MHP3にて登場した白兎獣ウルクススの素材を用いて作られたガンランス。
最新鋭の武器にエスニックな意匠を融合した銃槍。
目次
概要 
- 説明通り、カラフルな外見はいかにもエスニック。
ペッコティピーなんかとはまた方向性の違う派手さである。
特筆すべきは竜撃砲の冷却機構。
ウサギの耳のような物がピョコンと飛び出す。工房の遊び心が察せられる工夫である。
- ウルクストームの説明文によると、
ある辺境の民族の伝承に残る武器であり、
この銃槍から放たれる砲火は、天を割ると例えられ、
雪原では雪崩も起こすという。
- MHXでは最終強化先としてウルクスプロージョンが追加され、
説明文では、北方の伝説に残る、この武器から放たれる砲撃は、
巨大な銀嶺をも撃ち砕くという。
MHXXで登場した銀嶺に向けようものなら砕かれるのはこっちだが。
性能 
MHP3 
- 生産段階のウルクスキーで氷属性が25と結構高め。
砲撃はこの時点では貴重な拡散型。上手く溜め砲撃を当てていきたい。
- 最終強化のウルクスレイは40という高い氷属性と、攻撃力205、
拡散型LV3、匠でそこそこの白が現れるなど、牙獣種の武器としてはかなりハイスペック。
…が、イベントクエストを用いると、シルバークラウン改が作れるのが痛い。
こちらは氷属性が48と非常に優秀で匠での白も長い。
会心率15%に放射型LV3も備えるので、拡散型を活かした立ち回りを意識しないと差別化は難しいだろう。
ただ、シルバークラウンを食っている感のある崩銃槍パシカムルバスとは拡散型である分、
比較的楽に差別化できる。
- 氷属性ということで氷に弱いジエン・モーラン戦では非常に優秀。
柔らかい部位には突きで攻撃し、固い牙などには溜め砲撃で攻撃。
さらに砲術スキルがあればバリスタの弾なども強化されるため相性が良い。
- 最終強化までレア素材を一切用いないので、生産は非常に簡単。
途中で氷結袋を少し使うだけで、後はほぼ全てウルクスス素材でまかなえる。
ただ、上位ではウルクススの単体クエストが存在しないため、
イベントクエストを利用しないとウルクススの素材集めにはやや苦労するかもしれない。
MH3G 
- G級強化のウルクスラヴィーネが追加された…のはいいものの、
攻撃力506(武器倍率換算220)、氷属性310(MHP3換算で31)、拡散型LV3と
MHP3のウルクスレイからほぼ成長なし。
あろうことか、匠で出現する白も似たり寄ったりの長さである(もちろん素の斬れ味は青)。
一応前作では存在しなかったスロットが3つになっているのだが…。
- これでも下位時点では唯一の氷ガンランスなので、多少は使い道はある。
とはいえ、上位でヴァスカクラスターが出来ると、立場が怪しくなるのだが…。
特に最終強化のロスカアヴァランシは攻撃力552に氷属性500と完全にこちらの上位互換である。
MH4 
- 本作では下位の時点でウルクスレイが作成できる。
では上位からはどうなるのかというと、新たにウルクストーム、そして最終強化のウルクスプロージョンに発展する。
デザインも変更されており、従来のウルクスレイに鮮やかな氷の刃が付着している。なかなか格好いい。
肝心のウルクスプロージョンの性能だが、攻撃力345、氷属性360、拡散型Lv3に空きスロットが3つ。
残念ながら斬れ味は青止まりで、匠を付けても白は現れないが、総合的に見ればなかなかのもの。
最終強化にグラビモス亜種の素材を要求される以外は、製作難度もあまり高くないのもうれしい。
- 氷属性ガンランスのライバルにプラチナクラウン、ダオラ=ブリジアがある。
前者には斬れ味では大幅に負けているものの、属性値で勝っている。
だが、後者と比較した場合、攻撃力、属性値の双方で負けてしまっている。
幸いにもこちらは拡散型であちらは通常型。砲撃をうまく駆使すれば十分差別化できる。
- 余談だが、ウルク装備のねんどろいどには上記のウルクストームが付属している。
もちろん装備させることも可能。
