MHP3で初登場したハンマー。
素材は鉱石がメインだが、高い氷属性をまとうのが特徴。
MHP2G以前には「アイスハンマー」というよく似たハンマーもあった。
目次
概要
- MHP3で登場した氷結晶を主体とするハンマー。
片手剣でいうフロストエッジのような立場である。
秘められた冷気は凄まじく、素手では触れることすら危険であるとされる。
- 作品にもよるが下位のうちはやや攻撃力寄り、上位に上がると属性寄りの性能となる傾向が強い。
また、MH3Gまでは下位での、MH4G以降では上位やG級での攻略に優れるといった
いわば攻略用の武器という側面が強い。
性能
MHP3
- フローズンコアから派生。
そのフローズンコアもまた、下位から強力な氷属性20を持っている。
氷属性を弱点とするモンスター(特に何処を殴っても頭に当たりやすいハプルボッカ)には脅威となる。
ドラグライト鉱石を足してフローズンコア改に強化すると、
攻撃力150、氷属性27にアップ、なおかつ緑ゲージも長くなるなど使い勝手がよい。
時期的にカチ合うジンオウガ、ディアブロス、ジエンなどに有効である。
アイシスメタルと氷結晶で大抵素材が集まってしまうのも魅力。
- そして、グラシスメタルを用いてコキュートスへ。
攻撃力は190とやや低いが、氷属性が40とかなり高い数値となり、
縦3連打や回転攻撃が驚異的なダメージを叩き出す。
- 上位に上がると、ボルボロス亜種のハンマー、アイスクラムがライバルとして台頭してくるが、
こちらは高い氷属性に会心率にマイナスなし、
あちらは攻撃力メインで勝負する形となるため、住み分けは出来ているものの、
攻撃力重視になりがちなハンマーとしてはどうしてもこちらの出番が少なくなるか。
あちらの属性値も25と、ハンマーであることを考えれば決して低くはない数値なのも痛いところである。
MH3G
- 強化派生が短縮され、フローズンコア改が消滅した。
相変わらず安定の緑ゲージだが、氷属性がフローズン150→コキュートス210とやや弱体化。
上位武器のコキュートスは、デフォルトで青ゲージが出ない点などで他の武器にやや遅れをとったか。
- 今作ではG級武器に氷鉄ハバクが追加。
攻撃力は1144と控えめなものの、氷属性は400とかつての勢いを取り戻した。
しかしデフォルトでは青ゲージ、斬れ味レベル+1をつけなければ白ゲージが出ないなど、やや斬れ味に難がある。
さらに、ライバルが幾つも出現している。- ボルボロス亜種のG級ハンマーこと氷砕鎚ボルクレボスは、
属性値こそ220と低いが、1404と優れた攻撃力、斬れ味レベル+1で長い白ゲージを武器としている。
また、25%差付けていた会心率はなんと5%差に縮まってしまった。 - 鉱石素材から作られる激鎚オンスロートも、
覚醒で氷属性330を得る上、攻撃力1352、匠で紫ゲージにもきっちり到達するなど、
氷属性ハンマーの中でもかなりの強武器である。
一撃重視の立ち回りも必要になってくるハンマーだとなかなか扱いが難しい。
運用はなかなか簡単ではないが、使いこなせば強力な武器となるため、手数を磨こう。
幸い、G級攻略に氷属性は非常に有効(ドボルベルク亜種など)なので、
攻略をスムーズに進める上で作っておいて損はないだろう。
そもそもこれも含めたほとんどのハンマーはギガに食われる運命なのだが…… - ボルボロス亜種のG級ハンマーこと氷砕鎚ボルクレボスは、
- 重要な点として、今作では集会所においてHR1の時点で寒冷地帯に行ける環境が整っており、
フローズンコアに関しては、少々手間を掛けさえすればゲーム開始直後からいきなり手にすることが出来る。
攻撃力676に下位なら充分な長さの緑ゲージ、氷属性の保持と下位全体で見てもそれなりに強力な部類なので、
キャラ作成後真っ先に港へ行き凍土に小一時間ほど籠るだけで、
後はフローズンコアで一気に下位を駆け抜けることが出来る。- 勿論これ一本で駆け抜けなくとも、あのギガの前身となるドラグロハンマー、
及びその改を作るまでの繋ぎとして考えても充分すぎる性能である。
