダメージを与えられる徹甲榴弾をメインにするもあり。 - 一方、モロにこの煽りを受けたのが弓。
最大纏い時では頭に傷を入れてギリギリ弱特が発動する程度、頼みの属性も通らない…と非常に戦い辛い。
氷纏いを解除しようにも、この肉質では頭以外の氷を剥がすのは難しく、
龍封力による氷纏いの段階低下も2回目以降は耐性が大きく上がるため戦法としては非現実的。
- ただ、元の属性肉質は相変わらず全体的に軟らかいため、最大氷纏い時のダメージ減算は強烈であるものの、
- 斬撃肉質と打撃肉質はデフォルトで通常個体と比べ1.2倍となっており、
そこから纏い段階に応じて1.1倍、1倍になる。
このことから、通常個体と比べれば近接武器の方がダメージを与えやすい仕様となっている。 - ブレスダメージは最大纏い状態で脅威の1.7倍まで上昇する。
元々の攻撃力補正と相まって、対策をとっていない状態でブレスを受けると剣士でも瀕死、ガンナーなら即死レベル。
特に使用頻度が上がった薙ぎ払いブレスは、無策だと剣士であっても即死であり、気を抜くことは許されない。
幸いダメージに占める氷属性ダメージの割合が高いため、精霊の加護以外にも氷耐性スキルや
耐寒の装衣を採用することで目に見えてダメージを低減することができる。
抜刀状態での行動なら回避距離UPで距離を詰めつつそのままイヴェルカーナの方へ回避するのが良いだろう。
- 弾肉質と属性肉質は通常個体と比べてかなり硬化し、
- 歴戦王ネロミェールと同様にクラッチクロー対策も完備。
クラッチ中のハンターに反応して攻撃を行う性質があり、
次の行動に移行するタイミングでクラッチされた場合、高確率で突進か噛み付きを選択する。
特に突進と噛み付きにはクラッチ対策と普通に使用する場合共に特殊な処理が入っており、
不動の装衣かランスのカウンタークラッチのハイパーアーマー中、あるいは転身の装衣着用中かつ、
クラッチクローでの張り付き中に多段攻撃判定が追加され、
更に最後の攻撃判定でハンターの受けるリアクションが吹っ飛び【特大】に変化するという仕様になっている。
怒り状態でのクラッチ張り付き多段ヒットは転身の装衣で受けると効果が即切れてしまうが、
ハイパーアーマーで喰らってもダメージ自体は微々たるもの。
しかしどちらの装衣も傷付けの為に使用するのは実質的にほぼ不可能で吹っ飛ばされる為、
生存目的で用いるならどちらかは耐寒の装衣にしておくのがベストかもしれない。
特に不動の装衣は立ち位置によっては氷柱攻撃が多段ヒットすることがあるため、転身の装衣が推奨される。
基本に立ち返り、適切なタイミングでのクラッチクローの利用が求められる。- 転身・不動を着ていない場合、通常は初段で跳ね飛ばされるため吹っ飛び【特大】にならないが、
運悪く突進や噛みつきを開始した直後にクラッチしてしまうと、
最終段のみがヒットして吹っ飛び【特大】を受けるケースもある。 - また、スラッシュアックスの零距離解放突きに関しては、
攻撃に派生した瞬間(武器をモンスターに突き刺すタイミング)からクラッチ判定ではなくなる為、
この状態では転身・不動共に機能するが、突き刺す前に被弾するとクラッチ中の扱いとなるので注意が必要。
ちなみに、剣モードの攻撃派生からの零距離属性開放突きで張り付いた場合は上述の高頻度の反応ルーチンは発生しない。
もちろん、通常個体と同様に通常のルーチンで噛みつき、突進が行われることはあるが。 - 吹っ飛び【特大】から叩きつけやられ状態のハンターへの追撃として、
高確率でなぎ払い極低温ブレスを使用するAIも組み込まれている。
歴戦王イヴェルカーナは纏い段階に応じてブレス関連の攻撃値が大幅に上昇するという性質も持つ為、
転身・不動の装衣を着用した状態でのクラッチは事実上の即死コンボに繋がってしまうので要注意。
ちなみに、普通の吹っ飛びに対しての追撃には高確率で波状氷柱攻撃を選択する。
- 転身・不動を着ていない場合、通常は初段で跳ね飛ばされるため吹っ飛び【特大】にならないが、
- 通常個体と比べて、いくつかのモーション、派生に変化が生じているため注意が必要。
- 完全新技として、180度氷塊生成が追加された。(詳細は主な攻撃を参照)
既存技も、吹き上げ極低温ブレスで落下する氷塊の数が氷纏いが最大の状態であれば4つにまで増加する。
また、波状氷柱攻撃の輪の数が最大氷纏い時には4周に増加し、攻撃範囲が拡大している。
最大氷纏い時の極大氷柱攻撃は初撃に加えて左右に2つずつ連続で発生(合計5つ)し、1つ1つの大きさも巨大化。
前方氷柱攻撃も最大氷纏い時には左右の範囲が拡大しており、最大氷纏い時のモーションの強化が著しい。 - 派生としては、氷纏い時で(突進→)噛みつき→180度氷塊生成(非怒り時は不確定)、
(連続尻尾突き刺し2発目からの派生を除く)滞空尻尾突き刺し→波状氷柱攻撃が一連の動きとなっている。
加えて連続尻尾突き刺し2発目からの派生を除いて、尻尾なぎ払いを行った際、ハンターが近くにいれば
凍結ブレス→吹き上げ極低温ブレス、離れていれば前方氷柱攻撃に確定で移行する。
アブソリュート・ゼロを撃っても氷纏いが解除されなくなっているが、発動後は短い硬直を挟んでから
確定で吹き上げ極低温ブレスに派生する。
前述のクラッチクローへの対策こそあるが、傷つけチャンスである吹き上げ極低温ブレス、凍結ブレスを
高頻度で行うため、動きを把握していれば傷の維持に困ることはないだろう。- 時折エリア中央付近の所定位置まで突進してからなぎ払い極低温ブレスを放つことがある。
中央付近で戦闘していれば問題ないが、直前までの戦闘位置によってはこちらと離れた位置から
即死級のなぎ払いブレスを撃たれるケースがあるため非常に危険。
誰もいない方向に突進した場合はなぎ払いブレスが来ると見込んで行動しよう。
なお、初期エリアでは落石ポイントの真下に移動するため、大ダメージを与える格好のタイミングとなる。
- 時折エリア中央付近の所定位置まで突進してからなぎ払い極低温ブレスを放つことがある。
- 完全新技として、180度氷塊生成が追加された。(詳細は主な攻撃を参照)
- ブレス系のダメージが上昇している事もあり、通常個体よりもブレスを多用する傾向にある。
特に薙ぎ払いブレスに関しては目に見えて使用頻度が増しており、いつでも回避できる様な立ち回りが求められる。- しかし、地上でこそ凄まじい攻撃範囲を誇るが相変わらず上方向への判定は貧弱であるため、
ブレスを跳び越えられる操虫棍に関してはほぼいつも通りの立ち回りでも苦労しない。
そしてブレス系の技は威力こそ脅威的だが攻撃時の隙も大きく、その上通常個体以上にブレスを乱発する
傾向にあるため、その度にこちらも大技である急襲突きを叩き込める。
特に新技の180度氷塊生成は攻撃後に頭を上に持ち上げながら大きな隙を晒すが、
他のどの近接武器よりも打点が高い急襲突きならば、攻撃をあっさり躱しつつ、
威力が高い降下中の2ヒットを頭部に直撃させることが可能。
カウンターブレスに対しては、降下中の突きで怯んだ場合は薙ぎ払い部分で前進するお陰で
軸がズレるかカーナの懐に潜り込むことで当たらず、
