氷牙竜ベリオロスを素材としたハンマー。
目次
概要
- MHW:Iで遂に登場したベリオロス素材のハンマー。
ウォーハンマーにベリオロスの刺々しい甲殻を張り付けたものとなっている。
性能
- ベリオ武器の例に漏れず低い攻撃力を高い会心率と斬れ味で補っているというコンセプトだが、
いかんせん攻撃力が低すぎるのでその2つではカバーしきれていないという致命的な欠陥がある。
ハンマーは特に物理攻撃力が重視される武器種なので、このコンセプトとは相性が悪い。
MHW:I
- ウォーターバッシュIVからの強化で入手できる。
大竜玉や漆黒の氷刃爪を用いて強化する事で「アイシクルバッシュII」となる。
性能は- MRハンマー最下位タイ攻撃力1248
- 氷ハンマーでは一番の会心率25%
- 属性値は氷属性360とそこそこ
- 斬れ味は白ゲージ30で、匠スキルでも紫ゲージは出ない
- スロットはレベル1が一つ
物理攻撃を重視するハンマーとしては会心率を加味しても攻撃力が低すぎ、
属性値もあまり高くないので属性運用もできない。
というか生産初期段階のアイスシェイカーと比べても
数値のほとんどが負けているか拮抗しているかという有様である。
一応、こちらの方が早く作成はできるが、そうなると今度は
攻撃力1196、氷属性480、レベル3スロット一つに白60を持つコキュートス改が
MR★3時点で登場する。*1
後述のポラリスバッシュへの強化元としてしか出番はないだろう。
MHRise
極寒の大地を粉々に打ち砕く
氷牙竜の大鎚。大地は氷雨と
なり心身まで凍てつかせる。
(アイシクルバッシュ)
氷牙竜の魂を宿したアイシクル
バッシュの強化型。立ち塞がる
万物を凍てつかせ、粉砕する。
(アイシクルシャーニエ)
- MHW初出でないモンスターの武器でありながらベース武器の変更すらなく続投。
残念ながら前作の特殊個体にあったような専用デザインはもらえなかった。
……この時点で前作経験者は嫌な予感がするが、その性能はおおよそ危惧した通りの内容だった。
- 下位ベリオロス狩猟でアイシクルバッシュIが、
下位ナルガクルガ狩猟でアイシクルバッシュIIがそれぞれ制作可能になる。
アイシクルバッシュIは序盤で作れるフローズンコアIIより攻撃力が10低い以外は
概ね上回っているので上位互換の性能。
アイシクルバッシュII(攻撃力100、会心率30%)*2は下位で作れるハンマーの中では
斬れ味が青まで出現している数少ないハンマーの内の一本となっている
(他にはカムラノ鉄鉤鎚IVやストライプストライクIなど)。- 同時期に圧倒的に攻撃力が高いゴシャベチャIも作れるが、
こちらはマイナス会心と斬れ味が短い緑しかないので継続力で劣る(攻撃力170、会心率-15%)。
ただ、アイシクルバッシュIIとの攻撃力差がありすぎて短い青を維持しても期待値ではこちらが低い。
また、無属性だがサイクロプスハンマーI(攻撃力160、会心率0%、斬れ味は長い緑)もあり、
こちらは期待値で30以上の差をつけられている。
そのため、よほど弾かれるのが嫌であるか
回転攻撃をひたすら連打する等の変わった使い方をしない限りこの二本でよいと言うことになるが、
正直下位ではガチガチに期待値を突き詰めるほど余裕の無い戦いをするほど難易度が高くないので、
作りやすさや見た目で武器を選んでしまっても構わない。
- 同時期に圧倒的に攻撃力が高いゴシャベチャIも作れるが、
- 最終強化アイシクルシャーニエの性能は
- 低すぎて話にならない攻撃力160
- それを底上げする会心率35%
- 悪くない長さの青ゲージ。匠2より白ゲージ
- ハンマーとしては少し低い氷属性27
- Lv1スロットは2つと増加
- 百竜強化は攻撃力強化IV、会心率強化II、氷やられ特効
長めの青ゲージと会心率、癖のない百竜強化といった長所はあるのだが、いかんせん素の攻撃力が低すぎる。
流行りの常闇に競おうとしても、
あちらの百竜強化が無く且つ青ゲージに落ちた状態だったとしても期待値で10以上の差がある。
また、氷属性ハンマーで比較するとゴシャガベチャが相手となるが、
あちらの攻撃特化の特徴がハンマーと見事に噛み合っており、
匠無しの物理期待値では全ハンマー中トップの大業物。やはり相手が悪いと言わざるを得ない。
ちなみに説明文には「万物を凍てつかせ、粉砕する」とあるが…
強化で化けると期待していたハンターの心を凍てつかせ、粉砕する結果に終わっているような気がしてならない。
- 他のベリオ武器には軒並み固有デザインが用意されており、
前作MHW:Iでも特殊個体ハンマーが専用デザインを貰っていた中、なぜか汎用デザインのままでの登場となっている。
