氷牙竜の二本の牙から作られた
銃槍。その一撃は吹き荒れる
吹雪の如く獲物を翻弄する。
(デュアルトゥース)
デュアルトゥースの強化型。
その牙は獲物の肉を引き裂き
白き世界を朱の色に染める。
(アンバーマーチ,アンバーストレイン)
MHW:Iで過去作からの復活モンスターとして登場した氷牙竜ベリオロスの素材を用いて作られたガンランス。
目次
概要
- 名前の通り特徴的な二本のベリオロスの牙の間に砲身を備え付けているガンランス。
刀身自体はセイバートゥースよりも細身で小さいが代わりに機構自体が大きいため全長はさほど変わらない。
盾自体はセイバートゥースと同一の物を使用している模様。
- 本項では特殊個体である氷刃佩くベリオロスの武器も扱う。
性能
MHW:I
- アイアンガンランスからマッドガンランス系を経てデュアルトゥースへと強化することができる。
最終強化のアンバーマーチは- かなり低い攻撃力575
- 低い火力を補う会心率30%
- 斬れ味は素で白40、匠でも紫は出現しない
- 氷属性330
- スロットはなし
- 拡散型Lv5
- 立場としてはかなり厳しい。
物理火力に着目すると会心率があるものの、素の物理攻撃力が低いので期待値的には他の武器に劣ってしまう。
氷砦ヴォーパルの方が期待値が僅かに勝る上にLv4のスロットを所持という高い拡張性も誇る。
- では砲撃中心に立ち回ろうとすると氷属性ガンランスでは唯一となる拡散型。
しかし、この個性を生かせるかと言われればそうでもなく、
放射6と拡散5ではそこまで威力に差が出ないため、装填数の差で負けている。
MHRise
- カムラノ鉄銃槍IIから、デルクス素材のデルクハープナーIを経由して製造される。
性能はやや低めの攻撃力80、斬れ味は長めの緑、平均的な氷22、極めて高い会心率30%、そして拡散型Lv2。
更に強化することでデュアルトゥースIIとなり、
やはりやや低めの攻撃力160、長めの斬れ味青、2だけ上がった氷24、更に増した会心率35%。
砲撃レベルも倍の拡散型Lv4となり、Lv1スロットが2つも付いた。
- Ver.2.0アップデートにて、鋼龍素材の力を借りて最終強化のアンバーマーチとなった。
その性能は- 攻撃力はそれなりの190
- 斬れ味は長めの青50に匠で最大白50
- 平均的な氷26
- 驚異の会心率40%
- 据え置きのLv1スロット二つと拡散型Lv4
- 百竜スキルは攻撃力強化IV、会心率強化III、氷やられ特効
会心率に関しては無属性の夜銃槍【残月】と比較しても、並ぶどころか百竜スキルを合わせるとこちらが上回るほど。
- 氷属性・拡散型のガンランスとしてウルクススのウルクスレイと、
氷属性・高会心率ガンランスとしてクシャルダオラのダオラ=ブリジアと競合する。- ウルクスレイはこちらを上回る攻撃力210・属性値29を持ち、更に百竜スキルでどちらかを強化できる。
斬れ味と会心率はこちらの圧勝なので、スキル構成によって差別化できるだろう。 - ダオラ=ブリジアは素の会心率こそ0%だが、百竜スキル『鋼龍の魂』によって
会心率(ほぼ)常時30%をキープできる。
その上短いとはいえ斬れ味白を持ち、且つ属性値も44をマーク。更に竜杭砲の最大リーチを持つ難敵。
砲撃タイプとスロットの数が差別点となるか。
- ウルクスレイはこちらを上回る攻撃力210・属性値29を持ち、更に百竜スキルでどちらかを強化できる。
MHR:S
牙のごとき穂先は、鋭く疾く
深く獲物の体へと食い込み、
底知れぬ凍気を送り込む。
(琥牙銃槍ネヴェケイプ)
- MRの実装に伴い、本武器にも強化先が追加された。
一発生産に対応しているが、琥珀色の重牙を4つも消費するのであまりお勧めはできない。
最終強化では新たに琥牙銃槍ネヴェケイプの銘を得る。- 全ガンランス最低の攻撃力290
- 斬れ味は素で白、匠1で紫が出現
- 氷属性45
- 会心率40%
- Lv1スロット×2
- 百竜装飾品スロットLv2
- 拡散型Lv7
- なんと攻撃力は全ガンランス中最下位というナルガ武器をも凌ぐ低さとなっている。
上位までの百竜スキルが軒並み削除されたため、スキルを駆使してなんとかするしかない。
- 会心率が40%もあるため、会心撃【属性】との相性は抜群。
今作は属性全般が強化されたことに加え、属性値を更に上昇させる爆杭砲の存在もあり属性特化運用であればかなり強力。