薙ぎ払いで怯んだ場合は普通に回避が間に合うので他武器の大技と比べるとそこまで脅威ではない。
それに加え、氷壁などの妨害が酷くても猟虫の自動攻撃で地味にダメージを稼いでくれる為、
ダメージ効率はかなり良い。
他武器で苦労する場合でも操虫棍に持ち替えてみると意外とアッサリ倒せてしまうという事もあり得る。- その場合、使用する猟虫はパワー・スピード型のグランツビートルⅢ・速がおすすめ。
この猟虫は猟虫粉塵が毒。しかもイヴェルカーナは毒への耐性も低く、
適当に自動攻撃させておくだけでも元々の高パワーと毒で良いダメージソースとなってくれる。
また攻撃属性が打撃であるため、頭へ攻撃させればスタンによる拘束も可能。
属性付与によって火属性か龍属性を付与しておくと尚良し。
武器のおすすめはやはり真・黒龍棍。今作の黒龍武器特有の高性能に加え龍封力:大、
そして猟虫の力をフルに発揮する「猟虫強化【気・力】発動」であるため
自動攻撃がより頼もしい存在となる。
- その場合、使用する猟虫はパワー・スピード型のグランツビートルⅢ・速がおすすめ。
- しかし、地上でこそ凄まじい攻撃範囲を誇るが相変わらず上方向への判定は貧弱であるため、
- 上記の通り、近年のモンスターには珍しい程に攻撃の派生、ハンター側の行動に応じた追撃に
確定パターンが見られるモンスターである。
モンスターとの距離に関わらず前後左右上下から矢継ぎ早にブレスや氷塊が襲い掛かってくる強敵であり、
氷纏いが強化されるほど攻撃性が段違いになるが、反面次に来る行動が予測しやすい。
そのため、行動パターンを把握しておくことで、狩猟をかなり有利に進めることができる。
慣れないうちは隙が多い遠距離ブレス、尻尾突き含めたその後の2段階派生の3回攻撃に意識して戦うのが良い。
特に尻尾突き刺しから派生する行動はどれも回避困難であるので、
2発目を放ったのを見たら即離脱やイヴェルカーナの背面へ回避を意識すること。- また、マルチプレイでは他ハンターへの追撃のための派生攻撃で巻き添えを喰らう状況も考えられる。
離れて回復をしていようと、一気に距離を詰めてくる行動や氷柱落としでそのままキャンプ送りも珍しくないので
イヴェルカーナの行動だけではなく、味方が何の攻撃を受けたかという点にも注意を払っておこう。
- また、マルチプレイでは他ハンターへの追撃のための派生攻撃で巻き添えを喰らう状況も考えられる。
- 細かい変化として、未発覚状態でハンターが視野に入ると即座に戦闘態勢に移行するようになっている。
未発覚状態を利用した立ち回りを行うには、
視野外から回り込んでこっそり接近するか、隠れ身の装衣の着用が必要になる。
ぶっ飛ばしについては威嚇モーションが長いお陰で、
正面から接近→イヴェルカーナの右側(向かって左側)に張り付いて二回クロー攻撃→ぶっ飛ばし
という流れで問題なく成功する。
- 体力を瀕死まで削りきるとエリア8北側で寝る習性があり、大樽爆弾で睡眠起爆か、壁ぶっ飛ばしの追撃ダウン狙える。
後者は難易度高めかつイヴェルカーナの首向きに合わせて壁ぶっ飛ばしするので失敗のリスクが高いので注意。
- クエストクリアBGMは寒空に響く凱歌。
アイスボーンのテーマをアレンジした曲であるが、
ムフェト・ジーヴァはMHWorldのクリアBGM、アルバトリオンは『成功!!!』、ミラボレアス は『Triumph!』と、
アップデートを経るにつれて、イマイチ聞く機会に恵まれなかった一曲である。
そんな曲が本歴戦王との戦いを制した時に流れるそれは、
ミラボレアスのTriumph!が「モンハンシリーズの一区切り」であるならば、
本種のこれは「モンスターハンターワールド:アイスボーンの終結」を象徴する様に聞こえるだろう。
戦闘フィールドが龍結晶の地であるのも、体験版およびストーリーで最初に戦闘を行った場所と考えれば示唆的である。- クエスト中のBGMも「THE END OF ICEBORNE/歴戦王イヴェルカーナ」と言う曲に変化しているのだが
よく聞くと「否!栄冠は我に在り」のイントロの一部分が使われている。
通常クエストでは聞くことの無いBGMのアレンジは、
最終決戦に挑むハンター達への励ましという事なのかもしれない。 - なお、歴戦王ネルギガンテはクリア後に総司令からの称賛の言葉が聞けたが
歴戦王イヴェルカーナでは調査班リーダーからの言葉もなく、クエストを通してNPCからもコメントはない。
「六花が静かに眠るなら」の題の通り、ハンターと冰龍だけの静かな対峙ということなのだろう。- 歴戦王ネルギガンテと同じく、作品の最後を飾る最後の歴戦王となったため、
調査班たちからのコメントがないのを寂しいと感じる声もあった。
- 歴戦王ネルギガンテと同じく、作品の最後を飾る最後の歴戦王となったため、
- クエストクリア報酬の中に調査団チケットGが含まれている。
確定報酬ではないが、出やすいので報酬に並びやすく、
アプデで追加された重ね着にかなりの数を要求されていたのでありがたい。
- クエスト中のBGMも「THE END OF ICEBORNE/歴戦王イヴェルカーナ」と言う曲に変化しているのだが
MHR:S
行き迷い目睹せし氷像に身震の因由は慄然であったと知る凍て地の君は ただ冷厳に六花の御簾より出づることなく愚かなる雑輩を 凍獄へと幽する
冷気を統べる者冰龍イヴェルカーナ
- 舞台が新大陸から再び現大陸に戻ったMHRiseでは参戦を逃したイヴェルカーナだが、
2023年2月7日に配信のMHR:SのタイトルアップデートVer.14にて復活、現大陸への進出を果たした。
これまでの追加モンスター(傀異克服古龍を除く)と同じく、MR10から狩猟が解禁される。- なお、発表前からロードマップに掲載されたモンスターを示す「?」の文字が
なぜかサンブレイクのものではなくアイスボーンの仕様だったこと、
背景のシルエットらしきものが本種の頭部に似ていることなどから、
ある程度復活を予測する声は多かった。
- サンブレイクのVer.13までのタイトルアップデートでは、
追加モンスターがいずれもVer.10時点で存在するモンスターの亜種や希少種、特殊個体や傀異克服古龍に限られていた。
原型となる個体すら居なかったモンスターが参戦するのはサンブレイクでは初。
また、MHW(:I)産の古龍種モンスターとしては初参戦となる。
- 今までのG級相当作品におけるメインモンスターは次回登場時に下位や上位の個体が追加されていたが、
本種は初めてMR個体のみが再登場するケースとなった。
- なお、発表前からロードマップに掲載されたモンスターを示す「?」の文字が
- 2月2日に公開されたアップデート紹介映像ではガブラス達を、
更に同日配信のスペシャルプログラムではドスバギィを鳴き声も上げぬ氷像に変える様子が描かれた。- スペシャルプログラムの進行を務めたバハリは、数多の研究者達がその姿を追ってきたイヴェルカーナに
生きているうちにお目にかかる事を大層喜んでいる。
…が、その興奮のあまり、一瞬で氷漬けになるドスバギィを見て「俺も一度凍結してほしい~!」とトンデモ発言をかました。
バハリ「そんな風に思うのは…俺だけ?」 ……でしょうね。
