◆忍◆ ニンジャ名鑑#0028 【エゾテリスム】 ◆殺◆
デジ・プラーグ(プラハ)を牛耳る邪悪な魔術ニンジャ。サンズ・オブ・ケオスの一員。ハッカーカルトが構築した電子インフラを基盤に、遠隔都市でオヒガン・ボムを用いた大量殺戮を行い、犠牲者の生命をサクリファイス・ジツで収穫する。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0028【エゾテリスム】◆(プラス記事)
登場エピソード 
「もはやこれは既定のシステム。破壊し、力を得、エメツを産む」
人物 
- 旧チェコ共和国のデジ・プラーグを牛耳る、サンズ・オブ・ケオスに所属する魔術ニンジャ。
- 元々はギルドに属さぬはぐれ魔術師であったが、投資ベンチャーと結託することによってジプシー・ウィッチの団体「無限遠」を乗っ取り、その中核を掌握するに至る。この過程においてコルヴェットの想い人であるルツィエを手中に収めた。
- 恐らくこの投資ベンチャーにはエゾテリスムのビジネス・パートナーであり、同じくサンズ・オブ・ケオスに所属するデシケイターが関わっていると思われる。互助組合という性質を持つサンズ・オブ・ケオスならではの繋がりといえるだろう。
- 「無限遠」が構築した電子インフラを利用して大規模テロを繰り返しており、何社ものメガコーポが彼に賞金を懸けるほどの事態となっている。作中ではキョート・リパブリック、ローマ、ベルリン、ムンバイを標的地としてテロを引き起こした。
- 彼にとってサツガイとの接触は眩しい「全知」の瞬間であり、後には哀しみが残ったとのこと。しかし彼はサツガイに授けられた力によってその瞬間を永遠のものに固定出来ると確信しており、何度もサツガイに接触しようとしているブラスハートを愚かな男と評している。
- ニンジャスレイヤー名鑑カード
にて、サバト・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。
外見 
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると身長172cm。深紫のニンジャローブを身に纏う。
- 首筋に生体LAN端子を埋め込んでいる。
元ネタ・考察 
- エゾテリスム(esotericism)は「秘教」の意味。
ワザ・ジツ 
- ジツを主体とするニンジャではあるが、後述のサクリファイス・ジツによってニンジャスレイヤーとのカラテ応酬を制するほどの力を手に入れている。
- また、ニンジャを触れずに爆発四散させるというネンリキめいたジツも披露している。
サクリファイス・ジツ 
- 殺害した相手の命を糧にして力を得るジツ。
- 同じジツの使い手であるディヤーザルと同様に、犠牲者の身体から湧き出す黒い霧を吸い込むという形で力を得ている。
- エゾテリスムは後述のオヒガン・ボムとの併用で夥しい数の人々の命を吸収しており、コルヴェットらの前に姿を現した時には身体の輪郭が黒く煮えたぎっているほどであった。
オヒガン・ボム 
- サツガイに授けられた力であり、エゾテリスムに大規模テロを可能たらしめるジツ。
- デジ・プラーグという都市、そして「無限遠」が構築した電子インフラと結び付くことによって絶大な威力を発揮する、文明の簒奪者たるニンジャならではのワザにしてフーリンカザンの極北に位置するジツである。
- 事実上の人間爆弾であるアプレンティスに「沌」の印を刻み、標的地へと送り込む。
- デジ・プラーグ2上に模倣されたウキハシ・ポータルの概念を利用することによって、標的地の上に擬似的にデジ・プラーグ2と同一レイヤーの次元を設定する。
- つまり、デジ・プラーグとウキハシ・ポータルで繋がっている都市全てがオヒガン・ボムの標的地となり得るということである。
- UNIXデッキに接続し、「オヒガンの一側面」あるいは「コトダマ空間の一角」であるデジ・プラーグ3からデジ・プラーグ2へと電子的に干渉する。
- デジ・プラーグ2は現世のデジ・プラーグ1を精巧に模した電子世界であり、それ自体は箱庭に過ぎないが、その相似故にデジ・プラーグ3からデジ・プラーグ2への電子的干渉はデジ・プラーグ1にも影響することとなる。
「……わからん!」――デシケイター
テレポーテーション攻撃 
- 爆発を伴って瞬間移動するという謎めいたワザ。作中では聖ヴィート大聖堂のメインタワーから南塔まで瞬時に移動してみせた。
- 「UNIXを媒介して出現したように見えた」という記述があり、かつてエシオ・カタリが行ったUNIX間移動との関連性が伺われる。
ストーリー中での活躍 
- デシケイターとビズをしていたところに「サツガイと二度接触したニンジャ」であるブラスハートの訪問を受け、彼が求めている<髄>を渡す。彼が去った後はビジネス・パートナーのデシケイターにムンバイでオヒガン・ボムが爆発する様を見せるというプレゼンテーションを行った。