MH4G 
- 本作ではG級強化のウルクスラヴィーネ、最終強化のウルクスアヴァランガが追加された。
- 最終形態のウルクスアヴァランガの性能は
- 攻撃力529
- 氷属性480
- 素で斬れ味白、斬れ味+1でさらに伸びる。
- 砲撃は拡散Lv4
- スロット3つ
本作は氷属性を扱うモンスターが最終盤まで出てこない為、G級攻略中はほぼこれ1択となる。
さすがにクシャル武器であるダオラ=テンペスタが作成できた後は、そちらに氷属性ガンランスの座を譲ることになる。 - 最終強化には何故か身も凍るクチバシが必要なので注意。凍るつながりか
MHX 
- 今回はなんとウルクガンランスだけで3種類も存在する。
種類としては- ウルクスキー⇒ウルクスレイ
- ウルクストーム⇒ウルクスプロージョン(ウルクスキーLV4からの派生)
- エオストスキー⇒エオストアヴァランガ(大雪主武器)
…といった感じ。名称 攻撃力 属性 斬れ味/匠+2 会心率 スロット 砲撃タイプ ウルクスレイ 210 氷38 青30/白20 0% 1 拡散型LV3 ウルクスプロ―ジョン 180 氷42 青30/白40 0% 3 拡散型LV3 エオストアヴァランガ 200 氷20 青50/白40 10% 0 通常型LV4 - 本作は氷属性のガンランスがやたらと多い。詳しくは割愛する。
しかし本作は武器のレベルアップシステムが採用されている点が武器の明暗を分けている。- ウルクスレイはなんとHR7の緊急クエストのセルレギオス討伐まで行けば完成する。
序盤から作れる貴重な拡散ガンスなため最初にこれを作って強化しつつ攻略もできる点も強みだろう。
これでいて攻撃力、属性共に高い数値である為、なかなか使い勝手がいい。
強いて言えば斬れ味が少々物足りないかもしれない。
素の斬れ味が青30で長いとは言いがたく、斬れ味+2でようやく白20なのでほぼ青ゲージで戦うことになるだろう。
何故か強化の最中に溶岩塊が必要になる。砲撃関連に使うのだろうか。 - ウルクスプロージョンの作成には獰猛化素材に加えて崩竜の削顎が必要。
その為どうしても完成が大幅に遅れてしまう点に加え
氷属性が弱点のモンスターの肉質が柔らかいことが多く、
上記のウルクスレイを用意すれば大抵事足りる点が辛いところ。
ただし斬れ味+2で白40とこちらのほうが白を持続させやすく、
必要なスキルが多くなりやすいガンスにありがたい3スロットがあるため十分選択肢の一つになり得る。 - エオストアヴァランガは二つ名武器である為、完成はやはり相応の苦労を重ねる事になる。
純粋な性能ではウルクスレイに勝てない為、
砲撃タイプの違いや二つ名武器特有の狩技ゲージの溜めやすさで差別化したい。
「今作の」斬れ味+1で白ゲージが出現。
作りやすく剛刃研磨でゲージ維持できスロットも多いディノS一式との相性は中々良好。
ガンランス二つ名武器入門としても良いかもしれない。
- ウルクスレイはなんとHR7の緊急クエストのセルレギオス討伐まで行けば完成する。
MHXX 
- G級追加に伴い既存の3種類全てにさらなる強化が可能となった。
- ウルクスキー⇒ウルクスラヴィーネ
- ウルクストーム⇒ウルクスアヴァランガ
- エオストスキー⇒黒兎崩槍リディニク(大雪主武器)
3本共に上位の性能をG級へ引き上げた順当な強化を受けている。名称 攻撃力 属性 斬れ味/匠+2 会心率 スロット 砲撃タイプ ウルクスラヴィーネ 330 氷40 白10/白60 0% 1 拡散型LV4 ウルクスアヴァランガ 300 氷46 白40/紫20 0% 3 拡散型LV4 黒兎崩槍リディニク 310 氷30 白40/紫30 15% 0 通常型LV5
そのためMHX時代と役割は変わっていないと言える。 - ウルクスラヴィーネは相変わらず強化しやすく、純粋に高い攻撃力と属性値を誇る。
ただし斬れ味が素で白10と無視出来ないためスキルによるフォローが必須となった。
斬れ味+2でも紫が出ないものの紫ゲージの補正が低下したため、