- スペシャルプログラムの進行を務めたバハリは、数多の研究者達がその姿を追ってきたイヴェルカーナに
- 登場ムービーではドスバギィ一派が何かを発見するところから始まる。
それは氷漬けにされているアケノシルムとガブラスであった。
ドスバギィが明らかな異常を感じるのも束の間、背後で冷気を感じて振り返ると先ほどまで共に居たバギィが氷漬けになっている。
周囲が瞬く間に吹雪き出す中、狼狽えるドスバギィが背後に気配を感じて振り返ると、
そこには冷気の主たるイヴェルカーナの姿があった。
威嚇のため口を開いたドスバギィだが声を出す間もなく氷漬けにされ、
地上に降り立ったイヴェルカーナは自身が作った6体の氷像の前で雄叫びをあげてムービーが終了する。- イヴェルカーナはこの瞬間だけでも、大型モンスター含む計6体のモンスターを文字通り完封しており、
かつては新大陸を寒冷化させ、調査団を撤退寸前まで追い込んだ冰龍の力は現大陸でも健在のようだ。- 幅広い地域に生息するアケノシルムやガブラスだけでなく、
中型モンスターとはいえ寒冷地を中心に活動し、冷気にはめっぽう強いはずのドスバギィすらも
有無を言わさず氷漬けにしており、イヴェルカーナの次元違いの能力、
及び格下相手だろうが容赦なく氷像へと変えてしまう冷酷さが改めてプレイヤーに示された形となった。
- 幅広い地域に生息するアケノシルムやガブラスだけでなく、
- イヴェルカーナはこの瞬間だけでも、大型モンスター含む計6体のモンスターを文字通り完封しており、
- モチーフとなる西洋妖怪は、実写映画にもなったファンタジー小説『ナルニア国物語』の敵役である『白い魔女』だろうか。
ナルニア国を凍てつく冬にし、自身に歯向かう者などを容赦なく石化させる冷酷な女王であるが、
そういった特徴がモンスターもろとも周囲を凍てつかせる冰龍と極めて合致している。- ナルニア国物語に限らず、氷の女王やそれに類する存在は様々なファンタジー作品に登場するため、
特定の1つと言うよりかはそれら全体のイメージがモチーフになっているとも考えられる。
- ナルニア国物語に限らず、氷の女王やそれに類する存在は様々なファンタジー作品に登場するため、
- MHW:Iで氷属性のモンスターとしては珍しくあらゆるフィールドに出現していたこと*13を踏まえてか、
現大陸における本作でもハンターノート上での生息地表記が全フィールドになっている。
緊急クエストおよび単体討伐クエストにおけるフィールドは寒冷群島で固定だが、
探索やイベントクエストでは他フィールドにおいても出現する。- なお、今作ではイヴェルカーナと同じく氷を全身に纏うモンスターとしてルナガロンが新たに登場しているが、
このルナガロンも自身の体温調節機能を駆使する事で、
寒冷地のみならず大社跡や密林などの温暖な地域への進出も可能としている。
もしかすると、イヴェルカーナも自身の体温調節機能を用いて様々な地域に適応しているのかもしれない。 - もう一つの可能性として、溶岩地帯でさえ降雪を発生させる本種の規格外の能力を鑑みるに、
たとえ温暖な地域であろうと一時的に「寒冷地」へと変化させているとも考えられる。
実際MHW:Iのストーリーにおいても、ただ現れただけで急激な寒冷化を引き起こしていた。
いずれにせよ、本種が上述のルナガロン以上に広範囲で活動できるのいうのは間違いないだろう。
- なお、今作ではイヴェルカーナと同じく氷を全身に纏うモンスターとしてルナガロンが新たに登場しているが、
- 生態行動はMHW:Iのものとほぼ同じだが、小型モンスターに関する仕様の変化のため、
未発見状態では何もしないものの戦闘状態に入ると即座にブレスで小型モンスターを凍らせる行動に入る。
今作では痕跡システムもない上、剥ぎ取る事も出来ないため、無惨にも凍らされた小型モンスターの死体が残るのみとなる。- 未発覚状態で座って休憩するモーションが新規にもう一つ追加されている。
従来のものとは異なり、上体を地面から上げて翼をはためかせるものとなっており、とても可愛いと評判。
後述のガルク重ね着のこともあり、犬のお座りっぽいと言われる事も。
- 未発覚状態で座って休憩するモーションが新規にもう一つ追加されている。
- BGMはお馴染み『壮麗纏いし銀盤の貴人』が流れる。
MHRiseにて直近の作品に登場したバゼルギウスの専用曲がアレンジされていたこともあり、
本曲のアレンジも期待されていたのだが、原曲のまま採用されるという待遇となった。
なお、フィールドの汎用曲を含めて戦闘BGMに過去作の原曲が流用されているのは、本作ではこの曲が初である。*14
さらに本種の単体討伐クエストでは、カムラの里、エルガドどちらから出発しても、
クエストクリアBGMにMHW:I時代の「寒空に響く凱歌」が流れるという特別待遇を受けている。
- 本作ではオトモガルク用の装備が新たに用意されている他、
なんとガルクの見た目をイヴェルカーナそっくりにする重ね着装備「なりきり冰龍シリーズ」も実装された。- MHST2では、イヴェルカーナをオトモンとして連れ歩く事が出来たが、
ついにモンスターハンター本編でもライドオン!ができるようになった。 - この装備は先駆けて行われたCAPCOM公式サイトにて先行プレゼントのキャンペーンにて入手可能。
期間限定であった為、公式サイトでの配信は既に終了してしまっているが……
ありがたい事に2023年3月30日以降はサンブレイクのDLCにて「無料」で一般配信されている。 - 防具の見た目はイヴェルカーナそのもの。ガルクに着せるというよりそのものがいる。
MHST2とのコラボ防具やオトモのコラボ重ね着がこれほど似合う機会もそうないだろう。
- MHST2では、イヴェルカーナをオトモンとして連れ歩く事が出来たが、
- Ver.15アップデートでも傀異克服個体は登場せず、イヴェルカーナの傀異克服個体は最後まで登場することはなかった。
また本種は傀異クエストにも(サブターゲット・野良として)一切出現しなかったが、
これは不具合であり、Ver.15にて修正されている。
そして案の定、乱獲されている。
縄張り争い
- MHW:Iにて存在したドス古龍らとの縄張り争いは今作にも健在なのだが、細部で異なっており、
ドス古龍の通常個体との縄張り争いでは、縄張り争い決着寸前にランダムでイヴェルカーナがブレスで相手を追撃*15し、
操竜待機状態に移行させる仕様が加わっている。
なおドス古龍側がブレスで追撃する演出はなく、イヴェルカーナ側が操竜待機状態となる場合は、
取っ組み合い直後にイヴェルカーナが墜落して操竜待機状態に移行する流れ*16となる。- 一方で傀異克服個体が相手の場合、逆にイヴェルカーナ側が確定で傀異克服個体のブレスに追撃*17されて
操竜待機状態となる仕様となっており、間接的に傀異克服個体の強大さを示すものとなっている。
- 一方で傀異克服個体が相手の場合、逆にイヴェルカーナ側が確定で傀異克服個体のブレスに追撃*17されて
- ラージャンとの縄張り争いも健在。
細かな差違としては途中からではなく開幕からラージャンが闘気化する流れとなっており、操竜待機となるモンスターはランダム。