おまけに上鎧玉やライトクリスタルにアイシスメタルなど
序盤ではかなり貴重なアイテムもごっそり手に入り一石二鳥、
どころか血石などの換金程度でも序盤ではかなり嬉しい資金源なので、それも考慮すれば一石三鳥である。
- 勿論これ一本で駆け抜けなくとも、あのギガの前身となるドラグロハンマー、
MH4
- MH4でも続投したが…
MH3Gと比べると属性武器が強化された中、この武器は氷160と弱体化を受けた。
さらに、攻撃力も減少し会心率も0%に引き下げられた。
一応斬れ味が素で青が出て、スロットも3つに増えたが、
コロサル=ダオラの下位互換どころか、同時期に作れるファッティプレスより性能が低い。
- それなら作成難易度で差別化できるかというと、さまざまな武器で使用するドスヘラクレスを10個、
なかなか集まらない凍結袋を5個要求される。
凍結袋が揃う頃には上記のファッティプレスの素材が集まる為、この武器の存在意義はほぼないといえる。
- これまでは下位武器だった前身のフローズンコアも上位武器になったが、
攻撃力728に氷属性100と下位レベルの性能しかない*1。
一応上位入りたてですぐに作れるが、属性差を加味しても
パワーofテラーやタイタンハンマーなどの方が攻略上優れるだろう。
それにもかかわらずノヴァクリスタルを2つも要求されてしまうなど、
上位序盤の武器として作成難易度が低いわけではない。
これまでは下位の攻略において重要なポジションを務めていたが、
下手に上位武器になったことで非常に不遇な立ち位置となってしまった。
MH4G
- MH4Gでも続投。
強化先にコキュートス改が追加され、最終的にMH3Gで追加された氷鉄ハバクに到達する。
気になるハバクの性能は、- 攻撃力はG級ハンマーとしては標準の1352
- 素で白ゲージ30、匠で白ゲージが延長
- それなりの氷属性280
- あって嬉しいスロ3
- G★1で作れる
前回辛酸をなめさせられたファッティプッシュのG級最終強化である化鎚ブライニクルに対しては、
あちらが紫10を持つという点と属性値以外は上回っている。
幾ら紫ゲージでも長さ10は短すぎるのと、属性値に倍近い差があるとはいえ
物理期待値を考えれば火力は基本的にこちらの方が上なので、
基本性能としてこちらがほぼ上回っていると見てもよいだろう。
- 嬉しいのがその製作難易度で、瞬間氷結袋×5以外はモンスターの素材を使わない。
構え短縮や高威力の回転ブレスが脅威となったG級ザボアザギルの狩猟数を少なく抑えられ、
それ以外の素材もそこまで大量要求される訳ではないのが魅力。
そして何より、この性能及び作成難易度にも拘らず記述したとおりG★1で作ることが可能であり、
前作とは一転して攻略上非常に重要な武器になることに成功した。
3G下位におけるフローズン=コアに近い立ち位置に戻ることが出来たとも言える。
最終的には氷属性ハンマーとしてほぼ上位互換であるヒュペル=ダオラ、
あるいはそもそも氷に拘らずミラガルズイーラなどを使うことになるだろうが、
それでも繋ぎとしては充分すぎる性能である。
MHX
- MHXにも無事続投し、最終強化でいつものコキュートスになる。
性能は以下の通り。- それなりの攻撃力200
- 氷ハンマー2位の氷属性40
- 素で青30、匠+2で白20と悪くない斬れ味
- スロットは1つ
- 他の属性重視の氷属性ハンマーとしてはヘビープレッシャーが上がるが、
あちらは攻撃力が170しかないので、素で10だけ出ている白ゲージでもこちらの青ゲージに物理期待値が劣る。
さらに、あちらは崩竜の素材を要求される都合上ラスボス後に最終強化が可能になるため、基本的にこちらが有利。
- 最終強化は勇気の証Gが1枚必要なのでそこまで早くは無いが、ラスボス前には完成するので遅すぎるほどでもない。
入手が手間な素材も鋼の龍鱗が5つだけで、上位のクシャルダオラ素材は不要とかなり手軽な素材で作れるのもウリ。
MHXX
- 究極強化でおなじみの氷鉄ハバクになる。
また、限界突破と同じような素材でコキュートスの一発生産も可能に。その性能は- 低めの攻撃力300
