異国に伝わる錬金術をもとに作られた摩訶不思議な剣斧。
設計は国家機密らしい。
目次
概要
- MHFに登場するスラッシュアックスF。
「謎の錬金石」という素材をもとに作られる武器であり、
銀色の刀身に複雑な紋様が刻まれたフォルムとなっている。
- 抜刀すると斧状のパーツから水色の光の刃が出現し、更に巨大な斧を形作る。
剣モードに切り替えるとパーツが下部へスライドし、本体から赤色の光の刃が出現する。
この剣は先端が五叉に分かれた独特な形状となっている。
嵐ノ型および極ノ型の光剣モードだと、光剣がこの上に被る。
- 錬金石の効果なのか、希少な天翔属性を持つ。
天翔属性のスラッシュアックスFはこのアルキミアが初である。
- MHF-G10にて、Lv強化制のG級武器として実装され、
その後のMHF-Zでは、辿異武器派生として「アルキミアの再興」「アルキミアの究譚」
「アルキミアの証明」「アルキミアの真理」の4段階が追加された。
製作難易度
- 異常。その一言に尽きる。
その要因は、生産・強化素材である謎の錬金石の入手方法、そして要求個数にある。
- 謎の錬金石はハリセンネコくじから排出されるため、アルキミアはいわゆる課金武器に該当する。
この謎の錬金石の排出確率は、
最初にラインナップされたくじでは2%で5個、8%で1個という確率。
それ以降のくじにも入っているが、それらでは1%で10個。
そして要求数だが、生産に10個、Lv2以降の強化にも1段階ごとに10個使用する。
つまり、アルキミアの生産からLv50までの強化に500個も必要なのである。
要求素材数の少ないレシピ1などというものもアルキミアには存在せず、
必ず指定数を集める必要がある。
更に、辿異武器派生は1段階につき50個を要し、
全4段階の強化なので合計200個、生産からの総計ではなんと700個。
このような低確率を何度も乗り越えて数百個もの錬金石を集めるのは非現実的であり、
後年に素材(と交換するポイント)の入手機会が増えた伝説級武器をも凌ぐ製作難度と言える。- ちなみに、最初にラインナップされたくじとはカイジコラボガチャである。
この低確率っぷりにはカイジもびっくりだろう。
無理……たぶん無理……っていうか不可能……
しかしその翌週に、1回3000円だが
謎の錬金石10個(+多数のアイテム)が確定入手可能な
「怪しいネコのワクワクびっくり箱」が登場し、
仮に本気で作ろうと思うならそちらの方が確実であった。
ひどい……!ひどすぎるっ……!こんな話があるかっ……!
- ちなみに、最初にラインナップされたくじとはカイジコラボガチャである。
性能
- これほどの製作難度なのだからさぞかし凄まじい性能を誇るのだろう……と思いきや、
実はそうでもない。
まず実装時点での最終段階であるアルキミアLv50の性能は以下の通り。- 攻撃力2662、天翔属性780
- オマケ程度だが会心率10%
- ビンはスタンビン
- 素では短い紫ゲージだが、斬れ味レベル+1での追加分は全て空色ゲージ
上記の通り初の天翔属性スラッシュアックスFという点は特筆に値するが、
基礎性能そのものは他の武器と同程度。- 参考までに、天翔属性が内包する中でもメインの
水属性と雷属性を持つスラッシュアックスFを挙げると、
「フィンスラッシュ」が攻撃力2889・水属性560・睡眠属性320、
「眩晶剣斧センテリュオ」が攻撃力2710・雷属性920など。
ビンも両者ともにアルキミアと同じスタンビンである。
- 後に辿異武器段階への派生が追加されたが、
その時には同じく天翔属性を持つ狩人祭武器の「ニリィジャンフ」が存在していた。
以下は、最終強化段階であるアルキミアの真理とニリィジャンフの性能比較である。武器名 攻撃力 会心率 天翔属性 斬れ味(匠) ビン 辿異スキル アルキミアの真理 3020 10% 940 紫30(紫30・空50) スタンビン スキル枠拡張+1 ニリィジャンフ 2970 0% 980 紫40(紫50・空40) 強属性ビン 風圧強化+1
ほぼ横並びの性能であることが分かる。
- 総じて、製作に莫大な労力を要するが、性能自体は突出している訳ではないタイプのネタ武器である。
天翔属性のスラッシュアックスFを使いたいという場合はニリィジャンフか、
基礎性能はやや落ちるが麻痺属性持ちのズィーオズィーオで十分だろう。
余談
- アルキミア(alquimia)とは、スペイン語で「錬金術」を意味する。武器説明文の通りである。
強化するごとに、再興→究譚→証明→真理と変化していくが、
錬金術が解き明かされていく過程を表しているのだろうか?
- 上記した抜刀時のエフェクトは、どの強化段階でも変わらない。
たとえアルキミアLv1でも、アルキミアの真理でも同じである。
伝説級武器などは強化段階に応じて強まっていくエフェクトもひとつの目玉だったのだが、
こういった点もアルキミアのネタ武器性を強めていると言える。