ただし、上記の通り攻撃力が貧弱すぎるため攻撃力も補いつつ属性値も引き上げるのが望ましいだろう。
- 上位から変わらずクシャルダオラ武器のダオラ=テンペスタはライバルとなる。
会心率と武器スロットはこちらが優秀だが、あちらは攻撃力320に加え氷属性57を持っており、
百竜スロットLv3を持っているため傀異錬成での拡張なしで属痛竜珠を装備可能。
属性に特化した運用ではこちらより強力になる可能性を秘めている。
とはいえ、あちらは砲撃レベルが上位と比べると弱くなり、鋼龍の魂が弱体化されたりといった点もあるため
うまくいけば差別化を図れる可能性は十分にある。
製作難易度に関してあちらは古龍の大宝玉を要求されるのに対しこちらはレア素材を全く使用せず、
最終強化時期もこちらのほうが早いのも利点といえる。
- 拡散型氷属性ガンランスだと、ウルクススのウルクスラヴィーネがライバルとなる。
会心率、属性値、砲撃レベルはこちらが優勢だが、本領である
殴り性能の要となる攻撃力は50もの大差を開けられてしまっている。
白ゲージ同士の場合、素の会心率40%を以てしても物理性能は負けており、素の属性値も3しか差が無い為、
殴り性能は基本的にあちらが優勢となってしまう。
ただし、あちらは匠で紫ゲージが伸びず、こちらは匠1から出るのが利点。
紫ゲージさえ出れば物理性能はほぼ並び、優勢だった属性値が更に上回り、総合火力は僅かだがこちらの勝ちとなる。
素の会心率40%による会心スキルの軽さ、匠1からの紫ゲージの出しやすさを活かす為にも、
匠や剛刃研磨などの斬れ味スキルを積んだ専用装備を組めば、あちらに対する勝ちの目はある。
- Ver.15では傀異スロット拡張ボーナスで素紫20を獲得した。
これはつまり、上記のウルクスラヴィーネに挙げた「紫ゲージでの拮抗」が、匠無しでデフォルトになったという事である。
よって匠を切り、本武器のネックである物理方面を補うビルドが組みやすくなったことで、
ウルクスラヴィーネより一歩優勢になったのである。- 一方、詳細はあちらの項目に譲るが、ダオラ=テンペスタも強烈な恩恵を受けている。
ホワイトナイツ
- MHW:Iで登場した氷刃佩くベリオロスの素材を用いて作れるガンランス。
特徴的な刃が通常種よりも大きくなっており、繋がっているように見える。
また、武器の色も全体的に白くなっており通常種とは違った雰囲気になっている。
MHW:I
- デュアルトゥースからの派生か一発生産を用いることで製作可能。
性能は以下の通り- 攻撃力621
- 斬れ味は素で短い紫に後続の長い白。延長不可
- かなり高い氷属性480
- 会心率15%
- 武器スロットはなし
- 通常型レベル7
- レア度11
- 攻撃力は平均値以上までに上昇しており、属性値もあのブリーナキャノンに次いで高い*1。
斬れ味も非常に良く、短い紫に加え後続の長い白ゲージと、継戦能力はかなり高い。
砲撃も通常型レベル7と現在の環境にしっかりと適応できている。
武器スロットがないのが少し気になるところではあるが、
現在の環境に十分対抗出来る性能を持っているといっていいだろう。
- 高い氷属性で通常型レベル7を持っている武器となると、皇金の銃槍・風漂の存在が気がかり。
斬れ味の面ではこちらのほうが有利だが、属性面は会心撃【属性】を持っているため勝ち目がない。
その都合上、アルバトリオンの攻略においては皇金武器のほうが適性は高め。
ただし、皇金武器はあのマム・タロトの武器ガチャの一点狙いを乗り越えなければならず、
そこから最大強化しないとまるで使い物にならないため、
氷刃佩くベリオロスを討伐できる腕さえあるのであれば、こちらを作ってしまう方がいいだろう。
余談
- 「デュアル(Dual)」は重ね合わせるような「二重」、「トゥース(Tooth)」は牙ではなく「歯」を意味し、
刃を線対称に並べたこの武器を直接的に表している(もっとも牙は歯の一種だが)。
「アンバー(Amber)」はベリオロスの牙の色である「琥珀」、「マーチ(March)」は軍隊の「行進」を意味する。
アンパンマンのマーチではない
- ガンランスはベリオロス初出となるMH3ではカテゴリごとリストラされおり、
顔合わせは次回作のMHP3となったのだが初回不在というのは何かの因果だったのか、
長らく他の氷属性のモンスターに枠を取られてしまっていた。
このデュアルトゥースは初登場のMH3から10年以上も経ったMHW:Iでようやくの実装という訳である。