- 氷ハンマー2位の氷属性45
- 素で白10で、匠で出るゲージも全て白の斬れ味
- スロットは1つ増え2に
- が、本作では上位段階では攻撃力で引き離していた化槌ブライニクルが攻撃力10差まで詰めてくるという事態に。
あちらの性能は攻撃力290、氷属性57、素で白30・匠で紫30、スロット2と
攻撃力以外はおおむねこちらを上回り、さらに匠で出る紫ゲージを維持されると物理期待値でもこちらを上回る。
こちらも匠がなければ火力維持は非常に困難であるため、あちらが完成するとほぼ立場がなくなってしまう。
- 究極強化時期は勇気の証XXが必要なのでG★4。上位の頃同様クシャルダオラの素材は不要。
上記の化槌ブライニクルや、性能が似通っているヒュペル=ダオラはどちらもHR解放後に完成するので、
需要はともかくとして繋ぎとしては十分に使える。
ヒュペル=ダオラは斬れ味以外この武器の下位互換というのは禁句。- ちなみに、上位までと同様に強化には必ず氷結晶を要求される。
とはいえ、上位からの強化だけなら計15個、一発生産でも10個と上位同様要求量は良心的。
- ちなみに、上位までと同様に強化には必ず氷結晶を要求される。
MHWorld
- MHWorldでも続投。鬼鉄IIから派生する形で、鉱石素材に加えてレイギエナの素材も使用して製作する。
本作の氷属性ハンマーは、他にコロサル=ダオラと皇金武器及びガイラハンマー*2で、
その内下位から使えるのはこの武器のみである。
- コキュートスの性能は
- 攻撃力936
- 氷属性450
- 斬れ味は白の出ない青30
- Lv3スロット×1
- レア度7
しかし、ハンマーという武器の都合上やはり無属性のものが強く、
属性攻めをしようにも氷が良く通る部位は大体打撃の肉質も柔らかいと、
多くの面で逆境に置かれている。
MHW:I
- アイスボーンではMRのレイギエナ素材でコキュートス改に強化できる。この時点では
- それなりの攻撃力1196
- 高めの氷属性480
- 素で白60
- スロットはLv3が1つ
同時期の氷属性ハンマーはほぼ下位互換のアイシクルバッシュしかなく、十分使える。
殆どの繋ぎ武器を食っているアイツに目をつぶれば
- 最終強化で氷鉄ハバクとなる。強化には、凍て刺すレイギエナの素材と覇王の証が必要となる。
- 普通レベルの攻撃力1300
- さらに上がった氷属性510
- 素で長い白70、匠でも紫は出ない
- スロットは変わらずLv3が1つ
そのため、イヴェルカーナのハンマーであるアイスシェイカーが対抗馬となる。
攻撃力はほぼ同じで属性値は勝っているが、あちらは匠で紫が出る上にスロット数もLV4がある。- MR24以降だとレア度11故のカスタム強化数が多いというメリットもあるのだが、
そうなると氷刃佩くベリオロスのハンマー、ポラリスバッシュが
同じレア度11でスロット数以外上位互換となってしまうのも向かい風か。
- Ver.13.50からカスタム強化の一種として武器の重ね着が解放されたが、
本武器の場合要求されるのはピュアクリスタルと霊脈の剛竜骨と霊脈玉が1個ずつと簡単。
デザインが好きな人は被せてあげよう。
氷の塊から赤い雷が出てきたりするのは中々シュール。
MHRise
- MHRiseでも続投。最終強化はおなじみコキュートス。
その性能は、- かなり低い攻撃力150
- 高めの氷属性32
- 長めの青ゲージ。匠Lv5で白ゲージ
- スロットはLv2-Lv1-Lv1
- 防御力強化III、弱点特効【属性】、オトモへの采配術
- 百竜強化で弱点特効【属性】を付与できる点は非常に優秀なのだが、
かなり低い攻撃力が足をひっぱり、属性分を穴埋めするにはあまりに物足りない状態であった。
当然、後に実装された鋼龍武器のコロサル=ダオラとは間違っても比べてはいけない。
- 用いるモンスター素材は白兎獣の爪としゃっこい氷塊くらいなので、非常に作成難易度は低い。
一応ラスボスであるナルハタタヒメの通常個体は倒せるレベルなので、