そして、新たにその特殊個体との争いも追加されている。
こちらの場合はイヴェルカーナが確定で操竜待機状態となる。
- 他にも、ライズの看板モンスターであるマガイマガド及びその特殊個体との縄張り争いも追加された。
内容はドス古龍らとは違った新規モーションになっている。
まずお互いに向かい合うと、イヴェルカーナは飛翔して氷纏い、マガイマガドは鬼火臨界状態に移行する。
マガイマガドが先手で突撃すると、イヴェルカーナは横に躱して尻尾の2連突きで反撃し、
一撃目は避けられるものの、二撃目が胴を掠めてマガイマガドにダメージを与える。
だがマガイマガドは怯まずにステップし、お返しとばかりにイヴェルカーナの尻尾に噛みついて振り回す。
それでも空中でバランスを崩さなかったイヴェルカーナは、マガイマガドの追撃の飛び掛かりを回避し、滞空を維持。
マガイマガドのパワーとスピードを警戒したか、
咄嗟にマガイマガドの前足を凍結ブレスによって凍結させ、止めのブレスをチャージする。
これでイヴェルカーナの勝利かと思ったのも束の間、
前脚の力で強引に凍結を解きつつ、同時に鬼火爆破によってイヴェルカーナにダメージを与えて終了する。
操竜待機状態になる対象はランダム。- なお、怨嗟響めくマガイマガドの場合は二極鬼火状態へ移行し、爆発エフェクトも全て同個体に準じたものになる。
また、こちらの場合イヴェルカーナが確定で操竜待機状態になる。 - 当初は凍結ブレスに極低温ブレス同様のダメージ判定が存在したが、Ver.15で修正された。
氷やられも削除されており、氷塊落としが命中しなかった場合は氷やられにならなくなった。
- なお、怨嗟響めくマガイマガドの場合は二極鬼火状態へ移行し、爆発エフェクトも全て同個体に準じたものになる。
- さらに、マスターランク作品のパッケージモンスター同士であるメル・ゼナとも激突。
イヴェルカーナが氷纏いで臨戦状態へ移行する間に、メル・ゼナがスクリューアタックで先手を奪ってくるが、
イヴェルカーナは自身も回転してこれをいなす。
そのまま空中戦に移行し、イヴェルカーナが突き立てた尾の刃を躱したメル・ゼナはお返しとばかりに自身の尾で攻め立てる。
接近戦は不利と考えたか、或いはキュリアの危険性を感じ取ったか、イヴェルカーナは距離をとってブレスを放ち牽制。
同時に空中に氷塊を生成して接近を拒否しにかかる。しかし事前にキュリアを纏っていたメル・ゼナは構わず突貫。
イヴェルカーナもそれに応えるように突撃し、氷塊とキュリアを相殺させながら熾烈な空中格闘戦を繰り広げる。
最後は龍属性ブレスと極低温ブレスが至近距離で激突、ブレスが大爆発を起こし両者痛み分けのまま着地する。- 目にも留まらぬスピードの空中戦を演じながら、冷気とキュリアという双方の武器を惜しみなく繰り出しており、
ただぶつかり合うだけではない、互いの知能とプライドの高さを感じさせる見応えある内容となっている。
- 目にも留まらぬスピードの空中戦を演じながら、冷気とキュリアという双方の武器を惜しみなく繰り出しており、
- 原初を刻むメル・ゼナとの縄張り争いは特殊で、新規のモーションとなっている。
通常種の縄張り争いとの差異としてイヴェルカーナは氷纏いを行わず戦闘に突入し、
まず原初を刻むメル・ゼナが翼による先制攻撃を仕掛けるが、イヴェルカーナの尾に弾き返される。
イヴェルカーナはその勢いのまま舞い上がりながらメル・ゼナに極低温ブレスを繰り出すも、
対するメル・ゼナは翼を盾にブレスを防御しつつ距離を詰め、翼を振り抜いて一撃。
続いて追撃の尻尾攻撃の構えに入るメル・ゼナだが、
今度はイヴェルカーナが尾槍によるカウンターの刺突でメル・ゼナを怯ませて背後に回り込み、極低温ブレスを放つ。
だが初撃を飛翔して回避したメル・ゼナは再び翼を盾代わりにしてブレスを強引に凌ぎながら肉薄、
翼の一撃で打ち上げ、空中で体勢を立て直そうとしたイヴェルカーナに矛尾の振り下ろしで追撃を見舞って地面に叩きつける。- 驚くべきことにダメージが入るのはイヴェルカーナ側のみであり、
縄張り争いの結果としてはイヴェルカーナの敗北という形になっている*18。
- 驚くべきことにダメージが入るのはイヴェルカーナ側のみであり、
戦闘能力
- 戦闘面はMHW:I時代とほぼ変わっていないが、攻撃判定は微妙に変化しており、
特に氷塊が出現するタイプの攻撃はやや発生が遅く、持続時間が長くなった他、
出現する場所も微妙に変化している。
前作で慣れたハンターほどカウンターや回避の入力が早すぎて被弾しやすいため注意されたし。- ブレスが当たると氷の壁が生成される白い霧(冰霧)もあるが、
MHW:I時代よりも小さくなっているため、見落とさないように気をつけよう。
- 龍封力が存在しない関係か、
どんな時でも0から順に能力解放を行っていたMHW:Iと異なり、
MHR:Sではある程度追い詰められると、
たとえ能力未解放状態であっても一気に最大段階まで能力を解放してくるようになる。
また、新たに歴戦王モーションも使用してくるようになり、
飛び上がってから扇状に氷塊を生成するブレスも勿論用いてくる他、
地面にブレスを吐きつけて氷塊を生成する攻撃は範囲が歴戦王相当になっているものもある。
- ブレスが当たると氷の壁が生成される白い霧(冰霧)もあるが、
- サンブレイクからの新技もいくつか習得している。
- まず、飛びかかってから回転して尻尾で薙ぎ払う攻撃。
飛びかかりのモーションが素早く、薙ぎ払いの範囲も広いため思わぬところで被弾しがち。
すぐに後続の攻撃に繋げてくるため、避けても油断はしないようにしよう。
- また、新たなブレス系の技として飛び上がって前方を薙ぎ払うようにブレスを放ち、
翼を広げて威嚇するというモーションを獲得。
薙ぎ払いは範囲がかなり狭く、後隙も長いことからハンターに有利な技と言えよう。
- 更に、大技であったアブソリュート・ゼロに並ぶ新たな必殺技も習得。
大きく溜めた後に飛び上がって咆哮を放った後、周囲にブレスを吐き散らしてランダムに地面から多数の氷塊を生成。
最後にブレスをハンター目掛けて発射し、ド派手な特大爆発と共に華麗に威嚇するというモーションになっている。
ブレス発射から爆発まで短く、範囲も広いため非常に脅威的な技になっており、
序盤の氷塊も当たり判定がオブジェクトより大きいため、見た目通りだと思って被弾しやすい。
起き上がりに特大爆発を重ねられて即死しないよう気をつけよう。- アブソリュート・ゼロは放つと氷纏い状態が解除されるが、
こちらの攻撃は撃っても氷纏い状態が維持されたままとなる。
弱体化は望めない他、その気になればかなりの頻度で撃ってくるため気をつけられたし。
- アブソリュート・ゼロは放つと氷纏い状態が解除されるが、
- まず、飛びかかってから回転して尻尾で薙ぎ払う攻撃。
- 総じて、一部モーションを除けばMHW:Iからそっくり抜け出してきたような行動パターンのため、
攻撃の死角が多めの前足付近に潜り込むと戦いやすいという前作同様の攻略法が通じる。
気をつける事柄は増えたたものの、後隙はそのまま残っているため、