何だかんだで物理と属性どちらでもそこそこ期待できる点は変わってないと言える。
たたし強化時期の関係上G級攻略用として使うには不向きになっている。 - ウルクスアヴァランガは上位とほぼ同等である高い属性値と3スロットがウリである。
氷属性が弱点なモンスターは肉質が柔らかいことが多く、
斬れ味+2で紫20と物足りないため属性特化装備に扱うのがベターだろう。 - 黒兎崩槍リディニクは上位とは打って変わってトップクラスの性能へ変化している。
砲撃レベルが5になっただけではなく属性値も一気に上昇しており、
バランス型通常型ながら突きも砲撃もいける万能っぷりが魅力的である。
二つ名武器の狩技ゲージ増加も相まって作成難易度に見合った活躍が見込めるだろう。
MHRise 
- MHW系列では惜しくも参戦を逃したが、MHRiseでの参戦に伴いウルクスキーも復活。
最終段階のウルクスレイの性能は- 攻撃力210
- 氷属性29
- 素で斬れ味青30、匠+4から白が出現
- 砲撃は拡散Lv4
- スロットはLv2×1
- 百竜スキルは攻撃力強化III、属性値強化【氷】III、小型特効
もはやおなじみと言える全面においてバランスの取れた高性能な仕上がりといえる。 - ライバルは初顔合わせとなるベリオロスのガンランス、アンバーマーチ。
あちらは会心率40%を持ち、超会心運用に関してはあちらが上手なものの、完成にはクシャルダオラの素材が必要。
本作では希少なLv2スロットを持っているうえに完成時期はこちらが早く、
物理期待値・属性値・斬れ味といったそれ以外の面では全くの互角と言っていい。
MHR:S 
- MR級ではMRウルクススを倒せばすぐにウルクスレイ改へ強化できるが、
次の段階で傀異化素材が必要となるため、ラスボス撃破後までボックスに眠ることとなる。
- 傀異化素材を注ぎ込んだ最終強化、ウルクスラヴィーネの性能は、
- 氷属性ガンランス最高の攻撃力340
- 中間に位置する氷属性42
- 素で白ゲージ40、紫ゲージは出ない
- スロットはLv2が1つ
- 百竜スロットLv2
- 砲撃は拡散型Lv6
百竜スロットがLv2なので各種特効が入り、火力面で後れを取る心配も無い。
氷属性ガンランスの中で最終強化が一番早いのも魅力。
- しかし、砲撃レベルがMR最低のレベル6である点が気になるところ。
拡散型は性質上突き砲撃などの砲撃を織り交ぜた戦法に向いており、砲撃威力も軽視できないためこの点は少し痛い。
また、爆杭砲のバフをほぼずっと維持するとなると、総合的なダメージ差で響いてくることも。
- 斬れ味も匠を発動しても白が伸びるだけなため、匠1から紫が出るダオラ=テンペスタ、
琥牙銃槍ネヴェケイプに僅かに追い抜かれてしまう。
ただし、この2本は紫で戦う為の専用装備(匠1+剛刃研磨等)が必要であり、
こちらはその紫に縛られない自由度がウリである。
所持している護石、そして自分がどの武器がお気に入りなのかで選んでも問題無いだろう。- Ver16.現在、傀異スロット拡張ボーナスで各武器の基本性能が引き上げられるようになった。
上記2本は素で紫20を獲得し、更に属性武器では属性値が伸びやすい傾向のシステムである為、
属性ダメージを主眼に置いた構成ではライバル達の劣化になりやすい。
ただライバル達は紫20を獲得したものの、ガードエッジがあるとはいえそのままでは維持に難があり、
斬れ味補助スキルをこちらより積む必要がある*1。
こちらは白60と継戦能力は高いので、斬れ味補助スキルを軽くしやすい一方で火力スキルを積みやすい長所がある。
なので、純粋な属性重視編成はライバル達に任せ、こちらは物理を主眼に伸ばしてもいいだろう。
幸い属性値自体は(ライバル達には劣るが)高い為、
物理の方が効くが属性もそれなりに効くという相手にはこちらを選んでもいい。
- Ver16.現在、傀異スロット拡張ボーナスで各武器の基本性能が引き上げられるようになった。