「キリング・フィールド・サップーケイ」

Last-modified: 2021-07-26 (月) 03:17:02

Togetterまとめ

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登場人物


あらすじ

彼の胸にはサップーケイが形作られ、侘しい風が吹き始めていた。

 

ネオサイタマで殺し屋稼業に生きる邪悪なニンジャ、デソレイション
この日の獲物は、大手映画会社から公開前の大作映画を盗む程のワザマエを持つハッカー、「ハッカー・バロン」ことヒロシ・ヤスオ
傭兵の護衛がついているようだが、問題はない。いつも通りコッポ・ドーの奥義で葬り去るのみ。

 

……なぜ自分は殺し屋を続けている?なぜオイランを抱く?なぜ金など……ドージョー・ヤブリなど……。
理由などもはやどうでもいいことだ。彼の心には荒々しきショドー風景画のごとき「サップーケイ」しかなかった。
自分はあの日からニンジャとなった。ニンジャはそう生きるしかないのだ……。

 

クライアントに仕事の結果報告中、乱入するドージョー・ヤブリ、そしてニンジャ、そしてニンジャ!
どいつもこいつも、くだらねえ……死出の旅の道連れだ、カラテしようじゃねえか。

 

サツバツたるマッポーの世、そこですべてを失い、サップーケイな心象風景を持つに至った殺し屋は、旅路の果てに一体何を見るのか。
兎にも角にも見逃せない、サツバツバトルアクション!男性ヘッズはファウルカップ装着で見るべし!


解説

暗黒非合法探偵の戦いは続く。今宵の敵は恐るべき人体破壊武道コッポ・ドーの使い手であるデソレイションだ。
ただ成り行きと己の刹那に任せるまま、殺風景な灰色の世界を生きる堕落武道家。そんな彼が作り出す「殺戮空間・サップーケイ」はどんな幻想をニンジャスレイヤーに突きつけるのか?
第3部エピソード人気投票では第9位にランクインを果たした。

 

物理書籍版では「不滅のニンジャソウル#3:キリング・フィールド・サップーケイ」に表題作として収録。



「……これは……」ニンジャスレイヤーは、コメント欄が生み出したモノクロームのネタバレリージョン荒野に引きずり込まれていた。
  • 直観的には『エキセントリック少年ボウイ』みたいなサブタイだが、意訳が良い -- 2014-11-03 (月) 21:03:27
  • 夢枕貘のアトモスフィアがあるこのエピソードは、この俺のバイブル。異論はボールブレイカー。 -- 2014-11-04 (火) 00:35:25
  • 何とも救いようがない話だ…劇中にあった通りまさに全てはインガオホーか… -- 2015-02-03 (火) 21:53:01
  • 自分がもう少し若ければ、最後の結末に不満を持っていただろう。だが今ならこれでいいとわかる。このエピソードには一切の救いは必要ないのだ。ただひたすら、サップーケイであればそれでこの話は完結するのだ。インガオホー! -- 2015-04-15 (水) 22:37:44
  • 最後にワモ=サンも病院で静かに息を引き取った…みたいな美しい虚無的な締めよりある意味救いがあるんだよなさ。荒涼なサップーケイを、猥雑な汚らしさで〆る。素晴らしいワザマエ -- 2015-05-30 (土) 19:39:45
  • 「君たち若い子はね朝から晩まで薬物とIRCをやりすぎです」からの「 [star] でもお薬と機械ありますからね。 好き -- 2015-09-28 (月) 18:57:33
  • アニメ、または漫画で観てみたい話であり、同時にまた視覚化されるのが恐ろしい話でもある。まずは書籍版の挿絵が楽しみ。 -- 2015-11-11 (水) 11:23:04
  • 書籍版ヤッター! -- 2015-11-11 (水) 17:34:21
  • 書籍版の口絵が -- 2015-12-05 (土) 19:09:57
  • アイエッ 途中送信! 尋常じゃなく恰好よかった -- 2015-12-05 (土) 19:11:11
  • 同意ですね。これ単品だけでも欲しい位にカッコいい・・・ -- 2015-12-15 (火) 14:36:24
  • 最初アマクダリ系のニンジャを殺しはしたがアマクダリそのものには牙を剥いていないデソ=サンに対し、最終的にアクシス勢を複数投入するあたりにアマクダリの執念深さを感じたことだなあ。ソウカイヤ時代も敵対の意志は見せていないヤモト=サンを執拗に付け狙っていたし、暗黒組織とは概してそういうものなんだろうか -- 2015-12-23 (水) 07:52:21
  • アメリカでもいわゆる「タマヒュン」という感覚があるのだなあと冒頭部分を読んで思った -- 2015-12-26 (土) 21:20:32
  • ↑紳士ならば全国共通であろう -- 2015-12-26 (土) 21:52:47
  • サップーケイは墨色の研ぎ澄まされた殺風景であったがネオサイタマもまた極彩色の猥雑な殺風景であるのだと感じさせる寂寞とした結末であった…… -- 2015-12-29 (火) 20:38:12
  • 実況を読んでいたら、とある女性ヘッズが「無いはずのボールがタマヒュンした」との感想を -- 2016-04-21 (木) 20:26:39
  • ブッダに三度は無いとはいうが、ネオサイタマのブッダには三度はおろか二度目も無いのか。 -- 2016-05-23 (月) 08:21:43
  • 胸糞悪いはずのオチが逆に清々しくもある。というか誰も報われない結末があるからこそサップーケイでの死闘が映えるのだなあとも。 -- 2016-05-24 (火) 23:19:05
  • コロスクランは全員サップーケイが使える同士だけど絶対に共闘出来ないのが凄い皮肉めいててスキです。 -- 2019-10-19 (土) 08:44:07
  • 自我科のドクターみたいな人達って月破砕後にニンジャの存在が公になったらどんな反応したんだろう?それでも頑なにニンジャの存在を信じず否定し続けたのか、NRS死したのか・・・・よくも騙してたな!と怒った患者達に囲んでボーで叩かれなかったのかな? -- 2020-09-18 (金) 22:45:35
  • 往々にしてヒーロー物が避けられない「人には救われる価値があるのか」というテーマを直接コトダマにすることなく描いた正に墨絵の如きエピソード。だがジーザスVの作製はすでに決定していた -- 2021-04-27 (火) 07:28:26