サンブレイクの中でもトップクラスにターン制がはっきりしていると言えよう。
頭怯みハメができなくなっているとはいえ、攻撃する機会は見つけやすい部類か。
相変わらず前足付近の属性耐性が柔らかいため、いかに死角である足元に張り付けるかという
前作同様の駆け引きが楽しめるモンスターに仕上がっている。- 纏った氷の鎧を3箇所壊すと全ての鎧が砕けて強化状態が解除され、同時に大ダウンする特徴も健在。
火属性が非常に有効なのも健在で、火属性の肉質は一番通らない頭部でも20、それ以外の部位は全て25以上。
そのため弱点特効【属性】が百竜スキル版でも頭部以外の全部位、通常スキル版なら全部位に発動する。
今作では属性武器の性能が高く、寒冷群島に飛来して早々ハンター達自慢の火属性特化装備で燃やされているのだとか…。
- 纏った氷の鎧を3箇所壊すと全ての鎧が砕けて強化状態が解除され、同時に大ダウンする特徴も健在。
操竜
- 操竜は全体的には優秀な部類。
特にブレス系が強力で、氷やられも付与できるので優位な状態に持ち込みやすい。
ただ出が遅い攻撃が多く、真っ向からの殴り合いは不得手。
距離を取ってからブレスで攻めるのがセオリーだろう。
- 特殊な仕様として冰霧の設置がある。
ブレス以外の攻撃を行うと規定の数が生成され、
ブレスを当てることで氷柱に変化して追加ダメージを与えられる。- 弱攻撃1(X / ↑+X)はドス古龍お馴染みの突進。
出がやや遅い事を除きシンプルな攻撃。
弱攻撃2が優秀なのであまり使うことはないか。
冰霧設置対象で、コマンド入力した地点に1つ生成する。
- 弱攻撃2(↓+X)で直線氷ブレス。
使いやすい攻撃。なかなかの威力に加え、射程が長く出も早い。
勿論氷やられも打ち込める。
ここから強攻撃2に繋げるのがベスト。
- 強攻撃1(A / ↑+A)は新技の踏み込み→尻尾回転攻撃。
威力、リーチは強力だが攻撃判定の発生はかなり遅い。
その為、回避を挟んでのコンボには不向き。
冰霧設置対象で、踏み込み開始地点と回転攻撃の軸で2つ生成する。
- 強攻撃2(↓+A)は滞空状態からのブレス→氷塊生成。
威力、射程に優れる高火力技。氷やられあり。
出は少し遅いが範囲は広めなので当てやすい。
基本はこれが主力だろう。
氷霧纏い状態で乗った場合は氷塊が左右方向に追加発生する。- 回避を挟むと滞空状態を維持でき、その状態でAのみを押すと尻尾刺突、
レバー入力+Aで旋回ブレスに派生する。
刺突は刺さった地点に冰霧を生成し、冰霧設置技でもっとも仕掛けやすいので、
翔蟲が残っているなら当てておきたい攻撃。
ただリーチはそれほど長くないので、相手の逆方向に回避すると外れやすい。
旋回ブレスは右側面のみをカバーする上にリーチも短いが、
上手く位置取れば2連続ブレスでダメージを稼げる。
- 回避を挟むと滞空状態を維持でき、その状態でAのみを押すと尻尾刺突、
- 操竜大技は氷柱ブレス→咆哮(ダウン効果)→冷気大爆発ブレス。
ダメージは古龍の大技らしくかなり強力。
反面攻撃すべてがブレスなので、モンスターとの距離が空きやすい。- ちなみに滞空状態で発動すると滑空突進から繋げる。
単発技で威力も並みなので、大技はできれば地上から発動したい。
- ちなみに滞空状態で発動すると滑空突進から繋げる。
- 弱攻撃1(X / ↑+X)はドス古龍お馴染みの突進。
MHST2
- MHST2の公式Twitterにて
6月18日にWebで先行公開されたTVCM『モンハンの世界篇』にて何の前触れもなく登場。
しかも映像を見る限りオトモンにも出来るようで、本映像を見たライダー達は騒然となった。
また、本作はMHXXやMHWからのモンスターも多数登場するとは言われていたが、
MHW:Iのモンスターについてはよくわからない状態だった。
本種の登場により、正式にMHW:Iからの登場もあり得るということが発覚したのである。
- ストーリークリア後の進行で2か所、確定で出会う箇所がある。
一つはED後に訪れることができる竜の拠り地、その第5層のボスとして登場する。
まずはイヴェルカーナの情報を集めるところから始まるのだが、情報を一切集めずに挑むことも可能。
また、行動パターンが特殊で、特定の攻撃から後の攻撃タイプを予測できるようになっている。
この行動パターンは事前に5階層の各地にある特殊なアイテムを集めることで予習できる。
このアイテムは気合で覚えたり写真を撮る必要はなく、戦闘中にアイテムから確認することができる。- 極めて高い攻撃力を持っており、真っ向勝負に勝っても余裕でオーバーキルされるダメージを叩き出される。
真っ向勝負にならなかったり勝てなかった場合は800を超えるダメージという冗談みたいな威力になる。
つまりダブルアクションか絆技で攻撃を止め続けなければならない。
防御力も凄まじく、適切な攻撃系統で攻撃しないと1や2くらいしか攻撃が通らない。
勿論絆技も例外ではなく、あんなにド派手な演出で突撃したり爆撃しているにもかかわらず
ダメージはたったの1桁しか通らないという珍妙な事態になる。 - 氷霧纏いをされる前に倒すなら話は別だが、共闘パートナーにリヴェルトを絶対に連れて行ってはいけない。
何故なら氷霧纏いをしてきたあとに、全体攻撃と単体攻撃を繰り返すようになるのだが、
同時にオトモンの攻撃以外は共闘パートナーの攻撃も含めてダメージが通らなくなる。
この際にリヴェルトを共闘パートナーに選んでいた場合、攻撃が通らないので
AIが攻撃をしても無駄と判断するためかプロテクトと同じ効果を持つ挑発を繰り返すようになる。
そして前述の通りイヴェルカーナはまともに攻撃をくらえばワンパンされるほど攻撃力が高いので、
すくみやダブルアクションで全体攻撃を防げずにワンパンされて敗北という悲劇が起きる。
この際にガードをすれば自分は助かるが、オトモンはほぼなすすべなくワンパンされる。
ババコンガ亜種を連れてきたりオトモンにガード遺伝子【中】を伝承させればパーフェクトガードで防げるが。 - 何よりの特徴が、戦闘BGMがMHW:Iの原曲となっている。
ストーリーズシリーズの方でメインシリーズの楽曲の原曲が登場するのはこれが初。 - ちなみに、この階層で単独で大ボスとして登場するためなのか、
竜の拠り地9階の古龍・古龍級モンスターの集う場所ではイヴェルカーナのみ登場しない。
このため、素材が欲しい場合は後述する共闘クエストを利用するしかない。
- 極めて高い攻撃力を持っており、真っ向勝負に勝っても余裕でオーバーキルされるダメージを叩き出される。
- 2つ目はサブクエストの古龍に関する依頼を進めることで出会えるルート。
ボス用の設定がない通常個体で、行動パターンが特殊だったり異様なダメージを叩き出したりという事はない。- 通常はスピード攻撃を行う。しばらくすると「氷まとい」で氷の鎧を纏い、テクニック攻撃型になる。
その後はすくみなしの単体攻撃「アイシクルテイル」を使用して対空状態となり、パワー攻撃を使う。
この時のみ翼が攻撃可能になるので、部位破壊すると2ターンのダウンが奪える。 - また、多くの攻撃技には寒さサボリを付与する追加効果がある。