そういった意味でも不遇気味な一振りであると言えよう。
MHR:S
氷牙竜の魂を宿したアイシクル
シャーニエの新型。立ち塞がる
万物を凍てつかせ、粉砕する。
(アイシクルシャーニエ)
常に冷気を纏い周囲を圧倒する
氷牙竜の鎚。狩り場も獲物も、
すべて凍てつかせ沈黙させる。
(アヴァランチリッター)
- MR帯にもきちんと続投し、どちらも新規銘となるアイシクルブランシェ→アヴァランチリッターと強化されていく。
新規銘が付いたことで大方予想は付いたかもしれないが、本作でも特殊個体ハンマーの固有デザインは貰えなかった。
- 最終強化形態であるアヴァランチリッターの性能は
- 今一つの攻撃力300
- 会心率35%は変わらず
- 十分な長さの白ゲージ。匠1より紫ゲージ
- 順調に伸びたが氷ハンマー全体から見ると低めの氷属性38
- スロットはLv1×2のまま
- 百竜装飾品スロットはLv1
勿論超会心運用にも向いており、匠で紫を出して超会心を載せれば
前作の宿敵であったゴシャ!ギガゴベチャ!を上回る物理火力を発揮できる。- …だが、このハンマーには性能面で落とし穴があり、
本作のベリオ武器の半数以上と共通の問題として百竜スロットがLv1止まりであり、
他氷ハンマーと比べると伸びしろがやや劣るのが欠点となっている。
- Ver.11からは傀異錬成で百竜スロットを拡張できるようになり、百竜スロットの問題は解決した…かに見えたが、
そうすると今度は基本性能を盛ったヒュペル=ダオラが目の上のたんこぶとして付きまとう。
- その後のアップデートのロードマップにて、「特殊個体モンスター」が明記されていたため、
もしかするともしかするかもしれない……などと予想されていたものの、
残念ながらVer.16に至るまでこの予想は当たらずに終わってしまう。
だがその代わりに、予想外の救いの手が現れた。
ハンマー専用の新百竜スキルにして必要スロット1の溜打強化である。
溜め勇でガンガン殴ってスタンを奪う運用なら傀異スロットを全て強化に回すことが可能になり、
火力でこそ種族特効や弱点特効【属性】に敵わないものの、拘束役になる分には十分実用的である。
もちろんマルチでは緩衝必須だが、他のスロ1ベリオ武器よりは大分恵まれているだろう。
ポラリスバッシュ
- ベリオロスの特殊個体である氷刃佩くベリオロスを素材としたハンマー。
デザインはアイシクルバッシュから一転、
ベリオロスの甲殻と毛皮を用いた純白の巨大メイスとなっている。
MHW:I
- 性能はというと
- アイシクルバッシュIIからかなり増加した攻撃力1404
- 代わりに低下した会心率15%
- 非常に高い属性値の氷属性660
- 斬れ味は素で紫20と非常に長い白、紫ゲージは匠スキルで延長が可能
- スロットは消失して全く無い
物理性能は赤龍武器の物理特化には及ばないものの、
皇金武器に並ぶ期待値となり、充分実用に耐えうるものとなった。
属性値も元から倍近くに増大して実用的なものとなっている。
- しかし、ずば抜けた物理性能とまではいかず、物理を重視するハンマーの性質もあって、
他の物理型ハンマーと比較すると後塵を拝することも少なくない。
とはいえ、生産武器の氷属性ハンマーとしては物理・属性共に充分。
氷属性が有利な相手用に作っておいて損は無いだろう。
- この武器にしかできない非常に重要な役割が1つ、対アルバトリオンの圧倒的な適正がある。
属性ダメージがエスカトンジャッジメントの抑制に繋がる特性上、この高い属性値は非常に魅力的である。
そして重要なのが、アルバの為だけに作成に手間の掛かる赤龍武器やマム武器を用意する必要はなくなる点。
現在はミラデモリッシャーが圧倒的物理でほぼ全てのハンマーを食っており、
赤龍武器やマム武器もほぼ全てのカスタムが例外なく食われている。
ポラリスバッシュも同様に物理面ではミラデモリッシャーに食われてしまうが、
こちらは生産・強化のみでサクッと作れるため対アルバ用と割り切って作るだけでも充分元は取れる。- ただし、氷刃佩くベリオロスはイベントクエスト限定の個体、
それも氷牙竜チケットが排出される歴戦個体の方に挑まなければならない。
よって、当初は思い立ったはいいがそのときは配信されていなかった……ということが起こりえた。- MHW:Iのアップデートが終了した現在であれば、イベントクエストは全て常に配信されているため、
この心配はしなくても大丈夫である。
- MHW:Iのアップデートが終了した現在であれば、イベントクエストは全て常に配信されているため、
- ただし、氷刃佩くベリオロスはイベントクエスト限定の個体、
余談
- 「ポラリス(Polaris)」は英語で「北極星」の事である。