- その後ニンジャスレイヤーの強襲を受けるも爆発と共に消失し、南塔でルツィエを救い出そうとしていたコルヴェットとコトブキの前に突如姿を現し彼らを嘲る。だが、ニンジャスレイヤーは先代の記憶の片鱗に助けられて脱出を果たしており、コルヴェットがUNIXデッキに放った飛び蹴りに狼狽した隙を突かれて窓の外から飛び込んできたニンジャスレイヤーに渾身のアンブッシュを喰らい、塔の外へと弾き出される。
- しかし、その後のカラテ応酬ではサクリファイス・ジツの力でニンジャスレイヤーに押し勝ち、首を締め上げてとどめを刺さんとする。だがその時、エゾテリスムのニューロンにニンジャスレイヤーの灼熱の憤怒が押し寄せ、全身を循環するサクリファイスしたモータルの怒りに苛まれるという異常事態が発生してしまう。
- 死が間近に迫ったエゾテリスムは自らの身体を触媒にオヒガン・ボムを発動してニンジャスレイヤーをオヒガンに衝突させて殺し、さらにニンジャスレイヤーをサクリファイスすることで死を免れるという最後の手段に出るが、コルヴェットとニンジャスレイヤーの連携によって何も巻き込むことなく独り死亡した。
- 犠牲者の命を糧にして力を得るエゾテリスムにとって、ニンジャの犠牲になった人々の怨念の集合体であるナラク・ニンジャは致命的に相性が悪い相手といえる。彼とニンジャスレイヤーのイクサは、第4部において改めてナラクの特異性を浮き彫りにするものであった。
一言コメント
- 記事作成オツカレサマドスエデジ・プラーグ…というかオヒガン・ボムの手順が複雑ですな。 -- 2017-03-30 (木) 03:31:10
- >「モータルの怒りを知れ!」 前回はウキヨの怒りを受けて今回はコレ。だんだんと個人的な復讐心以外の怒りをもってニンジャをスレイするようになってきてる。本当の意味でのニンジャスレイヤーになりつつあるのか。ナラクの思惑通りになってソウルに呑まれてしまうのか、先代のように手綱を己自身で握り続けれるのか -- 2017-03-30 (木) 03:57:02
- サヨナラすら言えぬインガオホー。ナムアミダブツ -- 2017-03-30 (木) 04:53:13
- 前振りの割には結構あっさり倒されたな~と思ったのと同時にナラクがいかに特殊で規格外な存在かを思い知らされたことであった -- 2017-03-30 (木) 14:52:24
- ここで改めて解説されると、オヒガン・ボムはD4Cに近い能力と構造であるな -- 2017-03-30 (木) 16:45:20
- ↑デジ・プラーグ2が傷つけられるとデジ・プラーグ1傷つくということはスタンドと本体の関係の方が近そう。まあ自分の理解度はデシケイター=サン並だ -- 2017-03-30 (木) 18:26:00
- アプレンティスを起点にオヒガンを現実に重ねながら召喚。同次元に同じ座標に二つ以上のモノは存在できないから片方ないし両方が弾かれる。その時の衝撃でどちらをも破裂させるのかね -- 2017-03-30 (木) 19:17:19
- 実際強かったんだろうけど、モータルの命を糧に自己を強化してたからナラクとの相性は最悪だったんだろうか -- 2017-03-31 (金) 15:15:13
- ニンジャ史上最悪の詰み相性やね。強奪した燃料をタンクに並べて無限資産気取ってたら爆弾屋が来た。ダイヤグラム9:1。ナラク自身が手綱握ってるか、フジキドかだったら10:0付く。 -- 2017-04-01 (土) 00:27:56
- 欲望のために搾取した命が原因でサヨナラもなくオヒガンへ。正しくインガオホーな。 -- 2017-04-01 (土) 01:40:50
- ジツ系ニンジャながらマスラダを力で押すくらいだし相手がナラクを宿したそんざいじゃなきゃ相当強かっただろうな。まあ、相性が悪ければすぐしぬしカラテのみがそれを覆す、それこそがニンジャのイクサであることだけど。 -- 2017-04-01 (土) 23:25:10
- あいつオヒガン・ボムの話になると早口になるの気持ち悪いよな -- 2017-05-14 (日) 12:44:58
- 『爆発を伴う瞬間移動』こそがサツガイから授けられたジツで、大規模破壊を可能にするオヒガン・ボムはあくまでその派生なんじゃないかと思った。 -- 2017-06-29 (木) 12:25:06
- ↑どっちが大元かはともかくそのセンはありそうですネー。あるいは元々持っていたサクリファイス・ジツと与えられたジツが融合した結果がオヒガン・ボムなのかもしれない。ジツの融合には前例もありますし。 -- 2017-06-29 (木) 16:29:27
- ↑自爆しようとしたときの描写からオヒガン・ボムとサクリファイス・ジツに関係はない。オヒガン・ボムで大量殺戮することで効率よくサクリファスしてるだけ。さらに言えばオヒガン・ボムで大量殺戮を可能たらしめてるのはデジ・プラーグ2,3との組み合わせによるもの -- 2017-06-29 (木) 17:07:23