これは寒冷地でホットミストを使っていない時にかかる状態異常と同じもので、
高確率で寒さで行動不能になってしまう。早急にホットミストを使い直して解除するか、
あらかじめ護石や遺伝子で耐寒スキルを発動しておこう。 - 体力が減ると「氷まとい」ではなく「氷霧まとい」を使用するが、攻撃タイプは変わらずテクニック型。
さらに時間がかかると「オーバーフリーザー」を使う。その後は攻撃可能な部位が氷結鱗だけになり、
これを破壊できなければ「アイスディザスター」を2度使われた後、「アブソリュートゼロ」を撃たれる。- 上記3つの技は全てタイプが無いのでダブルアクションでの阻止は不可能。
なので、早急に氷結鱗を破壊したいところ。しかし耐久値がべらぼうに高いため、
敵の猛攻をかいくぐりながら破壊するのは至難の技…というより殆ど不可能に近い。
氷結鱗を破壊できない時はせめて最後の大技だけでも凌ぎたいところ。
幸いにも、氷耐性さえ確保し、回復を怠らなければ(レベルにもよるが)大技を受けても意外に耐えられる。
- 上記3つの技は全てタイプが無いのでダブルアクションでの阻止は不可能。
- 拠り地のボス個体は完全にパターンを把握すればノーダメージかつ運要素無しでの勝利が可能だが、
こちらの通常個体のパターンには1ターンだけ2回攻撃するというものが紛れ込んでおり、
そこでダメージおよび寒さサボりを受けてしまうことが負け筋となっている。
そのため、ボス個体と通常個体のどちらを強いと感じるかは人によって変わることだろう。- 無論寒さサボりはスキルで対策できるが、通常個体と戦うのは殆どの場合共闘クエストなので、
今度は味方AIという最大の不安要素が入ることになる…。
- 無論寒さサボりはスキルで対策できるが、通常個体と戦うのは殆どの場合共闘クエストなので、
- ちなみに、こちらは残念ながら汎用BGMとなっている。
- 通常はスピード攻撃を行う。しばらくすると「氷まとい」で氷の鎧を纏い、テクニック攻撃型になる。
- サブクエストは一度しか受注できない(リリア曰く、「古龍にこれ以上単独で挑むのは危険すぎる」とのこと)が、
このクエストをクリアするとイヴェルカーナの共闘討伐クエストが受注できるようになる。
2人で挑むことが前提となっているため、ソロ用と比べるとかなりタフになっているものの、
CPU操作のキャラに火属性片手剣を装備したライダーや、オトモンにリオスの亜種がいるため、
これらが引ければ、実をいうとそこまで苦労せずに倒すことができたりする。
モノブロス亜種を連れたCPUを引いた?頑張れ
恐らく、単独で手軽に狩猟できる機会が極端に少ないことから、その救済なのだろう。
イヴェルカーナの武器は氷属性武器の中ではトップクラス…どころか最強クラスの性能を誇るものばかりであり、
一度作れば長く使っていける物ばかりなので、この措置はありがたいと言える*19。- アップデート第4弾からは、現在連れている共闘パートナーが同行してくれるようになったので、
CPUガチャをやりたくないのであれば、本編のパートナーを利用するのも手。
弱点をつける火属性のリオレイアを連れているシュヴァルをパートナーにしておこう。
ちなみにケイナもクリア後はディノバルド素材の火属性武器を担いでくるが、
彼女自身はともかくドスランポスのアフマルが氷弱点なのが辛いところか。
- アップデート第4弾からは、現在連れている共闘パートナーが同行してくれるようになったので、
オトモン
- 超レアな巣のタマゴから入手可能。
共闘クエストでは雪山の他に火山地帯の巣でタマゴが拾える。
イヴェルカーナの生態設定であるマグマの関係性を彷彿とさせる仕様である。
テクニック傾向のオトモンで、ライドアクションは飛行。
- ステータスは素早さがやや低めな点以外は全体的に高水準。
希少なテクニック傾向ということもあり、通信プレイなどでも人気の高いオトモンである。
ちなみに氷属性・テクニックのオトモンはクシャを除くとザボアザギルしかいない。本当に貴重なのだ。
なお、弱点である火属性以外にも無属性を扱うのが得意ではないと言う変わった特徴を持つ。
- ちなみに伝承の儀でザボアザギル、ボルボロス亜種、氷属性ガルクやガムートの持つ
氷まとい遺伝子を渡して戦闘で使用するとしっかり見た目が氷を纏った見た目になる。
逆にいえばそうでもしないと氷を纏った見た目にならないため、
ほとんどをMHW:Iでは見る機会が少なかった氷を纏っていない姿で戦うことになる。
- アクティブスキルは連撃遺伝子【大】の「アイシクル」、
氷ブレス遺伝子【特大】の「ダイアモンドウェーブ」、そして凍結遺伝子【大】の「ブリザードブレス」を持つ。
いずれも極めて優秀な技なのだが、すくみが無い技と
絆ゲージの消費がデタラメに多い全体攻撃ばっかり覚えると言う特徴を持つ。
このままでは行動そのものがイヴェルカーナのご機嫌頼りになってしまう上、
ダブルアクションが狙えない為、高水準なスペックに反してひたすらHPを消耗しまくってしまう。
「魂の絆」「指示減少」や軽めのアクティブスキルを搭載してとにかく動きやすくなるようにしてやりたい。
若しくは、あえてこれらの大技を切り捨てるという選択肢もあり。
後述するように氷技のバリエーション自体は多く、他のモンスターから遺伝させれば戦闘にさして支障はないからである。- アイシクルは全体に複数回ランダムで氷属性大ダメージを与え、中確率でスキル封じ状態を付与する。
ランダムとはいえ全体攻撃ができ、その中でもスキル封じにする確率が最も高い極めて優秀な技である。 - ダイアモンドウェーブはテクニックタイプの全体氷属性攻撃大ダメージで、
更に自身の防御力を3ターン中アップさせる。 - そしてブリザードブレスはテクニックタイプの全体氷属性攻撃大ダメージで、
確定スタン+3ターン防御デバフという凄まじい追加効果を持つ。
むろん前述の絆ドカ食いである点は直撃しており、絆消費は50。
更にイヴェルカーナ自身がそこまで素早くない為、スタンはほぼほぼおまけである。
真っ向勝負で負けない限りは強烈な効果を押し付けられる上に、気分次第では連発もしてくれるのだが
何分テクニック重視モンスターのテクニック技なので…。
一応「指示減少【特】」を最大まで重ねれば絆消費はライド直後に撃てるギリギリの40まで抑えられる。
ライドまで持っていく事自体が大変とか言ってはいけない
- アイシクルは全体に複数回ランダムで氷属性大ダメージを与え、中確率でスキル封じ状態を付与する。
- 軽めのテクニックタイプの攻撃はザボアザギルと氷属性ガルクが持っている
凍結遺伝子【中】を渡して「アイススピアー」を搭載するのが非常に有効。
不安な素早さを補強する為にクシャルダオラの「ソニックストライクT」も一手。- 後は苦手なパワータイプ対策のスピード技も欲しい。
幸いにして氷属性スピードタイプにはレイギエナのリベンジアイスドリルや
ベリオロスのフリーズストライクなど、絆ゲージ消費も良心的なものが揃う。 - ついでにポポ、ボルボロス亜種、ベリオロスのスノースプラッシュか
ドスポポガムートの
アイスランチャーを渡せばパワータイプ攻撃も使えるようになり3すくみ全てに対応できるようになる。
