火竜の素材を使って強化されたボーンブレイドの最終形の一つ。
メインシリーズとMHFに全く同じ銘の武器が存在するが、外見も素材も全く異なる。
目次
概要
メインシリーズ
- 雌雄の火竜亜種のG級素材から作られるアールヴリード、それをさらに強化した大剣で、
威厳ある蒼色と気品ある桜色が合わさった刀身を持つ。- 武器の説明文より、ブリュンヒルデという名前は「異民族の女王」という意味らしい。
同じく強化前のアールヴリードにも「妖かしの君主」という意味があるようだ。
- 武器の説明文より、ブリュンヒルデという名前は「異民族の女王」という意味らしい。
MHP2G
- 桜火竜大剣のブラッシュデイムと蒼火竜大剣のペイルカイザーに、
共通の強化先としてアールヴリードが追加、そこからブリュンヒルデへと強化する。
- しかし純粋な大剣の性能としてみるとやはりアーティラートが強敵である。
龍属性弱点が相手でも大剣のすべてのモーションにおいてあちらの方が火力は上であり、
溜め段階が上がるほどダメージの差は広がってしまう。
しかも斬れ味もあちらはあちらで抜群に良く、こちらと全く同じ紫40を持っている。
とはいえ此方には古龍の角を折りつつ紫40の安定性で立ち回ることができるという大きなメリットがあり、
使い分けが重要である。
- 龍属性大剣という枠で見ても、エンシェントPGが実はかなりの強敵である。
斬れ味はこちらより悪いものの火力はこちらを僅差で越えており、劣悪な会心率も抜刀術で補っている。
スロット・斬れ味で差別化するにも、今作の大剣テンプレと評判の金色【真】一式は
武器スロなしでも大剣三種のスキルを全て発動させられるし、
斬れ味に関してもあちらも紫20はあり、アーティラートを差し置いて龍を使いたい相手、
すなわち古龍の角折りに関しても、
大剣らしい抜刀溜め3による頭へのヒットアンドアウェイを行いやすい相手ばかりなので
斬れ味40という抜群の斬れ味も腐ってしまうことがちらほらある。
とどのつまり、スペックではこちらが優秀なのだが、実用を考えるとあちらの方が上になるケースが多い。- 尤もダメージ差がつくと言っても僅差なので、見た目で使うのもいいし、
こちらは優れた斬れ味から咄嗟のガードも許されやすいし、
金色【真】だとごく僅かに防御力が足りない場合*1、こちらの防御補正が活きるということも十分にありえる。
こちらは万人向け、あちらはコンマ1秒でも早い狩猟を目指す玄人向けといったところだろう。 - なお、エンシェントPGが強いのは、アーティラート用装備を使いまわす前提な事はお忘れなく。
武器スロ2を活かせば「攻撃力UP【小】」を追加できるので、同等以上(属性分高い)の火力となる。
代わりにアイテム使用強化などのスキルは外れるが、斬れ味2倍は実質業物相当なので快適さで上回れるはず。
- 尤もダメージ差がつくと言っても僅差なので、見た目で使うのもいいし、
MH3G
- MH3Gで夫婦亜種と共に復活。
今作ではジークリンデの強化を重ねてゆくことで、
ブラッシュデイム系を経てブリュンヒルデが完成する。
強化元のジークリンデを引き継いでか、龍属性ではなく毒属性を帯びた大剣となった。
- 性能はというと、攻撃力1200・毒属性380で、匠でそれなりの紫ゲージと良バランス。
さらにスロット3つを完備しており、毒大剣の中では総合的には最強クラスといえる。
しかし、毒大剣最強とはいえ、一撃の重みを重視する大剣としては攻撃力1200ではいささか頼りなく、
採用率もさほど高くはないようだ。
- MHP2Gとは打って変わって作成難度は最上級クラスであり、最終強化までにリオスの天鱗各1枚と、
入手の難しい金火竜の秘棘が1つ必要。
残念ながら実用性と釣り合っているとは言い難い。
- 同作には覚醒が必要で斬れ味が白しかない代わりに毒属性750と属性特化な大剣があるため、
ブリュンヒルデはあまり話題には上がらない。
MH4G
- MH4Gでも晴れて登場。上位のブラッシュデイムから改を経てブリュンヒルデで完成となる。
- ブリュンヒルデの性能は、攻撃力1296(武器倍率270)に毒450、会心率10%、斬れ味も匠で紫20、
そしてスロット2つと、バランスよく高水準でまとまっている。
大剣で毒属性はやや活かしづらいものの、あって損はないだろう。
- そして何と、こんな性能の大剣がG★1時点で作れてしまう。
勿論G★1段階でこの性能は破格。レア度も9なので極限強化もし易い。
おまけに火竜夫妻どちらの天鱗も使わない。大竜玉は使うが天鱗に比べれば圧倒的に楽であろう。
性能・作成可能時期・作成難易度いずれもかなり優秀なので、角王剣アーティラートまでの繋ぎ、
あるいはG級攻略そのものにおいて心強い一振りとなってくれるはずである。
- G級序盤で作成可能、大竜玉は使うが天鱗系の素材は必要ないという点では、
MH3Gの剛断剣タルタロスに近い立場と言える。
スロットが二つという点も共通している。
MHF
- 雌火竜武器ジークリンデの強化先に当たる大剣として登場。
雌火竜の素材で出来た刀身であるため緑色である。
なお、「ブリュンヒルデ」という武器名自体はこちらが初出となる。
- 攻撃力960と特に際立った性能でもないが、
要求素材は雌火竜の堅殻3個、雌火竜の上棘1個、カブレライト鉱石3個のみであり、
上棘さえ手に入ればHR31に上がってすぐに強化することができる。
ただしメモなどを使用したさらなる強化先は実装されず、ここで打ち止めとなる。- ちなみにMHFでは「タルタロスSP」という、白と黄の組み合わせの無属性SP大剣も存在する。
銀と金ではない。
扱う者を選ぶ、玄人仕様の業物。
- ちなみにMHFでは「タルタロスSP」という、白と黄の組み合わせの無属性SP大剣も存在する。
余談
- 上記の通り、作品ごとに素材や性能だけでなく派生経路も二転三転している。
しかし、元を辿ればいずれもボーンブレイド。奇妙なものである。
- ブリュンヒルデとは北欧神話に登場する戦乙女(ヴァルキリー)の一人の名前。
とある事情により神々の不老不死の肉体を失い、人間の英雄シグルドの妻となる運命にある美女。
また、ドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』ではアイスランドの女王の名前でもある。
ヴァルキリーブレイドの強化で製作できるレイア大剣ゆえのネーミングであろう。- もっとも、ブリュンヒルデは槍の名手であり、その大槍は
大剣とも盾とも見まごうばかりの巨大な槍先を持つ事から大剣に属されても違和感は無く、
防御の際には、まさしく大剣のガードの様な使い方をするため大剣での採用となったのだろう。
ちなみに、ニーベルンゲン伝説を下地とした別説『ヴォルスンガ・サーガ』では
盾の乙女の異名を持つが、ブリュンヒルデは槍の使い手に近いものの
MHのランスの様に槍と大盾を別々に所持している図像は極めて希少である。- なお、北欧神話の派生にしては珍しく
主要人物であるにもかかわらず、彼女の持つ槍には固有銘が無いため
他のゲームに於いても、彼女自身の名前がそのまま武器銘として使われるケースが多い。
分類がゲームによって槍だったり大剣だったりと揺らぎがあるのも共通している。
- なお、北欧神話の派生にしては珍しく
- もっとも、ブリュンヒルデは槍の名手であり、その大槍は