ゴシャベチャが用意できない時はこちらで挑んでも良いかもしれない。
MHR:S
- MHR:Sでは新たな強化先であるニヴルヘイムを経て、おなじみ氷鉄ハバクとなる。
その性能は、- 平均的な攻撃力320
- 高めの氷属性54
- 素で長めの白ゲージ。匠Lv3から紫ゲージ
- スロットは引き続きLv2-Lv1-Lv1
- 百竜スロットはLv3
- 百竜スロットがLv3となったことで、コキュートスから引き続き弱点特効【属性】を搭載可能。
属性に弱い部位を狙うのであれば、極光雪鎚スノウブロウにも迫る氷属性を叩き込む。
また、長めの白ゲージを活かして斬れ味ケアスキルを最低限に留め、
属性値や攻撃力を伸ばす運用も可能。
百竜スロットの拡張が必要ないので、傀異錬成を遠慮無く数値増強に割くことができる。
- 前作では歯が立たなかった鋼龍武器のヒュペル=ダオラとは属性値が逆転し、
百竜スロットもLv3で同じというライバル関係となるまでに追いついた。とんでもない強化である
あちらは素で会心率を持ち、匠Lv1から紫ゲージを得るため会心撃【属性】への適性があるが、
会心率を加味しても白ゲージにおける攻撃力と属性値はこちらより低い。
あちらはスキル枠を多少犠牲に紫ゲージで火力を出すことができる武器なので、
こちらは長い白ゲージを活かしたスキルの自由度で差別化しよう。
会心撃【属性】を積む場合でも、護石や傀異錬成次第では
アヴァランチリッターやヒュペル=ダオラよりもこちらで会心率を盛った方が良い場合もある。- また、Lv1スロットを活かして各種耐性を積むにもこちらが便利。
特に状態異常が脅威となるエスピナスにはこの武器が有効である。
- また、Lv1スロットを活かして各種耐性を積むにもこちらが便利。
- 総合性能では物理方面に振り切ったゴシャ!ギガゴベチャ!や、
属性値に振り切った前述の極光雪鎚スノウブロウが手強い相手だが、
彼らに勝るとも劣らぬポテンシャルを秘めている。
- 百竜装飾品の弱点特効【属性】を採用した属性特化ビルドにおいては、
本武器より百竜スロット強化をした上述のスノウブロウの方が属性値が高かった。
しかしながら、こちらもアップデートを重ねる度に属性値がメキメキと伸びてゆき、
Ver.15にてついにスロット強化をしたスノウブロウと属性特化した氷鉄ハバクの属性値が並ぶまでに成長した。
属性以外のステータスはハバクの方が攻撃力が高く斬れ味もほぼ同等となるため、
Lv3装飾品が不要ならばほぼハバクが上位互換となる形に*3。
氷属性弱点のモンスターは百竜装飾品の弱点特効【属性】が効くか、
もしくはスキルの方の弱点特効【属性】も効かないような極端なモンスターしかいないため、
前者に対する属性火力特化運用において最前線に躍り出た。
別属性の鉱石ハンマーの先輩より1アップデート遅れての躍進となった。
類似武器
アクシオン
- MHP2Gで登場した、メインシリーズとしては初の氷属性鉱石ハンマー。
デザインは下記のエスカルチャと共通している。
素材は氷結晶と、エルトライト鉱石や雪獅子の素材も多少使用する。
- 攻撃力は1352、氷属性280と、ハバクと比べてバランスの良い配分。
斬れ味は白(斬れ味レベル+1で紫)、スロットも2つとなかなか使い勝手は良かった。
大半の牙獣種、リオレウスに角竜系と、氷属性がよく効く相手も多く、担がれる機会は多い。
G3昇格のためのヤマツカミに対しても氷が効きやすいので、頼もしい武器になるだろう。
コーンヘッドハンマー系統がG級では無属性のマグニチュードに派生してしまうため、氷属性のハンマーの後任と言える。
- ライバルもほとんどいないが、クシャルダオラのヒュペル=ダオラが最大のライバル。
会心率、匠斬れ味ゲージ、属性値では負けているが、攻撃力、スロットによる柔軟さ、
そしてレア素材不要の作りやすさ(あちらは例の宝玉が必須)で勝る。
破壊力だけを追求したものならあの崩槌もあるが………。
- なおG級訓練の激昂ラージャンの訓練でハンマーを選択すると強化前のフローズンインパクトで出撃する。
有利を取れる氷属性のハンマーであることに加え、