- 後は苦手なパワータイプ対策のスピード技も欲しい。
- 絆技は「カラミティグレーシア」
冷気を振りまき、周囲を凍てつかせアプトノスとナビルーを完全に凍らせながら飛翔し、
冷気ブレスにより超巨大な氷柱と共に天高く相手を上空に連れ去った後に巨大な氷塊をぶち当てるというもの。- この絆技ではナビルーの生存こそ確実だが巻き込まれたアプトノスたちは凍死しているかもわからない
....というか、絆技の度にこんなことしてたら新大陸異変の再来である。
- この絆技ではナビルーの生存こそ確実だが巻き込まれたアプトノスたちは凍死しているかもわからない
- 2021年8月~9月にかけて行われたオトモン人気投票企画では、見事1位に輝いている。
古龍ということもあって氷属性担当の中でトップクラスの実力を持っていることや、
その気品溢れる美しい姿に惚れこんでしまったというプレイヤーが多かったようである。
武具
- 防具はラヴィーナシリーズ。
各所にちりばめられた氷の粒のような装飾と涼やかな色合いが特徴的で、
その華美なデザインはさながら女王が纏うドレスのよう。
女性装備は顔が露出しているが目元が隠されるという女性装備には珍しいデザインとなっている。
スキルはひるみ軽減や納刀術、後述の冰気錬成と相性の良い主に大剣向けの抜刀術【技】、
αシリーズで災禍転福が特徴的。
シリーズスキルとして属性会心が2部位で、冰気錬成が4部位装備で発動する。
どちらのシリーズスキルも非常に優秀であり、アップデートにより防具のインフレが進んだ現在でも
テンプレ装備の中に入っており第一線で活躍できる防具となっている。
- MHR:Sではイヴェルカーナの武器に「冰気錬成のゲージ蓄積量UP」効果が付与されている。
ラヴィーナシリーズも当然健在だが、冰気錬成はシリーズスキルではなくLv制の通常スキルとなった。- 余談だが、一部のイヴェルカーナ武器、防具の生産には
何故か非レア素材の氷晶の厚龍鱗をこれでもかと要求される。
全体的な入手率も2割前後と例のアレに引っかかりやすく、
重殻や零玉は集まっているのに厚龍鱗が全然足りない…ということにもなりがち。
集める際はコレクトオトモも利用すると良いだろう。
- 余談だが、一部のイヴェルカーナ武器、防具の生産には
余談
- 名前の由来についてだが、某有名ゲーム雑誌のインタビューに対し、
名前の意味は「イヴェルが氷、カーナが呪い」と答えている。- フランス語に冬を意味する「イヴェール」(hiver)という単語があり、
また、ギリシャ語には呪いを意味する「カタラ」という単語があるので、
これが名前のモチーフとして採用されている可能性もある。
- 因みに名前の後半部分である「カーナ」だが、
日常会話の「~しようかな」「~してくれるかな」などに引っ掛けてネタにされる事もある。
- フランス語に冬を意味する「イヴェール」(hiver)という単語があり、
- ストーリーで述べた通り、小型モンスターがイヴェルカーナのブレスを浴びると氷漬けにされてしまうのだが、
あろう事かイヴェルカーナは小型モンスターが近くにいると戦闘中だろうと戦闘状態を解除し、
周囲を見渡した後に捕食が目的ではないにもかかわらず、
わざわざ小型モンスターをブレスで掃討してから戦闘を続行するという極めて珍しい習性が確認されている。
もしダウンを取られた際にギルオスなんかに囲まれれば命取りとなるので、間違ってはないのだが…。- この行動は「自身の縄張りを誇示するため」であることがモンハンフェスタ19-20で解説された。
事実これは生態行動の一種らしく、平時においても小型モンスターを見かけ次第、
片っ端から氷漬けにする様子が確認できる。
それにしても戦闘中にまでする必要があるのかは甚だ疑問であるが。
- この行動は「自身の縄張りを誇示するため」であることがモンハンフェスタ19-20で解説された。
- サイズは上述の通りクシャルダオラを始めとする大型古龍より一回りほど大きいのだが、
全体的にすらりとしたフォルムと戦闘時は姿勢が低くなる故に見た目ではあまり大きさを感じにくい。
最大金冠サイズに至っては全長は3245cmもあり、数値だけならウカムルバスの3188cmをも超えるのだが、
実際に戦ってみると「一回りほど大きいかな?」といった印象に収まることも。- 槍のように振るう尻尾が非常に長いため数値上はかなり大きくなっているようで、
体格が大きい割に尻尾が短いせいで3000cmに満たないアン・イシュワルダとは対照的と言える。
- 槍のように振るう尻尾が非常に長いため数値上はかなり大きくなっているようで、
- 前作でメインモンスターだったネルギガンテとは、古龍であるというだけでなく
「時間経過で甲殻に変化が現れ、それに伴い攻撃が強化される」
「甲殻の変化が最大に達すると、必殺技を放って初期状態に戻る」
「しかしこちらの攻撃によりその変化を破壊すると、大ダウンしてチャンスを得られる」
といった攻略面についても共通点が見られる。- 一方で、戦闘方法についてはネルギガンテは「小細工など不要と言わんばかりに接近戦で相手を捻じ伏せる」、
イヴェルカーナは「地の利を活かした搦手や遠距離攻撃で相手を翻弄する」
といった具合に正反対となっている。
そのため、片方は特に労せず倒せたがもう片方には苦戦したというプレイヤーも少なくない。
- 一方で、戦闘方法についてはネルギガンテは「小細工など不要と言わんばかりに接近戦で相手を捻じ伏せる」、
- MHWorldではモンスターが戦闘状態を解いてエリア移動をしようとした際に、何らかの方法で怯ませると逃走を中止し、
再びエリア移動しようとするまで再び戦闘状態になる仕様であった。
この仕様はMHW:Iのβテストで戦ったモンスターも同様であったのだが、
イヴェルカーナのクエストに関しては怯ませてもエリア移動をキャンセルしないでそのまま移動してしまう。
閃光弾でも、眩惑している間だけしか足止めできず、効果が切れるとすぐさま移動する。
この仕様はMHW:Iに登場する全古龍に共通し、怯みや閃光弾でエリアに釘付けにできないようになっている。
- M5任務クエスト「冰の龍」は、英語版だと「The Iceborne Wyvern」となっている。
決戦クエストでのタイトル回収は上手い演出と言えよう。
何故かワイバーン呼ばわりだけど
- MHR:Sのスペシャルプログラムでは「新大陸で確認された幻の古龍」とバハリにサラっと紹介されているが、
ゲーム外での説明であるというメタ的な要素を除外すれば、
この紹介によりMHR:SはMHW:Iよりも後の時系列である可能性が高まった。
イヴェルカーナの発見経緯はかいつまんで言えば
「未確認の古龍がプレイヤー含む第五期調査団によって発見された」というものであり、
その点バハリが攻撃情報も詳細に説明出来ている(=ある程度整理された情報が伝わっている)点も踏まえると、
少なくともイヴェルカーナの全能力が判明する渡りの凍て地での決戦からそれなりの時間を経る必要があるはずである。- 実際のゲーム内では「これまで存在が殆ど確認できていなかった幻の古龍」
といった具合に直接の時系列はぼかされている。
