MHFに登場するガンランス。
目次
概要
鎧竜の素材を用いた銃槍。
持ち主は燃え盛る闘志を持つ。
《辿異武器》
- 辿異種グラビモスの素材から作られたガンランス。前書きすると“岩漿(がんしょう)”はマグマの和名。
武器銘もさしずめ「岩漿鎧銃槍」と呼ぶものと思われる。
- 火山の如く異常発達した極躰を持つ辿異種グラビモス武器は赤熱化した刀身や穂先が印象的だが、
この武器に限ってはそんなことより大筒そのものな馬鹿デカい砲身が目に付く。
というか形状的特徴がアベレージヒッター系列と殆ど同じである。毒ちくわならぬ焼きちくわだろうか。
もはやランスらしさは微塵もないが、属性ブレードや回転叩きつけが妙に様になるのが悔しい。- 実はアベレージヒッター系列と比較すると太さは同じだが、コチラの方が若干長い。
このアベレージヒッター系列も全シリーズを通してみても巨大な部類に入るので、
それを越えた岩礁鎧銃槍は全てのガンランスの中で最も巨大な砲身を誇ると言えるのかもしれない。 - あまりに大きすぎるせいなのか、納刀していると頭が武器にめり込んでしまう。
この武器に限ったことではないとはいえ、もはや担げているかどうか怪しい格好ではなかろうか。
- 実はアベレージヒッター系列と比較すると太さは同じだが、コチラの方が若干長い。
- 放熱板はなく、竜撃砲の使用後は砲身に空けられた冷却穴が赤熱する構造。
剥き出しの金属部品やダクトのパーツと相まってビッグスラッガー以上にブースターらしさを感じる。
性能
岩漿鎧銃槍カルセド→岩漿鎧銃槍オニクシス→岩漿鎧銃槍クリスタ→岩漿鎧銃槍ダイモンド
- 生産直後の性能は攻撃力1150、火400、爆破200、白80(紫30+空20)、放射型Lv6。
斬れ味は属性ブレードで補えるとはいえ、繋ぎながら使うには少々厳しいか。
- 最終段階となる“岩漿鎧銃槍ダイモンド”の性能は以下の通り。
- 通常属性の辿異武器ガンランスの中でも高水準な攻撃力1288。
- 辿異武器ガンランスとしては妥当な火1100。
- 双属性らしく高すぎず低すぎない爆破400。
- 斬れ味は白80紫30空20(延長有)。ただし白以下は橙→赤。
- 砲撃タイプは放射型Lv9。三つの武器スロットも当然完備。
- レア度12の辿異武器では初となる《ガード性能強化+1》の辿異スキル。
- 余談だが、グラビモス製のガンランスが双属性武器にされたのはこれで四度目になる*1。
どのガンスも微妙な評価で終わってないかって? 縁起が悪いからやめさない。
- ガードめくりを狙う攻撃は増えたが、辿異種になってもガンランサーに優しい相手なのは相変わらず。
極滅竜砲が部位破壊と関係ない部位に吸われることが割とよく起きる点には注意する必要があるものの、
耐震強化とガード性能+3とガード不可攻撃の対処方法を押さえておけば厳しすぎることもない。
部位破壊の箇所も少ない方なので、作成難度は相対的に低い部類に入るだろう。
- 今までは天廊武器以外の武器では存在しなかった《ガード性能強化+1》を持つのが最大のセールスポイント。
既に実装されている火属性のライバル達と差別化を計るにも、この特徴を見逃す手はない。
比較
- ダイモンドの対抗馬となる相手は辿異種リオレウスの“火竜猛銃槍リオフロガ”。またお前らか。
他には属性値の伸び幅が一際高い“テラルベルンチャ”も気になる相手。以下は性能の比較。
武器名 | 攻撃力 | 属性値 | 会心率 | 斬れ味(匠) | 砲撃 | 辿異スキル |
---|---|---|---|---|---|---|
岩漿鎧銃槍ダイモンド | 1288 | 火:1100 爆破:400 | 0% | 紫30空20 (空50) | 放射型Lv9 | 《ガード性能強化+1》 |
火竜猛銃槍リオフロガ | 1288 | 火:1500 | 0% | 紫70空30 (空50) | 通常型Lv9 | 《属撃強化》 |
テラルベルンチャ | 1283 | 紅魔:1020 (火:1530,龍:510) | 0% | 白50紫40 (紫10空40) | 拡散型Lv9 | 《スキル枠拡張+1》 |
- ※紅魔属性=火属性150%+龍属性50%
- 複属性を含めると比較対象は増えるが、武器倍率や実質的な属性値などの差は薄いので割愛。