最後の関門だけあって早食いと耐震に見切り+1となかなか便利なスキルが用意されている。有効に活用しよう。
エスカルチャ
- 一応、この系統の氷ハンマーの初代となるMHFの武器。
実装時期はアクシオンに先んじており、ある意味では元ネタである。
氷結晶や鉄鉱石などのほか、樹海の特産鉱石「クレンザイト」も必要。
鋼龍石に降りるという霜「万年霜」も強化に必要となる。
- アイスハンマー、フローズンハンマー、フロストブレイカー、
ディジェネレーター、エスカルチャと強化していく。
ディジェネレーターに到達した時点で氷属性に加え、
高くはないが双属性で麻痺属性も発揮するようになるのが特徴。
- 跳びぬけた性能ではないが、初期は氷属性ハンマーそのものが少なかったことと、
ハンマーという火力枠ながらサポート役の補助にもなる麻痺属性値、
バランスがよくクセのない攻撃力と属性値、スロットで安定した性能を持つ。
- これに飽き足らず、シーズン1.5では親戚のような存在の「氷塊」も登場した。
- SP武器版に「ルナティックコアSP」も存在する。属性は麻痺属性。
黒に黄色が掛かったカラーリングに、氷結晶を使用した部分が黄色へ変化している。
月の光を浴びせながら形作られた、不思議な光を放つ巨鎚。
余談
- コーキュートス(Cocytus)とは、ギリシア神話に登場する、地獄の最奥部を流れる川だとされる。
別名「嘆きの川」と呼ばれており、ダンテの「神曲」では、
最も重罪とされた「裏切り」を行った亡者が投げ込まれ、永遠に氷漬けにされているという。
そして、その最深部では、神に叛逆した堕天使でもある魔王ルシファー(サタン)が氷漬けにされている。
かつては光輝はなはだしく最も美しい天使であったが、今では醜悪な三面の顔を持った姿となり、
半身がコキュートスの氷の中に埋まって氷漬けになっている。
彼はイエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダ、カエサルを裏切ったブルートゥスとカッシウスの三人を
それぞれの口で噛み締めていた。
ちなみに、獄狼竜素材の武器も、「神曲」に出てくる地獄をモチーフとした銘を打たれている。
- ニヴルヘイムは、北欧神話に登場する九つの世界のうち下層に存在するとされる氷の国。
- 氷鉄ハバクは、第2次大戦期のイギリスで考案された空母ハバクックが由来であると考えられる。
これは「氷山空母」と言う通称を持ち、
その名の通り氷山を削りだして航空母艦に仕立てようというトンデモ兵器で知られている。
超ド級戦艦を始めとするイギリスの中でも際立ったシロモノであり、
損傷しても水を流し込めば勝手に凝固して修復してしまうという構想も存在した。
しかしながら流石にコストが掛かりすぎたようで、開発計画は中止を余儀無くされたと言う。
詳しくはこちらのリンク先を参照していただきたい。- また、ハバクックという語の更なる由来は旧約聖書の一部であるハバクク書である。
コキュートスは前述の通りギリシャ神話に由来するが、
「神曲」はキリスト教文学の大作であり、旧約聖書からの繋がりもある。
- また、ハバクックという語の更なる由来は旧約聖書の一部であるハバクク書である。
- 類似武器の銘にもちゃんと由来はある。
- エスカルチャの方はスペイン語で霜のことを指す。
氷属性が付く点と、強化に万年霜が必要な点からこの名前が付けられたのだろう。
なぜスペイン語なのかに関しては、クレンザイトや万年霜が採れるMHFの樹海に生息するエスピナスもまた
スペイン語で「棘」と言う意味の名前であるため、それに倣ったのかもしれない。 - アクシオンの方は、天文分野における同名の未発見の素粒子が由来だろう。
ほとんど動いたり何かと反応したりすることが無く「ただそこにあるだけ」であると考えられており、
詳細は省くが科学者たちの間では通称「冷たい暗黒物質」とも呼ばれ、発見が急がれている。
氷属性武器になぜこんな名前が付けられたかに関しては、この通称が関係しているのかもしれない。
- エスカルチャの方はスペイン語で霜のことを指す。