もっとも、バハリ達の反応を見るに今回初めて発見されたという訳ではなく、
MHR:SはMHW:Iよりも後の時系列であったとして矛盾はない。
- 実際のゲーム内では「これまで存在が殆ど確認できていなかった幻の古龍」
- モンスターハンターシリーズ20周年という事で世界的に行われた「モンスター総選挙」は、
メインシリーズに登場した全大型モンスター、総勢229体がエントリーし鎬を削る大規模な人気投票となったが、
その中にありイヴェルカーナは第6位という高順位でランクイン。
惜しくもトップ5入りは逃す事となったが、トップ10入りとなる世界的な大人気を示す事となった。- なお、同ランキングでは上位にネルギガンテおよびその特殊個体、ムフェト・ジーヴァやネロミェールなど、
ワールドシリーズのモンスターも多くランクインしており、同作の世界的な人気が窺えるものとなっている。
- なお、同ランキングでは上位にネルギガンテおよびその特殊個体、ムフェト・ジーヴァやネロミェールなど、
BGMについて
- イヴェルカーナは計3つの専用BGMを持っている。
ただし、その内2つはストーリー上の戦闘においてのみ流れるもので通常のBGMは1種類。
- 1つはストーリーにおいて最初にイヴェルカーナと戦闘する際のBGM『冷気を統べる者の片鱗』。
現状はクエスト「氷と炎のはざまにて」でしか聞けないかなりレアなBGMである。
『壮麗纏いし銀盤の貴人』の華やかさのある一部フレーズを並べ、
イヴェルカーナとその能力の壮麗さだけを強調したような曲構成となっている。
初期のPVなどではこちらの曲が多用されていたこともあり、専用曲であると思われていたが、
実際には実力だけでなく、BGMも片鱗しか見せていなかったことになる。
- もう1つは実際の戦闘において流れるBGM『壮麗纏いし銀盤の貴人』である。
下降コード進行のメインフレーズ、『冷気を統べる者の片鱗』のフレーズの完全版、
いつものアイスボーン共通フレーズといった構成である。
PVや初対峙に比べると、曲調ががらりと変わった印象を受けるだろう。
βテストでのイヴェルカーナ戦ではこちらのみが使用されていた。
そのため発売まで上のBGMがどのような扱いになるのかは不明となっていた。
MHR:SやMHST2おいては前述の通り本曲の原曲が採用されている。
- 最後にストーリーの途中のクエスト「セリエナ防衛戦」で流れる『セリエナの攻防』。
壮麗纏いし銀盤の貴人のアレンジ版といった感じで、
原曲の下降進行と比較すると曲調の差異はあるものの共通フレーズが多数用いられている。
途中からPVで使用されていたのはこちらであるが、『壮麗纏いし銀盤の貴人』と同じ曲とも誤認されていた。
こちらも当該クエストでのみで流れる貴重なBGMである。- なお、防衛戦における専用BGMというと先例がいる。
実際の状況やそこにおける一連の出来事も類似している。
- なお、防衛戦における専用BGMというと先例がいる。
- また、アイスボーンの始まりに、
古代樹の森から渡りの凍て地へ飛び去るレイギエナの群を襲うイヴェルカーナが登場する
「前触れ」というムービーにてかかる同名のBGMがあるが、
こちらは戦闘時の専用BGMでこそないものの、イヴェルカーナが登場する部分に奏でられるピアノの旋律は
明らかにそれを意識した印象深いものとなっており、
前触れの名前通り、これから始まる新たな物語と、そのメインモンスターへの期待を煽るものとなっている。
- アップデートで歴戦王が追加された折には歴戦王の専用BGM「THE END OF ICEBORNE」も追加され、
これでイヴェルカーナ関係の戦闘BGMは実質4つになった。
素材
- MHW:Iでは古龍の大宝玉が復活しているものの、
イヴェルカーナはシャガルマガラやバルファルクと同様、
イヴェルカーナ固有のレア素材が存在する形となっているため、
イヴェルカーナから古龍の大宝玉を入手することはできない。
例外的に導きの地で討伐した場合、古龍種討伐特別報酬枠として大宝玉が登場する。
固有のレア素材を持つモンスターのクエストに竜玉が報酬で出る事があるので、それと似たようなものだろうか。
- 氷晶の厚龍鱗
- 冰龍の厚みがある鱗。その名のとおり氷晶のような美しさと冷気を帯びている。
汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
- 冰龍の重殻
- 冰龍の身を守る重殻。危険度が高い冰龍のものほど深い青に染まっているという。
硬い材質で、防具によく用いられる。
- 冰龍の剛爪
- 氷塊を難なく切り裂くほど鋭利な冰龍の爪。取り扱いには細心の注意が必要。
その特性から、武器によく用いられる。
- 冰龍の剛翼
- イヴェルカーナの翼。
冷気を統べる者の大翼は、寒威の象徴として今なお端厳を失うことはない。
柔軟な材質で防具によく用いられる。
- 冰龍の冠角
- 冰龍が戴く神々しい冠角。未だ周囲を凍てつかせる激しい冷気を放ち続けている。
堅固な材質で武器によく使われる。
導きの地に生息する個体のものは「極光の冠角」と呼ばれ、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の冠角」と呼ばれる。- MHST2の素材名によると、読み方は「うかく」らしい。
言わずもがな、「冠」という字に「う」という読みは存在しないのだが…。
明らかに誤植っぽいが、他に読み方が明記された公式資料は無いため、現状は「うかく」が公式の読み方と見るしかない。
- MHST2の素材名によると、読み方は「うかく」らしい。
- 冰龍の靭尾
- 優美でしなやかな、イヴェルカーナの尻尾。
巨大な氷塊すらも突き崩す破壊力を秘めるその尻尾は、切断時に先端が地面に突き刺さる程の鋭さを持つ。
強靭な材質で防具によく使われる。
- 冰龍の零玉
- 冷気を統べる冰龍の根源たる玉石。
秘められた冷気は触れた者の心魂を凍てつかせると言われる。
武具に用いれば、地を統べ、天を掴むといわれる幻の希少品。- MHW:Iでは、例によって頭部の部位破壊報酬と尻尾及び本体の剥ぎ取りから極低確率で入手可能。
フリークエストの基本報酬では出て来ないので、調査クエストの銀枠・金枠での報酬を狙うとよい。
- MHW:Iでは、例によって頭部の部位破壊報酬と尻尾及び本体の剥ぎ取りから極低確率で入手可能。
関連項目
シリーズ/モンスターハンターワールド:アイスボーン
武器/イヴェルカーナ武器
防具/ラヴィーナシリーズ
スキル/冰気錬成
BGM/イヴェルカーナ戦闘BGM
アクション/氷ブレス
フィールド/渡りの凍て地
モンハン用語/メインモンスター
モンスター/キリン亜種 - 本種以外で氷属性を主として操る唯一の古龍。開発者インタビューではスルーされた。
モンスター/クシャルダオラ - 一部作品では氷属性を自身の力で操る古龍。こっちもスルーされたが一部作品限定なのでセーフか。
モンスター/トア・テスカトラ - 攻撃方法や性質に類似点が見られるMHFオリジナルの古龍種。
モンスター/メル・ゼナ - 共通点が多い古龍種メインモンスター*20。