- オヒガン・ボムの破壊原理って要はD4Cと同じって事かね -- 2017-08-13 (日) 07:02:25
- オヒガン・ボムというよりもオヒガンと現世を重ね合わせる、境界をなくすのが授けられたジツの本質では? それをデジ・プラーグ2という特定領域内では安定した疑似オヒガンと同一レイヤ上に標的を干渉させることに利用し、そこにデジ・プラーグ -- 2017-08-13 (日) 11:07:45
- 途中送信失礼) そこにデジ・プラーグ3/オヒガンとデジ・プラーグ2/標的の境界をなくして衝突させることで空間自体がぶつかるエネルギーがオヒガン・ボムとして炸裂する。サクリファイス・ジツはその境界を無くす範囲を広げるブースターで、UNIX移動も境界を無くすことでコトダマ空間と現実を結んで移動していると考えるとスッキリできる。 -- 2017-08-13 (日) 11:12:48
- ……わからん! -- 2017-08-13 (日) 12:30:42
- オヒガン・ボムの原理については同意するけど、単純にデジプラーグ周りはオヒガン・ボムとサクリファイス・ジツの遠隔化を可能にする通信トンネル替わりじゃないかな?ウキハシポータルの概念の利用と電子的な干渉と作中で言ってたし -- 2017-08-15 (火) 15:41:14
- ↑デジプラーグ3と1をぶつけるために、プロセスのクッションとして2を経由させることでよりジツの行使をしやすくする意図もあったかもしれないデスネー -- 2017-08-15 (火) 16:22:41
- ↑2 ボム化したアプレンティスを発火点に現世とオヒガンを衝突させるとある。デジプラーグを悪用した大規模破壊を引き起こすための着火剤がオヒガン・ボムってことだと思う。ウキハシポータルの概念の利用はウキハシとつながっているところからデジ・プラーグ2を広げることができるってこと -- 2017-08-15 (火) 17:19:51
- オヒガンとデジ・プラーグ2の境界をなくすとか、ウキハシ・ポータルの利用とか、まるで見てきたことのように語る…フィクションのあくえいきょうだ! -- 2017-09-29 (金) 21:29:11
- 相性で瞬殺されたけど普通に考えたら各部の中ボスクラスでもおかしくない強さだよな。これ。 -- 2018-01-20 (土) 00:25:42
- ↑なに!?エゾテリウムは中ボスではないのか!? -- 2018-08-23 (木) 15:57:09
- ↑なに!?エゾテリウムは中ボスではないのか!? -- 2018-08-23 (木) 15:57:09
- ↑なに!?エゾテリウムは中ボスではないのか!? -- 2018-08-23 (木) 15:57:25
- ↑グワーッ三連投!ケジメします! -- 2018-08-23 (木) 15:58:08
- ↑謎のニンジャ・エゾテリ「ウ」ム! さては、ブンシン・ジツの使い手ですね!? -- 2018-08-23 (木) 16:18:11
- サクリファイス・ジツが対象の直接殺害による即座のドレインなら、サバト本人のオファリング・ジツは準備が必要なもののストックと任意発動(供物の自死)可能な大容量サブタンクといった所でしょうか -- 2019-03-25 (月) 19:13:09
- ↑予備の任意エネルギータンクの。 -- 2019-03-26 (火) 08:15:17
- 一種の類感呪術よね、要するに。 -- 2019-12-21 (土) 14:11:05
- 街一つ覆い尽くせる特大の藁人形から、大陸の向こうまで届く導火線を伸ばして、オヒガンから死の呪いを送りつけると言う、リアル平安時代めいた発想のジツ -- 2019-12-21 (土) 14:17:13
- しかしこいつ、やろうとしてた事は忍殺世界の中でもトップクラスの狂人(全人類を生贄にし自分は神になる)な… -- 2019-12-31 (火) 01:47:20
- 核爆発が恒星を動かす原動力となってるように、オヒガン・ボムが自然界でも天体現象として起こりうることも考えられるのでは?それと4部では科学においてもオヒガン理論が研究されてるらしいから、そのうちジツではなくテックでオヒガン・ボムを再現した兵器が開発される可能性も否定できない。 -- 2020-03-21 (土) 02:39:54
- いやむしろ忍殺世界の恒星の何割かは、核融合だけではなくオヒガン・ボムやカラテエンジンの作動原理でも動いてるのではないだろうか? -- 2020-03-21 (土) 02:44:01
- SOC編読み返したんだけどこいつ破壊規模がやばすぎて一番印象に残った -- 2023-01-20 (金) 02:09:02