- 比較を行う上でダイモンドが特筆すべきは辿異スキルが装備構築の助力になる効果という点。
“ガード性能強化+1”の辿異スキルはガンランスの立ち回りを大きく変える効力がある一方、
スキル枠拡張や雌伏強化などに辿異スキルの枠がとられていることも少なくない。
故に「要塞(=ガード性能)は発動しているけどガード性能強化は忘れてた」という抜け落ちも起きやすく、
強力だが ある程度優先させる必要がある、一種の懸念材料になりうる辿異スキルでもある。
ダイモンドの辿異スキルは、そうした装備構築の負荷を和らげられる力を持っているのだ。- 特に有用なのはスキルカフでガード性能強化を賄っている装備構成であり、
空いたスキルカフのスペースで様々なスキルカフ(=辿異スキル)の換装が出来るようになる。
必要になりそうな保護強化辿異スキルを相手に応じて変えるような扱い方も可能で便利かつ強力。 - 二段階式の辿異スキルなので該当スキルの調整次第では防具やカフで効果が重複しても有効。
現環境の例だと要塞+1(SP+10)で最大の効果が発揮するため、スキルポイントの倹約に繋がる。
ランナー効果までは強化されないけど、細かいことは気にしない。
ただし、要塞+1から要塞+2にするために必要なSPは+5であり、
要塞5Pの代わりに限られた辿異スキルを割くのは少々もったいない。
また、「要塞+2&ガード性能強化+2」の組み合わせは余剰になるので注意。 - 当然ながらガードを一切行わないプレイスタイルでは無意味な効果になる。
(再評価されたとはいえ)現在でも諸々の事情でガードを切るプレイヤーも少なくはない点もあり、
自らのプレイスタイル次第でどちらを使うか選ぶことも重要。
- 特に有用なのはスキルカフでガード性能強化を賄っている装備構成であり、
- 辿異スキルが優秀な反面、属性値はリオフロガなどと比べると低めに設定されており、
炎寵スキルの属性強化を含めた差は“480*2”と結構大きめ。シジルを加えると更に広がる。
属性砲や属性ブレードもダメージソースに含めるとなると軽視し難い問題になりうるか。- ダイモンドは放射型なので極滅竜砲との相性は良いが、連撃砲は一カ所に纏まらず威力が分散しやすい。
結局どの方法でも撃つ手間と威力が釣り合わないことが多いので、属性砲の活用は諦めるべきだろう。
自身の属性砲理論が後継に伝わらなかったモアダークの心境や如何に。 - 爆破属性の蓄積値も決して低くはないが、ソロでは5分に一回爆破するかどうかという微妙な数値。
威力はともかく蓄積判定の不安要素も含めると過度の期待は禁物といったところ。
- ダイモンドは放射型なので極滅竜砲との相性は良いが、連撃砲は一カ所に纏まらず威力が分散しやすい。
- 火属性に高い補正が掛かるテラルベルンチャもリオフロガと近い比較結果となるが、
幸いテラルベルンチャの辿異スキルはスキル枠拡張であり、
用いる装備次第でどちらが必要かは変わってくるため差別化は可能。
最後の相違点である斬れ味ゲージはいずれもスキルや砥石によるリカバーが十分効くので、
これらは辿異スキルの重要性と属性値(と砲撃タイプ)で使い分けることになるだろう。
強いて言えば、属性シジルや辿異スキルを使わない場合は3つの中ではリオフロガが安定した強さを見せる。
- MHF-ZZ現在では辿異進化武器や青天廊武器、数々の辿異武器の実装もあってか
武器カテゴリの発足で起きたような強烈なインパクトは残せてはいない。
それでも他のガンランスでは満たせない需要を満たせる力があるのは確かだろう。その個性的な風貌も含め。
余談
- 武器銘の後ろ半分は実在する宝石が由来だろう。以下は由来となった宝石の一覧。
ちなみにカルセドニーとダイヤモンドは前半分と合わせると10字の文字数制限に引っかかる。- カルセド:カルセドニー
- オニクシス:オニキス / オニックス
- クリスタ:クリスタル(水晶)
- ダイモンド:ダイヤモンド
- 岩漿鎧銃槍の風貌がアベレージヒッター系列とよく似ているのは冒頭の通りだが、
狩人祭武器でもない辿異武器が既存の武器と似通った例は殆どない。流用したケースはあるけど。
あのガンランスも密かな人気があるのだが、内部にもそういったファンがいるのだろうか?
まさか代理出席させるためにこのような形にしたわけではあるまいな。